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かく【客】🔗🔉

かく [0] 【客】 (1)きゃく。まろうど。 ⇔主 「主―転倒する」 (2)いそうろう。食客。客分。「三千の―わづかに去れり/枕草子 136」

かく-い【客衣】🔗🔉

かく-い [1] 【客衣】 旅行用の衣類。旅装。たびごろも。

かく-い【客意】🔗🔉

かく-い [1] 【客意】 異郷での物思い。旅情。客思。「―つのる」「―を詠む」

かく-いん【客員】🔗🔉

かく-いんン [0] 【客員】 ⇒きゃくいん(客員)

かく-かん【客観】🔗🔉

かく-かん ―クワン [0] 【客観】 ⇒きゃっかん(客観)

かく-き【客気】🔗🔉

かく-き [1] 【客気】 ⇒かっき(客気)

かく-きょう【客郷】🔗🔉

かく-きょう ―キヤウ [0] 【客郷】 ⇒かっきょう(客郷)

かく-ぐう【客寓】🔗🔉

かく-ぐう [0] 【客寓】 (名)スル 客となって身を寄せること。また,その家・宿。きゃくぐう。

かく-げつ【客月】🔗🔉

かく-げつ [2][0] 【客月】 先月。前月。後(アト)の月。

かく-ご【客語】🔗🔉

かく-ご [0] 【客語】 ⇒きゃくご(客語)

かく-さい【客歳】🔗🔉

かく-さい [0] 【客歳】 去年。昨年。客年。きゃくさい。

かく-し【客死】🔗🔉

かく-し [0] 【客死】 (名)スル 旅先で死ぬこと。異国で死ぬこと。きゃくし。「パリで―する」

かく-し【客思】🔗🔉

かく-し [1] 【客思】 旅先での物思い。旅情。客意。

かく-しゃ【客車】🔗🔉

かく-しゃ [0] 【客車】 「きゃくしゃ(客車)」に同じ。「一二等の―には厚いクッションを敷き/思出の記(蘆花)」

かく-しゃ【客舎】🔗🔉

かく-しゃ [1] 【客舎】 宿屋。旅館。はたごや。きゃくしゃ。

かく-しゅう【客愁】🔗🔉

かく-しゅう ―シウ [0] 【客愁】 旅行中の物思い。旅愁。旅情。

かく-しょう【客将】🔗🔉

かく-しょう ―シヤウ [0] 【客将】 客分として遇される大将・将軍。

かく-じょう【客情】🔗🔉

かく-じょう ―ジヤウ [0] 【客情】 旅情。客意。きゃくじょう。

かく-しん【客心】🔗🔉

かく-しん [0] 【客心】 旅情。客情。きゃくしん。

かく-しん【客臣】🔗🔉

かく-しん [0] 【客臣】 外国の使臣。きゃくしん。

かっ-かい【客懐】🔗🔉

かっ-かい カククワイ [0] 【客懐】 旅先で故郷を思う心。

かっ-かん【客館】🔗🔉

かっ-かん カククワン [0] 【客館】 旅館。

かっ-かん【客観】🔗🔉

かっ-かん カククワン [0] 【客観】 (名)スル 「きゃっかん(客観)」に同じ。「自己を―してゐるのかも知れない/青年(鴎外)」

かっかん-てき【客観的】🔗🔉

かっかん-てき カククワン― [0] 【客観的】 (形動) 「きゃっかんてき(客観的)」に同じ。

かっ-き【客気】🔗🔉

かっ-き カク― [1] 【客気】 ものにはやる心。血気。きゃっき。「―にかられる」「当地は青年―の徒を除き/花間鶯(鉄腸)」

かっ-きょ【客居】🔗🔉

かっ-きょ カク― [1] 【客居】 (名)スル 旅ずまい。客として,仮ずまいすること。「―スル/ヘボン(三版)」

かっ-きょう【客郷】🔗🔉

かっ-きょう カクキヤウ [0] 【客郷】 客となって滞在している土地。他郷。異郷。かくきょう。

きゃく【客】🔗🔉

きゃく 【客】 ■一■ [0] (名) (1)その人の家や居所に,招かれたり用があったりしてたずねてくる人。まろうど。 ⇔主(アルジ) 「―を迎える」 (2)金を払って,物品やサービスを求める人。(ア)物品を買う方の側。顧客。(イ)演劇など興行を見にくる人。観客。(ウ)乗り物を利用する人。乗客。(エ)遊女・芸妓と遊興する人。遊客。 (3)自分と対立する,自分の外にある存在。「いずれを主と見,―と見るか」 (4)旅人。また,寄寓する人。「東行西行の―は皆知音(チイン)にあらず/海道記」 (5)闘茶・組香などで,試みのない茶・香など。 (6)月経の異名。 ■二■ (接尾) 助数詞。客用の道具・器などを数えるのに用いる。「おわん五―」

きゃく=が付・く🔗🔉

――が付・く 買ってくれる人が決まる。買い手が付く。

きゃく=をする🔗🔉

――をする 客を招いてもてなす。

きゃく=を取・る🔗🔉

――を取・る 遊女などが売春の相手をつとめる。

きゃく=を引・く🔗🔉

――を引・く 旅館や風俗営業などで,通りがかりの客に呼びかけて誘う。

きゃく-あしらい【客あしらい】🔗🔉

きゃく-あしらい ―アシラヒ [3] 【客あしらい】 客をもてなすこと。また,もてなし方。客扱い。「―がうまい」

きゃく-あつかい【客扱い】🔗🔉

きゃく-あつかい ―アツカヒ [3] 【客扱い】 (名)スル (1)「客あしらい」に同じ。 (2)客としてもてなすこと。「―しないで下さい」

きゃく-い【客位】🔗🔉

きゃく-い [1] 【客位】 (1)主(アルジ)に対する客としての地位。かくい。 (2)客の座席。通常は床の間に向かって右側。

きゃく-い【客意】🔗🔉

きゃく-い [1] 【客意】 ⇒かくい(客意)

きゃく-いん【客員】🔗🔉

きゃく-いんン [0] 【客員】 団体または会社などで,正式の構成員ではなく,特に迎えられて客分として待遇される人。かくいん。 ⇔正員 「―教授」

きゃく-うけ【客受け】🔗🔉

きゃく-うけ [0] 【客受け】 (名)スル 客の評判。また,評判がよいこと。「―する演技」「―がよい」

きゃく-えん【客演】🔗🔉

きゃく-えん [0] 【客演】 (名)スル 俳優・音楽家などが,所属団体以外の団体に招かれて出演すること。

きゃく-き【客気】🔗🔉

きゃく-き [1] 【客気】 ⇒かっき(客気)

きゃく-ぐう【客寓】🔗🔉

きゃく-ぐう [0] 【客寓】 ⇒かくぐう(客寓)

きゃく-ご【客語】🔗🔉

きゃく-ご [0] 【客語】 文法用語で,述語となる動詞の客体となる語をいう。目的語ともいう。かくご。客辞。 〔客語は西欧文法に基づいた概念で,日本語の文法では連用修飾語としてとらえ,それと特に区別しないことが多い〕

きゃく-こう【客香】🔗🔉

きゃく-こう ―カウ [0] 【客香】 組香で,試香のない香。客。ウ香。

きゃく-ざ【客座】🔗🔉

きゃく-ざ [0] 【客座】 (1)来客のために設けた座席。特に,囲炉裏に座るときの場所の名。正面奥の家長の座る横座から見て,入り口に近い左または右の席。 (2)歌舞伎俳優の順位の一。一座の俳優のうち,座頭(ザガシラ)・書き出し・立女形などの俳優と同等同位の客員待遇を受ける者。

きゃく-ざしき【客座敷】🔗🔉

きゃく-ざしき [3] 【客座敷】 客をもてなすための座敷。客間。

きゃく-し【客死】🔗🔉

きゃく-し [0] 【客死】 (名)スル ⇒かくし(客死)

きゃく-し【客思】🔗🔉

きゃく-し [1] 【客思】 ⇒かくし(客思)

きゃく-じ【客辞】🔗🔉

きゃく-じ [0] 【客辞】 ⇒きゃくご(客語)

きゃく-しつ【客室】🔗🔉

きゃく-しつ [0] 【客室】 (1)客を通す部屋。客間(キヤクマ)。応接間。 (2)客船・ホテルなどで,客が泊まり,滞在する部屋。

きゃく-しゃ【客車】🔗🔉

きゃく-しゃ [0] 【客車】 〔明治中期まで「かくしゃ」とも〕 (1)鉄道で旅客を運ぶ車両。一般に,機関車で牽引(ケンイン)される車両をさす。 (2)賓客の乗った車。

きゃく-しゃ【客舎】🔗🔉

きゃく-しゃ [1] 【客舎】 ⇒かくしゃ(客舎)

きゃく-じょう【客情】🔗🔉

きゃく-じょう ―ジヤウ 【客情】 ⇒かくじょう(客情)

きゃく-しょうばい【客商売】🔗🔉

きゃく-しょうばい ―シヤウバイ [3] 【客商売】 客の相手やもてなしが中心となる商売。旅館・飲食店・女給・芸者など。接客業。水商売。

きゃく-じん【客人】🔗🔉

きゃく-じん [0] 【客人】 客として来ている人。

きゃく-じん【客神】🔗🔉

きゃく-じん [0] 【客神】 ⇒まろうどがみ(客神)

きゃく-ずき【客好き】🔗🔉

きゃく-ずき [0] 【客好き】 (1)客の来るのを好み喜ぶこと。また,その人。 (2)客に好かれること。「―のする店」

きゃく-すじ【客筋】🔗🔉

きゃく-すじ ―スヂ [0][3] 【客筋】 (1)客層。客種(キヤクダネ)。「―がよい」 (2)商売などの取引関係のある人。

きゃく-だたみ【客畳】🔗🔉

きゃく-だたみ [3] 【客畳】 茶室で客の座る畳。

きゃく-だね【客種】🔗🔉

きゃく-だね [0] 【客種】 客の層。客筋(キヤクスジ)。「―が悪い」

きゃく-どめ【客止め】🔗🔉

きゃく-どめ [0] 【客止め】 (名)スル 興行場などで,満員のため客の入場を止めること。札(フダ)止め。

きゃく-とり【客取り】🔗🔉

きゃく-とり [0][4] 【客取り】 (1)芸者などが売春の相手をつとめること。 (2)「客引き」に同じ。

きゃく-ひき【客引き】🔗🔉

きゃく-ひき [0] 【客引き】 (名)スル 旅館・バー・見世物などで,客を誘い入れること。また,その人。客取り。

きゃく-ま【客間】🔗🔉

きゃく-ま [0] 【客間】 来客を通す部屋。客用の部屋。客室。

きゃく-よせ【客寄せ】🔗🔉

きゃく-よせ [0] 【客寄せ】 商店などで,客を集めること。また,客が集まるように行う催し物。「―の福引き」

きゃっ-かん【客観】🔗🔉

きゃっ-かん キヤククワン [0] 【客観】 〔object〕 (1)主観の認識・行為の対象となるもの。主観に現れるもの。世界。かっかん。 (2)特定の認識作用や関心を超えた一般的ないし普遍的なもの。主観から独立して存在するもの。客体。かっかん。 ⇔主観 〔明治初期の造語で,明治期には「かっかん」が一般的〕

きゃっかん-かちせつ【客観価値説】🔗🔉

きゃっかん-かちせつ キヤククワン― [6] 【客観価値説】 商品の価値を,それに含まれる何らかの客観的な実体の量に基づいて説明する学説。労働価値説が代表的。 →労働価値説 →効用価値説

きゃっかん-しゅぎ【客観主義】🔗🔉

きゃっかん-しゅぎ キヤククワン― [5] 【客観主義】 (1)主観に依存しない,普遍妥当的な真理・価値を認め,それを基礎にして認識や行為を考える立場。 (2)客観的な立場をとって,自己の主観的な働きを克服する態度,あるいは不問にする態度。 (3)刑法理論において,犯罪すなわち刑罰の対象は,行為とその実害という外部から認識しうるものであるとする立場。旧派または古典派刑法論の中心思想をなす。 ⇔主観主義

きゃっかん-せい【客観性】🔗🔉

きゃっかん-せい キヤククワン― [0] 【客観性】 客観的であること。 ⇔主観性

きゃっかん-てき【客観的】🔗🔉

きゃっかん-てき キヤククワン― [0] 【客観的】 (形動) 個々の主観の恣意(シイ)を離れて,普遍妥当性をもっているさま。 ⇔主観的

きゃっかん-てき-かんねんろん【客観的観念論】🔗🔉

きゃっかん-てき-かんねんろん キヤククワン―クワンネンロン [9] 【客観的観念論】 世界は単なる主観的な観念ではなく,究極的・観念的実在によって成り立っているとみなす考え。その実在を観念的なものとみる点で唯物論に対立し,さらにその観念を客観的なものとみる点で主観的観念論に対立する。プラトン・ヘーゲル・シェリングなどが代表的。

きゃっかん-てき-せいしん【客観的精神】🔗🔉

きゃっかん-てき-せいしん キヤククワン― [7] 【客観的精神】 ヘーゲル哲学の用語。精神が歴史的・社会的な形で自己外化したもので,主観的精神と絶対的精神との中間に位する。ここでは自由になった意志が,外的には法として,内的には道徳として実現し,統一されて人倫となる。 →絶対精神

きゃっかん-てき-だとうせい【客観的妥当性】🔗🔉

きゃっかん-てき-だとうせい キヤククワン―ダタウセイ [0] 【客観的妥当性】 認識が客観的であり,その内容が個々の主観を超えて普遍的にあてはまること。

きゃっかん-てき-ちしき【客観的知識】🔗🔉

きゃっかん-てき-ちしき キヤククワン― [7] 【客観的知識】 個々の主観の思い込みを離れ,対象そのものの客観的あり方を反映した普遍性をもつ知識。客観的真理。

きゃっかん-てき-ひひょう【客観的批評】🔗🔉

きゃっかん-てき-ひひょう キヤククワン―ヒヒヤウ [0] 【客観的批評】 ある一定の理論や基準に照らして作品の価値を判断する批評。形式的批評。 ⇔主観的批評

きゃっかん-テスト【客観―】🔗🔉

きゃっかん-テスト キヤククワン― [5] 【客観―】 採点が主観的にならないように,出題と解答の方式を工夫したテスト。○×式・単文解答方式・穴埋め法・多肢選択法などの形式がある。

きゃっかん-びょうしゃ【客観描写】🔗🔉

きゃっかん-びょうしゃ キヤククワンベウ― [5] 【客観描写】 作家の主観を交えずに,観察したままを細かく,平明に描くこと。自然主義文学が理想とした。

きゃっ-き【客気】🔗🔉

きゃっ-き キヤク― [0][1] 【客気】 ⇒かっき(客気)

ハッカ【客家】🔗🔉

ハッカ 【客家】 〔ハッカは「客家」の客家語読み〕 中国の広東省周辺で外来者として居住する漢族。華北からの移民と主張し,独特の風俗をもつ。しばしば武装闘争をおこし,太平天国運動の発端ともなった。東南アジア在住の華人に多い。

まら-ひと【客・賓】🔗🔉

まら-ひと 【客・賓】 「まろうど」に同じ。「薬師は常のもあれど―の今の薬師貴かりけり/仏足石歌」

まれ-びと【賓・客・客人】🔗🔉

まれ-びと [0][2] 【賓・客・客人】 (1)「まろうど」に同じ。 (2)折口信夫の用語。海のかなたの異郷(常世(トコヨ))から来訪して,人々に祝福を与えて去る神。

まろうど【客・賓】🔗🔉

まろうど マラウド [2] 【客・賓】 〔「まらひと」の転。近世まで「まらうと」〕 よそから訪れる人。客。客人。まれびと。「此の敬ふべき―の為に辛くも一条の道を開けり/金色夜叉(紅葉)」

まろうど-い【客位・賓位】🔗🔉

まろうど-い マラウド 【客位・賓位】 客を通す部屋。客間。「西東の対のほどに,―などをかし/枕草子 135」

まろうど-がみ【客神・客人神】🔗🔉

まろうど-がみ マラウド― [5] 【客神・客人神】 土着の神ではなく,その社会の外から来訪して,その土地にまつられた神。きゃくじん。

まろうど-ざね【客実・賓実】🔗🔉

まろうど-ざね マラウド― 【客実・賓実】 主となる客。主賓。「うへにありける左中弁藤原の良近といふをなむ―にて/伊勢 101」

きゃく【客】(和英)🔗🔉

きゃく【客】 a caller;→英和 a visitor;→英和 a guest;→英和 a customer (商店などの);→英和 a patron (得意);→英和 a client (弁護士の);→英和 a passenger (乗客).→英和

きゃくあしらい【客あしらいが良い(悪い)】(和英)🔗🔉

きゃくあしらい【客あしらいが良い(悪い)】 give good (poor) service (旅館などで);be a good (poor) host[hostess](家庭で).

きゃくいん【客員】(和英)🔗🔉

きゃくいん【客員】 an associate[honorary]member.客員教授 a guest[visiting]professor.

きゃくし【客死する】(和英)🔗🔉

きゃくし【客死する】 die abroad.

きゃくしつ【客室】(和英)🔗🔉

きゃくしつ【客室】 a guest room (旅館などの);a passenger cabin (汽船・飛行機などの).客室係 a room clerk.

きゃくしゃ【客車】(和英)🔗🔉

きゃくしゃ【客車】 a passenger car;a coach.→英和

きゃくしょうばい【客商売】(和英)🔗🔉

きゃくしょうばい【客商売】 the hotel[restaurant,entertainment]business.

きゃくすじ【客筋】(和英)🔗🔉

きゃくすじ【客筋】 ⇒客種(だね).

きゃくだね【客種が良い(悪い)】(和英)🔗🔉

きゃくだね【客種が良い(悪い)】 have refined (low) customers.

きゃくどめ【客止め】(和英)🔗🔉

きゃくどめ【客止め】 a full house (満員).〜する turn away customers.

きゃくひき【客引き】(和英)🔗🔉

きゃくひき【客引き】 a tout;→英和 a barker (見せ物の).→英和 〜をする tout.

きゃくま【客間】(和英)🔗🔉

きゃくま【客間】 a drawing room.

きゃくよせ【客寄せに】(和英)🔗🔉

きゃくよせ【客寄せに】 to attract customers.

きゃっかん【客観】(和英)🔗🔉

きゃっかん【客観】 an objective view.〜的(に) objective(ly).→英和 ‖客観性 objectivity.客観テスト an objective test.

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