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広辞苑の検索結果 (47)
え【役】🔗⭐🔉
え【役】
労役奉仕。えだち。夫役ぶやく。万葉集16「里長さとおさが―調つき徴はたらば」
えき‐えき【役役】🔗⭐🔉
えき‐えき【役役】
力を労するさま。苦心してつとめるさま。
えき‐ぎゅう【役牛】‥ギウ🔗⭐🔉
えき‐ぎゅう【役牛】‥ギウ
農耕や運搬などの仕事に使う牛。
えき‐けん【役権】🔗⭐🔉
えき‐けん【役権】
一定の目的のために他人の物を利用する物権。人役権と地役権とに分かれる。現行民法では地役権のみがある。
えき‐し【役使】🔗⭐🔉
えき‐し【役使】
命令してこき使うこと。使役。「―に甘んずる」
えき・す【役す】🔗⭐🔉
えき・す【役す】
〔他サ変〕
①公用に人民を使う。えだつ。
②使役する。使う。雨月物語3「隠神かくれがみを―・して道なきを開き」
え‐だち【役】🔗⭐🔉
え‐だち【役】
①人民に課する労役。課役。古事記下「人民たみの課みつき―を除ゆるせ」
②戦役。持統紀「壬申の年の―」
え‐だ・つ【役つ】🔗⭐🔉
え‐だ・つ【役つ】
〔自四〕
強制されて公用の労役に従事する。古事記中「堤池に―・ちて」
えん‐の‐うばそく【役の優婆塞】🔗⭐🔉
えん‐の‐うばそく【役の優婆塞】
(→)役行者えんのぎょうじゃのこと。
えん‐の‐おづの【役小角】‥ヲ‥🔗⭐🔉
えん‐の‐おづの【役小角】‥ヲ‥
(エンノオヅヌとも)(→)役行者えんのぎょうじゃのこと。
えん‐の‐ぎょうじゃ【役行者】‥ギヤウ‥🔗⭐🔉
えん‐の‐ぎょうじゃ【役行者】‥ギヤウ‥
①7世紀後半から8世紀にかけての山岳修行者。修験道の祖。多分に伝説的な人物で、大和国葛城山に住んで修行、吉野の金峰山きんぶせん・大峰などを開いたという。699年韓国連広足からくにのむらじひろたりの讒ざんによって伊豆に流された。諡号しごうは神変大菩薩。役の優婆塞うばそく。役小角えんのおづの・えんのしょうかく。
②戯曲。坪内逍遥作。3幕。1917年(大正6)刊。役行者伝説に取材。26年初演。
えん‐の‐しょうかく【役小角】‥セウ‥🔗⭐🔉
えん‐の‐しょうかく【役小角】‥セウ‥
(→)役行者えんのぎょうじゃのこと。
やく【役】🔗⭐🔉
やく‐いん【役印】🔗⭐🔉
やく‐いん【役印】
役務の上で用いる印。
やく‐いん【役員】‥ヰン🔗⭐🔉
やく‐いん【役員】‥ヰン
①ある役に当たる人。一定の役を担当する人。「競技会の―」
②会社・団体などの幹部・重役。
やく‐がみしも【役上下】🔗⭐🔉
やく‐がみしも【役上下】
江戸幕府で御目見おめみえ以下の格式の一つ。上下かみしもを着て出仕することはできるが、家督相続の時に躑躅つつじの間で命を受けないもの。
やく‐ぎ【役儀】🔗⭐🔉
やく‐ぎ【役儀】
①やくめ。つとめ。
②租税。課役。
やく‐しゃ【役者】🔗⭐🔉
やく‐しゃ【役者】
①役目ある者。役目に当たる人。役人。天草本伊曾保物語「倉の―戸をひらいてくれば」
②能・歌舞伎・演劇を演ずる人。俳優。
③知略・駆引きなどにすぐれた人。「彼はなかなかの―だ」
⇒やくしゃ‐え【役者絵】
⇒やくしゃ‐こども【役者子供】
⇒やくしゃ‐ぞめ【役者染】
⇒やくしゃ‐づけ【役者付】
⇒やくしゃ‐ばか【役者馬鹿】
⇒やくしゃ‐ひょうばんき【役者評判記】
⇒役者が一枚上
やくしゃ‐え【役者絵】‥ヱ🔗⭐🔉
やくしゃ‐え【役者絵】‥ヱ
浮世絵版画の一種。歌舞伎役者を描いたもので、舞台姿と平生の姿とがある。美人画と共に浮世絵の代表的画題。
⇒やく‐しゃ【役者】
○役者が一枚上やくしゃがいちまいうえ
(劇場表の看板や番付で、上位の役者から順に名前を掲げたことから)知略・駆引きなどにおいて、抜きんでていること。「役者が上」とも。「彼の方が―だ」
⇒やく‐しゃ【役者】
○役者が一枚上やくしゃがいちまいうえ🔗⭐🔉
○役者が一枚上やくしゃがいちまいうえ
(劇場表の看板や番付で、上位の役者から順に名前を掲げたことから)知略・駆引きなどにおいて、抜きんでていること。「役者が上」とも。「彼の方が―だ」
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐こども【役者子供】
①少年俳優。若衆俳優。日本永代蔵4「惣じて―の取る金は」
②俳優は芸以外の方面のことに暗く、子供のように世間知らずだということ。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐ぞめ【役者染】
歌舞伎の人気俳優好みの染物。伝九郎染・三枡みます格子などの総称。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐づけ【役者付】
(→)顔見世番付の別称。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐ばか【役者馬鹿】
役者の仕事一筋で、世間の常識にうとい者。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃばなし【役者論語】
演劇書。3世八文字屋はちもんじや自笑編。4巻4冊。1776年(安永5)刊。元禄時代の名優の逸話・言行などを書き留めた7部の書(舞台百箇条・芸鑑・あやめ草・耳塵にじん集・続耳塵集・賢外集・佐渡島日記)を編集。歌舞伎の芸道論・俳優術の研究に、古くから俳優必見の書。やくしゃろんご。
→文献資料[役者論語]
やくしゃ‐ひょうばんき【役者評判記】‥ヒヤウ‥
歌舞伎役者の容色・技芸を評した冊子。京・江戸・大坂の三都別に3冊1部とし、黒表紙の横本形式で毎年刊行。現存最古は、1660年(万治3)刊の「野郎虫」。
⇒やく‐しゃ【役者】
やく‐しゅ【薬酒】
薬用となる酒。漢方薬を入れた酒や蝮酒まむしざけなどの類。薬用酒。くすりざけ。
やく‐しゅ【薬種】
薬の材料。薬材。主として、生薬きぐすりをいう。
⇒やくしゅ‐しょう【薬種商】
やくしゅ‐しょう【薬種商】‥シヤウ
①薬を調合・販売する家。また、その人。くすり屋。薬舗やくほ。薬種屋。
②厚生労働大臣の指定する医薬品以外の薬類を販売する業者。
⇒やく‐しゅ【薬種】
やく‐しゅつ【訳出】
訳し出すこと。翻訳すること。「引用箇所を―する」
やく‐しゅつ【躍出】
おどり出ること。勢いよく出ること。
やく‐じゅつ【訳述】
翻訳して内容を述べること。また、翻訳して述作すること。
やく‐しょ【役所】
役人が公務を取り扱う所。官衙かんが。官庁。役場。
やく‐しょ【訳書】
翻訳した書物。↔原書
やく‐じょ【躍如】
いきいきとしたさま。目の前にありありと現れるさま。躍然。「面目―」
やく‐じょう【約定】‥ヂヤウ
人と事を約し定めること。契約して定めること。約束。契約。「―済み」
⇒やくじょう‐しょ【約定書】
⇒やくじょう‐りそく【約定利息】
⇒やくじょう‐りりつ【約定利率】
やくじょう‐しょ【約定書】‥ヂヤウ‥
約束した事項を書きしるして取りかわす証書。
⇒やく‐じょう【約定】
やくじょう‐りそく【約定利息】‥ヂヤウ‥
当事者の契約によって定められる利息。↔法定利息。
⇒やく‐じょう【約定】
やくじょう‐りりつ【約定利率】‥ヂヤウ‥
当事者の契約によって定められる利率。特約利率。↔法定利率
⇒やく‐じょう【約定】
やく‐しょく【役職】
役目や職務。特に管理職。「―につく」「―手当」
やく‐しろ【役代】
漁業の代しろ分け制で、沖合・船頭・漁労長・機関士など役付の乗組員に割り当てられる割増し配当。
やくしん【益信】
平安前期の真言宗広沢ひろざわ流の始祖。備後の人。通称、円成寺えんじょうじ僧正。大安寺で出家。明詮に法相を、宗叡に密教を学んだ。宇多法皇の帰依を受け、円成寺の開山。その法流は寛朝(916〜998)に至って広沢流となる。諡号しごうは本覚大師。著「金剛界次第」など。(827〜906)
やく‐しん【薬疹】
薬剤の中毒によって起こる発疹。単なる中毒によるものと、特別に過敏な体質者に起こる場合とがある。疹形は不定で、紅斑・蕁麻疹じんましん・湿疹・痤瘡ざそう・水疱などがある。
やく‐しん【躍進】
①躍りあがって進むこと。勢いよく突進すること。
②急激に進歩・発展すること。目ざましい勢いで進出すること。「上位に―する」「―を遂げる」
やく‐じん【厄神】
災厄を降すという悪神。
⇒やくじん‐さい【厄神祭】
⇒やくじん‐もうで【厄神詣で】
やく‐じん【疫神】
⇒えきじん
やくじん‐さい【厄神祭】
⇒えきじんさい(疫神祭)。
⇒やく‐じん【厄神】
やくじん‐もうで【厄神詣で】‥マウデ
その年の厄を払うため、正月19日、京都の石清水八幡宮の境内に勧請かんじょうする厄神に参詣すること。
⇒やく‐じん【厄神】
やく・す【訳す】
[一]〔他五〕
ある言語・文章を、それと同じ意味の他の言語・文章になおす。翻訳する。また、古文を現代文になおす。解釈する。
[二]〔他サ変〕
⇒やくする
やく‐すう【約数】
〔数〕整数(または整式)aが整数(または整式)bで割り切れるとき、bをaの約数という。↔倍数。→約分
やく‐すぎ【屋久杉】
鹿児島県屋久島に自生するスギ。特に樹齢1000年以上のものについていう(1000年未満は小杉こすぎ)。樹高20メートル、直径1〜2メートルに達する。良質で木目が細かく、主に装飾用。薩摩杉。鶉杢うずらもく。
やく・する【扼する】
〔他サ変〕[文]扼す(サ変)
①握りしめる。
②おさえつける。とりひしぐ。「咽喉のどを―・する」
③重点・要点をおさえる。要衝を占める。「海峡の入口を―・する」
やく・する【約する】
〔他サ変〕[文]約す(サ変)
①たばねる。ひきしめる。
②約束する。契約する。平家物語6「かのむすめ、すでに…―・せり」。「再会を―・する」
③節約する。省約する。はぶく。
④〔数〕約分する。
やく・する【訳する】
〔他サ変〕[文]訳す(サ変)
(→)「訳す」(五段)に同じ。
やく‐せき【薬石】
(「石」は石針いしばりで、古代の医療器)
①種々の薬および治療法。
②身のための益となるものごと。
③禅家で昔、晩に食事をとらず、飢寒を防ぐために腹部に温石おんじゃくとして抱いた石。後には夜食の粥または夕食をいう。薬食やくじき。
⇒薬石効無し
やくしゃ‐こども【役者子供】🔗⭐🔉
やくしゃ‐こども【役者子供】
①少年俳優。若衆俳優。日本永代蔵4「惣じて―の取る金は」
②俳優は芸以外の方面のことに暗く、子供のように世間知らずだということ。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐ぞめ【役者染】🔗⭐🔉
やくしゃ‐ぞめ【役者染】
歌舞伎の人気俳優好みの染物。伝九郎染・三枡みます格子などの総称。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐づけ【役者付】🔗⭐🔉
やくしゃ‐づけ【役者付】
(→)顔見世番付の別称。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃ‐ばか【役者馬鹿】🔗⭐🔉
やくしゃ‐ばか【役者馬鹿】
役者の仕事一筋で、世間の常識にうとい者。
⇒やく‐しゃ【役者】
やくしゃばなし【役者論語】🔗⭐🔉
やくしゃばなし【役者論語】
演劇書。3世八文字屋はちもんじや自笑編。4巻4冊。1776年(安永5)刊。元禄時代の名優の逸話・言行などを書き留めた7部の書(舞台百箇条・芸鑑・あやめ草・耳塵にじん集・続耳塵集・賢外集・佐渡島日記)を編集。歌舞伎の芸道論・俳優術の研究に、古くから俳優必見の書。やくしゃろんご。
→文献資料[役者論語]
やくしゃ‐ひょうばんき【役者評判記】‥ヒヤウ‥🔗⭐🔉
やくしゃ‐ひょうばんき【役者評判記】‥ヒヤウ‥
歌舞伎役者の容色・技芸を評した冊子。京・江戸・大坂の三都別に3冊1部とし、黒表紙の横本形式で毎年刊行。現存最古は、1660年(万治3)刊の「野郎虫」。
⇒やく‐しゃ【役者】
やく‐しょ【役所】🔗⭐🔉
やく‐しょ【役所】
役人が公務を取り扱う所。官衙かんが。官庁。役場。
やく‐しょく【役職】🔗⭐🔉
やく‐しょく【役職】
役目や職務。特に管理職。「―につく」「―手当」
やく‐だか【役高】🔗⭐🔉
やく‐だか【役高】
①江戸時代、役職の高下に応じて支給される禄高。→足高たしだか。
②江戸時代、武士・百姓に課される役の基準高。
③江戸時代、遠江国榛原はいばら郡など永高えいだか制をとっている地方で、永高1貫文を高5石替にした高。初め諸掛り物について、後には年貢も役高に割り付けて賦課した。
やく‐づくり【役作り】🔗⭐🔉
やく‐づくり【役作り】
役者が自分の役の演技・扮装などを工夫すること。
やく‐と【役と】🔗⭐🔉
やく‐と【役と】
〔副〕
①それを役目として。つとめて。もっぱら。枕草子135「上の御前などにても、―あづかりてほめきこゆるに」
②たいそう。やたらと。東海道中膝栗毛4「―足が達者だアのし」
やく‐どころ【役所】🔗⭐🔉
やく‐どころ【役所】
その人に与えられた役目。また、よく適した役目。「―を心得た人」
○役に立たずの門立やくにたたずのかどたち🔗⭐🔉
○役に立たずの門立やくにたたずのかどたち
働きのない者が門に立っても用は弁ぜられない。「たくらだの市立ち」も同じ。
⇒やく【役】
○役に立つやくにたつ🔗⭐🔉
○役に立つやくにたつ
その事のために十分適している。用をなすに足る。「世の中の―」「この機械は古いが、まだ―」
⇒やく【役】
やく‐にち【役日】
⇒やくび
やく‐にん【役人】
①役目を持っている人。
②役所で公務に従事する人。官公吏。公務員。
③能・芝居で舞台上の役を勤める人。狭義には俳優、広義には囃子方はやしかたなどを含む。役者。好色五人女1「獅子舞の―」
⇒やくにん‐こんじょう【役人根性】
⇒役人風を吹かす
やく‐ば【役場】🔗⭐🔉
やく‐ば【役場】
①役人が公務を執る所。役所。「村―」「公証人―」
②江戸時代の劇場で、監視する役人のために設けた客席。
やく‐まわり【役回り】‥マハリ🔗⭐🔉
やく‐まわり【役回り】‥マハリ
割り当てられて勤める役。振り当てられた役のまわりあわせ。「損な―」
やく‐むき【役向き】🔗⭐🔉
やく‐むき【役向き】
役目に関すること。職務上。役柄。
やく‐や【役家・役屋】🔗⭐🔉
やく‐や【役家・役屋】
中世・近世、公事・諸役を賦課された家。村役を負担して一人前の村民の権利をもつ家格の農民。公事家くじや。→本百姓ほんびゃくしょう
やく‐やく【役役】🔗⭐🔉
やく‐やく【役役】
[一]〔名〕
それぞれの役目。
[二]〔副〕
(多く「―と」の形で)わざわざ。ことさら。もっぱら。宇治拾遺物語10「生きたる猿丸を捕へて、明け暮れは―と食ひ殺させてならはす」→やくと
やく‐やしき【役屋敷】🔗⭐🔉
やく‐やしき【役屋敷】
役人がその役目に当たった屋敷。
やく‐わり【役割】🔗⭐🔉
やく‐わり【役割】
役をそれぞれに割り当てること。また、割り当てられた役目。「重要な―を演ずる」「社会的―を担う」「―を果たす」
⇒やくわり‐りろん【役割理論】
やくわり‐りろん【役割理論】🔗⭐🔉
やくわり‐りろん【役割理論】
(role theory)役割概念を基軸とする、人間と社会についての社会学理論。社会は役割を通して人々の行動を規制し、人は役割を演ずることによって社会を構成・変容させると考える。G.ミード、アメリカの文化人類学者リントン(Ralph Linton1893〜1953)、パーソンズらが展開。
⇒やく‐わり【役割】
○役を振るやくをふる🔗⭐🔉
○役を振るやくをふる
仕事・芝居などで役目を割り当てる。「むずかしい役を振られた」
⇒やく【役】
やけ【宅】
(ヤカの転)家。播磨風土記「―の村」
やけ【焼け】
①焼けること。焼けたこと。また、焼けたように赤くなること。「朝―」「日―」
②(「自棄」とも当てる)思うようにならないため、自暴自棄な行いをすること。やけくそ。すてばち。「―をおこす」
③硫化鉱物(殊に黄鉄鉱)に富む鉱床の露頭。この部分は褐鉄鉱を生じて、褐色または暗褐色になり、あたかも物の焼けたような外観を呈する。
④鍍金めっきにより、光沢がなく曇りや黒みを帯びた面が得られること。
⑤焼けて額面通り通用しない貨幣。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「国への土産にしますべい。しかし―ぢやねえかな」
⇒焼けのやんぱち
やけ【自棄】
⇒やけ(焼)2。「―になる」「―をおこす」
や‐け【駅家】
⇒うまや(駅)。〈名目鈔〉
やけ‐あが・る【焼け上がる】
〔自四〕
焼けて火の手があがる。もえあがる。
やけ‐あと【焼け跡】
①焼けたあと。火事のあったあと。
②やけどのあと。焼痕。
やけ‐あな【焼け穴】
布などの一部分が焼けてできた穴。
や‐けい【夜景】
①夜のけはいが感じられるころ。夜中。
②夜のけしき。夜色。「百万ドルの―」
や‐けい【夜警】
夜、火事・盗難などの警戒にあたること。また、その人。夜番。「町内の―団」
⇒やけい‐こっか【夜警国家】
や‐けい【野径・野逕】
野中のこみち。野路のじ。
や‐けい【野景】
野原のけしき。
や‐けい【野鶏】
①雉きじの異称。
②⇒ヤーチー
やけい‐こっか【夜警国家】‥コク‥
(Nachtwächterstaat ドイツ)国防・治安、若干の公共事業など、必要最小限の夜警的な役割を果たすにとどまる国家。福祉・文化における国家の積極的役割を強調したラサールが、自由放任主義の国家を批判して用いた語。
⇒や‐けい【夜警】
やけ‐いし【焼け石】
火に焼けた石。→やきいし
⇒焼け石に水
[漢]役🔗⭐🔉
役 字形
筆順
〔彳部4画/7画/教育/4482・4C72〕
〔音〕ヤク(呉) エキ(漢)
〔訓〕えだち
[意味]
[一]ヤク
①割りあてられた仕事・任務。つとめ。職分。「役につく」「役人・役職・役者・適役・配役・相談役」
②割り当てられた(特別の)はたらき。「役に立つ」「役牌やくパイ」
[二]エキ支配者が人民の労力を使う。働かせる。「使役・役牛」
①人民に課された義務労働・租税。えだち。「役務・苦役・兵役・懲役・夫役ぶえき・ぶやく・課役」
②いくさ。戦争。「慶長の役」「戦役」▶兵として役使される意から。
[解字]
会意。「彳」(=ゆく)+「殳」(=ほこを手に持つ)。武器を持って遠くへ行く意。転じて、苦しいつとめをする意。
[下ツキ
悪役・加役・共役・苦役・軍役・現役・在役・雑役・三役・使役・廝役・囚役・就役・重役・戍役・主役・助役・戦役・退役・大役・代役・地役・懲役・町役・適役・同役・配役・非役・夫役・賦役・服役・兵役・免役・徭役・用役・労役
[難読]
役行者えんのぎょうじゃ
筆順
〔彳部4画/7画/教育/4482・4C72〕
〔音〕ヤク(呉) エキ(漢)
〔訓〕えだち
[意味]
[一]ヤク
①割りあてられた仕事・任務。つとめ。職分。「役につく」「役人・役職・役者・適役・配役・相談役」
②割り当てられた(特別の)はたらき。「役に立つ」「役牌やくパイ」
[二]エキ支配者が人民の労力を使う。働かせる。「使役・役牛」
①人民に課された義務労働・租税。えだち。「役務・苦役・兵役・懲役・夫役ぶえき・ぶやく・課役」
②いくさ。戦争。「慶長の役」「戦役」▶兵として役使される意から。
[解字]
会意。「彳」(=ゆく)+「殳」(=ほこを手に持つ)。武器を持って遠くへ行く意。転じて、苦しいつとめをする意。
[下ツキ
悪役・加役・共役・苦役・軍役・現役・在役・雑役・三役・使役・廝役・囚役・就役・重役・戍役・主役・助役・戦役・退役・大役・代役・地役・懲役・町役・適役・同役・配役・非役・夫役・賦役・服役・兵役・免役・徭役・用役・労役
[難読]
役行者えんのぎょうじゃ
大辞林の検索結果 (48)
え【役】🔗⭐🔉
え 【役】
課役。夫役(ブヤク)。えだち。「役調(エツキ)」「役丁(エヨボロ)」など,他の語と複合した形でみられる。
えき【役】🔗⭐🔉
えき [1] 【役】
(1)戦争。たたかい。「西南の―」「後三年の―」
(2)割りあてられた公のつとめ。やく。「諸大名の―に課せらる/折たく柴の記」
えき-ぎゅう【役牛】🔗⭐🔉
えき-ぎゅう ―ギウ [0] 【役牛】
(肉牛・乳牛などに対して)物の運搬・農耕などの労役に使う牛。
えき-けん【役権】🔗⭐🔉
えき-けん [0] 【役権】
〔法〕 一定の目的のため,他人の所有物を利用する物権。特定人の便益のために他人の物を利用する人役権と,特定の土地の便益のために他人の土地を利用する地役権とに分かれる。現行民法は地役権だけを認める。
えき-し【役使】🔗⭐🔉
えき-し [1] 【役使】 (名)スル
命令して人を使うこと。「その―する工人の利益あらんことを謀り/西国立志編(正直)」
えき・する【役する】🔗⭐🔉
えき・する [3] 【役する】 (動サ変)[文]サ変 えき・す
(1)(公用のために)人民をかり出して働かせる。「これに―・せられたる猶太教徒の数一万二千人/即興詩人(鴎外)」
(2)使う。「運動奔走,以て筋骨を―し/福翁百話(諭吉)」
え-だち【役】🔗⭐🔉
え-だち 【役】
(1)古代,朝廷が人民に課した労役。律令制では特に歳役・雑徭(ゾウヨウ)をいう。夫役(ブヤク)。「―を罷(ヤ)めしめたまふ/日本書紀(顕宗訓)」
(2)戦役。戦い。徴兵。「此の―に至りて意(ミココロ)に窮誅(コロ)さむと欲(オモホ)す/日本書紀(神武訓)」
えん-の-おづの【役小角】🔗⭐🔉
えん-の-おづの ―ヲヅノ 【役小角】
七,八世紀に大和の葛城山にこもって修行した呪術者。妖言を吐いたとの理由で伊豆に流されたと伝えられる。修験道の開祖と仰がれる。役行者(エンノギヨウジヤ)。役優婆塞(エンノウバソク)。神変大菩薩。山上様。えんのしょうかく。えんのおづぬ。
えん-の-ぎょうじゃ【役行者】🔗⭐🔉
えん-の-ぎょうじゃ ―ギヤウジヤ 【役行者】
(1)「役小角(エンノオヅノ)」に同じ。
(2)戯曲。三幕。坪内逍遥作。1916年(大正5)「女魔神」として「新演芸」に発表,26年初演。役小角とその弟子広足(ヒロタリ)に女魔神を配して,自然と人間,霊と肉との闘いを描いたもの。
えん-の-しょうかく【役小角】🔗⭐🔉
えん-の-しょうかく ―セウカク 【役小角】
⇒えんのおづの(役小角)
やく【役】🔗⭐🔉
やく [2] 【役】
(1)全体の中で,割り当てられ受け持つ仕事。果たしている任務。役目。「見張りの―」
(2)責任のある重要な職務・地位。「―につく」
(3)もっぱらその事にあたること。「こたつの守りを―にして過ごす」
(4)演劇で俳優の演ずる受け持ち。「桃太郎の―を演ずる」
(5)花札・麻雀などで,点になる,あるいは勝負に関係する札や牌(パイ)の組み合わせ。
(6)官から課される労働。公役(クヤク)。夫役(ブヤク)。
(7)物品に課する税。「百姓の物ごとを―に掛けて取りあげ/仮名草子・浮世物語」
(8)月経。月役(ツキヤク)。
→役と(副)
やく=に立・つ🔗⭐🔉
――に立・つ
その役目を果たすのに適している。その役割を十分に行う能力がある。役立つ。「―・つ道具」
やく=を振・る🔗⭐🔉
――を振・る
芝居・仕事などで,役目を割り当てる。
やく-いん【役印】🔗⭐🔉
やく-いん [0] 【役印】
その役の者が職務上使う印。職印。
やく-いん【役員】🔗⭐🔉
やく-いん ―
ン [2] 【役員】
(1)会社・団体などの幹部職員。法人においては,その業務執行,業務・会計の監査などの権限を有する者。
(2)その役を担当する人。
ン [2] 【役員】
(1)会社・団体などの幹部職員。法人においては,その業務執行,業務・会計の監査などの権限を有する者。
(2)その役を担当する人。
やくいん-ほうしゅう【役員報酬】🔗⭐🔉
やくいん-ほうしゅう ―
ン―シウ [5] 【役員報酬】
法人の役員に対し,その職務執行の対価として与えられる定期的な給付。
ン―シウ [5] 【役員報酬】
法人の役員に対し,その職務執行の対価として与えられる定期的な給付。
やく-えだ【役枝】🔗⭐🔉
やく-えだ [0][2] 【役枝】
生け花で,構成の中心となる枝。
やく-ぎ【役儀】🔗⭐🔉
やく-ぎ [1][3] 【役儀】
(1)役目。つとめ。「大名の家来によき―を勤る者あれば/学問ノススメ(諭吉)」
(2)租税。課役。
やくぎ-がら【役儀柄】🔗⭐🔉
やくぎ-がら [0] 【役儀柄】
「役目柄」に同じ。
やく-ぐ【役供】🔗⭐🔉
やく-ぐ 【役供】
神への供物を陪膳に運び取り次ぐこと。また,その役。
やく-しゃ【役者】🔗⭐🔉
やく-しゃ [0] 【役者】
(1)能楽・芝居などで登場人物を演ずる人。俳優。
(2)弁舌や才知,かけ引きなどにすぐれている人。「彼はなかなかの―だ」
(3)役目にある人。役人。「倉ノ―戸ヲヒライテクレバ/天草本伊曾保」
やくしゃ=が一枚上🔗⭐🔉
――が一枚上
人物・能力やかけ引きなどが,いちだんとすぐれていること。
やくしゃ=が揃(ソロ)・う🔗⭐🔉
――が揃(ソロ)・う
働きや才能のある人が関係者として全部集まる。
やくしゃ-え【役者絵】🔗⭐🔉
やくしゃ-え ―
[3][0] 【役者絵】
浮世絵の主題の一。多くは歌舞伎俳優の舞台姿や日常の姿を描き,全身像・大首絵・大顔絵などがある。
[3][0] 【役者絵】
浮世絵の主題の一。多くは歌舞伎俳優の舞台姿や日常の姿を描き,全身像・大首絵・大顔絵などがある。
やくしゃ-こども【役者子供】🔗⭐🔉
やくしゃ-こども [4] 【役者子供】
(1)少年の歌舞伎俳優。「―の取る銀は,当座の化花ぞかし/浮世草子・永代蔵 4」
(2)役者は,芸以外の事には疎く,子供のようだということ。
やくしゃ-ぞめ【役者染(め)】🔗⭐🔉
やくしゃ-ぞめ [0] 【役者染(め)】
歌舞伎の人気役者好みの染め物。菊五郎格子・三枡格子など。
やくしゃ-ひょうばんき【役者評判記】🔗⭐🔉
やくしゃ-ひょうばんき ―ヒヤウバンキ [6] 【役者評判記】
歌舞伎俳優の容色・技芸を批評した書。1656年刊の「役者の噂」が最古とされ,99年刊の「役者口三味線」にいたって整ったとされる。京都・大坂・江戸の三都の役者を細評した形式がその後踏襲され,明治初期まで毎年一,二回刊行された。
やくしゃろんご【役者論語】🔗⭐🔉
やくしゃろんご 【役者論語】
芸談。四巻。三世八文字屋自笑編。1776年刊。芳沢あやめ・初世坂田藤十郎など元禄期(1688-1704)の名優の芸談集七書を集めたもの。初期歌舞伎の芸道論・演技論が語られる。やくしゃばなし。
やく-しょ【役所】🔗⭐🔉
やく-しょ [3] 【役所】
(1)役人が公の仕事をする所。官庁。役場。
(2)戦陣で,将士が本拠としている所。「津々山の―を双べて居たりけるが/太平記 34」
(3)中世,関所の異称。[節用集(文明本)]
やくしょ-しごと【役所仕事】🔗⭐🔉
やくしょ-しごと [4] 【役所仕事】
⇒お役所仕事
やく-だか【役高】🔗⭐🔉
やく-だか [2] 【役高】
江戸時代,役職の高い低いに応じて支給された,一定の禄高。家禄のほかに支給された。
やく-づくり【役作り】🔗⭐🔉
やく-づくり [3] 【役作り】
役者が,自分の役柄にふさわしい演技・扮装を工夫すること。
やく-と【役と】🔗⭐🔉
やく-と 【役と】 (副)
〔そのことを役としての意から〕
(1)もっぱら。そればかり。「年来―商ひければ,大きに富みて/今昔 29」
(2)はなはだ。たいそう。「―足が達者だあのし/滑稽本・膝栗毛 4」
やく-どころ【役所】🔗⭐🔉
やく-どころ [0][3] 【役所】
その人にふさわしい役・役目。
やく-ば【役場】🔗⭐🔉
やく-ば [3] 【役場】
(1)(町・村の)地方公務員が事務をとる所。
(2)働き場所。また,晴れの場所。時に,近世,鳶(トビ)の者が火事場をさしていった。「―ぢやあ,一番がけに火の中へ飛んで/歌舞伎・夢結蝶鳥追」
やく-まわり【役回り】🔗⭐🔉
やく-まわり ―マハリ [3] 【役回り】
役目のまわりあわせ。割り当てられた役。「損な―」
やく-むき【役向き】🔗⭐🔉
やく-むき [0] 【役向き】
役目に関すること。また,役目の性質。「―のことで会合がある」
やく-や【役家・役屋】🔗⭐🔉
やく-や 【役家・役屋】
⇒公事家(クジヤ)
やく-わり【役割】🔗⭐🔉
やく-わり [3][0] 【役割】
(1)役目をそれぞれの人に割り当てること。また,割り当てられた役目。
(2)集団内の地位に応じて期待され,またその地位にあるものによって学習される行動様式。社会的役割。
やくわり-えんぎ【役割演技】🔗⭐🔉
やくわり-えんぎ [5] 【役割演技】
⇒ロール-プレーイング
やくわり-ばんづけ【役割番付】🔗⭐🔉
やくわり-ばんづけ [5] 【役割番付】
「紋(モン)番付」の上方(カミガタ)での称。
やくわり-りろん【役割理論】🔗⭐🔉
やくわり-りろん [5] 【役割理論】
役割{(2)}の概念を用いて,ある個人または集団と他の個人または集団との社会的相互作用を解明しようとする理論。アメリカの社会哲学者ミードに始まり,アメリカで発展した。
やく【役】(和英)🔗⭐🔉
やくいん【役員】(和英)🔗⭐🔉
やくしゃ【役者】(和英)🔗⭐🔉
やくしょ【役所】(和英)🔗⭐🔉
やくしょ【役所】
a public[government]office.お役所風 red tape;red-tapism.
やくわり【役割を演じる】(和英)🔗⭐🔉
やくわり【役割を演じる】
play apart[role].→英和
〜を決める assign a part.
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