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おお‐やけ【公】おほ‐🔗🔉

おお‐やけ【公】おほ‐ 《「大宅(おおやけ)(大きな家)」の意から、皇居・天皇・朝廷、さらに公共の意に転じた語》[名]政府。官庁。また、国家。「―の機関」「―の費用」個人の立場を離れて全体にかかわること。社会。公共。世間。「―のために尽くす」(わたくし)表だつこと。表ざた。「―の場に持ち出す」「事件が―になる」天皇。皇后。または中宮。「おほかたの御心ざま広う、まことの―とおはしまし」〈栄花・月の宴〉朝廷。「―の宮仕へしければ」〈伊勢・八五〉[名・形動ナリ]ものの見方・扱い方などが偏っていないこと。また、そのさま。公平。公正。「詞うるはしく、論―なり」〈難波物語〉

きみ【君・△公】🔗🔉

きみ【君・公】 [名]一国の君主。天皇。天子。自分が仕えている人。主君。主人。「わが―」人を敬慕・親愛の情をこめていう語。「いとしの―」人名・官名などの下に添えて敬意を表す語。男女ともにいう。「師の―」「明石の―」〈源・若菜下〉貴人や目上の人をいう語。お方。「この―をば、私ものに思ほし」〈源・桐壺〉遊女。遊君。「―達声をあげて…笑ひぬ」〈浮・一代男・五〉古代の姓(かばね)の一。もと皇親系の尊号で、天武天皇の八色(やくさ)の姓制では朝臣(あそん)姓を与えられる者が多かった。[代]二人称の人代名詞。多く男が同等または目下の相手に対していう語。「―、一緒に行こう」上代では多く女が男に対して、中古以後はその区別なく、敬愛の意をこめて相手をいう語。あなた。「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや―が袖振る」〈万・二〇〉 [下接語]大君・十善の君・万乗(ばんじよう)の君・儲(もう)けの君・嫁が君・我が君(ぎみ)兄君・姉君・尼君・父君・母君・姫君・村君・若君

こう【公】🔗🔉

こう【公】 [名]国家や社会の全体に関係する事柄。おおやけ。「一身を―に奉ずる」(し)華族制度で、五等爵の最上位。公爵。[代]二人称人代名詞。あなた。貴公。「―のおむかひに出たのぢゃ」〈洒・遊子方言〉〔接尾〕地位の高い人の姓名に付いて、敬意を表す。「伊藤博文―」人名の略称などに付いて、親愛の情、または軽い軽蔑の意を表す。「熊―」「八―」

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