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広辞苑の検索結果 (60)

うら【占】🔗🔉

うら】 うらない。太占ふとまに・亀卜かめのうら・易卜えきのうら・足占あしうら・石占いしうらなど多種ある。卜占ぼくせん。万葉集14「真実まさてにものらぬ君が名―に出にけり」

うら‐あ・う【占合ふ】‥アフ🔗🔉

うら‐あ・う占合ふ‥アフ 〔自四〕 占いが当たる。続後撰和歌集「わきて見む神のつかさの―・ひて」

うら・う【占ふ】ウラフ🔗🔉

うら・う占ふウラフ 〔他下二〕 うらなう。神代紀「太占ふとまにを以て―・ふ」

うらえ【占へ】ウラヘ🔗🔉

うらえ占へウラヘ うらなうこと。うらない。万葉集14「―肩焼き真実まさてにも告らぬ君が名卜うらに出にけり」 ⇒うらえ‐た【占へ田】

うらえ‐た【占へ田】ウラヘ‥🔗🔉

うらえ‐た占へ田ウラヘ‥ 収穫する稲を神饌しんせんとして供えるためにうらない定めた田。神代紀「卜定田うらえたを以て号なづけて狭名田さなだと曰ふ」 ⇒うらえ【占へ】

うら‐かた【占方】🔗🔉

うら‐かた占方】 うらないをする人。陰陽師おんようじ。狂言、横座「―を頼み算を置かせたれば」

うら‐かた【占形・卜兆・占象】🔗🔉

うら‐かた占形・卜兆・占象】 うらないの結果現れたかたち。亀卜かめのうら・太占ふとまにに現れた縦横の亀裂。

うら‐ごと【占事・卜事】🔗🔉

うら‐ごと占事・卜事】 うらないごと。うらない。神代紀「太占ふとまにの―」

うら‐さだめ【占定め】🔗🔉

うら‐さだめ占定め】 うらなって物事を決定すること。

うら‐さん【占算】🔗🔉

うら‐さん占算】 算木さんぎを用いてする占い。狂言、横座「―をおかすれば」

うら‐て【占手】🔗🔉

うら‐て占手】 ①相撲の最手脇ほてわき、今の関脇。古今著聞集10「相撲は最手、―、或は左、或は右」 ②歌合の第1番の組合せ。寛平菊合「左方―の菊は」 ③うらないの結果。謡曲、烏帽子折「さて松明たいまつの―はいかに」

うら‐と・う【占問ふ】‥トフ🔗🔉

うら‐と・う占問ふ‥トフ 〔自四〕 占いをして吉凶をたずねる。万葉集16「卜部をも八十やその衢ちまたも―・へど」

うらとう‐はし【占問橋】‥トフ‥🔗🔉

うらとう‐はし占問橋‥トフ‥ 橋占はしうらをする橋。夫木和歌抄2「思ひかね―よまさしかれ」

うら‐ない【占い・卜】‥ナヒ🔗🔉

うら‐ない占い・卜‥ナヒ うらなうこと。占象うらかたによって神意を問い、未来の吉凶を判断・予想すること。また、それを業とする人。卜占ぼくせん。愚管抄6「―にも宿曜すくようにもめでたく叶ひたり」。夏目漱石、それから「さうかと思ふと易断うらないに非常な興味を有つてゐる」 ⇒うらない‐さん【占い算】 ⇒うらない‐し【占い師】

うらない‐さん【占い算】‥ナヒ‥🔗🔉

うらない‐さん占い算‥ナヒ‥ 占い。また、占いをする人。うらやさん。狂言、居杭「―、占ひの御用、しかも上手なり」 ⇒うら‐ない【占い・卜】

うらない‐し【占い師】‥ナヒ‥🔗🔉

うらない‐し占い師‥ナヒ‥ うらないを業とする人。はっけみ。 ⇒うら‐ない【占い・卜】

うら‐な・う【占う】‥ナフ🔗🔉

うら‐な・う占う‥ナフ 〔他五〕 (ナウは「する」の意)占象うらかたによって神意を問い、事の吉凶を考え定める。物に現れたきざしによって将来の成り行きや吉凶などを判断する。万葉集11「玉桙たまほこの道往占みちゆきうらに―・へば」。「運勢を―・う」

うら‐はっけ【占八卦】🔗🔉

うら‐はっけ占八卦】 うらない。占算うらさん。狂言、居杭「―しかも上手」

うら‐ぶみ【占文・卜書】🔗🔉

うら‐ぶみ占文・卜書】 占いの判断を書いた文書。せんもん。徒然草「吉平よしひらが自筆の―の裏に書かれたる御記」

うらや‐さん【占算】🔗🔉

うらや‐さん占算(→)「うらないさん」に同じ。

うらわい【占兆】‥ハヒ🔗🔉

うらわい占兆‥ハヒ 占いのおもてにあらわれた形。うらかた。神武紀「夢辞いめのおしえごとを以て吉き―なりとしたまふ」

し・む【占む】🔗🔉

し・む占む】 〔他下二〕 ⇒しめる(下一)

しめ‐うり【乄売・占売】🔗🔉

しめ‐うり乄売・占売】 江戸時代、物を買い占めておいて、利益の上がる時に売り出すこと。浮世物語「―にして人の咽のんどを締めらるる」

しめ‐がい【乄買・占買】‥ガヒ🔗🔉

しめ‐がい乄買・占買‥ガヒ 商品を買い占めること。

しめこ‐の‐うさぎ【占子の兎】🔗🔉

しめこ‐の‐うさぎ占子の兎】 「しめた」の意を、兎を「絞める」にかけていう地口じぐち。物事の思ったとおりになった時にいう。また、「しめこ」は兎の吸物とも兎を飼う箱ともいう。東海道中膝栗毛5「―といきなりに手をやつてさぐりみれば」

しめ‐じ【湿地・占地】‥ヂ🔗🔉

しめ‐じ湿地・占地‥ヂ ①キシメジ科シメジ属のきのこの総称。食菌・毒菌両者を含む。 ②担子菌類の食用きのこ。多数塊状をなし、茎部で癒着して一株となって発生することが多いのでこの名がある。 ③1のうち、特にホンシメジ(ダイコクシメジ)。「におい松茸、味しめじ」といわれ、美味なきのこの代表とされる。〈[季]秋〉

しめ‐のみ【占め飲み】🔗🔉

しめ‐のみ占め飲み】 ①自分一人で占有して酒を飲むこと。 ②酒をぐいのみすること。酒食論「思ひ思ひに始めつつ―、あれのみ、一口のみ」

し・める【占める】🔗🔉

し・める占める】 〔他下一〕[文]し・む(下二) 地位・ものなどを独占し、他のものの立ち入るすきを与えない意。 ①標しめを張って占有のしるしとする。領有する。万葉集19「青丹よし奈良人見むと我がせこが―・めけむもみち土に落ちめやも」。新古今和歌集「山がつの片岡かけて―・むる野のさかひにたてる玉の小柳」。日葡辞書「ノヲシムル」 ②自分の居所とする。源氏物語絵合「山里ののどかなるを―・めて御堂造らせ給ひ」。方丈記「いづれの所を―・めて、いかなるわざをしてか、しばしもこの身を宿し、たまゆらも心を休むべき」。「正面に座を―・める」「町の一等地を―・める」 ③ある地位を自分のものとする。「第1位を―・める」 ④自分一人のものとする。専有する。「巨利を―・める」「絶対多数を―・める」「味を―・める」「こうなれば―・めたもの」 ⑤食べる。浮世風呂3「もう御昼を―・めたか」

しゅむしゅ‐とう【占守島】‥タウ🔗🔉

しゅむしゅ‐とう占守島‥タウ 千島列島北東端を占める島。面積230平方キロメートル。

せん‐い【占位】‥ヰ🔗🔉

せん‐い占位‥ヰ 位置を占めること。

せん‐きょ【占居】🔗🔉

せん‐きょ占居】 ある場所を占めること。

せん‐きょ【占拠】🔗🔉

せん‐きょ占拠】 ある場所を占有してたてこもり、他人の入るのを許さないこと。占領。「不法―」

せん‐こう【占考】‥カウ🔗🔉

せん‐こう占考‥カウ 人相・家相などをうらなって判断すること。

せんさつ‐きょう【占察経】‥キヤウ🔗🔉

せんさつ‐きょう占察経‥キヤウ 仏書。2巻。中国で撰述された偽経と考えられるが、朝鮮半島において重視され、日本でも地蔵信仰を説く経典として流布。戒律の自誓受戒を認める唯一の経典としても著名。占察善悪業報経。

せん‐しゃ【占者】🔗🔉

せん‐しゃ占者】 うらないを業とする人。売卜ばいぼく者。せんじゃ。

せん‐しゅ【占守】🔗🔉

せん‐しゅ占守】 その地を占有して守ること。

せん‐じゅつ【占術】🔗🔉

せん‐じゅつ占術】 自然的または人為的現象を観察して、将来の出来事や運命を判断・予知しようとする方術。受動的な点が呪術じゅじゅつと異なる。うらない。

せんじょう【占城】‥ジヤウ🔗🔉

せんじょう占城‥ジヤウ 中国の歴史書に見えるチャンパの称。

せん‐ぜい【占筮】🔗🔉

せん‐ぜい占筮】 筮竹で卦を立て、六十四卦のいずれに当たるかを検して吉凶を占うこと。

せんせい‐じゅつ【占星術】🔗🔉

せんせい‐じゅつ占星術】 (astrology)古代のバビロニア・ペルシア・インド・アラビア・中国などに始まり、中世に盛んに行われた一種の占い。天体、特に惑星の位置や運行によって人や国家の吉凶・運命を占った。近世以前の天文学の形態。

せん‐だつ【占奪】🔗🔉

せん‐だつ占奪】 奪って自分のものとすること。

せん‐だん【占断】🔗🔉

せん‐だん占断】 うらなって判断すること。

せん‐ちょう【占兆】‥テウ🔗🔉

せん‐ちょう占兆‥テウ 占いに現れたかたち。うらかた。

せんでん‐ほう【占田法】‥ハフ🔗🔉

せんでん‐ほう占田法‥ハフ 晋の武帝が制定した土地制度。貴族・農民の土地所有額を制限したもの。

せん‐とく【占得】🔗🔉

せん‐とく占得】 わがものにすること。占有。

せん‐ぽう【占法】‥パフ🔗🔉

せん‐ぽう占法‥パフ うらないの方法。

せん‐ぼく【占卜】🔗🔉

せん‐ぼく占卜】 うらなうこと。うらない。卜占。

せん‐む【占夢】🔗🔉

せん‐む占夢】 夢によって吉凶をうらなうこと。ゆめうら。ゆめあわせ。夢判断。太平記32「―の博士に夢を問ひ給ひければ」 ⇒せんむ‐じゅつ【占夢術】

せんむ‐じゅつ【占夢術】🔗🔉

せんむ‐じゅつ占夢術】 (oneiromancy)夢の内容によって吉凶・禍福を判断し、運命を予言する方術。古代に世界各地に行われた。 ⇒せん‐む【占夢】

せん‐もん【占文】🔗🔉

せん‐もん占文】 ①占いに現れた事象。 ②異変に際し、朝廷が神祇官・陰陽寮に吉凶を占わせた時、その結果を記して差し出した文書。

せん‐ゆう【占有】‥イウ🔗🔉

せん‐ゆう占有‥イウ ①自分の所有とすること。 ②〔法〕自己の利益のために物を事実上支配すること。 ⇒せんゆう‐けん【占有権】 ⇒せんゆう‐そけん【占有訴権】 ⇒せんゆう‐りつ【占有率】

せんゆう‐けん【占有権】‥イウ‥🔗🔉

せんゆう‐けん占有権‥イウ‥ 民法上、自己のためにする意思を以て物を所持することを要件として成立する権利。 ⇒せん‐ゆう【占有】

せんゆう‐そけん【占有訴権】‥イウ‥🔗🔉

せんゆう‐そけん占有訴権‥イウ‥ 民法上、占有権に基づいて妨害の排除・予防または占有物の返還を請求しうる権利。通常の物権的請求権とは異なり、提訴期間に限定がある。 ⇒せん‐ゆう【占有】

せんゆう‐りつ【占有率】‥イウ‥🔗🔉

せんゆう‐りつ占有率‥イウ‥ そのものがある分野に占める割合。特に、市場占有率のこと。 ⇒せん‐ゆう【占有】

せん‐よう【占用】🔗🔉

せん‐よう占用】 ①独占して使用すること。 ②〔法〕一定の地域・水域などを占拠して使用すること。河川・道路の工事などに際して行われ、管理者の許可を要する。

せん‐りょう【占領】‥リヤウ🔗🔉

せん‐りょう占領‥リヤウ ①一定の場所を占有すること。占拠。「ベンチを一人で―する」 ②武力をもって他国の領土を自国の支配下におくこと。「―軍」

チャボ【占城】🔗🔉

チャボ占城⇒チャンパ。浄瑠璃、国性爺合戦「しやむ太郎―次郎」

チャンパ【Champa・占城・占婆】🔗🔉

チャンパChampa・占城・占婆】 インドシナ半島南東部のチャム人の王国。2世紀末に中国の統治に抵抗して建国したとされる。中国では古く林邑りんゆうと称し、唐末から占城と称。海上交通路の要衝にあたり、中継貿易で繁栄。朱印船貿易で日本の商人も多数渡航。17世紀まで存続。チャボ。

[漢]占🔗🔉

 字形  筆順 〔卜部3画/5画/常用/3274・406A〕 〔音〕セン(呉)(漢) 〔訓〕うらなう・める [意味] ①うらなう。うらなって決める。うらない。「占術・占星・卜占・易占」 ②しめる。自分のものにする。ひとりじめにする。「占領・占有・独占・寡占・先占」 [解字] 会意。「卜」+「口」(=言う)。②は、うらないによって自分の持ち分や居場所をきめる意から。 [難読] 占地しめじ・占城チャンパ・占婆チャンパ

[漢]占🔗🔉

 〔口部2画〕 ⇒卜部

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うら【占】🔗🔉

うら 【占】 〔「心(ウラ)」と同源か〕 形や前兆によって神意を知り,事の成否や吉凶を判断すること。うらない。「夕卜(ユウケ)にも―にも告(ノ)れる/万葉 2613」

うら・う【占ふ】🔗🔉

うら・う ウラフ 【占ふ】 (動ハ下二) うらなう。うらぶ。「太占(フトマニ)をもつて―・ふ/日本書紀(神代上訓)」

うらえ【占】🔗🔉

うらえ ウラヘ 【占】 うらなうこと。うらない。「武蔵野に―肩焼きまさでにも/万葉 3374」

うらえ-た【占田】🔗🔉

うらえ-た ウラヘ― 【占田】 神供の稲を植えるために,卜占によって定めた田。「時に神吾田鹿葦津姫―を以て号(ナヅ)けて狭名田(サナタ)と曰(イ)ふ/日本書紀(神代下訓)」

うら-かた【占形・占象】🔗🔉

うら-かた 【占形・占象】 (1)亀の甲・鹿の骨などを焼いて占うときに現れる形。占いに現れた形象。「子弟を遣(マダ)して其の―を奏す/日本書紀(敏達訓)」 (2)占い。また,占う人。「法皇大きに驚きおぼしめし,御―をあそばいて/平家 4」

うら-さん【占算】🔗🔉

うら-さん [2] 【占算】 算木による占い。また,算木のこと。

うら-て【占手】🔗🔉

うら-て 【占手】 (1)古代,相撲(スマイ)の節会(セチエ)で,最初に取組をする小童。 (2)後世,{(1)}が廃されてのち,最手(ホテ)に次ぐ地位の者の称。「相撲は最手,―,或いは左,或いは右/著聞 10」 (3)歌合(ウタアワセ)で,最初の歌のこと。[倭訓栞] (4)占いの結果。「さて松明(タイマツ)の―はいかに/謡曲・烏帽子折」

うら-と・う【占問ふ】🔗🔉

うら-と・う ―トフ 【占問ふ】 (動ハ四) うらなう。「卜部をも八十のちまたも―・へど/万葉 3812」

うら-ない【占い】🔗🔉

うら-ない ―ナヒ [0][3] 【占い】 (1)吉凶などをうらなうこと。卜占(ボクセン)。「星―」「トランプ―」 (2)占いを職業とする人。占い師。

うらない-さん【占い算】🔗🔉

うらない-さん ―ナヒ― [3][0] 【占い算】 ⇒占屋算(ウラヤサン)

うらない-し【占い師】🔗🔉

うらない-し ―ナヒ― [3] 【占い師】 占いを業とする人。占い者。

うら-な・う【占う・卜う】🔗🔉

うら-な・う ―ナフ [3] 【占う・卜う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「うら(占)」に接尾語「なう」が付いて動詞化した語〕 (1)(ある物事をもとに)将来の運命や物事の吉凶などを判断する。「トランプで―・う」 (2)予想する。「優勝のゆくえを―・う」 [可能] うらなえる

うら-ぶみ【占文】🔗🔉

うら-ぶみ 【占文】 占いの結果を記した文書。せんもん。「吉平が自筆の―の裏に書かれたる御記/徒然 163」

うらや-さん【占屋算】🔗🔉

うらや-さん 【占屋算】 うらない。また,それを業とする人。うらないさん。「神子(ミコ)山伏に―/浄瑠璃・嫗山姥」

し・む【占む】🔗🔉

し・む 【占む】 (動マ下二) ⇒しめる(占)

しむしゅ-かいきょう【占守海峡】🔗🔉

しむしゅ-かいきょう ―カイケフ 【占守海峡】 占守島とカムチャツカ半島との間の海峡。樺太(カラフト)千島交換条約の際の,日本とロシアとの境界。第一クリル海峡。千島海峡。

しむしゅ-とう【占守島】🔗🔉

しむしゅ-とう ―タウ 【占守島】 千島列島の最北端にある火山島。占守(シムシユ)海峡をへだててカムチャツカ半島のロパトカ岬に対する。ロシア語名シュムシュ。

しめ-うり【占(め)売り】🔗🔉

しめ-うり [0] 【占(め)売り】 買い占め・売り惜しみなどによって物の供給量を左右し,高値を保って売ること。

しめ-がい【占(め)買い】🔗🔉

しめ-がい ―ガヒ [0] 【占(め)買い】 商品を買い占めること。買い占め。

しめ-こ【占(め)子】🔗🔉

しめ-こ [1] 【占(め)子】 兎(ウサギ)。また,兎を飼う箱ともいう。「あら玉うさぎの吸物で。味を―の喰初(クイゾメ)に/安愚楽鍋(魯文)」

しめこ-の-うさぎ【占(め)子の兎】🔗🔉

しめこ-の-うさぎ 【占(め)子の兎】 (連語) 物事がうまくいったときにいう言葉。しめた。しめしめ。 〔「しめた」を,「(うさぎを)絞(シ)めた」にかけたしゃれからという〕

しめ-じ【湿地・占地】🔗🔉

しめ-じ ―ヂ [0][1] 【湿地・占地】 担子菌類ハラタケ目のきのこの総称。普通ホンシメジをいう。色は薄い灰色。茎の下部が肥大し癒着して,多数が一株となって生える。俗に「においマツタケ,味シメジ」といわれ,食用となる。千本しめじ。なお,ヒラタケの栽培品種を「○○シメジ」と称しているものが多い。[季]秋。

しめ-た【占めた】🔗🔉

しめ-た [1] 【占めた】 (感) 〔動詞「占める」の連用形に助動詞「た」が付いた語。「自分のものにした」という意から〕 事がうまく運んで喜ぶときに発する言葉。しめしめ。「―,この問題なら解けるぞ」

し・める【占める】🔗🔉

し・める [2] 【占める】 (動マ下一)[文]マ下二 し・む (1)ある場所・地位などを,自分のものとして,他者が入りこまないようにする。占有する。(ア)自分の住んだり使ったりする場所とする。「商店街の一角を―・める銀行」「窓側に座席を―・める」「事務所は一階から五階までを―・めている」(イ)ある地位を自分のものとする。「権力の座を―・める」「卒業までずっと首席を―・めていた」 (2)全体のある部分を専有する。「過半数を―・める」「反対意見が大勢(タイセイ)を―・める」「国土の五割以上を山林が―・める」 (3)土地や樹木が自分のものであることを示すため,標識をほどこす。「我が背子が―・めけむ黄葉地(ツチ)に落ちめやも/万葉 4223」 (4)食べる。飲食する。「牛で杯一(パイイチ)―・めたうへで/安愚楽鍋(魯文)」 [慣用] 味を―・地歩を―

せん-い【占位】🔗🔉

せん-い [1] 【占位】 (名)スル 位置を占めること。位置すること。

せん-きょ【占居】🔗🔉

せん-きょ [1] 【占居】 (名)スル ある場所を占めていること。「威波能(イパミノンダス)は其の―せる層級席を下り/経国美談(竜渓)」

せん-きょ【占拠】🔗🔉

せん-きょ [1] 【占拠】 (名)スル ある場所を自分のものにして,いすわること。「建物を―する」

せん-しゃ【占者】🔗🔉

せん-しゃ [1] 【占者】 うらないをする人。売卜(バイボク)者。

せん-しゅ【占守】🔗🔉

せん-しゅ [1] 【占守】 (名)スル 占有して守ること。

せん-じゅつ【占術】🔗🔉

せん-じゅつ [1] 【占術】 超自然的な力の存在を信じ,特殊な自然現象や人間現象の観察によって将来の出来事や人の運命などを判断し予言する術。卜占(ボクセン)。うらない。

せんじょう【占城】🔗🔉

せんじょう センジヤウ 【占城】 ⇒チャンパ

せん-ぜい【占筮】🔗🔉

せん-ぜい [0] 【占筮】 (名)スル 占いの一。筮竹(ゼイチク)を使って卦(ケ)を立て,吉凶を占うもの。筮竹を何回かに分けて取り,得た数によって卦を立て吉凶を占う。

せんせい-じゅつ【占星術】🔗🔉

せんせい-じゅつ [3] 【占星術】 〔astrology〕 惑星などの位置や運行によって人間の運勢や社会の動向を占う術。バビロニアと古代中国に発し,西洋では中世に大いに盛行した。近代天文学の発達に伴って衰微したが,今日でも民間の一部で行われている。

せん-だん【占断】🔗🔉

せん-だん [0] 【占断】 (名)スル うらないをして判断すること。

せん-ちょう【占兆】🔗🔉

せん-ちょう ―テウ [0] 【占兆】 占いに表れたしるし。うらかた。

せんでんかでん-ほう【占田課田法】🔗🔉

せんでんかでん-ほう センデンクワデンハフ [0] 【占田課田法】 中国,西晋の武帝が280年に発布した土地制度。占田は個人の土地所有の最高限度額を,課田は農民に一定の土地を割りつけ耕作させることを規定したものと推測される。

せんでん-ほう【占田法】🔗🔉

せんでん-ほう ―ハフ [0] 【占田法】 ⇒占田課田法(センデンカデンホウ)

せん-とく【占得】🔗🔉

せん-とく [0] 【占得】 (名)スル 自分のものにすること。占有。

せん-ぽう【占法】🔗🔉

せん-ぽう ―パフ [0] 【占法】 うらないの方法。

せん-ぼく【占卜】🔗🔉

せん-ぼく [0] 【占卜】 うらなうこと。うらない。

せん-む【占夢】🔗🔉

せん-む [1] 【占夢】 見た夢の吉凶をうらなうこと。夢判断。

せんむ-じゅつ【占夢術】🔗🔉

せんむ-じゅつ [3] 【占夢術】 見た夢の吉凶を判断し運命を予言する術。古代,世界各地で行われた。夢うらない。

せん-ゆう【占有】🔗🔉

せん-ゆう ―イウ [0] 【占有】 (名)スル (1)自分のものとすること。「土地を―する」 (2)〔法〕 自己のためにする意思をもって物を所持すること。

せんゆう-けん【占有権】🔗🔉

せんゆう-けん ―イウ― [3] 【占有権】 占有という事実に基づいて生ずる物権。

せんゆう-そけん【占有訴権】🔗🔉

せんゆう-そけん ―イウ― [5] 【占有訴権】 占有者が,占有を他人に侵害された場合に,侵害の排除などを請求できる権利。

せんゆう-ぶつ【占有物】🔗🔉

せんゆう-ぶつ ―イウ― [3] 【占有物】 占有の目的となる有体物。

せんゆう-りだつぶつ-おうりょうざい【占有離脱物横領罪】🔗🔉

せんゆう-りだつぶつ-おうりょうざい ―イウ―ワウリヤウザイ [12] 【占有離脱物横領罪】 遺失物・漂流物など,占有を離れた他人の物を横領する罪。

せん-よう【占用】🔗🔉

せん-よう [0] 【占用】 (名)スル 独占して使用すること。「道路を―して下水工事をする」

せん-りょう【占領】🔗🔉

せん-りょう ―リヤウ [0] 【占領】 (名)スル (1)ある場所を独り占めにして,他者を入れないこと。占拠。「一人で部屋を―する」 (2)他国の領土を自国の武力の支配下に置くこと。「―軍」

うらない【占い】(和英)🔗🔉

うらない【占い】 fortune-telling.‖占い師 a fortune-teller;a palmist (手相見).

うらなう【占う】(和英)🔗🔉

うらなう【占う】 tell a person's fortune.占ってもらう consult a fortune-teller.

しめる【占める】(和英)🔗🔉

しめる【占める】 occupy;→英和 hold.→英和 過半数を〜 have the majority.→英和 第一位を〜 rank first.

せんきょ【占拠】(和英)🔗🔉

せんきょ【占拠】 occupation.→英和 〜する occupy;→英和 take possession.

せんせい【占星学[術]】(和英)🔗🔉

せんせい【占星学[術]】 astrology.→英和 占星師 an astrologer.→英和

せんゆう【占有】(和英)🔗🔉

せんゆう【占有】 possession;→英和 occupation;→英和 occupancy.→英和 〜する possess;→英和 occupy.→英和 ‖占有者 an occupant;a possessor.占有物 a possession.

せんりょう【占領】(和英)🔗🔉

せんりょう【占領】 occupation;→英和 possession;→英和 capture.→英和 〜する take;→英和 capture;occupy.→英和 ‖占領軍 occupation forces.占領政策 an occupation policy.占領地 an occupied territory.

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