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○子ゆえの闇こゆえのやみ🔗⭐🔉
○子ゆえの闇こゆえのやみ
親は子に対する愛情のために理性を失いがちであることにいう。
⇒こ【子・児・仔】
こ‐ゆき【小雪】
少しの雪。〈[季]冬〉。↔大雪
こ‐ゆき【粉雪】
⇒こなゆき
こ‐ゆな【小湯女】
年若い湯女ゆな。摂津名所図会有馬「一人は十三四歳より十八九までの若女…、これを―といふ」
こ‐ゆび【小指】
①五指の一つ。最も小さい指。こよび。
②(小指を立てて示すことから)俗に、妻・妾・情婦などの隠語。浮世風呂3「おめへンとこの―も派手者はでものだの」↔親指
こ‐ゆみ【小弓】
玩具の小さい弓。賭弓のりゆみなどに用いた。すずめゆみ。宇津保物語楼上上「―射給ふ日」
こ‐ゆるぎ【小揺ぎ】
すこしゆるぐこと。
こゆるぎ‐の【小余綾の】
〔枕〕
「いそ」にかかる。
こゆるぎ‐の‐いそ【小余綾の磯】
神奈川県中部、大磯町付近の海浜。こよろぎのいそ。(歌枕)
ご‐よ【御代】
⇒みよ(御世)
こ‐よい【今宵】‥ヨヒ
①この宵。今夜。今晩。允恭紀「我が背子が来べき宵なりささがねの蜘蛛くものおこなひ―しるしも」。「―の月」
②夜が明けて後、昨夜のことにいう。和泉式部日記「いたく降り明かして、つとめて、―の雨の音は」
こ‐よう【小用】
①ちょっとした用事。
②小便しょうべんのこと。しょうよう。
⇒こよう‐づつ【小用筒】
こ‐よう【戸牖】
(正しくはコユウ)戸と窓。また、ものの出入口。
こ‐よう【古謡】‥エウ
古代の歌謡。昔の歌謡。
こ‐よう【枯葉】‥エフ
枯れた葉。かれは。
こ‐よう【雇用・雇傭】
①やとうこと。
②〔法〕当事者の一方(労務者)が、相手方(使用者)に対して、労務に服することを約し、相手方がこれに報酬を与えることを約する契約。→労働契約。
⇒こよう‐しゃ【雇用者】
⇒こようしゃ‐しょとく【雇用者所得】
⇒こよう‐そうしゅつ【雇用創出】
⇒こよう‐たいさく‐ほう【雇用対策法】
⇒こよう‐ちょうせい【雇用調整】
⇒こよう‐ほけん【雇用保険】
ご‐よう【五葉】‥エフ
①5枚の葉。紙など平たい物5枚。
②五葉松の略。枕草子40「花の木ならぬは、かへで・かつら・―」
⇒ごよう‐つつじ【五葉躑躅】
⇒ごよう‐まつ【五葉松】
ご‐よう【互用】
互いにまじえて用いること。かわるがわる用いること。
⇒ごよう‐り【互用犂】
ご‐よう【梧葉】‥エフ
梧桐あおぎりの葉。
ご‐よう【御用】
①用事・入用などの尊敬語。「何の―でしょうか」
②宮中または政府の用事。太平記2「君の―にも立ち」
③捕吏などが官命で犯罪人を捕縛すること。また、その時に捕吏が言う語。「―だ、神妙にしろ」「飲酒運転で―になる」
④権力ある者に迎合し、その利益のために働く自主性のない者を軽蔑していう語。「―学者」「―組合」
⑤「御用聞き」の略。誹風柳多留2「一升の酒で―を供につけ」
⇒ごよう‐えし【御用絵師】
⇒ごよう‐おさめ【御用納め】
⇒ごよう‐がかり【御用掛】
⇒ごよう‐がくしゃ【御用学者】
⇒ごよう‐きき【御用聞き】
⇒ごよう‐きしゃ【御用記者】
⇒ごよう‐きん【御用金】
⇒ごよう‐くみあい【御用組合】
⇒ごよう‐し【御用紙】
⇒ごよう‐しょうにん【御用商人】
⇒ごよう‐しんぶん【御用新聞】
⇒ごよう‐ずみ【御用済み】
⇒ごよう‐せん【御用船】
⇒ごよう‐たし【御用達】
⇒ごよう‐ぢょうちん【御用提灯】
⇒ごよう‐てい【御用邸】
⇒ごよう‐でやく【御用出役】
⇒ごよう‐とりつぎ【御用取次】
⇒ごよう‐ばこ【御用箱】
⇒ごよう‐はじめ【御用始め】
⇒ごよう‐べや【御用部屋】
⇒ごよう‐めし【御用召】
⇒ごよう‐もの【御用物】
ご‐よう【誤用】
あやまって用いること。用法をあやまること。
ごよう‐えし【御用絵師】‥ヱ‥
室町〜江戸時代、幕府・諸大名に仕えて、その命により制作した画家。江戸幕府に仕えた探幽以後の狩野派に用いることが多い。→奥絵師→表絵師。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐おさめ【御用納め】‥ヲサメ
諸官庁で、12月28日、その年の執務を終えること。〈[季]冬〉。↔御用始め。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐がかり【御用掛】
旧制で、宮内省などの官府から命令を受けて用務を取り扱った職。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐がくしゃ【御用学者】
学問的節操を守らず、権力に迎合・追随する学者。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐きき【御用聞き】
①官府の命を受けて公用を弁ずる人。特に町人などで、官命を受けて十手取縄をあずかり、犯人の探偵逮捕に当たった者。
②得意先などに注文を聞きにまわること。また、その商人。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐きしゃ【御用記者】
御用新聞の記者。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐きん【御用金】
江戸時代、幕府・諸藩が財政窮乏を補うため臨時に御用商人などに賦課した金銭。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐くみあい【御用組合】‥アヒ
もっぱら資本家の利益を擁護し、使用者のいうがままになって自主性のない労働組合。会社組合。
⇒ご‐よう【御用】
こ‐ようじ【小楊枝】‥ヤウ‥
(→)爪楊枝つまようじに同じ。
ごよう‐し【御用紙】
(→)御用新聞に同じ。
⇒ご‐よう【御用】
こよう‐しゃ【雇用者】
①使用者に雇われて働く労働者。会社・団体・個人や官公庁に雇用されている人。会社員・工員・公務員・団体職員など。被用者。
②雇用する人。使用者。
⇒こ‐よう【雇用・雇傭】
こようしゃ‐しょとく【雇用者所得】
国民経済計算体系の分配国民所得項目の一つ。労働者の現金給与のほか、現物給与・使用者負担の社会保険料など一切の所得をいう。役員報酬・議員歳費なども含む。
⇒こ‐よう【雇用・雇傭】
ごよう‐しょうにん【御用商人】‥シヤウ‥
①江戸時代、幕府・諸藩に出入りを許され、商品を納め、また金銭の調達などを周旋した、特権的な商人。御用達。
②認可を得て、宮中または官庁の用品を納めることを業とする商人。御用達。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐しんぶん【御用新聞】
時の政府などの保護を受け、その政策を擁護する新聞。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐ずみ【御用済み】
①ある人を敬って、その人が、それを用いる必要がなくなったことをいう語。「―のお品」
②官庁で、用務が終わったため官職を免じたこと。
⇒ご‐よう【御用】
ごようぜい‐てんのう【後陽成天皇】‥ヤウ‥ワウ
安土桃山・江戸初期の天皇。正親町おおぎまち天皇の皇子誠仁さねひと親王(陽光院)の第1王子。正親町天皇の猶子。名は周仁かたひと、初め和仁かずひと。古文孝経・日本書紀神代巻などの古典を刊行(慶長勅版)。(在位1586〜1611)(1571〜1617)→天皇(表)
ごよう‐せん【御用船】
政府の使用に供する船舶。
⇒ご‐よう【御用】
こよう‐そうしゅつ【雇用創出】‥サウ‥
(job creation)新しい雇用あるいは仕事の機会を創り出すこと。ジョブ‐クリエーション。
⇒こ‐よう【雇用・雇傭】
こよう‐たい【固溶体】
2種以上の固体が均一に溶けあっているもの。金と銀の合金の類。→混晶
こよう‐たいさく‐ほう【雇用対策法】‥ハフ
雇用政策関連諸法の中心をなす法律。完全雇用を理念とする総合的雇用政策推進が目的。雇用対策基本計画の策定などが内容。1966年制定。
⇒こ‐よう【雇用・雇傭】
ごよう‐たし【御用達】
(「ごようたつ」「ごようだち」とも)(→)御用商人に同じ。「宮内庁―」
⇒ご‐よう【御用】
こよう‐ちょうせい【雇用調整】‥テウ‥
企業が雇用者数を適正な規模にすること。特に、不景気に対処するため、解雇・希望退職・一時帰休、新規採用の削減などを行うこと。
⇒こ‐よう【雇用・雇傭】
ごよう‐ぢょうちん【御用提灯】‥ヂヤウ‥
①官の用務をおびたものが携えた官府の記章・記名のある提灯。
②捕手とりてが罪人を召し捕る時に用いた「御用」と書いた提灯。
⇒ご‐よう【御用】
こよう‐づつ【小用筒】
将軍などが束帯で参内の時、携えさせた銅製の小便筒。これを持つ従者を公人朝夕人くにんちょうじゃくにんという。→尿筒しとづつ
⇒こ‐よう【小用】
ごよう‐つつじ【五葉躑躅】‥エフ‥
シロヤシオの別称。葉が5枚輪生状に出るのでいう。
⇒ご‐よう【五葉】
ごよう‐てい【御用邸】
皇室の別邸。避寒・避暑に使用。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐でやく【御用出役】
江戸時代、本職を持つ役人で臨時に他の役に就く者。小姓組番から出て進物番の役をつとめる類。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐とりつぎ【御用取次】
江戸幕府の職名。将軍に近侍して、将軍と老中その他との用務取次を扱う。吉宗の代に側衆そばしゅうの中に設置。御側御用取次。
⇒ご‐よう【御用】
ご‐ようにん【御用人】
用人の尊敬語。
⇒ごようにん‐しゅう【御用人衆】
ごようにん‐しゅう【御用人衆】
御用人の仲間。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「夫有る身を踏附にする不義者、―まで訴へ恥かかせて」
⇒ご‐ようにん【御用人】
ごよう‐ばこ【御用箱】
官府の文書・物品などを納めておく箱。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐はじめ【御用始め】
諸官庁で、1月4日、その年の執務を始めること。〈[季]新年〉。↔御用納め。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐べや【御用部屋】
江戸城内で、老中・若年寄が出仕して政務を執った部屋。諸藩の政務所にもこの称がある。
⇒ご‐よう【御用】
こ‐ようほう【胡耀邦】‥エウハウ
(Hu Yaobang)中国の政治家。湖南瀏陽出身。党組織部長・政治局委員などを経て、1981年党主席(翌年総書記と改称)となり、改革・開放政策を推進。87年1月辞任。(1915〜1989)→天安門事件
こよう‐ほけん【雇用保険】
社会保険の一種。1975年旧来の失業保険に代わって創設され、失業者本人に対する失業給付のほかに、事業主の行う雇用改善・能力開発事業に対する助成等も行う。
⇒こ‐よう【雇用・雇傭】
ごよう‐まつ【五葉松】‥エフ‥
①(→)ヒメコマツの別称。
②マツ科マツ属の植物のうち5枚の葉がまとまって生ずる一群の総称。ハイマツ・ヒメコマツ・チョウセンゴヨウなど。五葉の松。
⇒ご‐よう【五葉】
ごよう‐めし【御用召】
官府から発する出頭命令。多くは官職任命・叙位のために召し出す。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐もの【御用物】
宮中や官府などの用に供する物。
⇒ご‐よう【御用】
ごよう‐り【互用犂】
プラウの一種。犂体を左右両側または上下に装置して、往きと帰りに交互に使用するもの。リバーシブル‐プラウ。
⇒ご‐よう【互用】
ごよう‐ろん【語用論】
〔論〕(pragmatics)記号論の一部門。記号ないし言語表現とその使用者・解釈者との関係を取り扱う。→統語論→意味論
コヨーテ【coyote】
(メキシコ‐スペイン語から)イヌ科の哺乳類。頭胴長1メートル、尾長35センチメートルほど。オオカミに似るが小形。毛色は黄褐色で、森林から草原にすむ。普通単独か雌雄で暮らすが、時には数頭の群れをつくり、ウサギなどを襲ったり死肉を食べたりする。日没によく鳴く。北米から中米にかけて分布。
コヨーテ
提供:東京動物園協会
こ‐よぎ【小夜着】
小形の夜着。こよる。
こよ‐ぎ【子負着】
(コオヒギの転)ねんねこ。
こ‐よく【鼓翼】
はばたきすること。
ご‐よく【五欲】
〔仏〕5種の欲望。
㋐五官(眼・耳・鼻・舌・身)の五境(色・声・香・味・触)に対する欲望。感覚的欲望。
㋑財・色・飲食・名(名誉)・睡眠を求める欲望。
ごよざ‐ごよざ
(御用心御用心の転)火の用心をせよと、火の番の呼びあるく声。浄瑠璃、心中天の網島「急せき急き回る火の用心、―も人忍ぶ」
こよし‐もの【寒凝・凍物】
煮てこごらせたもの。にこごり。〈類聚名義抄〉→にこよす
こよ‐な
(形容詞コヨナシの語幹)格別であること。能因本枕草子清水にこもりたるころ「―の長居や」
こよ‐なく
〔副〕
(形容詞「こよなし」の連用形から)この上なく。非常に。極めて。「―晴れた秋空」
こよ‐な・し
〔形ク〕
(「越ゆなし」の意か。よい場合にも悪い場合にもいう)
①程度がこの上ない。格別である。源氏物語桐壺「おのづから御心うつろひて―・う覚しなぐさむやうなるもあはれなるわざなり」
②他と比べてことのほかに違っている。かけ隔たっている。源氏物語御法「只うちあさへたる思ひのままの道心起す人々には―・うおくれ給ひぬべかめり」
③甚だしくすぐれている。かけ離れてまさっている。源氏物語宿木「仏にならむは、いと―・きことにこそはあらめ」
④甚だしく劣っている。かけ離れて劣っている。宇津保物語蔵開下「限なくめでたく見えし君だち、此今見ゆるにあはすれば―・く見ゆ」
こ‐よね
色茶屋の若い勤め女。浄瑠璃、曾我扇八景「いたいけ―のあいきやうに惚れられ給へ」
こ‐よみ【暦】
(日読かよみの意)一年中の月・日・曜日、祝祭日、季節、日出・日没、月の満ち欠け、日食・月食、また主要な故事・行事などを日を追って記載したもの。カレンダー。「―の上では春だ」→太陰暦→太陽暦。
⇒こよみ‐うり【暦売り】
⇒こよみ‐こもん【暦小紋】
⇒こよみ‐で【暦手】
⇒こよみ‐の‐そう【暦の奏】
⇒こよみ‐の‐ちゅうだん【暦の中段】
⇒こよみ‐の‐はかせ【暦の博士】
⇒こよみ‐ばり【暦貼り】
こよみ‐うり【暦売り】
歳末に、来年の暦を売ること。また、その人。〈[季]冬〉
⇒こ‐よみ【暦】
こよみ‐こもん【暦小紋】
暦の表をかたどった小紋。元禄(1688〜1704)の頃流行。
⇒こ‐よみ【暦】
こよみ‐で【暦手】
(→)三島手みしまでに同じ。
⇒こ‐よみ【暦】
こよみ‐の‐そう【暦の奏】
(→)「御暦ごりゃくの奏」に同じ。
⇒こ‐よみ【暦】
こよみ‐の‐ちゅうだん【暦の中段】
(旧暦の中段に記載するからいう)(→)十二直じゅうにちょくに同じ。
⇒こ‐よみ【暦】
こよみ‐の‐はかせ【暦の博士】
⇒れきはかせ(暦博士)。源氏物語宿木「―の選び申して侍らむ日をうけたまはりて」
⇒こ‐よみ【暦】
こよみ‐ばり【暦貼り】
古い暦をほぐして屏風などに貼ったもの。好色一代女6「奥の一間をかたよせて、―の勝手屏風を引き立て」
⇒こ‐よみ【暦】
こ‐より【紙縒・紙捻・紙撚】
(カミヨリの音便コウヨリの転)細く切った紙によりをかけて紐ひも状にしたもの。かみひねり。かんぜより。「―で綴じる」
⇒こより‐じめ【紙縒締め】
⇒こより‐むし【紙縒虫】
こ‐より【蚕寄り】
蚕かいこが小さい時、蚕座中の1カ所に密集している状態。
こより‐じめ【紙縒締め】
刺繍ししゅうで、こよりを模様の輪郭の上におき、金糸などで抑繍おさえぬいしたもの。
⇒こ‐より【紙縒・紙捻・紙撚】
こより‐むし【紙縒虫】
クモ綱コヨリムシ目の節足動物の総称。体長0.5〜2ミリメートル。体は白色で弱々しく、糸状の長い尾を持つ。眼や呼吸器は退化。土壌中にすむが生態は不明。熱帯・亜熱帯地域に局所的に分布。鬚脚しゅきゃく類。
⇒こ‐より【紙縒・紙捻・紙撚】
こ‐よる【小夜】
(→)小夜着こよぎに同じ。西鶴織留5「―小ぶとん手道具まで」
こ‐よろい【小鎧】‥ヨロヒ
小形の鎧。
こよろぎ‐の‐いそ【小余綾の磯】
⇒こゆるぎのいそ
こら
鹿児島県下、特に薩摩半島に分布する固結した降下火山灰層。
こ‐ら【子良】
(「物忌の子等」の上略)古代、伊勢神宮で神饌の調進、御神楽に従事した少女。子良の子。おこらご。
こ‐ら【子等・児等】
(ラは接尾語)
①人を親しんで呼ぶ語。ころ。古事記中「みつみつし久米の―が」
②特に、男から女を親しんでいう語。万葉集3「駿河なる阿倍の市道いちじに会ひし―はも」
③子供たち。
コラ【cola; kola】
アオギリ科の常緑高木。熱帯アフリカ原産。熱帯地方で栽培。種子(コーラ‐ナッツ)はカフェイン・コラニンを含み、清涼飲料の原料とする。コーラノキ。
こら
〔感〕
他人を咎とがめ叱る時、また、軽く呼びかける時に発する語。これ。「―、駄目じゃないか」
コラーゲン【Kollagen ドイツ】
動物の皮革・腱・軟骨などを構成する硬蛋白質の一種。温水で処理すると溶けてゼラチンとなる。膠原質こうげんしつ。
コラージュ【collage フランス】
(貼ることの意)20世紀絵画の技法の一つ。画面に紙・印刷物・写真などの切抜きや様々な物体を貼りつけ、一部に加筆などして構成する。広告・ポスターなどにも広く応用。ブラック・ピカソらがパピエコレとして創始。
コラール【Choral ドイツ】
①ドイツのプロテスタント教会ルター派の賛美歌。ルターに始まる。衆賛歌。
②ローマ‐カトリック教会の典礼聖歌。グレゴリオ聖歌。
こ‐らい【古来】
昔から今まで。「―聖人と仰がれた人」
ご‐らいこう【御来光】‥クワウ
①高山で望む荘厳な日の出の景観をうやまっていう語。「―を拝む」
②(→)御来迎ごらいごう3に同じ。
ご‐らいごう【御来迎】‥ガウ
①来迎らいごうの尊敬語。
②玩具の一つ。紙の張子はりこや木・土で造った仏の像を竹筒に収め、その竹筒を下げれば、黄紙を畳んで造った後光が開いて、仏の像とともに現れるようにしたもの。元禄(1688〜1704)頃流行。
御来迎
御来迎
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
③高山の日出・日没時に、前面に霧がたちこめる時、陽光を背に立つと、自分の影が霧に投影され、影のまわりに色のついた光の環が浮かび出る現象。弥陀みだが光背こうはいを負って来迎するのになぞらえていう。ヨーロッパで、ブロッケン現象、またブロッケンの妖怪などと称するもの。〈[季]夏〉
ご‐らいだん【御頼談】
江戸時代、大名が秋の租米を担保にして、蔵屋敷に出入する蔵元・掛屋以下の町人に、臨時の出費を調達するための借金を依頼すること。
こらいふうていしょう【古来風躰抄】‥セウ
歌論書。2巻。藤原俊成著。式子しょくし内親王の求めにより1197年(建久8)初撰本、1201年(建仁1)再撰本成る。万葉集・古今集以下千載集に至る諸集の秀歌を挙げて、その風体の変遷を示し、鑑賞批評したもの。
→文献資料[古来風躰抄]
こら・う【堪ふ】コラフ
〔他下二〕
⇒こらえる(下一)
こらえ【堪え・怺え】コラヘ
こらえること。がまん。
⇒こらえ‐しょう【堪え性】
⇒こらえ‐じょう【堪え情】
⇒こらえ‐ぜい【堪え精】
⇒こらえ‐ば【堪え場】
⇒こらえ‐ぶくろ【堪え袋】
こらえ‐しょう【堪え性】コラヘシヤウ
がまんのできる性分。「―がない」
⇒こらえ【堪え・怺え】
こらえ‐じょう【堪え情】コラヘジヤウ
たえ忍ぶ意地。忍耐力。
⇒こらえ【堪え・怺え】
こらえ‐ぜい【堪え精】コラヘ‥
こらえる気力。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「母は涙の―尽き果ててわつと泣き」
⇒こらえ【堪え・怺え】
こらえ‐ば【堪え場】コラヘ‥
①持ちこたえるべき場所。敵の攻撃を食い止めるべき場所。太平記20「北国の勢を待つまでの―もなかりければ」
②がまんのしどころ。
⇒こらえ【堪え・怺え】
こらえ‐ぶくろ【堪え袋】コラヘ‥
(→)「かんにんぶくろ」に同じ。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「―ふつつりと緒が切れた」
⇒こらえ【堪え・怺え】
こら・える【堪える・怺える】コラヘル
〔他下一〕[文]こら・ふ(下二)
①たえしのぶ。がまんする。辛抱する。古今著聞集2「その香はなはだくさくして、少しもたへ―・ふべくもなし」。「笑いを―・える」
②もちこたえる。保元物語(金刀比羅本)「鎧は―・へたりけるか」。「土俵際で―・える」
③勘弁する。「今度だけは―・えてやる」
こら‐が‐て‐を【子等が手を】
〔枕〕
「まき」にかかる。万葉集7「―巻向まきむく山は常にあれど」
ご‐らく【五楽】
〔仏〕出家楽・遠離楽・寂静楽・菩提楽・涅槃楽の五つの楽。五種楽。
ご‐らく【娯楽】
[史記廉頗伝]人の心をたのしませ、なぐさめるもの。また、楽しむこと。太平記18「人間の栄花、天上の―」。「何の―もない」「―施設」
こらしめ【懲らしめ】
こらしめること。いましめ。狂言、棒縛「―のためにいましむるが」
こらし・める【懲らしめる】
〔他下一〕[文]こらし・む(下二)
制裁を加えて懲りるようにさせる。「悪人を―・める」
こら・す【凝らす】
〔他五〕
①凝り固まるようにする。
②一つ所に集中させる。祝詞、神賀詞「下つ石根に踏み―・し」。「目を―・して見る」「工夫を―・す」
こら・す【懲らす】
〔他五〕
①懲りるようにさせる。懲りて再びしないようにする。こらしめる。源氏物語帚木「しばし、―・さむの心にて『しか、あらためん』とも言はず」。「少し―・してやろう」
②苦しめる。日本永代蔵4「老後までその身をつかひ、気を―・して世を渡る人」
コラズム【Khōrazm イラン】
⇒ホラズム
こら‐の‐こ【子良の子】
(→)「こら」に同じ。神道名目類聚抄「―、伊勢神宮に仕ふる女官なり」
こら‐の‐たち【子良の館】
伊勢神宮で、子良の居住する斎館。
こ‐らふく【胡蘿蔔】
(外国渡来のダイコンの意)ニンジンの漢名。
こら‐ほど【此程】
「これほど」の訛。
コラボレーション【collaboration】
共同作業。共同製作。共演。
コラム【column】
①円柱。
②新聞・雑誌の囲み記事。短評欄。
⇒コラム‐シフト【column shift】
コラム‐シフト【column shift】
自動車で、ギア操作のレバーをハンドルの軸部分に設置した型。↔フロアシフト
⇒コラム【column】
コラムニスト【columnist】
新聞・雑誌の短評欄を執筆する記者や寄稿家。
こら‐や【堪や】
(コラヘヤレの転)堪忍してくれろ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「おおあやまつた――」
こら・る【嘖らる】
〔自下二〕
しかられる。おこられる。万葉集14「汝なが母に―・れ我あは行く」
コラン【Louis-Joseph-Raphaël Collin】
フランスの画家。アカデミックな様式に明るい野外の自然光を表す外光表現を折衷。黒田清輝・久米桂一郎・岡田三郎助らの師として知られる。(1850〜1916)
ご‐らん【御覧】
①「見ること」の尊敬語。「―に入れる」
②「御覧なさい」の略。…みなさい。
㋐見るよう勧める意。「あれを―」
㋑(「…て―」の形で)それをするよう勧める意。「聞いて―」
ゴラン‐こうげん【ゴラン高原】‥カウ‥
(Golan Heights)シリア南西部にある高地。標高1000メートル前後の肥沃な農業地帯。戦略上の要地。アラビア語名ジャウラーン高原。
ごらんじ【御覧じ】
御覧になること。
⇒ごらんじ‐ごと【御覧じ事】
⇒ごらんじ‐どころ【御覧じ所】
ごらんじ‐ごと【御覧じ事】
見事みごとの尊敬語。謡曲、田村「これこそ―なれ」
⇒ごらんじ【御覧じ】
ごらんじ‐どころ【御覧じ所】
見所みどころの尊敬語。源氏物語帚木「―あらむこそ難く侍らめ」
⇒ごらんじ【御覧じ】
ごらん・ず【御覧ず】
〔他サ変〕
「見る」の尊敬語。御覧になる。ごろうず。枕草子104「殿のはしの方より―・じ出して」
こ‐らんせい【胡蘭成】
(Hu Lancheng)中国の作家。浙江省生れ。汪兆銘政権の宣伝省次官。「中華日報」総主筆。戦後は国民党政権から漢奸罪で追及され日本に亡命。作「今生今世」。(1906〜1981)
コランダム【corundum】
(→)鋼玉に同じ。
こり【心】
こころ。神代紀上「田心たこり姫」
こり【香】
「こう(香)」の古語。皇極紀「―を焼たきて」
こり【梱】
①こること。くくること。包装した貨物。くくった荷物。
②行李こうり。
③貨物の個数および数量を表す語。生糸1梱は9貫目(33.75キログラム)、綿糸は400ポンド(181.44キログラム)。こうり。
こり【凝り】
①かたまること。かたまり。万葉集11「夕―の霜置きにけり」
②筋肉が張ってかたくなること。「肩の―」
こり【垢離】
神仏に祈願するため、冷水を浴び身体のけがれを去って清浄にすること。水垢離。
⇒垢離を掻く
こ‐り【狐狸】
①キツネとタヌキ。「―妖怪」
②ひそかに悪事をはたらく者のたとえ。
ごり【鮴】
①淡水魚カジカの方言(金沢)。
②淡水魚ヨシノボリの方言(琵琶湖)。
③淡水魚チチブの方言(高知)。〈[季]夏〉
ゴリアト【Goliath】
旧約聖書中の人物。ペリシテ人の巨人戦士で、ダヴィデに石で打ち殺された。ゴリアテ。
コリアン【Korean】
朝鮮人・韓国人。朝鮮・韓国の。
コリアンダー【coriander】
〔植〕(→)コエンドロに同じ。
コリー【collie】
イヌの一品種。イギリスで作出。肩高約60センチメートル。一般に長毛、耳は立つ。色は首から胸が白、背・腰は黒・茶など。本来は牧羊犬だが、現在は愛玩用。
コリウス【Coleus ラテン】
(コレウスとも)シソ科コレウス属植物(その学名)。熱帯アジアなどを中心に100種以上がある。その一種の一年生観葉植物コリウスは、ジャワなどの原産。高さ30〜60センチメートル。葉は卵形・柳葉・ちりめん葉などがあり、長さ15センチメートルに達する。色は紅紫に緑・黄を交えて美しい。花は小形、青色で穂状すいじょう花序。園芸品種が多い。ニシキジソ。キンランジソ。
コリウス
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ごり‐おし【ごり押し】
理に合わない事を承知でその考えをおし通すこと。強引に事を行うこと。無理押し。
コリオラヌス【Gnaeus Marcius Coriolanus】
ローマの貴族。前5世紀の人。ローマから追放され、ウォルスキ人を率いて攻め戻ったが、母と妻に説得されて撤退する。文学・音楽・絵画の題材。
コリオリ【Gustave Gaspard Coriolis】
フランスの数学者・物理学者。「コリオリの力」の創唱者。力学的仕事の概念を確立。(1792〜1843)
⇒コリオリ‐の‐ちから【コリオリの力】
コリオリ‐の‐ちから【コリオリの力】
回転運動をしている座標系(例えば地球上に固定した座標系)に対して運動する物体に働く見かけ上の力の一つ。その物体の速度の大きさに比例し、速度の向きに垂直に働く。転向力。→遠心力
⇒コリオリ【Gustave Gaspard Coriolis】
こり‐かき【垢離掻き】
垢離の行ぎょうをすること。また、その人。
こり‐かたまり【凝り固まり】
こりかたまること。一面的にかたよって信じこむこと。また、その人。
こり‐かたま・る【凝り固まる】
〔自五〕
①凝って固くなる。
②一途に思いこんで、他を顧みない。偏信する。固執する。浮世風呂3「一心に―・るといふものは強いもんだの」。「信心に―・る」
ご‐りき【五力】
〔仏〕信・精進・念・定じょう・慧えの五根が五障を克服する力。悟りに至らしめるすぐれた五つの力で、三十七道品どうほんの一つ。
⇒ごりき‐みょうおう【五力明王】
ごりき‐みょうおう【五力明王】‥ミヤウワウ
(→)五大明王ごだいみょうおうに同じ。
⇒ご‐りき【五力】
こりき‐や【樵木屋】
たきぎを売る家。また、その人。懐硯ふところすずり「七条通りの町人に―甚太夫といふ男」
こ‐りくつ【小理屈】
つまらない理屈。また、むりやり道理を通そうとこじつけた理屈。
こ‐りこう【小利口】
①目先のことに気がつき、抜け目のないこと。小才のあること。こざかしいこと。根無草「―にして大馬鹿」。「―な男」
②気がきいていること。小意気なこと。浄瑠璃、ひぢりめん卯月紅葉「髪の結ひぶり―に」
こり‐こり
①弾力のある堅い物を噛む連続音。また、歯ごたえのあるさま。「たくわんを―食べる」「―したくらげ料理」
②筋肉がかたくなっているさま。「肩がこって―する」
こり‐ごり【懲り懲り】
ひどくこりるさま。「もう―だ」
ごり‐ごり
①固い物を力を入れてねじ込んだり擂すったり引っ掻いたりする音。また、そのさま。「大豆を―擂りつぶす」
②歯や手に当たる感触が粗く固いさま。「―した芋」
③無理やり物事を押し通すさま。「計画を―と進める」
こり‐さ・く【凝り咲く】
〔自四〕
花が寄り集まって咲く。多く、禁中の凝華舎ぎょうかしゃにかけていう。続後撰和歌集春「いろいろに―・く庭の梅の花」
こり‐し・く【凝り敷く】
〔自四〕
一面に集まり敷く。新後拾遺和歌集序「あまねき御いつくしみ―・く花よりもかうばしく」
こり‐しょう【凝り性】‥シヤウ
物事に熱中して、程度をこえて徹底する性質。
こり‐しょう【懲り性】‥シヤウ
すぐに物事にこりる性分。
ご‐りしょう【御利生】‥シヤウ
神仏から受ける恩恵。ごりやく。
こりず‐ま‐に【懲りずまに】
前の失敗に懲りないで。しょうこりもなく。古今和歌集恋「―又もなき名はたちぬべし人にくからぬ世にしすまへば」
こり‐ぞめ【樵り初め】
新年になって初めて木樵きこりをすること。
こり‐たき【香焼】
(斎宮の忌詞)仏堂。沙石集1「僧をば髪長、堂をば―なんどいひて」
こ‐りつ【古律】
①昔の法律。
②養老律に対して大宝律をいう。
こ‐りつ【股栗・股慄】
おそろしさに股ももがわなわなとふるえること。
こ‐りつ【孤立】
他とかけはなれてそれだけであること。ただひとりで助けのないこと。「仲間から―する」「―化」
⇒こりつ‐けい【孤立系】
⇒こりつ‐ご【孤立語】
⇒こりつ‐しゅぎ【孤立主義】
⇒こりつ‐むえん【孤立無援】
こりつ‐けい【孤立系】
孤立した物理系。他の物理系と全く相互作用のない一つの極限として想定されたもの。
⇒こ‐りつ【孤立】
こりつ‐ご【孤立語】
(isolating language)言語の形態的類型の一つ。個々の形態素が語としての独立性を持ち、語が語形変化をしたり接辞を伴ったりすることのない言語。中国語・チベット語・タイ語など。→屈折語→膠着こうちゃく語。
⇒こ‐りつ【孤立】
こりつ‐しゅぎ【孤立主義】
他国や他人の事に干渉しない主義。第二次大戦までアメリカ外交政策の伝統。→モンロー主義。
⇒こ‐りつ【孤立】
ご‐りっぱ【御立派】
「立派」を丁寧にいう語。あきれたり皮肉ったりするときにも使う。
こり‐つ・む【樵り集む】
〔他下二〕
木を伐って集める。拾遺和歌集雑秋「深山木を朝な夕なに―・めて寒さを恋ふるをのの炭焼」
こり‐つ・む【樵り積む】
〔他四〕
木を伐って積む。蜻蛉日記上「君もなげきを―・みて」
こりつ‐むえん【孤立無援】‥ヱン
孤立してしまい、どこからもまったく助けが得られないこと。「―に陥る」
⇒こ‐りつ【孤立】
コリデール【Corriedale】
ヒツジの一品種。ニュー‐ジーランドのコリデール牧場で作出された毛肉兼用種。強健で環境適応性が大。1914年以来輸入され、現在日本で飼育されている品種の主流で、主に肉用とする。
ごり‐にち【五離日】
暦注の一つ。申さると酉とりの日をいい、婚姻・旅立ち・契約などを忌む。↔五合日
こり‐ば【垢離場】
水垢離をとる場所。特に、江戸末期ごろ、東両国回向院付近の盛り場をいった。
こり‐はらい【垢離払い】‥ハラヒ
水垢離をとる時に着る衣。また、その時に体をぬぐう布。
ごり‐む‐ちゅう【五里霧中】
[後漢書張楷伝](広さ5里にもわたる深い霧の中に居る意)現在の状態がわからず、見通しや方針の全く立たないことのたとえ。心が迷って考えの定まらないことにもいう。
コリメーター【collimator】
天体その他の光源の光を分光器などに送るために、レンズまたは凹面鏡を用いて平行光線束にする装置。視準器。
こりゃ
〔感〕
①目下めしたの者に呼びかける時に発する語。これ。
②驚いた時に発する語。これは。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「―ならぬ、見付けられては後の邪魔」
⇒こりゃ‐こりゃ
⇒こりゃ‐また
こり‐や【凝り屋】
凝性こりしょうの人。
コリヤーク【Koryak】
シベリア東端のオホーツク海岸からベーリング海、カムチャツカ半島にかけて住む少数民族。言語は古アジア諸語に属する。海岸部では海獣猟と漁労、内陸ツンドラ地帯ではトナカイの飼育を行う。
コリャード【Diego Collado】
ドミニコ会の宣教師。スペイン人。1619年(元和5)禁教下の日本に来て布教。23年よりローマに滞在、イエズス会批判を行う。また、ラテン文で「日本文典」「羅西日辞典」を出版。のちマニラから帰欧の途次、難船して没。(1589頃〜1641)
ご‐りやく【御利益】
①利益りやくの尊敬語。神仏が衆生しゅじょうに与える利益。神仏の霊験。「―があるお札ふだ」
②効能。効験。
ごりゃく‐の‐そう【御暦の奏】
平安時代、11月1日に、中務省なかつかさしょうから、陰陽寮おんようりょうの暦博士れきはかせの作った翌年の暦を、紫宸殿で奏献する儀式。こよみのそう。→七曜暦
こりゃ‐こりゃ
〔感〕
①「こりゃ」を重ねていう語。これこれ。
②歌の囃子言葉。「めでためでたの若松さまよ、―」
⇒こりゃ
こり‐やなぎ【行李柳】
ヤナギ科の落葉低木。原産は朝鮮半島といわれる。長野・兵庫・高知県などで湿地に栽培。葉は線状で対生。春、褐紫色の穂状すいじょう花序をつけ、雌雄異株。新枝の皮を剥いだものを漂白して柳行李の材料とする。
こりゃ‐また
何か事が起こると「こりゃまた、なんだ」などと言ってでしゃばってくる無頼人。滑稽本、教訓差出口「下劣な―が、神仏に慮外するは」
⇒こりゃ
こ‐りゅう【古柳・故柳】‥リウ
ふるい柳。柳の古木。
こ‐りゅう【古流】‥リウ
①古い流儀。
②生花の流儀の一つ。一志軒今井宗普が宝暦・明和(1751〜1772)の頃に江戸で創始、松応斎安藤涼宇や松盛斎関本理遊が発展させた。
③茶道の一派。千利休の古法を伝承。円乗坊古市宗円の家系と、その系統の小堀・萱野の三家が伝える熊本の流派。
ごりゅう【五柳】‥リウ
(5本の柳の意)
⇒ごりゅう‐きそう【五柳帰荘】
⇒ごりゅう‐せんせい【五柳先生】
ご‐りゅう【五流】‥リウ
能のシテ方である観世・宝生ほうしょう・金春こんぱる・金剛・喜多の五つの流派。
ごりゅう‐きそう【五柳帰荘】‥リウ‥サウ
(画題)五柳先生陶淵明が、帰去来の辞を作って荘園に帰る図。
⇒ごりゅう【五柳】
ごりゅう‐さい【五竜祭】
雨乞いの祭り。
ごりゅう‐しんとう【御流神道】‥リウ‥タウ
両部神道の一派。鎌倉末期に起こり、室町・江戸時代を通じ、三輪流神道と並んで、両部神道の中心的流派。「御流」は、嵯峨天皇より空海に伝授された神道であるとの主張に由来。
ごりゅう‐せんせい【五柳先生】‥リウ‥
①陶淵明の文「五柳先生伝」に出てくる人物。5本の柳をその宅に植えていたことから称した。世に淵明自身をいうと見なされた。
②転じて、高尚な隠者。
⇒ごりゅう【五柳】
ごりゅう‐だけ【五竜岳】
富山・長野県境、後立山連峰の中央部にある高峰。標高2814メートル。
五竜岳(中央)
撮影:新海良夫
こ‐りょ【胡虜】
北方のえびす。転じて、異民族。北狄ほくてき。蛮人。
こ‐りょ【顧慮】
考えに入れて心づかいすること。気にかけること。「事情を―する」
こ‐りょう【古陵】
ふるいみささぎ。古代の墳墓。
こ‐りょう【糊料】‥レウ
食品にとろみや粘りけを与える添加物。増粘安定剤。アルギン酸・ペクチン・カラギーナンなどを用いる。
ご‐りょう【後梁】‥リヤウ
⇒こうりょう
ご‐りょう【後涼】‥リヤウ
⇒こうりょう
ご‐りょう【悟了】‥レウ
すっかりさとること。
ご‐りょう【御料】‥レウ
①天皇や貴人の所有・使用などするものに対する尊敬語。源氏物語賢木「初の日は先帝の―、次の日は母后の御ため」
②御料人の略。→御寮人。
⇒ごりょう‐しゃ【御料車】
⇒ごりょう‐しょ【御料所】
⇒ごりょう‐ち【御料地】
⇒ごりょう‐りん【御料林】
ご‐りょう【御陵】
天皇・皇后・皇太后・太皇太后の墓所。みささぎ。
ご‐りょう【御領】‥リヤウ
①領地の尊敬語。
②(→)御寮人に同じ。
ご‐りょう【御寮・御料】‥レウ
①貴人または貴人の子女の尊敬語。太平記10「万寿―をも五大院右衛門宗繁が具足しまゐらせ」
②御寮人の略。
⇒ごりょう‐にん【御寮人・御料人】
ご‐りょう【御霊】‥リヤウ
①霊魂の尊敬語。のちに、尋常でない、祟たたりをあらわす「みたま」について言った。保元物語「これ讃岐院の―なりとて」
②御霊会ごりょうえの略。
⇒ごりょう‐え【御霊会】
⇒ごりょう‐しんこう【御霊信仰】
⇒ごりょう‐づか【御霊塚】
⇒ごりょう‐まつり【御霊祭】
ごりょう‐え【御霊会】‥リヤウヱ
疫神または死者の怨霊を鎮めなだめるために行う祭。平安以降行われ、特に、京都の祇園御霊会(祇園会)は有名。みたまえ。ごりょうまつり。
⇒ご‐りょう【御霊】
ごりょうかく【五稜郭】‥クワク
(五角形の平面をもつ洋式城塞の意)江戸幕府が北方警備の箱館奉行庁舎として建造した城郭。1864年(元治1)完成。68〜69年(明治1〜2)榎本武揚たけあき・大鳥圭介ら旧幕軍がここに拠って、新政府





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