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いまし・む【戒む・×誡む・△警む・△縛む】🔗🔉

いまし・む【戒む・×誡む・警む・縛む】 [動マ下二]「いましめる」の文語形。

いましめ【戒め・×誡め・△警め・△縛め】🔗🔉

いましめ【戒め・×誡め・警め・縛め】 前もって注意すること。また、その言葉。訓戒。「今後の―とする」過ちを犯さないようにこらしめること。「―に廊下に立たされる」(縛め)しばること。また、その縄。「―を解く」禁固。監禁。処罰。「秦の始皇にとらはれて、―をかうぶること十二年」〈平家・五〉用心すること。警戒。「これが後ろめたければ、公人(おほやけびと)、すまし(=下級女官)、長女(をさめ)などして絶えず―に遣る」〈枕・八七〉

いまし・める【戒める・×誡める・△警める・△縛める】🔗🔉

いまし・める【戒める・×誡める・警める・縛める】 [動マ下一]いまし・む[マ下二]まちがいをしないように前もって注意する。教えさとす。「気を緩めないよう―・める」してはいけないと命ずる。禁止する。「肉食を―・める」同じ過ちを犯さないようにしかる。「嘘をついた子供を―・める」警戒する。「町々を―・めて歩く巡査の靴音」〈藤村・新生〉(縛める)自由がきかないようにしばる。「盗人を荒縄で―・める」忌み嫌う。「人の―・むる五月(さつき)は去(い)ぬ」〈宇津保・藤原の君〉

きょう‐さく【△警策】キヤウ‐🔗🔉

きょう‐さく【警策】キヤウ‐ [名・形動ナリ]禅宗で、座禅中の僧の眠けや心のゆるみ、姿勢の乱れなどを戒めるため、肩などを打つ木製の棒。長さ一メートルほどで、先は扁平な板状。けいさく。《「きょうざく」とも》人が驚くほど詩文にすぐれていること。また、そのさま。こうざく。「文ども―に、舞、楽(がく)、物の音ども、ととのほりて」〈源・花宴〉人柄・容姿・物事などがすぐれてりっぱなこと。また、そのさま。こうざく。「御心ばへもいと―に、御かたちもいとうるはしく」〈増鏡・三神山〉

けい‐えい【警衛】‐ヱイ🔗🔉

けい‐えい【警衛】‐ヱイ [名]スル警戒し護衛すること。また、その役の人。「首相官邸を―する」

けい‐かい【警戒】🔗🔉

けい‐かい【警戒】 [名]スル危険や災害に備えて、あらかじめ注意し、用心すること。「徹夜で―にあたる」「インフレを―する」

けいかい‐けいほう【警戒警報】🔗🔉

けいかい‐けいほう【警戒警報】 警戒を必要とする知らせ。特に、戦時下で、敵機の空襲のおそれがある場合などに出される。「―発令」

けいかい‐しょく【警戒色】🔗🔉

けいかい‐しょく【警戒色】 警戒する傾向。警戒するようす。「円の急騰に―を強める」周囲の色に比べて目立つような色彩や模様をもつ動物の体色。ハチ・毒蛇などで、有毒・悪臭の動物に多い。→保護色

けいかい‐せん【警戒線】🔗🔉

けいかい‐せん【警戒線】 河川などで、洪水の危険水位を示す線。「川の水かさが―を越える」非常線」に同じ。「―を突破する」

けい‐かん【警官】‐クワン🔗🔉

けい‐かん【警官】‐クワン 警察官のこと。

けい‐きゅう【警急】‐キフ🔗🔉

けい‐きゅう【警急】‐キフ 警戒すべき突発的な事件。急変。また、急変に対する用意。

けいきゅう‐しんごう【警急信号】ケイキフシンガウ🔗🔉

けいきゅう‐しんごう【警急信号】ケイキフシンガウ 遭難した船舶がSOSを出す前に発することを定められた信号。この信号により他の船舶の警急自動受信機が作動する。一般的に、警戒のために発する信号。サイレン・汽笛など。

けい‐く【警句】🔗🔉

けい‐く【警句】 短く巧みな表現で、真理を鋭くついた言葉。アフォリズム。「―を吐く」

けい‐ご【警固】🔗🔉

けい‐ご【警固】 [名]スル非常の事態に備えて守り固めること。また、そのための人や設備。警備。「官邸を―する」

けい‐ご【警悟】🔗🔉

けい‐ご【警悟】 才知がすぐれていて、のみこみが早いこと。「永く―の期なく、真正の活命ある人となることは得がたかるべし」〈中村訳・西国立志編〉

けい‐ご【警語】🔗🔉

けい‐ご【警語】 人を驚かすような、奇抜な言葉。警句(けいく)

けい‐ご【警護】🔗🔉

けい‐ご【警護】 [名]スル人・物などについて事故を防ぐため、警戒して守ること。また、その役の人。護衛。「身辺を―する」

けい‐こく【警告】🔗🔉

けい‐こく【警告】 [名]スルよくない事態が生じそうなので気をつけるよう、告げ知らせること。「再三の―を無視する」「事前に―する」柔道の反則で、「技あり」と同等となるもの。禁止事項を犯したり、「注意」が二度目の場合に主審が宣告する。

けいこく‐はんのう【警告反応】‐ハンオウ🔗🔉

けいこく‐はんのう【警告反応】‐ハンオウ ストレスの初期段階にみられる反応。生体が刺激(ストレッサー)を加えられたとき、初めは何の準備もないため血圧・代謝の低下などのショック相が起こり、次いでそれに対応してショックが回復する。

けいご‐でん【警固田】🔗🔉

けいご‐でん【警固田】 古代、大宰府を警固する兵士の糧米に充てるために置かれた田地。

けい‐さく【警策】🔗🔉

けい‐さく【警策】 馬を走らせるために打つむち。また、馬をむち打つこと。注意・自覚を呼びおこすこと。「母親の言ったのが、ぐっと―になって寝像(ねぞう)頗るおとなしく」〈紅葉・二人女房〉文章中で、その文全体を引き立たせるような働きをする語句。きょうさく。きょうさく(警策)

けい‐さつ【警察】🔗🔉

けい‐さつ【警察】 社会公共の秩序と安全を維持するため、国家の統治権に基づき、国民に命令・強制する作用。行政警察。国民の生命・身体・財産の保護、犯罪の予防・捜査、被疑者の逮捕、交通の取り締まりおよび公安の維持を目的とする行政機能。また、その機関。「警察署」の略。

けいさつ‐い【警察医】🔗🔉

けいさつ‐い【警察医】 警察に所属する医師。

けいさつ‐がっこう【警察学校】‐ガクカウ🔗🔉

けいさつ‐がっこう【警察学校】‐ガクカウ 警察官に必要な教育・訓練を行う学校。警察大学校・管区警察学校・警視庁警察学校・道府県警察学校などがある。

けいさつ‐かん【警察官】‐クワン🔗🔉

けいさつ‐かん【警察官】‐クワン 警察の責務を遂行する国家公務員および地方公務員。警視総監・警視監・警視長・警視正・警視・警部・警部補・巡査部長・巡査の九階級に分かれる。

けいさつかん‐しょくむしっこうほう【警察官職務執行法】ケイサツクワンシヨクムシツカウハフ🔗🔉

けいさつかん‐しょくむしっこうほう【警察官職務執行法】ケイサツクワンシヨクムシツカウハフ (ハフ)警察官の職務執行のために必要な手段を定めている法律。職務質問、保護、犯罪の予防および制止、立ち入り、武器の使用などについて規定。この法律の一部は、海上保安官・自衛官・麻薬取締官などの職務の執行に準用される。昭和二三年(一九四八)施行。警職法。

けいさつ‐けん【警察犬】🔗🔉

けいさつ‐けん【警察犬】 警察が、犯罪の捜査、遭難者の捜索などに使う犬。日本ではシェパードを多く使う。

けいさつ‐けん【警察権】🔗🔉

けいさつ‐けん【警察権】 警察機関が公共の秩序維持のため、国民に命令・強制してその自由を制限する公権力。

けいさつ‐こっか【警察国家】‐コクカ🔗🔉

けいさつ‐こっか【警察国家】‐コクカ 警察権力をもって国民生活のすみずみまで監視・統制する国家体制。一七、八世紀に強権をもって国民経済の建設と国民の福祉をはかったヨーロッパの絶対君主政体の国家の称。→法治国家

けいさつ‐しょ【警察署】🔗🔉

けいさつ‐しょ【警察署】 警察活動の単位となる機関。都道府県警察の下部機構で、都道府県を区域に分け、その各区域ごとに設置される。警察。

けいさつ‐しょぶん【警察処分】🔗🔉

けいさつ‐しょぶん【警察処分】 警察権に基づいて行われる行政処分。交通遮断や立ち入り禁止など。

けいさつ‐だいがっこう【警察大学校】‐ダイガクカウ🔗🔉

けいさつ‐だいがっこう【警察大学校】‐ダイガクカウ 警察庁付属の幹部警察官の養成機関。上級幹部として必要な教育・訓練のほか、警察に関する学術研究を行う。

けいさつ‐ちょう【警察庁】‐チヤウ🔗🔉

けいさつ‐ちょう【警察庁】‐チヤウ 警察行政を統轄する中央機関。警察庁長官を長とし、国家公安委員会の管理の下に置かれ、警察に関する全般的な事務を行う。昭和二九年(一九五四)設置。付属機関として警察大学校・科学警察研究所・皇宮警察本部がある。

けいさつ‐てちょう【警察手帳】‐てチヤウ🔗🔉

けいさつ‐てちょう【警察手帳】‐てチヤウ 警察官が職務上所持し、その身分を証明することのできる手帳。

けいさつ‐ほう【警察法】‐ハフ🔗🔉

けいさつ‐ほう【警察法】‐ハフ 警察行政の運営のために制定されている法規の総称。警察組織および警察作用について定めている基本法。昭和二二年(一九四七)制定、同二九年全面改正。

けいさつ‐よびたい【警察予備隊】🔗🔉

けいさつ‐よびたい【警察予備隊】 朝鮮戦争の始まった昭和二五年(一九五〇)日本の警察力の増強を目的に、ポツダム政令によって設けられた機関。同二七年保安隊に改編、同二九年自衛隊となる。

けい‐し【警視】🔗🔉

けい‐し【警視】 警察官の階級の一。警視正の下、警部の上に位する。

けいし‐そうかん【警視総監】🔗🔉

けいし‐そうかん【警視総監】 警視庁の長官。東京都公安委員会の管理の下に警視庁の事務を統括し、国家公安委員会が都公安委員会の同意を得、内閣総理大臣の承認を得て任免する。

けいし‐ちょう【警視庁】‐チヤウ🔗🔉

けいし‐ちょう【警視庁】‐チヤウ 東京都を管轄区域として、管内の警察行政をつかさどる官庁。東京都公安委員会が管理し、警視総監を長とする。明治七年(一八七四)設置され、昭和二九年(一九五四)現行の体制となる。

けい‐しゅ【警手】🔗🔉

けい‐しゅ【警手】 踏切などで、事故防止に当たる鉄道職員。旧制度の皇宮警手の略称。

けい‐じゅん【警巡】🔗🔉

けい‐じゅん【警巡】 異変を警戒しながら見回ること。「義仲注進の交名(けうみやう)に任せ、殊(こと)に―せしめ」〈盛衰記・三二〉

けい‐しょう【警鐘】🔗🔉

けい‐しょう【警鐘】 火災・洪水などの、警戒を促すために鳴らす鐘。「―を打ち鳴らす」危険を予告し、警戒を促すもの。警告。「現代社会への―」

けい‐じょう【警乗】🔗🔉

けい‐じょう【警乗】 [名]スル警察官などが、列車などに乗り込んで警戒すること。「列車に―する」

けいしょく‐ほう【警職法】‐ハフ🔗🔉

けいしょく‐ほう【警職法】‐ハフ 「警察官職務執行法」の略。

けい‐せい【警世】🔗🔉

けい‐せい【警世】 世間の人に警告を発すること。「―の書」

けい‐せい【警×醒】🔗🔉

けい‐せい【警×醒】 [名]スル警告を発して人の迷いをさますこと。「世人を―する」眠りをさますこと。「大いに現時の惰眠を―する」〈堺利彦・よろづ文学〉

けい‐たく【警×柝】🔗🔉

けい‐たく【警×柝】 注意をうながすために打つ拍子木。「夜深けて、暗灯影薄く、只―の声遥かに、時刻を報ずるを聞くのみ」〈竜渓・経国美談〉

けい‐てき【警笛】🔗🔉

けい‐てき【警笛】 警戒や注意を促すために鳴らす笛。また、その音。多く列車・自動車などの乗り物に付いているものをいう。

けい‐ばつ【警抜】🔗🔉

けい‐ばつ【警抜】 [名・形動]着想などが、ぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。「―な表現」

けい‐び【警備】🔗🔉

けい‐び【警備】 [名]スル変事に備えて警戒し、防備すること。「―を厳重にする」「国境を―する」

けい‐ひち【警×蹕】🔗🔉

けい‐ひち【警×蹕】けいひつ(警蹕)」に同じ。「―など、『おし』といふ声聞こゆるも」〈枕・二三〉

けい‐ひつ【警×蹕】🔗🔉

けい‐ひつ【警×蹕】 天皇や貴人の通行などのときに、声を立てて人々をかしこまらせ、先払いをすること。また、その声。「おお」「しし」「おし」「おしおし」などと言った。みさきばらい。みさきおい。けいひち。「前駆(ぜんく)御随身(みずいじん)御車に副(そ)ひ、―にして儀式たやすからざりしに」〈保元・下〉

けいび‐ほしょう【警備保障】‐ホシヤウ🔗🔉

けいび‐ほしょう【警備保障】‐ホシヤウ 官庁や企業などから火災・盗難の警備の委託を受け、事故が発生した場合には損害を賠償する仕組み。

けい‐ひょう【警標】‐ヘウ🔗🔉

けい‐ひょう【警標】‐ヘウ 警戒や注意が必要であることを記した標札や標識。

けい‐ぶ【警部】🔗🔉

けい‐ぶ【警部】 警察官の階級の一。警視の下、警部補の上に位する。

けいぶ‐ほ【警部補】🔗🔉

けいぶ‐ほ【警部補】 警察官の階級の一。警部の下、巡査部長の上に位する。

けい‐ほ【警保】🔗🔉

けい‐ほ【警保】 危険を予防し、秩序を保つこと。

けい‐ほう【警報】🔗🔉

けい‐ほう【警報】 災害・危険が迫ったことを伝えて、注意・準備を人々に促すこと。また、その知らせ。「洪水―が出る」「―が解除される」

けい‐ぼう【警防】‐バウ🔗🔉

けい‐ぼう【警防】‐バウ 災害・危険などを、警戒して防ぐこと。

けい‐ぼう【警棒】🔗🔉

けい‐ぼう【警棒】 警察官が携行する硬質の木の棒。

けいほう‐き【警報器】🔗🔉

けいほう‐き【警報器】 危険が迫っていることや異常が発生していることを、ベルや発光装置で知らせる機器。

けいぼう‐だん【警防団】ケイバウ‐🔗🔉

けいぼう‐だん【警防団】ケイバウ‐ 第二次大戦中、地域の消防や防空などのために組織された団体。昭和一四年(一九三九)設立、同二二年廃止。

けいほ‐きょく【警保局】🔗🔉

けいほ‐きょく【警保局】 旧内務省の一局。警察行政を統轄し、特に高等警察・特別高等警察に関することを取り扱った。

けい‐む【警務】🔗🔉

けい‐む【警務】 警察上の事務。また、警備についての事務。

けい‐ら【警×邏】🔗🔉

けい‐ら【警×邏】 [名]スル《「邏」は見回る意》警戒して見回ること。また、その人。「機動隊が―する」

けい‐り【警吏】🔗🔉

けい‐り【警吏】 警察官吏。警察官。

けご・みる【△警固見る】🔗🔉

けご・みる【警固見る】 [動マ上一]前もって相手のようすを探る。偵察する。「乞食法師一人源氏の陣屋に来て経を読みて物を乞ひけるを、―・みる者にこそあんめれとて」〈延慶本平家・三本〉

こう‐ざく【△警策】カウ‐🔗🔉

こう‐ざく【警策】カウ‐ [形動ナリ]《「こう」は「きょう」の直音表記》「きょうさく(警策)」に同じ。「いと―なる名をとりて」〈源・須磨〉

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[音]ケイ    キョウ [訓]いまし‐める    いまし‐め    おどろ‐く [部首]言 [総画数]19 [コード]区点    2357      JIS   3759      S‐JIS 8C78 [分類]常用漢字 [難読語] →きょう‐さく【警策】けい‐たく【警柝】けい‐ひち【警蹕】けい‐ひつ【警蹕】こう‐ざく【警策】

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