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うつし【写し】🔗⭐🔉
うつし [3] 【写し】
(1)写すこと。また,かき写したもの。
(2)控えに写しておく文書。謄本(トウホン)。副書。「契約書の―をとる」
(3)原品になぞらえてつくること。また,その品。模造品。
うつし-え【写し絵】🔗⭐🔉
うつし-え ―
 [3] 【写し絵】
(1)描き写した絵。「はあ,これは誠の鯉,―とはさら
思はれず/浄瑠璃・双生隅田川」
(2)似顔絵。写生画。「お僧の―なるぞ/読本・春雨(樊
)」
 [3] 【写し絵】
(1)描き写した絵。「はあ,これは誠の鯉,―とはさら
思はれず/浄瑠璃・双生隅田川」
(2)似顔絵。写生画。「お僧の―なるぞ/読本・春雨(樊
)」
うつし-ぞめ【写し染め】🔗⭐🔉
うつし-ぞめ [0] 【写し染め】
⇒型紙捺染(カタガミナツセン)
うつし-もの【写し物】🔗⭐🔉
うつし-もの [5][0] 【写し物】
(1)書物・文書などを書き写すこと。
(2)書物・文書などを書き写したもの。うつし。うつしぼん。写本。
うつし-だ・す【映し出す・写し出す】🔗⭐🔉
うつし-だ・す [4][0] 【映し出す・写し出す】 (動サ五[四])
(1)光をあてて物の形・姿などを他の物の上にあらわし出す。「スクリーンに―・された姿」
(2)絵や文章に描き出す。「白(セリフ)は可成(ナルベク)其時代の人を―・すのが主で/吾輩は猫である(漱石)」
[可能] うつしだせる
うつし-と・る【写し取る】🔗⭐🔉
うつし-と・る [4][0] 【写し取る】 (動ラ五[四])
(1)あるものをまねてそのままそっくり書く。書き写す。転写する。「古文書(コモンジヨ)を―・る」
(2)もとの物のとおりに作る。模倣する。「いとかしこき人にて,みな―・りて行ふをも/宇津保(忠こそ)」
[可能] うつしとれる
うつ・す【写す】🔗⭐🔉
うつ・す [2] 【写す】 (動サ五[四])
〔「移す」と同源〕
(1)絵・文字などをまねて,そのままにかき表す。模写する。転写する。「ノートを―・す」
(2)形・色あるいは気分・様子などを,絵や文章に表す。描写する。「江戸情緒を―・した文章」
(3)写真やフィルムに収める。撮影する。「写真を―・す」
(4)他人のやり方・前例などをまねる。ならう。「節会の日は内裏の儀式を―・して/源氏(乙女)」
(5)他人のことばをまねて言う。口まねをする。「兄弟の言葉を―・し/曾我 11」
[可能] うつせる
うつり【映り・写り】🔗⭐🔉
うつり [3] 【映り・写り】
(1)色・光,物の姿・形などが映っている状態。「写真―のよい人」「テレビの―が悪い」
(2)色や模様などの取り合わせ。釣り合い。調和。「―のよい帯」
うつり-こみ【写り込み】🔗⭐🔉
うつり-こみ [0] 【写り込み】
写真で,予期しない余計なものが写ること。「光源の―防止」
うつ・る【写る】🔗⭐🔉
うつ・る [2] 【写る】 (動ラ五[四])
〔「映る」と同源〕
(1)フィルムや印画紙に画像が残る。「暗くてもよく―・るフィルム」
(2)裏側にある物が透けて見える。
しゃ-えい【写影】🔗⭐🔉
しゃ-えい [0] 【写影】
(1)物の姿を写すこと。
(2)明治初期,写真をいう語。「銀汞―の技の如き/明六雑誌 19」
しゃおん-もじ【写音文字】🔗⭐🔉
しゃおん-もじ [4] 【写音文字】
(1)言語学で,音声を表すために作った特殊な文字。音声符号。
(2)「表音文字」に同じ。
しゃ-かく【写角】🔗⭐🔉
しゃ-かく [0] 【写角】
「画角(ガカク)」に同じ。
しゃ-きょう【写経】🔗⭐🔉
しゃ-きょう ―キヤウ [0] 【写経】 (名)スル
経文を書写すること。また,書写された経文。そもそもは経典を広めるために行われたが,のちには功徳のある行為とされ,供養や祈願のために行われるようになった。
しゃきょう-し【写経司】🔗⭐🔉
しゃきょう-し ―キヤウ― [2] 【写経司】
奈良時代,写経のために設けられた役所。のち写経所と改称。
しゃ-じ【写字】🔗⭐🔉
しゃ-じ [0][1] 【写字】
文字を書き写すこと。
しゃじ-せい【写字生】🔗⭐🔉
しゃじ-せい [2] 【写字生】
写字を職業とする人。書記。
しゃ-じつ【写実】🔗⭐🔉
しゃ-じつ [0] 【写実】 (名)スル
物事をありのままに文章や絵などに描くこと。
しゃじつ-しゅぎ【写実主義】🔗⭐🔉
しゃじつ-しゅぎ [4] 【写実主義】
〔realism〕
一般に,現実をありのままに模写・再現しようとする芸術上の傾向。特に,一九世紀中葉ヨーロッパに興った芸術思潮をいう。現実を尊重し,主観による改変・装飾を排して客観的に観察し,その個性的特質をありのままに描き出す傾向または様式。リアリズム。
しゃじつ-しょうせつ【写実小説】🔗⭐🔉
しゃじつ-しょうせつ ―セウ― [4] 【写実小説】
写実主義に基づいて書かれた小説。
しゃじつ-てき【写実的】🔗⭐🔉
しゃじつ-てき [0] 【写実的】 (形動)
事実をありのままに描き出そうとするさま。リアリスティック。「―な手法」
しゃ-しゅつ【写出】🔗⭐🔉
しゃ-しゅつ [0] 【写出】 (名)スル
写し出すこと。「本論は唯(タダ)学者流の思想を―したるまでにして/福翁百話(諭吉)」
しゃ-じょう【写場】🔗⭐🔉
しゃ-じょう ―ヂヤウ [0] 【写場】
写真の撮影設備のある部屋。また,写真館。フォト-スタジオ。
しゃ-しょく【写植】🔗⭐🔉
しゃ-しょく [0] 【写植】
「写真植字」の略。しゃちょく。
しゃ-しん【写真】🔗⭐🔉
しゃ-しん [0] 【写真】
(1)光学的方法で感光材料面に写しとった物体の映像。一般には物体からの光を写真レンズで集めてフィルム・乾板などに結像させ,これを現像液で処理して陰画とし,印画紙などに焼き付けて陽画を作る。日本では1857年に島津斉彬を撮影したのが最初といわれる。
(2)絵画・小説などで事物のありのままを写しとること。写生。写実。「しかるをしひて―を旨として…専ら真物(マモノ)の情態をばただありのままに演出せば/小説神髄(逍遥)」
(3)〔「活動写真」の略〕
映画。
しゃしん-うつり【写真写り】🔗⭐🔉
しゃしん-うつり [4] 【写真写り】
写真に撮ったときの写り具合。「―のいい人」
しゃしん-おうはん【写真凹版】🔗⭐🔉
しゃしん-おうはん ―アフ― [4] 【写真凹版】
グラビアのこと。
しゃしん-おり【写真織(り)】🔗⭐🔉
しゃしん-おり [0] 【写真織(り)】
濃淡の糸の組み合わせで人物・風景などを写真のように織り出した紋織物。壁掛けや額など装飾に用いる。
しゃしん-か【写真家】🔗⭐🔉
しゃしん-か [0] 【写真家】
写真を表現手段とする芸術家。
しゃしん-かん【写真館】🔗⭐🔉
しゃしん-かん ―クワン [2] 【写真館】
記念写真・見合い写真等,客の注文に応じてスタジオで写真撮影をする店。日本では1862年横浜に下岡蓮杖が開設したのが最初とされる。
しゃしん-かんど【写真感度】🔗⭐🔉
しゃしん-かんど [4] 【写真感度】
写真のネガティブ-フィルムの感光性能を示す数値。ISO 写真感度など。
しゃしん-き【写真機】🔗⭐🔉
しゃしん-き [2] 【写真機】
写真を撮影する機械。テレビ・映画などの撮影機は含まない。カメラ。
しゃしん-きょう【写真鏡】🔗⭐🔉
しゃしん-きょう ―キヤウ [2] 【写真鏡】
(1)レンズを通してすりガラスの上に像を結ばせるようにした暗箱。「顔色(ガンシヨク)は十二神楽の汐吹を―で見たやうだし/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(2)写真機のこと。「船中にては―を出し下曾根及び其余の人体を写し取しが/近世紀聞(延房)」
しゃしん-しょくじ【写真植字】🔗⭐🔉
しゃしん-しょくじ [4] 【写真植字】
写真植字機によって,文字を一字ずつ印画紙またはフィルムに印字し,写真製版用の版下や焼き付け用のフィルム原板を作ること。写植。
しゃしん-しょくじ-き【写真植字機】🔗⭐🔉
しゃしん-しょくじ-き [6] 【写真植字機】
字母が陰画になっている文字盤から必要な文字を選択し,印画紙やフィルムに写しとり文字組版を行う機械。レンズを用いて拡大・縮小・変形ができるので,一つの母型となる文字から各種の印字が得られる。
しゃしん-せいはん【写真製版】🔗⭐🔉
しゃしん-せいはん [4] 【写真製版】
写真を応用して印刷に用いる版を製作する方法の総称。凸版・平版・凹版・孔版のいずれにも応用される。
しゃしん-そうば【写真相場】🔗⭐🔉
しゃしん-そうば ―サウ― [4] 【写真相場】
ある市場の相場が,そっくりそのまま他の市場の相場になること。
しゃしん-そくりょう【写真測量】🔗⭐🔉
しゃしん-そくりょう ―リヤウ [4] 【写真測量】
空中または地上から地形を写真にとり,地図を作るために測定すること。
しゃしん-ぞめ【写真染(め)】🔗⭐🔉
しゃしん-ぞめ [0] 【写真染(め)】
写真の焼き付けと同じく,布に感光剤を塗り,模様を感光させて染め付ける方法。
しゃしん-ちょう【写真帖】🔗⭐🔉
しゃしん-ちょう ―テフ [0] 【写真帖】
写真をはって整理保存するための帳面。アルバム。
しゃしん-てんちょうとう【写真天頂筒】🔗⭐🔉
しゃしん-てんちょうとう ―テンチヤウ― [0] 【写真天頂筒】
精密な時刻および緯度を観測するための装置。天頂に向けて望遠鏡を垂直に立て,対物レンズによる星像を基部に置かれた水銀盤面で反射させて乾板上に写す。
しゃしん-とうきゅう【写真等級】🔗⭐🔉
しゃしん-とうきゅう ―キフ [4] 【写真等級】
天体の明るさを写真に写った明るさで表した等級。青い星は実視等級よりも明るい等級を示す。
しゃしん-とっぱん【写真凸版】🔗⭐🔉
しゃしん-とっぱん [4] 【写真凸版】
写真製版によって製版した凸版。絵柄によって線画凸版と網目凸版(網版)に,また版材によって亜鉛凸版・銅凸版などに区別される。
しゃしん-にゅうざい【写真乳剤】🔗⭐🔉
しゃしん-にゅうざい [4] 【写真乳剤】
感光性の著しいハロゲン化銀の微粒子をゼラチン液中に分散させたもの。写真のフィルム-ベース・印画紙などの表面に塗布し,感光膜層とする。感光乳剤。
しゃしん-ばん【写真版】🔗⭐🔉
しゃしん-ばん [0] 【写真版】
写真を用いて製作した印刷用の版。
しゃしん-はんてい【写真判定】🔗⭐🔉
しゃしん-はんてい [4] 【写真判定】 (名)スル
スポーツ競技・競馬などの勝負を,撮影した写真で判定すること。着順判定ではスリット-カメラが用いられる。
しゃしん-へいはん【写真平版】🔗⭐🔉
しゃしん-へいはん [4] 【写真平版】
写真製版によって製版した平版。描(カ)き版や転写による製版と区別していう。オフセット印刷の刷版はこの方式。
→平版
しゃしん-レンズ【写真―】🔗⭐🔉
しゃしん-レンズ [4] 【写真―】
写真機に用いるレンズ。屈折率の異なる数枚の凸レンズと凹レンズの組み合わせから成り,全体として凸レンズとなる。標準レンズのほか,交換レンズに用いる広角レンズ・望遠レンズなどがある。
→標準レンズ
しゃず-き【写図器】🔗⭐🔉
しゃず-き シヤヅ― [2] 【写図器】
図面を拡大あるいは縮小して写す道具。縮図器。パンタグラフ。
しゃ-せい【写生】🔗⭐🔉
しゃ-せい [0] 【写生】 (名)スル
実際の景色や物をありのままに写しとること。スケッチ。絵画から出て,短歌・俳句・文章についてもいう。
しゃせい-が【写生画】🔗⭐🔉
しゃせい-が ―グワ [0] 【写生画】
直接に実物・実景を見て描いた絵。スケッチ。
→臨画
しゃせい-ぶん【写生文】🔗⭐🔉
しゃせい-ぶん [2][0] 【写生文】
事物を見たとおり忠実に写そうとして書かれる文章。明治中期,正岡子規が絵画の方法から学んで提唱した散文の一様式。高浜虚子・坂本四方太・長塚節(タカシ)・伊藤左千夫らが発展させた。
しゃせい-ご【写声語】🔗⭐🔉
しゃせい-ご [0] 【写声語】
「擬声語」に同じ。オノマトペ。
しゃ-ぞう【写像】🔗⭐🔉
しゃ-ぞう ―ザウ [0] 【写像】
(1)〔数〕
〔mapping〕
集合 
 の任意の要素に対し,集合 
 の一つの要素を対応させる規則を 
 から 
 への写像という。
(2)物体から出た光が鏡やレンズで反射・屈折されたのち,集まってできる像。
 の任意の要素に対し,集合 
 の一つの要素を対応させる規則を 
 から 
 への写像という。
(2)物体から出た光が鏡やレンズで反射・屈折されたのち,集まってできる像。
しゃ-ちょく【写植】🔗⭐🔉
しゃ-ちょく [0] 【写植】
「しゃしょく(写植)」の,印刷・出版界での慣用読み。
→写真植字
しゃ-びょう【瀉瓶・写瓶】🔗⭐🔉
しゃ-びょう ―ビヤウ [0] 【瀉瓶・写瓶】
〔仏〕
〔瓶(ビン)の水を他の瓶にうつしかえる意〕
仏教の奥義を師から弟子にもれなく伝えること。写瓶相承。
しゃ-ふ【写譜】🔗⭐🔉
しゃ-ふ [0] 【写譜】 (名)スル
楽譜を書き写すこと。「―ペン」
しゃ-ぶつ【写仏】🔗⭐🔉
しゃ-ぶつ [0] 【写仏】 (名)スル
仏像などを模写して描くこと。
しゃらく【写楽】🔗⭐🔉
しゃらく 【写楽】
⇒東洲斎(トウシユウサイ)写楽
うつし【写し】(和英)🔗⭐🔉
しゃじつ【写実】(和英)🔗⭐🔉
しゃじつ【写実】
real picture.〜的な(に) realistic(ally).→英和
‖写実主義 realism.
しゃしん【写真】(和英)🔗⭐🔉
しゃしん【写真】
a photograph;→英和
a photo;→英和
a picture;→英和
photography (術).→英和
〜を現像する develop a film.→英和
〜をとる (take a) photograph;have a photograph taken (とって貰う).〜を焼きつける(引き伸ばす) print (enlarge) a photograph.‖写真家 a photographer.写真機 a camera.写真植字 photocomposition.写真植字機 a photocomposer.写真帳 an album.写真電送 facsimile.写真版 a photogravure (凹版);a phototype (凸版).写真複写 a photocopy;a photostat (コピーなど).写真屋[館]a photo studio.全(半)身写真 a full-(half-)length photograph.
 
しゃせい【写生】(和英)🔗⭐🔉
しゃせい【写生】
sketching;a sketch (作品).→英和
〜する sketch;paint[draw]from life.〜にゆく go sketching.
しゃほん【写本】(和英)🔗⭐🔉
しゃほん【写本】
a manuscript;→英和
a handwritten copy.
 
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