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ぶ‐く【仏供】🔗🔉

ぶ‐く仏供】 (ブックの促音の表記されない形) ①仏前に供える食物。枕草子87「なほかの御―のおろし侍りなん」 ②仏前に供え置く香炉・花瓶・燭台など。栄華物語音楽「―同じく七宝をもて飾り奉らせ給へり」

ぶ‐ぐ【仏具】🔗🔉

ぶ‐ぐ仏具】 (ブッグの促音の表記されない形)仏事の道具。栄華物語「万の―めでたくせさせ給ひて」

ぶく‐つくえ【仏供机】🔗🔉

ぶく‐つくえ仏供机】 仏供をのせるために仏前にすえる机。

ぶ‐し【仏師】🔗🔉

ぶ‐し仏師】 「ぶっし」の促音を表記しない形。

ふつ【仏】🔗🔉

ふつ】 仏蘭西フランスの略。→ぶつ(仏)

ぶつ【仏】🔗🔉

ぶつ】 (呉音)仏陀。ほとけ。→ふつ(仏)→浮屠ふと→ほとけ

ぶつ‐い【仏意】🔗🔉

ぶつ‐い仏意】 仏の心。沙石集4「心を得て行ぎょうずれば、皆―に叶ふと言ひながら」

ふつ‐いん【仏印】🔗🔉

ふつ‐いん仏印】 仏領印度支那の略。 ⇒ふついん‐しんちゅう【仏印進駐】

ふついん‐しんちゅう【仏印進駐】🔗🔉

ふついん‐しんちゅう仏印進駐】 太平洋戦争直前の日本軍の仏印占領。1940年(昭和15)9月、北部仏印進駐により蒋介石軍への援助ルートを封鎖、ベトナム北部に軍事基地設定、41年7月、南部仏印進駐によりサイゴンなどに基地設定、日米関係の決定的な悪化を招いた。 ⇒ふつ‐いん【仏印】

ぶつ‐う【仏宇】🔗🔉

ぶつ‐う仏宇】 寺の建物。寺。

ぶつ‐え【仏会】‥ヱ🔗🔉

ぶつ‐え仏会‥ヱ ①釈尊が説法する会座えざ。 ②仏・菩薩の会する所。浄土。 ③仏教の法会。仏事。

ぶつ‐えん【仏縁】🔗🔉

ぶつ‐えん仏縁】 仏の縁。仏の引合せ。

ぶつえん‐ほう【仏炎苞・仏焔苞】‥ハウ🔗🔉

ぶつえん‐ほう仏炎苞・仏焔苞‥ハウ 肉穂花序を包む大形の総苞。ミズバショウ・テンナンショウ・サトイモの苞の類。

ぶつ‐おん【仏恩】🔗🔉

ぶつ‐おん仏恩】 (ブットンとも)仏のめぐみ。如来の慈悲の恩。

ぶっ‐か【仏花】‥クワ🔗🔉

ぶっ‐か仏花‥クワ 仏前に供える花。

ぶっ‐か【仏果】‥クワ🔗🔉

ぶっ‐か仏果‥クワ 仏道修行によって得られる成仏の結果。さとり。

ぶっ‐か【仏家】🔗🔉

ぶっ‐か仏家⇒ぶっけ

ぶつ‐が【仏画】‥グワ🔗🔉

ぶつ‐が仏画‥グワ 仏像・仏伝・経説など仏教に関する内容をもつ絵画。

ぶっ‐かい【仏戒】🔗🔉

ぶっ‐かい仏戒】 仏の説いた戒法。仏のいましめ。五戒・十戒の類。

ぶっ‐かい【仏界】🔗🔉

ぶっ‐かい仏界】 ①仏の国土。浄土。 ②十界の一つ。諸仏の境界。

ぶつ‐がい【仏蓋】🔗🔉

ぶつ‐がい仏蓋(→)天蓋てんがい1に同じ。

ぶっ‐かく【仏閣】🔗🔉

ぶっ‐かく仏閣】 寺の建物。寺院。仏堂。「神社―」

ぶつ‐がく【仏学】🔗🔉

ぶつ‐がく仏学】 仏教の学問。仏教学。浄瑠璃、国性爺後日合戦「―をするとて、未来を見にはいかねども」 ⇒ぶつがく‐いん【仏学院】

ぶつがく‐いん【仏学院】‥ヰン🔗🔉

ぶつがく‐いん仏学院‥ヰン 現代の中国・台湾における仏教修学機関。日本の仏教専修の大学(学部)に相当。台湾の円光・福厳、中国蘇州の西園寺さいえんじなどが有名。大学院に相当する機関は仏学研究所と呼ばれる。 ⇒ぶつ‐がく【仏学】

ぶつ‐がん【仏願】‥グワン🔗🔉

ぶつ‐がん仏願‥グワン 一切衆生を救おうとの仏の誓願。

ぶっ‐き【仏記】🔗🔉

ぶっ‐き仏記】 仏が弟子の未来の果報について予言すること。また、仏の予言。

ぶっ‐き【仏器】🔗🔉

ぶっ‐き仏器】 ①仏の供物を盛る器。 ②仏具。

ぶつ‐ぎ【仏儀】🔗🔉

ぶつ‐ぎ仏儀】 ①仏としての威儀。仏としての生活の仕方。正法眼蔵行持上「浄衣乞食の―、しかしながら行持にあらずといふことなし」 ②仏事をいとなむこと。仏事の儀式。

ぶっ‐きょう【仏教】‥ケウ🔗🔉

ぶっ‐きょう仏教‥ケウ (Buddhism)仏陀(釈迦牟尼)を開祖とする世界宗教。前5世紀頃インドに興った。もともとは、仏陀の説いた教えの意。四諦の真理に目覚め、八正道はっしょうどうの実践を行うことによって、苦悩から解放された涅槃の境地を目指す。紀元前後には大乗仏教とよばれる新たな仏教が誕生、さらに7〜8世紀には密教へと展開した。13世紀にはインド亜大陸からすがたを消したのと対照的に、インドを超えてアジア全域に広まり、各地の文化や信仰と融合しながら、東南アジア、東アジア、チベットなどに、それぞれ独自の形態を発展させた。 ⇒ぶっきょう‐おんがく【仏教音楽】 ⇒ぶっきょう‐か【仏教家】 ⇒ぶっきょう‐かいが【仏教絵画】 ⇒ぶっきょう‐だいがく【仏教大学】 ⇒ぶっきょう‐びじゅつ【仏教美術】

ぶっ‐きょう【仏経】‥キヤウ🔗🔉

ぶっ‐きょう仏経‥キヤウ ①仏教の経文。お経。大鏡道長「その―の力にてこそ侍るめれ」 ②仏像と経典。

ぶっきょう‐おんがく【仏教音楽】‥ケウ‥🔗🔉

ぶっきょう‐おんがく仏教音楽‥ケウ‥ 仏教で用いられる音楽。僧の唱える声明しょうみょうがその中心だが、ほかに、一般信者の唱える御詠歌・念仏や西洋音楽的な合唱曲、儀式に添える管弦・舞楽などがある。 ⇒ぶっ‐きょう【仏教】

ぶっきょう‐か【仏教家】‥ケウ‥🔗🔉

ぶっきょう‐か仏教家‥ケウ‥ 仏教を信仰する人。仏教を研究する人。 ⇒ぶっ‐きょう【仏教】

ぶっきょう‐かいが【仏教絵画】‥ケウクワイグワ🔗🔉

ぶっきょう‐かいが仏教絵画‥ケウクワイグワ (→)仏画に同じ。 ⇒ぶっ‐きょう【仏教】

ぶっきょう‐だいがく【仏教大学】‥ケウ‥🔗🔉

ぶっきょう‐だいがく仏教大学‥ケウ‥ 私立大学の一つ。1868年(明治1)知恩院に開設された勧学院が起源。1912年専門学校令により高等学院を設置、翌年仏教専門学校と改称。49年新制大学。本部は京都市北区。 ⇒ぶっ‐きょう【仏教】

ぶっきょう‐びじゅつ【仏教美術】‥ケウ‥🔗🔉

ぶっきょう‐びじゅつ仏教美術‥ケウ‥ 仏教の展開に応じて行われた、仏教のための造形美術。寺塔建築、仏像彫刻、仏教絵画、法具その他の工芸など。 ⇒ぶっ‐きょう【仏教】

ぶっ‐く【仏工】🔗🔉

ぶっ‐く仏工⇒ぶっこう

ぶっ‐く【仏供】🔗🔉

ぶっ‐く仏供】 仏にそなえるもの。ぶく。狂言、八尾「―を供へ、歩みを運べば」

ぶつ‐ぐ【仏具】🔗🔉

ぶつ‐ぐ仏具】 仏前を飾り、また仏事に用いる道具。

ぶっ‐け【仏家】🔗🔉

ぶっ‐け仏家】 ①仏の浄土。 ②仏教を奉ずる者。仏教徒。修証義「生を明らめ死を明らむるは―一大事の因縁なり」

ぶつ‐げ【仏牙】🔗🔉

ぶつ‐げ仏牙】 釈尊を荼毘だびに付した時、その舎利の中より得たという歯。仏牙舎利。

ぶっ‐けい【物詣・仏詣】🔗🔉

ぶっ‐けい物詣・仏詣】 仏にまいること。ものもうで。

ぶっ‐けん【仏見】🔗🔉

ぶっ‐けん仏見】 仏の知見。太平記17「僧体に恥ぢ―に憚つて黙止もだし候事こそ」

ぶつ‐げん【仏眼】🔗🔉

ぶつ‐げん仏眼】 〔仏〕五眼の一つ。仏が諸法実相を照見する眼。 ⇒ぶつげん‐そん【仏眼尊】

ぶつげん‐そん【仏眼尊】🔗🔉

ぶつげん‐そん仏眼尊】 諸法実相を観る仏眼を仏格化した女性尊。仏眼仏母ぶつもともいう。本地については大日如来・釈迦如来・金剛薩埵さったなどの説がある。 ⇒ぶつ‐げん【仏眼】

ふつ‐ご【仏語】🔗🔉

ふつ‐ご仏語】 仏蘭西フランス語の略。

ぶつ‐ご【仏語】🔗🔉

ぶつ‐ご仏語】 ①仏の教えたことば。 ②仏教に関する語。

ぶっ‐こう【仏工】🔗🔉

ぶっ‐こう仏工】 仏具・仏像を工作する人。仏師。

ぶっこう‐じ【仏光寺】‥クワウ‥🔗🔉

ぶっこう‐じ仏光寺‥クワウ‥ 京都市下京区にある真宗仏光寺派の本山。山科にあった興正寺を1320年(元応2)了源が渋谷しるたにに移して改称。室町中期まで寺勢は本願寺をしのいだ。1586年(天正14)現在地に移転。

ふつ‐こく【仏国】🔗🔉

ふつ‐こく仏国】 仏蘭西フランス国の略称。

ぶっ‐こく【仏国】🔗🔉

ぶっ‐こく仏国】 ①仏の国、すなわち浄土。菩薩の誓願と修行によって建てられる。 ②仏教が行われている国。仏国土。

ぶっこくき【仏国記】🔗🔉

ぶっこくき仏国記】 5世紀初め、東晋の僧法顕ほっけんが著した西域・インドへの旅行見聞記。1巻。古代インドの地理・歴史の研究資料。法顕伝。歴遊天竺記伝。

ぶっこく‐じ【仏国寺】🔗🔉

ぶっこく‐じ仏国寺】 韓国慶尚北道慶州、吐含山麓にある寺。6世紀の創建と伝えるが、751年新羅の宰相金大城が中興・拡大。慶州一の大寺で新羅時代の石塔を残す。1973年に伽藍全体を改築・復元。華厳仏国寺。

ぶっ‐こつ【仏骨】🔗🔉

ぶっ‐こつ仏骨】 釈尊の遺骨。仏舎利。舎利。

ぶつ‐ごん【仏言】🔗🔉

ぶつ‐ごん仏言】 仏の説いたことば。経典にある語。

ぶつ‐ざ【仏座】🔗🔉

ぶつ‐ざ仏座】 仏のすわる座。また、仏像を安置する台座。蓮華座の場合が多い。

ぶっ‐さん【仏参】🔗🔉

ぶっ‐さん仏参】 寺に参詣し、仏または墓を拝むこと。寺まいり。

ぶつざん【仏山】🔗🔉

ぶつざん仏山】 (Foshan)中国広東省珠江デルタの北部、広州市に隣接する工業都市。製陶・鉄器・製紙・絹織物などのほか、現代的工業も発達。人口76万9千(2000)。

ぶっ‐し【仏子】🔗🔉

ぶっ‐し仏子】 ①仏の教えを信ずる人。仏弟子。仏教徒。 ②菩薩ぼさつ。 ③一切の衆生しゅじょう

ぶっ‐し【仏氏】🔗🔉

ぶっ‐し仏氏】 僧侶。釈氏。

ぶっ‐し【仏師】🔗🔉

ぶっ‐し仏師】 仏像をつくる職人。仏工。ぶし。

ぶっし【仏師】(作品名)🔗🔉

ぶっし仏師】 狂言。悪者が仏師と称して吉祥天女の像を作る約束をし、女の面をかぶり自分が立つが、形が気に入らぬと言われて直すうちに見破られる。

ぶつ‐じ【仏寺】🔗🔉

ぶつ‐じ仏寺】 仏教のてら。寺院。仏閣。

ぶつ‐じ【仏事】🔗🔉

ぶつ‐じ仏事】 ①仏の説法・教化。今昔物語集3「時に舎利弗、…国の内の諸もろもろの人の請しょうを受けて―を勤める事」 ②仏教の儀式。法事。法会。法要。平家物語2「かたのごとく―を営み」

ぶっ‐しき【仏式】🔗🔉

ぶっ‐しき仏式】 仏教の法式。葬式などについていう。「―の結婚式」

ぶっそう‐げ【仏桑華】‥サウ‥🔗🔉

ぶっそう‐げ仏桑華‥サウ‥ アオイ科の常緑低木。中国南部の原産。高さ約1メートル。夏から秋に、大形で紅色または白色のムクゲに似た一日花をつける。雌しべは長く、その周囲に多数の雄しべが合体。扶桑。仏桑。〈[季]夏〉。→ハイビスカス ぶっそうげ ブッソウゲ(1) 撮影:関戸 勇 ○仏祖掛けてぶっそかけて 仏祖にちかって。決して。きっと。狂言、歌仙「今一度おしやつたならば、―堪忍致さぬ」 ⇒ぶっ‐そ【仏祖】

ぶっ‐ち【仏意】🔗🔉

ぶっ‐ち仏意】 ブツイの連声れんじょう

ぶっ‐とん【仏恩】🔗🔉

ぶっ‐とん仏恩】 (ブツオンの連声)仏のめぐみ。

ぶつ‐ま【仏間】🔗🔉

ぶつ‐ま仏間】 仏像や位牌を安置してある部屋。

ほとけ【仏】🔗🔉

ほとけ】 (「仏ぶつ」の転「ほと」に「け」を付したもの、また、「浮屠ふと家」「熱気ほとおりけ」「缶ほとぎ」など、語源に諸説がある) ①〔仏〕 ㋐悟りを得た者。仏陀ぶっだ。仏足石歌「釈迦の御跡いはに写しおき敬ひて後の―に譲りまつらむ」 ㋑釈迦牟尼仏しゃかむにぶつ。 ②仏像。また、仏の名号。欽明紀「丈六の―を造り奉る」。源氏物語夕顔「七日七日に―書かせても、たがためとか心の内も思はむ」 ③仏法ぶっぽう。源氏物語御法「女の御おきてにては、いたり深く、―の道にさへ通ひ給ひける」 ④死者またはその霊。浄瑠璃、薩摩歌「こな様の孝行は―への奉公」 ⑤仏事を営むこと。栄華物語本雫「―にいとよき日なり」 ⑥ほとけのように慈悲心の厚い人。転じて、お人よし。誹風柳多留「町内の―とらへて猿田彦」 ⑦大切に思う人。→あがほとけ⇒ほとけ‐いし【仏石】 ⇒ほとけ‐いじり【仏弄り】 ⇒ほとけ‐おろし【仏降ろし】 ⇒ほとけ‐がお【仏顔】 ⇒ほとけ‐がき【仏掻き】 ⇒ほとけ‐ぎ【仏気】 ⇒ほとけ‐ぐち【仏口】 ⇒ほとけ‐ごころ【仏心】 ⇒ほとけ‐しょう【仏性】 ⇒ほとけ‐だおし【仏倒し】 ⇒ほとけ‐づくり【仏作り】 ⇒ほとけ‐なぶり【仏嬲り】 ⇒ほとけ‐の‐かがみ【仏の鏡】 ⇒ほとけ‐の‐ごき【仏の御器】 ⇒ほとけ‐の‐ざ【仏の座】 ⇒ほとけ‐の‐しょうがつ【仏の正月】 ⇒ほとけ‐の‐としこし【仏の年越し】 ⇒ほとけ‐まいり【仏参り】 ⇒ほとけ‐まぶり【仏守り】 ⇒仏作って魂入れず ⇒仏の顔も三度 ⇒仏の光より金の光 ⇒仏の目を抜く ⇒仏も昔は凡夫なり

ほとけ【仏】(人名)🔗🔉

ほとけ】 平家物語中の女性。白拍子しらびょうし。加賀国の出。祇王ぎおうにかわり平清盛の寵を受けたが、祇王の後を追い尼となる。時に17歳。仏御前。→祇王

ほとけ‐おろし【仏降ろし】🔗🔉

ほとけ‐おろし仏降ろし】 東北地方北部で、葬送の後、巫女みこを頼んで新亡者の口寄せをすること。道開け。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐がお【仏顔】‥ガホ🔗🔉

ほとけ‐がお仏顔‥ガホ ①仏のように柔和で慈悲ぶかい顔。 ②死人の顔。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐ぎ【仏気】🔗🔉

ほとけ‐ぎ仏気】 なさけぶかい心。ほとけごころ。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐ぐち【仏口】🔗🔉

ほとけ‐ぐち仏口】 巫女みこが死霊を呼び寄せて語ること。→神口かみくち⇒ほとけ【仏】

○仏作って魂入れずほとけつくってたましいいれず🔗🔉

○仏作って魂入れずほとけつくってたましいいれず 苦労して物事をほとんど達成しながら肝要の一事を欠くことのたとえ。 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐づくり仏作り】 仏像をきざむ人。仏工。仏師。 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐づく・る仏作る】 〔自五〕 ①仏像を作る。 ②長い病気などで死相が現れる。 ほとけ‐なぶり仏嬲り】 信仰心からではなく、道楽半分に仏を供養すること。鶉衣「さはれ世にする事なき姑の―の朝起きに」 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐づくり【仏作り】🔗🔉

ほとけ‐づくり仏作り】 仏像をきざむ人。仏工。仏師。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐づく・る【仏作る】🔗🔉

ほとけ‐づく・る仏作る】 〔自五〕 ①仏像を作る。 ②長い病気などで死相が現れる。

○仏の顔も三度ほとけのかおもさんど🔗🔉

○仏の顔も三度ほとけのかおもさんど いかに温和で慈悲ぶかい人でも、たびたび無法を加えられれば、しまいには怒り出す。地蔵の顔も三度。 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐の‐かがみ仏の鏡】 盆の供物の一種。テングサなどの海草を煮て固めた食品。鏡いご。鏡てん。 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐の‐ごき仏の御器】 (「金椀かなわん」に「叶わん」を掛けて)「かなわない」の意のしゃれ。浮世床「ここな亭主の口というたら、とつとかなはん、―ぢや」 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐の‐ざ仏の座】 ①キク科のタビラコの別称。春の七草の一つ。〈[季]新年〉 ②シソ科の一年草または越年草。原野・路傍に自生。茎は柔軟で高さ25センチメートル。春、紫色の唇形花を輪状に付ける。ホトケノツヅレ。三階草。漢名、宝蓋草。 ほとけのざ ホトケノザ 撮影:関戸 勇 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐の‐しょうがつ仏の正月‥シヤウグワツ ①(四国で)年内に死人のあった家で、12月の巳の日か午うまの日かに仏のための正月祭をすること。巳の日正月。巳午みうま。 ②新年になって初めて仏をまつり、墓参などをすること。〈[季]新年〉。→仏の年越し⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐の‐としこし仏の年越し】 (中国・四国地方で)正月になって初めて墓詣でをする日。先祖正月。〈[季]新年〉。→仏の正月⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐かがみ【仏の鏡】🔗🔉

ほとけ‐の‐かがみ仏の鏡】 盆の供物の一種。テングサなどの海草を煮て固めた食品。鏡いご。鏡てん。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐ごき【仏の御器】🔗🔉

ほとけ‐の‐ごき仏の御器】 (「金椀かなわん」に「叶わん」を掛けて)「かなわない」の意のしゃれ。浮世床「ここな亭主の口というたら、とつとかなはん、―ぢや」 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐ざ【仏の座】🔗🔉

ほとけ‐の‐ざ仏の座】 ①キク科のタビラコの別称。春の七草の一つ。〈[季]新年〉 ②シソ科の一年草または越年草。原野・路傍に自生。茎は柔軟で高さ25センチメートル。春、紫色の唇形花を輪状に付ける。ホトケノツヅレ。三階草。漢名、宝蓋草。 ほとけのざ ホトケノザ 撮影:関戸 勇 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐しょうがつ【仏の正月】‥シヤウグワツ🔗🔉

ほとけ‐の‐しょうがつ仏の正月‥シヤウグワツ ①(四国で)年内に死人のあった家で、12月の巳の日か午うまの日かに仏のための正月祭をすること。巳の日正月。巳午みうま。 ②新年になって初めて仏をまつり、墓参などをすること。〈[季]新年〉。→仏の年越し⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐としこし【仏の年越し】🔗🔉

ほとけ‐の‐としこし仏の年越し】 (中国・四国地方で)正月になって初めて墓詣でをする日。先祖正月。〈[季]新年〉。→仏の正月⇒ほとけ【仏】 ○仏の光より金の光ほとけのひかりよりかねのひかり 人の心が、何よりも金に動かされやすいことのたとえ。 ⇒ほとけ【仏】 ○仏の目を抜くほとけのめをぬく (利欲のために仏像の玉眼を抜き取る意)利欲のために神仏をあざむくことにいう。世間胸算用5「いづ方の道場にも人ぎれもなく―こともなり難し」 ⇒ほとけ【仏】

○仏の光より金の光ほとけのひかりよりかねのひかり🔗🔉

○仏の光より金の光ほとけのひかりよりかねのひかり 人の心が、何よりも金に動かされやすいことのたとえ。 ⇒ほとけ【仏】

○仏の目を抜くほとけのめをぬく🔗🔉

○仏の目を抜くほとけのめをぬく (利欲のために仏像の玉眼を抜き取る意)利欲のために神仏をあざむくことにいう。世間胸算用5「いづ方の道場にも人ぎれもなく―こともなり難し」 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐まいり仏参り‥マヰリ 仏に参詣すること。仏参。寺参り。墓参り。 ⇒ほとけ【仏】 ほとけ‐まぶり仏守り】 (マブリはマモリの訛) ①(関東地方で)死者の通夜つや。 ②(東北地方で、将来先祖の祭祀を行うからいう)長男の嫁。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐まいり【仏参り】‥マヰリ🔗🔉

ほとけ‐まいり仏参り‥マヰリ 仏に参詣すること。仏参。寺参り。墓参り。 ⇒ほとけ【仏】

○仏も昔は凡夫なりほとけもむかしはぼんぶなり🔗🔉

○仏も昔は凡夫なりほとけもむかしはぼんぶなり 仏ももとは凡夫であったのだから、何人も修行を積めば仏となることができる。平家物語1「―我等も終ついには仏なり」 ⇒ほとけ【仏】 ほど・ける解ける】 〔自下一〕[文]ほど・く(下二) ①結び目、縫い目がとけて離れる。とける。浄瑠璃、女殺油地獄「尻の―・けた銭ざし、籠で水汲む如く跡から抜け」。「帯が―・ける」 ②迷いや疑いが晴れる。理解できる。わらんべ草4「物の理を知りて、心に分別すれば、疑ひ―・くる也」 ③気持が和らぐ。うちとける。「緊張が―・ける」 ほどこし施し】 ほどこすこと。めぐみあたえること。施与。布施。太平記2「下は百姓を撫でて仁政に―ある故なり」。「―を受ける」 ⇒ほどこし‐ぐすり【施し薬】 ⇒ほどこし‐まい【施し米】 ⇒ほどこし‐もの【施し物】 ほどこし‐ぐすり施し薬】 ほどこし与える薬。せやく。 ⇒ほどこし【施し】 ほどこし‐まい施し米】 ほどこし与える米こめ⇒ほどこし【施し】 ほどこし‐もの施し物】 ほどこし与えるもの。 ⇒ほどこし【施し】 ほどこ・す施す】 〔他五〕 ①ひろく及ぼす。宇津保物語貴宮「世界に名を―・して」 ②種・肥料などをまく。神代紀「八十木種やそこだね皆能く播ほどこし生う」。「肥料を―・す」 ③延べ着ける。付け加える。古今著聞集19「透長櫃に丹青を―・して作花をもて飾りたりけり」。「訓点を―・す」 ④恵みを広く与える。平家物語1「人の為に御情を―・させましまさば」。「金銭を―・す」 ⑤あらわし示す。古今著聞集19「人々、めんめんに風流を―・して花奉りけるに」。日葡辞書「メンボクヲホドコス」 ⑥行う。施行する。円光大師行状画図「衆徒、庭上に群参して、延年、種々の芸を―・す」。「策を―・す」 ⑦おしつける。徒然草「顔回は、志、人に労を―・さじとなり」

[漢]仏🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部2画/4画/教育/4209・4A29〕 [佛] 字形 〔人(亻・)部5画/7画/4839・5047〕 〔音〕ブツ(呉) フツ(漢) 〔訓〕ほとけ [意味] [一]ブツ「仏陀ぶっだ」の略。さとりを開いた人。ほとけ。釈迦しゃか。「仏教・仏寺・大仏・成仏じょうぶつ」▶一説に、「仏陀」は「浮屠ふと」とも音訳したところから、「浮屠家」の意で「ほとけ」の訓を生じたという。 [二]フツ「仏蘭西フランス」の略。「仏文学・仏和辞典・仏印(=フランス領インドシナ)・普仏戦争」 [解字] 形声。「人」+音符「弗」。 [下ツキ 活仏・灌仏会・持仏・儒仏・成仏・神仏・崇仏・石仏・造仏・大仏・念仏・排仏棄釈・廃仏毀釈・秘仏・浴仏・露仏 [難読] 仏掌薯つくねいも・仏蘭西フランス

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