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じゃく【弱】🔗⭐🔉
じゃく【弱】
①よわいこと。よわいもの。↔強。
②20歳前後の称。
③切り上げてその数になったことを示す語。実際はその数値よりもすこし少ないこと。「1万人―」↔強
じゃく‐えんき【弱塩基】🔗⭐🔉
じゃく‐えんき【弱塩基】
一部分しか電離しない塩基。アンモニア・アニリンの類。↔強塩基
じゃくおん‐き【弱音器】🔗⭐🔉
じゃくおん‐き【弱音器】
(mute)西洋楽器の音量を弱くし、また音色を変える器具または装置。バイオリンでは櫛形の小片を駒に取りつけ、金管楽器ではその開口部に徳利形・椀形の器具を挿入する。ミュート。ソルディーノ。
じゃく‐さん【弱酸】🔗⭐🔉
じゃく‐さん【弱酸】
一部分しか電離しない酸。酢酸・硫化水素の類。↔強酸
じゃく‐し【弱子】🔗⭐🔉
じゃく‐し【弱子】
①年少の子供。
②体力も気力も弱い子供。
じゃく‐し【弱志】🔗⭐🔉
じゃく‐し【弱志】
意志が弱いこと。弱い意志。
じゃく‐し【弱視】🔗⭐🔉
じゃく‐し【弱視】
視力の弱いこと。特に眼鏡で矯正し得ないものをいい、機能的弱視(視覚の発達が不全のもの)・社会的弱視(学校教育にあたって特別な措置を必要とするもの)など。
⇒じゃくし‐じ【弱視児】
じゃくし‐じ【弱視児】🔗⭐🔉
じゃくし‐じ【弱視児】
視力の薄弱な児童の総称。矯正両眼視力0.04以上0.3以下のもの、進行性近視で将来視力の衰えるおそれのあるもの、または強度の遠視・乱視、眼疾・奇形のため視力障害が甚だしく、眼が疲労しやすいものをいう。
⇒じゃく‐し【弱視】
じゃく‐しつ【弱質】🔗⭐🔉
じゃく‐しつ【弱質】
弱い生れつき。
じゃく‐しゃ【弱者】🔗⭐🔉
じゃく‐しゃ【弱者】
弱い者。社会的に弱い立場にある者。「―に味方する」↔強者
じゃく‐しゅ【弱主】🔗⭐🔉
じゃく‐しゅ【弱主】
わかい主君。幼弱な君主。
じゃく‐しょう【弱小】‥セウ🔗⭐🔉
じゃく‐しょう【弱小】‥セウ
①力が弱くて小さいこと。「―国家」↔強大。
②年の若いこと。弱年。年少。「―の頃」
じゃく‐しん【弱震】🔗⭐🔉
じゃく‐しん【弱震】
気象庁旧震度階級の震度3につけられていた名称。家屋がゆれ、戸障子がガタガタと鳴動し、電灯のようなつり下げ物は相当ゆれ、器内の水面の動くのがわかる程度の地震。
じゃく‐そつ【弱卒】🔗⭐🔉
じゃく‐そつ【弱卒】
よわい兵。「勇将の下もとに―なし」
じゃく‐たい【弱体】🔗⭐🔉
じゃく‐たい【弱体】
弱いからだ。転じて、組織などの弱いこと。「―内閣」
⇒じゃくたい‐か【弱体化】
じゃくたい‐か【弱体化】‥クワ🔗⭐🔉
じゃくたい‐か【弱体化】‥クワ
組織などの力や機能が弱くなること。
⇒じゃく‐たい【弱体】
じゃく‐てい【弱弟】🔗⭐🔉
じゃく‐てい【弱弟】
年の若い弟。幼弟。
じゃく‐てき【弱敵】🔗⭐🔉
じゃく‐てき【弱敵】
よわい敵。よわい相手。
じゃく‐てん【弱点】🔗⭐🔉
じゃく‐てん【弱点】
①不十分なところ。欠点。短所。「守備の―」
②よわみ。うしろぐらいところ。「―につけ込む」「―を握る」
じゃく‐でん【弱電】🔗⭐🔉
じゃく‐でん【弱電】
主として通信・エレクトロニクスなどを扱う電気工学部門の通称。↔強電
じゃく‐でんかいしつ【弱電解質】🔗⭐🔉
じゃく‐でんかいしつ【弱電解質】
水溶液中で普通の濃度ではわずかな部分だけがイオンに解離している電解質。弱酸・弱塩基を含む。→強電解質
じゃくにく‐きょうしょく【弱肉強食】‥キヤウ‥🔗⭐🔉
じゃくにく‐きょうしょく【弱肉強食】‥キヤウ‥
(弱いものが強いもののえじきとなる意)弱者の犠牲の上に強者が栄えること。「―の世の中」
○癪に障るしゃくにさわる
かんしゃくを起こす。腹が立つ。
⇒しゃく【癪】
じゃく‐ねん【弱年・若年】🔗⭐🔉
じゃく‐ねん【弱年・若年】
年が若いこと。年が若いもの。青年。弱齢。「―の頃」「―層」
⇒じゃくねん‐もの【弱年者】
じゃくねん‐もの【弱年者】🔗⭐🔉
じゃくねん‐もの【弱年者】
年が若く物事に未熟なもの。弱輩。
⇒じゃく‐ねん【弱年・若年】
じゃく‐はい【弱輩・若輩】🔗⭐🔉
じゃく‐はい【弱輩・若輩】
①年が若い人。青年。狂言、薬水「頭かしらのしらがもぬけうせて―の児にぞなりたりける」
②未熟なこと。また、未熟者。浄瑠璃、鎌倉三代記「松田左近ごときをば搦めとるとは―千万」。「―の分際で生意気な」
⇒じゃくはい‐もの【弱輩者・若輩者】
じゃくはい‐もの【弱輩者・若輩者】🔗⭐🔉
じゃくはい‐もの【弱輩者・若輩者】
経験が浅く未熟な者。「―ですがよろしく御指導下さい」
⇒じゃく‐はい【弱輩・若輩】
じゃく‐はく【弱拍】🔗⭐🔉
じゃく‐はく【弱拍】
〔音〕アクセントを持たない拍。上拍。アップビート。↔強拍
じゃく‐へい【弱兵】🔗⭐🔉
じゃく‐へい【弱兵】
よわい兵士。弱卒。
じゃく‐めんやく【弱綿薬・弱棉薬】🔗⭐🔉
じゃく‐めんやく【弱綿薬・弱棉薬】
(collodion cotton)硝化の度合の低い弱い綿火薬(窒素量11〜12パーセント)。
じゃっ‐か【弱化】ジヤククワ🔗⭐🔉
じゃっ‐か【弱化】ジヤククワ
だんだん弱くなること。だんだん弱くすること。弱体化。「チームの―を招く」↔強化
じゃっ‐かん【弱冠】ジヤククワン🔗⭐🔉
じゃっ‐かん【弱冠】ジヤククワン
[礼記曲礼上]
①(古代中国で男子20歳を「弱」といい、元服して冠をかぶったことから)男子の20歳の異称。また、成年に達すること。懐風藻「年甫はじめて―、太政大臣に拝めされ」
②年の若いこと。「―17歳で7段の棋士」
じゃっ‐き【弱起】ジヤク‥🔗⭐🔉
じゃっ‐き【弱起】ジヤク‥
音楽で、曲が弱拍から始まること。↔強起
じゃっ‐きゅう【弱弓】ジヤク‥🔗⭐🔉
じゃっ‐きゅう【弱弓】ジヤク‥
張りの弱い弓。↔強弓ごうきゅう
じゃっ‐こう【弱行】ジヤクカウ🔗⭐🔉
じゃっ‐こう【弱行】ジヤクカウ
実行力の弱いこと。「薄志―」
じゃっ‐こく【弱国】ジヤク‥🔗⭐🔉
じゃっ‐こく【弱国】ジヤク‥
国力の弱い国。
なゆ‐たけ【弱竹】🔗⭐🔉
なゆ‐たけ【弱竹】
ナヨタケの転。
⇒なゆたけ‐の【弱竹の】
なゆたけ‐の【弱竹の】🔗⭐🔉
なゆたけ‐の【弱竹の】
〔枕〕
「とを(撓)」にかかる。
⇒なゆ‐たけ【弱竹】
なよ‐たけ【弱竹】🔗⭐🔉
なよ‐たけ【弱竹】
細くしなやかな竹。若竹。なゆたけ。また、女竹めだけ。宇津保物語田鶴群鳥「―の茂れる宿にまとゐして」
⇒なよたけ‐の【弱竹の】
なよたけ‐の【弱竹の】🔗⭐🔉
なよたけ‐の【弱竹の】
〔枕〕
「とを(撓)」「おきふし」「よ(夜・世)」「ふし(節)」にかかる。万葉集2「―とをよる子らは」
⇒なよ‐たけ【弱竹】
よろ‐ぼうし【弱法師】‥ボフ‥🔗⭐🔉
よろ‐ぼうし【弱法師】‥ボフ‥
(ヨロボシとも)よろよろした法師。よろよろした乞食法師。
よろぼし【弱法師】🔗⭐🔉
よろぼし【弱法師】
能。観世元雅作。讒言ざんげんで父高安通俊に家を追われた俊徳丸が、盲目の弱法師となって天王寺をさまよう。
弱法師
撮影:神田佳明(所蔵:堀安右衞門)
よわ・い【弱い】🔗⭐🔉
よわ・い【弱い】
〔形〕[文]よわ・し(ク)
①力が少ない。強くない。万葉集3「岩戸わる手力もがも手―・き女にしあればすべのしらなく」。「風が―・くなる」
②堪える力がない。もろい。丈夫でない。源氏物語柏木「御身―・うては行ひもし給ひてむや」。「体が―・い」「熱に―・い」「甘いものに―・い」
③働きが劣っている。能力が乏しい。徒然草「のるべき馬をばまづよく見て、強き所―・き所を知るべし」。「足が―・くなる」「機械に―・い」
④意志が堅固でない。心がしっかりしていない。源氏物語柏木「すこし―・き所つきて、なよびすぎたりしぞかし」。「気が―・い」
⇒弱き者よ汝の名は女なり
よわ‐かた【弱肩】🔗⭐🔉
よわ‐かた【弱肩】
よわよわしい肩。自分の肩の謙譲語。祝詞、伊勢大神宮「忌部いみべの―に太襁ふとだすき取り懸けて」
よわ‐き【弱気】🔗⭐🔉
よわ‐き【弱気】
①気が弱いこと。
②(取引用語)相場が下落すると予想すること。
↔強気。
⇒よわき‐すじ【弱気筋】
○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり🔗⭐🔉
○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり
(シェークスピアの戯曲「ハムレット」から)女とは何と心弱いものであることか。女はとかく男よりも弱い立場に置かれるものであるということ。
⇒よわ・い【弱い】
よわ‐ぎん【弱吟】
謡曲の発声法の一つ。強吟つよぎんにくらべて音域が広く、音階が安定的で、声の顫動せんどうも規則的な部分。広範囲の謡で用い、とくに優美・沈痛などの表現には必ず用いる。柔吟。↔強吟
よわ‐げ【弱気】
(→)「よわき」に同じ。平家物語12「敵に―を見えじと、押ふる袖のひまよりも余りて涙ぞこぼれける」
よわ‐ごし【弱腰】
①腰の左右の細いところ。おびしばり。好色一代男5「脇の下をつめり股をさすり、首すぢをうごかし―をこそぐり」
②相手に立ち向かう意気地のないこと。消極的な態度。「―になる」「―外交」↔強腰
よわ‐ざいりょう【弱材料】‥レウ
(取引用語)相場を下落させる原因となる種々の事柄。安材料。悪材料。売材料。↔強材料
よわ・し【弱し】
〔形ク〕
⇒よわい
よわぞう【弱蔵】‥ザウ
(擬人名)精力の弱い人。好色一代女1「生れつきて男の―は、女の身にしてはかなしき物ぞかし」
よ‐わたし【夜亘し】
よどおし。一晩中。終夜。よもすがら。万葉集18「昼暮らし―聞けど」
よ‐わたらい【世渡らひ】‥ワタラヒ
(→)「よわたり」に同じ。撰集抄「―の乏しく侍りしままに」
よ‐わたり【世渡り】
世の中で生活してゆくこと。くちすぎ。よすぎ。よわたらい。渡世。古今著聞集16「―にも不足なければ」。「―のうまい人」
よ‐わた・る【世渡る】
〔自四〕
世の中で生活してゆく。
よ‐わた・る【夜渡る】
〔自四〕
夜間に渡り行く。夜の間に過ぎゆく。万葉集15「―・る月ははやも出でぬかも」
よわなさけうきなのよこぐし【与話情浮名横櫛】
歌舞伎脚本。9幕。3世瀬川如皐作の世話物。通称「切られ与三よさ」。1853年(嘉永6)初演。複雑なお家騒動の筋であるが、伊豆屋与三郎と木更津の博徒の妾お富との見初め、露見、再会が中心で、特に再会の「源氏店(玄冶店げんやだな)」が強請場ゆすりばとして有名。
→文献資料[与話情浮名横櫛(源氏店の場)]
よわ‐ね【弱音】
①弱々しい声音こわね。力のない物言い。
②いくじのない言葉。「―を吐く」
よわ‐の‐あき【夜半の秋】ヨハ‥
秋の夜なか。〈[季]秋〉
よわ‐の‐あらし【夜半の嵐】ヨハ‥
①夜吹く嵐。
②(親鸞聖人絵詞伝「明日ありと思ふ心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」に基づく)一夜にして桜花を散らす嵐。無常の風。無常迅速のたとえ。
よわ‐の‐けぶり【夜半の煙】ヨハ‥
夜立つけむり。特に、火葬のけむり。
よわのねざめ【夜半の寝覚】ヨハ‥
(→)「夜の寝覚よるのねざめ」の別称。
よわ‐び【弱火】
煮炊きで、火力の弱い火。とろ火。
よわ‐ふくみ【弱含み】
(取引用語)相場の動きが下がり気味の状態。よわぶくみ。↔強含み
よわま・る【弱まる】
〔自五〕
弱くなる。
よわ‐み【弱み】
①弱い気味。甲陽軍鑑9「強過たる大将は…何事につきても―なることをきらひ給へど」
②うしろめたい所。弱点。「―につけこむ」「―を握る」
よわ‐みそ【弱味噌】
①質の悪い味噌。おにみそ。
②弱い者をののしっていう語。
よわ・む【弱む】
〔他下二〕
⇒よわめる(下一)
よわ‐むし【弱虫】
いくじのない者をののしっていう語。「―のくせに強がる」
よわ‐め【弱目】
弱った状態。よわりめ。源氏物語夕霧「物怪などもかかる―に所得るものなりければ」
よわ・める【弱める】
〔他下一〕[文]よわ・む(下二)
弱くする。よわらせる。「ガスの火を―・める」↔つよめる
よわ‐もの【弱者】
弱い者。気弱い者。
よわ‐よわ【弱弱】
きわめて弱いこと。力がぬけたようなさま。古今著聞集12「運つきはて候ひて、力―と覚え候ひて」
よわよわ‐し・い【弱弱しい】
〔形〕[文]よわよわ・し(シク)
きわめて弱く見える。いかにも力や元気がないさまである。「―・い声」
よわり【弱り】
弱ること。衰えること。おとろえ。
よわり‐き・る【弱り切る】
〔自五〕
①すっかり弱る。すっかり衰える。きわめて衰弱する。
②非常に困る。困りぬく。「―・った顔をして相談に来た」
よわり‐だいこ【弱り大根】
(尾張大根をもじっていう)弱ること、閉口することにいう語。
よわり‐ぬ・く【弱り抜く】
〔自五〕
たいへん弱る。弱ってしまう。
よわり‐は・てる【弱り果てる】
〔自下一〕[文]よわりは・つ(下二)
①すっかり弱くなる。非常に衰える。
②非常に困る。途方にくれる。「道に迷って―・てた」
よわり‐め【弱り目】
弱った状態。弱った時。
⇒弱り目に祟り目
よわ‐ぎん【弱吟】🔗⭐🔉
よわ‐ぎん【弱吟】
謡曲の発声法の一つ。強吟つよぎんにくらべて音域が広く、音階が安定的で、声の顫動せんどうも規則的な部分。広範囲の謡で用い、とくに優美・沈痛などの表現には必ず用いる。柔吟。↔強吟
よわ‐ごし【弱腰】🔗⭐🔉
よわ‐ごし【弱腰】
①腰の左右の細いところ。おびしばり。好色一代男5「脇の下をつめり股をさすり、首すぢをうごかし―をこそぐり」
②相手に立ち向かう意気地のないこと。消極的な態度。「―になる」「―外交」↔強腰
よわ‐ざいりょう【弱材料】‥レウ🔗⭐🔉
よわ‐ざいりょう【弱材料】‥レウ
(取引用語)相場を下落させる原因となる種々の事柄。安材料。悪材料。売材料。↔強材料
よわぞう【弱蔵】‥ザウ🔗⭐🔉
よわぞう【弱蔵】‥ザウ
(擬人名)精力の弱い人。好色一代女1「生れつきて男の―は、女の身にしてはかなしき物ぞかし」
よわ‐ね【弱音】🔗⭐🔉
よわ‐ね【弱音】
①弱々しい声音こわね。力のない物言い。
②いくじのない言葉。「―を吐く」
よわ‐び【弱火】🔗⭐🔉
よわ‐び【弱火】
煮炊きで、火力の弱い火。とろ火。
よわ‐ふくみ【弱含み】🔗⭐🔉
よわ‐ふくみ【弱含み】
(取引用語)相場の動きが下がり気味の状態。よわぶくみ。↔強含み
よわま・る【弱まる】🔗⭐🔉
よわま・る【弱まる】
〔自五〕
弱くなる。
よわ‐み【弱み】🔗⭐🔉
よわ‐み【弱み】
①弱い気味。甲陽軍鑑9「強過たる大将は…何事につきても―なることをきらひ給へど」
②うしろめたい所。弱点。「―につけこむ」「―を握る」
よわ‐みそ【弱味噌】🔗⭐🔉
よわ‐みそ【弱味噌】
①質の悪い味噌。おにみそ。
②弱い者をののしっていう語。
よわ‐むし【弱虫】🔗⭐🔉
よわ‐むし【弱虫】
いくじのない者をののしっていう語。「―のくせに強がる」
よわ‐め【弱目】🔗⭐🔉
よわ‐め【弱目】
弱った状態。よわりめ。源氏物語夕霧「物怪などもかかる―に所得るものなりければ」
よわ・める【弱める】🔗⭐🔉
よわ・める【弱める】
〔他下一〕[文]よわ・む(下二)
弱くする。よわらせる。「ガスの火を―・める」↔つよめる
よわ‐もの【弱者】🔗⭐🔉
よわ‐もの【弱者】
弱い者。気弱い者。
よわ‐よわ【弱弱】🔗⭐🔉
よわ‐よわ【弱弱】
きわめて弱いこと。力がぬけたようなさま。古今著聞集12「運つきはて候ひて、力―と覚え候ひて」
よわよわ‐し・い【弱弱しい】🔗⭐🔉
よわよわ‐し・い【弱弱しい】
〔形〕[文]よわよわ・し(シク)
きわめて弱く見える。いかにも力や元気がないさまである。「―・い声」
よわり【弱り】🔗⭐🔉
よわり【弱り】
弱ること。衰えること。おとろえ。
よわり‐き・る【弱り切る】🔗⭐🔉
よわり‐き・る【弱り切る】
〔自五〕
①すっかり弱る。すっかり衰える。きわめて衰弱する。
②非常に困る。困りぬく。「―・った顔をして相談に来た」
よわり‐だいこ【弱り大根】🔗⭐🔉
よわり‐だいこ【弱り大根】
(尾張大根をもじっていう)弱ること、閉口することにいう語。
よわり‐ぬ・く【弱り抜く】🔗⭐🔉
よわり‐ぬ・く【弱り抜く】
〔自五〕
たいへん弱る。弱ってしまう。
よわり‐は・てる【弱り果てる】🔗⭐🔉
よわり‐は・てる【弱り果てる】
〔自下一〕[文]よわりは・つ(下二)
①すっかり弱くなる。非常に衰える。
②非常に困る。途方にくれる。「道に迷って―・てた」
よわり‐め【弱り目】🔗⭐🔉
よわり‐め【弱り目】
弱った状態。弱った時。
⇒弱り目に祟り目
○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ
不運の上に不運が重なること。「泣面なきつらに蜂」に同趣意。
⇒よわり‐め【弱り目】
○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ🔗⭐🔉
○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ
不運の上に不運が重なること。「泣面なきつらに蜂」に同趣意。
⇒よわり‐め【弱り目】
よわ・る【弱る】
〔自五〕
①からだが弱くなる。また、勢力や気力が衰える。源氏物語夕顔「二三日になりぬるに、むげに―・るやうにし給ふ」。「足腰が―・る」「雨脚が―・る」
②肉・魚などが腐る。日本永代蔵2「―・りし鯛の腹に針の立て所」
③こまる。困却する。閉口へいこうする。「金かねが足りなくて―・っている」
よわ・る【弱る】🔗⭐🔉
よわ・る【弱る】
〔自五〕
①からだが弱くなる。また、勢力や気力が衰える。源氏物語夕顔「二三日になりぬるに、むげに―・るやうにし給ふ」。「足腰が―・る」「雨脚が―・る」
②肉・魚などが腐る。日本永代蔵2「―・りし鯛の腹に針の立て所」
③こまる。困却する。閉口へいこうする。「金かねが足りなくて―・っている」
○世を挙げてよをあげて
世の中の人がすべて。「―のお祭り気分」
⇒よ【世・代】
○世を出づよをいづ
俗世をのがれ出る。遁世とんせいする。出家する。千載和歌集恋「世をいではてぬ関となるらむ」
⇒よ【世・代】
○世を籠むよをこむ
これから先、命が長い。年が若い。源氏物語手習「世を籠めたる盛にては、つひにいかがとなむ見給へ侍る」
⇒よ【世・代】
○夜を籠むよをこむ
まだ夜が深い。まだ夜が明けない。枕草子136「夜をこめて鳥のそらねははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ」。日葡辞書「ヨヲコメテモノヲスル」
⇒よ【夜】
○世を去るよをさる
死ぬ。「失意のうちに―」
⇒よ【世・代】
○世を忍ぶよをしのぶ
世間の人の目を避けて、隠れて暮らす。「―仮の姿」
⇒よ【世・代】
○世を知るよをしる
①世の中のことをさとる。世情を知る。
②男女の情を解する。世づく。源氏物語夕顔「世をまだ知らぬにもあらず」
③国を治める。国政を執る。栄華物語疑「世をしりそめさせ給ひて後」
⇒よ【世・代】
○世を捨てるよをすてる
出家する。または隠遁する。
⇒よ【世・代】
○世を背くよをそむく
①俗世間に背をむける。隠遁する。出家する。
②他界する。死ぬ。
⇒よ【世・代】
○世を保つよをたもつ
国を治める。大鏡文徳「世を保たせ給ふこと八年」
⇒よ【世・代】
○世を尽くすよをつくす
一生を送る。新古今和歌集雑「白浪の寄するなぎさに―」
⇒よ【世・代】
○夜を徹するよをてっする
一晩中寝ないで物事をする。徹夜する。「夜を徹して歩く」
⇒よ【夜】
○世を遁れるよをのがれる
俗塵の世から身を去る。出家する。世を離れる。「戦乱の―」
⇒よ【世・代】
○世を離れるよをはなれる
「世を遁のがれる」に同じ。→世(成句)
⇒よ【世・代】
○世を憚るよをはばかる
人前に出るのを遠慮して慎む。世間に気がねして、ひっそりと暮らす。「―二人の仲」
⇒よ【世・代】
○世を張るよをはる
見栄みえを張る。世間体をとりつくろう。
⇒よ【世・代】
○夜を日に継ぐよをひにつぐ
[孟子離婁下]昼も夜も休まずつづけて物事をする。狂言、石神「世帯のことと申せば、夜を日に継いで油断なうかせぎまする」
⇒よ【夜】
○世を響かすよをひびかす
世間に大評判を立てる。
⇒よ【世・代】
○世を済すよをわたす
衆生を済度する。栄華物語鶴林「仏の世に出で給ひて、世を済し給へる、涅槃の山に隠れ給ひぬ」
⇒よ【世・代】
○世を渡るよをわたる
生計を立てる。生きていく。「―術すべを知らない」
⇒よ【世・代】
[漢]弱🔗⭐🔉
弱 字形
筆順
〔弓部7画/10画/教育/2869・3C65〕
[
] 字形
〔弓部7画/10画〕
〔音〕ジャク(漢) ニャク(呉)
〔訓〕よわい・よわる・よわまる・よわめる
[意味]
①よわい。力が足りない。なよなよしている。(対)強。「弱小・弱肉強食・軟弱・貧弱・虚弱」
②よわまる。「衰弱」
③わかい。年齢が少ない。「老弱・弱年・弱輩」▶もと、二十歳になった男子をいう。「弱冠」
④その数よりやや数量が少ない。(対)強。「百名弱」
[解字]
本字は[
]。「弓」+「彡」(=美しく飾る)の省略形を二つ並べた会意文字。美しく飾った、しなやかな曲線をもつ弓を表し、柔らかい、よわいの意。
[下ツキ
暗弱・胃弱・尫弱・強弱・虚弱・耗弱・色弱・荏弱・衰弱・脆弱・孱弱・繊弱・惰弱・懦弱・軟弱・柔弱・薄弱・微弱・病弱・貧弱・文弱・幼弱・羸弱・劣弱・老弱
[難読]
弱竹なよたけ・弱法師よろぼうし
筆順
〔弓部7画/10画/教育/2869・3C65〕
[
] 字形
〔弓部7画/10画〕
〔音〕ジャク(漢) ニャク(呉)
〔訓〕よわい・よわる・よわまる・よわめる
[意味]
①よわい。力が足りない。なよなよしている。(対)強。「弱小・弱肉強食・軟弱・貧弱・虚弱」
②よわまる。「衰弱」
③わかい。年齢が少ない。「老弱・弱年・弱輩」▶もと、二十歳になった男子をいう。「弱冠」
④その数よりやや数量が少ない。(対)強。「百名弱」
[解字]
本字は[
]。「弓」+「彡」(=美しく飾る)の省略形を二つ並べた会意文字。美しく飾った、しなやかな曲線をもつ弓を表し、柔らかい、よわいの意。
[下ツキ
暗弱・胃弱・尫弱・強弱・虚弱・耗弱・色弱・荏弱・衰弱・脆弱・孱弱・繊弱・惰弱・懦弱・軟弱・柔弱・薄弱・微弱・病弱・貧弱・文弱・幼弱・羸弱・劣弱・老弱
[難読]
弱竹なよたけ・弱法師よろぼうし
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