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しん‐きゅう【賑救・振救】‥キウ🔗🔉

しん‐きゅう賑救・振救‥キウ (「賑」はめぐむ意)財をほどこして、貧民や被災者をすくうこと。賑恤しんじゅつ

しん‐きゅう【賑給】‥キフ🔗🔉

しん‐きゅう賑給‥キフ (シンギュウとも) ①貧民にほどこして、にぎわすこと。 ②⇒しんごう

しん‐きゅう【賑窮】🔗🔉

しん‐きゅう賑窮】 貧民にめぐみ与えること。

しん‐ごう【賑給】‥ゴフ🔗🔉

しん‐ごう賑給‥ゴフ (「給」をコウと読むことは、年中行事秘抄に見える)平安時代、朝廷の恩恵を示すために毎年5月吉日、京中の窮民に米塩を支給する公事くじ。奈良時代には、高齢者、身寄りのない者、困窮者などを対象に全国的に行われていたが、律令制が衰えるに及んで、京中に限られるようになった。 ⇒しんごう‐でん【賑給田】

しんごう‐でん【賑給田】‥ゴフ‥🔗🔉

しんごう‐でん賑給田‥ゴフ‥ 8世紀末、賑給のために和気氏が備前国に設けた田地。賑救田。 ⇒しん‐ごう【賑給】

しん‐じゅつ【賑恤】🔗🔉

しん‐じゅつ賑恤】 貧困者・罹災者などを救うために金品を施与すること。 ⇒しんじゅつ‐きん【賑恤金】

しんじゅつ‐きん【賑恤金】🔗🔉

しんじゅつ‐きん賑恤金】 ①賑恤のために支出する金銭。 ②下士官以下の軍人で、戦闘または公務のため負傷しまたは疾病にかかり、現役を離れる者に、政府から給与した金銭。 ⇒しん‐じゅつ【賑恤】

しん‐たい【賑貸】🔗🔉

しん‐たい賑貸】 窮民救助のために、無利子で金銭・穀物を貸し付けること。

にぎ‐お・う【賑ふ・優ふ】‥ホフ🔗🔉

にぎ‐お・う賑ふ・優ふ‥ホフ 〔他下二〕 にぎわしくする。ほどこして豊かにさせる。持統紀「―・へ賜ふこと、各差しな有り」

にぎ‐にぎ【賑賑】🔗🔉

にぎ‐にぎ賑賑】 にぎわっているさま。にぎやかなさま。愚管抄5「猿楽さるごう狂ひ物など―と召し使ひて」

にぎにぎ‐し・い【賑賑しい】🔗🔉

にぎにぎ‐し・い賑賑しい】 〔形〕[文]にぎにぎ・し(シク) 非常ににぎわしい。大層にぎやかである。〈日葡辞書〉

にぎ‐やか【賑やか】🔗🔉

にぎ‐やか賑やか】 ①にぎわしいさま。盛んなさま。繁盛するさま。「―な通り」 ②よくしゃべり、よく笑って、陽気なさま。「―な人」

にぎやかし【賑やかし】🔗🔉

にぎやかし賑やかし】 賑やかにすること。ないよりましという程度のこと。「彼を呼べば―にはなる」

にぎわい【賑わい】ニギハヒ🔗🔉

にぎわい賑わいニギハヒ にぎわうこと。継体紀「農績なりわいをうむことを廃棄てて殷富にぎわいに至らむや」。「かつての―はない」「枯木も山の―」

にぎわ・う【賑わう】ニギハフ🔗🔉

にぎわ・う賑わうニギハフ [一]〔自五〕 ①富み栄える。ゆたかになる。西大寺本最勝王経平安初期点「飢饉の悪しき時、能く豊稔ニキハヒて」。新古今和歌集「高き屋に登りてみれば煙たつ民のかまどは―・ひにけり」 ②にぎやかになる。人出が多い。宇治拾遺物語2「又其のあたりには小家ども多く出て来て、里も―・ひけり」。「祭で―・う」 [二]〔他下二〕 にぎわうようにする。にぎわす。斉明紀「蝦夷二百余、闕みかどに詣でて朝献ものたてまつる。饗あえ賜ひて贍にぎわへ給ふ」

にぎわし・い【賑わしい】ニギハシイ🔗🔉

にぎわし・い賑わしいニギハシイ 〔形〕[文]にぎは・し(シク) (ニギハハシの約)富み栄えている。にぎやかである。〈色葉字類抄〉。尾崎紅葉、不言不語「これぞと面白き事も無ければ―・き地ところに住馴れし人には愁つらかるべし」

にぎわ・す【賑わす】ニギハス🔗🔉

にぎわ・す賑わすニギハス 〔他五〕 ①ゆたかにする。盛んにする。富ます。〈文明本節用集〉 ②にぎやかにする。「宴席を―・す」「紙面を―・す」

にぎわわ・し【賑ははし】ニギハハシ🔗🔉

にぎわわ・し賑ははしニギハハシ 〔形シク〕 ①ゆたかである。富み栄えている。大和物語「かく―・しき所にならひて」 ②にぎやかである。源氏物語紅葉賀「楽の声の―・しきに」

にぎわわ・す【賑わわす】ニギハハス🔗🔉

にぎわわ・す賑わわすニギハハス 〔他五〕 (→)「にぎわす」に同じ。

[漢]賑🔗🔉

 字形 〔貝部7画/14画/3888・4678〕 〔音〕シン(呉)(漢) 〔訓〕にぎわう・にぎわす・にぎやか [意味] ①人が多く物が豊富である。にぎやか。にぎわう。「殷賑いんしん」 ②金品を与えて元気づける。にぎわす。「賑救・賑恤しんじゅつ・賑給」

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