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はなし【話】🔗🔉

はなし【話】 言葉を交わすこと。会話。談話。また、声を出して言うこと。「―が尽きない」「こそこそ―」筋をたてて述べること。また、その内容。「―のうまい人」「ためになる―」話題。「―は変わりますが」「―をそらす」「難しい―はやめよう」うわさ。評判。「人の―によれば」「国中が選挙の―で持ち切りだ」「―だけで実現しない」話し合うこと。相談すること。「ちょっと―がある」「―がこじれる」「―がまとまる」「結婚―」いきさつ。わけ。事情。「詳しい―は知らない」「お―はうかがっています」物事の道理。「―の通じない人だ」「それでは―が逆だ」(「咄」「噺」とも書く。「噺」は国字)人に聞かせるための作り話。説話・昔話・落語など。「浦島太郎の―」「お―の世界」「人情―」こと。ことがら。前述の内容をさしていう。「こんなになるまでほうっておいたとは、まったくひどい―だ」「いやはやあきれた―だね」 [下接語](ばなし)浮世話・打ち明け話・内輪話・裏話・噂(うわさ)話・大話・御伽(おとぎ)話・戯(おど)け話・落とし話・思い出話・音曲咄(おんぎよくばなし)・怪談咄(ばなし)・楽屋話・掛け合い話・軽口話・愚痴話・小話・こそこそ話・零(こぼ)れ話・三題咄(ばなし)・仕方話・下(した)話・芝居咄(ばなし)・地咄(じばなし)・自慢話・素(す)話・世間話・高話・立ち話・譬(たと)え話・茶話・茶飲み話・作り話・辻噺(つじばなし)・伝え話・艶(つや)話・内証(ないしよ)話・長話・人情話・惚気(のろけ)話・馬鹿話・ひそひそ話・一口話・一つ話・身の上話・土産(みやげ)話・昔話・無駄話・与太話・夜(よ)話・四方山(よもやま)話・別れ話・笑い話

話が付・く🔗🔉

話が付・く 話の片がつく。相談・交渉がまとまる。「労使間で―・く」

話が遠・い🔗🔉

話が遠・い 話がはっきり聞こえない。転じて、話の内容がよく通じない。「レベルが高くて―・い」

話が弾(はず)・む🔗🔉

話が弾(はず)・む 楽しかったり興味深かったりして、会話が活発に続く。「学生時代の思い出に―・む」

話が早・い🔗🔉

話が早・い 結論や決着をつけるのが早い。「経験があるのなら―・い、すぐ始めてくれ」

話が見えない🔗🔉

話が見えない 話の内容や導き出そうとしている結論がつかめない。「言い訳ばかりで―ない」

話が分か・る🔗🔉

話が分か・る 世間の事情や人情に通じていて、物事に理解がある。「―・る上司」

話し上手(じょうず)は聞き上手(じょうず)🔗🔉

話し上手(じょうず)は聞き上手(じょうず) 話の上手な人というのは、他人の話を聞くのも上手である。

話にならない🔗🔉

話にならない 話すだけの値うちもない。問題にならない。「条件が違いすぎて―ない」

話に花が咲・く🔗🔉

話に花が咲・く 次から次へと興味ある話が出て会話が弾む。「昔の仲間が集まって―・く」

話に実(み)が入(はい)・る🔗🔉

話に実(み)が入(はい)・る 話に熱中する。興に乗って盛んに話す。「気が散って―・らない」

話を付・ける🔗🔉

話を付・ける 話の片をつける。相談・交渉をまとめる。「仲介人を立てて―・ける」

はなし‐あい【話し合い】‐あひ🔗🔉

はなし‐あい【話し合い】‐あひ 話し合うこと。談合。相談。「―を持つ」「―で解決する」「―がつく」

はなし‐あいて【話し相手】‐あひて🔗🔉

はなし‐あいて【話し相手】‐あひて 話をする相手。また、親しく話し合える相手。「祖父の―になる」

はなし‐あ・う【話し合う】‐あふ🔗🔉

はなし‐あ・う【話し合う】‐あふ [動ワ五(ハ四)]互いに話す。打ち解けて話す。語り合う。「楽しく―・う」問題を解決するために、立場・考えなどを述べ合う。「とことんまで―・って決める」

はなし‐か・ける【話し掛ける】🔗🔉

はなし‐か・ける【話し掛ける】 [動カ下一]はなしか・く[カ下二]相手に話をしかける。「英語で―・けられる」話し始める。「―・けてやめる」

はなし‐かた【話し方】🔗🔉

はなし‐かた【話し方】 話のしかた。話す態度。「おだやかな―」話をする方法・技術。「目上に対する―」旧制小学校の国語科の一分科。

はなし‐くち【話し口】🔗🔉

はなし‐くち【話し口】 《「はなしぐち」とも》話すときの態度や、その内容。「兄は佐介の元気を愛して大いに―が合う」〈左千夫・春の潮〉話のいとぐち。話のきっかけ。

はなし‐ごえ【話し声】‐ごゑ🔗🔉

はなし‐ごえ【話し声】‐ごゑ 話をしている声。「―が耳につく」

はなし‐ことば【話し言葉】🔗🔉

はなし‐ことば【話し言葉】 話したり聞いたり、音声によって伝えられる言語。音声言語。口頭語。書き言葉。

はなし‐こ・む【話し込む】🔗🔉

はなし‐こ・む【話し込む】 [動マ五(四)]腰を落ちつけて、じっくりと話をする。「時を忘れて―・む」

はなし‐じょうず【話し上手】‐ジヤウズ🔗🔉

はなし‐じょうず【話し上手】‐ジヤウズ [名・形動]話のうまいこと。また、そのさまや、そのような人。「―な(の)人」

はなし‐ずき【話し好き】🔗🔉

はなし‐ずき【話し好き】 [名・形動]人と話をするのが好きなこと。また、そのさまや、そのような人。「根っからの―」「―な(の)店のマスター」

はなし‐ずく【話△尽く】‐づく🔗🔉

はなし‐ずく【話尽く】‐づく 話し合いを十分にすること。「―で決めたことだ」

はなし‐ちゅう【話し中】🔗🔉

はなし‐ちゅう【話し中】 話をしている最中。電話の通話中。「―でつながらない」

はなし‐て【話し手】🔗🔉

はなし‐て【話し手】 話をするほうの人。話者。話のうまい人。話し上手。「なかなかの―だ」

はなし‐とぎ【話×伽】🔗🔉

はなし‐とぎ【話×伽】 話し相手になって人の退屈を慰めること。また、その人。「伊勢参宮の道中、―にと、たって誘はれしを」〈浮・新永代蔵・四〉

はなし‐の‐たね【話の種】🔗🔉

はなし‐の‐たね【話の種】 談話や評判の材料。「―が尽きない」「―に見ておく」

はなし‐はんぶん【話半分】🔗🔉

はなし‐はんぶん【話半分】 話の半分程度はうそや誇張であること。半分ぐらい割り引いて聞いてちょうどよいこと。「―に聞いておく」

はなし‐ぶり【話し振り】🔗🔉

はなし‐ぶり【話し振り】 話をするときのようす。話のしかた。「あの―では確かだ」

はなし‐べた【話し下‐手】🔗🔉

はなし‐べた【話し下手】 [名・形動]話のしかたが下手なこと。また、そのさまや、そのような人。「―で損をする」

はなし‐ぼん【×咄本・×噺本・話本】🔗🔉

はなし‐ぼん【×咄本・×噺本・話本】 江戸時代に、当時の笑い話・小咄などを集めて出版した本。「醍睡笑」「鹿(か)の子餅」など。小咄本。笑話本。

はな・す【話す・×咄す】🔗🔉

はな・す【話す・×咄す】 [動サ五(四)]言葉で相手に伝える。告げる。語る。「事件を人に―・す」「電話で―・す」相談する。話し合う。「父に―・してから返事する」外国語を使う。「ドイツ語を―・す」交際する。つきあう。「一條あたりに有徳なる人ありしが、年久しく―・したる人なりしが」〈仮・竹斎・下〉(遊里語で)遊女を買う。「鹿恋(かこひ)女郎を―・すくらゐの男は」〈浮・禁短気・六〉→言う[用法] [可能]はなせる [類語]語る・しゃべる・物言う・口を利く・伝える・告げる・言う・述べる・物語る・打ち明ける・明かす・説明する・述懐する・告白する・口外(こうがい)する・他言(たごん)する/語らう・語り合う・談ずる・懇談する・面談する・諮(はか)る・持ち掛ける・掛け合う

はな・せる【話せる】🔗🔉

はな・せる【話せる】 [動サ下一]《話すことができる意から》話し相手とするに足りる。物わかりがよい。話がわかる。「うちの校長は―・せる」

わ‐げい【話芸】🔗🔉

わ‐げい【話芸】 話術によって楽しませる芸。落語・漫談・講談などをいう。

わ‐げき【話劇】🔗🔉

わ‐げき【話劇】 中国の新劇。二〇世紀初めごろ、日本の新派劇の影響を受けて起こった。京劇など歌舞を主とする古典劇に対して、話し言葉を重視する。

わ‐しゃ【話者】🔗🔉

わ‐しゃ【話者】 話す人。話し手。

わ‐じゅつ【話術】🔗🔉

わ‐じゅつ【話術】 話をする技術。「―の巧みな人」

わ‐せつ【話説】🔗🔉

わ‐せつ【話説】 話してきかせること。また、語られた話。説話。「一条の小説的―でもありそうに」〈子規・墨汁一滴〉《中国の古い口語から》話に入るときに用いる語。江戸時代の読本などで多く用いられた。さて。「―す。きのふは奇々怪々といふ事が目下にありやした」〈滑・浮世床・二〉

わ‐だい【話題】🔗🔉

わ‐だい【話題】 話の題目。談話・文章などの中心的な材料。話の種。「―が尽きない」「―にのぼる」

わ‐とう【話頭】🔗🔉

わ‐とう【話頭】 話をするきっかけ。話のいとぐち。また、話の内容。話題。「―にのぼる」禅宗で、古則・公案のこと。

話頭を転・じる🔗🔉

話頭を転・じる 話を、今までとはすっかり違った別の話題に移す。話題を変える。「弁士は忽ち―・じて」〈魯庵・社会百面相〉

わ‐へい【話柄】🔗🔉

わ‐へい【話柄】 話の種。話題。「活動写真は…日常の―にしているものであるから」〈荷風・東綺譚〉

わ‐ほう【話法】‐ハフ🔗🔉

わ‐ほう【話法】‐ハフ 話し方。書き手または話し手が、自分の話の中に他人の言葉を引用するときの表現方法。直接話法と間接話法がある。

わ‐ほん【話本】🔗🔉

わ‐ほん【話本】 中国の宋代から元のころまで行われた、口語体で書かれた語り物の台本。講史の台本を平語というのに対して、物語の台本をいう。

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[音]カイ    ワ [訓]はな‐す    はなし [部首]言 [総画数]13 [コード]区点    4735      JIS   4F43      S‐JIS 9862 [分類]常用漢字 [難読語] →かんな‐ぜん【看話禅】きっちょむ‐ばなし【きっちょむ話・吉四六話】

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