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かど【才】🔗🔉

かど【才】 (「かど(角)」と同源か) 1 才能。才覚。気のきくこと。*宇津保‐祭の使「あるが中にかどあるわらはして、かく聞えたてまつる」 2 おもむき。持ち味。*栄花‐駒競の行幸「あやしき草木を掘り植ゑ、かどある巌石を立て並べて」

かど【角】🔗🔉

かど【角】 (「かど(廉)」「かど(才)」とも同源か) 1 物のとがって突き出た部分。二次元の図形や稜線にもいう。*宇津保‐祭の使「なだらかなる石、かどある岩」 2 物のすみ。隅。「机(豆腐)の角」 3 刀剣の鎬(しのぎ)、または切先(きっさき)をいう。*万葉‐九八九「焼太刀の加度(カド)打ち放ち」 4 道や廊下などの曲がり目の所。曲がり角。*虎明本狂言・二九十八「かどから十八間目」 5 人の性格が円滑でないこと。鋭敏できつい性格。圭角(けいかく)。*歌謡・松の葉‐一「かどのないこそ添ひよけれ」 6 事態を荒だてるような点。→かどが立つ・かどを立てる。 7 きちんとしたけじめや格式。→かどを倒さぬ ●角が立(た)つ 理屈っぽい言い方や態度をして、物事がおだやかでなくなる。物事が荒だつ。 ●角が取(と)れる 1 世慣れて人柄が円満になる。まるくなる。円熟する。 2 洗練される。泥くささがとれる。あかぬける。 ●角を入(い)る 1 元服前(半元服)の一四〜五歳の頃、額の両隅(すみ)の前髪の生え際を四角く剃る。 2 =かど(角)を立てる2 ●角を=倒(たお)さぬ[=絶(た)やさぬ・潰(つぶ)さぬ・崩(くず)さぬ] (器物、衣類等が、古くなってもなお形をくずさないという意から)人が窮乏してもなお昔の体面を保つ。また、旧家が依然としてその格式を持ち続ける。 ●角を立(た)てる 1 頑固な、また、理屈っぽい態度や言い方をして、物事を荒だてる。 2 怒気を含んだ目つきをする。角を入る。

かど【門】🔗🔉

かど【門】 (「か」は「処(か)」、「と」は「戸」という) 1 家の周囲に巡らした、かこいの出入口。また、家の出入口。もん。*古事記‐下・歌謡「檜の御加度(カド)」 2 門の前。また、門に近い庭。門のあたり。*万葉‐三九七八「可度(カド)にたち夕占(ゆふけ)問ひつつ」 3 家。家屋。屋敷内。*平家‐二「積善の家に余慶あり、積悪の門に余殃とどまるとこそ承はれ」 4 一族。一門。*紫式部日記「藤原ながら、かどわかれたるは」 5 譜代の下人。一般に門屋または門の者といい、地方によって名子(なご)、被官、家来、家抱(けほう)などという。 ●門たつ 門の扉(とびら)をしめる。門をとじる。 ●門の神(かみ) 家の門を守護する神。 ●門の松(まつ) =かどまつ(門松) ●門の者(もの) =かど(門)5 ●門広し 一族が大勢になるさま。一族が繁栄するさま。 ●門を出(い)ず 1 家を出る。 2 出家して僧や尼になる。 ●門を売(う)る 門口に来て、物の名を声高に呼んで売る。 ●門を広(ひろ)ぐ 子孫を多くもって一族を繁栄させる。 ●門を塞(ふさ)げる 不義理などでその家へ行きにくくなる。敷居が高くなる。

かど【廉】🔗🔉

かど【廉】 (「かど(角)」と同源か)数えたてるべき箇条。条理。また、目につく特徴。「基準法に違反したかどでとがめられる」*花鏡‐比判之事「面白きかどを少少見せて」

かど【鰊】🔗🔉

かど【鰊】 「にしん(鰊)」の異名。

かど🔗🔉

かど 1 植物「こうほね(河骨)」の異名。 2 植物「こうぞ(楮)」の異名。

か‐ど【下土】🔗🔉

か‐ど【下土】 (「かと」とも) 1 下界。大地。この国土。⇔上天。 2 片いなか。辺鄙。 3 やせた土地。

か‐ど【下奴】🔗🔉

か‐ど【下奴】 1 召使い。 2 自分をへりくだっていう語。また、相手をののしって呼ぶ語。

か‐ど【火度】(クヮ‥)🔗🔉

か‐ど【火度】(クヮ‥) 陶磁器などを焼く窯(かま)の温度。楽焼き六〇〇〜七九〇度、素焼き六〇〇〜八八〇度、磁器一一八〇〜一四六〇度くらい。

か‐ど【家奴】🔗🔉

か‐ど【家奴】 1 召使いの男。下男。 2 小作人。

か‐ど【過度】(クヮ‥)🔗🔉

か‐ど【過度】(クヮ‥) 1 (形動)普通の程度を越えていること。また、そのさま。いきすぎるさま。「過度の緊張(疲労)」*庭訓往来「房内過度」 2 (―する)仏語。生死の海を渡って悟りの彼岸に到ること。*元久法語「みなことごとく生死を過度すべし」

かど‐あんどう【門行灯】🔗🔉

かど‐あんどう【門行灯】 (「かどあんどん」とも)家名、屋号などを書き、門口にかけて目印にした行灯。

かど‐いで【門出】🔗🔉

かど‐いで【門出】 =かどで(門出)

か‐どう【火動】(クヮ‥)🔗🔉

か‐どう【火動】(クヮ‥) 性交を過度におこなったためにおこる衰弱症。陰虚火動。腎虚。

か‐どう【火道】(クヮダウ)🔗🔉

か‐どう【火道】(クヮダウ) 1 火事の時、火が広がっていく道筋。 2 地球の噴出物が通る、地殻内部から火口までの通路。

か‐どう【化導】(クヮダウ)🔗🔉

か‐どう【化導】(クヮダウ) =けどう(化導)

か‐どう【可動】🔗🔉

か‐どう【可動】 動くことができること。また、動かすことができること。

か‐どう【花堂】(クヮダウ)🔗🔉

か‐どう【花堂】(クヮダウ) 花のように美しく作られている堂。

か‐どう【河道】(‥ダウ)🔗🔉

か‐どう【河道】(‥ダウ) 河川で、川幅と考えられる限界内の区域。堤防がある場合はその間の区域。

か‐どう【家道】(‥ダウ)🔗🔉

か‐どう【家道】(‥ダウ) 1 家が治まるために守るべき教え。 2 一家の暮らしぶり。家政。

か‐どう【華道・花道】(クヮダウ)🔗🔉

か‐どう【華道・花道】(クヮダウ) いけばなの道。草花、木の枝などを、花器にさして美しい型を表現する技術。江戸時代、精神修養的な面が強調されて生じた語。

か‐どう【家僮】🔗🔉

か‐どう【家僮】 (「かとう」とも)家の召使。また、召使の少年。

か‐どう【渦動】(クヮ‥)🔗🔉

か‐どう【渦動】(クヮ‥) 渦巻形の運動状態。渦(うず)。

か‐どう【歌堂】(‥ダウ)🔗🔉

か‐どう【歌堂】(‥ダウ) 歌をうたう所として設けた堂。

か‐どう【歌道】(‥ダウ)🔗🔉

か‐どう【歌道】(‥ダウ) 和歌の道。和歌の作法、技術。

か‐どう【稼働】🔗🔉

か‐どう【稼働】 1 かせぎはたらくこと。 2 機械などを動かしてはたらかせること。

かど・う【勾引う・拐う】(かどふ)🔗🔉

かど・う【勾引う・拐う】(かどふ) 〔他ハ四〕 1 誘いうながす。いざなう。*後撰‐七三「山風の花の香かとふふもとには春の霞ぞほだしなりける」 2 =かどわかす(勾引) 〔他ハ下二〕=かどわかす(勾引)

かとう‐うまき【加藤美樹】🔗🔉

かとう‐うまき【加藤美樹】 江戸中期の国学者、歌人。姓、河津。号は静廼舎(しずのや)。名は宇万伎とも書く。幕府大番の与力。賀茂真淵に学び県(あがた)門四天王の一人とされる。門弟に上田秋成など。「雨夜物語だみ詞」「土佐日記解」「静舎歌集」など。(一七二一〜七七)

かとう‐えなお【加藤枝直】(‥えなほ)🔗🔉

かとう‐えなお【加藤枝直】(‥えなほ) 江戸中期の歌人、国学者。千蔭の父。姓、橘。名は為直。号は芳宜園(はぎぞの)など。伊勢国の人。江戸南町奉行の与力となり、のち出家。賀茂真淵に師事。古風を重んじた華麗な歌風で江戸派の祖と称される。家集「東歌」。(一六九二〜一七八五)

か‐どうかん【仮導管・仮道管】(‥ダウクヮン)🔗🔉

か‐どうかん【仮導管・仮道管】(‥ダウクヮン) 維管束植物の木部の主要部分の通導組織の一つ。特にシダ植物と裸子植物およびいくつかの双子葉植物では木部の主要素で、養分と水分の通路となる。

かどう‐きょう【可動橋】(‥ケウ)🔗🔉

かどう‐きょう【可動橋】(‥ケウ) 船が通行できるように、橋の全部または一部を、必要に応じて動かすことができるようにした橋。

かどう‐きょう【架道橋】(カダウケウ)🔗🔉

かどう‐きょう【架道橋】(カダウケウ) 道路の上方にかけた鉄道の橋。ガード。

かとう‐きよまさ【加藤清正】🔗🔉

かとう‐きよまさ【加藤清正】 安土桃山・江戸初期の武将。幼名虎之助。尾張国の人。賤ケ岳七本槍の一人。豊臣秀吉に仕えて戦功多く、熊本城主となる。文禄・慶長の役には先がけとなり、蔚山(うるさん)籠城などで勇名を高める。関ケ原の戦いでは徳川方につき肥後一国を受領したが、豊臣家の安泰をも図った。(一五六二〜一六一一)

かどうコイルがた‐けいき【可動コイル形計器】🔗🔉

かどうコイルがた‐けいき【可動コイル形計器】 直流専用の電圧計、電流計として用いられる計器。永久磁石の磁界中に回転できるコイルを入れた形式のもので、測定電流をコイルに流したときに生ずる電磁力で指針を動かす。

かとうし🔗🔉

かとうし 「やどかり(宿借)」の異名。

かどう‐しゃ【歌道者】(カダウ‥)🔗🔉

かどう‐しゃ【歌道者】(カダウ‥) 歌道に熟達している人。

かどう‐ぜき【可動堰】🔗🔉

かどう‐ぜき【可動堰】 可動装置をそなえた堰。必要に応じて、河川、用水の流量、貯水池、湖沼の水量を調節することができる。

かど‐うたい【門謡】(‥うたひ)🔗🔉

かど‐うたい【門謡】(‥うたひ) =かどづけ(門付)1

かとう‐たかあき【加藤高明】🔗🔉

かとう‐たかあき【加藤高明】 政治家。本姓、服部。愛知県出身。東京帝国大学法科卒。三菱会社から官界に入り、伊藤、西園寺、桂内閣の外相を歴任。日英同盟に努力、対露強硬論を唱え、第一次世界大戦では参戦と対華二一か条を主張、指導した。大正一三年憲政会総裁として護憲三派内閣の首相となり、普通選挙法、治安維持法を制定。続いて単独内閣を組織した。(一八六〇〜一九二六)

かとう‐たけお【加藤武雄】(‥たけを)🔗🔉

かとう‐たけお【加藤武雄】(‥たけを) 小説家。神奈川県生まれ。人道主義的傾向の農民小説を書き、のち通俗小説に転じる。「土を離れて」「郷愁」「久遠の像」など。(一八八八〜一九五六)

かとう‐たみきち【加藤民吉】🔗🔉

かとう‐たみきち【加藤民吉】 江戸後期の陶芸家。瀬戸磁器の創始者。後名、保賢。尾張瀬戸の人。肥前、肥後の製磁法を学んで帰り、丸窯(まるがま)を築いて染付磁器の製法を完成。尾張藩の御用をつとめ、瀬戸陶業の復興に努めた。以後の瀬戸磁器を新製と称する。(一七七一〜一八二四)

かどうてっぺんがた‐でんりゅうけい【可動鉄片形電流計】(‥デンリウケイ)🔗🔉

かどうてっぺんがた‐でんりゅうけい【可動鉄片形電流計】(‥デンリウケイ) 交流用の電流計の一つ。固定されたコイルに測定電流を流し、その結果生じた磁界中に可動鉄片が吸い込まれる度合を測定する。

かどう‐でんじゅ【歌道伝授】(カダウ‥)🔗🔉

かどう‐でんじゅ【歌道伝授】(カダウ‥) 和歌に関する故実、典礼、難解歌の注解などの秘伝、奥義を伝授すること。古今伝授の類。

かとう‐は【河東派】🔗🔉

かとう‐は【河東派】 中国、明代の朱子学の一派。薛(せつせん)を指導者とし、躬行復性(口で言うとおりみずから行ない、学問の力で物欲を離れて人間性の原点にたちかえること)を重んじて、姚江派(ようこうは)と呼ばれた王陽明一派と対抗した。

かとう‐ひろゆき【加藤弘之】🔗🔉

かとう‐ひろゆき【加藤弘之】 国法学者。但馬国出身。開成所教授から維新後、東京帝国大学総長、枢密顧問官などを歴任。「隣草」「立憲政体略」で立憲政体思想を紹介し、「新政大意」「国体新論」で天賦人権説を唱えたが、後年、進化論的国家有機体説の立場から「人権新説」を著わし、自由民権論とキリスト教を攻撃した。(一八三六〜一九一六)

かとう‐みちお【加藤道夫】(‥みちを)🔗🔉

かとう‐みちお【加藤道夫】(‥みちを) 劇作家。福岡県生まれ。慶応義塾大学卒。文楽座に参加。ジロドゥーに傾倒し、「なよたけ」や「思い出を売る男」「襤褸(ぼろ)と宝石」などを発表したが、のち自殺。(一九一八〜五三)

かとう‐よしあき【加藤嘉明】🔗🔉

かとう‐よしあき【加藤嘉明】 安土桃山・江戸初期の武将。豊臣秀吉に仕え、賤ケ岳七本槍の一人。伊予国正木城主となり、文禄・慶長の役には水軍をひきいて活躍。関ケ原の戦いでは徳川方につき、伊予松山城主、のち会津若松城主となる。(一五六三〜一六三一)

かとうらく【裹頭楽】(クヮトウラク)🔗🔉

かとうらく【裹頭楽】(クヮトウラク) 雅楽の一つ。唐楽(左方)、平調の新楽で、舞は四人で舞う。近代、舞は絶えた。

かどう‐りつ【稼動率】🔗🔉

かどう‐りつ【稼動率】 1 生産能力の総量に対する実際の生産量の比率。 2 設備の総数に対して、実際に稼動している設備の比率。

かどう‐りん【渦動輪】(クヮドウ‥)🔗🔉

かどう‐りん【渦動輪】(クヮドウ‥) 回転している流体の渦状の輪。汽車の煙突から出る環状の煙の類。

かど‐おくり【門送】🔗🔉

かど‐おくり【門送】 1 人が家から出て行くのを門口まで見送ること。 2 葬送の時、喪家にはいかず、自分の家の門口に立って見送ること。

かど‐がき【廉書】🔗🔉

かど‐がき【廉書】 数えあげるべき箇条、理由などを書きしるしたもの。

かど‐かざり【門飾】🔗🔉

かど‐かざり【門飾】 正月に門口に松を立てるなどして飾ること。また、その飾り。

かど‐かど【角角】🔗🔉

かど‐かど【角角】 1 あちこちのかど。すみずみ。 2 物がかどだっていること。また、人の性格や態度、表現などがおだやかでなくかどだっていること。

か‐とて🔗🔉

か‐とて (疑問を表わす助詞「か」に接続助詞「とて」の付いたもの)…にしても。…といったって。ても。でも。*浮・世間母親容気‐二「犬を嗾(け)しかけ噛まれたかとて強請(ねだ)り込まば」

かど‐かど【門門】🔗🔉

かど‐かど【門門】 家々の門や門口(かどぐち)。

かど‐かど【廉廉】🔗🔉

かど‐かど【廉廉】 それぞれの箇所。ふしぶし。

かどかど‐し【才才し】🔗🔉

かどかど‐し【才才し】 〔形シク〕才気に満ちている。てきぱきとして賢い。*宇津保‐俊蔭「かどかどしく、めもおよばず、勝れいでたれば」 かどかどし‐げ(形動)/かどかどし‐さ(名)

かどかど‐し・い【角角しい】🔗🔉

かどかど‐し・い【角角しい】 〔形口〕かどかどし〔形シク〕 1 物がかどだっているさま。かどが多い。かどばっている。*行宗集「山椒(はじかみ)のめはかどかどしき気のしたるとありしかば」 2 性格が円満でなくかどだっているさま。圭角が多い。とげとげしい。*源氏‐桐壺「かどかどしき所ものし給ふ御方にて」 かどかどし‐げ(形動)/かどかどし‐さ(名)

かど‐がまえ【門構】(‥がまへ)🔗🔉

かど‐がまえ【門構】(‥がまへ) =もんがまえ(門構)

かど‐かわ【角革】(‥かは)🔗🔉

かど‐かわ【角革】(‥かは) 洋装書籍の表紙の小口側のかどに三角形に張った革。

かと‐き【過渡期】(クヮト‥)🔗🔉

かと‐き【過渡期】(クヮト‥) 古いものから新しいものへと移り変わる中間の時期。また、物事が確立されず、動揺している時期。過渡時代。「戦後の過渡期」

かど‐ぎょう【門経】(‥ギャウ)🔗🔉

かど‐ぎょう【門経】(‥ギャウ) 1 葬式の時、棺を戸外に出すに当たって、家の前で読経すること。また、その経。 2 =かどぎょうよみ(門経読)

かどぎょう‐よみ【門経読】(かどギャウ‥)🔗🔉

かどぎょう‐よみ【門経読】(かどギャウ‥) 家の門口で観音経の訓読などして喜捨をうける僧形の者。

かとく‐あらそい【家督争】(‥あらそひ)🔗🔉

かとく‐あらそい【家督争】(‥あらそひ) 家督相続の争い。

かど‐ぐち【門口】🔗🔉

かど‐ぐち【門口】 1 門の入り口。家の出入り口。 2 (比喩的に)物事のしはじめ。

かとく‐もん【和徳門】(クヮトク‥)🔗🔉

かとく‐もん【和徳門】(クヮトク‥) 平安京内裏(だいり)内の門。綾綺殿の北に位置する。わとくもん。

かどけいざいりょくしゅうちゅうはいじょ‐ほう【過度経済力集中排除法】(クヮドケイザイリョクシフチュウハイヂョハフ)🔗🔉

かどけいざいりょくしゅうちゅうはいじょ‐ほう【過度経済力集中排除法】(クヮドケイザイリョクシフチュウハイヂョハフ) 第二次世界大戦後の財閥解体と企業の分散化などを目的とする臨時法。昭和二二年公布、同三〇年廃止。

かど‐こじき【門乞食】🔗🔉

かど‐こじき【門乞食】 人の家の門口に立って物乞いをするもの。

かど‐ざ【角座】🔗🔉

かど‐ざ【角座】 大阪市中央区にある劇場。創設時期は明らかではないが、歌舞伎劇場としての歴史は古く、宝暦八年には我が国初の回り舞台が設けられ、角(かど)の芝居と呼ばれ、明治時代には市川左団次の革新劇を上演したが第二次世界大戦後は映画館に転じ、演芸場にもなった。

かど‐さき【門前・門先】🔗🔉

かど‐さき【門前・門先】 門、入り口の前。もんぜん。

かど‐ざけ【門酒】🔗🔉

かど‐ざけ【門酒】 婚礼などの祝い事の宴会を見物する人人に門前でふるまう酒。

かどさし‐どき【門鎖時】🔗🔉

かどさし‐どき【門鎖時】 家々で門をしめる夕暮れ時。

かど‐じめん【角地面】(‥ヂメン)🔗🔉

かど‐じめん【角地面】(‥ヂメン) 道路の曲がり角に位置する土地。角地。

かど‐じょうるり【門浄瑠璃】(‥ジャウルリ)🔗🔉

かど‐じょうるり【門浄瑠璃】(‥ジャウルリ) 門前で浄瑠璃を語り、三味線を弾いて金銭を乞うこと。また、その人。かどづけじょうるり。

かど‐すずみ【門涼】🔗🔉

かど‐すずみ【門涼】 門前に出て涼むこと。《季・夏》

かど‐ず・れる【角擦れる】🔗🔉

かど‐ず・れる【角擦れる】 〔自ラ下一〕世なれて人柄が円満になる。かどが取れる。*人情・英対暖語‐二「『アア左様お言ひ。〈略〉』トはら立しさも角ずれぬ」

かど‐ぜっきょう【門説経】(‥ゼッキャウ)🔗🔉

かど‐ぜっきょう【門説経】(‥ゼッキャウ) 江戸時代、羽織を着、一刀を帯び、編笠をかぶって人家の門前に立ち、簓(ささら)、三味線、胡弓に合わせて説経浄瑠璃をうたい、物乞いをした者。

かど‐た【門田】🔗🔉

かど‐た【門田】 家の前にある田。もんでん。かんどだ。

かど‐たがい【門違】(‥たがひ)🔗🔉

かど‐たがい【門違】(‥たがひ) =かどちがい(門違)

かど‐たがえ【門違】(‥たがへ)🔗🔉

かど‐たがえ【門違】(‥たがへ) =かどちがい(門違)

かど‐たち【門立】🔗🔉

かど‐たち【門立】 1 門口に立っていること。門前にたたずむこと。 2 遊女が門口に立って、なじみの客が来るのを待つことをいう遊里語。

かど‐だち【門立】🔗🔉

かど‐だち【門立】 =かどで(門出)

かど‐だ・つ【角立つ】🔗🔉

かど‐だ・つ【角立つ】 〔自タ五(四)〕 1 かどばっていて、なめらかでない。*随・北越雪譜‐初「本形をうしなひて方形(カドダツ)はいかん」 2 わざとらしくなる。改まっている。*浄・鑓の権三重帷子‐下「今迄とは事かはり案内なしも無礼なり。物もうも角だつ」 3 人の目をひく。人の注意をひく。*颶風新話(航海夜話)‐初「其中で廉立(カドダ)った箇条には」 4 人の神経を刺激するようなふるまいをする。あらっぽくなる。「かどだたないように伝える」「かどだった言葉(振舞)」 〔他タ下二〕⇒かどだてる(角立)

かど‐だ・てる【角立てる】🔗🔉

かど‐だ・てる【角立てる】 〔他タ下一〕かどだ・つ〔他タ下二〕 1 物にかどをつくる。また、人の神経にさわるような態度、表現をする。かどをたてる。 2 改まって、ことさらに示す。「今更かどだてることもない」

かど‐だんぎ【門談義】🔗🔉

かど‐だんぎ【門談義】 法師の堕落したもので、長柄のかさをひらきかたげ、人家の門前に立って法文を説き、物乞いをするもの。

かど‐ち【角地】🔗🔉

かど‐ち【角地】 =かどじめん(角地面)

かど‐ちか【門近】🔗🔉

かど‐ちか【門近】 (形動)門に近いこと。また、その場所。*枕‐二三六「かどちかなる所の前わたりを」

かど‐ちがい【門違】(‥ちがひ)🔗🔉

かど‐ちがい【門違】(‥ちがひ) 1 訪ねる家をまちがえること。 2 めざす方向、相手や物事の判断をまちがえること。見当違い。おかどちがい。「私にそんなことをいうのは門違いというものだ」

かど‐ちがえ【門違】(‥ちがへ)🔗🔉

かど‐ちがえ【門違】(‥ちがへ) =かどちがい(門違)

かど‐ちゃ【門茶】🔗🔉

かど‐ちゃ【門茶】 門前で茶をわかして通行人に施すこと。陰暦七月初旬から二四日の朝まで、死者の功徳のために、仏家で行なう。《季・秋》

かど‐づけ【角付】🔗🔉

かど‐づけ【角付】 速度や方向などを変えるため、スキーの滑走面の角(エッジ)を雪面に立てること。

かど‐づけ【門付】🔗🔉

かど‐づけ【門付】 (「かどつけ」とも) 1 人家の門口で芸能を演じ、金品をもらい受けること。また、その人。化他(けた)。 2 新内節の異称。1で最も多くうたわれたのでいう。

かどづけ‐うた【門付歌】🔗🔉

かどづけ‐うた【門付歌】 門付けの者がうたう歌。門説経、歌祭文、鉢叩(はちたたき)、万歳(まんざい)の類。

かどづけ‐じょうるり【門付浄瑠璃】(‥ジャウルリ)🔗🔉

かどづけ‐じょうるり【門付浄瑠璃】(‥ジャウルリ) =かどじょうるり(門浄瑠璃)

かど‐づめ【門詰】🔗🔉

かど‐づめ【門詰】 門の敷居。家の出入り口。

かど‐な【門名】🔗🔉

かど‐な【門名】 江戸時代、名字を許されなかった百姓の家を相互に区別するために生じた通称。

かど‐で【門出・首途】🔗🔉

かど‐で【門出・首途】 1 旅や出陣のために、わが家を出発すること。出立。 2 旅に出発する前、吉日を選んで、その日に仮りに家を出ること。 3 (比喩的に)新しい生活への出発。「人生の門出」

かと‐てき【過渡的】(クヮト‥)🔗🔉

かと‐てき【過渡的】(クヮト‥) 〔形動〕物事の移り変わる途中であるさま。「決定までの過渡的な扱い」

かど‐てきおう【過度適応】(クヮド‥)🔗🔉

かど‐てきおう【過度適応】(クヮド‥) 生物のある形質が適応の度を越えて必要以上に発達する現象。マンモスの牙など。

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