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き‐しん【針】🔗🔉

き‐しん【針】 (「」は、日かげの意)古代の日時計の一つ。台の上に一定の高さの棒を垂直に立て、棒が台に落とす影の方向によって時間をはかり、影の長短によって、季節の推移や一太陽年の長さなどを知る装置。日儀(にっきぎ)。

しん‐い【鍼医・針医】🔗🔉

しん‐い【鍼医・針医】 鍼(はり)を用いて治療する医師。はりいしゃ。はりくすし。はりし。はりい。

しん‐きゅう【鍼灸・針灸】(‥キウ)🔗🔉

しん‐きゅう【鍼灸・針灸】(‥キウ) はりときゅう。漢方で治療のために、針を打ったり、灸をすえたりすること。「鍼灸療法」

しん‐けい【針形】🔗🔉

しん‐けい【針形】 針のように細長く先のとがった葉の形。

しん‐こう【針工・鍼工】🔗🔉

しん‐こう【針工・鍼工】 1 針仕事。針を用いて行う仕事。裁縫。また、その仕事をする人。 2 針を作る仕事。また、その仕事をする人。 3 鍼術を行う人。鍼医(しんい・はりい)。

しん‐じゅつ【鍼術・針術】🔗🔉

しん‐じゅつ【鍼術・針術】 金、銀、鉄などの金属製の細い針を患部に刺して、病気を治療する漢方の医術。はり。

しんしょう‐ぼうだい【針小棒大】(シンセウ‥)🔗🔉

しんしょう‐ぼうだい【針小棒大】(シンセウ‥) (形動)針ほどの小さいことを棒ほどに大きく言いたてること。物事を大げさに言うさま。「針小棒大に言いふらす」

しん‐せん【針線・鍼線】🔗🔉

しん‐せん【針線・鍼線】 1 はりといと。また、はりしごと。裁縫。 2 細い金属の線。はりがね。

しんにゅう‐ど【針入度】(シンニフ‥)🔗🔉

しんにゅう‐ど【針入度】(シンニフ‥) 物質の粘稠度、硬さなどを表す尺度の一つ。ある物質に一定の形状・重量の針あるいは円錐をあてがい、一定の力を一定時間加えて後にどれほどもぐるかを測って表す。

しん‐ばん【針盤】🔗🔉

しん‐ばん【針盤】 羅針盤のこと。

しん‐ぷ【針布】🔗🔉

しん‐ぷ【針布】 先の曲がりとがった金属性の針が基布に植えこまれたもの。繊維のもつれを解いたり、起毛に用いたりする。

しん‐ぺん【鍼・針🔗🔉

しん‐ぺん【鍼・針 (「しんべん」とも) 1 金属の細い鍼と石鍼(いしばり)。また、それを用いた医術。鍼(はり)。 2 転じて、人を訓戒して、その過失を正すこと。いましめ。箴誡。

しん‐みょう【針妙】(‥メウ)🔗🔉

しん‐みょう【針妙】(‥メウ) 1 宮中の高級女官の私室に仕え、裁縫などをした上級の女中。 2 寺で裁縫をする女。 3 一般の家庭にやとわれて裁縫をする女。裁縫専門の女奉公人。

しん‐やく【鍼薬・針薬】🔗🔉

しん‐やく【鍼薬・針薬】 鍼(はり)で治療する術と薬で治療する術。鍼術と薬術。

しん‐よう【針葉】(‥エフ)🔗🔉

しん‐よう【針葉】(‥エフ) 針状の外観をもつ葉。⇔闊葉(かつよう)・広葉

しんよう‐じゅ【針葉樹】(シンエフ‥)🔗🔉

しんよう‐じゅ【針葉樹】(シンエフ‥) 裸子植物の針葉樹類(球果類)に属する植物。一般に高木で、葉は針状をなすが広い葉をつけるナギ、鱗状の葉をつけるアスナロなどの例外もある。マツ科・スギ科・ヒノキ科・イチイ科・イヌガヤ科などが含まれる。シベリア、アラスカなど亜寒帯に樹林として発達。建築材・パルプ原料として重要なものが多い。松柏類。

しん‐ろ【針路】🔗🔉

しん‐ろ【針路】 1 船、または飛行機の進むべき航路。また、その方角。磁針によって進行方向を決めるところからいう。 2 (比喩的に)進むべき方向。進路。むき。「針路を誤る」

しんろ‐しんごう【針路信号】(‥シンガウ)🔗🔉

しんろ‐しんごう【針路信号】(‥シンガウ) 航行中の船舶が針路を転ずる場合などに、近接する他船に向けて汽笛を用いて発する衝突予防のための信号。

はり【針・鍼】🔗🔉

はり【針・鍼】 1 布帛などを縫うのに用いる具。鋼鉄でまるく細長くつくり、一端は鋭くとがり、他端に糸を貫き通す穴がある。古くは、骨や角などを用いて製した。また、穴のない、布を刺留めるのに用いる留針、待針もある。 2 (鍼)鍼治に用いる具。また、その術。 金、銀、鉄などで作られた治療用のもの。皮下あるいは皮内に刺入し、諸種疾病の治療を行う。 を用いて療治すること。鍼治。 3 1に似て一端がとがり、物を刺したりするもの。 (「鉤」とも)釣り針のこと。ち。とげ。蜂の尾部にあり、他の動物を刺すもの。注射器の先端につけ、皮肉に刺すもの。注射針。レコードの盤面から震動をひろう器具。レコード針。編み物などに用いる具。かぎ針、棒針の類。物を重ねて押さえとめるもの。虫ピンやホッチキスに用いるものなど。 4 (3 から)誘惑し、だますもののたとえ。〔日葡辞書〕 5 時計、磁石、計器などの目盛や数字をさし示すもの。 6 細く長い形。また、きわめて細小なもののたとえ。 7 裁縫。縫い物。また、それをする人。おはり。「お針の稽古」 8 人の心を傷つけようとする悪意のたとえ。陰険な心。「針のある言葉」 ●針刺(さ)すばかり ごくわずかなことのたとえ。 ●針の=穴(あな)[=耳(みみ)・めど] 縫い針の頭部にある、糸を通す小さな穴。 ●針の=穴[=溝(みぞ)・耳穴(みみず)]から天を覗(のぞ)く 自分の狭い見識を基準にして、広大なことについて勝手な推測を下すたとえ。 ●針の先で突いた程 ごくわずかなことのたとえ。 ●針の筵(むしろ) (針を植えた敷き物の意から)ひじょうに恐ろしくて、まったく安心できない場所のたとえ。いつも苦しめられている、つらく悲しい場所・環境。 ●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。

●針刺(さ)すばかり🔗🔉

●針刺(さ)すばかり ごくわずかなことのたとえ。 ●針の=穴(あな)[=耳(みみ)・めど] 縫い針の頭部にある、糸を通す小さな穴。 ●針の=穴[=溝(みぞ)・耳穴(みみず)]から天を覗(のぞ)く 自分の狭い見識を基準にして、広大なことについて勝手な推測を下すたとえ。 ●針の先で突いた程 ごくわずかなことのたとえ。 ●針の筵(むしろ) (針を植えた敷き物の意から)ひじょうに恐ろしくて、まったく安心できない場所のたとえ。いつも苦しめられている、つらく悲しい場所・環境。 ●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針の=穴(あな)[=耳(みみ)・めど]🔗🔉

●針の=穴(あな)[=耳(みみ)・めど] 縫い針の頭部にある、糸を通す小さな穴。 ●針の=穴[=溝(みぞ)・耳穴(みみず)]から天を覗(のぞ)く 自分の狭い見識を基準にして、広大なことについて勝手な推測を下すたとえ。 ●針の先で突いた程 ごくわずかなことのたとえ。 ●針の筵(むしろ) (針を植えた敷き物の意から)ひじょうに恐ろしくて、まったく安心できない場所のたとえ。いつも苦しめられている、つらく悲しい場所・環境。 ●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針の=穴[=溝(みぞ)・耳穴(みみず)]から天を覗(のぞ)く🔗🔉

●針の=穴[=溝(みぞ)・耳穴(みみず)]から天を覗(のぞ)く 自分の狭い見識を基準にして、広大なことについて勝手な推測を下すたとえ。 ●針の先で突いた程 ごくわずかなことのたとえ。 ●針の筵(むしろ) (針を植えた敷き物の意から)ひじょうに恐ろしくて、まったく安心できない場所のたとえ。いつも苦しめられている、つらく悲しい場所・環境。 ●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針の先で突いた程🔗🔉

●針の先で突いた程 ごくわずかなことのたとえ。 ●針の筵(むしろ) (針を植えた敷き物の意から)ひじょうに恐ろしくて、まったく安心できない場所のたとえ。いつも苦しめられている、つらく悲しい場所・環境。 ●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針の筵(むしろ)🔗🔉

●針の筵(むしろ) (針を植えた敷き物の意から)ひじょうに恐ろしくて、まったく安心できない場所のたとえ。いつも苦しめられている、つらく悲しい場所・環境。 ●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針の山(やま)🔗🔉

●針の山(やま) 地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。 ●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針ほどのことを棒ほどに言う🔗🔉

●針ほどのことを棒ほどに言う (「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。 ●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針を蔵に積む🔗🔉

●針を蔵に積む 長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。 ●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針を立つる土地無し🔗🔉

●針を立つる土地無し 針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。 ●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

●針を以(もっ)て地を刺す🔗🔉

●針を以(もっ)て地を刺す (「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。 はり【張】 1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」 2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。 3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」 4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」 5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。 6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」 7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」 8 色恋の相手としてつけねらうこと。 〔接尾〕 1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。 2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」

はりあな‐しゃしんき【針孔写真機】🔗🔉

はりあな‐しゃしんき【針孔写真機】 =ピンホールカメラ

はり‐あんま【鍼按摩・針按摩】🔗🔉

はり‐あんま【鍼按摩・針按摩】 鍼術の療治を行う按摩。

はり‐い【針藺】(‥ゐ)🔗🔉

はり‐い【針藺】(‥ゐ) カヤツリグサ科の一年草。東アジアに広く分布し、日本の各地の水田や湿地に生える。高さ一〇〜二〇センチメートル。稈は細く基部は暗赤色で群がって生え、葉はない。夏から秋にかけ、稈頂に淡紫色で長さ三〜八ミリメートルの卵形か楕円形の小穂を一個つける。

はり‐い【鍼医・針医】🔗🔉

はり‐い【鍼医・針医】 鍼術の療治を行う医者。鍼医者。しんい。

はり‐いお【針魚】(‥いを)🔗🔉

はり‐いお【針魚】(‥いを) 「さより(細魚)」の異名。

はり‐いか【針烏賊】🔗🔉

はり‐いか【針烏賊】 「こういか(甲烏賊)」の異名。

はり‐うお【針魚】(‥うを)🔗🔉

はり‐うお【針魚】(‥うを) 「はりよ(針魚)」の異名。

はり‐うち【針打】🔗🔉

はり‐うち【針打】 1 針を刺すこと。 2 =かみうち(紙打)2 3 歌舞伎の鬘(かつら)の一つ。時代物で、色気ある二枚目の役に用いる。髷の先端の形からこの名が生じたという。

はり‐うなぎ【針鰻】🔗🔉

はり‐うなぎ【針鰻】 ウナギの幼魚で、成魚とほぼ同じ形態を備え、海から川へ上ってくる時期のものをいう。変態は大体終えており、メソウナギを経て成魚になる。縫針の形に似ている。日本では二月から五月にみられ、捕えて養殖する。しらすうなぎ。

はり‐えびす【針夷】🔗🔉

はり‐えびす【針夷】 ニシキウズガイ科の巻き貝。本州中南部の水深一〇〇〜二〇〇メートルの海中にすむ。殻は高さ、直径ともに四〜五センチメートルの円錐形。表面は灰黄色で九階の螺層をもち、各層に多くの粒状突起と小棘列が並んだ輪脈がある。殻口は底面に卵形に開き内面は白色で真珠光沢がある。

はり‐えんじゅ【針槐】(‥ゑんじゅ)🔗🔉

はり‐えんじゅ【針槐】(‥ゑんじゅ) マメ科の落葉高木。北アメリカ原産で、明治中期に日本に渡来し庭木や街路樹に利用。高さ一五メートルに達する。托葉はとげ状。葉は奇数羽状複葉でふつう七〜一九個の小葉からなる。小葉は卵形または卵状長楕円形。初夏、葉腋に総状花序を垂れ下げ、フジに似た白い蝶形花を多数つける。豆果は線状長楕円形で長さ約一〇センチメートル。材は薪炭用。にせアカシア。いぬアカシア。《季・夏》

はりお【針魚】(はりを)🔗🔉

はりお【針魚】(はりを) 「さより(細魚)」の異名。

はりお‐あまつばめ【針尾雨燕】(はりを‥)🔗🔉

はりお‐あまつばめ【針尾雨燕】(はりを‥) アマツバメ科の鳥。全長二一センチメートル。アマツバメに似ているが尾は角尾で、羽軸で針状をなして尾端に突き出る。背面は黒褐色で光沢があり、翼は長く、飛行中に羽音をたてる。シベリア東南部から日本にかけて、およびヒマラヤから中国西南部で繁殖し、北部のものはオーストラリアとタスマニアで越冬する。日本では北海道・本州の高山で繁殖する。かざきりつばめ。

はり‐がき【針書】🔗🔉

はり‐がき【針書】 1 金石に文章や絵などを錐(きり)状のもので線刻すること。 2 蒔絵(まきえ)の文様の境界線などを描く場合に、針状のものでひっかいて表すこと。

はり‐がね【針金】🔗🔉

はり‐がね【針金】 1 金属を、細長く延ばした線状のもの。 2 電線。電灯線。

はりがね‐かずら【針金葛】(‥かづら)🔗🔉

はりがね‐かずら【針金葛】(‥かづら) ツツジ科の常緑小低木。本州中北部の針葉樹林内に生える。茎は地上をはい、よく分枝する。枝は細長い針金状で堅く、長さ二〇〜三〇センチメートル。葉は互生し、倒卵形または楕円形で小さい。夏、葉腋に短柄のある鐘形の小白花を下向きに開く。果実は楕円形で熟すと白くなる。

はりがね‐ゲージ【針金ゲージ】🔗🔉

はりがね‐ゲージ【針金ゲージ】 =ワイヤゲージ

はりがね‐ばね【針金発条】🔗🔉

はりがね‐ばね【針金発条】 針金で作ったばねの総称。

はりがね‐むし【針金虫】🔗🔉

はりがね‐むし【針金虫】 1 線虫類に近縁な線形虫類のハリガネムシ目に属する動物の総称。体長一〇〜五〇センチメートル。体は針金状で著しく細長い。幼虫は水生昆虫に寄生し、のちカマキリなどの食虫性昆虫に捕食され、その体内で成虫となる。秋に宿主の体外に出て水中で自由生活を送る。寄生された昆虫は生殖能力を失う。黒褐色で、体長四〇センチメートルぐらいになるニホンザラハリガネムシが代表種。あしまつい。《季・秋》 2 甲虫目コメツキムシ科に属する昆虫の幼虫の総称。体は太い針金状で、光沢のある褐色。体長はふつう二〜三センチメートル。麦、サツマイモなど農作物の害虫となるものが多い。クシコメツキの幼虫など。

はりがね‐わらび【針金蕨】🔗🔉

はりがね‐わらび【針金蕨】 シダ類ウラボシ科の落葉多年草。各地の山地の樹林下などに生える。葉柄は紫褐色。葉は一回羽状複葉、長卵形または長く、ふつう楕円形で長さ一五〜六〇センチメートル。羽片は披針形で下部のものはやや下向きにつく。各裂片は楕円形。葉の中軸と羽軸には細毛を密布。胞子嚢群は円形で裂片の裏面の中肋の両側に一列にならび、円腎形の包膜におおわれる。

はり‐ぎり【針桐】🔗🔉

はり‐ぎり【針桐】 ウコギ科の落葉高木。各地の山地に生える。高さ二五メートル、径一メートルに達する。枝は灰紫色でとげを散生する。葉は長柄をもち、枝先に集まってつく。葉身は扁円形で掌状に浅く五〜七裂、長さ一〇〜二〇センチメートル、幅一〇〜三〇センチメートル。各裂片は卵状三角形、先はとがり、縁に不規則な鋸歯があり、裏に淡褐色の軟毛を散生する。初夏、枝端に球形の散形花序を作り、小さな黄緑色の四〜五弁花が群がってつく。果実は径約三ミリメートルの球形で碧紫色に熟す。樹皮を痰薬として用い、材は建築・土木・船舶・器具・楽器・彫刻用。漢名、刺楸樹。せんのき。やまぎり。いぬだら。ぼうだら。

はり‐ぐち【針口】🔗🔉

はり‐ぐち【針口】 (「はりくち」とも) 1 天秤の中央、支柱の上部にあって平均を示す指針。また、その部分。小さい槌でたたいて針の動きを調節し、物の重さをはかった。転じて、この指針のついた天秤。 2 和裁で、運針のとき、最後に留める針の穴。また、その場所。

はり‐くよう【針供養】(‥クヤウ)🔗🔉

はり‐くよう【針供養】(‥クヤウ) 毎年二月八日や一二月八日に女性が裁縫を休み、折れた針を集めて、豆腐や蒟蒻(こんにゃく)にさして川に流したり、神社に納めたりなどして供養すること。納め針。《季・春》

はり‐ぐわ【針桑】(‥ぐは)🔗🔉

はり‐ぐわ【針桑】(‥ぐは) クワ科の落葉小高木。中国および朝鮮原産で、庭などに植えられる。高さ三〜八メートル。枝は方形で、葉腋からとげを出す。葉は卵形・倒卵形または楕円形でしばしば浅く三裂する。雌雄異株で葉腋に小さな淡黄色の単性花を径約一センチメートルの球状につける。果実は球形の集合果で赤く熟す。葉を蚕の飼料に用いる。どしゃ。

はり‐こ【針子】🔗🔉

はり‐こ【針子】 仕立屋に雇われて裁縫をする娘。

はり‐さし【針刺・針差】🔗🔉

はり‐さし【針刺・針差】 1 綿や毛髪などを布で包んで、裁縫用の針を刺しておくもの。はりやま。はりたて。はりぼうず。 2 厚紙などを折り、その中に針を並べて刺しておくもの。

はり‐し【針師】🔗🔉

はり‐し【針師】 1 鍼術(しんじゅつ)を行うもの。鍼療治を専門とするもの。 2 針の製造にあたる人。はりすり。

はり‐しごと【針仕事】🔗🔉

はり‐しごと【針仕事】 針で衣服などを縫う仕事。縫い仕事。裁縫。縫い物。

はりすい‐いし【針吸石】(はりすひ‥)🔗🔉

はりすい‐いし【針吸石】(はりすひ‥) 磁石の異称。

はり‐すじ【針筋】(‥すぢ)🔗🔉

はり‐すじ【針筋】(‥すぢ) 1 針で縫う筋目。針で縫った跡。ぬいめ。はりめ。 2 磁針のさす方向。転じて、船方で、磁針によってきめる船の進行方向。

はり‐すり【針磨】🔗🔉

はり‐すり【針磨】 針の製造を業とする人。

はり‐せんぼん【針千本】🔗🔉

はり‐せんぼん【針千本】 1 ハリセンボン科の海魚。全長約四〇センチメートルに達するが普通二〇センチメートルぐらい。体は卵形で、ほぼ全身が長くて強いとげでおおわれている。濃褐色の斑点が散在。防御にさいしてとげを逆立てる。世界の暖海に広く分布。無毒で、皮をはいで食用とする。はりふぐ。すずめふぐ。ばらふぐ。 2 クモガニ科の中形のカニ。日本の固有種で、本州中部以南のやや深海に分布する。甲はほぼ三角形で、長さ約二センチメートル。全体に赤みを帯び、鋭い小さなとげでおおわれる。歩脚は著しく細長く、おのおのの脚の前半部には長い毛が密生する。

はり‐たけ【針茸】🔗🔉

はり‐たけ【針茸】 担子菌類ハリタケ科のきのこの総称。傘と柄との分化したもの、分化していないもの、塊状のものなど、形は種類によって異なる。傘またはきのこの下面に無数の針状またはいぼ状の突起があり、その表面に子実層をつくる。食用にされるがやや苦味がある。《季・秋》

はり‐たて【鍼立・針立】🔗🔉

はり‐たて【鍼立・針立】 1 鍼術(しんじゅつ)用の針をうって病気を治療すること。また、それをするもの。鍼医。 2 =はりさし(針刺)1

はり‐づつ【鍼筒・針筒】🔗🔉

はり‐づつ【鍼筒・針筒】 1 鍼医が治療に用いる鍼を入れておく筒。また、治療の際に鍼を込めて用いる筒。 2 裁縫用の針をしまう筒。

はり‐で【針手】🔗🔉

はり‐で【針手】 (「はりて」とも)裁縫の仕事・技量。また、裁縫に巧みな人。

はり‐とがめ【針咎】🔗🔉

はり‐とがめ【針咎】 針で突いたところが化膿などして痛むこと。

はり‐ねずみ【針鼠】🔗🔉

はり‐ねずみ【針鼠】 ハリネズミ科の哺乳類。体長二〇〜三〇センチメートル。吻は長くとがり尾は短い。背面に針状をした黄白色のとげが密生し、ヤマアラシに似るがとげが短い。頭と体の下面の毛は柔らかく、褐色または灰白色を呈する。夜出て小動物や草の根などを食べ、敵に会うと体をクリのいが状に丸めて身を守る。冬は地中で越冬。ヨーロッパから中国・朝鮮にかけて分布する。

はりのき‐とうげ【針ノ木峠】(‥たうげ)🔗🔉

はりのき‐とうげ【針ノ木峠】(‥たうげ) 長野県大町市の西部、針ノ木岳の鞍部をこえる峠。北アルプスを横断し、信濃国と越中国とを結ぶ要所だった。標高二五四一メートル。

はり‐ばこ【針箱】🔗🔉

はり‐ばこ【針箱】 裁縫用具を入れておく箱。裁縫箱。

はり‐ひねり【針捻】🔗🔉

はり‐ひねり【針捻】 =はりし(針師)1

はり‐びゆ【針🔗🔉

はり‐びゆ【針 ヒユ科の一年草。熱帯アメリカ原産で、本州・九州・沖縄に野生化している。高さ三〇〜八〇センチメートル。葉は卵形で全縁長柄があり、葉腋に長さ約一センチメートルの二本のとげがある。夏、茎頂および上部の葉腋に穂状花序をつけ、黄緑色の単生の小花を密生する。ひゆな。

はり‐ぶき【針蕗】🔗🔉

はり‐ぶき【針蕗】 ウコギ科の落葉低木。北海道南部・本州・四国の亜高山の針葉樹林下に生える。高さ六〇〜九〇センチメートル。全体にとげを密生する。葉は長柄をもち枝先に集まってつく。葉身は径約三〇センチメートルの円形で掌状に五〜九裂、縁に不規則な鋸歯がある。夏、枝先の円錐花序に、緑白色の小さな五弁花が穂状につく。果実は球形で、赤く熟す。茎、葉を鎮咳・解熱薬に用いる。くまだら。

はり‐ふぐ【針河豚】🔗🔉

はり‐ふぐ【針河豚】 「はりせんぼん(針千本)」の異名。

はり‐ぶくろ【針袋】🔗🔉

はり‐ぶくろ【針袋】 針を入れる袋。

はり‐ぼうず【針坊主】(‥バウズ)🔗🔉

はり‐ぼうず【針坊主】(‥バウズ) 綿などを布で丸く包んで、針をさして置くようにしたもの。針さし。

はり‐ますい【鍼麻酔・針麻酔】🔗🔉

はり‐ますい【鍼麻酔・針麻酔】 鍼術(しんじゅつ)用の針を刺し、これに通電したり、こまかい振動を与えたりして行う麻酔法。

はり‐みぞ【針溝】🔗🔉

はり‐みぞ【針溝】 =はりめど(針孔)

はり‐みち【針道】🔗🔉

はり‐みち【針道】 縫い物をする針の運び方。縫い方。

はり‐め【針女】🔗🔉

はり‐め【針女】 衣類の裁ち縫いをする女。裁縫を業とする女。針妙(しんみょう)。はりこ。

はり‐め【針目】🔗🔉

はり‐め【針目】 針で縫った縫目。ぬいめ。

はり‐めど【針孔】🔗🔉

はり‐めど【針孔】 針の上端にあって縫糸を通す穴。めど。はりみぞ。

はりめ‐ぎぬ【針目衣】🔗🔉

はりめ‐ぎぬ【針目衣】 針目の多い衣。つぎはぎの衣服。つづれ。はりめごろも。

はりめ‐ごろも【針目衣】🔗🔉

はりめ‐ごろも【針目衣】 =はりめぎぬ(針目衣)

はり‐もぐら【針鼠・針土竜】🔗🔉

はり‐もぐら【針鼠・針土竜】 ハリモグラ科の哺乳類。体長四〇〜五〇センチメートル。外観はハリネズミに似て、吻がとがり尾が短い。体毛は暗褐色で、背面に短くて太いとげが混生。夜行性で、強力な前あしで地面を掘り、アリやその他の昆虫を長い舌に付着させて食べる。卵生。雌は、繁殖期に腹部にできる育児嚢で子を育てる。オーストラリア、ニューギニアなどの森林や草むらにすむ。はりむぐら。

はり‐もみ【針樅】🔗🔉

はり‐もみ【針樅】 マツ科の常緑高木。本州の福島県以西から九州にかけて生え、庭木にもする。高さ三五メートル、径一メートルに達し密な樹冠になる。樹皮は灰褐色で鱗片状にはげ落ちる。葉は針形でやや湾曲し長さ約二〜二・五センチメートル、小枝に、らせん状に密生する。五月頃、小枝の先に雄花と雌花をつける。毬果は長さ六〜一二センチメートルの卵状楕円形で褐色に熟す。種鱗は倒卵形で縁にふぞろいな歯がある。種子は長さ約六ミリメートルの倒卵形で大きな翼がある。材は建築・器具・パルプ用。ばらもみ。とらのおもみ。しろもみ。

はり‐やま【針山】🔗🔉

はり‐やま【針山】 =はりさし(針刺)1

はりよ【針魚】🔗🔉

はりよ【針魚】 1 「さより(細魚)」の異名。 2 トゲウオ科イトヨ属の淡水魚。全長約六センチメートル。背上に三個の刺があり、体側の頭部の直後にだけ二〜七個の板状の鱗がある。琵琶湖東岸、岐阜・三重県の湧水を水源とする細流にすむ。はりうお。

はる【針】🔗🔉

はる【針】 「はり(針)」の上代東国方言。*万葉‐四四二〇「これの波流(ハル)持(も)し」

みず【針孔・針眼】(みづ)🔗🔉

みず【針孔・針眼】(みづ) 糸を通す針の穴。めど。みぞ。

みぞ【針孔】🔗🔉

みぞ【針孔】 裁縫用の針の、糸を通す穴。めど。また、針の穴の下につづく、くぼんだ筋ともいう。

め‐ど【針孔・穴】🔗🔉

め‐ど【針孔・穴】 1 針の一端にある、糸を通す小さなあな。はりのみみ。みず。 2 穴(あな)。

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