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広辞苑の検索結果 (25)
さくら【桜】🔗⭐🔉
さくら【桜】
①バラ科サクラ属の落葉高木または低木の一部の総称。同属でもウメ・モモ・アンズなどを除く。中国大陸・ヒマラヤにも数種あるが、日本に最も種類が多い。園芸品種が非常に多く、春、白色・淡紅色から濃紅色の花を開く。八重咲きの品種もある。古来、花王と称せられ、日本の国花とし、古くは「花」といえば桜を指した。材は均質で器具材・造船材などとし、また、古来、版木に最適とされる。樹皮は咳止薬(桜皮仁)に用いるほか曲物まげものなどに作り、花の塩漬は桜湯、葉の塩漬は桜餅に使用。また桜桃おうとうの果実は食用にする。ヤマザクラ・ソメイヨシノ・サトザクラ・ヒガンザクラなどが普通。〈[季]春〉。「桜の実」は〈[季]夏〉。万葉集8「高円たかまとの山の―はいかにあらむ」
エドヒガンザクラ
提供:ネイチャー・プロダクション
オオシマザクラ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ソメイヨシノ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ヤマザクラ
提供:ネイチャー・プロダクション
②桜色の略。
③桜襲さくらがさねの略。
④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。
桜
⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。
⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。
㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。
⑦(隠語)市街の繁華な所。
⇒さくら‐あめ【桜雨】
⇒さくら‐いか【桜烏賊】
⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】
⇒さくら‐いり【桜煎】
⇒さくら‐いろ【桜色】
⇒さくら‐うお【桜魚】
⇒さくら‐うぐい【桜鯎】
⇒さくら‐うめ【桜梅】
⇒さくら‐え【桜会】
⇒さくら‐えび【桜蝦】
⇒さくら‐おどし【桜縅】
⇒さくら‐かい【桜会】
⇒さくら‐がい【桜貝】
⇒さくら‐かざし【桜挿頭】
⇒さくら‐がさね【桜襲】
⇒さくら‐がしわ【桜膳】
⇒さくら‐がみ【桜紙】
⇒さくら‐がゆ【桜粥】
⇒さくら‐がり【桜狩】
⇒さくら‐ぎ【桜木】
⇒さくら‐ごろも【桜衣】
⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】
⇒さくら‐そう【桜草】
⇒さくら‐だ【桜田】
⇒さくら‐だい【桜鯛】
⇒さくら‐たで【桜蓼】
⇒さくら‐だま【桜玉】
⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
⇒さくら‐づき【桜月】
⇒さくら‐づくし【桜尽し】
⇒さくら‐づけ【桜漬】
⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】
⇒さくら‐どき【桜時】
⇒さくら‐なべ【桜鍋】
⇒さくら‐に【桜煮】
⇒さくら‐にく【桜肉】
⇒さくら‐のり【桜海苔】
⇒さくら‐ばい【桜灰】
⇒さくら‐ばな【桜花】
⇒さくら‐ばり【桜張】
⇒さくら‐びと【桜人】
⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】
⇒さくら‐ぼし【桜乾し】
⇒さくら‐ます【桜鱒】
⇒さくら‐みそ【桜味噌】
⇒さくら‐むすび【桜結び】
⇒さくら‐めし【桜飯】
⇒さくら‐もち【桜餅】
⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】
⇒さくら‐ゆ【桜湯】
⇒さくら‐らん【桜蘭】
⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿
オオシマザクラ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ソメイヨシノ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ヤマザクラ
提供:ネイチャー・プロダクション
②桜色の略。
③桜襲さくらがさねの略。
④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。
桜
⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。
⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。
㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。
⑦(隠語)市街の繁華な所。
⇒さくら‐あめ【桜雨】
⇒さくら‐いか【桜烏賊】
⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】
⇒さくら‐いり【桜煎】
⇒さくら‐いろ【桜色】
⇒さくら‐うお【桜魚】
⇒さくら‐うぐい【桜鯎】
⇒さくら‐うめ【桜梅】
⇒さくら‐え【桜会】
⇒さくら‐えび【桜蝦】
⇒さくら‐おどし【桜縅】
⇒さくら‐かい【桜会】
⇒さくら‐がい【桜貝】
⇒さくら‐かざし【桜挿頭】
⇒さくら‐がさね【桜襲】
⇒さくら‐がしわ【桜膳】
⇒さくら‐がみ【桜紙】
⇒さくら‐がゆ【桜粥】
⇒さくら‐がり【桜狩】
⇒さくら‐ぎ【桜木】
⇒さくら‐ごろも【桜衣】
⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】
⇒さくら‐そう【桜草】
⇒さくら‐だ【桜田】
⇒さくら‐だい【桜鯛】
⇒さくら‐たで【桜蓼】
⇒さくら‐だま【桜玉】
⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
⇒さくら‐づき【桜月】
⇒さくら‐づくし【桜尽し】
⇒さくら‐づけ【桜漬】
⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】
⇒さくら‐どき【桜時】
⇒さくら‐なべ【桜鍋】
⇒さくら‐に【桜煮】
⇒さくら‐にく【桜肉】
⇒さくら‐のり【桜海苔】
⇒さくら‐ばい【桜灰】
⇒さくら‐ばな【桜花】
⇒さくら‐ばり【桜張】
⇒さくら‐びと【桜人】
⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】
⇒さくら‐ぼし【桜乾し】
⇒さくら‐ます【桜鱒】
⇒さくら‐みそ【桜味噌】
⇒さくら‐むすび【桜結び】
⇒さくら‐めし【桜飯】
⇒さくら‐もち【桜餅】
⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】
⇒さくら‐ゆ【桜湯】
⇒さくら‐らん【桜蘭】
⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿
さくら🔗⭐🔉
さくら
栃木県中部の市。奥州街道・会津街道が通る交通の要衝で、近年は東京圏向けの生鮮食料の生産が盛ん。人口4万1千。
さくら【佐倉】🔗⭐🔉
さくら【佐倉】
千葉県北部の市。成田街道に沿い、もと堀田氏11万石の城下町。酪農・養豚・養鶏が盛んであったが、現在は住宅・工場が進出。国立歴史民俗博物館がある。人口17万1千。
⇒さくら‐ぎみんでん【佐倉義民伝】
⇒さくら‐ずみ【佐倉炭】
⇒さくら‐そうご【佐倉宗吾】
さくら【佐久良】🔗⭐🔉
さくら【佐久良】
姓氏の一つ。
⇒さくら‐あずまお【佐久良東雄】
さくらあさ‐の【桜麻の】🔗⭐🔉
さくらあさ‐の【桜麻の】
〔枕〕
(万葉集の「桜麻乃」「桜麻之」を訓よんだもの。サクラヲノとも)「をふ」「かりふ」にかかる。散木奇歌集「―苧生おふの浦波」。曾丹集「―刈生かりふの原を今日見れば」
さくら‐あずまお【佐久良東雄】‥アヅマヲ🔗⭐🔉
さくら‐あずまお【佐久良東雄】‥アヅマヲ
(東雄はハルオとも)幕末の志士・歌人。号は薑園きょうえん。常陸の人。初め僧、のち還俗。平田篤胤の門に学ぶ。桜田門外の変に連座、獄中に絶食して没。歌集「薑園集」がある。(1811〜1860)
⇒さくら【佐久良】
さくら‐あめ【桜雨】🔗⭐🔉
さくら‐あめ【桜雨】
桜の花の咲く頃の雨。
⇒さくら【桜】
さくらい【桜井】‥ヰ(地名)🔗⭐🔉
さくらい【桜井】‥ヰ
①奈良県中部の市。奈良盆地の南東隅。伊勢・伊賀・大阪を結ぶ交通の要地で、製材業が盛ん。人口6万1千。
②大阪府の北東端、三島郡島本町の地名。西国街道に沿って駅址がある。楠木正成・正行まさつら父子訣別の史跡。
⇒さくらい‐やき【桜井焼】
さくらい【桜井】‥ヰ(姓氏)🔗⭐🔉
さくらい【桜井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒さくらい‐じょうじ【桜井錠二】
⇒さくらい‐ただよし【桜井忠温】
⇒さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】
⇒さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】
⇒さくらい‐りとう【桜井吏登】
さくら‐いか【桜烏賊】🔗⭐🔉
さくら‐いか【桜烏賊】
桜の咲く頃にとれるイカ。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくらい‐じょうじ【桜井錠二】‥ヰヂヤウ‥🔗⭐🔉
さくらい‐じょうじ【桜井錠二】‥ヰヂヤウ‥
化学者。金沢生れ。東大教授・理化学研究所初代副所長・帝国学士院長。日本の物理化学研究の基礎を築いた。(1858〜1939)
⇒さくらい【桜井】
さくらい‐ただよし【桜井忠温】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐ただよし【桜井忠温】‥ヰ‥
陸軍軍人・文筆家。少将。愛媛県生れ。日露戦争の旅順攻囲戦に参加、その体験を書いた「肉弾」「銃後」が好評を得た。(1879〜1965)
桜井忠温
撮影:田沼武能
⇒さくらい【桜井】
⇒さくらい【桜井】
さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】‥ヰ‥セウ‥🔗⭐🔉
さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】‥ヰ‥セウ‥
江戸前期の浄瑠璃太夫。通称、和泉半左衛門。初め江戸和泉太夫、1662年(寛文2)受領して丹波少掾平正信と称す。薩摩浄雲の門弟。荒々しい豪壮なものを好んで語り、金平節きんぴらぶしと呼ばれ、万治・寛文(1658〜1673)の頃流行した。生没年未詳。
⇒さくらい【桜井】
さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】🔗⭐🔉
さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】
天保一分銀。桜花の形の刻印を四周に打ってあるので、この称がある。
⇒さくら【桜】
さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】‥ヰ‥
江戸末期の俳人。諱は能充。金沢の人。馬来門、成田蒼虬そうきゅうに兄事し、繊麗巧緻な修辞と句法によって高名。著「梅室付合集」「梅室家集」「梅林茶談」など。(1769〜1852)
⇒さくらい【桜井】
さくらい‐やき【桜井焼】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐やき【桜井焼】‥ヰ‥
桜井2で作られた陶器。天明(1781〜1789)の頃に開窯し、楠木正成・正行まさつら父子訣別の図などを描く。桜井里さくらいのさと焼。楠公なんこう焼。
⇒さくらい【桜井】
さくら‐いり【桜煎】🔗⭐🔉
さくら‐いり【桜煎】
タコの脚を薄く輪切りにしたのを、酒とみりんで煮た料理。桜煮。
⇒さくら【桜】
さくらい‐りとう【桜井吏登】‥ヰ‥🔗⭐🔉
さくらい‐りとう【桜井吏登】‥ヰ‥
江戸中期の俳人。江戸の人。服部嵐雪に学び、雪中庵2世を嗣いだ。名を好まず句稿を焼却。(1681〜1755)
⇒さくらい【桜井】
さくら‐いろ【桜色】🔗⭐🔉
さくら‐いろ【桜色】
桜の花のような色。淡紅色。「ほんのり―に上気する」
Munsell color system: 10RP9/2.5
⇒さくら【桜】
さくら‐うお【桜魚】‥ウヲ🔗⭐🔉
さくら‐うお【桜魚】‥ウヲ
桜の咲く頃にとれる小鮎こあゆ。
⇒さくら【桜】
さくら‐うぐい【桜鯎】‥ウグヒ🔗⭐🔉
さくら‐うぐい【桜鯎】‥ウグヒ
桜の咲く頃にとれるウグイ。産卵期に当たり、雌雄ともに紅い婚姻色が現れる。桜石斑魚。サクラバヤ(関東)。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくら‐うめ【桜梅】🔗⭐🔉
さくら‐うめ【桜梅】
梅の一品種。花が浅紅色で八重咲き。
⇒さくら【桜】
さくら‐え【桜会】‥ヱ🔗⭐🔉
さくら‐え【桜会】‥ヱ
平安時代から鎌倉末期まで、桜の咲く頃に行われた法会。東大寺・醍醐寺・賀茂社など。醍醐寺では終りに観桜の宴を寺内の清滝宮で催し、清滝会きよたきえともいう。
⇒さくら【桜】
さくら‐えび【桜蝦】🔗⭐🔉
さくら‐えび【桜蝦】
サクラエビ科のエビ。体長約5センチメートル。体は透明で、微小な赤い色素胞があり、淡紅色に見える。発光器を持つが、発光は観察されていない。深海浮遊性で、夜間に浅海に浮上する。駿河湾富士川河口の沖合で多く漁獲。生食のほか、乾蝦などに加工する。
さくらえび
桜蝦(由比港にて)
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
桜蝦(由比港にて)
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
さくら‐おどし【桜縅】‥ヲドシ🔗⭐🔉
さくら‐おどし【桜縅】‥ヲドシ
(→)「こざくらおどし」に同じ。
⇒さくら【桜】
大辞林の検索結果 (50)
さくら【桜】🔗⭐🔉
さくら [0] 【桜】
(1)バラ科サクラ属の落葉高木または低木。北半球の温帯と暖帯に分布し二〇〜三〇種がある。日本に最も種類が多く,奈良時代から栽植され,園芸品種も多い。春,葉に先立ちまたは同時に開花。花は淡紅色ないし白色の五弁花で,八重咲きのものもある。西洋実桜(ミザクラ)の実はサクランボといい,食用。材は器具・版木・薪炭用。重弁の花を塩漬けにして桜湯として飲み,葉は桜餅に使用。染井吉野が代表的であるが,山桜・江戸彼岸・大島桜・八重桜も各地に植えられている。日本の国花。[季]春。
(2)馬肉の俗称。
(3)「桜色」の略。
(4)露店などで,客の買い気をそそるため,客のふりをして買い物する仲間。
〔「ただで見る」の意から芝居の無料見物人の意となり,そこから生じたという〕
(5)「桜襲(ガサネ)」の略。
(6)家紋の一。桜の花,花と枝葉をかたどったもの。
さくら-あさ【桜麻】🔗⭐🔉
さくら-あさ [3] 【桜麻】
麻の一種。花の色から,あるいは種子をまく時期からともいうが実体は不詳。俳諧では夏の季語とされた。さくらお。「畑打音やあらしの―(芭蕉)/花摘」
さくら-あさ-の【桜麻の】🔗⭐🔉
さくら-あさ-の 【桜麻の】 (枕詞)
⇒さくらおの
さくら-いか【桜烏賊】🔗⭐🔉
さくら-いか [3] 【桜烏賊】
「花烏賊(ハナイカ){(2)}」に同じ。[季]春。
さくら-いり【桜煎り】🔗⭐🔉
さくら-いり [0] 【桜煎り】
「桜煮(サクラニ)」に同じ。
さくら-いろ【桜色】🔗⭐🔉
さくら-いろ [0] 【桜色】
桜の花のような色。薄い紅色。「目元がほんのり―になる」
さくら-うお【桜魚】🔗⭐🔉
さくら-うお ―ウヲ [3] 【桜魚】
桜の咲く頃にとれる小さいアユ。
さくら-うぐい【桜
】🔗⭐🔉
さくら-うぐい ―ウグヒ [4] 【桜
】
桜の季節にとれるウグイ。この時期には婚姻色が表れ,特に雄では縦帯の朱色が鮮やか。[季]春。
】
桜の季節にとれるウグイ。この時期には婚姻色が表れ,特に雄では縦帯の朱色が鮮やか。[季]春。
さくら-え【桜会】🔗⭐🔉
さくら-え ―
【桜会】
観桜を兼ねた法会(ホウエ)。中古から中世にかけ京都の醍醐寺・賀茂神社で営まれた。
【桜会】
観桜を兼ねた法会(ホウエ)。中古から中世にかけ京都の醍醐寺・賀茂神社で営まれた。
さくら-えび【桜海老】🔗⭐🔉
さくら-えび [3] 【桜海老】
海産のエビ。体長4センチメートル内外。体は透明で,赤い色素のため桜色に見える。体表に多数の発光器がある。食用。相模湾・駿河湾に多産し,特に富士川河口付近に多い。
さくら-おどし【桜縅】🔗⭐🔉
さくら-おどし ―ヲドシ [4] 【桜縅】
⇒小桜縅(コザクラオドシ)
さくら-お-の【桜麻の】🔗⭐🔉
さくら-お-の ―ヲ― 【桜麻の】 (枕詞)
「麻(アサ)」と「苧(オ)」とが同じものであることから,「おふ」(苧生,すなわち麻畑)にかかるか。かかり方などに諸説ある。さくらあさの。「―をふの下草つゆしあらば/古今六帖 6」
さくら-かい【桜会】🔗⭐🔉
さくら-かい ―クワイ 【桜会】
軍部ファシストの秘密結社。1930年(昭和5)結成。橋本欣五郎・長勇ら参謀本部・陸軍省の中堅将校が中心。満州問題の解決とそのための国家改造,軍部独裁政権の樹立をめざし,三月事件・十月事件を企てたがいずれも未遂に終わり,自然消滅した。
さくら-がい【桜貝】🔗⭐🔉
さくら-がい ―ガヒ [3] 【桜貝】
海産の二枚貝。貝殻は薄く平たい長円形で,殻長2.5センチメートルほど,色彩・形が桜の花弁に似ている。古くから和歌や唱歌の題材にされた。遠浅のきれいな砂底にすむ。本州以南に広く分布。[季]春。
さくら-がさね【桜襲・桜重】🔗⭐🔉
さくら-がさね 【桜襲・桜重】
襲の色目の名。春に用いる。
(1)表は白,裏は赤花。
(2)上から蘇芳(スオウ)・紅梅・{(1)}五枚に紅の単(ヒトエ)。
さくら-がのこ【桜鹿の子】🔗⭐🔉
さくら-がのこ [4] 【桜鹿の子】
桜色の鹿の子絞り。元禄(1688-1704)頃流行した。
さくら-がみ【桜紙】🔗⭐🔉
さくら-がみ [3] 【桜紙】
薄く柔らかな小判のちり紙。マニラ麻などから抄造する。もと,故紙からの再生紙。
さくら-がゆ【桜粥】🔗⭐🔉
さくら-がゆ [3][0] 【桜粥】
あずきがゆの異名。
さくら-がり【桜狩(り)】🔗⭐🔉
さくら-がり [3] 【桜狩(り)】
〔「狩り」は訪ね求めるの意〕
(1)桜花を訪ね求めて楽しむこと。観桜(カンオウ)。花見。[季]春。
(2)曲名(別項参照)。
(3)〔交野(カタノ)の狩猟地が桜の名所でもあったことから〕
鷹狩り。
さくら-ぎ【桜木】🔗⭐🔉
さくら-ぎ [3][0] 【桜木】
(1)桜の木。「花は―人は武士」
(2)桜の木材。江戸時代,版木に使用した。
さくら-ずみ【桜炭】🔗⭐🔉
さくら-ずみ [3] 【桜炭】
「佐倉炭」の当て字。
さくら-ぜんせん【桜前線】🔗⭐🔉
さくら-ぜんせん [4] 【桜前線】
開花前線の一。春,サクラ(主にソメイヨシノ)の開花の日が等しい地点を結んだ線。季節の進行につれて南から北へ,低地から高地へと,順次移行していくさまを,天気図上の前線の動きにたとえていう。
さくら-そう【桜草】🔗⭐🔉
さくら-そう ―サウ [0] 【桜草】
(1)サクラソウ科の多年草。日当たりのよい草原に生え,また観賞用に栽培される。全体に軟毛がある。葉は根生し,卵形。春,高さ約20センチメートルの花茎を立て,頂に紅紫・桃・白などの花を数個つける。花冠は高坏(タカツキ)形で上端は五裂する。品種が多い。[季]春。
(2)サクラソウ属の植物の総称。イワザクラ・クリンソウ,外来園芸種のプリムラなど。
さくら【佐倉】🔗⭐🔉
さくら 【佐倉】
千葉県北部の市。印旛沼の南岸に位置。近世,堀田氏の城下町で,城跡に国立歴史民俗博物館がある。
さくら-ずみ【佐倉炭】🔗⭐🔉
さくら-ずみ [3] 【佐倉炭】
千葉県佐倉地方のクヌギを材料とする良質の炭。桜炭。
さくら【佐久良】🔗⭐🔉
さくら 【佐久良】
姓氏の一。
さくら-あずまお【佐久良東雄】🔗⭐🔉
さくら-あずまお ―アヅマヲ 【佐久良東雄】
(1811-1860) 幕末の志士・歌人。名は「はるお」とも。号,薑園(キヨウエン)。常陸(ヒタチ)の人。桜田門外の変に連座し,獄死。歌集「薑園集」
さくらい【桜井】🔗⭐🔉
さくらい サクラ
【桜井】
(1)奈良県中北部,奈良盆地南東部にある市。古くから市場町・宿場町として発達。木材の集散・加工が盛ん。三輪そうめんを特産。長谷(ハセ)寺がある。
(2)大阪府北東端,三島郡島本町の地名。楠木正成(マサシゲ)・正行(マサツラ)父子決別の地として知られる。
【桜井】
(1)奈良県中北部,奈良盆地南東部にある市。古くから市場町・宿場町として発達。木材の集散・加工が盛ん。三輪そうめんを特産。長谷(ハセ)寺がある。
(2)大阪府北東端,三島郡島本町の地名。楠木正成(マサシゲ)・正行(マサツラ)父子決別の地として知られる。
さくらい-せん【桜井線】🔗⭐🔉
さくらい-せん サクラ
― 【桜井線】
JR 西日本の鉄道線。奈良・天理・桜井・高田間,29.4キロメートル。奈良盆地の東部・南部を走る。
― 【桜井線】
JR 西日本の鉄道線。奈良・天理・桜井・高田間,29.4キロメートル。奈良盆地の東部・南部を走る。
さくらい-やき【桜井焼】🔗⭐🔉
さくらい-やき サクラ
― [0] 【桜井焼】
桜井{(2)}で産した陶器。楠公父子決別の図などを描く。清水焼に似ているが質が粗い。大正初年廃窯。
― [0] 【桜井焼】
桜井{(2)}で産した陶器。楠公父子決別の図などを描く。清水焼に似ているが質が粗い。大正初年廃窯。
さくらい【桜井】🔗⭐🔉
さくらい サクラ
【桜井】
姓氏の一。
【桜井】
姓氏の一。
さくらい-きんいち【桜井欽一】🔗⭐🔉
さくらい-きんいち サクラ
― 【桜井欽一】
(1912-1993) 民間鉱物学者。東京生まれ。家業のかたわら日本産鉱物の90パーセントを蒐集。
― 【桜井欽一】
(1912-1993) 民間鉱物学者。東京生まれ。家業のかたわら日本産鉱物の90パーセントを蒐集。
さくらい-じょうじ【桜井錠二】🔗⭐🔉
さくらい-じょうじ サクラ
ヂヤウジ 【桜井錠二】
(1858-1939) 化学者。石川県生まれ。東大教授。理化学研究所・日本学術研究会議の設立に尽力。日本の化学研究発展の基礎を築いた。
ヂヤウジ 【桜井錠二】
(1858-1939) 化学者。石川県生まれ。東大教授。理化学研究所・日本学術研究会議の設立に尽力。日本の化学研究発展の基礎を築いた。
さくらい-ただよし【桜井忠温】🔗⭐🔉
さくらい-ただよし サクラ
― 【桜井忠温】
(1879-1965) 陸軍軍人・作家。愛媛県生まれ。士官学校卒業後,日露戦争に出征,旅順攻撃の際に負傷。その体験を描いた「肉弾」「銃後」は広く読まれた。
― 【桜井忠温】
(1879-1965) 陸軍軍人・作家。愛媛県生まれ。士官学校卒業後,日露戦争に出征,旅順攻撃の際に負傷。その体験を描いた「肉弾」「銃後」は広く読まれた。
さくらい-たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】🔗⭐🔉
さくらい-たんばのしょうじょう サクラ
―セウジヨウ 【桜井丹波少掾】
江戸前期の浄瑠璃太夫。金平(キンピラ)浄瑠璃の祖。通称,和泉半左衛門。薩摩浄雲に学び,和泉太夫と称して,1658年頃から荒々しく豪壮な金平物を語って好評を得た。62年受領して桜井丹波少掾平正信となる。生没年未詳。
―セウジヨウ 【桜井丹波少掾】
江戸前期の浄瑠璃太夫。金平(キンピラ)浄瑠璃の祖。通称,和泉半左衛門。薩摩浄雲に学び,和泉太夫と称して,1658年頃から荒々しく豪壮な金平物を語って好評を得た。62年受領して桜井丹波少掾平正信となる。生没年未詳。
さくらい-ばいしつ【桜井梅室】🔗⭐🔉
さくらい-ばいしつ サクラ
― 【桜井梅室】
(1769-1852) 江戸末期の俳人。金沢生まれ。刀研を業としたが,俳諧を馬来(バライ)に学ぶ。天保三大家の一人とされるが,句風は月並調。著「梅室家集」など。
― 【桜井梅室】
(1769-1852) 江戸末期の俳人。金沢生まれ。刀研を業としたが,俳諧を馬来(バライ)に学ぶ。天保三大家の一人とされるが,句風は月並調。著「梅室家集」など。
さくらがり【桜狩】🔗⭐🔉
さくらがり 【桜狩】
(1)箏曲(ソウキヨク)の一。文化年間(1804-1818)山田検校(ケンギヨウ)作曲。平調子。作詞は越前家の息女という。
(2)長唄の一。1857年二世芳村孝次郎または一〇世杵屋(キネヤ)六左衛門作曲。
さくらがわ【桜川】🔗⭐🔉
さくらがわ サクラガハ 【桜川】
江戸後期に興った吉原の幇間(ホウカン)の苗字。戯作者桜川慈悲成(ジヒナリ)の門弟甚好(ジンコウ)・善好(ゼンコウ)が幇間として名乗る。のち一派をなして幇間といえば桜川をさすようになった。
さくらがわ-じひなり【桜川慈悲成】🔗⭐🔉
さくらがわ-じひなり サクラガハ― 【桜川慈悲成】
(1762-1833) 江戸後期の戯作者・落語家。本名,八尾大助(大五郎とも)。通称,錺屋(カザリヤ)大五郎。茶道・絵画などにも通じ多芸多才。烏亭焉馬(ウテイエンバ)とともに,落語中興の功労者。咄本「延命養談数」,黄表紙「天筆阿房楽」など。
さくらがわ【桜川】🔗⭐🔉
さくらがわ ―ガハ 【桜川】
能の一。四番目物。世阿弥作か。貧窮のため身を売った桜子(サクラゴ)は,三年の後,物狂いとなって子を尋ねる母に常陸(ヒタチ)国桜川のほとりで再会する。
さくらぎ-ちょう【桜木町】🔗⭐🔉
さくらぎ-ちょう ―チヤウ 【桜木町】
横浜市中区と西区にまたがる細長い地区。桜木町駅は日本最初の横浜駅にあたる。
さくらぎみんでん【佐倉義民伝】🔗⭐🔉
さくらぎみんでん 【佐倉義民伝】
下総(シモウサ)国佐倉の木内惣五郎の直訴事件を脚色した歌舞伎・浄瑠璃の総称。三世瀬川如皐(ジヨコウ)作「東山桜荘子(ヒガシヤマサクラソウシ)」,三世桜田治助・河竹黙阿弥作「桜荘子後日文談」など。
→佐倉惣五郎
さく-らく【錯落】🔗⭐🔉
さく-らく [0] 【錯落】 (ト|タル)[文]形動タリ
入りまじるさま。錯雑。「熔巌の塊―として途に横る/即興詩人(鴎外)」
さくらさくら🔗⭐🔉
さくらさくら
歌曲。作詞者不明。原曲は近世の箏曲。1888年(明治21)刊の「箏曲集」に発表。「さくらさくら弥生の空は…」
さくら-じま【桜島】🔗⭐🔉
さくら-じま 【桜島】
鹿児島市街の沖合3キロメートル,鹿児島湾にある火山島。1914年(大正3)の大噴火で大隅半島と陸続きになる。南岳(海抜1040メートル)は現在も噴火を繰り返し,噴煙を上げて周辺に火山灰の被害を与えている。桜島大根を特産。
さくらじま-だいこん【桜島大根】🔗⭐🔉
さくらじま-だいこん [6] 【桜島大根】
ダイコンの一品種。桜島原産。ダイコンとしては世界最大種。球形で,直径60センチメートルにも達する。
さくらじま-せん【桜島線】🔗⭐🔉
さくらじま-せん 【桜島線】
JR 西日本の鉄道線。大阪市西九条・桜島間,4キロメートル。安治川河口の工業地帯を走る。
さくら【桜】(和英)🔗⭐🔉
さくらそう【桜草】(和英)🔗⭐🔉
さくらそう【桜草】
a primrose.→英和
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