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いや‐ま・う【△礼ふ・△敬ふ】ゐやまふ🔗🔉

いや‐ま・う【礼ふ・敬ふ】ゐやまふ [動ハ四]礼儀を尽くす。うやまう。「朕(わ)れ神を―・ふこと尚未だ尽くさざるか」〈北野本崇神紀〉

うや‐ま・う【敬う】‐まふ🔗🔉

うや‐ま・う【敬う】‐まふ [動ワ五(ハ四)]相手を尊んで、礼を尽くす。尊敬する。「師と―・う」 [可能]うやまえる [用法]うやまう・あがめる――「敬う」は、対象を高位のもの、上位のものとして礼をつくす意で、「神仏を敬う」などのほか、「老人を敬う」「恩師を敬う」のように身近な相手にも向けられる。◇「崇(あが)める」は「神(祖先)を崇める」のように、絶対的な存在を拝むようにする意。◇類似の語に「尊ぶ」がある。「尊ぶ」は対象の価値を認めて大切にする意で、「神(祖先)を尊ぶ」のほか、「各人の自由意志を尊ぶ」「拙速を尊ぶ」のように抽象的なものに関しても広く用いる。

きょう‐くつ【△敬屈】キヤウ‐🔗🔉

きょう‐くつ【敬屈】キヤウ‐ けいくつ(敬屈)

きょう‐たん【△敬嘆・△敬×歎】キヤウ‐🔗🔉

きょう‐たん【敬嘆・×歎】キヤウ‐ 尊敬の念をもって感嘆すること。「公家殊に―せさせ給ひて」〈太平記・一二〉

きょう‐でん【△敬田】キヤウ‐🔗🔉

きょう‐でん【敬田】キヤウ‐ 仏語。三福田(ふくでん)の一。仏・法・僧など、敬うべきもののこと。敬うことによって福徳が得られるとされるところからいう。

きょう‐らい【△敬礼】キヤウ‐🔗🔉

きょう‐らい【敬礼】キヤウ‐ 神仏などを敬って礼拝すること。「香椎の宮の擁護し給ふ瑞相也と―し」〈太平記・一六〉仏に祈るとき、仏の名に冠して唱える語。「―救世(ぐせ)観世音伝灯東方粟散王(ぞくさんおう)と申すほどに」〈三宝絵・中〉

けい【敬】🔗🔉

けい【敬】 他人をうやまうこと。謹んで物事を行うこと。「―は礼の本なり」

けい‐あい【敬愛】🔗🔉

けい‐あい【敬愛】 [名]スル尊敬し、親しみの心を持つこと。「―の念」「―する恩師」

けい‐い【敬×畏】‐ヰ🔗🔉

けい‐い【敬×畏】‐ヰ [名]スルうやまい、おそれること。心からうやまうこと。「大に人民の為に、―せられたり」〈竜渓・経国美談〉

けい‐い【敬意】🔗🔉

けい‐い【敬意】 尊敬する気持ち。「―を表する」「―を払う」「―をこめる」

けい‐えん【敬遠】‐ヱン🔗🔉

けい‐えん【敬遠】‐ヱン [名]スル表面では敬う態度で、実際にはかかわりを持たないようにすること。「口うるさいので周囲から―される」かかわりを持つことを嫌ってその物事を避けること。「めんどうな仕事を―する」野球で、投手が打者との勝負を避け、故意に四球を与えること。「強打者を―する」

けい‐きょう【敬恭】🔗🔉

けい‐きょう【敬恭】 [名]スル謹んでうやまうこと。

けい‐ぎょう【敬仰】‐ギヤウ🔗🔉

けい‐ぎょう【敬仰】‐ギヤウ [名]スルうやまい、あおぐこと。けいこう。「高徳を―する」

けい‐ぐ【敬具】🔗🔉

けい‐ぐ【敬具】 《謹んで申し上げますの意》手紙などの末尾に用いる語。「拝啓」と対応する。敬白。

けい‐くつ【敬屈・×磬屈】🔗🔉

けい‐くつ【敬屈・×磬屈】 腰を深く曲げて敬礼すること。磬折(けいせつ)。「深く―して」〈盛衰記・一一〉

けい‐けん【敬×虔】🔗🔉

けい‐けん【敬×虔】 [形動][ナリ]うやまいつつしむ気持ちの深いさま。特に、神仏を深くうやまい仕えるさま。「―な祈り」「―の念が深い」

けいけん‐しゅぎ【敬×虔主義】🔗🔉

けいけん‐しゅぎ【敬×虔主義】 一七世紀末から一八世紀中ごろ、ドイツのプロテスタント教会の正統主義信仰の教義化および形式化に反対して起こった信仰運動。シュペーナーらによって指導され、信仰の内面性、敬虔、実践性と禁欲的生活を唱えた。

けい‐ご【敬語】🔗🔉

けい‐ご【敬語】 話し手または書き手が相手や話題の人物に対して敬意を表す言語表現。日本語では敬意の表し方によって、ふつう、尊敬語・謙譲語・丁寧語の三種に分けられる。敬譲語。→尊敬語 →謙譲語 →丁寧語

けいご‐ほう【敬語法】‐ハフ🔗🔉

けいご‐ほう【敬語法】‐ハフ 敬語の用い方のきまり。敬語の文法論上、語彙(ごい)論上の体系。待遇法。敬語の用い方の規則にかなった物の言い方。

けい‐じ【敬事】🔗🔉

けい‐じ【敬事】 [名]スルうやまい仕えること。謹んで仕えること。「其(その)見解に従い其神に―するの自在なるは」〈津田真道訳・泰西国法論〉

けい‐しょう【敬承】🔗🔉

けい‐しょう【敬承】 [名]スル謹んでうけたまわること。拝承。「其内には成程尤と―するもあり」〈神田孝平・明六雑誌三四〉

けい‐しょう【敬称】🔗🔉

けい‐しょう【敬称】 人名や官職名などの下につけて、または単独に用いて、その人に対する敬意を表す語。「様」「先生」「閣下」など。相手または相手方の事物について、敬意を表す言い方。「あなた」を「貴兄」、「相手の原稿」を「玉稿」という類。

けい‐じょう【敬譲】‐ジヤウ🔗🔉

けい‐じょう【敬譲】‐ジヤウ 相手をうやまって、自分がへりくだること。「―の精神」

けいじょう‐ご【敬譲語】ケイジヤウ‐🔗🔉

けいじょう‐ご【敬譲語】ケイジヤウ‐ 尊敬語と謙譲語とを合わせていう語。また、「敬語」とほぼ同義にも用いる。

けい‐しん【敬信】🔗🔉

けい‐しん【敬信】 [名]スル尊敬し、信頼すること。うやまい、信じること。「―の念」「君主を―する」

けい‐しん【敬神】🔗🔉

けい‐しん【敬神】 神をうやまうこと。「―崇仏」

けい・する【敬する】🔗🔉

けい・する【敬する】 [動サ変]けい・す[サ変]うやまう。尊敬する。「何事も自分より上手(うわて)と―・して居ったおとよに対し」〈左千夫・春の潮〉

敬して遠ざける🔗🔉

敬して遠ざける 《「論語」雍也から》尊敬の気持ちから、なれなれしくしない。尊敬するように見せかけて、内心は疎(うと)んじる。敬遠する。

けい‐そう【敬相】‐サウ🔗🔉

けい‐そう【敬相】‐サウ 動詞の表す動作の意味に加えられる敬譲の意を表す形式。「なさる」「たまわる」などを敬相の動詞、「る」「らる」「す」「さす」「しむ」(以上、文語)、「れる」「られる」「せる」「させる」(以上、口語)などを敬相の助動詞という。

けい‐たい【敬体】🔗🔉

けい‐たい【敬体】 文末に丁寧語「です」「ます」「でございます」などを用いた口語の文体。です・ます体。常体。

けい‐たい【敬待】🔗🔉

けい‐たい【敬待】 [名]スルうやまい、もてなすこと。「衆人多くは之を―するを以て」〈織田訳・花柳春話〉

けい‐ちゅう【敬忠】🔗🔉

けい‐ちゅう【敬忠】 主君をうやまい、忠義を尽くすこと。

けい‐ちょう【敬弔】‐テウ🔗🔉

けい‐ちょう【敬弔】‐テウ 死者を謹んでとむらうこと。

けい‐ちょう【敬重】🔗🔉

けい‐ちょう【敬重】 [名]スルうやまい重んずること。尊重。「―すべき人物」

けい‐ちょう【敬聴】‐チヤウ🔗🔉

けい‐ちょう【敬聴】‐チヤウ [名]スル謹んできくこと。「お話を―させていただく」

けいてん‐あいじん【敬天愛人】🔗🔉

けいてん‐あいじん【敬天愛人】 天をうやまい、人を愛すること。座右の銘とされることが多い。

けい‐はい【敬拝】🔗🔉

けい‐はい【敬拝】 [名]スルうやまい、おがむこと。

けい‐はく【敬白】🔗🔉

けい‐はく【敬白】 《うやまい謹んで申し上げるの意》手紙や願文(がんもん)などの末尾に用いる語。「謹啓」と対応する。敬具。「亭主―」◆古くは「けいびゃく」といった。

けい‐びゃく【敬白】🔗🔉

けい‐びゃく【敬白】 けいはく(敬白)

けい‐ふく【敬服】🔗🔉

けい‐ふく【敬服】 [名]スル感心して尊敬の念を抱くこと。「―の外はない」「彼の研究心には―する」

けい‐ふく【敬復】🔗🔉

けい‐ふく【敬復】 《謹んで返事をするの意》返信の冒頭に用いる語。拝復。

けい‐ぼ【敬慕】🔗🔉

けい‐ぼ【敬慕】 [名]スルうやまいしたうこと。「―の情」「師を―する」

けいほう‐もん【敬法門】ケイハフ‐🔗🔉

けいほう‐もん【敬法門】ケイハフ‐ 平安京大内裏八省院二十五門の一。西面し、章善門の南にある。

けい‐れい【敬礼】🔗🔉

けい‐れい【敬礼】 [名]スル敬意を表して、礼・挙手などをすること。また、その礼。「国旗に―する」うやまうこと。尊敬。

けい‐ろう【敬老】‐ラウ🔗🔉

けい‐ろう【敬老】‐ラウ 老人をうやまうこと。「―の精神」

けいろう‐かい【敬老会】ケイラウクワイ🔗🔉

けいろう‐かい【敬老会】ケイラウクワイ 老人をうやまい、慰安する会。

けいろう‐の‐ひ【敬老の日】ケイラウ‐🔗🔉

けいろう‐の‐ひ【敬老の日】ケイラウ‐ 国民の祝日の一。九月一五日。老人をうやまい長寿を祝う。「老人の日」を昭和四一年(一九六六)から祝日として改称・制定したもの。《季 秋》「絵皿一枚―の雲が往き/斌雄」

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[音]ケイ    キョウ [訓]うやま‐う    つつし‐む    いまし‐める [部首]攴 [総画数]12 [コード]区点    2341      JIS   3749      S‐JIS 8C68 [分類]常用漢字 [難読語] →あい‐きょう【愛嬌】・【愛敬】あい‐ぎょう【愛敬】きょう‐たん【敬嘆・敬歎】きょう‐らい【敬礼】く‐ぎょう【恭敬】

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