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広辞苑の検索結果 (25)

とく【特】🔗🔉

とく】 ことにぬきんでること。他と別であること。とりわけ。「―に言うことはない」

とく【得】🔗🔉

とく】 ①えること。手に入れること。徒然草「芸能・所作のみにあらず。大方のふるまひ・心づかひも、愚かにしてつつしめるは―の本なり」 ②身につけること。さとること。 ③もうけること。利益。また、有利なこと。落窪物語1「時の受領ずりようは世に―有る物といへば、只今そのほどなめれば、つかうまつらむ」。「―をする」「―な性分」→とく(徳)3 ⇒得を取ろうより名を取れ

とく【徳】🔗🔉

とく】 ①道をさとった立派な行為。善い行いをする性格。身についた品性。徒然草「人に本意なく思はせて我が心を慰まん事、―に背そむけり」。「―が高い」 ②人を感化する人格の力。めぐみ。神仏の加護。枕草子161「宰相の中将の―を見ること。その方に向ひて拝むべし」。源氏物語澪標「心のうちに神の御―をあはれにめでたしと思ふ」。 ③(「得」と通用)利益。もうけ。富。「有―人うとくじん⇒徳孤ならず必ず隣あり ⇒徳とする ⇒徳をもって怨みに報いる

と・く【着く】🔗🔉

と・く着く】 〔自四〕 (ツクの転)到着する。つく。古事記「伊知遅いちじ島、美島に―・き」

と・く【解く】🔗🔉

と・く解く】 [一]〔他五〕 結ばれたり、こり固まったり、閉ざされたり、不明であったりしたものを、ゆるめほぐした状態にする意。 ➊結びつけられているものを分けはなす。 ①結び目をほどく。天智紀「臣の子の八重の紐―・く一重だにいまだ―・かねば御子の紐―・く」。平家物語11「判官剰あまつさへ封をも―・かず」。「帯を―・く」 ②束ねてあるものをばらばらにする。万葉集16「か黒し髪を…挙げても巻き見―・き乱り童児わらわになし見」 ③縫ってあるものをほどく。万葉集12「橡つるばみの衣―・き洗ひ」 ④纏まとっていたものを脱ぐ。装っていたものをとりはずす。蜻蛉日記「御車のしやうぞく―・きて」。今昔物語集1「身の瓔珞ようらくを脱ときて」。「旅装を―・く」 ⑤(「梳く」とも書く)乱れもつれたものを分けはなして整える。髪をくしけずる。梳く。源氏物語手習「髪は尼君のみ梳けずり給ふを…ただ少し―・きくだして」 ⑥むすぼれた気持をさっぱりさせる。はらす。「愁いを―・く」「誤解を―・く」「緊張を―・く」 ⑦束縛などをとりのぞく。「統制を―・く」 ⑧警備などのために固めていた態勢をくずす。「警戒を―・く」「城の囲みを―・く」 ⑨魚や鳥獣などを刃物で切りひらく。また、解剖する。蘭学事始「獣畜を―・きて、視あはせしことも度々の事なりき」 ➋不明のものを明らかにする。 ①答を出す。徒然草「なぞなぞを作りて―・かれける所へ」。「方程式を―・く」「事件を―・く鍵」 ②説明する。解釈する。源氏物語賢木「六十巻といふふみよみ給ひ、覚束なき所々―・かせなどしておはしますを」 ➌職をやめさせる。免ずる。「任を―・く」 [二]〔自下二〕 ⇒とける(下一)

と・く【溶く・融く・熔く・鎔く】🔗🔉

と・く溶く・融く・熔く・鎔く】 (「解く」と同源) [一]〔他五〕 液体に他の物質をまぜて均一な液体をつくる。「アルコールを水に―・く」「卵を―・く」 [二]〔自下二〕 ⇒とける(下一) ◇「熔」「鎔」は、金属を液状にする場合に使う。

と・く【説く】🔗🔉

と・く説く】 (「解く」と同源)〔他五〕 相手を納得させるために、物事の道理・筋道をわかりやすく述べる意。 ①道理をいいさとす。源氏物語「仏のいとうるはしき心にて、―・きおき給へる御法も」。「じゅんじゅんと―・く」 ②解説する。説明する。源氏物語橋姫「年頃学び知り給へる事どもの深き心を―・き聞かせ奉り」。「語義を―・く」

とく【疾く】🔗🔉

とく疾く】 (形容詞「疾し」の連用形) ①はやく。すみやかに。急に。「―行け」 ②すでに。もう。とっく。「―御存知」

とく‐い【特異】🔗🔉

とく‐い特異】 他のものと非常に異なっていること。「―な風習」「―な能力」 ⇒とくい‐せい【特異性】 ⇒とくい‐たいしつ【特異体質】 ⇒とくい‐てん【特異点】 ⇒とくい‐び【特異日】

とく‐い【得意】🔗🔉

とく‐い得意】 ①志をえて満足していること。望みどおりになって満足すること。「―の絶頂」↔失意。 ②誇りたかぶること。また、誇らしげなさま。「―になって自慢する」 ③最も熟練していること。最もすぐれていること。えて。「―の種目」「―の芸」 ④親しい友。親友。源氏物語明石「入道はかの国の―にて、年頃あひ語らひ侍りつれど」 ⑤ひいきにしてくれること。また、その人。枕草子87「御―ななり。さらによも語らひとらじ」 ⑥(→)得意先に同じ。好色一代男2「元来もとより商ひの―殊更にあしらひ」。「御―様」 ⇒とくい‐がお【得意顔】 ⇒とくい‐げ【得意気】 ⇒とくい‐さき【得意先】 ⇒とくい‐ば【得意場】 ⇒とくい‐まわり【得意回り】 ⇒とくい‐まんめん【得意満面】

とくい‐がお【得意顔】‥ガホ🔗🔉

とくい‐がお得意顔‥ガホ 誇らしげな顔つき。自慢そうな様子。 ⇒とく‐い【得意】

とく‐いく【徳育】🔗🔉

とく‐いく徳育】 道徳面の教育。森有礼、兵式体操に関する上奏案「夫レ教育ノ要タル、智育―体育ノ三者ヲシテ斉ひとシク発達セシムルニ在リ」→知育→体育

とくい‐げ【得意気】🔗🔉

とくい‐げ得意気】 得意そうであること。得意らしい様子。「―に技を披露する」 ⇒とく‐い【得意】

とくい‐さき【得意先】🔗🔉

とくい‐さき得意先】 日常よく取引している相手方。商家などで常に買ってくれる客。取引先。「―を回る」 ⇒とく‐い【得意】

とくい‐せい【特異性】🔗🔉

とくい‐せい特異性】 ①事物にそなわっている特殊な性質。特殊性。 ②〔化〕2種の基質間の高い選択的な反応性。免疫反応における抗原と抗体の反応など。 ⇒とく‐い【特異】

とくい‐たいしつ【特異体質】🔗🔉

とくい‐たいしつ特異体質】 一般的にある種の食物や化学物質、薬物などに対して過敏に反応する体質をいう。食物ではエビ・カニ・サバ・卵白など、薬物ではピリン・ヨードなどに対するものがしばしば見られ、多くアレルギーが基礎にある。イディオジンクラジー。 ⇒とく‐い【特異】

とくい‐てん【特異点】🔗🔉

とくい‐てん特異点】 〔数〕 ①曲線上あるいは曲面上で、接線あるいは接平面が存在しなかったり、二つ以上存在したりするような点。 ②複素関数が連続な導関数をもたないような点。 ⇒とく‐い【特異】

とくい‐ば【得意場】🔗🔉

とくい‐ば得意場(→)得意先に同じ。 ⇒とく‐い【得意】

とくい‐び【特異日】🔗🔉

とくい‐び特異日】 例年、ある天気が高い確率で現れる特定の日。例えば、11月3日は晴れることが多く、9月17日と26日は強い台風の襲来が多いなど。シンギュラリティー。 ⇒とく‐い【特異】

とくい‐まわり【得意回り】‥マハリ🔗🔉

とくい‐まわり得意回り‥マハリ 得意先を訪ねてまわること。 ⇒とく‐い【得意】

とくい‐まんめん【得意満面】🔗🔉

とくい‐まんめん得意満面】 得意な心持が顔全体に現れること。いかにも満足そうな様子。「―な語り口」 ⇒とく‐い【得意】

とくいん‐がい【特飲街】🔗🔉

とくいん‐がい特飲街】 特殊飲食店の立ち並ぶまち。

トクヴィル【Alexis de Tocqueville】🔗🔉

トクヴィルAlexis de Tocqueville】 フランスの政治家。1830年代に米国を旅行。その見聞をもとにした「アメリカの民主政治」は、米国政治研究の古典。(1805〜1859)

とく‐おう【徳王】‥ワウ🔗🔉

とく‐おう徳王‥ワウ 内モンゴルの政治家。本名デムチュクドンロプ。王公の家庭に生まれ、自治権獲得運動に従事。1939年日本の援助下に蒙古聯合自治政府を樹立、主席に就任。日本の敗戦後、外モンゴルで捕らえられ、中国送還。63年釈放後、内モンゴル自治区文史館勤務。(1902〜1966)

とくおう【徳応】🔗🔉

とくおう徳応】 私年号の一つ。→私年号(表)

大辞林の検索結果 (50)

とく【得】🔗🔉

とく [0] 【得】 ■一■ (名) (1)利益を得ること。もうけること。また,その利益。もうけ。 ⇔損 「損して―とれ」「何の―にもならない」 (2)手に入れること。得ること。 ⇔失 「自他のために失多く―少なし/徒然 164」 (3)〔仏〕 真宗で,浄土に往生し,涅槃に入ること。 ■二■ (形動)[文]ナリ 有利である・こと(さま)。 ⇔損 「そっちを買うほうが―だ」「百円お―な商品です」「憎めない―な性格」

とく【徳】🔗🔉

とく [0] 【徳】 (1)修養によって得た,自らを高め,他を感化する精神的能力。「―を積む」「―を養う」 (2)精神的・道徳的にすぐれた品性・人格。「先生の―を慕う」「―の高い人」 (3)身に備わっている能力。天性。「よく味(アジワイ)を調へ知れる人,大きなる―とすべし/徒然 122」 (4)めぐみ。神仏の慈悲。加護。おかげ。「―を施す」「神の御―をあはれにめでたしと思ふ/源氏(澪標)」 (5)善政。「師(イクサ)をかへして,―を敷くにはしかざりき/徒然 171」 (6)富。財産。裕福。財力。「上達部の筋にて,中らひも物ぎたなき人ならず,―いかめしうなどあれば/源氏(東屋)」 (7)富を得ること。利益。もうけ。得。「時の受領は世に―有る物といへば/落窪 1」

と・く【解く】🔗🔉

と・く [1] 【解く】 ■一■ (動カ五[四]) (1)結んであるひもなどを,結んでない状態に戻す。またそうして,とめられたりまとめられたりしたものを分け離す。「帯を―・く」「梱包を―・く」「二人して結びし紐を…―・かじとぞ思ふ/伊勢 37」 (2)縫い合わせた糸を抜いて,着物をばらばらにする。「着物を―・いて洗い張りをする」 (3)(多く「梳く」と書く)もつれていた毛にくしを入れて整える。とかす。「髪を―・く」 (4)身支度を取りはずして平常の服装にする。「旅装を―・く」「今草鞋(ワラジ)を―・いたばかりだ/歌行灯(鏡花)」 (5)命令や禁止令を解除する。また,任務・職務から離れさせる。「外出禁止令が―・かれる」「学部長の任を―・く」 (6)拘束された状態を通常の状態にもどす。「城の囲みを―・く」「警戒態勢を―・く」 (7)人の気持ちをほぐす。気持ちや感情をやわらげる。「神経の緊張を―・く」「警戒心を―・く」「誤解を―・く」「怒りを―・く」「憂を―・く/金色夜叉(紅葉)」 (8)問題の答えを出す。「次の方程式を―・きなさい」「事件の謎を―・く鍵」 〔「解ける」に対する他動詞〕 [可能] とける ■二■ (動カ下二) ⇒とける

と・く【溶く・解く・融く】🔗🔉

と・く [1] 【溶く・解く・融く】 〔「とく(解)」と同源〕 ■一■ (動カ五[四]) (1)かたまっていた物に液体を加えて液状にする。とかす。「小麦粉を水で―・く」「粉末を水に―・く」 (2)かきまぜて液状にする。ほぐす。「卵を―・く」 [可能] とける ■二■ (動カ下二) ⇒とける

と・く【説く】🔗🔉

と・く [1] 【説く】 (動カ五[四]) 〔「とく(解)」と同源〕 (1)物事の筋道を話して分からせる。さとす。「教えを―・く」「世間の道理を―・く」 (2)相手に分かるように話して聞かせる。「自由平等を―・く」 [可能] とける

と・く【着く】🔗🔉

と・く 【着く】 (動カ四) 〔「つく」の転〕 つく。到着する。行く。「伊知遅島,美島に―・き/古事記(中)」

とく【疾く】🔗🔉

とく [1] 【疾く】 (副) 〔形容詞「とし」の連用形から〕 (1)早く。急いで。すぐに。「用ありて行きたりとも,その事はてなば,―帰るべし/徒然 170」 (2)時間的にさかのぼったさま。以前に。とっくに。とうに。「斯様(コン)な事を書てあるのを,諸君は―御承知であらふ/思出の記(蘆花)」「年歯―に六十を越へたれども/火の柱(尚江)」

と・く🔗🔉

と・く (連語) 〔接続助詞「て」に動詞「おく(置く)」の付いた「ておく」の転。上にくる語によっては「どく」となる〕 (1)あらかじめその動作をすませておくという意を表す。「年賀状は早めに書い―・くと楽だ」「資料を読んど・く」 (2)そのままの状態にしておくという意を表す。「大事にしまっ―・く」「手紙を本の間にはさんど・く」

とく-い【特異】🔗🔉

とく-い [0][1] 【特異】 (名・形動)[文]ナリ 普通と特にことなっている・こと(さま)。「―な事件」「―な才能を示す」 [派生] ――さ(名)

とくい-せい【特異性】🔗🔉

とくい-せい [0] 【特異性】 (1)物事に備わっている特殊な性質。特殊性。「この事件の―」 (2)酵素が特定の限られた種類の基質・反応に対してしか触媒作用を示さないこと。 (3)抗体が特定の抗原としか反応しないこと。

とくい-たいしつ【特異体質】🔗🔉

とくい-たいしつ [4] 【特異体質】 ある種の薬物や食物に対して異常に反応を示す体質。アレルギー性の素質を基盤とするものが多い。

とくい-てき【特異的】🔗🔉

とくい-てき [0] 【特異的】 (形動) 酵素や抗体が特定の基質や抗原に対して特異性をもっているさま。 ⇔非特異的 「―免疫療法」

とくい-てん【特異点】🔗🔉

とくい-てん [3] 【特異点】 曲線や曲面上で,その点での接線や接平面が存在しなかったり,二つ以上あったりする点。

とくい-び【特異日】🔗🔉

とくい-び [3] 【特異日】 晴れとか雨とかの天気が,統計上高い確率で現れる特定の日。東日本では一一月三日は晴れの特異日といわれる。シンギュラリティー。

とく-い【得意】🔗🔉

とく-い [2][0] 【得意】 (名・形動)[文]ナリ (1)望みがかない満足していること。 ⇔失意 「―の絶頂」 (2)誇らしげな・こと(さま)。「優勝して―な顔をする」 (3)上手で,そのことに自信もある・こと(さま)。えて。おてのもの。「―な技」「―中の―」「お―の料理」 (4)商店などで,よく品物を買ってくれる客。「上―」「お―さん」「―客」 (5)親しい友。「彼の項伯と年来―として一事を隔つることなし/今昔 10」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

とくい-がお【得意顔】🔗🔉

とくい-がお ―ガホ [0] 【得意顔】 望みどおりになったという顔つき。誇らしげな顔つき。したりがお。自慢顔。

とくい-さき【得意先】🔗🔉

とくい-さき [0] 【得意先】 ひいきにしてくれる客。いつもよく買ってくれる客。とくい。顧客。取引先。「―をまわる」

とくい-ば【得意場】🔗🔉

とくい-ば [0] 【得意場】 得意先。「五十軒によき―は持ちたりとも/たけくらべ(一葉)」

とくい-まわり【得意回り】🔗🔉

とくい-まわり ―マハリ [4] 【得意回り】 注文などをとるために得意先を訪ねること。

とくい-まんめん【得意満面】🔗🔉

とくい-まんめん [0][2] 【得意満面】 自慢する気持ちが顔中に現れていること。得意でたまらないこと。また,そういう顔つき。

とく-いく【徳育】🔗🔉

とく-いく [0][2] 【徳育】 道徳意識を養うための教育。道徳教育。体育・知育と並び教育の重要な一側面をなす。

とくいち【徳一】🔗🔉

とくいち 【徳一】 〔「とくいつ」とも。徳溢・得一とも書く〕 平安初期の法相宗の僧。藤原仲麻呂の子という。東大寺に住したが,のち東国に向かい,筑波山に中禅寺を,会津に慧日寺を開創。三乗真実の説を立てて,法華一乗を唱える最澄と三一権実論争を行なった。生没年未詳。

とくいん-がい【特飲街】🔗🔉

とくいん-がい [3] 【特飲街】 特殊飲食店の立ち並ぶ繁華街。

とく-おう【徳王】🔗🔉

とく-おう ―ワウ 【徳王】 (1902-?) 内モンゴルの政治家。日中戦争開始後の1937年,日本軍の援助下に蒙古連盟自治政府を発足させ,39年蒙古連合自治政府をつくり,主席となった。49年モンゴル人民共和国に逃亡し逮捕された。モンゴル名,デムチュクドンロブ。

とくおか【徳岡】🔗🔉

とくおか トクヲカ 【徳岡】 姓氏の一。

とくおか-しんせん【徳岡神泉】🔗🔉

とくおか-しんせん トクヲカ― 【徳岡神泉】 (1896-1972) 日本画家。京都生まれ。京都絵画専門学校卒。本名,時次郎。竹内栖鳳の門下。代表作「鯉」

とく-おち【特落ち】🔗🔉

とく-おち [0] 【特落ち】 新聞・雑誌などで,複数の他社が載せた特種(トクダネ)を載せそこなうこと。

とく-がく【督学】🔗🔉

とく-がく [0] 【督学】 (1)学事を監督すること。また,その人。 (2)1872年(明治5)文部省に設けられた督学局の職員。文部卿の指揮を受けて学事を督察する。77年廃止。

とくがく-かん【督学官】🔗🔉

とくがく-かん ―クワン [4][3] 【督学官】 旧制の教育行政官。1913年(大正2),それまでの視学官を改称したもの。 →視学

とく-がく【篤学】🔗🔉

とく-がく [0] 【篤学】 学問に熱心なこと。また,広く学識があること。「―者」「―の士」

とくがわ【徳川】🔗🔉

とくがわ トクガハ 【徳川】 姓氏の一。三河国賀茂郡松平郷に拠点を置く松平(マツダイラ)氏が家康の代に改称。清和源氏(新田氏)の裔(スエ)と称するが不詳。分立した諸家のうち,御三家と三卿の嫡流のみが徳川氏を名乗った。 →松平

とくがわ-あきたけ【徳川昭武】🔗🔉

とくがわ-あきたけ トクガハ― 【徳川昭武】 (1853-1910) 幕末期の水戸藩主。1867年パリ万国博覧会に将軍慶喜の名代として渡仏。箱館戦争に功をあげ,のち北海道開拓に着手。

とくがわ-いえさだ【徳川家定】🔗🔉

とくがわ-いえさだ トクガハイヘサダ 【徳川家定】 (1824-1858) 江戸幕府第一三代将軍(1853-1858)。家慶の四男。幼名政之助。ペリー来航による日米和親条約の締結を行う。子がなかったため,将軍継嗣問題を起こして幕末政争の因を作った。

とくがわ-いえさと【徳川家達】🔗🔉

とくがわ-いえさと トクガハイヘサト 【徳川家達】 (1863-1940) 政治家。田安慶頼の三男。幼名亀之助。明治維新後,徳川宗家一六代を継ぐ。1890年(明治23)以後貴族院議員,同議長を歴任。

とくがわ-いえしげ【徳川家重】🔗🔉

とくがわ-いえしげ トクガハイヘシゲ 【徳川家重】 (1711-1761) 江戸幕府第九代将軍(1745-1760)。吉宗の長男。幼名長福。身体虚弱で酒色に溺れたという。

とくがわ-いえつぐ【徳川家継】🔗🔉

とくがわ-いえつぐ トクガハイヘツグ 【徳川家継】 (1709-1716) 江戸幕府第七代将軍(1713-1716)。家宣の四男。幼名鍋松丸。間部詮房(マナベアキフサ)・新井白石の補佐によって,父の政治を継承。

とくがわ-いえつな【徳川家綱】🔗🔉

とくがわ-いえつな トクガハイヘツナ 【徳川家綱】 (1641-1680) 江戸幕府第四代将軍(1651-1680)。家光の長男。幼名竹千代。保科正之・酒井忠清が補佐した。

とくがわ-いえなり【徳川家斉】🔗🔉

とくがわ-いえなり トクガハイヘナリ 【徳川家斉】 (1773-1841) 江戸幕府第一一代将軍(1787-1837)。一橋治斉の長男。家治の養子。幼名豊千代。田沼意次を排して,松平定信を老中主座とし,学問を奨励,寛政の改革を行わせた。定信失脚後家斉親政になると,幕政はゆるみ,爛熟した化政文化が現出。隠居後も大御所と称して実権を握った。側室四〇人,子女五五人を数えた。

とくがわ-いえのぶ【徳川家宣】🔗🔉

とくがわ-いえのぶ トクガハイヘノブ 【徳川家宣】 (1662-1712) 江戸幕府第六代将軍(1709-1712)。甲府藩主徳川綱重の長男。綱吉の養子。幼名虎松。側用人,間部詮房(マナベアキフサ)を老中とし,新井白石を登用して正徳の治を行なった。

とくがわ-いえはる【徳川家治】🔗🔉

とくがわ-いえはる トクガハイヘハル 【徳川家治】 (1737-1786) 江戸幕府第一〇代将軍(1760-1786)。家重の長男。幼名竹千代。老中田沼意次は積極的な経済政策を行なったが,他方で賄賂が横行した。

とくがわ-いえみつ【徳川家光】🔗🔉

とくがわ-いえみつ トクガハイヘミツ 【徳川家光】 (1604-1651) 江戸幕府第三代将軍(1623-1651)。秀忠の二男。幼名竹千代。諸法度の制定,参勤交代など諸制度を整備,キリシタンを弾圧して鎖国を断行,以後二百年余にわたる幕府の支配体制を確立した。

とくがわ-いえもち【徳川家茂】🔗🔉

とくがわ-いえもち トクガハイヘモチ 【徳川家茂】 (1846-1866) 江戸幕府第一四代将軍(1858-1866)。紀州藩主徳川斉順の長男。幼名菊千代。紀州藩主時代の名は慶福(ヨシトミ)。井伊直弼(ナオスケ)に擁立され,皇女和宮を迎えて公武合体策を推進。第二次長州征伐出陣中大坂城で病死。

とく【解く】(和英)🔗🔉

とく【解く】 [ほどく]untie;→英和 undo;→英和 unfasten;→英和 unpack;→英和 loosen;→英和 [問題を]solve;→英和 answer;→英和 work out;[解除]cancel;→英和 release;→英和 lift(禁を);→英和 discharge (職を);→英和 [疑いを]dispel;→英和 remove;→英和 clear up;[梳(す)く]comb.→英和

とく【溶く】(和英)🔗🔉

とく【溶く】 ⇒溶かす.

とく【説く】(和英)🔗🔉

とく【説く】 [説明]explain;→英和 [述べる]talk;→英和 state;→英和 mention;→英和 advise (忠告);→英和 persuade[urge](説得);→英和 [説教]preach;→英和 teach;→英和 advocate (唱道).→英和

とく【得】(和英)🔗🔉

とく【得】 [もうけ](a) profit;→英和 gains;[有利]an advantage;→英和 benefit.→英和 〜な profitable;→英和 economical;→英和 advantageous;→英和 lucky(性分).→英和 〜をする[になる]benefit[profit];gain;→英和 be to one's interest[advantage].

とく【徳の高い】(和英)🔗🔉

とく【徳の高い】 virtuous;→英和 of virtue.

とくい【得意】(和英)🔗🔉

とくい【得意】 (1) pride.→英和 (2) one's strong point[forte].(3)[得意先]a customer;→英和 a patron.→英和 〜の favorite;→英和 pet.→英和 〜ができる(へる) get (lose) a customer.〜になる be proud;boast.→英和 〜になって with a proud[triumphant]look[air];proudly.→英和 〜である(ない) be good (bad);be strong (weak).

とくい【特異な】(和英)🔗🔉

とくい【特異な】 singular;→英和 peculiar;→英和 unique.→英和 ‖特異性 peculiarity;uniqueness.特異体質 diathesis;idiosyncrasy;allergy.…に対する特異体質である be allergic.

とくいく【徳育】(和英)🔗🔉

とくいく【徳育】 moral education.

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