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ほか【外・△他】🔗🔉

ほか【外・他】 その場所以外の所。よそ。他所。「どこか―を探す」「―へ行く」それ以外の人や物事。「―の人に頼む」「―に方法がない」その範囲をこえた部分。「思いの―困難だ」「想像の―の出来事」(下に打消しの語を伴って、副助詞のように用いる)あるもの以外を否定する意を表す。「嫌ならやめる―ない」→よりか →よりほかおもて。世間。外界。「世にしたがへば、心、―の塵に奪はれて」〈徒然・七五〉◆は、係助詞または、副助詞として扱うこともある。 [下接句]色は思案の外・恋は思案の外・沙汰(さた)の外・四百四病(しひやくしびよう)の外

ほかい【△祝ひ・△寿ひ】ほかひ🔗🔉

ほかい【祝ひ・寿ひ】ほかひ 《後世は「ほがい」》言葉でいわうこと。また、祝い言。ことほぎ。〈黒本本節用集〉「乞児(ほかいびと)」の略。「―が詠(うた)ふ二首」〈万・三八八五・題詞〉

ほか‐い【外居・行=器】‐ゐ🔗🔉

ほか‐い【外居・行器】‐ゐ 食物を入れて持ち運ぶ、木製でふた付きの容器。角形と丸形とがあり、木鉢・曲げ物製から精巧な漆蒔絵(うるしまきえ)で反り足をつけたものまである。平安時代ころから用いられた。

ほかい‐びと【乞=児】ほかひ‐🔗🔉

ほかい‐びと【乞児】ほかひ‐ 家の戸口に立ち、祝いの言葉を唱えて物を乞い歩いた人。〈和名抄〉

ほか・う【△祝ふ・△寿ふ】ほかふ🔗🔉

ほか・う【祝ふ・寿ふ】ほかふ [動ハ四]《動詞「ほ(祝)く」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語から。後世「ほがう」とも》よい結果が得られるように唱え、神に祈る。また、祝福する。ことほぐ。「松のにはかに枯れけるを―・ひて人々歌よみけるに」〈続詞花・賀・詞書〉

ほ‐かく【保革】🔗🔉

ほ‐かく【保革】 保守と革新。「―の対立」皮革をよい状態に保つこと。「―油」

ほ‐かく【捕獲】‐クワク🔗🔉

ほ‐かく【捕獲】‐クワク [名]スル動物などを捕らえること。いけどること。「鹿を―する」国際法上、戦時に、交戦国の軍艦が敵国または中立違反の船舶を取り押さえること。海上捕獲。

ほ‐かく【補角】🔗🔉

ほ‐かく【補角】 二つの角の和が二直角になるときの、一方の角の他に対する称。このとき、これらの二つの角を互いに補角をなすという。

ほかく‐しんけんしょ【捕獲審検所】ホクワク‐🔗🔉

ほかく‐しんけんしょ【捕獲審検所】ホクワク‐ 交戦国が、海上における捕獲の効力の有無を確定するために設ける特別の裁判所。

ほ‐かけ【帆掛(け)】🔗🔉

ほ‐かけ【帆掛(け)】 船に帆を掛けること。「帆掛け船」の略。

ほ‐かけ【穂掛(け)・穂懸(け)】🔗🔉

ほ‐かけ【穂掛(け)・穂懸(け)】 稲の初穂を田の神・氏神などに供える行事。《季 秋》刈った稲を、稲架(はさ)にかけること。

ほ‐かげ【火影】🔗🔉

ほ‐かげ【火影】 火の光。灯火。「沖に―が見える」灯火に照らされてできる影。

ほ‐かげ【帆影】🔗🔉

ほ‐かげ【帆影】 遠くに見える船の帆。

ほかけ‐ぶね【帆掛(け)船】🔗🔉

ほかけ‐ぶね【帆掛(け)船】 帆をかけて走る船。帆ぶね。帆船(はんせん)

ほか‐ごころ【外心】🔗🔉

ほか‐ごころ【外心】 他の人に向かう心。他に移る心。あだしごころ。「荒磯(ありそ)越しほか行く波の―我(あれ)は思はじ恋ひて死ぬとも」〈万・二四三四〉

ほか‐ざま【外様・外△方】🔗🔉

ほか‐ざま【外様・外方】 《「ほかさま」とも》ほかのほう。よそのほう。「念じて射むとすれども、―へ行きければ」〈竹取〉

ほか・す【△放す】🔗🔉

ほか・す【放す】 [動サ五(四)]《「ほうか(放下)す」の音変化か》ほうりすてる。うちすてる。「画稿(したえ)を掻集めて、長椅子の上へ―・して」〈二葉亭訳・片恋〉

ほ‐かぜ【帆風】🔗🔉

ほ‐かぜ【帆風】 船の進行方向に向かって吹く風。追い風。順風。時を得た勢い。はぶり。「近代、大神(おほみわ)氏に―を取られて」〈著聞集・六〉

ほか‐と🔗🔉

ほか‐と [副]大きく口をあけるさま。ぱくりと。「人くらひ犬…―食ふたり」〈咄・醒睡笑・一〉急にあることをするさま。また、突然ある状態になるさま。ぱっと。「酒を―こぼしたれば」〈咄・醒睡笑・五〉

ほか‐ならない【△他ならない】🔗🔉

ほか‐ならない【他ならない】 〔連語〕(多く「…にほかならない」の形で)それ以外のものでは決してない。まさしくそうである。ほかならぬ。「彼の成功は努力の結果に―ない」他の人とは違っていて、特別な間柄にある。ほかならぬ。「―ない君の頼みでは断れない」

ほか‐ならぬ【△他ならぬ】🔗🔉

ほか‐ならぬ【他ならぬ】 〔連語〕「ほかならない」に同じ。「人生は旅に―ぬ」「―ぬ君のことだ、なんとかしよう」

ほか‐ばら【外腹】🔗🔉

ほか‐ばら【外腹】 本妻以外の女性から生まれること。また、その子供。「大納言の―の娘を」〈源・少女〉

ほか‐ほか【外外】🔗🔉

ほか‐ほか【外外】 [名・形動ナリ]そこ以外の別々の場所。「―にては同じ顔をうつしとりたると見ゆるを」〈源・藤裏葉〉別々に別れているさま。「月ごろかく―にて、渡り給ふこともをさをさなきやうに」〈源・若菜下〉

ほか‐ほか🔗🔉

ほか‐ほか [副]スル心地よい暖かさを感じるさま。「少し歩くと背中が―(と)する」「―(と)した飯」急に、または力強く事を行うさま。「―トモノヲ言ウ」〈日葡〉不用意に事を行うさま。「その場に臨み、そのことにあづからざれば、―とは受けとられず」〈鶉衣・贈或人書〉[形動]に同じ。「―な焼きいも」[アクセントはホカホカ、はホカホカ。

ほか‐め【外目】🔗🔉

ほか‐め【外目】 よそに目を移すこと。よそみ。「―せず見聞くけしきどもを見て」〈大鏡・時平〉

ほから‐か・す【△放らかす】🔗🔉

ほから‐か・す【放らかす】 [動サ四]かまわずにほうって置く。ほったらかす。「いぢむぢ言ふ人は―・いておかしゃんせ」〈浄・万年草〉

ほ‐かん【保管】‐クワン🔗🔉

ほ‐かん【保管】‐クワン [名]スル物品を預かって、傷つけたり失ったりしないように保存・管理すること。「忘れ物を受付で―する」

ほ‐かん【補完】‐クワン🔗🔉

ほ‐かん【補完】‐クワン [名]スル不十分な部分を補って、完全なものにすること。「不備を―する」

ほ‐かん【補巻】‐クワン🔗🔉

ほ‐かん【補巻】‐クワン 全集などで、内容を補足したり、欠落していた作品などを新たに加えたりする目的で出される巻。

ほかん‐ざい【補完財】ホクワン‐🔗🔉

ほかん‐ざい【補完財】ホクワン‐ 相互に補い合って欲望を満足させる財。パンとバター、ペンとインクなど。→代替財(だいたいざい)

ほかん‐ほう【補間法】‐ハフ🔗🔉

ほかん‐ほう【補間法】‐ハフ 数学で、関数において、二つ以上の点での関数値が知られているとき、その間の任意の点に対する関数値あるいは近似値を求める方法。内挿法。→補外法

ほかん‐りょう【保管料】ホクワンレウ🔗🔉

ほかん‐りょう【保管料】ホクワンレウ 倉庫営業者が物品を保管する報酬として受け取る一定の料金。倉敷料。

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[音]ガイ    ゲ    ウイ [訓]そと    と    ほか    はず‐す    はず‐れる [部首]夕 [総画数]5 [コード]区点    1916      JIS   3330      S‐JIS 8A4F [分類]常用漢字 [難読語] →いん‐げ【員外】うい‐ろう【外郎】うち‐と【内外】うわ‐ひ【上翳・外障眼】がい‐きゅう【外舅】がい‐さい【外鰓】がい‐せい【外甥】がい‐ため【外為】かい‐と【垣外】がいよう‐やく【外用薬】きょうげ‐べつでん【教外別伝】ぐけつげてんしょう【弘決外典抄】げ‐え【外衛】け‐がい【化外】げ‐かい【外海】げき‐の‐ちょう【外記庁】げ‐くう【外宮】げ‐さく【外戚】げ‐しゃく【外戚】げ‐ゆう【外用】け‐れん【外連】そっ‐ぽ【外方】そっ‐ぽう【外方】そと‐せん【外そと‐のり【外法】そと‐べり【外耗】そとも【背面・外面】どう‐け【道化・道外】とかけ‐ば【外掛羽】と‐ざま【外様・外方】と‐じょう【外城】と‐どこ【外床】とのむら‐しげる【外村繁】とび‐ざ【外山座】と‐やま【外山】ほか‐い【外居・行器】ほか‐ざま【外様・外方】らち‐がい【埒外】

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[音]タ [訓]ほか [部首]人 [総画数]5 [コード]区点    3430      JIS   423E      S‐JIS 91BC [分類]常用漢字 [難読語] →あだ‐びと【他人】うい‐たび【初他火】よそ【余所・他所・外】

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