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広辞苑の検索結果 (20)

しん‐きゅう【賑救・振救】‥キウ🔗🔉

しん‐きゅう賑救・振救‥キウ (「賑」はめぐむ意)財をほどこして、貧民や被災者をすくうこと。賑恤しんじゅつ

しん‐きゅう【賑給】‥キフ🔗🔉

しん‐きゅう賑給‥キフ (シンギュウとも) ①貧民にほどこして、にぎわすこと。 ②⇒しんごう

しん‐きゅう【賑窮】🔗🔉

しん‐きゅう賑窮】 貧民にめぐみ与えること。

しん‐ごう【賑給】‥ゴフ🔗🔉

しん‐ごう賑給‥ゴフ (「給」をコウと読むことは、年中行事秘抄に見える)平安時代、朝廷の恩恵を示すために毎年5月吉日、京中の窮民に米塩を支給する公事くじ。奈良時代には、高齢者、身寄りのない者、困窮者などを対象に全国的に行われていたが、律令制が衰えるに及んで、京中に限られるようになった。 ⇒しんごう‐でん【賑給田】

しんごう‐でん【賑給田】‥ゴフ‥🔗🔉

しんごう‐でん賑給田‥ゴフ‥ 8世紀末、賑給のために和気氏が備前国に設けた田地。賑救田。 ⇒しん‐ごう【賑給】

しん‐じゅつ【賑恤】🔗🔉

しん‐じゅつ賑恤】 貧困者・罹災者などを救うために金品を施与すること。 ⇒しんじゅつ‐きん【賑恤金】

しんじゅつ‐きん【賑恤金】🔗🔉

しんじゅつ‐きん賑恤金】 ①賑恤のために支出する金銭。 ②下士官以下の軍人で、戦闘または公務のため負傷しまたは疾病にかかり、現役を離れる者に、政府から給与した金銭。 ⇒しん‐じゅつ【賑恤】

しん‐たい【賑貸】🔗🔉

しん‐たい賑貸】 窮民救助のために、無利子で金銭・穀物を貸し付けること。

にぎ‐お・う【賑ふ・優ふ】‥ホフ🔗🔉

にぎ‐お・う賑ふ・優ふ‥ホフ 〔他下二〕 にぎわしくする。ほどこして豊かにさせる。持統紀「―・へ賜ふこと、各差しな有り」

にぎ‐にぎ【賑賑】🔗🔉

にぎ‐にぎ賑賑】 にぎわっているさま。にぎやかなさま。愚管抄5「猿楽さるごう狂ひ物など―と召し使ひて」

にぎにぎ‐し・い【賑賑しい】🔗🔉

にぎにぎ‐し・い賑賑しい】 〔形〕[文]にぎにぎ・し(シク) 非常ににぎわしい。大層にぎやかである。〈日葡辞書〉

にぎ‐やか【賑やか】🔗🔉

にぎ‐やか賑やか】 ①にぎわしいさま。盛んなさま。繁盛するさま。「―な通り」 ②よくしゃべり、よく笑って、陽気なさま。「―な人」

にぎやかし【賑やかし】🔗🔉

にぎやかし賑やかし】 賑やかにすること。ないよりましという程度のこと。「彼を呼べば―にはなる」

にぎわい【賑わい】ニギハヒ🔗🔉

にぎわい賑わいニギハヒ にぎわうこと。継体紀「農績なりわいをうむことを廃棄てて殷富にぎわいに至らむや」。「かつての―はない」「枯木も山の―」

にぎわ・う【賑わう】ニギハフ🔗🔉

にぎわ・う賑わうニギハフ [一]〔自五〕 ①富み栄える。ゆたかになる。西大寺本最勝王経平安初期点「飢饉の悪しき時、能く豊稔ニキハヒて」。新古今和歌集「高き屋に登りてみれば煙たつ民のかまどは―・ひにけり」 ②にぎやかになる。人出が多い。宇治拾遺物語2「又其のあたりには小家ども多く出て来て、里も―・ひけり」。「祭で―・う」 [二]〔他下二〕 にぎわうようにする。にぎわす。斉明紀「蝦夷二百余、闕みかどに詣でて朝献ものたてまつる。饗あえ賜ひて贍にぎわへ給ふ」

にぎわし・い【賑わしい】ニギハシイ🔗🔉

にぎわし・い賑わしいニギハシイ 〔形〕[文]にぎは・し(シク) (ニギハハシの約)富み栄えている。にぎやかである。〈色葉字類抄〉。尾崎紅葉、不言不語「これぞと面白き事も無ければ―・き地ところに住馴れし人には愁つらかるべし」

にぎわ・す【賑わす】ニギハス🔗🔉

にぎわ・す賑わすニギハス 〔他五〕 ①ゆたかにする。盛んにする。富ます。〈文明本節用集〉 ②にぎやかにする。「宴席を―・す」「紙面を―・す」

にぎわわ・し【賑ははし】ニギハハシ🔗🔉

にぎわわ・し賑ははしニギハハシ 〔形シク〕 ①ゆたかである。富み栄えている。大和物語「かく―・しき所にならひて」 ②にぎやかである。源氏物語紅葉賀「楽の声の―・しきに」

にぎわわ・す【賑わわす】ニギハハス🔗🔉

にぎわわ・す賑わわすニギハハス 〔他五〕 (→)「にぎわす」に同じ。

[漢]賑🔗🔉

 字形 〔貝部7画/14画/3888・4678〕 〔音〕シン(呉)(漢) 〔訓〕にぎわう・にぎわす・にぎやか [意味] ①人が多く物が豊富である。にぎやか。にぎわう。「殷賑いんしん」 ②金品を与えて元気づける。にぎわす。「賑救・賑恤しんじゅつ・賑給」

大辞林の検索結果 (22)

しん-きゅう【賑救・振救】🔗🔉

しん-きゅう ―キウ [0] 【賑救・振救】 (名)スル 財を施して,災害や飢饉(キキン)などをすくうこと。「貧人を―するの故を以て厳責を受る者あるに到る/佳人之奇遇(散士)」

しん-きゅう【賑給】🔗🔉

しん-きゅう ―キフ [0] 【賑給】 (名)スル (1)恵み与えること。「先づその俸賜を以てその親族の貧者に―せしとなり/西国立志編(正直)」 (2)「しんごう(賑給)」に同じ。

しん-ごう【賑給】🔗🔉

しん-ごう ―ゴフ 【賑給】 律令制下,天災などによる貧民・難民を救済するため,米・塩などを給付したこと。平安中期頃から形式化し,毎年5月,京中の貧民に米・塩を施す年中行事となった。しんきゅう。

しんごう-し【賑給使】🔗🔉

しんごう-し ―ゴフ― 【賑給使】 賑給のため朝廷から派遣された使者。しんきゅうし。

しんごう-でん【賑給田】🔗🔉

しんごう-でん ―ゴフ― 【賑給田】 平安時代,天災などの際の難民救済のために諸国に設定された田地。賑救田。しんきゅうでん。

しん-じゅつ【賑恤・振恤】🔗🔉

しん-じゅつ [0] 【賑恤・振恤】 (名)スル 貧困者・罹災者などに金品をほどこすこと。「―金」「自ら巨費を投じて大いに―し/復活(魯庵)」

にぎお・う【賑ふ】🔗🔉

にぎお・う ニギホフ 【賑ふ】 (動ハ下二) 豊かにする。にぎわす。「以て儒道(ハカセノミチ)を―・へたまふとなり/日本書紀(持統訓)」

にぎ-にぎ【賑賑】🔗🔉

にぎ-にぎ 【賑賑】 (副) 非常ににぎやかなさま。「康頼などいふ猿楽(サルゴウ)狂ひ物など,―と召しつかひて/愚管 5」

にぎにぎ-し・い【賑賑しい】🔗🔉

にぎにぎ-し・い [5] 【賑賑しい】 (形)[文]シク にぎにぎ・し たいへんにぎやかである。「―・く御来場下さりありがとうございます」 [派生] ――さ(名)

にぎ-やか【賑やか】🔗🔉

にぎ-やか [2] 【賑やか】 (形動)[文]ナリ (1)人出が多く活気があるさま。繁華。「―な町」「この辺も―になった」 (2)騒がしいさま。盛んにしゃべったり笑ったりするさま。「―な会合」「―な人」「カエルが―に鳴く」 [派生] ――さ(名)

にぎやかし【賑やかし】🔗🔉

にぎやかし [0] 【賑やかし】 にぎやかにすること。にぎやかにするもの。「枯木も山の―/西洋道中膝栗毛(魯文)」

にぎやか・す【賑やかす】🔗🔉

にぎやか・す [4] 【賑やかす】 (動サ五[四]) (その場の雰囲気などを)わき立たせる。にぎやかにする。

にぎわい【賑わい】🔗🔉

にぎわい ニギハヒ [0][3] 【賑わい】 にぎわうこと。「連休最高の―」「枯れ木も山の―」

にぎわ・う【賑わう】🔗🔉

にぎわ・う ニギハフ [3] 【賑わう】 (動ワ五[ハ四]) (1)人が大勢出てにぎやかになる。「お祭りで町が―・う」 (2)富み栄える。繁盛する。「店が―・う」 (3)豊かになる。「食卓が―・う」「人民富み―・ひ天の下太平(タイラ)かなり/日本書紀(反正訓)」

にぎわし・い【賑わしい】🔗🔉

にぎわし・い ニギハシイ [4] 【賑わしい】 (形)[文]シク にぎは・し 〔「にぎははし」の転〕 にぎやかである。繁盛している。「祭りの人出で―・い」「若き人々集りて,いと―・しくあそび居れり/浴泉記(喜美子)」 [派生] ――さ(名)

にぎわ・す【賑わす】🔗🔉

にぎわ・す ニギハス [3] 【賑わす】 (動サ五[四]) (1)にぎやかにする。にぎわせる。「花便りが紙面を―・す」 (2)豊かにする。「海の幸山の幸で食膳を―・す」 (3)ほどこして豊かにする。富ませる。「天下貧民などを―・してこそよからんずるに/中華若木詩抄」

にぎわわ・し【賑ははし】🔗🔉

にぎわわ・し ニギハハシ 【賑ははし】 (形シク) 〔「にぎはふ」の形容詞化〕 (1)豊かである。栄えている。「あやしの東人なりとも―・しきにつきて誘ふ水あらばなど云ふを/徒然 240」 (2)陽気である。にぎやかである。「―・しう愛敬づき/源氏(空蝉)」 (3)物の数が多い。「硯のあたり―・しく草子ども取り散らしけるを/源氏(初音)」

にぎわわ・す【賑わわす】🔗🔉

にぎわわ・す ニギハハス [4] 【賑わわす】 (動サ五[四]) 「にぎわす」に同じ。

にぎやか【賑やかな】(和英)🔗🔉

にぎやか【賑やかな】 (1)[雑踏]crowded;→英和 prosperous (繁盛).→英和 (2)[陽気な]lively;→英和 merry;→英和 cheerful.→英和

にぎわい【賑わい】(和英)🔗🔉

にぎわい【賑わい】 a crowd (雑踏);→英和 prosperity (繁盛).→英和

にぎわう【賑わう】(和英)🔗🔉

にぎわう【賑わう】 be crowded (雑踏する);be prosperous (繁盛する).

にぎわす【賑わす】(和英)🔗🔉

にぎわす【賑わす】 enliven (活気づける).→英和

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