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すみ【墨】🔗🔉

すみ【墨】 (1)油煙・松煙を膠(にかわ)で固め,硯(すずり)ですって書画を書くのに用いるもの。また,それをすった黒い液。 (2)まっ黒なすす。「鍋(なべ)の―」 (3)タコ・イカなどの体内にある黒い汁。 (4)「墨糸」の略。「―を打つ」 (5)印刷用の黒インク。

すみいか【墨烏賊】🔗🔉

すみいか【墨烏賊】 (1)コウイカの別名。 (2)シリヤケイカの別名。

すみいと【墨糸】🔗🔉

すみいと【墨糸】 墨壺(すみつぼ)に巻き込まれている糸。すみなわ。→墨壺

すみえ【墨絵】🔗🔉

すみえ【墨絵】 水墨画(すいぼくが)。

すみがき【墨書き・墨描き】🔗🔉

すみがき【墨書き・墨描き】 (1)墨でかくこと。また,そのかいたもの。 (2)日本画で,墨だけで物の輪郭を描き構図を定めること。また,彩色後,描線を生かして仕上げる技法。

すみがね【墨金】🔗🔉

すみがね【墨金】 (1)曲尺(かねじやく)(1)。 (2)〔建〕(1)を使って,建築用木材に墨付けをする技術。規矩術(きくじゆつ)。

すみさし【墨差し・墨刺し】🔗🔉

すみさし【墨差し・墨刺し】 へら状に削った竹の先端を細かく割った竹筆。大工・石工が墨をつけて木材や石材の線引きに使う。

すみじ【墨字】🔗🔉

すみじ【墨字】 点字に対して,普通に書いたり印刷したりした文字。

すみぞめ【墨染め】🔗🔉

すみぞめ【墨染め】 (1)墨で染めたような黒い色。 (2)「墨染め衣」の略。

すみぞめごろも【墨染め衣】🔗🔉

すみぞめごろも【墨染め衣】 黒く染めた衣。僧衣・喪服。

すみだ【墨田】🔗🔉

すみだ【墨田】 東京都 23 区の一。隅田川と荒川放水路に挟まれた地。商工業地区。旧本所区と向島区が合併。

すみつき【墨付き】🔗🔉

すみつき【墨付き】 ⇒御墨付

すみつぎ【墨継ぎ】🔗🔉

すみつぎ【墨継ぎ】 途中で筆に墨を含ませて書き続けること。

すみつぼ【墨壺】🔗🔉

すみつぼ【墨壺】 (1)大工・石工などが直線を引くときに用いる道具。巻き込んだ墨糸を墨池を通して引き出し,材に張り渡してはじいて線をつける。 (2)墨汁を入れた壺。墨入れ。墨斗(すみつも)。

すみながしぞめ【墨流し染め】🔗🔉

すみながしぞめ【墨流し染め】 墨液または顔料を水面にたらしてできる模様を紙や布に移しとる染め方。

すみに【墨煮】🔗🔉

すみに【墨煮】 イタリア・スペイン料理で,イカの身とその墨を煮たもの。

すみのえ【墨江・住吉】🔗🔉

すみのえ【墨江・住吉】 ⇒すみよし(住吉)

すみぶくろ【墨袋】🔗🔉

すみぶくろ【墨袋】 イカの墨が入っている内臓。

ぼくえき【墨液】🔗🔉

ぼくえき【墨液】 墨(すみ)の液。

ぼくし【墨子】🔗🔉

ぼくし【墨子】 (1)中国,戦国時代の思想家。墨家の始祖。墨は姓,名は(てき)。儒家の仁を差別愛であるとして,無差別的博愛の兼愛を説き,儒家と並び称せられた。生没年未詳。 (2)思想書。53 編現存。墨家の始祖,墨子の説く十大主張をはじめ,後期墨家の論理学的思惟・守城法などを記す。

ぼくじ【墨字】🔗🔉

ぼくじ【墨字】 (1)墨で書いた文字。 (2)点字に対して,普通に書かれた文字。

ぼくしゅ【墨守】🔗🔉

ぼくしゅ【墨守】 旧習や自説を固く守ること。

ぼくじゅう【墨汁】🔗🔉

ぼくじゅう【墨汁】 (1)墨をすった黒い汁。 (2)イカ・タコの黒い排出液。

ぼくじゅうのう【墨汁嚢】🔗🔉

ぼくじゅうのう【墨汁嚢】 イカやタコに特有な器官。墨汁を蓄え,他の動物に襲われたときなどに,墨汁管を経て肛門の近くの外套腔から排出する。

ぼくしょ【墨書】🔗🔉

ぼくしょ【墨書】 墨で書くこと。また,墨で書いたもの。

ぼくしょう【墨象】🔗🔉

ぼくしょう【墨象】 前衛芸術としての書道。前衛書道。

ぼくせき【墨跡・墨蹟】🔗🔉

ぼくせき【墨跡・墨蹟】 筆で書いた文字。筆跡。書跡。特に日本では,禅僧の筆跡をさしていう語。

ぼくち【墨池】🔗🔉

ぼくち【墨池】 (1)硯(すずり)の,くぼんでいる部分。海。 (2)すみつぼ。

ぼくてい【墨堤】🔗🔉

ぼくてい【墨堤】 隅田川の土手。

ぼくてき【墨🔗🔉

ぼくてき【墨 中国,戦国時代の思想家,墨子の本名。

ぼくとう【墨東・東】🔗🔉

ぼくとう【墨東・東】 〔「墨」「」は「隅田川」の意〕 隅田川の東岸にあたる地域。今の東京都墨田区一帯の雅称。

ぼっか【墨家】🔗🔉

ぼっか【墨家】 中国,戦国時代の諸子百家の一。墨子を祖とし,儒家の説く礼楽を斥け,兼愛(無差別の愛)・交利(相互扶助)を唱え,勤倹節約を重んじた。

ぼっかく【墨客】🔗🔉

ぼっかく【墨客】 書画をよくする人。ぼっきゃく。「文人―」

ぼっきゃく【墨客】🔗🔉

ぼっきゃく【墨客】 ⇒ぼっかく(墨客)

ぼっけい【墨刑】🔗🔉

ぼっけい【墨刑】 額や腕などに入れ墨をする刑罰。中国古代の五刑の一。

ぼっこん【墨痕】🔗🔉

ぼっこん【墨痕】 筆で書いた字の墨のつき具合。筆のあと。「―鮮やかな書」

【墨】🔗🔉

【墨】 〔画 数〕14画 − 常用漢字 〔区 点〕4347〔JIS〕4B4F〔シフトJIS〕966E 〔音 訓〕ボク・モク・すみ 〔名乗り〕すみ 〔熟語一覧〕 →烏賊墨(いかすみ) →烏賊の墨(いかのすみ) →遺墨(いぼく) →入れ墨・刺青・文身(いれずみ) →薄墨(うすずみ) →御墨付き(おすみつき) →翰墨(かんぼく) →靴墨(くつずみ) →朱墨(しゅずみ) →白墨(しろずみ) →水墨画(すいぼくが) →墨(すみ) →墨烏賊(すみいか) →墨糸(すみいと) →墨絵(すみえ) →墨書き・墨描き(すみがき) →墨金(すみがね) →墨差し・墨刺し(すみさし) →墨字(すみじ) →墨染め(すみぞめ) →墨染め衣(すみぞめごろも) →墨田(すみだ) →墨付き(すみつき) →墨継ぎ(すみつぎ) →墨壺(すみつぼ) →墨流し染め(すみながしぞめ) →墨煮(すみに) →墨江・住吉(すみのえ) →墨袋(すみぶくろ) →石墨(せきぼく) →断簡零墨(だんかんれいぼく) →鍋墨(なべずみ) →掃墨・灰墨(はいずみ) →白墨(はくぼく) →発墨(はつぼく) →溌墨(はつぼく) →破墨(はぼく) →筆墨(ひつぼく) →文人墨客(ぶんじんぼっかく) →墨液(ぼくえき) →墨子(ぼくし) →墨字(ぼくじ) →墨守(ぼくしゅ) →墨汁(ぼくじゅう) →墨汁嚢(ぼくじゅうのう) →墨書(ぼくしょ) →墨象(ぼくしょう) →墨跡・墨蹟(ぼくせき) →墨池(ぼくち) →墨堤(ぼくてい) →墨(ぼくてき) →墨東・東(ぼくとう) →墨家(ぼっか) →墨客(ぼっかく) →墨客(ぼっきゃく) →墨刑(ぼっけい) →墨痕(ぼっこん) →眉墨・黛(まゆずみ) →零墨(れいぼく)

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