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おう‐じゃく【弱・弱・弱】(ワウ‥)🔗🔉

おう‐じゃく【弱・弱・弱】(ワウ‥) (形動タリ) 1 弱いこと。 体、体力、気力などが弱いこと。ひよわいこと。弱々しいこと。*古今著聞集‐一六・五三二「弱の体にて、物くひてゐたりけるが」威力、勢力、影響力などが小さいこと。*吾妻鏡‐文治三年一〇月三日「只近代使庁沙汰、逐弱、偏如鴻毛(弓などが)強くないこと。*平家‐一一「弱たる弓をかたきのとりもて」 2 少ないこと。 土地からの税の貢納が少ないこと。*新札往来‐下「就弱所領物品、金額が少ないこと。 3 貧しいこと。貧乏であること。*徒然草‐二〇六「弱の官人、たまたま出仕の微牛をとらるべきやうなし」 4 弱点、弱味があること。

じゃく【弱】🔗🔉

じゃく【弱】 1 よわいこと。また、そのもの。⇔強。 2 二〇歳の異称。二〇歳前後の年若な男子。→じゃっかん(弱冠)。 3 年齢が少ないこと。幼少。 〔接尾〕ある数の端数を切り上げたとき、示す数よりは少し、不足があることをいうために、数字のあとに付けて用いる。⇔強。「一万円弱」

じゃく‐えんき【弱塩基】🔗🔉

じゃく‐えんき【弱塩基】 電離度の小さい弱電解質の塩基。溶けている全量の一部分しか電離せず、また、水素イオンを取る力も弱い。水酸化アルミニウム、アンモニアなど。

じゃく‐おん【弱音】🔗🔉

じゃく‐おん【弱音】 弱い音。小さな音。

じゃくおん‐き【弱音器】🔗🔉

じゃくおん‐き【弱音器】 音を弱め音色を変えるために楽器に取り付ける装置。弦楽器、管楽器、打楽器などの各楽器に特有の形質のものがある。ミュート。

じゃく‐さん【弱酸】🔗🔉

じゃく‐さん【弱酸】 電離度の小さい弱電解質の酸。溶けている全量の一部分しか電離せず、また水酸イオンを取る力も弱い。酢酸、炭酸など。

じゃく‐し【弱子】🔗🔉

じゃく‐し【弱子】 1 年少の子ども。幼児。 2 体力も気力も弱い子ども。

じゃく‐し【弱志】🔗🔉

じゃく‐し【弱志】 意志の弱いこと。また、弱い意志。

じゃく‐し【弱視】🔗🔉

じゃく‐し【弱視】 視力の弱い場合の総称。医学的には、眼科学的な精密検査でも器質上視力障害が明らかにできないもの。

じゃく‐しつ【弱質】🔗🔉

じゃく‐しつ【弱質】 体質、性質の弱いこと。また、そのもの。弱いたち。

じゃく‐しゃ【弱者】🔗🔉

じゃく‐しゃ【弱者】 弱いもの。力のない者。

じゃく‐しゅ【弱主】🔗🔉

じゃく‐しゅ【弱主】 年わかい主君。幼弱な君主。

じゃく‐しょう【弱小・若少】(‥セウ)🔗🔉

じゃく‐しょう【弱小・若少】(‥セウ) (形動) 1 (弱小)力が弱くて小さいこと。また、そのさま。「弱小民族」 2 年齢の若いこと。また、そのさま。年少。弱年。

じゃく‐しん【弱震】🔗🔉

じゃく‐しん【弱震】 震度を表す気象庁震度階の第三階級。家屋が揺れ戸障子がガタガタと鳴動し、電灯などのつり下げた物は相当揺れて、器内の水面の動くのがわかる程度の地震。

じゃく‐すい【弱水】🔗🔉

じゃく‐すい【弱水】 北の果てにあるとされる川の名。中国の甘粛省・寧夏省を流れる坤都倫河(張掖河)をいう場合もある。

じゃく‐そう【若僧・弱僧】🔗🔉

じゃく‐そう【若僧・弱僧】 年若い僧。にゃくそう。

じゃく‐そつ【弱卒】🔗🔉

じゃく‐そつ【弱卒】 弱い兵卒。弱い部下。たよりにならない配下。⇔強卒。「強将の下に弱卒なし」

じゃく‐たい【弱体】🔗🔉

じゃく‐たい【弱体】 1 弱いからだ。 2 組織、機構などが弱いこと。

じゃくたい‐か【弱体化】(‥クヮ)🔗🔉

じゃくたい‐か【弱体化】(‥クヮ) 組織や体制などの力が弱まること。また、弱くすること。

じゃく‐てい【若弟・弱弟】🔗🔉

じゃく‐てい【若弟・弱弟】 年のいかない弟。幼い弟。

じゃく‐てき【弱敵】🔗🔉

じゃく‐てき【弱敵】 弱い敵。転じて、弱い相手。

じゃく‐てん【弱点】🔗🔉

じゃく‐てん【弱点】 1 不完全、不十分な個所。欠点。 2 自分の立場を危うくする可能性のある、うしろめたい所。弱み。ウイークポイント。「弱点を握る」

じゃく‐でん【弱電】🔗🔉

じゃく‐でん【弱電】 電子回路や制御回路など、比較的弱い電流を用いる電気機器の部分の通称。⇔強電

じゃく‐でんかいしつ【弱電解質】🔗🔉

じゃく‐でんかいしつ【弱電解質】 電離度の小さい電解質。アンモンニア、酢酸、アニリンなど。

じゃく‐どく【弱毒】🔗🔉

じゃく‐どく【弱毒】 医学で、毒性を弱めること。また、弱めたもの。

じゃくにく‐きょうしょく【弱肉強食】(‥キャウショク)🔗🔉

じゃくにく‐きょうしょく【弱肉強食】(‥キャウショク) (「韓愈‐送浮屠文暢師序」から)力の弱いものが強いもののえじきになること。力の強いものが勝ち、栄えること。優勝劣敗。「弱肉強食の世の中」

じゃく‐ねん【若年・弱年】🔗🔉

じゃく‐ねん【若年・弱年】 1 年の若いこと。また、経験が少なく成人として見られないこと。また、その人。若輩。「若年労働力」 2 近世、一一歳から一七歳までの呼称。

じゃく‐はい【若輩・弱輩】🔗🔉

じゃく‐はい【若輩・弱輩】 1 年齢の若い者。年少者。また、自分の技量経験などをへりくだっていう。 2 (形動)経験や力量の未熟なこと。また、その人。幼稚。

じゃく‐はく【弱拍】🔗🔉

じゃく‐はく【弱拍】 音楽で、拍子の拍(はく)のうちの弱い部分。二拍子の二拍目、三拍子の二拍目と三拍目など。⇔強拍

じゃく‐へい【弱兵】🔗🔉

じゃく‐へい【弱兵】 よわい兵隊。弱卒。

じゃく‐めんやく【弱綿薬】🔗🔉

じゃく‐めんやく【弱綿薬】 火薬類に用いるニトロセルロースで、窒素量一二パーセント程度のものをいう。無煙火薬、ダイナマイトなどの製造原料。

じゃく‐れい【弱齢・若齢】🔗🔉

じゃく‐れい【弱齢・若齢】 年齢が若いこと。若年。

じゃっ‐か【弱化】(ジャククヮ)🔗🔉

じゃっ‐か【弱化】(ジャククヮ) 力や勢いなどが弱くなること。また、弱くすること。

じゃっ‐かん【弱冠】(ジャククヮン)🔗🔉

じゃっ‐かん【弱冠】(ジャククヮン) 1 (中国周代の制で、男子二〇歳を「弱」といい、元服して冠をかぶる(礼記‐曲礼上)ところからいう)男子二〇歳の異称。また、成年に達すること。 2 年齢の若いこと。弱年。

じゃっ‐き【弱起】(ジャク‥)🔗🔉

じゃっ‐き【弱起】(ジャク‥) 音楽で、曲が小節の弱拍部から開始されること。⇔強起

じゃっ‐きゅう【弱弓】(ジャク‥)🔗🔉

じゃっ‐きゅう【弱弓】(ジャク‥) 張りが弱く、力のない弓。

じゃっ‐こう【弱行】(ジャクカウ)🔗🔉

じゃっ‐こう【弱行】(ジャクカウ) 実行力の弱いこと。

じゃっ‐こく【弱国】(ジャク‥)🔗🔉

じゃっ‐こく【弱国】(ジャク‥) 国力の弱い国。

なよ‐たけ【弱竹】🔗🔉

なよ‐たけ【弱竹】 (「なよだけ」とも)細くしなやかな竹。なよなよとした竹。若竹。なゆたけ。また、「めだけ(女竹)」の異名ともいう。

なよたけ‐の【弱竹の】🔗🔉

なよたけ‐の【弱竹の】 (「なよだけの」とも) 1 やわらかい竹がたわみやすいところから、「とおよる」にかかる。なゆたけの。 2 やわらかい竹の節(ふし)の意で、節の古語「よ」と同音の「夜」「世」「齢」「四」にかかる。 3 竹の節(ふし)から「ふし(節)」と同音の「伏し」にかかる。

よろ‐ぼうし【弱法師】(‥ボフシ)🔗🔉

よろ‐ぼうし【弱法師】(‥ボフシ) 1 よろよろした法師。よろよろした乞食坊主。よろぼし。 2 近世に行われた遊戯。縄を二人の足に結びつけ、互いに引きあって勝負を争うもの。 能楽の曲名。四番目物。各流。観世十郎元雅原作、世阿弥改訂か。ざん言を信じて子の俊徳丸を追い出した河内国高安の里の右衛門尉通俊が、天王寺で盲目のこじきとなった弱法師と呼ばれている俊徳丸と再会する。

よろ‐ぼし【弱法師】🔗🔉

よろ‐ぼし【弱法師】 (「よろぼうし(弱法師)」の変化) =よろぼうし(弱法師)1 =よろぼうし(弱法師)

よわ・い【弱い】🔗🔉

よわ・い【弱い】 〔形口〕よわ・し〔形ク〕 1 強い力や勢いがない。勢力が強くない。*源氏‐梅枝「いと気色深うなまめきたる筋はありしかどよはき所ありて」 2 強度が足りない。丈夫でない。こわれやすい。もろい。「土台が弱くなる」 3 劣っている。欠点がある。*徒然草‐一八六「乗るべき馬をば、まづよく見て、強き所、弱き所を知るべし」 4 意思が堅固でない。心がぐらつきやすい。気持がしっかりしていない。*源氏‐柏木「すこしよはき所つきて、なよびすぎたりしけぞかし」 5 身体が丈夫でない。健康でない。体力がない。*源氏‐桐壺「日におもり給て、ただ五六日の程に、いとよはうなれば」 6 ある物事に耐えたり、積極的に立ち向かったりする能力が乏しい。不得手である。「理屈には弱い」 7 ある事柄について不案内である。よく知らない。「地理に弱い」 8 抵抗しにくい。勇気がわかない。「そういわれると弱い」 9 取引市場で、相場が下落気味のさま。 よわ‐が・る(自ラ四)/よわ‐げ(形動)/よわ‐さ(名)/よわげ‐さ(名) ●弱き者(もの)よ汝(なんじ)の名(な)は女(おんな)なり (英Frailty,thy name is woman.の訳。シェークスピア作の「ハムレット」で、ハムレットの母が、夫の死後、間もなく夫の弟と結婚したことを嘆いてハムレットの言った言葉から)女とは心の変わりやすいものである。また、女性は男性に対して結局は弱い立場におかれるということ。

●弱き者(もの)よ汝(なんじ)の名(な)は女(おんな)なり🔗🔉

●弱き者(もの)よ汝(なんじ)の名(な)は女(おんな)なり (英Frailty,thy name is woman.の訳。シェークスピア作の「ハムレット」で、ハムレットの母が、夫の死後、間もなく夫の弟と結婚したことを嘆いてハムレットの言った言葉から)女とは心の変わりやすいものである。また、女性は男性に対して結局は弱い立場におかれるということ。 よわい‐ぐさ【齢草】(よはひ‥) 「きく(菊)」の異名。

よわ‐がた【弱肩】🔗🔉

よわ‐がた【弱肩】 弱々しい肩。

よわ‐き【弱気】🔗🔉

よわ‐き【弱気】 (形動) 1 (「よわぎ」とも)性格・考え方・気持などが弱いこと。気力に欠けること。「ともすれば弱気になりがちだ」 2 相場が将来下落すると予想すること。また、その予想によって売る気になること。そのさまやその人にもいう。

よわき‐すじ【弱気筋】(‥すぢ)🔗🔉

よわき‐すじ【弱気筋】(‥すぢ) 1 気力に欠ける人たち。弱気の人々。 2 取引市場で、相場が将来下落することを予想して、盛んに売りの方針をとる者。

よわ‐ぎん【弱吟】🔗🔉

よわ‐ぎん【弱吟】 謡曲の音階と発声法の一つ。強吟にくらべて音域が広く、音程も安定している。緩急をつけて情緒的に優美に謡い、風雅・温和・哀愁などを表現するのに用いる。

よわ‐げ【弱気】🔗🔉

よわ‐げ【弱気】 気が弱いこと。また、そのような態度、様子。よわき。

よわ‐ごし【弱腰】🔗🔉

よわ‐ごし【弱腰】 1 腰の左右の細いところ。帯をしめるところ。 2 (形動)態度が弱く消極的であること。思い切った態度に出ないこと。また、その人。「弱腰になる」

よわ‐ざいりょう【弱材料】(‥ザイレウ)🔗🔉

よわ‐ざいりょう【弱材料】(‥ザイレウ) 取引市場で、相場を下落させる原因となるもの。悪材料。売材料。

よわ・し【弱し】🔗🔉

よわ・し【弱し】 〔形ク〕⇒よわい(弱)

よわ‐ぞう【弱蔵】(‥ザウ)🔗🔉

よわ‐ぞう【弱蔵】(‥ザウ) 精力の弱い者。特に、性的に虚弱な男を人名のように表した語。

よわ‐ね【弱音】🔗🔉

よわ‐ね【弱音】 弱々しい声。力のない物言い。いくじのないことば。「弱音を吐く」

よわ‐び【弱火】🔗🔉

よわ‐び【弱火】 火力の弱い火。とろび。

よわ‐ふくみ【弱含】🔗🔉

よわ‐ふくみ【弱含】 取引市場で、相場が下がる傾向を示していること。よわみ。

よわ‐ま・る【弱まる】🔗🔉

よわ‐ま・る【弱まる】 〔自ラ五(四)〕力や程度が次第に弱くなる。だんだん勢いが衰える。「風雨が弱まる」

よわ‐み【弱み】🔗🔉

よわ‐み【弱み】 (「み」は接尾語) 1 弱い気味。また、その度合。 2 他に対して自分が持っている弱いところ。弱点。「弱みにつけこむ」 3 =よわふくみ(弱含)

よわ‐みそ【弱味噌】🔗🔉

よわ‐みそ【弱味噌】 弱い者。いくじのない者。また、そのような人をあざけっていう。弱虫。→鬼味噌

よわ‐むし【弱虫】🔗🔉

よわ‐むし【弱虫】 弱い人。臆病な人。いくじのない人。また、そのような人をののしっていう。

よわ‐め【弱目】🔗🔉

よわ‐め【弱目】 1 弱ったとき。からだが病気や疲労で弱った状態。弱り目。 2 弱い部分。弱いところ。

よわ‐・める【弱める】🔗🔉

よわ‐・める【弱める】 〔他マ下一〕よわ・む〔他マ下二〕弱くする。力や勢いを衰えさせる。*史記抄‐五「一になって、秦をよわめうとするぞ」

よわ‐もの【弱者】🔗🔉

よわ‐もの【弱者】 弱い者。臆病な人。いくじがない人。じゃくしゃ。

よわ‐よわ【弱弱】🔗🔉

よわ‐よわ【弱弱】 〔副〕きわめて弱いさま。いかにも弱そうなさま。*古今著聞集‐一二・四三六「力よはよはと覚候て」

よわよわ‐し・い【弱弱しい】🔗🔉

よわよわ‐し・い【弱弱しい】 〔形口〕よわよわし〔形シク〕きわめて弱い。いかにも弱そうである。また、ひどく弱っているようである。*発心集‐七「いとよはよはしきさまにて引入給ひにけり」 よわよわし‐げ(形動)/よわよわし‐さ(名)

よわり【弱】🔗🔉

よわり【弱】 弱ること。衰えること。

よわり‐き・る【弱り切る】🔗🔉

よわり‐き・る【弱り切る】 〔自ラ五(四)〕 1 非常に弱る。まったく衰える。はなはだ衰弱する。 2 ひどく困る。困りぬく。*滑・八笑人‐四「とかくおもしろくもない事をくどくならべ立られ、よわりきって」

よわり‐だいこん【弱大根】🔗🔉

よわり‐だいこん【弱大根】 (「尾張大根」をもじった語)弱ること。閉口すること。

よわり‐ぬ・く【弱り抜く】🔗🔉

よわり‐ぬ・く【弱り抜く】 〔自カ五(四)〕大いに弱る。大変弱る。よわりきる。「難問を抱え弱り抜く」

よわり‐は・てる【弱り果てる】🔗🔉

よわり‐は・てる【弱り果てる】 〔自タ下一〕よわりは・つ〔自タ下二〕 1 たいへん弱くなる。非常に衰える。*千載‐三三二「むしのねもよわりはてぬる秋のくれかな」 2 非常に困る。途方に暮れる。

よわり‐め【弱目】🔗🔉

よわり‐め【弱目】 弱った状態。弱った時。 ●弱り目に祟(たた)り目(め) 弱った時に重ねて不運にあうこと。不運の上に不運が重なること。泣き面に蜂。

●弱り目に祟(たた)り目(め)🔗🔉

●弱り目に祟(たた)り目(め) 弱った時に重ねて不運にあうこと。不運の上に不運が重なること。泣き面に蜂。 よわ・る【弱る】 〔自ラ五(四)〕 1 病気や疲労などで身体が弱くなる。衰弱する。⇔強る。*西大寺本金光明最勝王経平安初期点‐八「衆生は光色減し、勢力尽く衰(つひ)に微(ヨワリ)なむ」 2 勢いが衰える。かすかになる。⇔強る。*後拾遺‐二七二「秋風に声よはり行くすず虫の」 3 気力が衰える。心細くなる。⇔強る。*源氏‐夕霧「あさましきことをよわれる御心ちに」 4 困る。困却する。迷惑する。*滑・八笑人‐二「ときにかういふ手を付て野呂まを一番よわらせてやりてへ」 5 魚肉などの鮮度が落ちる。*浮・日本永代蔵‐二「弱(ヨハリ)し鯛の腹に針の立所」

よわ・る【弱る】🔗🔉

よわ・る【弱る】 〔自ラ五(四)〕 1 病気や疲労などで身体が弱くなる。衰弱する。⇔強る。*西大寺本金光明最勝王経平安初期点‐八「衆生は光色減し、勢力尽く衰(つひ)に微(ヨワリ)なむ」 2 勢いが衰える。かすかになる。⇔強る。*後拾遺‐二七二「秋風に声よはり行くすず虫の」 3 気力が衰える。心細くなる。⇔強る。*源氏‐夕霧「あさましきことをよわれる御心ちに」 4 困る。困却する。迷惑する。*滑・八笑人‐二「ときにかういふ手を付て野呂まを一番よわらせてやりてへ」 5 魚肉などの鮮度が落ちる。*浮・日本永代蔵‐二「弱(ヨハリ)し鯛の腹に針の立所」

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