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あえ【△和え・×韲え】あへ🔗🔉

あえ【和え・×韲え】あへ あえたもの。あえもの。「なすのごま―」

あえ【×饗】あへ🔗🔉

あえ【×饗】あへ ごちそう。供応。「御―を奉りき」〈播磨風土記〉

あえか🔗🔉

あえか [形動][ナリ]か弱く、頼りないさま。きゃしゃで弱々しいさま。「―に咲く花」「まだいと―なる程もうしろめたきに」〈源・藤裏葉〉

あえぎ【×喘ぎ】あへぎ🔗🔉

あえぎ【×喘ぎ】あへぎ あえぐこと。また、あえぐ声。喘息(ぜんそく)。〈和名抄〉

あえ・ぐ【×喘ぐ】あへぐ🔗🔉

あえ・ぐ【×喘ぐ】あへぐ [動ガ五(四)]《古くは「あえく」》苦しそうに、せわしく呼吸する。息を切らす。「急な坂を―・ぎながら登る」重圧や貧困などに苦しみ悩む。「不況に―・ぐ」

あえくに‐じんじゃ【敢国神社】あへくに‐🔗🔉

あえくに‐じんじゃ【敢国神社】あへくに‐ 三重県上野市にある神社。祭神は敢国津神(あえのくにつかみ)。伊賀国一の宮。

あえ‐しらいあへしらひ🔗🔉

あえ‐しらいあへしらひあいしらい」に同じ。「かく異なる事なき―ばかりを慰めにては」〈源・若菜下〉

あえ‐しら・うあへしらふ🔗🔉

あえ‐しら・うあへしらふ [動ハ四]あいしらう」に同じ。「煩はしとて、ことに―・はず」〈紫式部日記〉あいしらう」に同じ。「言少(ことずく)なに言ひて、をさをさ―・はず」〈源・若紫〉あいしらう」に同じ。「切り大根(おほね)物の汁して―・ひて」〈かげろふ・上〉

あえ‐ず【△敢えず】あへ‐🔗🔉

あえ‐ず【敢えず】あへ‐ 〔連語〕《動詞「あ(敢)う」の未然形+打消しの助動詞「ず」が固定して用いられたもの》(動詞の連用形に付いて)十分にしおえることができないで。…しきれないで。「涙もせき―語り続ける」「取るものも取り―駆けつける」(動詞の連用形に係助詞「も」が付いた形に付いて)…しきらないうちに。…するや否や。「涙を拭(ぬぐ)いも―静かに床からすべり出た」〈有島・クララの出家〉

あえ‐づくり【△和え作り・×韲え作り】あへ‐🔗🔉

あえ‐づくり【和え作り・×韲え作り】あへ‐ 小さく切った魚肉などをあえて作る料理。ぬたあえの類。

あえ‐て【△敢えて】あへ‐🔗🔉

あえ‐て【敢えて】あへ‐ [副]《動詞「あ(敢)う」の連用形+接続助詞「て」から》やりにくいことを押しきってするさま。無理に。「言いにくいことを―言おう」(あとに打消しの語を伴って)特に取り立てるほどの状態ではないことを表す。必ずしも。「―驚くにはあたらない」打消しを強める。少しも。全く。「―然(そ)うで無いです」〈鏡花・日本橋〉

あえ‐な・い【△敢え無い】あへ‐🔗🔉

あえ‐な・い【敢え無い】あへ‐ [形]あへな・し[ク]もろく、はかない。あっけない。「―・い最期を遂げる」「―・く負ける」どうしようもない。しかたがない。「みづから額髪(ひたひがみ)をかきさぐりて、―・く心細ければ、うちひそみぬかし」〈源・帚木〉張り合いがない。手ごたえがない。「―・きまで御前(おまへ)許されたるは」〈枕・一八四〉

あえ‐なむ【△敢へなむ】あへ‐🔗🔉

あえ‐なむ【敢へなむ】あへ‐ 〔連語〕《動詞「あ(敢)う」の連用形+完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」》がまんしよう。差し支えはないだろう。よかろう。「赤からむは―」〈源・末摘花〉

アエネイス【Aeneis】🔗🔉

アエネイス【Aeneis】 古代ローマの詩人ウェルギリウスの未完の長編叙事詩。一二巻が現存。英雄アイネイアスを描く。

あえば‐こうそん【饗庭篁村】あへばクワウソン🔗🔉

あえば‐こうそん【饗庭篁村】あへばクワウソン一八五五〜一九一二]小説家・劇評家。江戸の生まれ。本名、与三郎。号は竹の屋主人。江戸戯作文学系の作家。小説「当世商人気質」、「竹の屋劇評集」など。

あえ‐もの【△肖え者】🔗🔉

あえ‐もの【肖え者】 感化されて似ているもの。「妙法寺の別当大徳(だいとこ)の、産屋(うぶや)に侍りける、―となむ嘆き侍りたうびし」〈源・常夏〉似せたいと思うもの。あやかりもの。手本。「年ごろ持たせ給へりける(物ヲ)取り出でさせ給ひて、やがて―にもとて奉らせ給ふを」〈大鏡・師輔〉

あえ‐もの【△和え物・×韲え物】あへ‐🔗🔉

あえ‐もの【和え物・×韲え物】あへ‐ 野菜・魚介などを、味噌・酢・ごま・からしなどでまぜ合わせた料理。

あ・える【△和える・×韲える】あへる🔗🔉

あ・える【和える・×韲える】あへる [動ア下一]あ・ふ[ハ下二]《他と合わせる意の「合う」から》野菜や魚介などに酢・味噌・ごま・からしなどをまぜ合わせる。「青菜をごまで―・える」まぜかえす。ごたごたする。「かりそめの事もお目出度いお目出度いで―・へる」〈咄・機嫌嚢・一〉

あ‐えん【亜鉛】🔗🔉

あ‐えん【亜鉛】 亜鉛族元素の一。単体は銀白色の金属で、湿った空気中では灰白色となる。酸にもアルカリにも溶解する。乾電池の陰極、鉄板にめっきしてトタン板として、また、真鍮(しんちゆう)や洋銀などの合金に使われる。元素記号Zn原子番号三〇。原子量六五・三九。ジンク。

あえん‐か【亜鉛華】‐クワ🔗🔉

あえん‐か【亜鉛華】‐クワ 酸化亜鉛

あえんか‐なんこう【亜鉛華軟×膏】アエンクワナンカウ🔗🔉

あえんか‐なんこう【亜鉛華軟×膏】アエンクワナンカウ 亜鉛華を一〇〜二〇パーセント含む軟膏。湿疹(しつしん)など皮膚病に用いる。

あえん‐てっぱん【亜鉛鉄板】🔗🔉

あえん‐てっぱん【亜鉛鉄板】 トタン板。

あえん‐とっぱん【亜鉛凸版】🔗🔉

あえん‐とっぱん【亜鉛凸版】 亜鉛板を写真製版法により硝酸で腐食して画像を出した凸版。ジンク凸版。

あえん‐ばん【亜鉛版】🔗🔉

あえん‐ばん【亜鉛版】 亜鉛を材料とする印刷版。写真凸版やオフセット印刷に使用。ジンク版。

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[音]カン [訓]あえ‐て [部首]攴 [総画数]12 [コード]区点    2026      JIS   343A      S‐JIS 8AB8 [分類]常用漢字 [難読語] →はか‐な・い【果無い・果敢無い・儚い】よう‐かん【勇敢・勇悍】

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[音]キョウ [訓]あえ    あ‐える    う‐ける [部首]食 [総画数]20 [コード]区点    2234      JIS   3642      S‐JIS 8BC0 [難読語] →あえば‐こうそん【饗庭篁村】さ‐なぶり【早苗饗】み‐あえ【御饗】やいと‐ぎょう【灸饗】

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[音]コウ [訓]がえん‐ずる    あえ‐て [部首]月 [総画数]8 [コード]区点    2546      JIS   394E      S‐JIS 8D6D [分類]常用漢字 [難読語] →うな‐ず・く【頷く・首肯く】こう‐けい【肯綮】

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[音]セン    ゼン [訓]あえ‐ぐ [部首]口 [総画数]12 [コード]区点    5135      JIS   5343      S‐JIS 9A62 [難読語] →ずだ‐やくしゅ【喘息薬種】ぜん‐そく【喘息】

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[音]トウ [訓]だいだい    あえたちばな [部首]木 [総画数]16 [コード]区点    6084      JIS   5C74      S‐JIS 9EF2 [難読語] →だい‐だい【橙・臭橙・回青橙】

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