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○筆を折るふでをおる🔗🔉

○筆を折るふでをおる 書くことを一切やめる。文筆生活をやめる。筆を断つ。 ⇒ふで【筆】

○筆を下ろすふでをおろす🔗🔉

○筆を下ろすふでをおろす ①新しい筆を初めて使う。 ②文字または文章を書きはじめる。 ⇒ふで【筆】

○筆を加えるふでをくわえる🔗🔉

○筆を加えるふでをくわえる ①書き加える。書き足す。 ②添削する。筆を入れる。 ⇒ふで【筆】

○筆を染めるふでをそめる🔗🔉

○筆を染めるふでをそめる ①筆で書く。揮毫きごうする。 ②初めて書く。「新しい分野の小説に―」 ⇒ふで【筆】

○筆を断つふでをたつ🔗🔉

○筆を断つふでをたつ (→)「筆を折る」に同じ。 ⇒ふで【筆】

○筆を執るふでをとる🔗🔉

○筆を執るふでをとる 書画や文章を書く。ペンを執る。 ⇒ふで【筆】

○筆を拭うふでをぬぐう🔗🔉

○筆を拭うふでをぬぐう 書画・文章を書くのをやめる。 ⇒ふで【筆】

○筆を走らすふでをはしらす🔗🔉

○筆を走らすふでをはしらす すらすらと書く。走り書きをする。 ⇒ふで【筆】

○筆を揮うふでをふるう🔗🔉

○筆を揮うふでをふるう 書画を書く。揮毫する。「存分に筆を揮って下さい」 ⇒ふで【筆】

○筆を曲げるふでをまげる🔗🔉

○筆を曲げるふでをまげる 事実を曲げて書く。自己の利益のために嘘を書く。曲筆。 ⇒ふで【筆】 ふ‐てん不腆】 (「腆」は厚い意)他人に贈る品物の謙譲語。薄志。粗品。 ふ‐てん普天】 天があまねく地上をおおうかぎりの所。天下。 ⇒ふてん‐そっと【普天率土】 ふてん‐おんぷ付点音符・附点音符】 楽譜で、普通の音符の右に黒点を加えたもの。長さを原音符の1倍半にすべきことを示す。付点2分音符()、付点4分音符()、付点8分音符()など。 ふ‐でんき負電気(→)陰電気に同じ。 ふてん‐そっと普天率土】 天のおおうかぎり、地のつづくかぎり。天下。あめがした。 ⇒ふ‐てん【普天】 ふと】 [一]〔名〕 ①ふといこと。ふといもの。特に、ふとった女をののしっていう語。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「庄野の―のおよねが俵腰に」 ②太糸ふといとの略。 ③太棹ふとざおの略。 [二]〔接頭〕 立派な、尊いの意を表す。「―敷く」「―祝詞のりとふと浮屠・浮図】 〔仏〕 ①(梵語buddha)(→)仏陀ぶつだに同じ。 ②(梵語stūpa 卒塔婆)塔。そとば。 ③転じて、仏寺・僧侶の意にも用いる。 ふ‐と 〔副〕 (「不図」と書くことが多いが、当て字) ①たちまち。竹取物語「我名はうかんるりと言ひて、―山の中に入りぬ」 ②たやすく。すばやく。竹取物語「わが弓の力は、竜あらば―射殺して」。和泉式部日記「つねよりも―ひき開けて見れば」 ③急に思いついて。ひょっと。和泉式部日記「―、やらむと思してつかはす」 ④何かの拍子に。偶然。堤中納言物語「組入の上より―物の落ちたらば」。「―見ると外は雨だった」「―目をさます」 ふ‐ど府帑】 ①政府のかねぐら。国庫。 ②国庫金。 ぶと】 (「こころぶと(心太)」の略。九州南部地方で)テングサ。 ぶと蟆・蚋】 〔動〕ブユの異称。〈[季]夏〉 ぶ‐と餢飳・伏兎】 油で揚げた餅。平安時代の食品。〈倭名類聚鈔16ふと‐い太藺・莞‥ヰ カヤツリグサ科の多年草。沼沢に自生し、また、水田に栽培。茎は細長い円柱形で高さ約2メートル、下部に褐色の鱗片葉があり、通常の葉を欠く。夏、淡黄褐色の花を開く。生花の花材とし、また茎を藺と呼び、花むしろを編むが、イグサ科の藺とは別種。オオイ。オオイグサ。〈[季]夏〉 ふと・い太い】 〔形〕[文]ふと・し(ク) ①まわりの長さや横幅が大きい。宇津保物語藤原君「ついたてさうじ立て、―・き縄ひきて布の御衣かけたり」。「―・い柱」「―・い線」 ②肥えている。肉が豊かである。平家物語9「聞ゆる木曾の鬼葦毛と云ふ馬の究めて―・う逞しきに」 ③物に恐れ動じない。安定している。万葉集2「真木柱―・き心はありしかど此の吾が心鎮めかねつも」。「肝が―・い」 ④横着である。ずうずうしい。歌舞伎、助六所縁江戸桜「うなア女郎の二重売りをしやアがるか、―・い奴だ」 ⑤声が低めで音量がゆたかである。「―・い声」 ⇒太く短く ふと‐いき太息】 ふとくゆるやかに吐く息。おおいき。たいそく。 ふと‐いと太糸】 ①ふとい糸。幾筋も撚り合わせた糸。 ②絹糸で玉糸・熨斗のし糸の称。 ③綿糸で20番手より太い糸。生糸では14〜15デニール以上。ふと。 ふ‐とう不当‥タウ 当を得ないこと。道理にはずれたこと。不法。無法。正法眼蔵随聞記2「悪人―なりと云ふとも、左右なくにくみそしる事なかれ」。「―な処置」 ⇒ふとうしゅうえん‐の‐きょぎ【不当周延の虚偽】 ⇒ふとう‐しょぶん【不当処分】 ⇒ふとう‐じん【不当人】 ⇒ふとう‐ひょうじ【不当表示】 ⇒ふとう‐もの【不当者】 ⇒ふとう‐りとく【不当利得】 ⇒ふとう‐ろうどうこうい【不当労働行為】 ふ‐とう不党‥タウ 一方だけに与くみしないこと。「不偏―」 ふ‐とう不等】 ひとしくないこと。 ⇒ふとう‐ごう【不等号】 ⇒ふとう‐しき【不等式】 ⇒ふとうもう‐しょくぶつ【不等毛植物】 ⇒ふとう‐よう【不等葉】 ふ‐とう不撓‥タウ たわまないこと。心がかたく、困難に屈しないこと。 ⇒ふとう‐ふくつ【不撓不屈】 ふ‐とう埠頭】 港湾内で、船舶を横づけして旅客の乗降や貨物の揚げ下ろしをするための所。 ふ‐とう符頭】 音符の白または黒の円い部分。↔符尾 ふ‐どう不同】 ①おなじでないこと。 ②そろわないこと。整っていないこと。「順―」 ふ‐どう不動】 ①うごかないこと。「―の姿勢」 ②他によって心の動かされないこと。性霊集10「如如―にして人の為に説く」。「―の信念」 ③不動明王の略。 ⇒ふどう‐げさ【不動袈裟】 ⇒ふどう‐こく【不動穀】 ⇒ふどう‐じ【不動地】 ⇒ふどう‐そう【不動倉】 ⇒ふどう‐そん【不動尊】 ⇒ふどう‐ち【不動智】 ⇒ふどう‐なわ【不動縄】 ⇒ふどう‐の‐どうしゃ【不動の動者】 ⇒ふどう‐ほう【不動法】 ⇒ふどう‐みょうおう【不動明王】 ふどう不動】 歌舞伎十八番の一つ。明石清三郎・初代市川団十郎合作。1697年(元禄10)中村座の「兵つわもの根元曾我」に、2代団十郎が山伏通力坊、のちに成田不動尊の化身に扮し、大評判を得た。その後「毛抜」や「鳴神」とともに「雷神なるかみ不動北山桜」に取り入れられ、演出を完成した。 ふ‐どう不道‥ダウ(→)無道ぶとうに同じ。浮世物語「大欲―の心いよいよ起り」 ②古代の律の八虐の一つ。一家3人を殺す大量殺人、肢体を切断する残虐殺人などの罪。 ふ‐どう浮動】 ただよいうごくこと。固定しないで動いていること。 ⇒ふどう‐かぶ【浮動株】 ⇒ふどう‐かぶぬし【浮動株主】 ⇒ふどうしょうすうてん‐ひょうげん【浮動小数点表現】 ⇒ふどう‐ひょう【浮動票】 ふ‐どう婦道‥ダウ 女の守るべき道。 ぶ‐とう武闘】 武力でたたかうこと。「―派」 ぶ‐とう無道‥タウ (ムドウ・ブドウとも)道理にそむくこと。人たる道にそむくこと。非道。不道。不法。沙石集3「非礼を行なひ、―の振舞すべからず」。日葡辞書「アクギャク(悪逆)ブタウナルモノ」 ⇒ぶとう‐じん【無道人】 ⇒ぶとう‐もの【無道者】 ぶ‐とう舞踏‥タフ (手の「舞」と足の「踏」とを合わせた語) ①舞踊ぶよう。主に明治時代、ダンスの訳語として用いられる。現在は前衛舞踊などで使用。→舞踊。 ②(→)拝舞はいむに同じ。源氏物語桐壺「長橋よりおりて―したまふ」 ⇒ぶとう‐かい【舞踏会】 ⇒ぶとう‐びょう【舞踏病】 ぶどう葡萄‥ダウ (西域の土語に由来するという) ①ブドウ科ブドウ属の蔓性落葉低木の総称。特に果樹およびその果実をいう。ペルシア・カフカス地方の原産とされ古くからペルシア・インドで栽培されたヨーロッパ系と、北米原産の系統がある。茎は枝の変形した巻ひげで他物によじ昇る。葉は心臓形。初夏、花穂を出し、淡緑色5弁の細小花を開く。花後、円い液果を房状に生じ、秋熟して暗紫色または淡緑色となる。甘くて美味。生食あるいは乾葡萄にし、また、ジュース・葡萄酒にする。日本での栽培の歴史も古く品種が多い。エビカズラ。〈[季]秋〉。ひとりね「―は、日本の内にては甲州上こすなし」 ②葡萄色の略。 ③紋所の一つ。葡萄の葉などにかたどったもの。 ⇒ぶどう‐いろ【葡萄色】 ⇒ぶどう‐がき【葡萄柿】 ⇒ぶどう‐きゅうきん【葡萄球菌】 ⇒ぶどう‐しゅ【葡萄酒】 ⇒ぶどう‐じょう【葡萄状】 ⇒ぶどうじょう‐きたい【葡萄状奇胎・葡萄状鬼胎】 ⇒ぶどう‐せき【葡萄石】 ⇒ぶどう‐だな【葡萄棚】 ⇒ぶどう‐とう【葡萄糖】 ⇒ぶどうとう‐えき【葡萄糖液】 ⇒ぶどう‐ねずみ【葡萄鼠】 ⇒ぶどう‐まく【葡萄膜】 ぶ‐どう武道‥ダウ ①武士の守るべき道。武士道。 ②武術に関する道。弓矢の道。↔文道。 ③武道方の略。 ⇒ぶどう‐がた【武道方】 ふどう‐あなふどう穴】 炭がまの煙出し。 ふ‐どうい不同意】 同意しないこと。不賛成。 ふ‐とういつ不統一】 統一のないこと。統一のとれないこと。まとまりのないこと。「意見の―を調整する」 ぶどう‐いろ葡萄色‥ダウ‥ 黒葡萄の果実の色。赤みがかった紫の色。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふとう‐えき不凍液】 凍結を防ぐための液体。エンジンの冷却水に混入するエチレン‐グリコールなどの氷点降下剤。 ふとう‐おう不倒翁‥タウヲウ 「おきあがりこぼうし」の異称。 ふとう‐か不登花‥クワ 雌しべが不完全であるか、または存在しないため、種子を生じない花。↔登花 ぶとう‐かい舞踏会‥タフクワイ 人々が集まって社交のためにダンスをする会。ダンス‐パーティー。森鴎外、文づかひ「われも数には漏れで、けふの―にまねかれたれば」。「仮面―」 ⇒ぶ‐とう【舞踏】 ぶどう‐がき葡萄柿‥ダウ‥ シナノガキの別称。果実は霜にあたると黒紫色となり、葡萄に似る。 ⇒ぶどう【葡萄】 ぶどう‐がた武道方‥ダウ‥ 歌舞伎の役柄。武道に達した忠義な武士に扮する役。 ⇒ぶ‐どう【武道】 ふどう‐かぶ浮動株】 投機者・証券業者の所有株のように、持続的に所有されず、株価その他に左右されて常に市場で売買されている株式。↔固定株。 ⇒ふ‐どう【浮動】 ふどう‐かぶぬし浮動株主】 株価の変動に敏感に対応し、比較的短期に売買する株主。↔安定株主。 ⇒ふ‐どう【浮動】 ぶどう‐きゅうきん葡萄球菌‥ダウキウ‥ (Staphylococcus ラテン)葡萄の房状の集合形態を示すグラム陽性球菌。黄色・表皮・腐生の3菌種に大別され、黄色ブドウ球菌は化膿性疾患・肺炎・食中毒・敗血症などの原因となる。ブドウ状球菌。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふ‐どうぐ不道具‥ダウ‥ 道具や器具が不足すること。〈日葡辞書〉 ふ‐どうけ不道化・不道外‥ダウ‥ 場所柄をわきまえない悪ふざけ。わるじゃれ。松の葉3「こんな―な事はせぬものよ」 ふどう‐げさ不動袈裟】 (着用のさい、衣帯で固定するのでいう)結ゆい袈裟の別称。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふとう‐こう不凍港‥カウ 高緯度の海面凍結地域にありながら、暖流の影響などで海面が冬に凍結しない港。 ふ‐とうこう不登校‥カウ 児童・生徒が、さまざまな原因・理由で学校に行かなくなったり、行けなくなったりする現象の総称。登校拒否。 ふとう‐ごう不等号‥ガウ 二つの量の間の大小関係を示すために用いる記号。より大ならばABと書く。 ⇒ふ‐とう【不等】 ふどう‐こく不動穀】 律令制で、田租の一部を非常用として国郡の不動倉に封印しておいたもの。708年(和銅1)から蓄積を開始したが、平安初期、律令制の崩壊とともに諸種の名目で流用され、有名無実となった。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふ‐どうさん不動産】 〔法〕民法上、土地およびその定着物(建物・立ち木など)のこと。↔動産。 ⇒ふどうさん‐かんていし【不動産鑑定士】 ⇒ふどうさん‐ぎんこう【不動産銀行】 ⇒ふどうさん‐きんゆう【不動産金融】 ⇒ふどうさん‐しゅとく‐ぜい【不動産取得税】 ⇒ふどうさん‐しんだつ‐ざい【不動産侵奪罪】 ⇒ふどうさん‐とうししんたく【不動産投資信託】 ⇒ふどうさん‐ほけん【不動産保険】 ぶとう‐さん武当山‥タウ‥ (Wudang Shan)中国湖北省西部の山。主峰の天柱峰(標高1612メートル)を中心に72峰からなる。道教寺院群があり、世界遺産。 武当山 提供:JTBフォト ふどうさん‐かんていし不動産鑑定士】 1964年施行の「不動産の鑑定評価に関する法律」に基づき、土地・建物等の不動産について、社会的に適正な評価を行う資格を有する者。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどうさん‐ぎんこう不動産銀行‥カウ 不動産を抵当として長期資金の貸付を行い、債券を発行してその資金を調達する銀行。もと、日本勧業・農工・北海道拓殖の諸銀行、第二次大戦後では日本不動産銀行。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどうさん‐きんゆう不動産金融】 不動産を担保として資金を融通すること。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどうさん‐しゅとく‐ぜい不動産取得税】 売買・贈与・建築などによる土地または家屋の取得に対し、都道府県がその取得者に課する地方税。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどうさん‐しんだつ‐ざい不動産侵奪罪】 他人の占有する不動産を事実上支配する罪。1960年の刑法改正で新設。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどうさん‐とうししんたく不動産投資信託】 (real estate investment trust)投資信託の一種。投資家から募集した資金により不動産を取得し、生じた利益を投資家に分配するもの。投資法人を利用する会社型と信託契約に基づく契約型とがある。リート(REIT)。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどうさん‐ほけん不動産保険】 不動産のうち、主として家屋に対して発生する損害を填補てんぽする保険。 ⇒ふ‐どうさん【不動産】 ふどう‐じ不動地‥ヂ 〔仏〕菩薩の十地じゅうじの第8。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふとう‐しき不等式】 二つの式を不等号で結び付けたもの。 ⇒ふ‐とう【不等】 ぶどう‐しゅ葡萄酒‥ダウ‥ (wine)葡萄の果汁を発酵させて造った酒。色により赤・白・ロゼ(淡紅色)などの種別がある。ワイン。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふとうしゅうえん‐の‐きょぎ不当周延の虚偽‥タウシウ‥ 〔論〕(fallacy of illicit process of the major or minor term)定言的三段論法の前提で周延されていない概念を、結論において周延させる虚偽。 ⇒ふ‐とう【不当】 ぶどう‐じょう葡萄状‥ダウジヤウ 葡萄の果実の房のような形。 ⇒ぶどう【葡萄】 ぶどうじょう‐きたい葡萄状奇胎・葡萄状鬼胎‥ダウジヤウ‥ 〔医〕(→)鬼胎2に同じ。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふどうしょうすうてん‐ひょうげん浮動小数点表現‥セウ‥ヘウ‥ 記数法の一つ。数をA×Bの形で表現する方式。数表現にあたって小数点の位置が固定されないことからの称。コンピューター内部での数表現として使われる。→固定小数点表現⇒ふ‐どう【浮動】 ふとう‐しょぶん不当処分‥タウ‥ 適当でない処分。殊に、違法ではないが公益に適合しない行政処分。 ⇒ふ‐とう【不当】 ふとう‐じん不当人‥タウ‥ 不当な人。無法者。正法眼蔵随聞記2「一人の―ありき」 ⇒ふ‐とう【不当】 ぶとう‐じん無道人‥タウ‥ 無法な人。天草本平家物語「西光といふ下賤の―が申す事につかせられて」 ⇒ぶ‐とう【無道】 ふとうすい‐そう不透水層】 地下水を通過させにくい、またはさせない地層。 ふ‐とうせき不答責‥タフ‥ (→)無答責に同じ。 ぶどう‐せき葡萄石‥ダウ‥ カルシウムとアルミニウムの含水ケイ酸塩から成る鉱物。斜方晶系あるいは単斜晶系。結晶は板状・柱状、時に葡萄状に集合。無色・白色または淡緑色。透明または半透明。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふどう‐そう不動倉‥サウ 律令制で、不動穀を貯えておいた倉庫。鑰かぎは朝廷で保管した。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふどう‐そん不動尊】 不動明王の尊称。また、不動明王を本尊とする寺院。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふどう‐たい不動態・不働態】 金属の表面が不溶性の超薄膜に覆われて腐食されにくくなる現象、あるいはその状態。鉄・ニッケルなどでおこりやすい。ステンレス鋼はこれを利用。 ふどう‐たい不導体‥ダウ‥ 岩石・ガラス・木材のような、熱または電気の伝導率の極めて小さな物体。絶縁体。不良導体。↔導体。→半導体 ぶどう‐だな葡萄棚‥ダウ‥ ①葡萄を栽培する棚。〈[季]秋〉 ②歌舞伎劇場の舞台の天井。大簀子おおすのこ⇒ぶどう【葡萄】 ふどう‐ち不動智】 〔仏〕外界の誘惑に乱されない正しい智慧。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふどうちしんみょうろく不動智神妙録‥メウ‥ 仮名法語。柳生宗矩むねのりの問いに対し、沢庵たくあんが禅の心を剣にたとえて説いたもの。1巻。1638年(寛永15)頃成る。 ぶどうでんらいき武道伝来記‥ダウ‥ 浮世草子。井原西鶴作。8巻8冊。1687年(貞享4)刊。敵討話を内容とする32話から成る。 →文献資料[武道伝来記] ぶどう‐とう葡萄糖‥ダウタウ Ⅾ‐グルコースのこと。分子式CH12O 葡萄・イチジク・柿などの果実や蜂蜜など、および人体の血液中にも一定量が含まれる単糖の一種。自然界に広く分布し、澱粉でんぷん・グリコーゲン・セルロース・蔗糖・乳糖などの構成成分をなす。水に溶けやすく、還元性をもつ。 ⇒ぶどう【葡萄】 ぶどうとう‐えき葡萄糖液‥ダウタウ‥ 葡萄糖の5〜50パーセント溶液。薬物として心臓衰弱・中毒症・虚脱・衰弱などに注射。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふ‐どうとく不道徳‥ダウ‥ 道徳に反すること。道徳に背いていること。「―な行為」「―な考え」 ふどう‐なわ不動縄‥ナハ (不動明王の索から)米俵に横にかけてしばる太い縄。 ⇒ふ‐どう【不動】 ぶどう‐ねずみ葡萄鼠‥ダウ‥ 赤みがかった鼠色。 Munsell color system: 2.5RP4/2.5 ⇒ぶどう【葡萄】 ぶどうのかいぶどうの会ブダウ‥クワイ 劇団名。1947年(昭和22)山本安英・木下順二・岡倉士朗らが結成。主に木下の戯曲を上演。64年解散。 ふどう‐の‐どうしゃ不動の動者】 自らは動かず他を動かす者。アリストテレスの神についての基本概念。 ⇒ふ‐どう【不動】 ふどう‐ひょう浮動票‥ヘウ 選挙で、支持すべき候補者や政党が固定していない人たちの票。 ⇒ふ‐どう【浮動】 ぶとう‐びょう舞踏病‥タフビヤウ (chorea)顔面・手・足・舌などに一種の不随意的急速運動を現す、踊るような身振りを主徴とする疾患。リウマチ性舞踏病は小舞踏病ともいわれ、小児に発症し治りやすいが、遺伝性のハンチントン舞踏病(アメリカの神経学者G. S. Huntington1850〜1916に因む)は中年に始まり精神障害を伴い、進行性で予後不良。 ⇒ぶ‐とう【舞踏】 ふとう‐ひょうじ不当表示‥タウヘウ‥ 消費者を不当に誘引するため、広告などの表示の際、品質・価格・販売条件その他について誇張や虚偽の表現をすること。 ⇒ふ‐とう【不当】 ふとう‐ふくつ不撓不屈‥タウ‥ 困難にあってもひるまず、くじけないこと。「―の精神」 ⇒ふ‐とう【不撓】 ふとうへん‐さんかっけい不等辺三角形‥カク‥ 3辺の長さがすべて相異なる三角形。 ふどう‐ほう不動法‥ホフ 密教で、不動明王を本尊として息災などを祈願する修法しゅほう⇒ふ‐どう【不動】 ぶどう‐まく葡萄膜‥ダウ‥ 眼の虹彩・毛様体・脈絡膜の総称。 ⇒ぶどう【葡萄】 ふどう‐みょうおう不動明王‥ミヤウワウ (梵語Acalanātha 動かざる尊者の意)五大明王・八大明王の一つ。仏典では最初、大日如来の使者として登場し、やがて大日如来が教化し難い衆生しゅじょうを救うために忿怒ふんぬの姿を仮に現したものとする。普通、一面二臂で、右手に降魔の剣を持ち、左手に羂索けんじゃくを持つ。矜羯羅こんがら・制吒迦せいたかの二童子などを従える。不動尊。無動尊。→安鎮法→三不動 不動明王 ⇒ふ‐どう【不動】 ふ‐とうめい不透明】 ①すきとおっていないさま。物質が光を通さないこと。「―な液体」 ②先行きが見通せなかったり、不審な点があったりするさま。「―な会計」 ふとうもう‐しょくぶつ不等毛植物】 黄色植物の一門。羽型と尾型の長さの異なる2本の鞭毛をもつ藻類。珪藻・ラフィド藻・真正眼点藻・黄金色藻・黄緑藻・褐藻などを含む。 ⇒ふ‐とう【不等】 ふとう‐もの不当者‥タウ‥ (→)不当人に同じ。 ⇒ふ‐とう【不当】 ぶとう‐もの無道者‥タウ‥ 人道にそむく者。不道者。 ⇒ぶ‐とう【無道】 ふとう‐よう不等葉‥エフ 茎の同一節またはその近くにつく葉の形で著しく異なるもの。主として茎の背腹性による。ヒノキ・ウワバミソウなど。 ⇒ふ‐とう【不等】 ふとう‐りとく不当利得‥タウ‥ 〔法〕ある人が法律上の原因なしに他人の財産または労務によって利益を受け、その結果として他人に損失を与えること。 ⇒ふ‐とう【不当】 ふどうり‐もの不道理者‥ダウ‥ (→)無道ぶとうに同じ。 ふとう‐ろうどうこうい不当労働行為‥タウラウ‥カウヰ 使用者が、労働者の団結権・団体交渉権・争議権および組合の自主性などを侵害する一定の行為。労働組合法によれば、労働者が組合員であることその他の理由で不利益な取扱いをする行為、黄犬こうけん契約、団体交渉の拒否、組合に対する経費援助その他組合運営に対する支配介入行為など。これに対し労働者側からは、労働委員会や裁判所に救済を求め得る。 ⇒ふ‐とう【不当】 ふと‐お太緒‥ヲ ①太い緒。 ②太い絃の糸。 ③太い鼻緒。好色一代男4「―を雪駄いかつげにはきなして」 ふと‐おび太帯】 白い布をせまく折って絎けた帯。上帯うわおびふと‐おり太織・絁】 太糸すなわち玉糸または熨斗のし糸を使って平織にした地厚の絹織物。伊勢崎太織・秩父太織・渋川太織など。ふとり。ふとぎぬ。 ふど‐き風土記】 地方別に風土・産物・文化その他の情勢を記したもの。 ふどき風土記】 713年(和銅6)元明天皇の詔によって、諸国に命じて郡郷の名の由来、地形、産物、伝説などを記して撰進させた地誌。完本として伝わるものは出雲風土記のみで、常陸・播磨の両風土記は一部が欠け、豊後・肥前のものはかなり省略されていて、撰進された時期も一律ではない。文体は国文体を交えた漢文体。平安時代や江戸時代に編まれた風土記と区別するため「古風土記」という。→出雲風土記→播磨風土記→肥前風土記→常陸風土記→豊後風土記 →文献資料[出雲国風土記] ふと‐ぎぬ太絹・絁】 太織の絹布。孝徳紀「凡そ絹かとり、―、糸、綿は並に郷土くにの出せるに随へ」 ふ‐とく不徳】 ①徳にそむくこと。不道徳。 ②徳が足りないこと。 ⇒不徳の致すところ ふ‐とく婦徳】 婦人の守るべき徳義。 ぶ‐とく武徳】 武道または武事の徳義。 ⇒ぶとく‐かい【武徳会】 ⇒ぶとく‐でん【武徳殿】 ⇒ぶとく‐もん【武徳門】 ふ‐とくい不得意】 得意でないこと。得手でないこと。長所でないこと。不得手。「―な科目」 ぶとく‐かい武徳会‥クワイ 大日本武徳会の略称。 ⇒ぶ‐とく【武徳】 ふ‐とくぎ不徳義】 人の踏むべき正しい道にそむくこと。義理を欠くこと。「―な男」「―漢」 ふ‐とくさく不得策】 ためにならないこと。不利益。 ふ‐とくしん不得心】 ①納得しがたいこと。源平盛衰記14「我だにも見飽かず、―なりと思ひて」 ②道理をわきまえないこと。不心得なこと。無作法なこと。太平記21「紅葉の下枝を―なる下部どもが引き折りけるを」 ③思いやりのない心。人間らしくない心。史記抄「猜忍人也とは―なる者を云ふぞ」 ふ‐とくてい不特定】 特にそれと定めないこと。また、定まっていないこと。 ⇒ふとくてい‐たすう【不特定多数】 ⇒ふとくてい‐ぶつ【不特定物】 ふとくてい‐たすう不特定多数】 性質・傾向などを特定しないため、さまざまなものが数多くあること。「―の人」 ⇒ふ‐とくてい【不特定】 ふとくてい‐ぶつ不特定物】 取引に際して、当事者が具体的に物を特定せず、種類・数量などを指定して取引するもの。 ⇒ふ‐とくてい【不特定】 ぶとく‐でん武徳殿】 ①平安京大内裏だいだいりの殿舎の一つ。殷富門内、右兵衛府の東にあって、東面。ここで騎射・競馬くらべうまなどを天覧。弓場殿ゆばどの。古今著聞集11「―の競馬の所に」→大内裏(図)。 ②1895年(明治28)に平安神宮境内に設けた、大日本武徳会の大演武場。今は廃止。 ⇒ぶ‐とく【武徳】

広辞苑 ページ 17300