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じ‐ゆう【自由】‥イウ🔗🔉

じ‐ゆう自由‥イウ ①[後漢書皇后紀下、安思閻皇后]心のままであること。思う通り。自在。古くは、勝手気ままの意に用いた。綏靖紀「威福いきおい自由ほしきままなり」。森鴎外、舞姫「久しくこの―なる大学の風に当りたればにや」。「―な選択」「―にあやつる」 ②(freedom; liberty)一般的には、責任をもって何かをすることに障害(束縛・強制など)がないこと。自由は一定の前提条件の上で成立しているから、無条件的な絶対の自由は人間にはない。自由は、障害となる条件の除去・緩和によって拡大するから、目的のために自然的・社会的条件を変革することは自由の増大である。この意味での自由は、自然・社会の法則の認識を通じて実現される。 ㋐社会的自由。社会生活で、個人の権利(人権)が侵されないこと。歴史的に成立している重要なものに、市民的自由と政治的自由がある。前者は企業の自由、契約の自由、財産・身体の自由、思想・信仰の自由、言論・集会・結社の自由などを指し、後者は参政権その他政治的目的のための行動の自由を意味し、両者ともそれらに対して国家権力その他の干渉がないことを意味する。 ㋑(→)「意志の自由」に同じ。 ㋒倫理的自由。カントにおいては、意志が感性的欲望に束縛されず、理性的な道徳命令に服することで、自律と同義。サルトルにおいては、人間はその存在構造から本来的に自由であり、したがって常に未来の選択へと強いられており、それ故自由は重荷となる。 ⇒じゆう‐いし【自由意志】 ⇒じゆう‐いみん【自由移民】 ⇒じゆう‐エネルギー【自由エネルギー】 ⇒じゆう‐えん【自由円】 ⇒じゆうえん‐よきん【自由円預金】 ⇒じゆう‐か【自由化】 ⇒じゆう‐か【自由花】 ⇒じゆう‐が【自由画】 ⇒じゆう‐がくげい【自由学芸】 ⇒じゆう‐がた【自由形】 ⇒じゆう‐かったつ【自由闊達】 ⇒じゆう‐かって【自由勝手】 ⇒じゆう‐がね【自由曲尺】 ⇒じゆう‐ききゅう【自由気球】 ⇒じゆう‐ぎょう【自由業】 ⇒じゆう‐きょういく【自由教育】 ⇒じゆう‐きょうそう【自由競争】 ⇒じゆう‐ぎょぎょう【自由漁業】 ⇒じゆう‐けい【自由刑】 ⇒じゆう‐けいざい【自由経済】 ⇒じゆうけいやく‐せんしゅ【自由契約選手】 ⇒じゆう‐げきじょう【自由劇場】 ⇒じゆう‐けっこん【自由結婚】 ⇒じゆう‐けん【自由権】 ⇒じゆう‐こう【自由港】 ⇒じゆう‐こうさい【自由公債】 ⇒じゆうこうつう‐けん【自由交通権】 ⇒じゆう‐こうどう【自由行動】 ⇒じゆう‐こうび【自由交尾】 ⇒じゆう‐こうろ【自由航路】 ⇒じゆう‐こんいん【自由婚姻】 ⇒じゆう‐ざい【自由財】 ⇒じゆう‐さいりょう【自由裁量】 ⇒じゆう‐ざんまい【自由三昧】 ⇒じゆう‐し【自由市】 ⇒じゆう‐し【自由肢】 ⇒じゆう‐し【自由詩】 ⇒じゆう‐じざい【自由自在】 ⇒じゆうし‐しゃ【自由詩社】 ⇒じゆう‐しそう【自由思想】 ⇒じゆうしそう‐か【自由思想家】 ⇒じゆう‐しちか【自由七科】 ⇒じゆう‐しつもん【自由質問】 ⇒じゆう‐しゅぎ【自由主義】 ⇒じゆう‐しゅぎ‐しんがく【自由主義神学】 ⇒じゆうしんしょう‐しゅぎ【自由心証主義】 ⇒じゆう‐しんどう【自由振動】 ⇒じゆう‐しんりょう【自由診療】 ⇒じゆう‐せかい【自由世界】 ⇒じゆう‐せき【自由席】 ⇒じゆう‐せんぱく【自由船舶】 ⇒じゆうそうぞく‐しゅぎ【自由相続主義】 ⇒じゆうだいがく‐うんどう【自由大学運動】 ⇒じゆう‐たいき【自由大気】 ⇒じゆう‐ちかすい【自由地下水】 ⇒じゆう‐ちょう【自由帳】 ⇒じゆう‐でんし【自由電子】 ⇒じゆう‐ど【自由度】 ⇒じゆう‐とう【自由党】 ⇒じゆう‐とし【自由都市】 ⇒じゆう‐にんよう【自由任用】 ⇒じゆう‐の‐めがみ【自由の女神】 ⇒じゆう‐はいぎょう【自由廃業】 ⇒じゆう‐フランス【自由フランス】 ⇒じゆう‐ぼうえき【自由貿易】 ⇒じゆう‐ぼうえき‐きょうてい【自由貿易協定】 ⇒じゆう‐ぼうえき‐こう【自由貿易港】 ⇒じゆう‐ぼうえき‐ていこくしゅぎ【自由貿易帝国主義】 ⇒じゆう‐ほうがく【自由法学】 ⇒じゆう‐ほうそうだん【自由法曹団】 ⇒じゆう‐ほうにん【自由放任】 ⇒じゆうほうにん‐しゅぎ【自由放任主義】 ⇒じゆう‐ほうろん【自由法論】 ⇒じゆう‐ほんぽう【自由奔放】 ⇒じゆう‐まい【自由米】 ⇒じゆう‐みん【自由民】 ⇒じゆうみんけん‐うんどう【自由民権運動】 ⇒じゆうみんけん‐ろん【自由民権論】 ⇒じゆう‐みんしゅ‐とう【自由民主党】 ⇒じゆう‐らっか【自由落下】 ⇒じゆう‐りつ【自由律】 ⇒じゆう‐れんあい【自由恋愛】 ⇒じゆう‐れんそう【自由連想】 ⇒じゆう‐ろうどうしゃ【自由労働者】 ⇒じゆう‐ろうれん【自由労連】

じゆう‐しゅぎ【自由主義】‥イウ‥🔗🔉

じゆう‐しゅぎ自由主義‥イウ‥ (liberalism)近代資本主義の成立とともに、17〜18世紀に現れた思想および運動。封建制・専制政治に反対し、経済上では企業の自由を始め、すべての経済活動に対する国家の干渉を排し、政治上は政府の交替を含む自由な議会制度を主張。個人の思想・言論の自由、信教の自由を擁護するものであり、イギリス・フランス・アメリカにおける革命の原動力となった。 ⇒じ‐ゆう【自由】

じゆう‐とう【自由党】‥イウタウ🔗🔉

じゆう‐とう自由党‥イウタウ ①(Liberal Party)イギリスの政党。王権と民権との抗争の激しかった17世紀に組織された議会主義政党(ホイッグ党)を前身とし、19世紀中葉に同党の急進派を中心に改称。グラッドストンのもとで絶頂期を迎えた。第一次大戦後衰退。 ②日本で最初の政党の一つ。国会期成有志公会を前身として1881年(明治14)組織。板垣退助を総理とし、自由民権の拡張、立憲政体の樹立等を綱領とした。84年いったん解散、90年板垣を再び総理とし、大井憲太郎を中心に再組織。98年対立していた進歩党と合同して憲政党を組織、1900年政友会に合流。 →資料:自由党盟約 →資料:『自由党を祭る文』 ③第二次大戦後の保守政党。鳩山一郎を総裁に日本自由党として1945年立党、のち民主党や無所属の一部を合わせて民主自由党となり、さらに50年3月自由党と改称。55年、日本民主党と合同、自由民主党として現在に至る。 ⇒じ‐ゆう【自由】

てんびん‐きゅう【天秤宮】🔗🔉

てんびん‐きゅう天秤宮】 (Libra ラテン)黄道十二宮の第7宮。紀元前2世紀には天秤座てんびんざに相当していたが、現在では乙女座おとめざの位置に当たる。太陽は9月24日頃から10月24日頃までこの宮にある。 ⇒てん‐びん【天秤】

てんびん‐ざ【天秤座】🔗🔉

てんびん‐ざ天秤座】 (Libra ラテン)黄道上の第8星座。乙女座の東、蠍座さそりざの西にある。7月初旬の夕刻に南中。 天秤座 ⇒てん‐びん【天秤】

としょ‐かん【図書館】‥クワン🔗🔉

としょ‐かん図書館‥クワン (library)(明治中期の訳語。それまでズショカンといった)図書・記録その他の資料を収集・整理・保管し、必要とする人の利用に供する施設。旧訳、書籍館しょじゃくかん。木下杢太郎、医師ドオバンの首「生前所蔵せる浩翰なる書籍を王室の―に寄贈致す」 ⇒と‐しょ【図書】

ライブラリー【library】🔗🔉

ライブラリーlibrary】 ①図書館。図書室。 ②叢書。 ③映画・写真などを資料として収集・保管する施設。「フォト‐―」 ④プログラム‐ライブラリーの略。コンピューターのオペレーティング‐システムや言語処理系において、多数のプログラマーが自由に使用できる形で用意されているプログラムの集まり。

リーブルヴィル【Libreville】🔗🔉

リーブルヴィルLibreville】 アフリカ中部、ガボン共和国の首都。同国北西部に位置し、ギニア湾に臨む港湾都市。人口36万2千(1993)。

リバータリアニズム【libertarianism】🔗🔉

リバータリアニズムlibertarianism】 徹底した個人主義、自由市場の擁護、国家の役割の最小化などを特徴とする思想。ハイエク・ノージックらが代表。政府の市場介入と財の再分配を求めるリベラリズムや、共同体の伝統や慣行を重視するコミュニタリアニズムと対立する。自由至上主義。完全自由主義。

リバティー【liberty】🔗🔉

リバティーliberty】 自由。解放。

リビア【Libya】🔗🔉

リビアLibya】 (ギリシア・ローマ時代のアフリカの称)アフリカ北部、地中海に面する国。正称は、大リビア‐アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国。1912年イタリア植民地、51年立憲王国として独立、69年共和国となる。住民の大多数はイスラム教徒のアラブ人・ベルベル人。油田開発が進む。面積176万平方キロメートル。人口548万4千(2002)。首都トリポリ。→アフリカ(図)⇒リビア‐さばく【リビア砂漠】 ⇒リビア‐ねこ【リビア猫】

リビドー【Libido ドイツ】🔗🔉

リビドーLibido ドイツ】 (本来はラテン語で欲望の意)精神分析の主要概念の一つ。フロイトは、生の本能としての性的エネルギーと定義し、それが阻害されると様々な発達障害や神経症が生じるとする。また、ユングは、すべての本能のエネルギーの本体とする。

リブ【lib】🔗🔉

リブlib】 (liberation(解放)の略)ウーマン‐リブの略。

リベラリスト【liberalist】🔗🔉

リベラリストliberalist】 自由主義者。

リベラリズム【liberalism】🔗🔉

リベラリズムliberalism(→)自由主義

リベラル【liberal】🔗🔉

リベラルliberal】 ①個人の自由、個性を重んずるさま。自由主義的。 ②自由主義者。 ⇒リベラル‐アーツ【liberal arts】

リベラル‐アーツ【liberal arts】🔗🔉

リベラル‐アーツliberal arts】 ①(→)自由学芸に同じ。 ②自由な心や批判的知性の育成、また自己覚醒を目的にした大学の教養教育の課程。 ⇒リベラル【liberal】

リベリア【Liberia】🔗🔉

リベリアLiberia】 アフリカ西部、大西洋に面する共和国。1820年アメリカの解放奴隷が移住・建国、47年独立。便宜置籍船制度により、世界一の商船保有国。面積11万平方キロメートル。人口287万9千(1997)。首都モンロヴィア。→アフリカ(図)

リベル【Liber】🔗🔉

リベルLiber】 ローマの古神。生産と豊穣の神。ギリシア神話のディオニュソスと同一視された。

リベロ【libero イタリア】🔗🔉

リベロlibero イタリア】 (「自由な」の意) ①サッカーで、通常はゴール前を守るが、自由に攻撃にも参加する選手。 ②バレーボールで、守備専門の選手。他の選手とは異なるユニフォームを着用する。

🄰LIBOR🔗🔉

LIBOR(ライボー; リボール) [London Interbank Offered Rate]ロンドン銀行間取引金利.

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