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かず【数】
[1]🔗⭐🔉
かず【数】
[1]
(一)構成要素同士を分離して識別できる種類の物の集まりについて、多い少ないの程度または並んでいる順序を、精密に しかも物の種類によらず普遍的に表わす基準となるもの。〔物の集まりが二つ有る時、「両者の数が同じ」とは、「おのおのに属する物と物との間に過不足なく一対一の対応がつく」ことと同義。広義では、数カズが数スウを指すこともある〕
「羊の―をかぞえる/―を比べる/この家は部屋の―が多い/―の大小を問わず/かなりの―にのぼる/印刷物のページの順序を表わす―をノンブルと言う/言葉―が少ない人/―を間違える」
自然数
(二)数値。
「四桁ケタの―」
(三)多数。
「―有る(作品の)中で/―で押し切る/―を△頼む(誇る)/―をこなす〔=たくさん有る物を処理する〕」
(四)算(カゾ)えるだけの価値の有る範囲。
「…の―に入る〔=同類の中で水準以上の部に入る〕/―のほか〔=特に取り上げるだけの価値が無いこと〕/―の内〔=同類と認められる範囲内の存在〕/物の―ではない〔=取るに足りない(存在だ)〕」


かずをつくして【数を尽くして】🔗⭐🔉
かずをつくして【数を尽くして】
有る限りすべて そう△する(なる)ことを表わす。
かずかぎりない【数限り無い】[1][6]:[1][6][4]🔗⭐🔉
かずかぎりない【数限り無い】[1][6]:[1][6][4]
(形)
数えきれないほど数が多い。
かずかず【数数】[1]🔗⭐🔉
かずかず【数数】[1]
[一] 数が多いこと。多数。
「―の作品」
[二](副)
種類が多いことを表わす。
「―〔=いろいろ〕とりそろえる」
かずとり【数取り】【数取】[3][2]🔗⭐🔉
かずとり【数取り】【数取】[3][2]
(一)数をかぞえる△道具(人)。
(二) ―する 何かをたくさん取りあう遊び。
かずならぬ【数ならぬ】[1][4]🔗⭐🔉
かずならぬ【数ならぬ】[1][4]
(連体)
〔雅〕特に かぞえあげるほどの値うちの無い。
「―〔=ふつつかな〕身」
かずのこ【数の子】[0]🔗⭐🔉
かずのこ【数の子】[0]
〔「鰊カドの子」の意〕 ニシンの卵を干したもの。正月用の食品。
かずもの【数物】[0][2]🔗⭐🔉
かずもの【数物】[0][2]
(一)わずかのお金で たくさん買うことが出来る品。下等品。
(二)ある数以上がそろって初めて△役立つ(意味が有る)もの。
(三)数の△多い(少ない)物。
かぞえ【数え】カゾヘ🔗⭐🔉
かぞえ【数え】カゾヘ
[一][3][2] 「数えどし」の略。
[二](造語)
動詞「数える」の連用形。
かぞえあげる【数え上げる】カゾヘアゲル[5]:[5]🔗⭐🔉
かぞえあげる【数え上げる】カゾヘアゲル[5]:[5]
(他下一)
関係の有るものを△一つひとつ(若い方から順番に)かぞえていく。
「人の欠点を―/レフェリーはカウント一〇までかぞえ上げて、彼の勝ちを宣した」
かぞえうた【数え歌】カゾヘウタ[3]🔗⭐🔉
かぞえうた【数え歌】カゾヘウタ[3]
数の順に頭韻を踏んだり かぞえたり しながら、関連の有る事柄を読み込んで歌う歌。
かぞえたてる【数え立てる】カゾヘタテル[5]:[5]🔗⭐🔉
かぞえたてる【数え立てる】カゾヘタテル[5]:[5]
(他下一)
個個のものを一つひとつ取り立てて言う。
かぞえどし【数え年】カゾヘドシ[3][2]🔗⭐🔉
かぞえどし【数え年】カゾヘドシ[3][2]
その人の生まれた年の十二月までを一歳とし、年が改まるたびに一歳を加えてかぞえる年齢。
満年齢

かぞえび【数え日】カゾヘビ[3]🔗⭐🔉
かぞえび【数え日】カゾヘビ[3]
その日の来るのを指折りかぞえて待つ数日間。〔狭義では、正月を控えた年末の それを指す〕
かぞえる【数える】カゾヘル
[3]:[3]🔗⭐🔉
かぞえる【数える】カゾヘル
[3]:[3]
(他下一)
(一)〈なにヲ―〉 〔全体で幾つ有るか、全体のうちで何番目であるかを知るために〕数詞を口で唱えたり 指を折ったり などして、自分の知っている数(カズ)の体系に順に対応させる。〔既知の数詞を順に唱えること自体を指すこともある。例、「十―間じっとしていろ」〕
「石(の数カズ)を―/順番を―/かぞえきれないほどの星/英語には、かぞえられる〔=不定冠詞 a, an が付く〕名詞と かぞえられない〔=不定冠詞 a, an が付かない〕名詞とがある/―ほどしかない〔=すぐにかぞえ終わってしまえるほど少ない〕」
(二)〈なにヲ―〉 「計算する」意のやや古い表現。
(三)〈なにヲなにニ―〉 そういう性格を持つものとして扱う。
「△難問の一つ(美徳・悪徳)にかぞえられる」
[表記]「《算える」とも書く。 [
数え[二]]


さっき【数奇】サクキ[1]🔗⭐🔉
さっき【数奇】サクキ[1]
―な 〔「数」は、「定命ジヨウミヨウ」の意〕 「すうき」の老人語。
「―な運命〔=
すうき〕」

じゅず【数珠】[2]🔗⭐🔉
じゅず【数珠】[2]
念誦(ネンジユ)の回数をかぞえたり 仏を拝んだり する時に、手に掛け つまぐる仏具。普通、百八の小さい珠(タマ)を糸に貫いて輪に作る。
「いら高タカの―〔=修験道で用いる数珠〕」
[表記]→付表「数珠」。「《珠数」とも書く。
[かぞえ方]一巻(ヒトマキ)・一本・一連
じゅずだま【数珠玉】[0]🔗⭐🔉
じゅずだま【数珠玉】[0]
(一)ムクロジ・ジュズダマ・さんご・水晶など、数珠の材料とするもの。
(二)湿地に生える多年草。薬用として栽培される。〔イネ科〕
[かぞえ方](二)は一本
じゅずつなぎ【数珠繋ぎ】【数珠繋】[3]🔗⭐🔉
じゅずつなぎ【数珠繋ぎ】【数珠繋】[3]
たくさんの数珠玉が隙間(スキマ)無く繋がっている△こと(状態)。〔犯罪者などを何人も繋ぎ縛る意や、渋滞した車が続いて道路をふさいでいる意にも用いられる。例、「―になる」〕
す[数]🔗⭐🔉
す[数]
「すう」の古語的表現。
「数万[3]・数十万[4]・数輩[0]・数人[0]」
すう[数]🔗⭐🔉
すう[数]
三、四の。五、六の。〔文脈により、多い意にもわずかの意にもなる〕
「数回[0]・数行ギヨウ[0]・数件[0]・数軒[0]・数個[1]・数日[0]・数尺[0]・数丈[0]・数世[0][1]・数声[0]・数着[0]・数頭[0]・数人[0]・数年[0]・数犯[0]・数匹[1][0]・数枚[0]・数目[0]・数列[0][1]:十数人」〔古くは「す」〕
すう【数】[1]🔗⭐🔉
すう【数】[1]
(一)物の多少を算(カゾ)えたもの。かず。
「―的優勢/―においてまさる/―をたのんで〔=おおぜいであること△を強みとして(に任せて)〕/周波―」
(二)〔もと、運命の意〕 そのものが結局どのように落ち着くかということ。
「勝敗の―〔=どちらが勝つか〕は判じ難い/自然の―〔=道理〕である/もとよりその―なり〔=そうなるべき理法だ〕/―奇」
(三)〔古代中国で〕教養としての数学。
「礼・楽・射・御・書・―〔=
六芸リクゲイ〕」
(四)〔数学で〕自然数および その概念を順次拡張して得られる整数・有理数・実数・複素数など いずれか一つの範囲を定めて 数学のある理論を展開する時に、その範囲に属する一つひとつの要素の称。
「―の概念」
(五)〔言語学で〕「数(一)」を表わす文法形式。
「単―・複―・双―[0][3]〔=(アラビア語・サンスクリット・古代ギリシャ語などで)二つのものや一対のものに対応する文法形式。この場合、原則として複数は三つ以上に対応する。両数〕」

すうがく【数学】[0]🔗⭐🔉
すうがく【数学】[0]
数・量・図形・函数(カンスウ)などの性質や相互の関連および それらの間に成立する法則を研究する学問。〔得られた結果の全体を論理的体系にまとめる努力が行われる。扱う対象により、代数・幾何・解析の三大部門に分かれる〕
「―的厳密さ/―に強い/初等―[0]・高等―[5]・―者[4][3]」
すうき【数奇】[1]🔗⭐🔉
すうき【数奇】[1]
―な 〔幸運にあわない意〕 不運・不幸や、波瀾(ハラン)万丈・有為(ウイ)転変を繰り返す様子。さっき。
「―な運命〔=必ずしも平坦ヘイタンとのみは言えない、起伏に富んだ△身の上(環境)〕」
すうこう【数行】スウカウ[0]🔗⭐🔉
すうこう【数行】スウカウ[0]
「涙ナンダ―〔=なみだが五筋六筋〕下クダる」
〔古くは「すこう」〕
すうこく【数刻】[0]🔗⭐🔉
すうこく【数刻】[0]
「数時間」の意の漢語的表現。
すうし【数詞】[0]🔗⭐🔉
すうし【数詞】[0]
数(カズ)を表わすために用いられる語。
「基―・序―」
すうじ【数字】
[0]🔗⭐🔉
すうじ【数字】
[0]
(一)数(カズ)を書き表わすために用いる、狭義の記号。
「漢―・和―・アラビア―・算用―・洋―・ローマ―・有効―」
(二)「数値」の、統計学や実生活における表現。
「戦後二番目の悪い―を記録する/視聴率の―に一喜一憂する/具体的な―を示す/―を並べる/―に明るい〔=物事の程度とか増減の度合などをはっきり数字で示すことが出来る様子だ〕/天文学的―」

すうじ【数次】[1]🔗⭐🔉
すうじ【数次】[1]
「数回・数度」の意の漢語的表現。
すうしき【数式】[0]🔗⭐🔉
すうしき【数式】[0]
「式(三)(A)」と、「式(三)(B)」のうち 数学関係のものの総称。
「―抜きに物理学を説明するのはむずかしい/―処理」
すうた【数多】[1]🔗⭐🔉
すうた【数多】[1]
「たくさん」の意の漢語的表現。
すうち【数値】[1]🔗⭐🔉
すうち【数値】[1]
記数法・命数法によって具体的に表現された数。〔狭義では、(十進)位取り記数法によるものを指す〕
「答えの―を出す/
を―で表わすと約 1.4142/測定結果の―/―計算・―解析・―解法・―予報・―制御」
数字(二)



すうちょくせん【数直線】[3][4]🔗⭐🔉
すうちょくせん【数直線】[3][4]
〔数学で〕直線上に基点と もう一つの点〔=単位点〕とをとり、この二点を基準にして等間隔の目盛りを付けて整数と対応させ、さらに直線上の各点に実数を一つずつ対応させたもの。基点は「原点」とも称し、実数の零に、単位点は実数の一にそれぞれ対応させる。
すうど【数度】[1]🔗⭐🔉
すうど【数度】[1]
二、三回から七、八回。
「…すること―に及ぶ/十―」
〔古くは「すど」〕
すうとう【数等】[0]🔗⭐🔉
すうとう【数等】[0]
(副)
比較するものと されるものとの間に、かなりの程度の開きが認められることを表わす。
「足軽よりは―上だけれども、士族中の下級であることには変わりはない」
すうり【数理】🔗⭐🔉
すうり【数理】
[一][1] 数学を応用して何かを△説明(解明)する理論。
「彼は―の〔=数学を応用する〕(方面の)才能がある/細胞増殖の―/―言語学[6]・―統計学[6]・―物理学[6]・―科学[4]〔=数学および数学を応用する観点から見た他の科学〕」
[二](造語)
数学の。
「―哲学[5]〔=数学の基礎や方法論などを検討する、哲学の一分科〕」
すうりょう【数量】スウリヤウ
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すうりょう【数量】スウリヤウ
[3]
〔もと、個数と分量の意〕 単位つきの数値〔=名数(二)〕で表わされた、ものの量。〔狭義では、物の個数(に助数詞を付けたもの)や、物体の物理的な広がりを単位つき数値で表わしたものを指す。この場合は、同種の数量同士を足し合わせることが可能〕
「単価に―を掛けて合計額を算出する/―的関係・―化・―割引」

すうれつ【数列】[0]🔗⭐🔉
すうれつ【数列】[0]
〔数学で〕一定の規則に従って定められる一連の数。〔自然数△全体(の一部分)で定義された函数カンスウと同義。かつては、「級数」と称した〕
「―がゼロに収束する/等差―・等比―・有限―・無限―」
すき【数寄】[2]🔗⭐🔉
すき【数寄】[2]
〔「好き」の意の借字〕 風流の道、特に茶の湯や和歌などに熱心なこと。
「―を凝らす〔=建物や庭園などに、風流の趣を可能なだけ施す〕」
[表記]付表には「数寄屋・数奇屋」のみ例示。
すきしゃ【好き者】【好者】【数寄者】[2]🔗⭐🔉
すきしゃ【好き者】【好者】【数寄者】[2]
すきもの。
茶道を好む人。
[表記]付表には「数寄屋・数奇屋」のみ例示。
すきや【数寄屋】[0]🔗⭐🔉
すきや【数寄屋】[0]
茶の湯のために建てた茶室。
[表記]→付表「数寄屋・数奇屋」
すきやづくり【数寄屋造】[4]🔗⭐🔉
すきやづくり【数寄屋造】[4]
茶室風に造った、しょうしゃな建物。
すきやぼうず【数寄屋坊主】スキヤバウズ[4]🔗⭐🔉
すきやぼうず【数寄屋坊主】スキヤバウズ[4]
江戸幕府の茶会に関する事務万端をとりしきった小役人。〔時に大名に賄賂ワイロを強要し、不当な権勢を振るうことも有った〕
ずず【数珠】[2]🔗⭐🔉
ずず【数珠】[2]
「じゅず」の変化。
ずずかけばと【数珠掛け鳩】【数珠掛鳩】[5]🔗⭐🔉
ずずかけばと【数珠掛け鳩】【数珠掛鳩】[5]
家に飼うハトの一種。からだは白く、首の後ろに黒い輪が有る。〔ハト科〕
[かぞえ方]一羽
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