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ふく【複】🔗🔉

ふく【複】 1 かさなること。単一でないこと。 2 「ふくしき(複式)」の略。 3 「ふくしあい(複試合)」の略。「女子複」

ふく‐えん【複塩】🔗🔉

ふく‐えん【複塩】 二種以上の塩が一定の割合でつくられている塩で、水にとかすとそれぞれのイオンに解離するものをいう。明礬など。

ふく‐おんがく【複音楽】🔗🔉

ふく‐おんがく【複音楽】 =たせいおんがく(多声音楽)

ふく‐が【複芽】🔗🔉

ふく‐が【複芽】 葉腋に生じた二個以上の芽をいう。

ふく‐かざん【複火山】(‥クヮザン)🔗🔉

ふく‐かざん【複火山】(‥クヮザン) =ふくしきかざん(複式火山)

ふく‐がん【複眼】🔗🔉

ふく‐がん【複眼】 1 節足動物の甲殻類・昆虫類・カブトガニ類・ムカデ類に通常一対ある高級な眼。多数の個眼により形成される(イエバエで四千、トンボで一万〜二万八千)。個眼の表面は六角形または五角形で密に並び、それぞれの個眼は角膜レンズ・円錐晶体からなる光学系と通常七個の視細胞とそれを取り巻く色素細胞から成る。 2 多くの人の目。また、いろいろな立場、角度から物事を見ること。

ふく‐ぎょく【複玉】🔗🔉

ふく‐ぎょく【複玉】 カメラの絞りの前後に前玉と後玉とを配置した撮影レンズ。

ふく‐くっせつ【複屈折】🔗🔉

ふく‐くっせつ【複屈折】 光が光学的に異方的な結晶や、ひずみをうけた媒質中に入射するとき、二つに分かれて屈折する現象。方解石や水晶などに見られる。

ふく‐ごう【複合】(‥ガフ)🔗🔉

ふく‐ごう【複合】(‥ガフ) 二種またはそれ以上のものが結合して一つになること。

ふくごう‐かざん【複合火山】(フクガフクヮザン)🔗🔉

ふくごう‐かざん【複合火山】(フクガフクヮザン) いくつかの火山が組み合わさってできた、構造の複雑な火山。複式火山もこの一つ。複成火山。

ふくごう‐かん【複合管】(フクガフクヮン)🔗🔉

ふくごう‐かん【複合管】(フクガフクヮン) 一つの真空管の中に二つ以上の真空管を封じ込んだもの。双二極真空管など。

ふくごう‐きょうぎ【複合競技】(フクガフキャウギ)🔗🔉

ふくごう‐きょうぎ【複合競技】(フクガフキャウギ) スキー競技の一種で、ジャンプ競技と、距離競技の二種目の得点の合計によって順位を決める競技のこと。

ふくごう‐ご【複合語】(フクガフ‥)🔗🔉

ふくごう‐ご【複合語】(フクガフ‥) (英compound wordの訳語)本来それぞれ独立の言語要素が、二つ以上結合して、新たに単純な一語としての意味・機能をもつようになったもの。「たにがわ(谷川)」「ゆうやけ(夕焼)」「とおあさ(遠浅)」「はやおきどり(早起鳥)」「おちつきはらう(落着払)」など。なお、「ときどき(時々)」「やまやま(山々)」などのいわゆる畳語もこの一種であるが、複合要素の一方が接辞であるもの(派生語)、また、助辞であるものは、普通これに含めない。複合語では、もとの語のアクセントが変化し、また、連濁・転音・連声(れんじょう)や、音の挿入・縮約・脱落などの変化を生じているものがある。合成語。熟語。

ふくごう‐こっか【複合国家】(フクガフコクカ)🔗🔉

ふくごう‐こっか【複合国家】(フクガフコクカ) 二つ以上の国家の結合によって構成された国家。同一の君主または政府の下に結成された、数個の国家の連合体。

ふくごう‐ししつ【複合脂質】(フクガフ‥)🔗🔉

ふくごう‐ししつ【複合脂質】(フクガフ‥) 脂質の一種。アルコールと脂肪酸のエステルの中で燐酸・窒素化合物、糖、硫酸などを含むもの。燐脂質・糖脂質・硫脂質に分けられる。生体組織に広く分布する。特に脳組織に多く含まれ、脳の機能に重要。

ふくごう‐たい【複合体】(フクガフ‥)🔗🔉

ふくごう‐たい【複合体】(フクガフ‥) 二種以上の物が結合して、一体となっているもの。

ふくごう‐たんぱくしつ【複合蛋白質】(フクガフ‥)🔗🔉

ふくごう‐たんぱくしつ【複合蛋白質】(フクガフ‥) α‐アミノ酸以外に他の有機物を結合している蛋白質の総称。α‐アミノ酸以外の部分を補欠分子族という。生物内に広く存在し、生理的に重要なものが多い。カゼイン、ヘモグロビンなど。

ふくごう‐どうし【複合動詞】(フクガフ‥)🔗🔉

ふくごう‐どうし【複合動詞】(フクガフ‥) 動詞を後部要素として、これに動詞、または他の品詞が複合してできた動詞。「呑み込む」「恥じ入る」「長びく」「相手取る」「値する」の類。

ふくごう‐めいし【複合名詞】(フクガフ‥)🔗🔉

ふくごう‐めいし【複合名詞】(フクガフ‥) 二個以上の語が、複合して成立した名詞。「酒樽」「考え物」「薄茶」「手習い」「出入り」「夜寒」の類。

ふく‐ごび【複語尾】🔗🔉

ふく‐ごび【複語尾】 山田孝雄の用語で、いわゆる助動詞のうち、文語の「なり」「たり」(共に指定)、「ごとし」、口語の「だ」「である」「です」「ようだ」などを除き、用言だけに下接するものの称。

ふく‐ざ【複座】🔗🔉

ふく‐ざ【複座】 (おもに飛行機で)座席が二つあること。二人乗りであること。⇔単座2

ふく‐ざつ【複雑】🔗🔉

ふく‐ざつ【複雑】 (形動)重なりまじってこみいっていること。「複雑な情事」

ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】(‥クヮイキ)🔗🔉

ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】(‥クヮイキ) (形動)複雑で怪しく不思議なこと。「複雑怪奇な事件」

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】🔗🔉

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】 骨折の一つ。骨折に伴って皮膚・軟部も共に破壊され、骨折端が外表部に表れたもの。

ふくさんけい‐かじょ【複散形花序】(‥クヮジョ)🔗🔉

ふくさんけい‐かじょ【複散形花序】(‥クヮジョ) 無限花序の一つ。散形花序の花軸が頂端で放射状に多数分岐して、ほぼ同じ大きさをもつ多数の花をつけるもの。ニンジン、ノダケなど主にセリ科の植物に見られる。複散花序。

ふく‐し【複視】🔗🔉

ふく‐し【複視】 一個の物が二個に見えたり、影ができて二重になって見えたりする現象。両眼の像が重ならないための両眼複視と、単眼で見ても二重に見える単眼複視がある。前者は眼筋麻痺によることが多く、後者は水晶体脱臼や乱視に見られる。二重視。

ふく‐しあい【複試合】(‥しあひ)🔗🔉

ふく‐しあい【複試合】(‥しあひ) =ダブルス

ふく‐しき【複式】🔗🔉

ふく‐しき【複式】 1 二つまたはそれ以上からなる形式・方式。また、複雑な方式。 2 「ふくしきがっきゅう(複式学級)」「ふくしきぼき(複式簿記)」の略。

ふくしき‐かざん【複式火山】(‥クヮザン)🔗🔉

ふくしき‐かざん【複式火山】(‥クヮザン) 一つの火山の火口やカルデラに小火山が二重・三重に噴出してできた二重式火山・三重式火山をいう。大島三原山、阿蘇山、浅間山など。複火山。

ふくしき‐がっきゅう【複式学級】(‥ガクキフ)🔗🔉

ふくしき‐がっきゅう【複式学級】(‥ガクキフ) 二個学年以上の児童・生徒を一つに編成した学級。

ふくしき‐ぼき【複式簿記】🔗🔉

ふくしき‐ぼき【複式簿記】 簿記の一つ。収支または取引ごとに貸借を仕分けして、その両方を勘定科目に分け、それぞれの口座に記入する方法。財産の移動と損益を正確に知ることができ、また、間違いを自動的に検出できる。

ふく‐しゃ【複写】🔗🔉

ふく‐しゃ【複写】 1 一度写したものを、さらに写しとること。 2 同一のものを二枚以上写してつくること。コピー。 3 書画などの複製。コピー。

ふくしゃ‐き【複写器・複写機】🔗🔉

ふくしゃ‐き【複写器・複写機】 文書、計算書、資料などの複写をするために用いる機器。

ふくしゃ‐し【複写紙】🔗🔉

ふくしゃ‐し【複写紙】 複写用の紙。カーボン紙。

ふくしゃ‐ばん【複写版】🔗🔉

ふくしゃ‐ばん【複写版】 複写用の印刷器。寒天版、蒟蒻(こんにゃく)版など。

ふく‐じゅうじ【複十字】(‥ジフジ)🔗🔉

ふく‐じゅうじ【複十字】(‥ジフジ) 結核予防を表す万国共通の旗印。赤色で「」の形に描く。

ふく‐しょう【複称】🔗🔉

ふく‐しょう【複称】 1 複雑な名称。 2 二個以上の事物をいいあらわすこと。

ふくしょう‐しき【複勝式】🔗🔉

ふくしょう‐しき【複勝式】 競馬、競輪、競艇などで一、二着、または一、二、三着までのいずれかを当てる方式。また、その投票券。

ふくしょく‐こう【複色光】(‥クヮウ)🔗🔉

ふくしょく‐こう【複色光】(‥クヮウ) 単色光の複合から成り、分光器でスペクトルに分解できる光。

ふく‐しんし【複振子】🔗🔉

ふく‐しんし【複振子】 =じったいふりこ(実体振子)

ふく‐す【袱子・複子】🔗🔉

ふく‐す【袱子・複子】 仏語。雲水の僧が持つ風呂敷。

ふく‐すう【複数】🔗🔉

ふく‐すう【複数】 1 二つ以上の数。⇔単数。 2 文法で、ある名詞または代名詞の表す人や事物がただ一個だけのものでないこと。⇔単数

ふくず‐し【複図紙】(フクヅ‥)🔗🔉

ふくず‐し【複図紙】(フクヅ‥) =トレーシングペーパー

ふく‐せい【複成】🔗🔉

ふく‐せい【複成】 重複してできること。重ねて作ること。

ふく‐せい【複声】🔗🔉

ふく‐せい【複声】 音楽で、多声楽曲のうち、二つの声部が対位法的技法によって進行するもの。

ふく‐せい【複姓】🔗🔉

ふく‐せい【複姓】 1 中国で、二字からなる姓をいう。諸葛・欧陽の類。 2 わが国古代で、氏と家を重ねて称したもの。大化改新以後、これによって氏内部の家柄を区別した。阿倍引田・阿倍普勢の類。

ふく‐せい【複製】🔗🔉

ふく‐せい【複製】 もとのものと同じものをつくること。また、そのもの。 1 著作物を、印刷・写真・複写・録音・録画その他の方法により有形的に再製すること。「複製画」 2 (「覆製」とも書く)写本、刊本などをそのままの形に再製すること。翻刻に対していう。 3 原形を忠実に模して再製すること。模造。模作。

ふくせい‐ぼん【複製本】🔗🔉

ふくせい‐ぼん【複製本】 複製した本。複製版。

ふく‐せん【複線】🔗🔉

ふく‐せん【複線】 1 二つ以上並行している線。⇔単線。 2 上り下りの二本の線路が一組として敷設されている鉄道・軌道。⇔単線

ふく‐せんきょ【複選挙】🔗🔉

ふく‐せんきょ【複選挙】 =かんせつせんきょ(間接選挙)

ふく‐そう【複相】(‥サウ)🔗🔉

ふく‐そう【複相】(‥サウ) 核相交代で二倍数の相。

ふく‐そうじょうかじょ【複総状花序】(‥ソウジャウクヮジョ)🔗🔉

ふく‐そうじょうかじょ【複総状花序】(‥ソウジャウクヮジョ) 無限花序の一つ。花軸が分岐して、その枝が総状花序となっているもの。イネ、ナンテンなどに見られる。

ふく‐そすう【複素数】🔗🔉

ふく‐そすう【複素数】 実数単位1と虚数単位iとで構成されている数。実数a、bを用いて、a+biという形に表される数をいう。

ふくそ‐へいめん【複素平面】🔗🔉

ふくそ‐へいめん【複素平面】 直交座標が(a,b)である点に複素数a+biを目盛った平面。ガウス平面。

ふく‐どう【覆道・複道】(‥ダウ)🔗🔉

ふく‐どう【覆道・複道】(‥ダウ) 1 上下二重に往来できるようになった廊下。また、道路の上の方にさらにつくった道路。 2 屋根のある廊下。

ふくどう‐じょうききかん【複動蒸気機関】(‥ジョウキキクヮン)🔗🔉

ふくどう‐じょうききかん【複動蒸気機関】(‥ジョウキキクヮン) ピストンがシリンダー内を往復する際、その両行程ともに高圧蒸気の作用があるように給排弁を装着した機関。

ふく‐ひ【複比】🔗🔉

ふく‐ひ【複比】 二つ以上の比の前頂どうしの積と後頂どうしの積の比のもとの比に対する称。たとえば、a:bとc:dに対するac:bd。単比に対していう。

ふく‐ひれい【複比例】🔗🔉

ふく‐ひれい【複比例】 複比(相乗比)と複比、あるいは複比と単比が等しいという関係。たとえば、ac:bd=e:fが成り立つようなとき、a、b、c、d、e、fは複比例するという。

ふく‐ふくせん【複複線】🔗🔉

ふく‐ふくせん【複複線】 二つの複線軌道を一組として敷設してある軌道。

ふく‐ぶん【複文】🔗🔉

ふく‐ぶん【複文】 主語述語の関係が成り立っている文で、さらにその構成部分に主語述語の関係が認められるもの。「雨のあがったあとの新緑はまぶしかった」など。山田孝雄の用語では、二つ以上の句から成る文で、重文・合文・有属文に分けられる。

ふく‐ぶんかい【複分解】🔗🔉

ふく‐ぶんかい【複分解】 二種の化合物が反応し、構成する原子あるいは原子団が互いに入れかわり新しい二種の化合物となる反応。硝酸銀と塩化ナトリウムが反応し、塩化銀と硝酸ナトリウムになるなど。

ふく‐ぶんすう【複分数】🔗🔉

ふく‐ぶんすう【複分数】 =はんぶんすう(繁分数)

ふく‐ほん【複本】🔗🔉

ふく‐ほん【複本】 為替手形について一つの手形上の権利を表すために発行された数通の手形証券。内容が同一で、複本であることを示す番号を記載。

ふくほんい‐せいど【複本位制度】(フクホンヰ‥)🔗🔉

ふくほんい‐せいど【複本位制度】(フクホンヰ‥) 金と銀など、二種以上の本位貨幣を認めている通貨制度。

ふく‐めいすう【複名数】🔗🔉

ふく‐めいすう【複名数】 いくつかの単位を組み合わせて表された名数。三時間五分四〇秒の類。

ふくもん‐の‐きょぎ【複問の虚偽】🔗🔉

ふくもん‐の‐きょぎ【複問の虚偽】 =たもんのきょぎ(多問虚偽)

ふく‐よう【複葉】(‥エフ)🔗🔉

ふく‐よう【複葉】(‥エフ) 1 二個以上の小葉に変化した葉。小葉の排列様式によって羽状複葉(葉軸の左右に小葉が排列。フジ・クルミなど)、掌状複葉(葉柄の先端に小葉が並列。アケビ・トチノキなど)に分かれる。単葉に対していう。 2 飛行機の主翼が上下二枚になっているもの。また、その翼。

ふくよう‐き【複葉機】(フクエフ‥)🔗🔉

ふくよう‐き【複葉機】(フクエフ‥) 主翼を上下二組もつ飛行機。複葉飛行機。

ふく‐り【複利】🔗🔉

ふく‐り【複利】 1 複利法で計算される利息。また、その利率。重利。 2 =ふくりほう(複利法)

ふくり‐ひょう【複利表】(‥ヘウ)🔗🔉

ふくり‐ひょう【複利表】(‥ヘウ) 複利計算を簡単に行うために、種々の利率に対し元金を1とした場合の毎期末の元利合計を、排列・表記した表。

ふくり‐ほう【複利法】(‥ハフ)🔗🔉

ふくり‐ほう【複利法】(‥ハフ) ある一定期間後の利息を元金に加えてその合計額を次の期間の新元金とし、またその期間後の利息を元金に加えて次期間の元金とするように、逐次一期間中の利息を次期間の元金に加えていく利息計算法。複利。重利法。⇔単利法

ふっ‐か【複果】(フククヮ)🔗🔉

ふっ‐か【複果】(フククヮ) =しゅうごうか(集合果)

ふっ‐き【複記】(フク‥)🔗🔉

ふっ‐き【複記】(フク‥) 重複して記載すること。

ふっ‐こく【覆刻・復刻・複刻】(フク‥)🔗🔉

ふっ‐こく【覆刻・復刻・複刻】(フク‥) 1 書籍などの原本をもとに版を新たに作り直し、原本通り再製すること。 2 写本の原本をそのとおりに活字版にすること。また、その書物。翻刻。

ふっ‐こん【複婚】(フク‥)🔗🔉

ふっ‐こん【複婚】(フク‥) 妻または夫が同時に二人以上いる婚姻形態。一夫多妻婚、一妻多夫婚、集団婚など。

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