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ぼう‐おん【忘恩】バウ‐🔗🔉

ぼう‐おん【忘恩】バウ‐ 恩を忘れること。恩知らず。

ぼう‐が【忘我】バウ‐🔗🔉

ぼう‐が【忘我】バウ‐ 夢中になって、我を忘れること。心を奪われうっとりすること。「―の境に入(い)る」

ぼう‐きゃく【忘却】バウ‐🔗🔉

ぼう‐きゃく【忘却】バウ‐ [名]スルすっかり忘れてしまうこと。忘れ去ること。「―のかなた」「―し得ないできごと」

ぼう‐けい【忘形】バウ‐🔗🔉

ぼう‐けい【忘形】バウ‐ 自己を超越して、無為自然の道を悟ること。容姿・地位など形式的なものを問題にしないこと。隔てのないこと。「―の友」

忘形の交わり🔗🔉

忘形の交わり 《「唐書」孟郊伝から》身分や貧富などを問題にしない交わり。隔てのない交わり。

ぼう‐しつ【忘失】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しつ【忘失】バウ‐ [名]スルすっかり忘れてしまうこと。忘却。「先方の名前を―する」忘れてなくすこと。「書類を―する」

ぼう・ずる【忘ずる】バウずる🔗🔉

ぼう・ずる【忘ずる】バウずる [動サ変]ばう・ず[サ変]わすれる。忘却する。「故郷―・じがたし」(「前後を忘ずる」「思いに亡ずる」などの形で)正気を失う。われを忘れる。「前後を失ひ、思ひに―・じ果ててぞ居たりける」〈流布本曾我・七〉

ぼう‐ねん【忘年】バウ‐🔗🔉

ぼう‐ねん【忘年】バウ‐ 年末に、その一年にあった苦労を忘れること。年忘れ。《季 冬》相手との年齢の違いを忘れること。「―の交わり」

ぼうねん‐かい【忘年会】バウネンクワイ🔗🔉

ぼうねん‐かい【忘年会】バウネンクワイ 年末に、その一年の苦労を忘れるために行う宴会。《季 冬》

ぼうねん‐の‐とも【忘年の友】バウネン‐🔗🔉

ぼうねん‐の‐とも【忘年の友】バウネン‐ 相手の才能や学問を敬愛し、年齢の差を忘れて親しく交わる友人。忘年の交わり。

ぼう‐はち【亡八・忘八】バウ‐🔗🔉

ぼう‐はち【亡八・忘八】バウ‐ 《仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを失った者の意から》郭(くるわ)通いをすること。また、その者。転じて、遊女屋。また、その主人。

ぼうび‐ろく【忘備録】バウビ‐🔗🔉

ぼうび‐ろく【忘備録】バウビ‐備忘録(びぼうろく)」に同じ。

ぼう‐ゆう【忘憂】バウイウ🔗🔉

ぼう‐ゆう【忘憂】バウイウ うれいを忘れること。うさばらし。忘憂の物」に同じ。

ぼうゆう‐の‐もの【忘憂の物】バウイウ‐🔗🔉

ぼうゆう‐の‐もの【忘憂の物】バウイウ‐ 《陶淵明「飲酒詩」から》酒のこと。

わす・る【忘る】🔗🔉

わす・る【忘る】 [動ラ四]意識して忘れようとする。思いきる。「―・らむて野行き山行き我来れど我が父母は忘れせぬかも」〈万・四三四四〉記憶をなくしてしまう。「天ざかる鄙(ひな)に五年(いつとせ)住まひつつ都のてぶり―・らえにけり」〈万・八八〇〉[動ラ下二]「わすれる」の文語形。

わするる‐くさ【忘るる草】🔗🔉

わするる‐くさ【忘るる草】忘れ草」に同じ。「今はとて―の種をだに人の心にまかせずもがな」〈伊勢・二一〉

わすれ【忘れ】🔗🔉

わすれ【忘れ】 忘れること。「度―」「年―」

わすれ‐い【忘れ井】‐ゐ🔗🔉

わすれ‐い【忘れ井】‐ゐ 忘れ捨てられた井。「暑き日影も―の慰めぐさとなり侍れ」〈仮・伊曾保・上〉

わすれ‐お【忘れ緒】‐を🔗🔉

わすれ‐お【忘れ緒】‐を 半臂(はんぴ)の腰に結ぶ小紐(こひも)にかけて垂らす飾り紐。半臂の緒。

わすれ‐おうぎ【忘れ扇】‐あふぎ🔗🔉

わすれ‐おうぎ【忘れ扇】‐あふぎ 涼しくなって使わなくなり、忘れられてしまった扇。《季 秋》

わすれ‐がい【忘貝】‐がひ🔗🔉

わすれ‐がい【忘貝】‐がひ マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で膨らみは弱く、殻長六センチくらい。殻表は滑らかで薄紫色。食用。ささらがい。こいわすれがい。

わすれ‐がた・い【忘れ難い】🔗🔉

わすれ‐がた・い【忘れ難い】 [形]わすれがた・し[ク]忘れられない。「―・い経験」 [派生]わすれがたさ[名]

わすれ‐がたみ【忘れ形見】🔗🔉

わすれ‐がたみ【忘れ形見】 その人を忘れないように残しておく記念の品。「亡父の―のパイプ」父が死んだとき、母の胎内にいた子。また、親の死んだあとに残された子。遺児。「兄夫婦の―をひきとる」

わすれ‐がち【忘れ勝ち】🔗🔉

わすれ‐がち【忘れ勝ち】 [形動][ナリ]忘れる傾向にあるさま。よく物忘れをするさま。「忙しくて庭の手入れが―になる」

わすれ‐ぐさ【忘れ草】🔗🔉

わすれ‐ぐさ【忘れ草】 カンゾウ、特にヤブカンゾウの別名。

わすれ‐ぐさ【忘れ△種】🔗🔉

わすれ‐ぐさ【忘れ種】 心配や心の憂さを忘れさせるもの。「亡き我が夫(つま)の種よ形見よ、―」〈浄・盛衰記〉

わすれ‐ざき【忘れ咲き】🔗🔉

わすれ‐ざき【忘れ咲き】返り咲き」に同じ。

わすれ‐じお【忘れ潮】‐じほ🔗🔉

わすれ‐じお【忘れ潮】‐じほ 満潮時にたまった海水が、潮が引いてもそのまま残っているもの。

わすれ‐じも【忘れ霜】🔗🔉

わすれ‐じも【忘れ霜】 春の終わりごろになり、急に気温が低下し、霜が降りること。また、その霜。晩霜。別れ霜。「八十八夜の―」《季 春》「鶯も元気を直せ―/一茶」

わすれっ‐ぽ・い【忘れっぽい】🔗🔉

わすれっ‐ぽ・い【忘れっぽい】 [形]忘れやすい性質である。「年をとると―・くなる」 [派生]わすれっぽさ[名]

わすれ‐ね【忘れ音】🔗🔉

わすれ‐ね【忘れ音】 時節を過ぎて鳴く虫の音。

わすれ‐ばな【忘れ花】🔗🔉

わすれ‐ばな【忘れ花】 時節を過ぎて咲く花。返り花。《季 冬》「蒲公(たんぽぽ)の―あり路の霜/蕪村」

わすれ‐みず【忘れ水】‐みづ🔗🔉

わすれ‐みず【忘れ水】‐みづ 野中などを人に知られずに細々と流れている水。

わすれ‐もの【忘れ物】🔗🔉

わすれ‐もの【忘れ物】 うっかりして物を置いてくること。また、その物。「電車に―をする」「かさの―が多い」

わす・れる【忘れる】🔗🔉

わす・れる【忘れる】 [動ラ下一]わす・る[ラ下二]覚えていたことが思い出せなくなる。記憶がなくなる。「電話番号を―・れる」「―・れられない出来事」何かに熱中してうっかり気がつかずにいる。「美しさに我を―・れる」「時のたつのを―・れる」「寝食を―・れて働く」うっかりして物を置いてくる。「車の中に書類を―・れる」意識的に思い出さないようにする。「歌をうたって悩みを―・れる」すべきことをしないでいる。「戸締まりを―・れる」「銀行に行くのを―・れる」対象が記憶から消える。「面形(おもがた)の―・れむ時(しだ)は」〈万・三五二〇〉 [下接句]乞食(こじき)も三日すれば忘れられぬ・寝食を忘れる・前後を忘れる・喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる・我を忘れる。暑さ忘れて陰忘る・雨晴れて笠(かさ)を忘る・一朝(いつちよう)の怒りにその身を忘る・魚(うお)は江湖に相忘る・魚(うお)を得て筌(うえ)を忘る・老いたる馬は路(みち)を忘れず・治まりて乱るるを忘れず・初心忘るべからず・雀(すずめ)百まで踊りを忘れず・治(ち)に居て乱を忘れず・鼠(ねずみ)壁を忘る、壁鼠を忘れず

わすれん‐ぼう【忘れん坊】‐バウ🔗🔉

わすれん‐ぼう【忘れん坊】‐バウ 物事をすぐ忘れてしまう人。忘れっぽい人。わすれんぼ。

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[音]ボウ    モウ [訓]わす‐れる    そもそも [部首]心 [総画数]7 [コード]区点    4326      JIS   4B3A      S‐JIS 9659 [分類]常用漢字 [難読語] →きゃくしょう‐そくもう【隔生即忘・隔生則忘】はい‐もう【廃忘・敗亡】わすれな‐ぐさ【勿忘草】

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