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広辞苑の検索結果 (6)

かな【金】🔗🔉

かな】 「かね」の古形。複合語に用い、金属・金銭などの意を表す。「―物」「―繰かなぐり

かね【金】🔗🔉

かね】 ①金属の総称。金・銀・鉄・銅など。また、金属製品。金具。源氏物語浮舟「この籠は―を造りて色どりたる籠なりけり」。「靴に―を打つ」 ②(近世、上方では貨幣に銀を用いたので多く「銀」の字を当てた)貨幣としての黄金など。金銭。竹取物語「いま―五十両給はるべし」。世間胸算用2「―掛くるそばに置きて数をよませ」。「―に目がくらむ」 ⇒金一升土一升 ⇒金が唸る ⇒金がかかる ⇒金が敵 ⇒金が物を言う ⇒金で面を撲る ⇒金に飽かす ⇒金に糸目をつけない ⇒金になる ⇒金の切れ目が縁の切れ目 ⇒金の轡を食ます ⇒金の世の中 ⇒金の草鞋で尋ねる ⇒金は天下の回りもの ⇒金は湧き物 ⇒金を食う ⇒金を寝かす ⇒金を回す

きん【金】🔗🔉

きん】 (呉音はコン) ①(gold)金属元素の一種。元素記号Au 原子番号79。原子量197.0。石英鉱脈の中または川の砂中に単体として産し、銅鉱・鉛鉱などにも含まれる。黄色の光輝ある金属。重く軟らかで、延性および展性に富み、空気中で錆びず、普通の酸に侵されず、王水に溶ける。比重は19.3。産出の少ないこと、光輝の美麗なことで貴金属の随一とされ、貨幣・装飾品・歯科治療材・電子工業部品に用いる。南アフリカ・カナダ・ロシアなどに多く産出。こがね。おうごん。「―の延べ棒」 ②立派な、固い、美しい、貴重ななどの意を表す語。 ③お金。ぜに。貨幣。通貨。また、昔、中国で通貨の単位。「―一封」 ④金額を記すとき、数字の上に冠する語。「―一万円也」 ⑤(→)カラットに同じ。「18―」 ⑥金メダルの略。スポーツ競技などで、第1位となること。 ⑦五行ごぎょうの第4。時季では秋、方位では西、十干では庚・辛に当てる。 ⑧金曜の略。 ⑨こがね色。黄色。 ⑩将棋の駒、金将の略。 ⑪中国の楽器分類、八音はちおんの一つ。鐘の類。 ⑫俗語で、睾丸こうがんの称。きんたま。

きん【金】(地名)🔗🔉

きん】 中国東北部の女真族完顔部の首長阿骨打アクダの建てた国。遼・北宋を滅ぼし、東北・内モンゴル・華北を支配。都は初め会寧(黒竜江省阿城市)、後に燕京・べん京。女真文字を作った。9世でモンゴル軍に滅ぼされた。(1115〜1234)

こ‐がね【黄金・金】🔗🔉

[漢]金🔗🔉

 字形  筆順 〔金部0画/8画/教育/2266・3662〕 〔音〕キン(漢) コン(呉) 〔訓〕かねかな=・こがね [意味] ①かね。かなもの。銅・鉄などの鉱物。「金属・金石・冶金やきん」 ②こがね。ゴールド。金属元素の一つ。「黄金おうごん・金銀・金泥こんでい・純金」▶金位を示す語としても用いる。「十八金」 ③(①のように)固い。(②のように)美しい。ねうちがある。「金剛こんごう・金城湯池・金髪・金言・金科玉条」 ④おかね。通貨。「金一封」「金一万円也」「金銭・金融・貯金・税金・借金・資本金」▶昔、中国で貨幣の単位。漢代では黄金一斤をいう。 ⑤五行ごぎょうの一つ。色では白、方位では西、四季では秋に当てる。「木火土金ごん水・金星」。七曜の一つ。「金曜」 ⑥将棋の駒こま「金将」の略。「と金・成金なりきん」 ⑦中国の王朝名。女真族が建てた国。一一一五〜一二三四年。 [解字] 解字形声。「土」+「ハ」(=二つの点。砂金など地中の金属)+音符「今」(=ふくむ)。土中に含まれる鉱物の意。中国殷いん・周時代には主として青銅を、春秋時代以後は黄金をさす。 [下ツキ 鬱金・益金・黄金・官金・換金・元金・贋金・基金・義金・給金・醵金・献金・現金・公金・行金・合金・差金・砂金・残金・資金・賜金・試金石・紫磨金・謝金・借金・集金・出金・純金・償金・奨金・正金・賞金・税金・千金・前金・送金・即金・損金・大金・代金・断金・着金・鋳金・彫金・貯金・沈金・賃金・天金・鍍金・入金・年金・納金・拝金・白金・罰金・半金・判金・板金・鈑金・百金・賦金・返金・砲金・募金・本金・万金・冶金・用金・預金・琉金・料金・礼金・錬金術 [難読] 金海鼠きんこ・金翅雀ひわ・金縷梅まんさく・金雀児エニシダ・金巾カナキン・金糸雀カナリヤ

大辞林の検索結果 (7)

かね【金】🔗🔉

かね [0] 【金】 (1)金属。金・銀・銅・鉄など。「―の箸」 (2)金銭。おかね。「―をためる」「―を貸す」 〔近世,上方では主に銀貨が用いられたことから「銀」の字も用いられた〕

きん【金】🔗🔉

きん [1] 【金】 (1)〔gold; (ラテン) Aurum〕 銅族に属する遷移元素の一。元素記号 Au 原子番号七九。原子量一九七・〇。単体として石英脈中に産する。光沢ある黄色の金属。金属中最も延性・展性が大きく,厚さ0.1マイクロメートルの箔(ハク)とすることができる。化学的にきわめて安定で,空気中で酸化せず,酸におかされないが,王水には溶ける。古来,随一の貴金属とされ,貨幣・装飾品として用いられる。こがね。 (2)(ア)金銭。貨幣。「―一封」(イ)江戸時代に用いられた大判・小判など金貨の総称。普通一両をさす。 (3)金額を書くときに上に冠する語。「―一万円也」 (4)金の純度を示す単位。二四金を純金とする。 (5)金の色。金色(キンイロ)。こがね色。「―ボタン」 (6)将棋の駒の一。「金将」の略。 (7)五行(ゴギヨウ)の第四。季節では秋,方位では西,色では白,十干では庚(カノエ)・辛(カノト),五星では金星に当てる。 (8)七曜の一。「金曜」の略。 (9)睾丸(コウガン)。きんたま。

きん【金】🔗🔉

きん 【金】 中国,女真族完顔(ワンヤン)部の酋長阿骨打(アクダ)が建てた国(1115-1234)。遼(リヨウ)・北宋を滅ぼし中国東北部・内モンゴル・華北を領有した。都は初め会寧府,のち燕京,京(ベンケイ)。モンゴルと南宋の攻撃により滅亡。

こ-がね【黄金・金】🔗🔉

こ-がね [0] 【黄金・金】 〔「くがね(金)」の転〕 (1)おうごん。きん。 (2)大判・小判などの金貨をいう。 (3)「黄金色」の略。

こん【金】🔗🔉

こん [1] 【金】 五行(ゴギヨウ)の第四。

かね【金】(和英)🔗🔉

かね【金】 (1)[金属](a) metal.→英和 (2)[金銭]money;→英和 cash;→英和 a coin (硬貨).→英和 〜の[金属]metal(lic);[金銭]pecuniary;→英和 monetary.→英和 〜がある(ない) be rich (poor).〜がかかる be expensive.〜になる profitable.→英和 〜ずくで by force of money.

きん【金】(和英)🔗🔉

きん【金】 gold;→英和 money (金銭).→英和 〜の gold;→英和 golden (金のような・金色の).→英和 ‖18金の指輪 a 18-carat gold ring.

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