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つい【終】ツヒ🔗⭐🔉
つい【終】ツヒ
①おわり。はて。源氏物語帚木「―のたのみ所には思ひおくべかりける」。「―のすみか」
②特に、人生のおわり。死。最期さいご。源氏物語椎本「―の別れをのがれぬわざなめれど」
③(副詞的に)(→)「ついぞ」に同じ。
つい(副詞)🔗⭐🔉
つい
〔副〕
①はからず。思わず。「―過あやまって」
②時間や距離がわずかなさま。ちょっと。「―先程」「―近くまで」
③動作のすばやいさま。狂言、月見座頭「歌の一首や二首は―詠む事でおりやる」
つい(接頭)🔗⭐🔉
つい
〔接頭〕
(ツキ(突)の音便)動詞に添えて語勢を強め、また、「ちょっと」「そのまま」「突然」などの意を表す。落窪物語1「―かがまりて」。源氏物語若紫「―ゐたり」
ツイード【tweed】🔗⭐🔉
ツイード【tweed】
(→)スコッチ1に同じ。
つい・いる【つい居る】‥ヰル🔗⭐🔉
つい・いる【つい居る】‥ヰル
〔自上一〕
(ツイは接頭語)
①ひざまずく。かしこまる。源氏物語夕顔「御随身―・ゐて」
②ちょっといる。そのままにいる。源氏物語野分「端の方に―・ゐ給ひて」
つい‐いん【追院】‥ヰン🔗⭐🔉
つい‐いん【追院】‥ヰン
江戸時代、僧に科した刑の一種。犯罪の宣告を受けた僧を、居住の寺院に帰ることを許さず直ちに追放すること。いったん寺院に帰ることを許す退院より重い。
ついえ【費え・弊え・潰え】ツヒエ🔗⭐🔉
ついえ【費え・弊え・潰え】ツヒエ
(動詞ツイユの連用形から)
①くずれやぶれること。悪くなること。
②つかれ苦しむこと。弱ること。太平記37「あはれ―に乗る(弱点につけこむ)処やと思ひければ」
③かかり。費用。入費。今昔物語集7「軽物を分ちて交易するに、その―多かり」。「思わぬ―」
④無用の入費。損害。むだづかい。方丈記「七珍万宝さながら灰燼となりにき。その―いくそばくぞ」。「国家の―」
◇3・4は、ふつう「費え」と書く。
つい・える【費える・弊える・潰える】ツヒエル🔗⭐🔉
つい・える【費える・弊える・潰える】ツヒエル
〔自下一〕[文]つひ・ゆ(下二)
①へる。乏しくなる。皇極紀「損おとり―・ゆること極めて甚だし」。「貯えが―・える」
②やつれ、おとろえる。疲れる。源氏物語蓬生「年ごろいたう―・えたれど」
③くずれる。また、潰走する。〈色葉字類抄〉。「優勝の夢が―・える」
④いたずらに経過する。「無駄に一日が―・える」
◇1・4には、ふつう「費」を使う。
つい‐えん【追遠】‥ヱン🔗⭐🔉
つい‐えん【追遠】‥ヱン
[論語学而「終りを慎み遠きを追えば、民の徳厚きに帰す」]先祖の徳を追慕して心をこめて供養すること。
つい‐おう【堆黄】‥ワウ🔗⭐🔉
つい‐おう【堆黄】‥ワウ
堆朱ついしゅの一種。黄色の漆を主体とするもの。
つい‐おく【追憶】🔗⭐🔉
つい‐おく【追憶】
過ぎ去ったことを思い出すこと。追懐。「―にひたる」
つい‐か【追加】🔗⭐🔉
つい‐か【追加】
①後から増し加えること。また、その加えられたもの。
②連歌・俳諧で、千句・万句などのあとに当季の句を発句とした表一順をつけ加えること。また、そのもの。
⇒ついか‐はいとう【追加配当】
⇒ついか‐よさん【追加予算】
つい‐か【墜下】🔗⭐🔉
つい‐か【墜下】
下におちること。墜落。落下。
つい‐かい【追悔】‥クワイ🔗⭐🔉
つい‐かい【追悔】‥クワイ
事の終わった後からくやむこと。後悔。
つい‐かい【追懐】‥クワイ🔗⭐🔉
つい‐かい【追懐】‥クワイ
昔の事や人などをあとから思い出してしのぶこと。追憶。追想。「―の情」「故人を―する」
つい‐がき【築垣・築牆】🔗⭐🔉
つい‐がき【築垣・築牆】
(ツキカキの音便。ツイカキとも)(→)築地ついじに同じ。
つい‐がさね【衝重】🔗⭐🔉
つい‐がさね【衝重】
(ツキガサネの音便)神供じんぐや食器をのせるのに用いる膳具。折敷おしきの下に台をつけたもの。普通、白木を用いる。三方に穴をあけたのを三方さんぼう、四方に穴をあけたのを四方、穴をあけないのを供饗くぎょうという。
衝重

ついか‐はいとう【追加配当】‥タウ🔗⭐🔉
ついか‐はいとう【追加配当】‥タウ
破産手続で、最後の配当の通知を発した後に、新たに配当にあてるべき財産があった時に行う配当。
⇒つい‐か【追加】
つい‐かん【追刊】🔗⭐🔉
つい‐かん【追刊】
後から続けて刊行すること。続刊。
つい‐かん【追完】‥クワン🔗⭐🔉
つい‐かん【追完】‥クワン
〔法〕追認とほぼ同義に用いられる語。
つい‐がん【追願】‥グワン🔗⭐🔉
つい‐がん【追願】‥グワン
ある願いをしている上に、さらに他の願いをあとから出すこと。おいねがい。
ついかん‐ばん【椎間板】🔗⭐🔉
ついかん‐ばん【椎間板】
脊柱せきちゅうに連なる椎骨と椎骨との間にある円板状の組織。中心部の髄核と周辺の線維輪から成り、髄核は水分に富むゼリー状、線維輪は線維軟骨。椎間円板。
⇒ついかんばん‐ヘルニア【椎間板ヘルニア】
ついかんばん‐ヘルニア【椎間板ヘルニア】🔗⭐🔉
ついかんばん‐ヘルニア【椎間板ヘルニア】
椎間板の線維輪に変性・損傷があって、髄核が後方に脱出し、脊髄や神経根を圧迫して神経症状を起こす病態。特に下位腰椎に最も多く、この場合、坐骨神経痛の症状を呈する。
⇒ついかん‐ばん【椎間板】
つい‐き【追記】🔗⭐🔉
つい‐き【追記】
あとから付け足して、本文のあとに書き加えること。また、その文句。
つい‐き【鎚起】🔗⭐🔉
つい‐き【鎚起】
鍛金たんきんの一技法。金属板を鎚つちで立体的に打ちのばす金工技法。
つい‐きそ【追起訴】🔗⭐🔉
つい‐きそ【追起訴】
ある事件が第一審裁判所で審理中、検察官がその事件と併合審理を求めるため、同一被告人の別事件をその裁判所に公訴提起すること。
つい‐きゅう【追及】‥キフ🔗⭐🔉
つい‐きゅう【追及】‥キフ
①後から追いかけていっておいつくこと。
②責任などを、どこまでも追い責めること。「余罪を―する」
⇒ついきゅう‐けん【追及権】
つい‐きゅう【追求】‥キウ🔗⭐🔉
つい‐きゅう【追求】‥キウ
(ツイクとも)どこまでも後を追いかけ求めること。「幸福を―する」「利潤の―」
つい‐きゅう【追究】‥キウ🔗⭐🔉
つい‐きゅう【追究】‥キウ
学問などを、尋ねきわめること。追窮。「真理を―する」
つい‐きゅう【追咎】‥キウ🔗⭐🔉
つい‐きゅう【追咎】‥キウ
事のすんだ後になってとがめること。
つい‐きゅう【追給】‥キフ🔗⭐🔉
つい‐きゅう【追給】‥キフ
①給与などの不足分や増加分をあとから支給すること。また、その給与。
②不足分をあとから払うこと。追い払い。
つい‐きゅう【追窮】🔗⭐🔉
つい‐きゅう【追窮】
不確かなことを、どこまでもおしきわめること。追究。
つい‐きゅう【椎弓】🔗⭐🔉
つい‐きゅう【椎弓】
椎骨の椎体の背側から出る橋状の突起。椎孔を囲み、後ろ側・左右・上下に3種7個の突起を出す。棘きょく突起1、横おう突起2、上下の関節突起4。
ついきゅう‐けん【追及権】‥キフ‥🔗⭐🔉
ついきゅう‐けん【追及権】‥キフ‥
〔法〕物権の特性の一つ。その目的物の所有者または占有者が何人に変わっても、これに追随して行使しうる権能。
⇒つい‐きゅう【追及】
つい‐きょう【追孝】‥ケウ🔗⭐🔉
つい‐きょう【追孝】‥ケウ
⇒ついこう
つい‐きん【堆錦】🔗⭐🔉
つい‐きん【堆錦】
琉球漆器特有の装飾法。漆と多量の顔料とを混ぜたものを乾燥させて薄くのばし、模様に切り取り成形して、漆器面にはりつける。
つい‐きん【鎚金】🔗⭐🔉
つい‐きん【鎚金】
鍛金の一技法。金属を型に当て、または裏面から鏨たがねで打ち出し、表面に文様などを凸起させる。うちだし。
つい‐く【対句】🔗⭐🔉
つい‐く【対句】
修辞法の一つ。語の並べ方を同じくし、意味は対ついになる二つ以上の句を連ねて表現すること。また、それらの句。「魚は水に飽かず。魚にあらざれば、その心を知らず。鳥は林をねがふ。鳥にあらざれば、その心を知らず」の類。儷句れいく。
つい‐く【追駆】🔗⭐🔉
つい‐く【追駆】
あとから追いかけること。
つい‐くぐ・る【つい潜る】🔗⭐🔉
つい‐くぐ・る【つい潜る】
〔自四〕
(ツイは接頭語)ちょっとくぐる。平家物語4「揚る矢をば―・り」
つい‐げき【追撃】🔗⭐🔉
つい‐げき【追撃】
逃げて行く敵を後から追いかけて撃つこと。おいうち。尾撃。「―をかわす」
つい‐こう【追考】‥カウ🔗⭐🔉
つい‐こう【追考】‥カウ
あとから以前の物事について考えること。また、その考え。
つい‐こう【追行】‥カウ🔗⭐🔉
つい‐こう【追行】‥カウ
①あとから追いかけること。
②つづいてあとから事を行うこと。
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