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あみ【網】🔗🔉

あみ】 ①鳥獣や魚などをとるために、糸や針金を編んで造った道具。また一般に、糸や針金を編んで造ったもの。万葉集17「二上ふたがみの彼面おもて此面このもに―さして吾が待つ鷹を夢いめに告げつも」。「―ですくう」 ②比喩的に、人や物を捕らえるために綿密にはりめぐらしたもの。「検問の―にひっかかる」「法の―をくぐる」 ③(印刷で)網点・網版の略。 ⇒網が上がる ⇒網が下りる ⇒網呑舟の魚を漏らす ⇒網無くて淵をのぞくな ⇒網を張る

あみ【醤蝦】🔗🔉

あみ醤蝦】 アミ目の甲殻類の総称。形はエビに似るが小形で、鋏はさみをもたない。体長1センチメートル内外。海産種が多く、沿岸から深海まで約1000種が知られている。釣りのまき餌にするほか、佃煮として食用。コマセアミ・イサザアミなど。新撰字鏡9、阿弥」

あみ【阿弥】🔗🔉

あみ阿弥「阿弥陀号あみだごう参照。

アミ【ami(e) フランス】🔗🔉

アミami(e) フランス】 友人。特に異性の友だち。愛人。

あみあげ‐ぐつ【編上靴】🔗🔉

あみあげ‐ぐつ編上靴】 足の甲や脛すねをおおう部分を紐でからげて履く半長靴。あみあげ。

アミアン【Amiens】🔗🔉

アミアンAmiens】 フランス北西部の都市。ソンム川に沿い、繊維工業が発達。13世紀建設のフランス最大の大聖堂は世界遺産。1802年英仏休戦条約締結の地。人口13万5千(1999)。 アミアン 提供:JTBフォト

あみ‐あんどん【網行灯】🔗🔉

あみ‐あんどん網行灯】 金網をはった行灯。

アミーゴ【amigo スペイン】🔗🔉

アミーゴamigo スペイン】 (男性の)友だち。親友。

あみ‐いし【網石】🔗🔉

あみ‐いし網石】 漁網のおもりにする石。沈子いわ

あみ‐いた【編板・箯輿】🔗🔉

あみ‐いた編板・箯輿⇒あんだ。〈倭名類聚鈔13

あみ‐いと【編糸】🔗🔉

あみ‐いと編糸】 編物用の糸。毛糸・レース糸など。

アミーバ【amoeba】🔗🔉

アミーバamoeba⇒アメーバ

あみいり‐ガラス【網入硝子】🔗🔉

あみいり‐ガラス網入硝子】 金網を封じ込んだ板ガラス。衝撃などに比較的よく堪える。

アミール【amīr アラビア】🔗🔉

アミールamīr アラビア】 司令官。総督。首長。また、イスラム王朝の君主または王子の称号。

アミーレ‐フスラウ【Amīr-i Khusraw】🔗🔉

アミーレ‐フスラウAmīr-i Khusraw】 北インド出身のペルシア語詩人。「インドの鸚鵡」の渾名を持つ。叙事詩「マジュヌーンとライラー」など。(1253〜1325)

あみ‐うち【網打ち】🔗🔉

あみ‐うち網打ち】 ①投網とあみを打って魚を捕ること。また、その人。 ②(その形が投網を打つさまに似ているところから)相撲の手の一つ。相手の差し手を両手で抱えるようにして、差し手の側に捻ひねり倒すもの。 あみうち ⇒あみうち‐ば【網打場】

あみうち‐ば【網打場】🔗🔉

あみうち‐ば網打場】 江戸深川の遊里の一つで、やや下等な所。 ⇒あみ‐うち【網打ち】

あみ‐うど【網人】🔗🔉

あみ‐うど網人】 (アミビトの転)漁師。平家物語3「―に魚をもらうてもち」

アミエル【Henri Frédéric Amiel】🔗🔉

アミエルHenri Frédéric Amiel】 フランス系スイスの哲学者・文学者。深い省察に満ちた、30年余にわたる「日記」で有名。(1821〜1881)

あみ‐おり【網織】🔗🔉

あみ‐おり網織】 細かく切った漁網を緯糸よこいとに交ぜて織った織物。

あみ‐おろし【網卸し・網下し】🔗🔉

あみ‐おろし網卸し・網下し】 ①新調の網を初めて使用すること。 ②網漁始めの祝祭。恵比寿祝。大玉起し。 ○網が上がるあみがあがる ①事が解決する。 ②隠していたことが露見する。 ⇒あみ【網】 ○網が下りるあみがおりる 犯罪が暴露して、捕り手に捕縛される。 ⇒あみ【網】

○網が上がるあみがあがる🔗🔉

○網が上がるあみがあがる ①事が解決する。 ②隠していたことが露見する。 ⇒あみ【網】

○網が下りるあみがおりる🔗🔉

○網が下りるあみがおりる 犯罪が暴露して、捕り手に捕縛される。 ⇒あみ【網】 あみ‐がき網垣】 漁網を干す棚。 あみ‐がさ編笠】 菅すげまたは藁わら・藺などで編んだ笠。日よけや顔をかくすため、近世大いに行われ、製法・材料・形状により種類が多い。〈[季]夏〉。「―姿の浪人」 編笠 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒あみがさ‐じり【編笠尻】 ⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】 ⇒あみがさ‐そう【編笠草】 ⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】 ⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】 ⇒あみがさ‐もち【編笠餅】 ⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】 ⇒編笠一蓋

あみ‐がき【網垣】🔗🔉

あみ‐がき網垣】 漁網を干す棚。

あみ‐がさ【編笠】🔗🔉

あみ‐がさ編笠】 菅すげまたは藁わら・藺などで編んだ笠。日よけや顔をかくすため、近世大いに行われ、製法・材料・形状により種類が多い。〈[季]夏〉。「―姿の浪人」 編笠 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒あみがさ‐じり【編笠尻】 ⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】 ⇒あみがさ‐そう【編笠草】 ⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】 ⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】 ⇒あみがさ‐もち【編笠餅】 ⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】 ⇒編笠一蓋 ○編笠一蓋あみがさいっかい 編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

○編笠一蓋あみがさいっかい🔗🔉

○編笠一蓋あみがさいっかい 編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐じり編笠尻】 (中国地方で)尻の細く弱い牛。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐ぜに編笠銭】 編笠をかぶった乞食がもらうほどのわずかの銭。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐そう編笠草‥サウ エノキグサ(榎草)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐たけ編笠茸】 子嚢菌類のきのこ。傘は淡褐色の円錐形または楕円形で、表面は大小の凹みがあり、蜂の巣状。春に陰地に発生。同属に数種があり、欧米では食用。別属のシャグマアミガサタケは猛毒で致命的。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐ぢゃや編笠茶屋】 ①遊郭に通う人に、顔をおおう編笠を貸すことを業とした茶屋。京都島原の丹波口や、江戸新吉原の大門おおもん外にあった。歌舞伎、助六所縁江戸桜「せかれて間夫は―、意気と張との仲の町」 ②大坂の福島辺にあった私娼街。風流志道軒伝「浮名をかぶる―」 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐もち編笠餅】 糝粉しんこをねって薄く円く延ばし、中に餡あんを入れて二つに折り編笠の形にした餅。あみがさだんご。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐ゆり編笠百合】 バイモ(貝母)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみ‐がしら罔頭】 (「罔」は「網」の古字)漢字の頭かしらの一つ。「置」「罪」・「罕」などの頭の「罒」「」の称。 あみ‐き編み機】 糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。 あみ‐ぎぬ網衣】 網の目のようにあらく織った布。また、それでつくった衣服。 あみ‐ぐみ網組】 多数の漁業者が共同出資し、労力を提供しあって行う網漁業組織。 あみ‐ぐら網倉】 漁業用の網や綱をおさめる倉。 あみ‐ぐるみ編み包み】 毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。 あみ‐こ網子】 網元(網主)の下でもっぱら網漁業に従事する漁夫。あこ。あんご。 あみ‐こみ編み込み】 編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。 あみ‐こ・む編み込む】 〔他五〕 模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。 あみ‐さ・す網さす】 〔自四〕 鳥網を張る。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし―・さば」 あみ‐じ網地‥ヂ 網の目に編んだ布地。漁網の網地には、編み方により本目網ほんめあみ・蛙股網かえるまたあみ・綟網もじあみ・無結節網などの種類がある。 ⇒あみじ‐ぐさ【網地草】 あみじ‐ぐさ網地草‥ヂ‥ 褐藻類アミジグサ科の海藻。茶褐色。帯状の体で、叉状に分枝しながら高さ30センチメートルに達する。冬から夏にかけて低潮線付近の岩上に生育。世界各地の海岸に分布。 ⇒あみ‐じ【網地】 あみ‐ジバン網襦袢】 ①レースなどで網目に作った夏向きのジバン。〈[季]夏〉 ②歌舞伎の衣裳。紅絹もみの筒袖の上に網をかけて着、武士や盗賊の軽武装に用いる。 あみじま網島】 大阪市都島区にある地で、旧大和川と淀川との合流点。「心中天の網島」で名高い。 あみ‐じゃくし網杓子】 汁気・油気を切って材料をすくいとれるように、すくう部分が網になっている金属製の杓子。 あみ‐シャツ網シャツ】 レースなどで網目に作ったシャツ。夏の肌着に用いる。 あみ‐しゅう阿弥衆】 中世以降時宗教団に従属する半僧半俗の客寮衆の称。妻子を養い、諸芸に従事し、阿弥号で呼ばれたのでいう。 あみ‐しろ網代】 漁業収益のうち、網主に対して配当される分け前。あみだま。 あみ・す浴みす】 〔他下二〕 水・湯などを体に注ぎかける。あびせる。 あみ‐すき網結】 網を作ること。また、その人。 ⇒あみすき‐ばり【網結針】 あみすき‐ばり網結針】 網をすく針。竹または鯨鬚くじらひげ・合成樹脂などで作る。あみばり。あばり。 ⇒あみ‐すき【網結】 あみすて‐かご編捨籠】 中央を編んで、周囲は編みかけのままにした竹籠。魚などの形をくずさず煮るのに用いる。 あみ‐そ網麻】 網をすく材料として用いる麻糸。 あみだ阿弥陀】 (梵語Amitāyusは無量寿、Amitābhaは無量光と漢訳) ①〔仏〕西方にある極楽世界を主宰するという仏。法蔵菩薩として修行していた過去久遠の昔、衆生しゅじょう救済のため四十八願を発し、成就して阿弥陀仏となったという。その第十八願は、念仏を修する衆生は極楽浄土に往生できると説く。浄土宗・浄土真宗などの本尊。阿弥陀仏。阿弥陀如来。略して弥陀。無量寿(仏)。無量光(仏)。 阿弥陀 ②「あみだがさ」「あみだかぶり」「あみだくじ」の略。 ③(放射状の輻が阿弥陀仏の光背に似ることから)輪金をはめた車輪の周囲の木。 ⇒あみだ‐がさ【阿弥陀笠】 ⇒あみだ‐かぶり【阿弥陀被り】 ⇒あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】 ⇒あみだ‐きょう【阿弥陀経】 ⇒あみだ‐くじ【阿弥陀籤】 ⇒あみだ‐こう【阿弥陀講】 ⇒あみだ‐ごう【阿弥陀号】 ⇒あみだ‐ごま【阿弥陀護摩】 ⇒あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】 ⇒あみだ‐じ【阿弥陀寺】 ⇒あみだ‐どう【阿弥陀堂】 ⇒あみだ‐にじゅうごぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】 ⇒あみだ‐の‐ひかり【阿弥陀の光】 ⇒あみだ‐ひじり【阿弥陀聖】 ⇒あみだ‐ほう【阿弥陀法】 ⇒あみだ‐まんだら【阿弥陀曼荼羅】 ⇒あみだ‐らいごう‐ず【阿弥陀来迎図】 ⇒あみだ‐わり【阿弥陀割】 ⇒阿弥陀の光も金次第 あみ‐だいく網大工】 いろいろの網地と綱、浮子、沈子などを組み合わせて、網漁具を仕立て上げる人。 あみだ‐がさ阿弥陀笠】 あみだかぶりにかぶった笠。あみだ。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐かぶり阿弥陀被り】 阿弥陀仏が光背を負うたように、帽子などを後頭部に傾けてかぶること。あみだ。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐が‐みね阿弥陀ヶ峰】 (もと山腹と山麓に阿弥陀堂があったからという)京都市東山の一峰。七条の東にある。豊太閤の廟がある。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐きょう阿弥陀経‥キヤウ 浄土三部経の一つ。402年鳩摩羅什くまらじゅうの訳。1巻。仏が西方極楽浄土の荘厳を説き、称名念仏をすすめるもの。小経。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐くじ阿弥陀籤】 (籤の線の引き方が、阿弥陀の光背に似て放射状であったのによる)人数分引いた線の一端に金額を記して籤とし、各自が引き当てた額の銭を出し、菓子を買ったり飲食したりなどするもの。近年は平行線に梯子はしご状の横線を書き加えたものが普通。あみだ。あみだのひかり。くものすごこう。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみ‐たけ網茸】 担子菌類の食用きのこ。夏秋にアカマツ林内の地上に発生。全体が黄褐色で、傘に多数の管孔があり、これが網目状に見える。 あみだ‐こう阿弥陀講‥カウ 阿弥陀仏の功徳くどくをたたえる法会。往生講。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐ごう阿弥陀号‥ガウ 中世以降、浄土系の僧・仏工・画工・能役者などの名の下に「阿弥陀仏」「阿弥」「阿」などとつけたもの。妙本阿弥陀仏・本阿弥・世阿の類。阿号。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐ごま阿弥陀護摩】 密教で、阿弥陀如来を本尊として息災・延命などを祈るために修する護摩。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐さんぞん阿弥陀三尊】 阿弥陀仏とその左右に脇侍きょうじする観世音・勢至せいしの二菩薩。弥陀三尊。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐じ阿弥陀寺】 ①京都市上京区にある浄土宗の寺。もと西陣の元伊佐町にあり、織田信長父子の墓所。1587年(天正15)今の地に移転。 ②下関市にあった真言宗の寺。もと浄土宗で、壇ノ浦の合戦後、安徳天皇や戦死者を境内に葬る。1875年(明治8)神社となり赤間神宮(旧称、赤間宮)という。 ③山口県防府市牟礼にある真言宗の寺。東大寺再興の拠点として1187年(文治3)重源の創立。東大寺別処。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみ‐だ・す編み出す】 〔他五〕 ①新しい物事を考え出す。また、作り出す。「新しい方法を―・す」 ②編み始める。 あみだ‐どう阿弥陀堂‥ダウ ①阿弥陀如来を安置した堂。 ②利休好みの茶の湯釜。利休が釜師与次郎に命じて作らせたもの。名の由来とされる有馬の阿弥陀堂との関連は諸説あって不詳。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみ‐だな網棚】 (もと、網を張って作った)汽車・電車の車室や船室内の側壁上方にある棚。携帯物をのせるのに用いる。 あみだ‐にじゅうごぼさつ阿弥陀二十五菩薩‥ジフ‥ (→)二十五菩薩に同じ。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐の‐ひかり阿弥陀の光(→)「あみだくじ」に同じ。犬筑波「一筋に―たのむなり」 ⇒あみだ【阿弥陀】

あみがさ‐じり【編笠尻】🔗🔉

あみがさ‐じり編笠尻】 (中国地方で)尻の細く弱い牛。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐ぜに【編笠銭】🔗🔉

あみがさ‐ぜに編笠銭】 編笠をかぶった乞食がもらうほどのわずかの銭。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐そう【編笠草】‥サウ🔗🔉

あみがさ‐そう編笠草‥サウ エノキグサ(榎草)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐たけ【編笠茸】🔗🔉

あみがさ‐たけ編笠茸】 子嚢菌類のきのこ。傘は淡褐色の円錐形または楕円形で、表面は大小の凹みがあり、蜂の巣状。春に陰地に発生。同属に数種があり、欧米では食用。別属のシャグマアミガサタケは猛毒で致命的。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】🔗🔉

あみがさ‐ぢゃや編笠茶屋】 ①遊郭に通う人に、顔をおおう編笠を貸すことを業とした茶屋。京都島原の丹波口や、江戸新吉原の大門おおもん外にあった。歌舞伎、助六所縁江戸桜「せかれて間夫は―、意気と張との仲の町」 ②大坂の福島辺にあった私娼街。風流志道軒伝「浮名をかぶる―」 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐もち【編笠餅】🔗🔉

あみがさ‐もち編笠餅】 糝粉しんこをねって薄く円く延ばし、中に餡あんを入れて二つに折り編笠の形にした餅。あみがさだんご。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐ゆり【編笠百合】🔗🔉

あみがさ‐ゆり編笠百合】 バイモ(貝母)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみ‐がしら【罔頭】🔗🔉

あみ‐がしら罔頭】 (「罔」は「網」の古字)漢字の頭かしらの一つ。「置」「罪」・「罕」などの頭の「罒」「」の称。

あみ‐き【編み機】🔗🔉

あみ‐き編み機】 糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。

あみ‐ぎぬ【網衣】🔗🔉

あみ‐ぎぬ網衣】 網の目のようにあらく織った布。また、それでつくった衣服。

あみ‐ぐみ【網組】🔗🔉

あみ‐ぐみ網組】 多数の漁業者が共同出資し、労力を提供しあって行う網漁業組織。

あみ‐ぐら【網倉】🔗🔉

あみ‐ぐら網倉】 漁業用の網や綱をおさめる倉。

あみ‐ぐるみ【編み包み】🔗🔉

あみ‐ぐるみ編み包み】 毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。

あみ‐こ【網子】🔗🔉

あみ‐こ網子】 網元(網主)の下でもっぱら網漁業に従事する漁夫。あこ。あんご。

あみ‐こみ【編み込み】🔗🔉

あみ‐こみ編み込み】 編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。

あみ‐こ・む【編み込む】🔗🔉

あみ‐こ・む編み込む】 〔他五〕 模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。

あみ‐さ・す【網さす】🔗🔉

あみ‐さ・す網さす】 〔自四〕 鳥網を張る。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし―・さば」

あみ‐じ【網地】‥ヂ🔗🔉

あみ‐じ網地‥ヂ 網の目に編んだ布地。漁網の網地には、編み方により本目網ほんめあみ・蛙股網かえるまたあみ・綟網もじあみ・無結節網などの種類がある。 ⇒あみじ‐ぐさ【網地草】

あみじ‐ぐさ【網地草】‥ヂ‥🔗🔉

あみじ‐ぐさ網地草‥ヂ‥ 褐藻類アミジグサ科の海藻。茶褐色。帯状の体で、叉状に分枝しながら高さ30センチメートルに達する。冬から夏にかけて低潮線付近の岩上に生育。世界各地の海岸に分布。 ⇒あみ‐じ【網地】

あみ‐ジバン【網襦袢】🔗🔉

あみ‐ジバン網襦袢】 ①レースなどで網目に作った夏向きのジバン。〈[季]夏〉 ②歌舞伎の衣裳。紅絹もみの筒袖の上に網をかけて着、武士や盗賊の軽武装に用いる。

あみじま【網島】🔗🔉

あみじま網島】 大阪市都島区にある地で、旧大和川と淀川との合流点。「心中天の網島」で名高い。

あみ‐じゃくし【網杓子】🔗🔉

あみ‐じゃくし網杓子】 汁気・油気を切って材料をすくいとれるように、すくう部分が網になっている金属製の杓子。

あみ‐シャツ【網シャツ】🔗🔉

あみ‐シャツ網シャツ】 レースなどで網目に作ったシャツ。夏の肌着に用いる。

あみ‐しゅう【阿弥衆】🔗🔉

あみ‐しゅう阿弥衆】 中世以降時宗教団に従属する半僧半俗の客寮衆の称。妻子を養い、諸芸に従事し、阿弥号で呼ばれたのでいう。

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