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広辞苑の検索結果 (25)

さくら【桜】🔗🔉

さくら】 ①バラ科サクラ属の落葉高木または低木の一部の総称。同属でもウメ・モモ・アンズなどを除く。中国大陸・ヒマラヤにも数種あるが、日本に最も種類が多い。園芸品種が非常に多く、春、白色・淡紅色から濃紅色の花を開く。八重咲きの品種もある。古来、花王と称せられ、日本の国花とし、古くは「花」といえば桜を指した。材は均質で器具材・造船材などとし、また、古来、版木に最適とされる。樹皮は咳止薬(桜皮仁)に用いるほか曲物まげものなどに作り、花の塩漬は桜湯、葉の塩漬は桜餅に使用。また桜桃おうとうの果実は食用にする。ヤマザクラ・ソメイヨシノ・サトザクラ・ヒガンザクラなどが普通。〈[季]春〉。「桜の実」は〈[季]夏〉。万葉集8「高円たかまとの山の―はいかにあらむ」 エドヒガンザクラ 提供:ネイチャー・プロダクション オオシマザクラ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ソメイヨシノ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ヤマザクラ 提供:ネイチャー・プロダクション ②桜色の略。 ③桜襲さくらがさねの略。 ④紋所の名。単弁の桜花を正面から見た形を描いたもの。桜紋。 桜 ⑤(色が桜色なのでいう)馬肉の異称。桜肉。 ⑥㋐ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。 ㋑転じて露店商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。 ⑦(隠語)市街の繁華な所。 ⇒さくら‐あめ【桜雨】 ⇒さくら‐いか【桜烏賊】 ⇒さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】 ⇒さくら‐いり【桜煎】 ⇒さくら‐いろ【桜色】 ⇒さくら‐うお【桜魚】 ⇒さくら‐うぐい【桜鯎】 ⇒さくら‐うめ【桜梅】 ⇒さくら‐え【桜会】 ⇒さくら‐えび【桜蝦】 ⇒さくら‐おどし【桜縅】 ⇒さくら‐かい【桜会】 ⇒さくら‐がい【桜貝】 ⇒さくら‐かざし【桜挿頭】 ⇒さくら‐がさね【桜襲】 ⇒さくら‐がしわ【桜膳】 ⇒さくら‐がみ【桜紙】 ⇒さくら‐がゆ【桜粥】 ⇒さくら‐がり【桜狩】 ⇒さくら‐ぎ【桜木】 ⇒さくら‐ごろも【桜衣】 ⇒さくら‐ぜんせん【桜前線】 ⇒さくら‐そう【桜草】 ⇒さくら‐だ【桜田】 ⇒さくら‐だい【桜鯛】 ⇒さくら‐たで【桜蓼】 ⇒さくら‐だま【桜玉】 ⇒さくら‐ぢゃや【桜茶屋】 ⇒さくら‐づき【桜月】 ⇒さくら‐づくし【桜尽し】 ⇒さくら‐づけ【桜漬】 ⇒さくら‐どうろう【桜灯籠】 ⇒さくら‐どき【桜時】 ⇒さくら‐なべ【桜鍋】 ⇒さくら‐に【桜煮】 ⇒さくら‐にく【桜肉】 ⇒さくら‐のり【桜海苔】 ⇒さくら‐ばい【桜灰】 ⇒さくら‐ばな【桜花】 ⇒さくら‐ばり【桜張】 ⇒さくら‐びと【桜人】 ⇒さくら‐ふぶき【桜吹雪】 ⇒さくら‐ぼし【桜乾し】 ⇒さくら‐ます【桜鱒】 ⇒さくら‐みそ【桜味噌】 ⇒さくら‐むすび【桜結び】 ⇒さくら‐めし【桜飯】 ⇒さくら‐もち【桜餅】 ⇒さくら‐もみじ【桜紅葉】 ⇒さくら‐ゆ【桜湯】 ⇒さくら‐らん【桜蘭】 ⇒桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿

さくら🔗🔉

さくら 栃木県中部の市。奥州街道・会津街道が通る交通の要衝で、近年は東京圏向けの生鮮食料の生産が盛ん。人口4万1千。

さくら【佐倉】🔗🔉

さくら佐倉】 千葉県北部の市。成田街道に沿い、もと堀田氏11万石の城下町。酪農・養豚・養鶏が盛んであったが、現在は住宅・工場が進出。国立歴史民俗博物館がある。人口17万1千。 ⇒さくら‐ぎみんでん【佐倉義民伝】 ⇒さくら‐ずみ【佐倉炭】 ⇒さくら‐そうご【佐倉宗吾】

さくら【佐久良】🔗🔉

さくら佐久良】 姓氏の一つ。 ⇒さくら‐あずまお【佐久良東雄】

さくらあさ‐の【桜麻の】🔗🔉

さくらあさ‐の桜麻の】 〔枕〕 (万葉集の「桜麻乃」「桜麻之」を訓んだもの。サクラヲノとも)「をふ」「かりふ」にかかる。散木奇歌集「―苧生おふの浦波」。曾丹集「―刈生かりふの原を今日見れば」

さくら‐あずまお【佐久良東雄】‥アヅマヲ🔗🔉

さくら‐あずまお佐久良東雄‥アヅマヲ (東雄はハルオとも)幕末の志士・歌人。号は薑園きょうえん。常陸の人。初め僧、のち還俗。平田篤胤の門に学ぶ。桜田門外の変に連座、獄中に絶食して没。歌集「薑園集」がある。(1811〜1860) ⇒さくら【佐久良】

さくら‐あめ【桜雨】🔗🔉

さくら‐あめ桜雨】 桜の花の咲く頃の雨。 ⇒さくら【桜】

さくらい【桜井】‥ヰ(地名)🔗🔉

さくらい桜井‥ヰ ①奈良県中部の市。奈良盆地の南東隅。伊勢・伊賀・大阪を結ぶ交通の要地で、製材業が盛ん。人口6万1千。 ②大阪府の北東端、三島郡島本町の地名。西国街道に沿って駅址がある。楠木正成・正行まさつら父子訣別の史跡。 ⇒さくらい‐やき【桜井焼】

さくら‐いか【桜烏賊】🔗🔉

さくら‐いか桜烏賊】 桜の咲く頃にとれるイカ。〈[季]春〉 ⇒さくら【桜】

さくらい‐じょうじ【桜井錠二】‥ヰヂヤウ‥🔗🔉

さくらい‐じょうじ桜井錠二‥ヰヂヤウ‥ 化学者。金沢生れ。東大教授・理化学研究所初代副所長・帝国学士院長。日本の物理化学研究の基礎を築いた。(1858〜1939) ⇒さくらい【桜井】

さくらい‐ただよし【桜井忠温】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐ただよし桜井忠温‥ヰ‥ 陸軍軍人・文筆家。少将。愛媛県生れ。日露戦争の旅順攻囲戦に参加、その体験を書いた「肉弾」「銃後」が好評を得た。(1879〜1965) 桜井忠温 撮影:田沼武能 ⇒さくらい【桜井】

さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】‥ヰ‥セウ‥🔗🔉

さくらい‐たんばのしょうじょう桜井丹波少掾‥ヰ‥セウ‥ 江戸前期の浄瑠璃太夫。通称、和泉半左衛門。初め江戸和泉太夫、1662年(寛文2)受領して丹波少掾平正信と称す。薩摩浄雲の門弟。荒々しい豪壮なものを好んで語り、金平節きんぴらぶしと呼ばれ、万治・寛文(1658〜1673)の頃流行した。生没年未詳。 ⇒さくらい【桜井】

さくら‐いちぶぎん【桜一分銀】🔗🔉

さくら‐いちぶぎん桜一分銀】 天保一分銀。桜花の形の刻印を四周に打ってあるので、この称がある。 ⇒さくら【桜】

さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐ばいしつ桜井梅室‥ヰ‥ 江戸末期の俳人。諱は能充。金沢の人。馬来門、成田蒼虬そうきゅうに兄事し、繊麗巧緻な修辞と句法によって高名。著「梅室付合集」「梅室家集」「梅林茶談」など。(1769〜1852) ⇒さくらい【桜井】

さくらい‐やき【桜井焼】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐やき桜井焼‥ヰ‥ 桜井2で作られた陶器。天明(1781〜1789)の頃に開窯し、楠木正成・正行まさつら父子訣別の図などを描く。桜井里さくらいのさと焼。楠公なんこう焼。 ⇒さくらい【桜井】

さくら‐いり【桜煎】🔗🔉

さくら‐いり桜煎】 タコの脚を薄く輪切りにしたのを、酒とみりんで煮た料理。桜煮。 ⇒さくら【桜】

さくらい‐りとう【桜井吏登】‥ヰ‥🔗🔉

さくらい‐りとう桜井吏登‥ヰ‥ 江戸中期の俳人。江戸の人。服部嵐雪に学び、雪中庵2世を嗣いだ。名を好まず句稿を焼却。(1681〜1755) ⇒さくらい【桜井】

さくら‐いろ【桜色】🔗🔉

さくら‐いろ桜色】 桜の花のような色。淡紅色。「ほんのり―に上気する」 Munsell color system: 10RP9/2.5 ⇒さくら【桜】

さくら‐うお【桜魚】‥ウヲ🔗🔉

さくら‐うお桜魚‥ウヲ 桜の咲く頃にとれる小鮎こあゆ⇒さくら【桜】

さくら‐うぐい【桜鯎】‥ウグヒ🔗🔉

さくら‐うぐい桜鯎‥ウグヒ 桜の咲く頃にとれるウグイ。産卵期に当たり、雌雄ともに紅い婚姻色が現れる。桜石斑魚。サクラバヤ(関東)。〈[季]春〉 ⇒さくら【桜】

さくら‐うめ【桜梅】🔗🔉

さくら‐うめ桜梅】 梅の一品種。花が浅紅色で八重咲き。 ⇒さくら【桜】

さくら‐え【桜会】‥ヱ🔗🔉

さくら‐え桜会‥ヱ 平安時代から鎌倉末期まで、桜の咲く頃に行われた法会。東大寺・醍醐寺・賀茂社など。醍醐寺では終りに観桜の宴を寺内の清滝宮で催し、清滝会きよたきえともいう。 ⇒さくら【桜】

さくら‐えび【桜蝦】🔗🔉

さくら‐えび桜蝦】 サクラエビ科のエビ。体長約5センチメートル。体は透明で、微小な赤い色素胞があり、淡紅色に見える。発光器を持つが、発光は観察されていない。深海浮遊性で、夜間に浅海に浮上する。駿河湾富士川河口の沖合で多く漁獲。生食のほか、乾蝦などに加工する。 さくらえび 桜蝦(由比港にて) 撮影:関戸 勇 ⇒さくら【桜】

さくら‐おどし【桜縅】‥ヲドシ🔗🔉

さくら‐おどし桜縅‥ヲドシ (→)「こざくらおどし」に同じ。 ⇒さくら【桜】

大辞林の検索結果 (50)

さくら【桜】🔗🔉

さくら [0] 【桜】 (1)バラ科サクラ属の落葉高木または低木。北半球の温帯と暖帯に分布し二〇〜三〇種がある。日本に最も種類が多く,奈良時代から栽植され,園芸品種も多い。春,葉に先立ちまたは同時に開花。花は淡紅色ないし白色の五弁花で,八重咲きのものもある。西洋実桜(ミザクラ)の実はサクランボといい,食用。材は器具・版木・薪炭用。重弁の花を塩漬けにして桜湯として飲み,葉は桜餅に使用。染井吉野が代表的であるが,山桜・江戸彼岸・大島桜・八重桜も各地に植えられている。日本の国花。[季]春。 (2)馬肉の俗称。 (3)「桜色」の略。 (4)露店などで,客の買い気をそそるため,客のふりをして買い物する仲間。 〔「ただで見る」の意から芝居の無料見物人の意となり,そこから生じたという〕 (5)「桜襲(ガサネ)」の略。 (6)家紋の一。桜の花,花と枝葉をかたどったもの。

さくら-あさ【桜麻】🔗🔉

さくら-あさ [3] 【桜麻】 麻の一種。花の色から,あるいは種子をまく時期からともいうが実体は不詳。俳諧では夏の季語とされた。さくらお。「畑打音やあらしの―(芭蕉)/花摘」

さくら-あさ-の【桜麻の】🔗🔉

さくら-あさ-の 【桜麻の】 (枕詞) ⇒さくらおの

さくら-いか【桜烏賊】🔗🔉

さくら-いか [3] 【桜烏賊】 「花烏賊(ハナイカ){(2)}」に同じ。[季]春。

さくら-いり【桜煎り】🔗🔉

さくら-いり [0] 【桜煎り】 「桜煮(サクラニ)」に同じ。

さくら-いろ【桜色】🔗🔉

さくら-いろ [0] 【桜色】 桜の花のような色。薄い紅色。「目元がほんのり―になる」

さくら-うお【桜魚】🔗🔉

さくら-うお ―ウヲ [3] 【桜魚】 桜の咲く頃にとれる小さいアユ。

さくら-うぐい【桜🔗🔉

さくら-うぐい ―ウグヒ [4] 【桜】 桜の季節にとれるウグイ。この時期には婚姻色が表れ,特に雄では縦帯の朱色が鮮やか。[季]春。

さくら-え【桜会】🔗🔉

さくら-え 【桜会】 観桜を兼ねた法会(ホウエ)。中古から中世にかけ京都の醍醐寺・賀茂神社で営まれた。

さくら-えび【桜海老】🔗🔉

さくら-えび [3] 【桜海老】 海産のエビ。体長4センチメートル内外。体は透明で,赤い色素のため桜色に見える。体表に多数の発光器がある。食用。相模湾・駿河湾に多産し,特に富士川河口付近に多い。

さくら-おどし【桜縅】🔗🔉

さくら-おどし ―ヲドシ [4] 【桜縅】 ⇒小桜縅(コザクラオドシ)

さくら-お-の【桜麻の】🔗🔉

さくら-お-の ―ヲ― 【桜麻の】 (枕詞) 「麻(アサ)」と「苧(オ)」とが同じものであることから,「おふ」(苧生,すなわち麻畑)にかかるか。かかり方などに諸説ある。さくらあさの。「―をふの下草つゆしあらば/古今六帖 6」

さくら-かい【桜会】🔗🔉

さくら-かい ―クワイ 【桜会】 軍部ファシストの秘密結社。1930年(昭和5)結成。橋本欣五郎・長勇ら参謀本部・陸軍省の中堅将校が中心。満州問題の解決とそのための国家改造,軍部独裁政権の樹立をめざし,三月事件・十月事件を企てたがいずれも未遂に終わり,自然消滅した。

さくら-がい【桜貝】🔗🔉

さくら-がい ―ガヒ [3] 【桜貝】 海産の二枚貝。貝殻は薄く平たい長円形で,殻長2.5センチメートルほど,色彩・形が桜の花弁に似ている。古くから和歌や唱歌の題材にされた。遠浅のきれいな砂底にすむ。本州以南に広く分布。[季]春。

さくら-がさね【桜襲・桜重】🔗🔉

さくら-がさね 【桜襲・桜重】 襲の色目の名。春に用いる。 (1)表は白,裏は赤花。 (2)上から蘇芳(スオウ)・紅梅・{(1)}五枚に紅の単(ヒトエ)。

さくら-がのこ【桜鹿の子】🔗🔉

さくら-がのこ [4] 【桜鹿の子】 桜色の鹿の子絞り。元禄(1688-1704)頃流行した。

さくら-がみ【桜紙】🔗🔉

さくら-がみ [3] 【桜紙】 薄く柔らかな小判のちり紙。マニラ麻などから抄造する。もと,故紙からの再生紙。

さくら-がゆ【桜粥】🔗🔉

さくら-がゆ [3][0] 【桜粥】 あずきがゆの異名。

さくら-がり【桜狩(り)】🔗🔉

さくら-がり [3] 【桜狩(り)】 〔「狩り」は訪ね求めるの意〕 (1)桜花を訪ね求めて楽しむこと。観桜(カンオウ)。花見。[季]春。 (2)曲名(別項参照)。 (3)〔交野(カタノ)の狩猟地が桜の名所でもあったことから〕 鷹狩り。

さくら-ぎ【桜木】🔗🔉

さくら-ぎ [3][0] 【桜木】 (1)桜の木。「花は―人は武士」 (2)桜の木材。江戸時代,版木に使用した。

さくら-ずみ【桜炭】🔗🔉

さくら-ずみ [3] 【桜炭】 「佐倉炭」の当て字。

さくら-ぜんせん【桜前線】🔗🔉

さくら-ぜんせん [4] 【桜前線】 開花前線の一。春,サクラ(主にソメイヨシノ)の開花の日が等しい地点を結んだ線。季節の進行につれて南から北へ,低地から高地へと,順次移行していくさまを,天気図上の前線の動きにたとえていう。

さくら-そう【桜草】🔗🔉

さくら-そう ―サウ [0] 【桜草】 (1)サクラソウ科の多年草。日当たりのよい草原に生え,また観賞用に栽培される。全体に軟毛がある。葉は根生し,卵形。春,高さ約20センチメートルの花茎を立て,頂に紅紫・桃・白などの花を数個つける。花冠は高坏(タカツキ)形で上端は五裂する。品種が多い。[季]春。 (2)サクラソウ属の植物の総称。イワザクラ・クリンソウ,外来園芸種のプリムラなど。

さくら【佐倉】🔗🔉

さくら 【佐倉】 千葉県北部の市。印旛沼の南岸に位置。近世,堀田氏の城下町で,城跡に国立歴史民俗博物館がある。

さくら-ずみ【佐倉炭】🔗🔉

さくら-ずみ [3] 【佐倉炭】 千葉県佐倉地方のクヌギを材料とする良質の炭。桜炭。

さくら【佐久良】🔗🔉

さくら 【佐久良】 姓氏の一。

さくら-あずまお【佐久良東雄】🔗🔉

さくら-あずまお ―アヅマヲ 【佐久良東雄】 (1811-1860) 幕末の志士・歌人。名は「はるお」とも。号,薑園(キヨウエン)。常陸(ヒタチ)の人。桜田門外の変に連座し,獄死。歌集「薑園集」

さくらい【桜井】🔗🔉

さくらい サクラ 【桜井】 (1)奈良県中北部,奈良盆地南東部にある市。古くから市場町・宿場町として発達。木材の集散・加工が盛ん。三輪そうめんを特産。長谷(ハセ)寺がある。 (2)大阪府北東端,三島郡島本町の地名。楠木正成(マサシゲ)・正行(マサツラ)父子決別の地として知られる。

さくらい-せん【桜井線】🔗🔉

さくらい-せん サクラ― 【桜井線】 JR 西日本の鉄道線。奈良・天理・桜井・高田間,29.4キロメートル。奈良盆地の東部・南部を走る。

さくらい-やき【桜井焼】🔗🔉

さくらい-やき サクラ― [0] 【桜井焼】 桜井{(2)}で産した陶器。楠公父子決別の図などを描く。清水焼に似ているが質が粗い。大正初年廃窯。

さくらい【桜井】🔗🔉

さくらい サクラ 【桜井】 姓氏の一。

さくらい-きんいち【桜井欽一】🔗🔉

さくらい-きんいち サクラ― 【桜井欽一】 (1912-1993) 民間鉱物学者。東京生まれ。家業のかたわら日本産鉱物の90パーセントを蒐集。

さくらい-じょうじ【桜井錠二】🔗🔉

さくらい-じょうじ サクラヂヤウジ 【桜井錠二】 (1858-1939) 化学者。石川県生まれ。東大教授。理化学研究所・日本学術研究会議の設立に尽力。日本の化学研究発展の基礎を築いた。

さくらい-ただよし【桜井忠温】🔗🔉

さくらい-ただよし サクラ― 【桜井忠温】 (1879-1965) 陸軍軍人・作家。愛媛県生まれ。士官学校卒業後,日露戦争に出征,旅順攻撃の際に負傷。その体験を描いた「肉弾」「銃後」は広く読まれた。

さくらい-たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】🔗🔉

さくらい-たんばのしょうじょう サクラ―セウジヨウ 【桜井丹波少掾】 江戸前期の浄瑠璃太夫。金平(キンピラ)浄瑠璃の祖。通称,和泉半左衛門。薩摩浄雲に学び,和泉太夫と称して,1658年頃から荒々しく豪壮な金平物を語って好評を得た。62年受領して桜井丹波少掾平正信となる。生没年未詳。

さくらい-ばいしつ【桜井梅室】🔗🔉

さくらい-ばいしつ サクラ― 【桜井梅室】 (1769-1852) 江戸末期の俳人。金沢生まれ。刀研を業としたが,俳諧を馬来(バライ)に学ぶ。天保三大家の一人とされるが,句風は月並調。著「梅室家集」など。

さくらがり【桜狩】🔗🔉

さくらがり 【桜狩】 (1)箏曲(ソウキヨク)の一。文化年間(1804-1818)山田検校(ケンギヨウ)作曲。平調子。作詞は越前家の息女という。 (2)長唄の一。1857年二世芳村孝次郎または一〇世杵屋(キネヤ)六左衛門作曲。

さくらがわ【桜川】🔗🔉

さくらがわ サクラガハ 【桜川】 江戸後期に興った吉原の幇間(ホウカン)の苗字。戯作者桜川慈悲成(ジヒナリ)の門弟甚好(ジンコウ)・善好(ゼンコウ)が幇間として名乗る。のち一派をなして幇間といえば桜川をさすようになった。

さくらがわ-じひなり【桜川慈悲成】🔗🔉

さくらがわ-じひなり サクラガハ― 【桜川慈悲成】 (1762-1833) 江戸後期の戯作者・落語家。本名,八尾大助(大五郎とも)。通称,錺屋(カザリヤ)大五郎。茶道・絵画などにも通じ多芸多才。烏亭焉馬(ウテイエンバ)とともに,落語中興の功労者。咄本「延命養談数」,黄表紙「天筆阿房楽」など。

さくらがわ【桜川】🔗🔉

さくらがわ ―ガハ 【桜川】 能の一。四番目物。世阿弥作か。貧窮のため身を売った桜子(サクラゴ)は,三年の後,物狂いとなって子を尋ねる母に常陸(ヒタチ)国桜川のほとりで再会する。

さくらぎ-ちょう【桜木町】🔗🔉

さくらぎ-ちょう ―チヤウ 【桜木町】 横浜市中区と西区にまたがる細長い地区。桜木町駅は日本最初の横浜駅にあたる。

さくらぎみんでん【佐倉義民伝】🔗🔉

さくらぎみんでん 【佐倉義民伝】 下総(シモウサ)国佐倉の木内惣五郎の直訴事件を脚色した歌舞伎・浄瑠璃の総称。三世瀬川如皐(ジヨコウ)作「東山桜荘子(ヒガシヤマサクラソウシ)」,三世桜田治助・河竹黙阿弥作「桜荘子後日文談」など。 →佐倉惣五郎

さく-らく【錯落】🔗🔉

さく-らく [0] 【錯落】 (ト|タル)[文]形動タリ 入りまじるさま。錯雑。「熔巌の塊―として途に横る/即興詩人(鴎外)」

さくらさくら🔗🔉

さくらさくら 歌曲。作詞者不明。原曲は近世の箏曲。1888年(明治21)刊の「箏曲集」に発表。「さくらさくら弥生の空は…」

さくら-じま【桜島】🔗🔉

さくら-じま 【桜島】 鹿児島市街の沖合3キロメートル,鹿児島湾にある火山島。1914年(大正3)の大噴火で大隅半島と陸続きになる。南岳(海抜1040メートル)は現在も噴火を繰り返し,噴煙を上げて周辺に火山灰の被害を与えている。桜島大根を特産。

さくらじま-だいこん【桜島大根】🔗🔉

さくらじま-だいこん [6] 【桜島大根】 ダイコンの一品種。桜島原産。ダイコンとしては世界最大種。球形で,直径60センチメートルにも達する。

さくらじま-せん【桜島線】🔗🔉

さくらじま-せん 【桜島線】 JR 西日本の鉄道線。大阪市西九条・桜島間,4キロメートル。安治川河口の工業地帯を走る。

さくら【桜】(和英)🔗🔉

さくら【桜】 (1) a cherry tree;cherry blossoms (花);pink (色).→英和 (2)[馬肉]horseflesh.→英和 ‖桜前線 the cherry-blossom front.

さくら(和英)🔗🔉

さくら a decoy (大道商人の);→英和 a by-bidder (競売の);a claquer (劇場の).

さくらそう【桜草】(和英)🔗🔉

さくらそう【桜草】 a primrose.→英和

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