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○人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま🔗⭐🔉
○人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま
世の吉凶禍福は転変常なく、何が幸で何が不幸か予測しがたいことをいう。→塞翁が馬
⇒にん‐げん【人間】
にんげんほんせいろん【人間本性論】
(A Treatise of Human Nature)ヒュームの哲学上の主著。3巻。1739〜40年刊。全ての知識の源泉は知覚であり、物体や自我は「知覚の束」にすぎず、対象の同一性や外的実在は虚構の産物にほかならないとする。人性論。
にんげん‐み【人間味】
人間らしいあじわい。人間としての情味。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐もよう【人間模様】‥ヤウ
複雑な人間同士の関係を、織物の模様にたとえた語。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐わざ【人間業】
人間の力でできる仕事。「とても―とは思えない」
⇒にん‐げん【人間】
にんこう‐てんのう【仁孝天皇】‥カウ‥ワウ
江戸後期の天皇。光格天皇の第6皇子。名は恵仁あやひと。学習所(後の学習院)設立に着手。(在位1817〜1846)(1800〜1846)→天皇(表)
にん‐ごく【任国】
①国司として任命された国。
②大公使・領事が赴任する国。
にん‐さい【認済】
認可のすんだこと。認可ずみ。
にんさん‐ばけしち【人三化七】
(人間が3分で化物が7分の意)容貌がきわめて醜い人。多く、女性について侮蔑していう語。
にん‐さん‐ぷ【妊産婦】
妊婦と産婦。出産前後の女性。
にん‐し【仁祠】
⇒じんし
にん‐し【任使】
委任して使うこと。
にん‐じ【人事】
人生の諸事。人としてする事や人とのつきあいなど。徒然草「―多かる中に、道を楽しむより気味深きはなし」
にんじ【仁治】‥ヂ
(ニンチとも)[書儀・新唐書]鎌倉中期、四条・後嵯峨天皇朝の年号。延応2年7月16日(1240年8月5日)改元、仁治4年2月26日(1243年3月18日)寛元に改元。
にん‐しき【認識】
①〔哲〕(cognition イギリス・Erkenntnis ドイツ)人間が物事を知る働きおよびその内容。知識とほぼ同じ意味。知識が主として知りえた成果を指すのに対して、認識は知る作用および成果の両者を指すことが多い。
②物事を見定め、その意味を理解すること。「時局を―する」「―が足りない」
⇒にんしきある‐かしつ【認識ある過失】
⇒にんしき‐こんきょ【認識根拠】
⇒にんしき‐しゃかいがく【認識社会学】
⇒にんしき‐しょく【認識色】
⇒にんしきなき‐かしつ【認識なき過失】
⇒にんしき‐ばんごう【認識番号】
⇒にんしき‐ひはん【認識批判】
⇒にんしき‐ひょう【認識票】
⇒にんしき‐ぶそく【認識不足】
⇒にんしき‐りゆう【認識理由】
⇒にんしき‐ろん【認識論】
にんしきある‐かしつ【認識ある過失】‥クワ‥
〔法〕行為者が、違法な結果の発生する可能性を認識したにもかかわらず、最終的には結果の発生を避けられると考えて行為し、結果を成立させた場合の過失。衝突の危険を知りながら自己の技能を過信した運転手の過失の類。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐こんきょ【認識根拠】
(→)認識理由に同じ。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐しゃかいがく【認識社会学】‥クワイ‥
社会学の一領域。認識を中心とする思考作用に関し、その社会的性格を研究する。フランス社会学派が首唱し、ドイツのイェルザレム(W. Jerusalem1854〜1923)・シェーラーらに影響して知識社会学の成立を刺激した。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐しょく【認識色】
〔生〕動物の同じ種の仲間同士が認識しあうのに役立つと思われる体色。例えば、鹿の尻の白色部など。→婚姻色。
⇒にん‐しき【認識】
にんしきなき‐かしつ【認識なき過失】‥クワ‥
〔法〕結果発生の認識なしに行為し、結果を発生させた場合の過失。普通の過失はこれに当たる。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ばんごう【認識番号】‥ガウ
各兵士に与えられ、認識票に彫りつけられた番号。表に各個人番号、裏に所属連隊番号を刻む。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ひはん【認識批判】
認識の可能性・妥当性・限界などの研究。認識論とほぼ同義。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ひょう【認識票】‥ヘウ
各兵士に与えられた認識番号を彫りつけた金属票。戦死者の身許確認に役立てる。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ぶそく【認識不足】
ある問題に対し正しく判断を下す知識が不足していること。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐りゆう【認識理由】‥イウ
実在理由に対する語。一定事実の存在するための理由ではなく、それを認識するための理由。例えば、発熱の実在理由は病気であるが、発熱は病気の認識理由である。認識根拠。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ろん【認識論】
(epistemology; theory of knowledge イギリス・Erkenntnistheorie ドイツ)認識の起源・本質・方法・妥当範囲などを論究する哲学の一部門。近代に入ってロックが哲学の中心問題として取り上げ、カントによって体系的に確立された。認識の起源については経験論・合理論、その対象については実在論・観念論などがある。知識論。知識哲学。
⇒にん‐しき【認識】
にん‐じゃ【忍者】
忍びの者。忍術使い。
にん‐じゃく【人尺】
(ニンシャクとも)人のせいの丈。謡曲、鉄輪「茅ちの人形を―に作り」
にん‐じゅ【人数】
①(→)「にんずう」に同じ。太平記2「その―には入らざりしかども」
②多数の人々。大勢の人々。にんずう。謡曲、隅田川「僧俗を嫌はず―を集め候」
⇒にんじゅ‐だて【人数立】
にんじゅ【仁寿】
平安前期、文徳天皇朝の年号。嘉祥4年4月28日(851年6月1日)改元、仁寿4年11月30日(854年12月23日)斉衡に改元。
にん‐じゅ【忍受】
忍びこらえて受けること。
にん‐じゅう【人中】‥ヂユウ
⇒にんちゅう1
にん‐じゅう【忍従】
忍耐して服従すること。
にんじゅ‐だて【人数立】
人員の配列。軍勢の手分け。にんずだて。徒然草「主殿寮とのもりょう―」
⇒にん‐じゅ【人数】
にん‐じゅつ【忍術】
密偵術の一種。武家時代に、間諜・暗殺などの目的で、忍者が変装・隠形おんぎょう・詭計などを利用し、人の虚につけこんで大胆・機敏に行動した術策。隠形の術に金遁・木遁・水遁・火遁・土遁の5道があり、甲賀流・伊賀流などが最も有名。遁形の術。忍びの術。「―使い」
にん‐しょ【人処】
人の住むところ。
にん‐しょ【任所】
官吏などの赴任する地。任務のために駐在する場所。任地。
にん‐しょう【人称】
〔言〕(person)話し手との関係を表す文法範疇。話し手自身を指す一人称(自称)、話しかける相手を指す二人称(対称)、それ以外の人や物を指す三人称(他称)の3種に分ける。
⇒にんしょう‐ごび【人称語尾】
⇒にんしょう‐だいめいし【人称代名詞】
にん‐しょう【人証】
⇒じんしょう
にんしょう【忍性】‥シヤウ
鎌倉時代の律宗の僧。字は良観。大和の人。叡尊・覚盛に真言律を学び、諸国を遊歴し、鎌倉の光泉寺・極楽寺、常陸の三村寺など多くの寺を創設・復興。また、道路・橋・救貧救病所の修造など社会事業に尽力。(1217〜1303)
にん‐しょう【認証】
①一定の行為または文書が正当な手続・方式でなされたことを公の機関が証明すること。特定公務員の任免、批准書や外交文書には天皇の認証が必要とされ、また、株式会社の定款には公証人が認証を行う。
②コンピューター‐システムで、対象の信頼性・正当性を確認すること。ユーザーの利用資格を確認することなど。暗号技術を用いて実現される。
⇒にんしょう‐かん【認証官】
⇒にんしょう‐しき【認証式】
にん‐じょう【人定】‥ヂヤウ
(訓読して「人定まる」とも)人の寝しずまる時刻、すなわち昔の四つ時、今の午後10時頃。〈色葉字類抄〉
にん‐じょう【人長】‥ヂヤウ
宮中の神楽の舞人の長。昔は近衛の官人がつとめた。巻纓けんえい・老懸おいかけ・摺衣をつけ、神楽の進行をつかさどり、榊さかきをとり、舞を舞う。枕草子80「心地よげなるもの…御神楽みかぐらの―」→神楽(図)
にん‐じょう【人情】‥ジヤウ
①自然に備わる人間の愛情。いつくしみ。なさけ。幸田露伴、五重塔「―の花も失なくさず義理の幹も確然しっかり立てゝ」。「―のあつい人」
②人心の自然の動き。「―の機微」
⇒にんじょう‐ばなし【人情話・人情噺】
⇒にんじょう‐ぼん【人情本】
⇒にんじょう‐み【人情味】
にん‐じょう【刃傷】‥ジヤウ
刃物で人を傷つけること。
⇒にんじょう‐ざた【刃傷沙汰】
にんしょう‐かん【認証官】‥クワン
その任免が天皇により認証されるべき官職。国務大臣・宮内庁長官・侍従長・最高裁判所判事・高等裁判所長官・検事総長・次長検事・検事長・会計検査院検査官・人事官・公正取引委員会委員長など。
⇒にん‐しょう【認証】
にんしょう‐ごび【人称語尾】
主語の人称に従って変化する動詞の活用語尾。語尾の決定にはほかに数・時制・法・態などが関係する。
⇒にん‐しょう【人称】
にんじょう‐ざた【刃傷沙汰】‥ジヤウ‥
刃物を持って争うこと。また、刃傷に至った喧嘩。「―に及ぶ」
⇒にん‐じょう【刃傷】
にんしょう‐しき【認証式】
認証官に任ぜられた者に天皇が行う認証のための儀式。
⇒にん‐しょう【認証】
にんしょう‐だいめいし【人称代名詞】
代名詞のうち、話し手と聞き手それぞれの領域内にあるかどうかで事物を区分する指示代名詞に対し、話し手・聞き手・それ以外の事物という三つの区分をするもの。人代名詞じんだいめいし。
⇒にん‐しょう【人称】
にんじょう‐ばなし【人情話・人情噺】‥ジヤウ‥
落語で、世情・人情を題材としたもの。多く真打しんうちが演ずる。情話。
⇒にん‐じょう【人情】
にんじょう‐ぼん【人情本】‥ジヤウ‥
文政(1818〜1830)初年頃から明治初年まで行われた小説の一種。江戸市民の恋愛生活を描いた風俗小説で、洒落本から転じ、読本よみほんをやわらげた色調を加える。体裁は中本ちゅうほん。為永春水が大成。中本。泣本なきほん。粋書。
⇒にん‐じょう【人情】
にんじょう‐み【人情味】‥ジヤウ‥
人としてのやさしさやあたたかさ。「―豊かな人」
⇒にん‐じょう【人情】
にん・じる【任じる】
〔自他上一〕
(→)「任ずる」に同じ。
にん‐しん【妊娠】
女性が体内に受精卵またはそれが発育した胎児を身ごもっている状態。正常の妊娠持続期間、すなわち受精から分娩までの期間は、最終月経から数えて約280日。懐妊。懐胎。
⇒にんしん‐おそ【妊娠悪阻】
⇒にんしん‐じん【妊娠腎】
⇒にんしん‐ちゅうぜつ【妊娠中絶】
⇒にんしん‐ちゅうどくしょう【妊娠中毒症】
にん‐じん【人身】
⇒じんしん。平家物語1「―は請け難く、仏教には遇ひ難し」
にん‐じん【人参】
①セリ科の一年生または二年生根菜。葉は羽状に細裂、初夏、茎頂に大きな白色の散形花序をつける。原産地は西アジア。日本には16世紀頃に中国から渡来。根は長円錐形または紡錘形で赤色だが、白色・黄色・褐色のものもあり、カロテンに富む。栽培品種には東洋系とヨーロッパ系とがある。根と若葉とは食用。セリニンジン。ハタニンジン。漢名、胡蘿蔔こらふ。〈[季]冬〉。「人参の花」は〈[季]夏〉。
ニンジン(花)
提供:OPO
②チョウセンニンジンのこと。
⇒にんじん‐ざ【人参座】
⇒にんじん‐とう【人参湯】
⇒にんじん‐ぼく【人参木】
⇒人参で行水
⇒人参飲んで首縊る
にんじん
(Poil de Carotte フランス)ルナールの小説。1894年作。家庭に無関心な父親とヒステリックな母親との間に挟まる赤毛の少年「にんじん」の微妙な心理を描く。のちに作者自ら一幕物に脚色。
にんしん‐おそ【妊娠悪阻】‥ヲ‥
妊娠2〜3カ月目から起こる食欲不振・悪心おしん・嘔吐など、いわゆる「つわり」が病的に悪化したもの。
⇒にん‐しん【妊娠】
にんじん‐ざ【人参座】
江戸時代、国産の薬用人参を販売・普及させるため1763年(宝暦13)に幕府が設置した座。
⇒にん‐じん【人参】
にんしん‐じん【妊娠腎】
妊娠の経過中、特にその後半期に起こる腎臓の病変。妊娠中毒症の一種。浮腫・蛋白尿・乏尿が見られる。しばしば高血圧を伴い、子癇しかんを誘発する。妊娠腎炎。
⇒にん‐しん【妊娠】
にんしん‐ちゅうぜつ【妊娠中絶】
人工妊娠中絶の略。
⇒にん‐しん【妊娠】
にんしん‐ちゅうどくしょう【妊娠中毒症】‥シヤウ
妊娠が原因となって起きる高血圧・蛋白尿・浮腫など身体の特殊な異常の総称。
⇒にん‐しん【妊娠】

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