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○様を見ろざまをみろ🔗⭐🔉
○様を見ろざまをみろ
失敗したさまの醜さを知れ、の意から転じて、人の失敗をあざけっていう語。それ見たか。ざまみろ。
⇒ざま【様・態】
さ‐み【さ身】
(サは接頭語)物の主要な部分。なかみ。み。古事記中「出雲たけるがはける刀たちつづらさは巻き―なしにあはれ」
さみ【沙弥】
⇒しゃみ
さ‐み【三味】
三味線さみせんの略。しゃみ。
ザミア【Zamia】
熱帯アメリカと西インド諸島に分布するソテツ科の低木。新大陸固有の一属で約40種ある。ソテツ同様、種子植物でありながら精子をもつ。
さみし・い【寂しい・淋しい】
〔形〕[文]さみ・し(シク)
サビシイの転。
さみ・す【褊す】
〔他サ変〕
(「狭さみす」の意)
①狭いとする。狭いと思う。漢書楊雄伝天暦点「三王の陒薜あいへきを陿サミス」
②みさげる。卑しめる。軽んじる。太平記5「帰伏申したる由にてかへつて武家をば―・しけり」
さ‐みず【真水・素水】‥ミヅ
まみず。東海道中膝栗毛初「海辺をばなどしな川といふやらん…されば―(「鮫洲」とかける)のあるにまかせて」
サミズダート【samizdat ロシア】
(自主出版の意)ブレジネフ時代のソ連の地下出版。市民が著作を少部数タイプ印刷し、当局の検閲許可を得ずに刊行。
さみ‐せん【三味線】
⇒しゃみせん
さ‐みだ・る【五月雨る】
〔自下二〕
さみだれが降る。和歌では「乱る」にかけていうことが多い。和泉式部日記「おほかたに―・るるとや思ふらん」
さ‐みだれ【五月雨】
(サはサツキ(五月)のサに同じ、ミダレは水垂みだれの意という)
①陰暦5月頃に降る長雨。また、その時期。つゆ。梅雨。さつきあめ。〈[季]夏〉。古今和歌集夏「―に物思ひをれば」。奥の細道「―をあつめて早し最上川」
②(1のように)途切れがちに繰り返すこと。「―式」「―スト」
⇒さみだれ‐ぐも【五月雨雲】
さ‐みだれがみ【さ乱れ髪】
(サは接頭語)乱れた頭髪。多く五月雨さみだれにかけていう。源氏物語蛍「あつかはしき―の乱るるも知らで書き給ふよ」
さみだれ‐ぐも【五月雨雲】
五月雨の降る頃の雲。
⇒さ‐みだれ【五月雨】
サミット【summit】
(頂上の意)
①1975年フランスの提唱に始まる主要先進国首脳会議。参加国は当初、米・英・仏・独・伊・日本の6カ国で、のち、カナダ・EU(欧州委員会委員長)・ロシアが加わって年1回開催され、経済・政治問題が広く討議される。
②各方面の首脳会談。トップ会談。「環境―」
アジア初の第5回サミット 1979年6月28日(赤坂迎賓館)
提供:毎日新聞社
さ‐みどり【さ緑】
若草や若葉の緑色。
さみどり‐づき【早緑月】
陰暦正月の異称。秘蔵抄「年くれて―になりぬれば所さへなしこまつひくまの」
さみ‐まんぜい【沙弥満誓】
奈良中期の万葉歌人。俗名、笠朝臣麻呂。美濃・尾張の守で治績、右大弁に至る。上皇(元明天皇)の病気平癒を願い、721年(養老5)出家。723年、造筑紫観世音寺別当。大宰府で大伴旅人と交遊。生没年未詳。
ザミャーチン【Evgenii I. Zamyatin】
ロシア(ソ連)の作家。20世紀初頭のネオ‐リアリズム小説の旗手。管理社会批判の長編「われら」はアンチ‐ユートピア文学の古典となる。反ソ的として攻撃され1931年西側へ亡命、パリで客死。(1884〜1937)
サミング【thumbing】
(thumbは親指の意)ボクシングで、グローブの親指の部分で相手の目を突くこと。反則の一つ。
ザミンダール【zamīndār ヒンディー】
(もとペルシア語で土地保有者の意)インドのムガル帝国の初期以降、地税徴収請負人の称。
さむ【寒】
(サムイの語幹)さむいこと。「おお―、こ―」
さ‐む【作務】
禅寺で禅僧が行う農作業・掃除などの労働一般。仏道修行として重視される。
さ・む【冷む・覚む・醒む・褪む】
〔自下二〕
⇒さめる(下一)
さむ・い【寒い】
〔形〕[文]さむ・し(ク)
①気温が低いために、皮膚に(不快な)刺激を感じる。寒気が強い。〈[季]冬〉。万葉集5「風雑まじへ雨降る夜の雨雑へ雪降る夜は術もなく―・くしあれば」。日葡辞書「サムイジブン」。「―・い朝」
②ある物事がひえびえとした感じである。万葉集8「雲の上に鳴きつる雁の―・きなへ萩の下葉はもみちぬるかも」
③心細く貧弱である。貧しい。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「―・い暮しを素浪人」。「お―・い施設」
④恐ろしさにぞっとする。身の毛がよだつばかりである。源氏物語紅葉賀「今日は又なき手を尽したる入綾の程そぞろ―・くこの世の事とも覚えず」。「背すじが―・くなった」
⑤場にふさわしくない言動に対して白けた感じになる。「部長のギャグはなんとも―・い」
さむ‐え【作務衣】
僧が作務のときに着る衣服。素材は主に木綿。上衣は打合せ式で筒袖、下衣はズボン状で裾がすぼまる。
サムエルソン【Paul Anthony Samuelson】
アメリカの経済学者。新古典派とケインズ理論とを包括する新古典派総合を提示した。著「経済分析の基礎」「経済学」など。ノーベル賞。(1915〜)
サムエルソン
提供:Photoshot/APL
さむ‐かぜ【寒風】
さむい風。かんぷう。
さむ‐がり【寒がり】
寒がること。寒がる人。寒がりや。
さむ‐が・る【寒がる】
〔自五〕
寒くてたまらない気持を様子に表す。
さむかわ‐じんじゃ【寒川神社】‥カハ‥
神奈川県高座郡寒川町宮山にある元国幣中社。祭神は寒川比古命・寒川比女命。相模国一の宮。
さむ‐け【寒気】
①さむさ。かんき。
②病気などのために、身体に不愉快な寒さを感じること。悪寒おかん。「―がする」
⇒さむけ‐だ・つ【寒気立つ】
さむけく【寒けく】
(寒シのク語法)寒いこと。寒い時。万葉集1「みよしのの山のあらしの―に」
さむ‐け・し【寒けし】
〔形ク〕
寒そうである。拾遺和歌集哀傷「思ひきや秋の夜風の―・きに妹なき床にひとり寝むとは」
さむけ‐だ・つ【寒気立つ】
〔自五〕
①さむさを感じる。悪寒をおぼえる。
②おそろしく感じる。おじけだつ。「恐怖で―・つ」
⇒さむ‐け【寒気】
サムゲ‐タン【参鶏湯】
(朝鮮語samgyet‘ang)鶏の腹に糯米もちごめ・栗・なつめ・朝鮮人参などを詰めて煮込んだ料理。
さむ‐さ【寒さ】
寒いこと。また、その程度。〈[季]冬〉
⇒さむさ‐しのぎ【寒さ凌ぎ】
⇒さむさ‐まけ【寒さ負け】
さむさ‐しのぎ【寒さ凌ぎ】
寒さに堪えること。また、その手段。
⇒さむ‐さ【寒さ】
さむさ‐まけ【寒さ負け】
寒気に負けてよく風邪をひくこと。寒さを恐れること。
⇒さむ‐さ【寒さ】
さむ‐ざむ【寒寒】
①いかにも寒そうなさま。「―とした河原」
②何もなくて殺風景なさま。「―とした部屋」
さむざむ‐し・い【寒寒しい】
〔形〕
①いかにも寒そうな感じである。「―・い冬空」
②殺風景である。「―・いひとり住まい」
さむ・し【寒し】
〔形ク〕
⇒さむい
さむし・い【淋しい・寂しい】
〔形〕
サビシイの転。梅暦「―・いよ」
さ‐むしろ【狭席・狭筵】
①幅の狭い筵。また、短い筵。掃部寮式「―五十八枚」
②(サは接頭語)(→)「むしろ」に同じ。古今和歌集恋「―に衣かたしきこよひもやわれを待つらむ宇治の橋姫」
さむ‐ぞら【寒空】
冬の寒い空。冬天。寒天。また、冬の寒い天候。〈[季]冬〉。好色一代女2「かたじけなしと夕暮の―になる質どもを請けける」。「―にすきっ腹をかかえる」
サムソン【Samson】
旧約聖書中の人物。イスラエルの士師。怪力でペリシテ人を悩ました。愛人デリラの裏切りで怪力を失うが、最後にはイスラエルを救う。
サム‐ターン【thumbturn】
ドアの解錠・施錠用の回転式つまみ。
サムナー【James Batcheller Sumner】
アメリカの生化学者。酵素ウレアーゼを結晶化。ノーベル賞。(1887〜1955)
サム‐ネール【thumbnail】
(「親指の爪」の意)コンピューターで、全体像を大まかに把握するための縮小画像。
ザムボア
文芸雑誌。北原白秋編集。1911年(明治44)11月〜13年(大正2)5月まで東雲堂刊。第2期は18年1月〜9月。「朱欒」の字も用いた。上田敏・蒲原有明ら自然主義と対立する文学者多数が寄稿。
サム‐ホール【thumb-hole】
(「親指の穴」の意)
①小型のスケッチ箱、またスケッチ板。
②転じて、画布の寸法の一つ。縦22.7センチメートル、横15.8センチメートルの小型の画布。
さむ‐やみ【寒病み】
①おこり。わらわやみ。〈新撰字鏡3〉
②寒がること。
さむ‐ら【寒ら】
(ラは接尾語)寒そうなさま。さむげ。万葉集9「柔膚にきはだの衣―にぬば玉の髪は乱れて」
さむらい【侍】サムラヒ
(サブラヒの転)
①(→)「さぶらい」に同じ。
②(「士」とも書く)武士。中世では一般庶民を意味する凡下ぼんげと区別される身分呼称で、騎馬・服装・刑罰などの面で特権的な扱いを受けた。江戸時代には幕府の旗本、諸藩の中小姓以上、また士農工商のうちの士身分の者を指す。
③転じて、なかなかの人物。「彼は大した―だ」
④近世初期、武士の奉公人の最上位。若党。
⑤侍所さむらいどころの略。
⇒さむらい‐えぼし【侍烏帽子】
⇒さむらい‐かたぎ【侍気質】
⇒さむらい‐ぎ【侍気】
⇒さむらい‐けがし【侍汚し】
⇒さむらい‐さい【サムライ債】
⇒さむらい‐しゅう【侍衆】
⇒さむらい‐だいしょう【侍大将】
⇒さむらい‐たいしょうぐん【侍大将軍】
⇒さむらい‐どころ【侍所】
⇒さむらい‐ほうし【侍法師】
⇒さむらい‐みょうが【侍冥加】
⇒さむらい‐みょうじ【侍名字】
⇒さむらい‐みょうり【侍冥利】
さむらい‐えぼし【侍烏帽子】サムラヒ‥
風折かざおり烏帽子よりもさらに細かく折り、巾子形こじがたの部分だけを残して畳んだもの。行動に便利なので武士などが好んで用いた。のち形式化し、巾子形がなくなり烏帽子留でとめた。折烏帽子。武家烏帽子。納豆烏帽子。
侍烏帽子
⇒さむらい【侍】
さむらい‐かたぎ【侍気質】サムラヒ‥
武士らしい気性。格式ばったものがたい気性。さむらいぎ。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐ぎ【侍気】サムラヒ‥
(→)侍気質かたぎに同じ。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐けがし【侍汚し】サムラヒ‥
武士の体面をけがすこと。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐さい【サムライ債】サムラヒ‥
(samurai bond)(→)円建えんだて外債に同じ。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐しゅう【侍衆】サムラヒ‥
侍として仕えている人々。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐だいしょう【侍大将】サムラヒ‥シヤウ
(→)「さぶらいだいしょう」に同じ。〈日葡辞書〉
⇒さむらい【侍】
さむらい‐たいしょうぐん【侍大将軍】サムラヒ‥シヤウ‥
(→)侍さぶらい大将に同じ。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐どころ【侍所】サムラヒ‥
鎌倉・室町幕府の重要な機関。もと親王・公卿家などにあった「さぶらいどころ」に倣ったもの。1180年(治承4)源頼朝が設置、御家人の統制や軍事や裁判に当たらせた。長官を別当といい、和田義盛を補したが、のち北条氏が独占。室町幕府では長官を所司といい、京都の政治にも関与し、山名・赤松・一色・京極の四家が交互に補せられて権勢を振るった。→小侍所。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐ほうし【侍法師】サムラヒホフ‥
仁和寺・大覚寺などの門跡もんぜき、大乗院・一乗院などの院家いんげに仕えて警備・雑務にあたった法師。後には剃髪せず、妻帯し、法橋ほっきょう・法眼ほうげんなどの僧位に叙せられた。室町時代以降、寺侍てらざむらいとも呼ばれる。さぶらいほうし。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐みょうが【侍冥加】サムラヒミヤウ‥
武士が神仏の加護として受ける幸運。さむらいみょうり。武道伝来記「これほどに―にも尽きぬるものか」
⇒さむらい【侍】
さむらい‐みょうじ【侍名字】サムラヒミヤウ‥
家柄の正しい武士。
⇒さむらい【侍】
さむらい‐みょうり【侍冥利】サムラヒミヤウ‥
①(→)侍冥加みょうがに同じ。
②武士が神仏の加護にかけて自ら誓うことをいう語。「決して」「必ず」の意。浄瑠璃、心中天の網島「神しん八幡―他言せまじ」
⇒さむらい【侍】
さむら・う【候ふ・侍ふ】サムラフ
〔自四〕
⇒さぶらう。謡曲、松風「おん物語り、あまりに懐かしう―・ひて、なほ執心の閻浮えんぶの涙、ふたたび袖を濡らし―・ふ」
サムルノリ
(朝鮮語samulnori)韓国の4種の打楽器の合奏。また、その演奏隊。編成はチン・ケンガリ(ともにゴングの一種)・チャンゴ(杖鼓)・プク(樽型太鼓)。農楽などをもとに1978年創始。
さめ【鮫】
①(狭目さめの意か)軟骨魚綱板鰓類ばんさいるいで、エイ目以外のものの総称。体は紡錘形で、骨格は軟骨。口は頭部の下面に横に開き、尾びれは刀状。皮膚は硬質の歯状鱗で被われ、左右の体側に5〜7個ずつの鰓孔があり、歯は鋭い。多くは胎生。凶暴で、貪食、運動迅速なものが少なくない。温帯・熱帯の海に産。肉・ひれは食用に供し、また蒲鉾かまぼこの材料とする。皮は乾かして物を磨くのに用い(さめやすり)、また刀剣の装飾用とする。出雲風土記「北の海に捕るところの雑くさぐさの物は、志毗しび・鮐ふぐ・―…」→鱶ふか。
サカタザメ
提供:東京動物園協会
アカシュモクザメ
提供:東京動物園協会
②鮫皮さめがわの略。太平記33「―懸けたる白太刀」
さめ【白眼】
牛・馬の両眼縁が白いもの。一説に、毛の白いもの。太平記31「白葦毛・白瓦毛・白―・つき毛なる馬に乗つて」
さめ‐が‐はし【鮫が橋】
江戸四谷辺の地名。また、そこにあった娼家の俗称。明治時代、貧民窟として聞こえた。
さめ‐がわ【鮫皮・沙皮】‥ガハ
サメの皮(実は東南アジア産のエイの一種、真鮫まさめなどの背中の皮)を乾かしたもの。近世、輸入されて刀剣の柄つかや鞘さやなどに用いた。さめ。柄皮。→かいらぎ(梅花皮)
さめ‐かんゆ【鮫肝油】
サメ類の肝臓から採った黄色の油脂。化粧品・潤滑油などに用いる。
さめ‐ぎわ【覚め際・醒め際】‥ギハ
眠り・酔いなどからさめるまぎわ。さめぐち。
さめ・く
〔自四〕
①さらさらと音がする。さっと音がする。類聚名義抄「颯、サメク」
②(ザメクとも)騒がしく音を立てる。ざわめく。枕草子28「鳥の集まりてとびちがひ、―・き鳴きたる」。四河入海「昔は酒を飲で―・きしが」
さめ‐ぐち【覚め口・醒め口】
(→)「さめぎわ」に同じ。
さめ‐こもん【鮫小紋】
刀の柄つかに使用する鮫皮のような小紋。細かく白い点で半円形を重ねた文様に染め上げたもので、多く上下かみしもに用いた。
さめ‐ざめ
〔副〕
①涙を流して静かに泣き続けるさま。「―と泣く」
②しみじみと言うさま。また、こまごまと述べるさま。愚管抄3「―とおほせられけり」
さめ‐ざや【鮫鞘】
鮫皮で巻いた刀の鞘。竹斎「―に赤銅作りの大小を差し」
さめ‐すが【鮫氷】
鮫皮についた革質状の部分を乾かした食品。三杯酢にし、または煮て食う。宮城県の名産。
ざめつ‐しょうこうぐん【挫滅症候群】‥シヤウ‥
〔医〕(→)クラッシュ症候群に同じ。
さめ‐はだ【鮫肌】
鮫の皮のようにざらざらした人の肌。また、ざらざらしたもののたとえ。
⇒さめはだ‐やき【鮫肌焼】
さめはだ‐やき【鮫肌焼】
陶器の焼成法・装飾法の一種。釉うわぐすりの表面が鮫の肌のように粒状を呈したものをいう。薩摩焼・萩焼などにみられる。鮫焼。
⇒さめ‐はだ【鮫肌】
さめ‐びたき【鮫鶲】
スズメ目ヒタキ科の鳥。灰褐色の地味な小鳥で、亜高山帯の針葉樹林にすむ。夏鳥で、秋には東南アジアに渡る。
さめ‐やき【鮫焼】
(→)鮫肌焼さめはだやきに同じ。
さめ‐やすり【鮫鑢】
鮫皮を板にはりつけて作り、物を研磨するのに用いるもの。
さめ‐やらぬ【覚め遣らぬ・醒め遣らぬ】
完全に覚めきっていない。覚めきらず名残の気配がある。「夢―様子」「興奮―時」
ざ‐めり
(打消の助動詞ザリに推量の助動詞メリの付いた形の音便形ザンメリのンの無表記)…ないようだ。竹取物語「此頃となりては、ただ事にも侍ら―」
さ・める【冷める・覚める・醒める・褪める】
〔自下一〕[文]さ・む(下二)
(「寒い」と同源)
➊物体の熱、物事に対する熱意が低下してもとの状態になる。
①《冷》熱くした物の温度が普段の温度まで下がる。ぬるくなる。冷たくなる。永久百首「夜と共に下に焚く火はなけれどもしまねの御湯は―・むるよもなし」。「スープの―・めない距離」
②《冷・覚・醒》心の高ぶりがなくなり、普段の心の状態に戻る。気持が静まる。源氏物語夕顔「ただあなむつかしと思ひける心地皆―・めて、泣き惑ふさまいといみじ」。日葡辞書「ココロガサメタ」。「あの人に対する熱も―・めた」「ほとぼりが―・める」「興味が―・める」「―・めた目で見る」
➋《覚・醒》眠り・酔い・迷いなどが消え去って、普段の判断ができるようになる。
①眠った状態から起きた状態に戻る。夢からうつつにかえる。正気に戻る。万葉集19「夜よぐたちに寝―・めて居れば河瀬とめ心もしのに鳴く千鳥かも」。日本霊異記中「地にたふれて臥し嘿然しずかなり。ものいはず、やや久にありて蘇さめ起ち」。源氏物語帚木「いたづらぶしとおぼさるるに御目―・めて」。「夢から―・める」
②酒の酔いがなくなる。大鏡道隆「この殿御酔のほどよりはとく―・むることをぞせさせ給ひし」。「酔いが―・める」
③迷いがなくなり、普段の判断ができるようになる。物思いが晴れる。源氏物語槿「今日は老いも忘れ、憂き世の嘆き皆―・めぬる心地なむ」。「迷いから―・める」
➌《褪》染色などがうすれて、濃かった色が薄い色になる。色が分からなくなる。くすむ。あせる。風雅和歌集夏「風わたる田の面もの早苗色―・めて入日のこれる岡の松原」。「着物の色が―・める」
ザメンホフ【Lazarus Ludwig Zamenhof】
帝政ロシア領時代のポーランドの眼科医・言語学者。エスペラントの創案者。(1859〜1917)
さ‐も【然も】
①そのように。そのとおりに。宇津保物語藤原君「まだ―定められざんめり」
②いかにも。よくも。げに。実に。竹取物語「翁それ―いはれたり」。「―嬉しそうだ」「―誇らしげに言う」
⇒然もあらばあれ
⇒然もありなん
⇒然もあれ
⇒然も言われたり
⇒然もそうず
⇒然もないと
⇒然もなくば
⇒然もなし
⇒然も似たり
⇒然もや
サモア【Samoa】
①南太平洋、オーストラリアの東約3200キロメートルにある十数の島から成る小群島。サヴァイイ・ウポル・トゥトゥイラの3島を中心とし、住民はポリネシア人。1899年米領東サモアと独領西サモアとに分割。
②1のうち、サヴァイイ・ウポルの2島を中心とする西部の島嶼から成る独立国。1919年以来、西サモアとしてニュー‐ジーランドの委任統治領、62年独立し、97年現名に改称。面積約2900平方キロメートル。人口17万1千(2000)。首都アピア。→オセアニア(図)





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