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ふく【複】🔗🔉

ふく【複】 「複試合(ふくしあい)」の略。単。「複勝式」の略。

ふく‐えん【複塩】🔗🔉

ふく‐えん【複塩】 二種以上の塩(えん)が結合した形式で表される化合物で、水に溶かすと成分イオンに解離するもの。

ふく‐おんがく【複音楽】🔗🔉

ふく‐おんがく【複音楽】 ポリフォニー

ふく‐か【複果】‐クワ🔗🔉

ふく‐か【複果】‐クワ 複数の子房が集まって成熟し、全体として一個のようになった果実。複合果。多花果(たかか)。集合果。

ふく‐がん【複眼】🔗🔉

ふく‐がん【複眼】 節足動物などにみられる、多数の小さな個眼が束状に集まった目。物の形や動きの識別ができ、昆虫では紫外線や偏光も識別。単眼。対象をいろいろの見地から見ること。

ふくがん‐てき【複眼的】🔗🔉

ふくがん‐てき【複眼的】 [形動]いろいろな立場・視点から物事を見たり考えたりするさま。「―な考察」「―に検討する」

ふく‐ぎょく【複玉】🔗🔉

ふく‐ぎょく【複玉】 二枚以上のレンズを使った写真レンズ。収差がよく補正され、解像力にすぐれる。

ふく‐くっせつ【複屈折】🔗🔉

ふく‐くっせつ【複屈折】 光が媒質中に入射するとき、二つに分かれて屈折する現象。光学的異方性をもつ方解石や水晶などでみられる。

ふく‐ごう【複合】‐ガフ🔗🔉

ふく‐ごう【複合】‐ガフ [名]スル複数のものが合わさって一つのものになること。「さまざまな原因が―して起きた事故」

ふくごう‐いせき【複合遺跡】フクガフヰセキ🔗🔉

ふくごう‐いせき【複合遺跡】フクガフヰセキ 二つ以上の時期にわたる遺跡。単一の時期で終わっている単純遺跡に対していう。

ふくごう‐おせん【複合汚染】フクガフヲセン🔗🔉

ふくごう‐おせん【複合汚染】フクガフヲセン 二種類以上の毒性物質が複合して毒性を強めた汚染。有吉佐和子の小説「複合汚染」(昭和四九年)から一般に用いられるようになった。

ふくごう‐か【複合果】フクガフクワ🔗🔉

ふくごう‐か【複合果】フクガフクワ 複果(ふくか)

ふくごう‐かざん【複合火山】フクガフクワザン🔗🔉

ふくごう‐かざん【複合火山】フクガフクワザン いくつかの火山が組み合わさって一つの火山体を成す火山。複式火山や、噴火地点が移動して火山体が一部重なり合いながら配列するものなどがある。

ふくごう‐きょうぎ【複合競技】フクガフキヤウギ🔗🔉

ふくごう‐きょうぎ【複合競技】フクガフキヤウギ スキーのノルディック種目の一。距離競技(一五キロ)とジャンプ(七〇メートル級)を行い、合計得点を競うもの。コンバインドレース。

ふくごう‐ご【複合語】フクガフ‐🔗🔉

ふくごう‐ご【複合語】フクガフ‐ 本来独立した単語が二つ以上結合して、新たに一つの単語としての意味・機能をもつようになったもの。「ほんばこ(本箱)」「やまざくら(山桜)」「かきあらわす(書き表す)」などの類。合成語。熟語。

ふくごう‐こっか【複合国家】フクガフコクカ🔗🔉

ふくごう‐こっか【複合国家】フクガフコクカ 複数の国家が結合して、国際的に一国と見なされるような国家形態。対等の結合関係に立つ連邦・国家連合・物上連合などと、宗主国と保護国のように支配・従属関係に立つものとがある。複合国。単一国家。

ふくごう‐ししつ【複合脂質】フクガフ‐🔗🔉

ふくごう‐ししつ【複合脂質】フクガフ‐ 脂肪酸とアルコールのみからなる単純脂質に対し、ほかに燐酸(りんさん)・糖類・窒素化合物などが含まれる脂質。燐脂質・糖脂質など。生体に細胞膜の構成成分などとして分布。

ふくごう‐たい【複合体】フクガフ‐🔗🔉

ふくごう‐たい【複合体】フクガフ‐ 二つ以上のものが結合して一体となっているもの。

ふくごう‐たんぱくしつ【複合×蛋白質】フクガフ‐🔗🔉

ふくごう‐たんぱくしつ【複合×蛋白質】フクガフ‐ 単純蛋白質に対し、アミノ酸以外に糖・核酸・色素なども含む蛋白質。生体に広く分布。糖蛋白質・核蛋白質・色素蛋白質など。

ふくごう‐のうぎょう【複合農業】フクガフノウゲフ🔗🔉

ふくごう‐のうぎょう【複合農業】フクガフノウゲフ 穀物の作付けや野菜の栽培、牧畜など複数の作業から成る農業方式。

ふく‐ごび【複語尾】🔗🔉

ふく‐ごび【複語尾】 山田孝雄(よしお)の用語。いわゆる助動詞のうち、用言のみに下接するものの称。これに含まれない文語の「なり」「たり」「ごとし」、口語の「です」「だ」「ようだ」などに比して用言との一体感が強い。

ふく‐こん【複婚】🔗🔉

ふく‐こん【複婚】 一夫多妻婚の婚姻。まれに一妻多夫婚がある。ポリガミー。→単婚

ふく‐ざ【複座・複×坐】🔗🔉

ふく‐ざ【複座・複×坐】 主として航空機で、乗務員の座席が二つあること。「―の練習機」

ふく‐ざつ【複雑】🔗🔉

ふく‐ざつ【複雑】 [名・形動]物事の事情や関係がこみいっていること。入り組んでいて、簡単に理解・説明できないこと。一面的ではないこと。また、そのさま。「―な仕組み」「―な手続き」「―な気持ち」「―な笑い」「―し矛盾した心の経験は」〈藤村・新生〉単純。 [派生]ふくざつさ[名] [類語]煩雑(はんざつ)・煩瑣(はんさ)・錯雑・錯綜(さくそう)・ややこしい・しち難しい・入り組んだ・込み入った・手が込んだ

ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】‐クワイキ🔗🔉

ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】‐クワイキ [名・形動]複雑でわかりにくく不思議なこと。また、そのさま。「―な(の)国際情勢」

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】🔗🔉

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】 骨が折れるとともに周囲の軟部組織が損傷され、皮膚に傷口が開いた状態の骨折。開放骨折。

ふくさんけい‐かじょ【複散形花序】‐クワジヨ🔗🔉

ふくさんけい‐かじょ【複散形花序】‐クワジヨ 散形花序の花軸が頂端で放射状に分岐して、ほぼ同じ長さの花柄に多数の花をつけるもの。ニンジン・ノダケなどにみられる。複散花序。

ふく‐し【複視】🔗🔉

ふく‐し【複視】 一つの物体が二つ以上に重複して見えること。眼筋麻痺(まひ)などによることが多い。

ふく‐しあい【複試合】‐しあひ🔗🔉

ふく‐しあい【複試合】‐しあひ ダブルス

ふく‐しき【複式】🔗🔉

ふく‐しき【複式】 二つ以上の構造・方式からなるもの。単式。「複式簿記」の略。単式。「複勝式」の略。単式。

ふくしき‐かざん【複式火山】‐クワザン🔗🔉

ふくしき‐かざん【複式火山】‐クワザン 火山の火口やカルデラ内に、さらに小火山体ができたもの。二重式火山・三重式火山がある。浅間山・阿蘇山など。

ふくしき‐がっきゅう【複式学級】‐ガクキフ🔗🔉

ふくしき‐がっきゅう【複式学級】‐ガクキフ 二つの学年以上の児童・生徒を一つに編成した学級。

ふくしき‐ぼき【複式簿記】🔗🔉

ふくしき‐ぼき【複式簿記】 すべての取引を、ある勘定の借方と他の勘定の貸方に同じ金額を記入し、貸借平均の原理に基づいて組織的に記録・計算・整理する薄記。→単式簿記

ふく‐しゃ【複写】🔗🔉

ふく‐しゃ【複写】 [名]スル写してあるものをもとにして、もう一度写すこと。「古い記念写真を―する」用紙の間にカーボン紙をはさんで書くなどして、同一書類を二通以上作ること。また、そのもの。複写機を用いて文書・図表などを原本どおりに写し取ること。また、写し取ったもの。コピー。「書類を―して配る」

ふくしゃ‐き【複写機】🔗🔉

ふくしゃ‐き【複写機】 文書・図表などを複写する機械。

ふくしゃ‐ばん【複写版】🔗🔉

ふくしゃ‐ばん【複写版】 複写用の簡単な印刷器。謄写版・こんにゃく版など。

ふく‐じゅうせん【複縦線】🔗🔉

ふく‐じゅうせん【複縦線】 楽譜で、楽曲の段落や曲の終止を示すための二本の垂直線。終止を示す場合は右側の線を太くする。→単縦線

ふく‐しょう【複称】🔗🔉

ふく‐しょう【複称】 複雑な名称。二個以上の事物を言い表す名称。単称。

ふく‐しょう【複勝】🔗🔉

ふく‐しょう【複勝】 「複勝式」の略。

ふくしょう‐しき【複勝式】🔗🔉

ふくしょう‐しき【複勝式】 競馬・競輪などのかけ方で、その馬や選手が二着または三着までに入れば的中となる方式。→単勝式 →連勝式

ふくしょく‐こう【複色光】‐クワウ🔗🔉

ふくしょく‐こう【複色光】‐クワウ 単色光が集合した光。

ふく‐す【×袱子・複子】🔗🔉

ふく‐す【×袱子・複子】 禅僧が行脚するときなどに用いるふろしき。

ふく‐すう【複数】🔗🔉

ふく‐すう【複数】 数が二つ以上であること。単数。インド‐ヨーロッパ語などの文法で、人や事物の数が二つ以上であることを示す語形。名詞・代名詞、およびこれを受けて変化する動詞・形容詞・冠詞などにみられる。単数。

ふくず‐し【複図紙】フクヅ‐🔗🔉

ふくず‐し【複図紙】フクヅ‐ 地図・設計図などを模写するのに用いる、敷き写し用の薄い紙。トレーシングペーパー。

ふく‐せい【複成】🔗🔉

ふく‐せい【複成】 重複してできていること。また、重複してつくること。

ふく‐せい【複声】🔗🔉

ふく‐せい【複声】 楽曲で、対位法的に進行する二つ以上の声部があること。

ふく‐せい【複姓】🔗🔉

ふく‐せい【複姓】 古代、氏名(うじな)のほかに家名・職掌などを重ねて称したもの。中臣鹿島・飛鳥衣縫など。

ふく‐せい【複製】🔗🔉

ふく‐せい【複製】 [名]スルもとの物と同じ物を別に作ること。また、そのもの。「鍵を―する」美術品・著作物などの原作品とそっくり同じ物を制作すること。また、そのもの。「名画を―する」(「覆製」とも書く)写本・刊本などを原形のままの形に作ること。翻刻に対していう。「―本」

ふくせい‐かざん【複成火山】‐クワザン🔗🔉

ふくせい‐かざん【複成火山】‐クワザン 休止期をはさんで一輪廻(りんね)の噴火が繰り返されてできた火山。楯状(たてじよう)火山や成層火山など、大型火山の大部分はこれ。単成火山。

ふく‐せん【複線】🔗🔉

ふく‐せん【複線】 二つ以上平行している線。鉄道で、上り・下りの線路が並行して敷設されている軌道。単線。

ふく‐そう【複相】‐サウ🔗🔉

ふく‐そう【複相】‐サウ 染色体数が、通常の体細胞の染色体数と同じ二倍数(2n)である核相。受精から減数分裂までの核相。→単相

ふく‐そうじょうかじょ【複総状花序】‐ソウジヤウクワジヨ🔗🔉

ふく‐そうじょうかじょ【複総状花序】‐ソウジヤウクワジヨ 無限花序の一。花軸が分岐して、各枝が総状花序となるもの。イネ・ナンテンなどにみられる。

ふくそかんしき‐かごうぶつ【複素環式化合物】フクソクワンシキクワガフブツ🔗🔉

ふくそかんしき‐かごうぶつ【複素環式化合物】フクソクワンシキクワガフブツ 炭素のほかに、酸素・硫黄・窒素などが入っている環状構造の化合物。ピリジンなど。

ふくそ‐かんすう【複素関数】‐クワンスウ🔗🔉

ふくそ‐かんすう【複素関数】‐クワンスウ 二つの複素数があって、一方の値が定まればそれに伴って他方が定まるような関数。

ふく‐そすう【複素数】🔗🔉

ふく‐そすう【複素数】 を実数、を虚数単位とするとき、a+biの形に表される数。を実部、を虚部という。

ふくそ‐へいめん【複素平面】🔗🔉

ふくそ‐へいめん【複素平面】 ガウス平面

ふく‐たいりついでんし【複対立遺伝子】‐タイリツヰデンシ🔗🔉

ふく‐たいりついでんし【複対立遺伝子】‐タイリツヰデンシ 相同染色体上の同一の遺伝子座にある、少しずつ作用の異なる三つ以上の遺伝子群。

ふく‐どう【複道・復道】‐ダウ🔗🔉

ふく‐どう【複道・復道】‐ダウ 道路の上にさらに架け渡した道路。上下二段に造った道や廊下。

ふくどう‐きかん【複動機関】‐キクワン🔗🔉

ふくどう‐きかん【複動機関】‐キクワン 蒸気や燃焼ガスの圧力をピストンの両面に交互に受けて運動する往復機関。出力は単動機関の倍となる。

ふく‐ひ【複比】🔗🔉

ふく‐ひ【複比】 相乗比」に同じ。一直線上の四つの点をA・B・C・Dとするとき、(AC:CB)と(AD:DB)との比。単比。

ふく‐ひれい【複比例】🔗🔉

ふく‐ひれい【複比例】 一つの量が、他の二つの量と比例あるいは反比例の関係にあること。

ふく‐ふくせん【複複線】🔗🔉

ふく‐ふくせん【複複線】 鉄道で、二組の複線が並行して敷設されている軌道。

ふく‐ぶん【複文】🔗🔉

ふく‐ぶん【複文】 文を構造上から分類した場合の一。主語と述語からなる文でさらにその構成部分に主語・述語の関係が認められるもの。「ここは雨の多い地方だ」など。→単文 →重文

ふく‐ぶんかい【複分解】🔗🔉

ふく‐ぶんかい【複分解】 二種の化合物が反応し、それぞれの成分が入れ替わった新しい二種の化合物を生じる反応。塩化ナトリウムと硝酸銀とから、硝酸ナトリウムと塩化銀を生じる反応など。

ふく‐ほう【複方】‐ハウ🔗🔉

ふく‐ほう【複方】‐ハウ 複数の薬品を調合する処方。また、その処方による薬剤。

ふく‐ほん【複本】🔗🔉

ふく‐ほん【複本】 一つの手形上の権利を表すために発行される数通の同一内容の手形証券。複本であることを示す番号がある。

ふくほんい‐せいど【複本位制度】フクホンヰ‐🔗🔉

ふくほんい‐せいど【複本位制度】フクホンヰ‐ 本位貨幣が金と銀など二種類であり、両者の比価を公定した貨幣制度。両本位制度。→単本位制度

ふく‐めいすう【複名数】🔗🔉

ふく‐めいすう【複名数】 二つ以上の単位を用いて表した数。三メートル五〇センチの類。諸等数。→単名数

ふくめい‐てがた【複名手形】🔗🔉

ふくめい‐てがた【複名手形】 手形上の債務者が二名以上いる手形。一般の商業手形がこれに当たる。→単名手形

ふく‐よう【複葉】‐エフ🔗🔉

ふく‐よう【複葉】‐エフ 葉身が二枚以上の小葉からなる葉。小葉の配列のしかたにより羽状複葉・掌状複葉・三出複葉などとよぶ。単葉。飛行機の主翼が上下に二枚あること。単葉。

ふく‐り【複利】🔗🔉

ふく‐り【複利】 複利法の計算による利息。重利。単利。

ふくり‐ひょう【複利表】‐ヘウ🔗🔉

ふくり‐ひょう【複利表】‐ヘウ 複利計算を簡単に行うために、元金を一とした場合の元利合計を利率・期間に応じて示した表。

ふくり‐ほう【複利法】‐ハフ🔗🔉

ふくり‐ほう【複利法】‐ハフ 利息計算方法の一。一定期間の利息を元金に加え、その元利合計を次の期間の新元金として利息を計算する方法。単利法。

ふっ‐か【複果】フククワ🔗🔉

ふっ‐か【複果】フククワ ふくか(複果)

ふっ‐こく【覆刻・復刻・複刻】フク‐🔗🔉

ふっ‐こく【覆刻・復刻・複刻】フク‐ [名]スル書物などの以前に出版したものを新しく版を作り直し、もとのとおりに刊行すること。また、その物。「往年の名著を―する」

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[音]フク [訓]かさ‐なる    かさ‐ねる [部首]衣 [総画数]14 [コード]区点    4203      JIS   4A23      S‐JIS 95A1 [分類]常用漢字

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