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あみ【網】🔗⭐🔉
あみ【網】
①鳥獣や魚などをとるために、糸や針金を編んで造った道具。また一般に、糸や針金を編んで造ったもの。万葉集17「二上ふたがみの彼面おもて此面このもに―さして吾が待つ鷹を夢いめに告げつも」。「―ですくう」
②比喩的に、人や物を捕らえるために綿密にはりめぐらしたもの。「検問の―にひっかかる」「法の―をくぐる」
③(印刷で)網点・網版の略。
⇒網が上がる
⇒網が下りる
⇒網呑舟の魚を漏らす
⇒網無くて淵をのぞくな
⇒網を張る
あみ【醤蝦】🔗⭐🔉
あみ【醤蝦】
アミ目の甲殻類の総称。形はエビに似るが小形で、鋏はさみをもたない。体長1センチメートル内外。海産種が多く、沿岸から深海まで約1000種が知られている。釣りのまき餌にするほか、佃煮として食用。コマセアミ・イサザアミなど。新撰字鏡9「
、阿弥」
、阿弥」
あみ【阿弥】🔗⭐🔉
あみ【阿弥】
「阿弥陀号あみだごう」参照。
アミ【ami(e) フランス】🔗⭐🔉
アミ【ami(e) フランス】
友人。特に異性の友だち。愛人。
あみあげ‐ぐつ【編上靴】🔗⭐🔉
あみあげ‐ぐつ【編上靴】
足の甲や脛すねをおおう部分を紐でからげて履く半長靴。あみあげ。
アミアン【Amiens】🔗⭐🔉
アミアン【Amiens】
フランス北西部の都市。ソンム川に沿い、繊維工業が発達。13世紀建設のフランス最大の大聖堂は世界遺産。1802年英仏休戦条約締結の地。人口13万5千(1999)。
アミアン
提供:JTBフォト
あみ‐あんどん【網行灯】🔗⭐🔉
あみ‐あんどん【網行灯】
金網をはった行灯。
アミーゴ【amigo スペイン】🔗⭐🔉
アミーゴ【amigo スペイン】
(男性の)友だち。親友。
あみ‐いし【網石】🔗⭐🔉
あみ‐いし【網石】
漁網のおもりにする石。沈子いわ。
あみ‐いた【編板・箯輿】🔗⭐🔉
あみ‐いた【編板・箯輿】
⇒あんだ。〈倭名類聚鈔13〉
あみ‐いと【編糸】🔗⭐🔉
あみ‐いと【編糸】
編物用の糸。毛糸・レース糸など。
アミーバ【amoeba】🔗⭐🔉
アミーバ【amoeba】
⇒アメーバ
あみいり‐ガラス【網入硝子】🔗⭐🔉
あみいり‐ガラス【網入硝子】
金網を封じ込んだ板ガラス。衝撃などに比較的よく堪える。
アミール【amīr アラビア】🔗⭐🔉
アミール【amīr アラビア】
司令官。総督。首長。また、イスラム王朝の君主または王子の称号。
アミーレ‐フスラウ【Amīr-i Khusraw】🔗⭐🔉
アミーレ‐フスラウ【Amīr-i Khusraw】
北インド出身のペルシア語詩人。「インドの鸚鵡」の渾名を持つ。叙事詩「マジュヌーンとライラー」など。(1253〜1325)
あみ‐うち【網打ち】🔗⭐🔉
あみ‐うち【網打ち】
①投網とあみを打って魚を捕ること。また、その人。
②(その形が投網を打つさまに似ているところから)相撲の手の一つ。相手の差し手を両手で抱えるようにして、差し手の側に捻ひねり倒すもの。
あみうち
⇒あみうち‐ば【網打場】
あみうち‐ば【網打場】🔗⭐🔉
あみうち‐ば【網打場】
江戸深川の遊里の一つで、やや下等な所。
⇒あみ‐うち【網打ち】
あみ‐うど【網人】🔗⭐🔉
あみ‐うど【網人】
(アミビトの転)漁師。平家物語3「―に魚をもらうてもち」
アミエル【Henri Frédéric Amiel】🔗⭐🔉
アミエル【Henri Frédéric Amiel】
フランス系スイスの哲学者・文学者。深い省察に満ちた、30年余にわたる「日記」で有名。(1821〜1881)
あみ‐おり【網織】🔗⭐🔉
あみ‐おり【網織】
細かく切った漁網を緯糸よこいとに交ぜて織った織物。
○網が上がるあみがあがる🔗⭐🔉
○網が上がるあみがあがる
①事が解決する。
②隠していたことが露見する。
⇒あみ【網】
○網が下りるあみがおりる🔗⭐🔉
○網が下りるあみがおりる
犯罪が暴露して、捕り手に捕縛される。
⇒あみ【網】
あみ‐がき【網垣】
漁網を干す棚。
あみ‐がさ【編笠】
菅すげまたは藁わら・藺いなどで編んだ笠。日よけや顔をかくすため、近世大いに行われ、製法・材料・形状により種類が多い。〈[季]夏〉。「―姿の浪人」
編笠
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒あみがさ‐じり【編笠尻】
⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】
⇒あみがさ‐そう【編笠草】
⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】
⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】
⇒あみがさ‐もち【編笠餅】
⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】
⇒編笠一蓋
⇒あみがさ‐じり【編笠尻】
⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】
⇒あみがさ‐そう【編笠草】
⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】
⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】
⇒あみがさ‐もち【編笠餅】
⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】
⇒編笠一蓋
あみ‐がき【網垣】🔗⭐🔉
あみ‐がき【網垣】
漁網を干す棚。
あみ‐がさ【編笠】🔗⭐🔉
あみ‐がさ【編笠】
菅すげまたは藁わら・藺いなどで編んだ笠。日よけや顔をかくすため、近世大いに行われ、製法・材料・形状により種類が多い。〈[季]夏〉。「―姿の浪人」
編笠
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒あみがさ‐じり【編笠尻】
⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】
⇒あみがさ‐そう【編笠草】
⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】
⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】
⇒あみがさ‐もち【編笠餅】
⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】
⇒編笠一蓋
○編笠一蓋あみがさいっかい
編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。
⇒あみ‐がさ【編笠】
⇒あみがさ‐じり【編笠尻】
⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】
⇒あみがさ‐そう【編笠草】
⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】
⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】
⇒あみがさ‐もち【編笠餅】
⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】
⇒編笠一蓋
○編笠一蓋あみがさいっかい
編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。
⇒あみ‐がさ【編笠】
○編笠一蓋あみがさいっかい🔗⭐🔉
○編笠一蓋あみがさいっかい
編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐じり【編笠尻】
(中国地方で)尻の細く弱い牛。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐ぜに【編笠銭】
編笠をかぶった乞食がもらうほどのわずかの銭。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐そう【編笠草】‥サウ
エノキグサ(榎草)の別称。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐たけ【編笠茸】
子嚢菌類のきのこ。傘は淡褐色の円錐形または楕円形で、表面は大小の凹みがあり、蜂の巣状。春に陰地に発生。同属に数種があり、欧米では食用。別属のシャグマアミガサタケは猛毒で致命的。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】
①遊郭に通う人に、顔をおおう編笠を貸すことを業とした茶屋。京都島原の丹波口や、江戸新吉原の大門おおもん外にあった。歌舞伎、助六所縁江戸桜「せかれて間夫は―、意気と張との仲の町」
②大坂の福島辺にあった私娼街。風流志道軒伝「浮名をかぶる―」
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐もち【編笠餅】
糝粉しんこをねって薄く円く延ばし、中に餡あんを入れて二つに折り編笠の形にした餅。あみがさだんご。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐ゆり【編笠百合】
バイモ(貝母)の別称。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみ‐がしら【罔頭】
(「罔」は「網」の古字)漢字の頭かしらの一つ。「置」「罪」・「罕」などの頭の「罒」「
」の称。
あみ‐き【編み機】
糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。
あみ‐ぎぬ【網衣】
網の目のようにあらく織った布。また、それでつくった衣服。
あみ‐ぐみ【網組】
多数の漁業者が共同出資し、労力を提供しあって行う網漁業組織。
あみ‐ぐら【網倉】
漁業用の網や綱をおさめる倉。
あみ‐ぐるみ【編み包み】
毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。
あみ‐こ【網子】
網元(網主)の下でもっぱら網漁業に従事する漁夫。あこ。あんご。
あみ‐こみ【編み込み】
編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。
あみ‐こ・む【編み込む】
〔他五〕
模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。
あみ‐さ・す【網さす】
〔自四〕
鳥網を張る。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし―・さば」
あみ‐じ【網地】‥ヂ
網の目に編んだ布地。漁網の網地には、編み方により本目網ほんめあみ・蛙股網かえるまたあみ・綟網もじあみ・無結節網などの種類がある。
⇒あみじ‐ぐさ【網地草】
あみじ‐ぐさ【網地草】‥ヂ‥
褐藻類アミジグサ科の海藻。茶褐色。帯状の体で、叉状に分枝しながら高さ30センチメートルに達する。冬から夏にかけて低潮線付近の岩上に生育。世界各地の海岸に分布。
⇒あみ‐じ【網地】
あみ‐ジバン【網襦袢】
①レースなどで網目に作った夏向きのジバン。〈[季]夏〉
②歌舞伎の衣裳。紅絹もみの筒袖の上に網をかけて着、武士や盗賊の軽武装に用いる。
あみじま【網島】
大阪市都島区にある地で、旧大和川と淀川との合流点。「心中天の網島」で名高い。
あみ‐じゃくし【網杓子】
汁気・油気を切って材料をすくいとれるように、すくう部分が網になっている金属製の杓子。
あみ‐シャツ【網シャツ】
レースなどで網目に作ったシャツ。夏の肌着に用いる。
あみ‐しゅう【阿弥衆】
中世以降時宗教団に従属する半僧半俗の客寮衆の称。妻子を養い、諸芸に従事し、阿弥号で呼ばれたのでいう。
あみ‐しろ【網代】
漁業収益のうち、網主に対して配当される分け前。あみだま。
あみ・す【浴みす】
〔他下二〕
水・湯などを体に注ぎかける。あびせる。
あみ‐すき【網結】
網を作ること。また、その人。
⇒あみすき‐ばり【網結針】
あみすき‐ばり【網結針】
網をすく針。竹または鯨鬚くじらひげ・合成樹脂などで作る。あみばり。あばり。
⇒あみ‐すき【網結】
あみすて‐かご【編捨籠】
中央を編んで、周囲は編みかけのままにした竹籠。魚などの形をくずさず煮るのに用いる。
あみ‐そ【網麻】
網をすく材料として用いる麻糸。
あみだ【阿弥陀】
(梵語Amitāyusは無量寿、Amitābhaは無量光と漢訳)
①〔仏〕西方にある極楽世界を主宰するという仏。法蔵菩薩として修行していた過去久遠の昔、衆生しゅじょう救済のため四十八願を発し、成就して阿弥陀仏となったという。その第十八願は、念仏を修する衆生は極楽浄土に往生できると説く。浄土宗・浄土真宗などの本尊。阿弥陀仏。阿弥陀如来。略して弥陀。無量寿(仏)。無量光(仏)。
阿弥陀
②「あみだがさ」「あみだかぶり」「あみだくじ」の略。
③(放射状の輻やが阿弥陀仏の光背に似ることから)輪金をはめた車輪の周囲の木。
⇒あみだ‐がさ【阿弥陀笠】
⇒あみだ‐かぶり【阿弥陀被り】
⇒あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】
⇒あみだ‐きょう【阿弥陀経】
⇒あみだ‐くじ【阿弥陀籤】
⇒あみだ‐こう【阿弥陀講】
⇒あみだ‐ごう【阿弥陀号】
⇒あみだ‐ごま【阿弥陀護摩】
⇒あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】
⇒あみだ‐じ【阿弥陀寺】
⇒あみだ‐どう【阿弥陀堂】
⇒あみだ‐にじゅうごぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】
⇒あみだ‐の‐ひかり【阿弥陀の光】
⇒あみだ‐ひじり【阿弥陀聖】
⇒あみだ‐ほう【阿弥陀法】
⇒あみだ‐まんだら【阿弥陀曼荼羅】
⇒あみだ‐らいごう‐ず【阿弥陀来迎図】
⇒あみだ‐わり【阿弥陀割】
⇒阿弥陀の光も金次第
あみ‐だいく【網大工】
いろいろの網地と綱、浮子、沈子などを組み合わせて、網漁具を仕立て上げる人。
あみだ‐がさ【阿弥陀笠】
あみだかぶりにかぶった笠。あみだ。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐かぶり【阿弥陀被り】
阿弥陀仏が光背を負うたように、帽子などを後頭部に傾けてかぶること。あみだ。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】
(もと山腹と山麓に阿弥陀堂があったからという)京都市東山の一峰。七条の東にある。豊太閤の廟がある。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐きょう【阿弥陀経】‥キヤウ
浄土三部経の一つ。402年鳩摩羅什くまらじゅうの訳。1巻。仏が西方極楽浄土の荘厳を説き、称名念仏をすすめるもの。小経。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐くじ【阿弥陀籤】
(籤の線の引き方が、阿弥陀の光背に似て放射状であったのによる)人数分引いた線の一端に金額を記して籤とし、各自が引き当てた額の銭を出し、菓子を買ったり飲食したりなどするもの。近年は平行線に梯子はしご状の横線を書き加えたものが普通。あみだ。あみだのひかり。くものすごこう。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみ‐たけ【網茸】
担子菌類の食用きのこ。夏秋にアカマツ林内の地上に発生。全体が黄褐色で、傘に多数の管孔があり、これが網目状に見える。
あみだ‐こう【阿弥陀講】‥カウ
阿弥陀仏の功徳くどくをたたえる法会。往生講。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐ごう【阿弥陀号】‥ガウ
中世以降、浄土系の僧・仏工・画工・能役者などの名の下に「阿弥陀仏」「阿弥」「阿」などとつけたもの。妙本阿弥陀仏・本阿弥・世阿の類。阿号。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐ごま【阿弥陀護摩】
密教で、阿弥陀如来を本尊として息災・延命などを祈るために修する護摩。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】
阿弥陀仏とその左右に脇侍きょうじする観世音・勢至せいしの二菩薩。弥陀三尊。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐じ【阿弥陀寺】
①京都市上京区にある浄土宗の寺。もと西陣の元伊佐町にあり、織田信長父子の墓所。1587年(天正15)今の地に移転。
②下関市にあった真言宗の寺。もと浄土宗で、壇ノ浦の合戦後、安徳天皇や戦死者を境内に葬る。1875年(明治8)神社となり赤間神宮(旧称、赤間宮)という。
③山口県防府市牟礼にある真言宗の寺。東大寺再興の拠点として1187年(文治3)重源の創立。東大寺別処。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみ‐だ・す【編み出す】
〔他五〕
①新しい物事を考え出す。また、作り出す。「新しい方法を―・す」
②編み始める。
あみだ‐どう【阿弥陀堂】‥ダウ
①阿弥陀如来を安置した堂。
②利休好みの茶の湯釜。利休が釜師与次郎に命じて作らせたもの。名の由来とされる有馬の阿弥陀堂との関連は諸説あって不詳。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみ‐だな【網棚】
(もと、網を張って作った)汽車・電車の車室や船室内の側壁上方にある棚。携帯物をのせるのに用いる。
あみだ‐にじゅうごぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】‥ジフ‥
(→)二十五菩薩に同じ。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐の‐ひかり【阿弥陀の光】
(→)「あみだくじ」に同じ。犬筑波「一筋に―たのむなり」
⇒あみだ【阿弥陀】
」の称。
あみ‐き【編み機】
糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。
あみ‐ぎぬ【網衣】
網の目のようにあらく織った布。また、それでつくった衣服。
あみ‐ぐみ【網組】
多数の漁業者が共同出資し、労力を提供しあって行う網漁業組織。
あみ‐ぐら【網倉】
漁業用の網や綱をおさめる倉。
あみ‐ぐるみ【編み包み】
毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。
あみ‐こ【網子】
網元(網主)の下でもっぱら網漁業に従事する漁夫。あこ。あんご。
あみ‐こみ【編み込み】
編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。
あみ‐こ・む【編み込む】
〔他五〕
模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。
あみ‐さ・す【網さす】
〔自四〕
鳥網を張る。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし―・さば」
あみ‐じ【網地】‥ヂ
網の目に編んだ布地。漁網の網地には、編み方により本目網ほんめあみ・蛙股網かえるまたあみ・綟網もじあみ・無結節網などの種類がある。
⇒あみじ‐ぐさ【網地草】
あみじ‐ぐさ【網地草】‥ヂ‥
褐藻類アミジグサ科の海藻。茶褐色。帯状の体で、叉状に分枝しながら高さ30センチメートルに達する。冬から夏にかけて低潮線付近の岩上に生育。世界各地の海岸に分布。
⇒あみ‐じ【網地】
あみ‐ジバン【網襦袢】
①レースなどで網目に作った夏向きのジバン。〈[季]夏〉
②歌舞伎の衣裳。紅絹もみの筒袖の上に網をかけて着、武士や盗賊の軽武装に用いる。
あみじま【網島】
大阪市都島区にある地で、旧大和川と淀川との合流点。「心中天の網島」で名高い。
あみ‐じゃくし【網杓子】
汁気・油気を切って材料をすくいとれるように、すくう部分が網になっている金属製の杓子。
あみ‐シャツ【網シャツ】
レースなどで網目に作ったシャツ。夏の肌着に用いる。
あみ‐しゅう【阿弥衆】
中世以降時宗教団に従属する半僧半俗の客寮衆の称。妻子を養い、諸芸に従事し、阿弥号で呼ばれたのでいう。
あみ‐しろ【網代】
漁業収益のうち、網主に対して配当される分け前。あみだま。
あみ・す【浴みす】
〔他下二〕
水・湯などを体に注ぎかける。あびせる。
あみ‐すき【網結】
網を作ること。また、その人。
⇒あみすき‐ばり【網結針】
あみすき‐ばり【網結針】
網をすく針。竹または鯨鬚くじらひげ・合成樹脂などで作る。あみばり。あばり。
⇒あみ‐すき【網結】
あみすて‐かご【編捨籠】
中央を編んで、周囲は編みかけのままにした竹籠。魚などの形をくずさず煮るのに用いる。
あみ‐そ【網麻】
網をすく材料として用いる麻糸。
あみだ【阿弥陀】
(梵語Amitāyusは無量寿、Amitābhaは無量光と漢訳)
①〔仏〕西方にある極楽世界を主宰するという仏。法蔵菩薩として修行していた過去久遠の昔、衆生しゅじょう救済のため四十八願を発し、成就して阿弥陀仏となったという。その第十八願は、念仏を修する衆生は極楽浄土に往生できると説く。浄土宗・浄土真宗などの本尊。阿弥陀仏。阿弥陀如来。略して弥陀。無量寿(仏)。無量光(仏)。
阿弥陀
②「あみだがさ」「あみだかぶり」「あみだくじ」の略。
③(放射状の輻やが阿弥陀仏の光背に似ることから)輪金をはめた車輪の周囲の木。
⇒あみだ‐がさ【阿弥陀笠】
⇒あみだ‐かぶり【阿弥陀被り】
⇒あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】
⇒あみだ‐きょう【阿弥陀経】
⇒あみだ‐くじ【阿弥陀籤】
⇒あみだ‐こう【阿弥陀講】
⇒あみだ‐ごう【阿弥陀号】
⇒あみだ‐ごま【阿弥陀護摩】
⇒あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】
⇒あみだ‐じ【阿弥陀寺】
⇒あみだ‐どう【阿弥陀堂】
⇒あみだ‐にじゅうごぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】
⇒あみだ‐の‐ひかり【阿弥陀の光】
⇒あみだ‐ひじり【阿弥陀聖】
⇒あみだ‐ほう【阿弥陀法】
⇒あみだ‐まんだら【阿弥陀曼荼羅】
⇒あみだ‐らいごう‐ず【阿弥陀来迎図】
⇒あみだ‐わり【阿弥陀割】
⇒阿弥陀の光も金次第
あみ‐だいく【網大工】
いろいろの網地と綱、浮子、沈子などを組み合わせて、網漁具を仕立て上げる人。
あみだ‐がさ【阿弥陀笠】
あみだかぶりにかぶった笠。あみだ。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐かぶり【阿弥陀被り】
阿弥陀仏が光背を負うたように、帽子などを後頭部に傾けてかぶること。あみだ。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】
(もと山腹と山麓に阿弥陀堂があったからという)京都市東山の一峰。七条の東にある。豊太閤の廟がある。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐きょう【阿弥陀経】‥キヤウ
浄土三部経の一つ。402年鳩摩羅什くまらじゅうの訳。1巻。仏が西方極楽浄土の荘厳を説き、称名念仏をすすめるもの。小経。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐くじ【阿弥陀籤】
(籤の線の引き方が、阿弥陀の光背に似て放射状であったのによる)人数分引いた線の一端に金額を記して籤とし、各自が引き当てた額の銭を出し、菓子を買ったり飲食したりなどするもの。近年は平行線に梯子はしご状の横線を書き加えたものが普通。あみだ。あみだのひかり。くものすごこう。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみ‐たけ【網茸】
担子菌類の食用きのこ。夏秋にアカマツ林内の地上に発生。全体が黄褐色で、傘に多数の管孔があり、これが網目状に見える。
あみだ‐こう【阿弥陀講】‥カウ
阿弥陀仏の功徳くどくをたたえる法会。往生講。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐ごう【阿弥陀号】‥ガウ
中世以降、浄土系の僧・仏工・画工・能役者などの名の下に「阿弥陀仏」「阿弥」「阿」などとつけたもの。妙本阿弥陀仏・本阿弥・世阿の類。阿号。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐ごま【阿弥陀護摩】
密教で、阿弥陀如来を本尊として息災・延命などを祈るために修する護摩。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】
阿弥陀仏とその左右に脇侍きょうじする観世音・勢至せいしの二菩薩。弥陀三尊。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐じ【阿弥陀寺】
①京都市上京区にある浄土宗の寺。もと西陣の元伊佐町にあり、織田信長父子の墓所。1587年(天正15)今の地に移転。
②下関市にあった真言宗の寺。もと浄土宗で、壇ノ浦の合戦後、安徳天皇や戦死者を境内に葬る。1875年(明治8)神社となり赤間神宮(旧称、赤間宮)という。
③山口県防府市牟礼にある真言宗の寺。東大寺再興の拠点として1187年(文治3)重源の創立。東大寺別処。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみ‐だ・す【編み出す】
〔他五〕
①新しい物事を考え出す。また、作り出す。「新しい方法を―・す」
②編み始める。
あみだ‐どう【阿弥陀堂】‥ダウ
①阿弥陀如来を安置した堂。
②利休好みの茶の湯釜。利休が釜師与次郎に命じて作らせたもの。名の由来とされる有馬の阿弥陀堂との関連は諸説あって不詳。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみ‐だな【網棚】
(もと、網を張って作った)汽車・電車の車室や船室内の側壁上方にある棚。携帯物をのせるのに用いる。
あみだ‐にじゅうごぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】‥ジフ‥
(→)二十五菩薩に同じ。
⇒あみだ【阿弥陀】
あみだ‐の‐ひかり【阿弥陀の光】
(→)「あみだくじ」に同じ。犬筑波「一筋に―たのむなり」
⇒あみだ【阿弥陀】
あみがさ‐じり【編笠尻】🔗⭐🔉
あみがさ‐じり【編笠尻】
(中国地方で)尻の細く弱い牛。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐ぜに【編笠銭】🔗⭐🔉
あみがさ‐ぜに【編笠銭】
編笠をかぶった乞食がもらうほどのわずかの銭。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐そう【編笠草】‥サウ🔗⭐🔉
あみがさ‐そう【編笠草】‥サウ
エノキグサ(榎草)の別称。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐たけ【編笠茸】🔗⭐🔉
あみがさ‐たけ【編笠茸】
子嚢菌類のきのこ。傘は淡褐色の円錐形または楕円形で、表面は大小の凹みがあり、蜂の巣状。春に陰地に発生。同属に数種があり、欧米では食用。別属のシャグマアミガサタケは猛毒で致命的。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】🔗⭐🔉
あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】
①遊郭に通う人に、顔をおおう編笠を貸すことを業とした茶屋。京都島原の丹波口や、江戸新吉原の大門おおもん外にあった。歌舞伎、助六所縁江戸桜「せかれて間夫は―、意気と張との仲の町」
②大坂の福島辺にあった私娼街。風流志道軒伝「浮名をかぶる―」
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐もち【編笠餅】🔗⭐🔉
あみがさ‐もち【編笠餅】
糝粉しんこをねって薄く円く延ばし、中に餡あんを入れて二つに折り編笠の形にした餅。あみがさだんご。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみがさ‐ゆり【編笠百合】🔗⭐🔉
あみがさ‐ゆり【編笠百合】
バイモ(貝母)の別称。
⇒あみ‐がさ【編笠】
あみ‐がしら【罔頭】🔗⭐🔉
あみ‐がしら【罔頭】
(「罔」は「網」の古字)漢字の頭かしらの一つ。「置」「罪」・「罕」などの頭の「罒」「
」の称。
」の称。
あみ‐き【編み機】🔗⭐🔉
あみ‐き【編み機】
糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。
あみ‐ぎぬ【網衣】🔗⭐🔉
あみ‐ぎぬ【網衣】
網の目のようにあらく織った布。また、それでつくった衣服。
あみ‐ぐみ【網組】🔗⭐🔉
あみ‐ぐみ【網組】
多数の漁業者が共同出資し、労力を提供しあって行う網漁業組織。
あみ‐ぐら【網倉】🔗⭐🔉
あみ‐ぐら【網倉】
漁業用の網や綱をおさめる倉。
あみ‐ぐるみ【編み包み】🔗⭐🔉
あみ‐ぐるみ【編み包み】
毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。
あみ‐こ【網子】🔗⭐🔉
あみ‐こ【網子】
網元(網主)の下でもっぱら網漁業に従事する漁夫。あこ。あんご。
あみ‐こみ【編み込み】🔗⭐🔉
あみ‐こみ【編み込み】
編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。
あみ‐こ・む【編み込む】🔗⭐🔉
あみ‐こ・む【編み込む】
〔他五〕
模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。
あみ‐さ・す【網さす】🔗⭐🔉
あみ‐さ・す【網さす】
〔自四〕
鳥網を張る。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし―・さば」
あみ‐じ【網地】‥ヂ🔗⭐🔉
あみ‐じ【網地】‥ヂ
網の目に編んだ布地。漁網の網地には、編み方により本目網ほんめあみ・蛙股網かえるまたあみ・綟網もじあみ・無結節網などの種類がある。
⇒あみじ‐ぐさ【網地草】
あみじ‐ぐさ【網地草】‥ヂ‥🔗⭐🔉
あみじ‐ぐさ【網地草】‥ヂ‥
褐藻類アミジグサ科の海藻。茶褐色。帯状の体で、叉状に分枝しながら高さ30センチメートルに達する。冬から夏にかけて低潮線付近の岩上に生育。世界各地の海岸に分布。
⇒あみ‐じ【網地】
あみ‐ジバン【網襦袢】🔗⭐🔉
あみ‐ジバン【網襦袢】
①レースなどで網目に作った夏向きのジバン。〈[季]夏〉
②歌舞伎の衣裳。紅絹もみの筒袖の上に網をかけて着、武士や盗賊の軽武装に用いる。
あみじま【網島】🔗⭐🔉
あみじま【網島】
大阪市都島区にある地で、旧大和川と淀川との合流点。「心中天の網島」で名高い。
あみ‐じゃくし【網杓子】🔗⭐🔉
あみ‐じゃくし【網杓子】
汁気・油気を切って材料をすくいとれるように、すくう部分が網になっている金属製の杓子。
あみ‐シャツ【網シャツ】🔗⭐🔉
あみ‐シャツ【網シャツ】
レースなどで網目に作ったシャツ。夏の肌着に用いる。
あみ‐しゅう【阿弥衆】🔗⭐🔉
あみ‐しゅう【阿弥衆】
中世以降時宗教団に従属する半僧半俗の客寮衆の称。妻子を養い、諸芸に従事し、阿弥号で呼ばれたのでいう。
広辞苑に「アミ」で始まるの検索結果 1-50。もっと読み込む