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【客】 9画 宀部 [三年] 区点=2150 16進=3552 シフトJIS=8B71 《常用音訓》カク/キャク 《音読み》 キャク/カク〈k〉〈qi〉 《訓読み》 まろうど(まらうど) 《名付け》 ひと・まさ 《意味》 {名}まろうど(マラウド)。訪問者。よそから来て、一時足をとめた人。きゃく。〈対語〉→主。「賓客」「主人下馬客在船=主人、馬ヲ下リ、客、船ニ在リ」〔→白居易{名}よそから来た者。旅人。「客舎(宿屋)」「鶏鳴而出客=鶏鳴キテ客ヲ出ダス」〔→史記{名}いそうろう。「食客」「客之居下坐者有能為鶏鳴=客ノ下坐ニ居ル者ヨク鶏鳴ヲ為ス有リ」〔→史記{名}見知らぬ人を呼ぶことば。〈類義語〉→君。「客何為者=客ハナンスル者ゾ」〔→史記キャクタリ・カクタリ{動}他人の家に食客としてやっかいになる。また、他郷に旅してとどまる。「客籍(よそ者)」「独将衰鬢客秦関=独リ衰鬢ヲモッテ秦関ニ客タリ」〔→盧綸{形・名}自分がその事がらに当面していない。よそごと。「客歳(すでに過ぎ去った年、去年)」「客観(自分の意識の外)」 「客家カッカ・ハッカ」とは、漢民族の一集団の名。広東カントン省・江西省・福建省・広西壮チワン族自治区などの地方に点在する。その人口は約二千万人以上といわれる。もと北方にいた漢民族のうち、集団で南へ移住したもので、周辺の部族からよそ者(客家)として扱われていた。そのことばは、客家語と呼ばれ、中国の五大方言の一つとされる。「客人」とも。▽ハッカは客家語の音。 《解字》 会意兼形声。各とは、足が四角い石につかえてとまった姿を示す会意文字。客は「宀(やね、いえ)+音符各」で、他人の家にしばし足がつかえてとまること。また、その人。→各 《単語家族》 格(つかえる木)閣(門のとびらをとめるくい)擱カク(つかえてとまる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

客子 カクシ🔗🔉

【客子】 カクシ 旅人。『客旅カクリョ』「客子中夜発=客子中夜ニ発ス」〔→杜甫〕「純青客旅衣=純青ナリ客旅ノ衣」〔→袁宏道

客土 カクド🔗🔉

【客土】 カクド 旅人にとって故郷以外の土地。別の場所から持ってきて、盛った土。置き土。盛り土。

客月 カクゲツ🔗🔉

【客月】 カクゲツ 先月。

客戸 カッコ🔗🔉

【客戸】 カッコ・キャッコ 主戸に対して、他の地方から移って来て、その地方の戸籍にはいった家。おとくいの客。顧客。

客意 カクイ🔗🔉

【客心】 カクシン 旅先で味わう、ものさびしい思い。心細く思う旅人の気持ちのこと。「花近高楼傷客心=花高楼ニ近ク、客心ヲ傷マシム」〔→杜甫〕「客愁全為減、捨此復何之=客愁全ク為ニ減ズ、此ヲ捨テテマタイヅクニカ之カン」〔→杜甫〕「荒城動客情=荒城客情ヲ動カス」〔→寒山〕『客意カクイ・客思カクシ・客愁カクシュウ・客情カクジョウ』

客中 カクチュウ🔗🔉

【客中】 カクチュウ 旅にある間。旅のさなか。「如何得帰後、猶似客中情=イカンゾ帰ルヲ得シノ後、ナホ客中ノ情ヒニ似タルヤ」〔→高啓

客礼 カクレイ🔗🔉

【客礼】 カクレイ 客としての待遇。

客衣 カクイ🔗🔉

【客衣】 カクイ 旅行中や旅先で着ている着物。たびごろも。『客袖カクシュウ・客裳カクショウ』

客気 カッキ🔗🔉

【客気】 カッキ 一時的の勇気。〔→左伝〔俗〕よそよそしく、遠慮した気分。

客死 カクシ🔗🔉

【客死】 カクシ 旅先で死ぬ。また、他国で死ぬ。「身客死於秦=身秦ニ客死ス」〔→史記

客次 カクジ🔗🔉

【客次】 カクジ 「客舎カクシャ・キャクシャ」と同じ。客と応対する場所。応接間。

客歳 カクサイ🔗🔉

【客年】 カクネン 去年。『客歳カクサイ』

客位 カクイ🔗🔉

【客位】 カクイ 客のすわる位置。『客席カクセキ・キャクセキ』

客兵 カクヘイ🔗🔉

【客兵】 カクヘイ 他国から来てとどまっている兵隊。客。

客居 カッキョ🔗🔉

【客居】 カッキョ 旅先のすまい。『客寓カクグウ』

客次 カクジ🔗🔉

【客舎】 カクシャ・キャクシャ 宿屋。旅館。『客亭カクテイ・客次カクジ』「客舎青青柳色新=客舎青青柳色新タナリ」〔→王維

客枕 カクチン🔗🔉

【客枕】 カクチン 旅寝の枕マクラ。旅で寝ている枕もとのこと。「客枕依然半夜鐘=客枕依然タリ半夜ノ鐘」〔→陸游

客星 カクセイ🔗🔉

【客星】 カクセイ いつもは出ていなくて、時に臨んであらわれる星。「身将客星隠、心与浮雲閑=身ハ客星トトモニ隠レ、心ハ浮雲トトモニ閑ナリ」〔→李白

客員 カクイン🔗🔉

【客員】 カクイン・キャクイン〔国〕正規のメンバーではないが、参加を求められて加わり、特別に扱われる人。「客員教授」

客塗 カクト🔗🔉

【客途】 カクト =客塗。旅路。『客路カクロ』

客病 カクビョウ🔗🔉

【客病】 カクビョウ 旅先での病気。「霜天客病難=霜天客病難シ」〔→袁宏道

客舟 カクシュウ🔗🔉

【客船】 キャクセン 客を乗せる船。「夜半鐘声到客船=夜半ノ鐘声客船ニ到ル」〔→張継〕『客舟カクシュウ』

客卿 カッケイ🔗🔉

【客卿】 カッケイ 他国から来て、その国の大臣となった人。〔→史記

客遊 カクユウ🔗🔉

【客遊】 カクユウ =客游。故郷を離れて、他国を巡り回ること。

客語 カクゴ🔗🔉

【客語】 カクゴ・キャクゴ 文法で、他動詞の動作を受ける対象をあらわす語。目的語。論理学の命題の中で、一般概念をあらわすことば。

客観 カッカン🔗🔉

【客観】 カッカン・キャッカン 主観に対して、認識・行為の対象とするいっさいのもののこと。表面から見たところ。外観。

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