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うら【占】🔗🔉

うら 【占】 〔「心(ウラ)」と同源か〕 形や前兆によって神意を知り,事の成否や吉凶を判断すること。うらない。「夕卜(ユウケ)にも―にも告(ノ)れる/万葉 2613」

うら・う【占ふ】🔗🔉

うら・う ウラフ 【占ふ】 (動ハ下二) うらなう。うらぶ。「太占(フトマニ)をもつて―・ふ/日本書紀(神代上訓)」

うらえ【占】🔗🔉

うらえ ウラヘ 【占】 うらなうこと。うらない。「武蔵野に―肩焼きまさでにも/万葉 3374」

うらえ-た【占田】🔗🔉

うらえ-た ウラヘ― 【占田】 神供の稲を植えるために,卜占によって定めた田。「時に神吾田鹿葦津姫―を以て号(ナヅ)けて狭名田(サナタ)と曰(イ)ふ/日本書紀(神代下訓)」

うら-かた【占形・占象】🔗🔉

うら-かた 【占形・占象】 (1)亀の甲・鹿の骨などを焼いて占うときに現れる形。占いに現れた形象。「子弟を遣(マダ)して其の―を奏す/日本書紀(敏達訓)」 (2)占い。また,占う人。「法皇大きに驚きおぼしめし,御―をあそばいて/平家 4」

うら-さん【占算】🔗🔉

うら-さん [2] 【占算】 算木による占い。また,算木のこと。

うら-て【占手】🔗🔉

うら-て 【占手】 (1)古代,相撲(スマイ)の節会(セチエ)で,最初に取組をする小童。 (2)後世,{(1)}が廃されてのち,最手(ホテ)に次ぐ地位の者の称。「相撲は最手,―,或いは左,或いは右/著聞 10」 (3)歌合(ウタアワセ)で,最初の歌のこと。[倭訓栞] (4)占いの結果。「さて松明(タイマツ)の―はいかに/謡曲・烏帽子折」

うら-と・う【占問ふ】🔗🔉

うら-と・う ―トフ 【占問ふ】 (動ハ四) うらなう。「卜部をも八十のちまたも―・へど/万葉 3812」

うら-ない【占い】🔗🔉

うら-ない ―ナヒ [0][3] 【占い】 (1)吉凶などをうらなうこと。卜占(ボクセン)。「星―」「トランプ―」 (2)占いを職業とする人。占い師。

うらない-さん【占い算】🔗🔉

うらない-さん ―ナヒ― [3][0] 【占い算】 ⇒占屋算(ウラヤサン)

うらない-し【占い師】🔗🔉

うらない-し ―ナヒ― [3] 【占い師】 占いを業とする人。占い者。

うら-な・う【占う・卜う】🔗🔉

うら-な・う ―ナフ [3] 【占う・卜う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「うら(占)」に接尾語「なう」が付いて動詞化した語〕 (1)(ある物事をもとに)将来の運命や物事の吉凶などを判断する。「トランプで―・う」 (2)予想する。「優勝のゆくえを―・う」 [可能] うらなえる

うら-ぶみ【占文】🔗🔉

うら-ぶみ 【占文】 占いの結果を記した文書。せんもん。「吉平が自筆の―の裏に書かれたる御記/徒然 163」

うらや-さん【占屋算】🔗🔉

うらや-さん 【占屋算】 うらない。また,それを業とする人。うらないさん。「神子(ミコ)山伏に―/浄瑠璃・嫗山姥」

し・む【占む】🔗🔉

し・む 【占む】 (動マ下二) ⇒しめる(占)

しむしゅ-かいきょう【占守海峡】🔗🔉

しむしゅ-かいきょう ―カイケフ 【占守海峡】 占守島とカムチャツカ半島との間の海峡。樺太(カラフト)千島交換条約の際の,日本とロシアとの境界。第一クリル海峡。千島海峡。

しむしゅ-とう【占守島】🔗🔉

しむしゅ-とう ―タウ 【占守島】 千島列島の最北端にある火山島。占守(シムシユ)海峡をへだててカムチャツカ半島のロパトカ岬に対する。ロシア語名シュムシュ。

しめ-うり【占(め)売り】🔗🔉

しめ-うり [0] 【占(め)売り】 買い占め・売り惜しみなどによって物の供給量を左右し,高値を保って売ること。

しめ-がい【占(め)買い】🔗🔉

しめ-がい ―ガヒ [0] 【占(め)買い】 商品を買い占めること。買い占め。

しめ-こ【占(め)子】🔗🔉

しめ-こ [1] 【占(め)子】 兎(ウサギ)。また,兎を飼う箱ともいう。「あら玉うさぎの吸物で。味を―の喰初(クイゾメ)に/安愚楽鍋(魯文)」

しめこ-の-うさぎ【占(め)子の兎】🔗🔉

しめこ-の-うさぎ 【占(め)子の兎】 (連語) 物事がうまくいったときにいう言葉。しめた。しめしめ。 〔「しめた」を,「(うさぎを)絞(シ)めた」にかけたしゃれからという〕

しめ-じ【湿地・占地】🔗🔉

しめ-じ ―ヂ [0][1] 【湿地・占地】 担子菌類ハラタケ目のきのこの総称。普通ホンシメジをいう。色は薄い灰色。茎の下部が肥大し癒着して,多数が一株となって生える。俗に「においマツタケ,味シメジ」といわれ,食用となる。千本しめじ。なお,ヒラタケの栽培品種を「○○シメジ」と称しているものが多い。[季]秋。

しめ-た【占めた】🔗🔉

しめ-た [1] 【占めた】 (感) 〔動詞「占める」の連用形に助動詞「た」が付いた語。「自分のものにした」という意から〕 事がうまく運んで喜ぶときに発する言葉。しめしめ。「―,この問題なら解けるぞ」

し・める【占める】🔗🔉

し・める [2] 【占める】 (動マ下一)[文]マ下二 し・む (1)ある場所・地位などを,自分のものとして,他者が入りこまないようにする。占有する。(ア)自分の住んだり使ったりする場所とする。「商店街の一角を―・める銀行」「窓側に座席を―・める」「事務所は一階から五階までを―・めている」(イ)ある地位を自分のものとする。「権力の座を―・める」「卒業までずっと首席を―・めていた」 (2)全体のある部分を専有する。「過半数を―・める」「反対意見が大勢(タイセイ)を―・める」「国土の五割以上を山林が―・める」 (3)土地や樹木が自分のものであることを示すため,標識をほどこす。「我が背子が―・めけむ黄葉地(ツチ)に落ちめやも/万葉 4223」 (4)食べる。飲食する。「牛で杯一(パイイチ)―・めたうへで/安愚楽鍋(魯文)」 [慣用] 味を―・地歩を―

せん-い【占位】🔗🔉

せん-い [1] 【占位】 (名)スル 位置を占めること。位置すること。

せん-きょ【占居】🔗🔉

せん-きょ [1] 【占居】 (名)スル ある場所を占めていること。「威波能(イパミノンダス)は其の―せる層級席を下り/経国美談(竜渓)」

せん-きょ【占拠】🔗🔉

せん-きょ [1] 【占拠】 (名)スル ある場所を自分のものにして,いすわること。「建物を―する」

せん-しゃ【占者】🔗🔉

せん-しゃ [1] 【占者】 うらないをする人。売卜(バイボク)者。

せん-しゅ【占守】🔗🔉

せん-しゅ [1] 【占守】 (名)スル 占有して守ること。

せん-じゅつ【占術】🔗🔉

せん-じゅつ [1] 【占術】 超自然的な力の存在を信じ,特殊な自然現象や人間現象の観察によって将来の出来事や人の運命などを判断し予言する術。卜占(ボクセン)。うらない。

せんじょう【占城】🔗🔉

せんじょう センジヤウ 【占城】 ⇒チャンパ

せん-ぜい【占筮】🔗🔉

せん-ぜい [0] 【占筮】 (名)スル 占いの一。筮竹(ゼイチク)を使って卦(ケ)を立て,吉凶を占うもの。筮竹を何回かに分けて取り,得た数によって卦を立て吉凶を占う。

せんせい-じゅつ【占星術】🔗🔉

せんせい-じゅつ [3] 【占星術】 〔astrology〕 惑星などの位置や運行によって人間の運勢や社会の動向を占う術。バビロニアと古代中国に発し,西洋では中世に大いに盛行した。近代天文学の発達に伴って衰微したが,今日でも民間の一部で行われている。

せん-だん【占断】🔗🔉

せん-だん [0] 【占断】 (名)スル うらないをして判断すること。

せん-ちょう【占兆】🔗🔉

せん-ちょう ―テウ [0] 【占兆】 占いに表れたしるし。うらかた。

せんでんかでん-ほう【占田課田法】🔗🔉

せんでんかでん-ほう センデンクワデンハフ [0] 【占田課田法】 中国,西晋の武帝が280年に発布した土地制度。占田は個人の土地所有の最高限度額を,課田は農民に一定の土地を割りつけ耕作させることを規定したものと推測される。

せんでん-ほう【占田法】🔗🔉

せんでん-ほう ―ハフ [0] 【占田法】 ⇒占田課田法(センデンカデンホウ)

せん-とく【占得】🔗🔉

せん-とく [0] 【占得】 (名)スル 自分のものにすること。占有。

せん-ぽう【占法】🔗🔉

せん-ぽう ―パフ [0] 【占法】 うらないの方法。

せん-ぼく【占卜】🔗🔉

せん-ぼく [0] 【占卜】 うらなうこと。うらない。

せん-む【占夢】🔗🔉

せん-む [1] 【占夢】 見た夢の吉凶をうらなうこと。夢判断。

せんむ-じゅつ【占夢術】🔗🔉

せんむ-じゅつ [3] 【占夢術】 見た夢の吉凶を判断し運命を予言する術。古代,世界各地で行われた。夢うらない。

せん-ゆう【占有】🔗🔉

せん-ゆう ―イウ [0] 【占有】 (名)スル (1)自分のものとすること。「土地を―する」 (2)〔法〕 自己のためにする意思をもって物を所持すること。

せんゆう-けん【占有権】🔗🔉

せんゆう-けん ―イウ― [3] 【占有権】 占有という事実に基づいて生ずる物権。

せんゆう-そけん【占有訴権】🔗🔉

せんゆう-そけん ―イウ― [5] 【占有訴権】 占有者が,占有を他人に侵害された場合に,侵害の排除などを請求できる権利。

せんゆう-ぶつ【占有物】🔗🔉

せんゆう-ぶつ ―イウ― [3] 【占有物】 占有の目的となる有体物。

せんゆう-りだつぶつ-おうりょうざい【占有離脱物横領罪】🔗🔉

せんゆう-りだつぶつ-おうりょうざい ―イウ―ワウリヤウザイ [12] 【占有離脱物横領罪】 遺失物・漂流物など,占有を離れた他人の物を横領する罪。

せん-よう【占用】🔗🔉

せん-よう [0] 【占用】 (名)スル 独占して使用すること。「道路を―して下水工事をする」

せん-りょう【占領】🔗🔉

せん-りょう ―リヤウ [0] 【占領】 (名)スル (1)ある場所を独り占めにして,他者を入れないこと。占拠。「一人で部屋を―する」 (2)他国の領土を自国の武力の支配下に置くこと。「―軍」

うらない【占い】(和英)🔗🔉

うらない【占い】 fortune-telling.‖占い師 a fortune-teller;a palmist (手相見).

うらなう【占う】(和英)🔗🔉

うらなう【占う】 tell a person's fortune.占ってもらう consult a fortune-teller.

しめる【占める】(和英)🔗🔉

しめる【占める】 occupy;→英和 hold.→英和 過半数を〜 have the majority.→英和 第一位を〜 rank first.

せんきょ【占拠】(和英)🔗🔉

せんきょ【占拠】 occupation.→英和 〜する occupy;→英和 take possession.

せんせい【占星学[術]】(和英)🔗🔉

せんせい【占星学[術]】 astrology.→英和 占星師 an astrologer.→英和

せんゆう【占有】(和英)🔗🔉

せんゆう【占有】 possession;→英和 occupation;→英和 occupancy.→英和 〜する possess;→英和 occupy.→英和 ‖占有者 an occupant;a possessor.占有物 a possession.

せんりょう【占領】(和英)🔗🔉

せんりょう【占領】 occupation;→英和 possession;→英和 capture.→英和 〜する take;→英和 capture;occupy.→英和 ‖占領軍 occupation forces.占領政策 an occupation policy.占領地 an occupied territory.

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