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しん-けい【針形】🔗🔉

しん-けい [0] 【針形】 針のように細長く,先のとがった形。植物の花弁や葉の形を言い表すときに用いる語。

しん-じゅつ【鍼術・針術】🔗🔉

しん-じゅつ [1] 【鍼術・針術】 東洋医学の治療術の一。つぼに針を刺して治療を行う方法。はり。

しん-じょう【針状】🔗🔉

しん-じょう ―ジヤウ [0] 【針状】 針のように細くて,先がとがっている形。はりじょう。「―の突起物」

しんしょう-ぼうだい【針小棒大】🔗🔉

しんしょう-ぼうだい シンセウバウダイ [0] 【針小棒大】 〔針ほどのものも棒ほどに大きく言う意から〕 物事を大げさに誇張して言うこと。

しん-せん【針線・鍼線】🔗🔉

しん-せん [0] 【針線・鍼線】 (1)はりといと。 (2)裁縫。ぬいもの。 (3)はりがね。

しん-てっこう【針鉄鉱】🔗🔉

しん-てっこう ―テツクワウ [3] 【針鉄鉱】 鉄の水酸化鉱物の一。化学式 α‐FeOOH 斜方晶系。黄褐色ないし黒褐色。鉄銹(テツサビ)や,金属鉱山の「焼け」の主成分。はりてっこう。ゲータイト。

しん-ばん【針盤】🔗🔉

しん-ばん [0] 【針盤】 針形の磁石を使った羅針盤。

しん-ぷ【針布】🔗🔉

しん-ぷ [1] 【針布】 金属性の針を基布に植えつけたもの。紡績の工程で繊維のもつれをほぐしたり,毛織物の起毛をするために用いる。

しん-みょう【針妙】🔗🔉

しん-みょう ―メウ [1] 【針妙】 〔「妙」は「少女」を合わせて一字としたもの。僧侶の隠語〕 (1)宮中の女官の私室で,裁縫などをした女中。 (2)寺で裁縫をする女。寺は女人禁制なので,この名目でひそかに妻女をおいた。 (3)貴人の家,一般の家庭などに雇われて裁縫をする女。「―をおはりと言てしかられる/柳多留 13」

しんよう-じゅ【針葉樹】🔗🔉

しんよう-じゅ シンエフ― [3] 【針葉樹】 裸子植物の大半を占める球果を結ぶ樹木の総称。温帯北部を中心に世界に約五〇〇種が分布。多くは針状または鱗片状の葉をつける常緑高木だが,ハイネズなどの低木,カラマツ・ヌマスギなどの落葉樹,また広披針形の葉をつけるナギの類も含まれる。材は緻密で繊維が長く,建材・パルプ用材などとして利用される。 ⇔広葉樹

しんようじゅ-りん【針葉樹林】🔗🔉

しんようじゅ-りん シンエフ― [5] 【針葉樹林】 針葉樹よりなる樹林。熱帯の山地から高木限界まで広く分布するが,代表的なものは温帯北部から寒帯に見られる。

しん-ろ【針路】🔗🔉

しん-ろ [1] 【針路】 (1)船舶・航空機などの進む方向と子午線とのなす角度。コース。「―を北にとる」 (2)進んで行く方向。進路。

はり【針】🔗🔉

はり [1] 【針】 (1)布などを縫うのに用いる道具。ごく細い鋼製の短い棒で,一端をとがらせる。他端に糸を通す穴がある縫い針・刺繍(シシユウ)針・革針・毛糸針などや,穴のない待ち針,他にミシン針など多種ある。 (2)細く鋭く先端のとがった,{(1)}に似た形のもの。(ア)ハチ・サソリなどの尾部にある,他の動物を刺して毒を注入する器官。(イ)時計・磁石などの計器の目盛りをさし示すもの。「―が正午をさす」「―が真北をさす」(ウ)注射針。(エ)レコード針。(オ)ホチキスに用いる留め金。 (3)裁縫。縫い物。おはり。「―の師匠の家/土(節)」 (4)言動の中にある,人の心を傷つける気持ち。害意。「―のある言葉」 (5)助数詞的に用いて,針で縫った目数を数えるのに用いる。「三―縫う」 →鍼(ハリ) →鉤(ハリ)

はり=の先で突いた程🔗🔉

――の先で突いた程 ごくわずかなことのたとえ。

はり=ほどのことを棒(ボウ)ほどに言う🔗🔉

――ほどのことを棒(ボウ)ほどに言う 小さな物事を大げさに言う。針小棒大。

はり=を蔵(クラ)に積みても溜(タマ)らぬ🔗🔉

――を蔵(クラ)に積みても溜(タマ)らぬ いくら小金をせっせとためても,蓄えは増えないことのたとえにいう。「尻も結ばぬ糸のごとく,―内証/浮世草子・永代蔵 3」

はり=を立つる土地無し🔗🔉

――を立つる土地無し 少しの余地もないことのたとえ。立錐(リツスイ)の余地もない。

はり=を含・む🔗🔉

――を含・む 言葉に人の心を傷つけるような悪意がこめられている。「―・んだもの言い」

はり=を以(モツ)て地(チ)を刺す🔗🔉

――を以(モツ)て地(チ)を刺す 狭い見識で広大な物事を推測する。また,到底達成できないことを企てる。

はりあな-しゃしんき【針穴写真機】🔗🔉

はりあな-しゃしんき [6] 【針穴写真機】 ⇒ピンホール-カメラ

はり-い【鍼医・針医】🔗🔉

はり-い [2] 【鍼医・針医】 鍼術(シンジユツ)を行う医者。鍼医者。

はり-いか【針烏賊】🔗🔉

はり-いか [2] 【針烏賊】 コウイカの異名。

はり-うお【針魚】🔗🔉

はり-うお ―ウヲ [2] 【針魚】 (1)ハリヨの別名。 (2)イトヨの異名。

はり-うち【針打ち】🔗🔉

はり-うち [4][0] 【針打ち】 (1)正月の児童の遊びの一。糸のついた針を前歯でくわえて重ねた紙に吹き立て,糸を引き上げて針についてくる紙を自分のものとするもの。紙打ち。 (2)〔「針打ち島田」の略。元結を針でとめたところからの名〕 文金(ブンキン)高島田の別名。 (3)歌舞伎の鬘(カズラ)の一。時代物の二枚目に用いる髷(マゲ)が針刺しに似た形のもの。

はり-うなぎ【針鰻】🔗🔉

はり-うなぎ [3] 【針鰻】 ウナギの稚魚。 →白子(シラス)(2)

はり-えんじゅ【針槐】🔗🔉

はり-えんじゅンジユ [3] 【針槐】 マメ科の落葉高木。北アメリカ原産。街路樹・公園樹などとする。葉は羽状複葉で,托葉はとげとなる。初夏,白色の蝶形花が総状について垂れ下がる。材は薪炭材などとする。ニセアカシア。[季]夏。 針槐 [図]

はり-がき【針書き・針描き】🔗🔉

はり-がき [0] 【針書き・針描き】 蒔絵(マキエ)で,文様の境界線などを描く場合に針状のものでひっかいて表すこと。ひっかき。針彫り。

はり-がね【針金】🔗🔉

はり-がね [0] 【針金】 (1)金属を細長く糸のように伸ばしたもの。太さは番号によって示され,番号の大きいものほど細い。 (2)明治時代,電線のこと。

はりがね-かずら【針金蔓】🔗🔉

はりがね-かずら ―カヅラ [5] 【針金蔓】 ツツジ科の常緑小低木。深山の林中に自生。茎は針金状に伸びて分枝し,地をはう。葉は卵形。初夏,葉腋(ヨウエキ)に壺形の白色の小花をつける。果実は楕円形で,熟すと白色となる。

はりがね-ゲージ【針金―】🔗🔉

はりがね-ゲージ [5] 【針金―】 ⇒ワイヤ-ゲージ

はりがね-とじ【針金綴じ】🔗🔉

はりがね-とじ ―トヂ [0] 【針金綴じ】 仮製本の綴じ方の一。書物の中身を針金を用いて綴じること。中綴じと平綴じとがある。

はりがね-むし【針金虫】🔗🔉

はりがね-むし [4] 【針金虫】 (1)線形虫綱ハリガネムシ目に属する袋形動物の総称。体は針金のように著しく細長く,体長数センチメートル〜1メートル。水中で孵化した幼虫は水生昆虫に寄生し,宿主がカマキリなどに食われるとその体内に寄生して成虫となる。成虫はやがて宿主から脱出して水中に入り,交尾・産卵する。日本では一〇種あまりが知られる。 (2)コメツキムシ科の甲虫の幼虫の総称。体長は3センチメートルくらい。細長い円筒形で淡褐色。地中や木の幹などで生活する。農作物の根を食害するものがある。

はり-ぎり【針桐】🔗🔉

はり-ぎり [2] 【針桐】 ウコギ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は暗褐色で,枝は太くとげがある。葉は掌状に七〜九裂し,長い柄があって枝先付近に集まってつく。七,八月,枝先に多数の花軸が出,黄緑色の小花を球状につける。材は下駄や器具にする。センノキ。

はり-くよう【針供養】🔗🔉

はり-くよう ―クヤウ [3] 【針供養】 二月八日(地方によっては一二月八日),平素裁縫などに使って折れた針を,豆腐やこんにゃくに刺したり淡島神社に納めたりして供養をすること。その日一日は裁縫を休む。[季]春。《片づけて子と遊びけり―/今井つる女》 →事八日(コトヨウカ)

はり-ぐわ【針桑】🔗🔉

はり-ぐわ ―グハ [2] 【針桑】 クワ科の落葉小高木。中国原産。まれに栽培される。小枝はとげとなる。葉は卵形で全縁または三浅裂する。雌雄異株。六月,淡黄色の小花が球状に集まる。果実は赤く熟す。葉を蚕の飼料とする。

はり-こ【針子】🔗🔉

はり-こ [0] 【針子】 ⇒お針子

はり-ごち【針鯒】🔗🔉

はり-ごち [2] 【針鯒】 カサゴ目の海魚。全長約20センチメートル。体形はコチに似て細長く頭部は扁平。体は黄褐色で腹は白色。体表に小さな強いとげが多い。かまぼこの材料となる。南日本のやや深い海底に分布。ヤスリゴチ。

はり-さし【針刺(し)】🔗🔉

はり-さし [3][2] 【針刺(し)】 裁縫用の針を刺しておくための道具。さびないように,髪の毛・ぬかなどを布で包んで作る。針立て。針山。針坊主。

はり-し【針師】🔗🔉

はり-し [2] 【針師】 針の製造を職業とする人。

はり-しごと【針仕事】🔗🔉

はり-しごと [3] 【針仕事】 (名)スル 裁縫。縫い物。

はり-しょうが【針生姜】🔗🔉

はり-しょうが ―シヤウガ [3] 【針生姜】 根ショウガを針のように細い千切りにしたもの。吸い口や天盛りにする。

はり-せんぼん【針千本】🔗🔉

はり-せんぼん [3][1]-[1] 【針千本】 フグ目の海魚。日本近海では全長約20センチメートル。体はほぼ卵形。体表に長くて強いとげが密生し,危険が迫ると腹を膨らませ,とげを直立していが栗のようになる。背面は灰色の地に褐色の斑紋が散在し,腹面は白色。肉は無毒で食用になる。世界中の暖海に分布。ハリフグ。バラフグ。スズメフグ。イガフグ。 針千本 [図]

はり-たて【針立て・鍼立て】🔗🔉

はり-たて [2] 【針立て・鍼立て】 (1)「針刺し」に同じ。 (2)鍼をうって病気の治療をすること。また,鍼医。

はり-ねずみ【針鼠】🔗🔉

はり-ねずみ [3] 【針鼠】 食虫目の哺乳類。頭胴長約25センチメートル。体形はネズミに似るが,吻(フン)が突出し尾が短く,全身に短い針が密生する。地上で生活し,敵に出合うと体を栗のいがのように丸めて身を守る。夜行性。ユーラシア大陸各地の平地や山林に分布する。日本にはいない。 針鼠 [図]

はり-の-あな【針の穴】🔗🔉

はり-の-あな [1][1]-[2] 【針の穴】 縫い針の頭部にある糸を通す穴。針の耳。

はりのあな=から天のぞく🔗🔉

――から天のぞく 狭い見識で広大な事物を判断しようとするたとえ。

はり-の-みみ【針の耳】🔗🔉

はり-の-みみ 【針の耳】 「針の穴」に同じ。「―ヲ通ス/日葡」

はり-の-むしろ【針の筵】🔗🔉

はり-の-むしろ [1] 【針の筵】 〔針を植えた筵の意〕 周囲の非難・冷遇,また自責の念などで一瞬も心が安まらないことのたとえ。「―に座らされた思い」

はり-の-やま【針の山】🔗🔉

はり-の-やま [1][1]-[2] 【針の山】 地獄にあるという,一面に針の生い出ている山。

はり-ばこ【針箱】🔗🔉

はり-ばこ [0] 【針箱】 裁縫用具を入れる箱。裁縫箱。

はり-ぶき【針蕗】🔗🔉

はり-ぶき [2] 【針蕗】 ウコギ科の落葉小低木。深山の針葉樹林中に生える。全体にとげがある。葉は大きく,掌状に七〜九裂し,柄が長い。夏,枝先に緑白色の小花が円錐状につく。果実は球形で赤く熟す。クマダラ。

はり-ふぐ【針河豚】🔗🔉

はり-ふぐ [0] 【針河豚】 ハリセンボンの異名。

はり-ぼうず【針坊主】🔗🔉

はり-ぼうず ―バウズ [3] 【針坊主】 「針刺し」に同じ。

はり-ますい【鍼麻酔・針麻酔】🔗🔉

はり-ますい [3] 【鍼麻酔・針麻酔】 つぼに鍼を刺し,またそれに通電するなどして持続的に刺激を加えることにより,痛みの感覚を消失させる方法。中国で開発され,手術に用いられる。

はり-め【針目】🔗🔉

はり-め [3] 【針目】 針で縫ったあと。縫い目。「―が粗い」

はり-めど【針孔】🔗🔉

はり-めど [0] 【針孔】 糸を通すための針の孔(アナ)。めど。

はり-もぐら【針土竜】🔗🔉

はり-もぐら [3] 【針土竜】 単孔目の哺乳類。体長45センチメートル内外。体形はハリネズミに似るが食虫目ではない。吻(フン)が細長く,全身が長さ約5センチメートルの針におおわれる。全身暗褐色。強力な前肢で地面を掘って,アリなどの昆虫を長い舌でなめ取る。卵生で,雌が腹部の育児嚢(ノウ)で子を育てる。オーストラリア・ニューギニア・タスマニアに分布。

はり-もみ【針樅】🔗🔉

はり-もみ [2] 【針樅】 マツ科の常緑高木。中部地方以西の山地に生える。葉は針状でかたい。雌雄同株。六月頃開花し,松かさは長楕円形で枝端から下垂してつく。材は建材・パルプ用。バラモミ。

はり-やま【針山】🔗🔉

はり-やま [0] 【針山】 「針刺し」に同じ。

はりよ【針魚】🔗🔉

はりよ [0] 【針魚】 トゲウオ目の淡水魚。全長約5センチメートル。体側の前方に二〜七個の板状の鱗(ウロコ)があり,背びれに三本のとげがある。雄は川底にすり鉢状の産卵巣を作る。岐阜・滋賀・三重各県の湧水域や細流に分布。ハリウオ。

みず【針孔・針眼】🔗🔉

みず ミヅ 【針孔・針眼】 針の端の糸を通すあな。めど。みぞ。みみ。「こはりは―が大事に候/七十一番職人歌合」

みぞ【針孔】🔗🔉

みぞ [0] 【針孔】 糸を通す針のあな。めど。

め-ど【針孔】🔗🔉

め-ど [1] 【針孔】 針の糸を通す孔(アナ)。はりのみみ。

しんきゅう【針[鍼]灸術(師)】(和英)🔗🔉

しんきゅう【針[鍼]灸術(師)】 (a practitioner in) acupuncture and moxibustion.

しんしょうぼうだい【針小棒大に】(和英)🔗🔉

しんしょうぼうだい【針小棒大に】 exaggeratedly.→英和 〜に話す exaggerate.→英和

しんようじゅ【針葉樹】(和英)🔗🔉

しんようじゅ【針葉樹】 a conifer.→英和

しんろ【針路】(和英)🔗🔉

しんろ【針路】 a course;→英和 steerage.→英和 〜を誤る take a wrong course.〜を変える change[turn,shift]one's course.〜を東へ取る steer one's course eastward.〜を向ける make for.

はり【針】(和英)🔗🔉

はり【針】 (1) a needle (縫針など);→英和 a pin (ピン);→英和 a hook (釣の).→英和 (2)[時計の]a hand;→英和 a sting (蜂などの);→英和 a thorn (ばらの).→英和 (3)[縫合]a stitch.→英和 (4)[針療治]acupuncture.→英和 〜に糸を通す thread a needle.〜を含んだ言葉 stinging words.傷を六〜縫う have six stitches on one's cut.〜をする perform acupuncture.

はりい【針医】(和英)🔗🔉

はりい【針医】 an acupuncturist.

はりえんじゅ【針槐】(和英)🔗🔉

はりえんじゅ【針槐】 《植》a false acacia;a locust tree.

はりがね【針金】(和英)🔗🔉

はりがね【針金】 (a) wire.→英和

はりざし【針刺し】(和英)🔗🔉

はりざし【針刺し】 a pincushion.→英和

はりしごと【針仕事】(和英)🔗🔉

はりしごと【針仕事】 needlework.→英和

はりねずみ【針鼠】(和英)🔗🔉

はりねずみ【針鼠】 a hedgehog.→英和

はりばこ【針箱】(和英)🔗🔉

はりばこ【針箱】 a workbox;a housewife.→英和

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