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じき【直】(ヂキ)🔗⭐🔉
じき【直】(ヂキ)
1 「じきとりひき(直取引)」の略。
2 「じきせん(直銭)」「じきまい(直米)」「じきもの(直物)」などの略。
〔形動〕
1 まっすぐであるさま。一直線であるさま。*太平記‐一三「両の耳は竹を剥(そい)で直(ヂキ)に天を指し」
2 時をあまりおかないで物事が実現するさま。→じきに。
3 間に人や物などを入れないでするさま。直接であるさま。じか。*平家‐六「ぢきの御返事を承はらで」
4 関係が近接しているさま。また、兄弟姉妹などで、すぐ上または下であること。「長姉と、じきの妹」
5 性質などがすなおであるさま。正直であるさま。
〔副〕あまり時間や距離をおかないさま。すぐ。すぐに。まもなく。
(体言を修飾して)空間的に隔たりの少ないさまを表す。「じきそばにいる」*洒・南極駅路雀「ぢきとなりのむら田の内へ」
(動詞を修飾して)時間的に隔たりの少ないさまを表す。「じき帰ってくるよ」





じき【食】🔗⭐🔉
じき【食】
(「じき」は呉音)
1 食べ物。食物。*霊異記‐上・一五「僧の食(じき)を乞ふを見」
2 乞食(こじき)、物もらいをいう俗語。
じ‐き【地気】(ヂ‥)🔗⭐🔉
じ‐き【地気】(ヂ‥)
⇒ちき(地気)
じ‐き【自記】🔗⭐🔉
じ‐き【自記】
1 自分で書きしるすこと。また、そのもの。手記。
2 自動的に書きしるすこと。器械などが、自動装置で符号や文字を記録すること。
じ‐き【次期】🔗⭐🔉
じ‐き【次期】
次回のおり。次の期間。「次期首相」
じ‐き【自欺】🔗⭐🔉
じ‐き【自欺】
=じこぎまん(自己欺瞞)
じ‐き【自棄】🔗⭐🔉
じ‐き【自棄】
自分自身に失望してすてばちになること。やけをおこすこと。「自暴自棄」
じ‐き【児嬉】🔗⭐🔉
じ‐き【児嬉】
子どもがよろこびたわむれること。また、そのたわむれ。児戯。
じ‐き【事記】🔗⭐🔉
じ‐き【事記】
事件を中心にして書いたもの。多く、古い事績について記したものをいう。
じ‐き【侍姫】🔗⭐🔉
じ‐き【侍姫】
貴人などのそばに仕える女中。腰元。
じ‐き【時気】🔗⭐🔉
じ‐き【時気】
1 四季の気象。四季その時々の気候。時候。
2 季節の変わり目に体調が狂うこと。
じ‐き【時季】🔗⭐🔉
じ‐き【時季】
季節。特に、一年のうちで、物事のある特色が現れる季節。「五月雨の時季」
じ‐き【時期】🔗⭐🔉
じ‐き【時期】
1 時代、期間、期限など、ある区切られた時をいう。時分。ころあい。
2 季節。
じ‐き【時機】🔗⭐🔉
じ‐き【時機】
1 ある事を行うのに適当な機会。時宜。「時機到来」
2 仏語。時と人。時代と人間。また、正法・像法・末法などの時と、そのそれぞれの時に応じた資質の衆生。
●時機に投(とう)ずる
ある機会をうまく利用するように行動する。また、その時の状勢にうまく合致する。
じ‐き【瓷器】🔗⭐🔉
じ‐き【瓷器】
質の固い焼物。中国では一般に釉(うわぐすり)のかかったものを称する。磁器。
じ‐き【辞気】🔗⭐🔉
じ‐き【辞気】
ことばづかい。ものの言い方。
じ‐き【磁気】🔗⭐🔉
じ‐き【磁気】
1 磁石の相互作用や、磁石と電流との作用などの磁気力の根源となるもの。原子内の不対電子の自転運動や電子の軌道運動、導線中の電流の流れなどによって起こる。
2 磁極、磁気量のこと。
じ‐き【磁器】🔗⭐🔉
じ‐き【磁器】
1 一般に素地のガラス質が磁化して半透明となり吸水性がほとんどなく、たたくと金属的な音を発する焼物をいう。陶土・石英・長石などの素地を素焼きにし、釉をかけ、摂氏一一〇〇〜一五〇〇度の高温で焼いたもの。有田焼、九谷焼、瀬戸焼などの類。
2 =じしゃく(磁石)
1

じき【敷】🔗⭐🔉
じき【敷】
〔接尾〕へやの大きさを畳の数によって表すのに用いる。「八畳敷」「十二畳敷」など。
しき‐あくにち【四季悪日】🔗⭐🔉
しき‐あくにち【四季悪日】
陰陽道で、四季中、特に悪日とされる日。春の八竜日(甲子・乙亥の日)、夏の七鳥日(丙子・丁亥の日)、秋の九虎日(庚子・辛亥の日)、冬の六蛇日(壬子・癸亥の日)の総称。
しき‐あみ【敷網】🔗⭐🔉
しき‐あみ【敷網】
海中に一時的に敷設し、その中、または上に魚群を誘致して捕獲する、方形・円形または箕(み)形袋状の網。浮敷網、底敷網、雑敷網などの種類がある。魚群の誘致に集魚灯や撒餌(まきえ)を用い、主要対象魚はさんま、あじ、さば、いわしなど。
じき‐あらし【磁気嵐】🔗⭐🔉
じき‐あらし【磁気嵐】
地球の磁場に起こる不規則で比較的大きな変動。地球上の各地でほとんど同時に観測され通信に障害を及ぼす。太陽面の諸活動によって放出される帯電粒子のうち地球に達したものによって起こされる。デリンジャー現象を生じ、また極光(オーロラ)の活動とも密接な関係をもつ。
しき‐い【敷居・鋪居・閾】(‥ゐ)🔗⭐🔉
しき‐い【敷居・鋪居・閾】(‥ゐ)
1 (「敷き藺(い)」の意、または、「敷き居る」の意から)地上や床に敷いてその上にすわるもの。ござ、むしろの類。また、そのすわる所。
2 門戸の内と外とを区別するために敷いた横木。また、部屋の境の戸や障子、ふすまなどの下に、それをあけたてするためにつけられた溝のついた横木。古くは「しきみ」といった。
3 =しきいき(識閾)
●敷居が高(たか)い
相手に不義理をしたり、また、面目のないことがあったりするために、その人の家に行きにくくなる。また、その人に会いにくくなる状態をいう語。
●敷居を跨(また)ぐ
家にはいる。訪れる。また、家を出る。家にはいる(訪れる)ということに特別の感情をこめて用いる場合が多く、下に使役の助動詞を伴って相手の訪問を認める(認めない)の意で使われることもある。「二度とこの家の敷居を跨がせるものか」
しき‐いき【識閾】(‥ヰキ)🔗⭐🔉
しき‐いき【識閾】(‥ヰキ)
心理学で、刺激によって感覚や反応が起こる境界。無意識から意識へ、また、意識から無意識へと移るさかい目をいう語。しきい。
しき‐いし【敷石・舗石】🔗⭐🔉
しき‐いし【敷石・舗石】
地面に敷きならべた平らな石。道路、庭先、玄関先などに敷かれる。
しき‐いた【敷板】🔗⭐🔉
しき‐いた【敷板】
1 物の下に敷く板。底板。
2 建物の根太板(ねだいた)・床板(ゆかいた)・踏み板などをいう。
3 茶の湯で、風炉の下に敷く板をいう。荒目板、真塗敷板、鉋目の霞板などがある。
4 牛車(ぎっしゃ)の乗降の踏み板をいう。
5 長方形箱型のまぐさ桶。また、馬小屋の床にわたす横板。転じて、馬小屋をいう。
しきい‐ん【敷居ん・敷尹】(しきゐ‥)🔗⭐🔉
しきい‐ん【敷居ん・敷尹】(しきゐ‥)
〔連語〕(「敷き居ん」(「ん」は推量の助動詞)と鄭重に命令した言い方。中古、朝廷の行事、特に節会などで、侍座を宣するに当たって用いられる慣用句)おすわり下さい。*玉葉‐仁安二年正月一六日「余仰云、敷尹(シキイン)、<正
笏、一音>群臣謝座謝酒昇
殿著」


しき‐いん【職印】🔗⭐🔉
しき‐いん【職印】
律令制の官司のうち、「識(しき)」の公印。大膳職印など。
じき‐いん【直印】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐いん【直印】(ヂキ‥)
証文、請書などに自署し、本人が捺印すること。
じき‐インク【磁気インク】🔗⭐🔉
じき‐インク【磁気インク】
鉄の微粒子を混入したインク。印刷した文字が磁性を帯びる性質を利用して、小切手などの数字自動読取りなどに応用される。
しき‐うつし【敷写】🔗⭐🔉
しき‐うつし【敷写】
1 書画などの上に薄紙を載せ、透かして模写すること。透写(すきうつし)。
2 他人の文章などをそっくりまねること。ひきうつし。
しき‐うら【敷浦】🔗⭐🔉
しき‐うら【敷浦】
江戸時代、特定の魚問屋から漁業仕入金の前借を受け、所定の漁獲物をすべてその問屋に販売する契約を結んでいる漁村。
じき‐えらみ【食選】🔗⭐🔉
じき‐えらみ【食選】
食物のえり好みをすること。
じき‐おんどけい【自記温度計】(‥ヲンドケイ)🔗⭐🔉
じき‐おんどけい【自記温度計】(‥ヲンドケイ)
温度の時間的変化を自動的に記録する装置。熱電対(ねつでんつい)、サーミスター、バイメタルなどと自動記録装置を組み合わせたもの。
しき‐か【色価】🔗⭐🔉
しき‐か【色価】
(フランスvaleurの訳語)同一画面にある二つ以上の色彩相互間に見られる明度や彩度の差異によっておこる対比。
しきかい‐てん【色界天】🔗⭐🔉
しきかい‐てん【色界天】
=しきかい(色界)
じき‐かいろ【磁気回路】(‥クヮイロ)🔗⭐🔉
じき‐かいろ【磁気回路】(‥クヮイロ)
強磁性体を用いて磁束が一周するように作った閉じた回路。継電器、電磁石などに応用する。
しき‐かく【色覚】🔗⭐🔉
しき‐かく【色覚】
視覚のうち光の波長の違いに基づいて色を見分ける感覚。人間が識別できるのは波長約四〇〇ミリミクロンの紫から約七六〇ミリミクロンの赤までの範囲で、赤外線や紫外線は識別できない。脊椎動物では網膜の円錐細胞によって色を感じるとされる。色神。色視。色感。
しき‐かつお【敷鰹】(‥かつを)🔗⭐🔉
しき‐かつお【敷鰹】(‥かつを)
薄く削った鰹節をいうか。
じき‐がん【直願】(ヂキグヮン)🔗⭐🔉
じき‐がん【直願】(ヂキグヮン)
=じきそ(直訴)
じき‐かんのう【磁気感応】(‥カンオウ)🔗⭐🔉
じき‐かんのう【磁気感応】(‥カンオウ)
=じきゆうどう(磁気誘導)1
じき‐きあつけい【自記気圧計】🔗⭐🔉
じき‐きあつけい【自記気圧計】
気圧の時間的推移を自動的に記録する装置。アネロイド自記気圧計が代表的。ほかに、自記水銀気圧計、自記微圧計など。
じき‐きらい【磁気機雷】🔗⭐🔉
じき‐きらい【磁気機雷】
近くを通る艦船の磁気に感応して自動的に爆発する機雷。
しき‐きん【敷金】🔗⭐🔉
しき‐きん【敷金】
1 江戸時代、市場取引での証拠金、手付金。敷銀。しきがね。
2 江戸時代、問屋が生産者、配給者に渡した前貸金。仕入金。
3 倉庫の保管料。倉敷料。
4 謝礼の金。礼金。しきがね。
5 不動産を賃借する場合などに、借主が契約上の債務を担保する目的で貸主に差し出す金銭。家賃の滞納などがなく、賃貸借が無事終了した際には、貸主はこれを返還しなければならない。しきがね。
6 婚姻の際の持参金。敷銀。敷銭。しきがね。
しききん‐こさく【敷金小作】🔗⭐🔉
しききん‐こさく【敷金小作】
江戸時代、地主に何年分かの小作料を前納して小作すること。
しき‐け【式家】🔗⭐🔉
しき‐け【式家】
藤原氏四家の一つ。右大臣藤原不比等の第三子、宇合(うまかい)の子孫の家で、宇合が式部卿であったところからいう。
じき‐げ【直下】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐げ【直下】(ヂキ‥)
真下。すぐ下。ちょっか。また、即座。*授業編‐四「のたまへば直下(ジキゲ)に其ことわりを会得あり」
じき‐けいど【磁気経度】🔗⭐🔉
じき‐けいど【磁気経度】
地理上の北極と地磁気の北極とを通る面と磁気子午線をふくむ鉛直面との角度を、東まわりにはかったもの。
じき‐げんざん【直見参】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐げんざん【直見参】(ヂキ‥)
じかに面会すること。直接に対面すること。
しきけん‐もん【式乾門】🔗⭐🔉
しきけん‐もん【式乾門】
平安京内裏外郭門の一つ。北面、朔平門の西。
じき‐こうどけい【自記高度計】(‥カウドケイ)🔗⭐🔉
じき‐こうどけい【自記高度計】(‥カウドケイ)
航空機の各時刻の高度を自動的に記録する計器。
じき‐こさく【直小作】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐こさく【直小作】(ヂキ‥)
質入主が質入後直ちにその田畑を小作すること。別小作に対していう。
しき‐こみ【敷込】🔗⭐🔉
しき‐こみ【敷込】
1 床の間の脇にある袋戸棚の下の板敷きの部分。
2 じゅうたんなどが部屋に一面に敷きつめてあること。また、そのもの。
じき‐コンデンサー【磁器コンデンサー】🔗⭐🔉
じき‐コンデンサー【磁器コンデンサー】
酸化チタンやチタン酸バリウムなどの焼物を誘電体に用いたコンデンサー。小形で、高周波回路や高電圧回路に用いられる。
じき‐コンパス【磁気コンパス】🔗⭐🔉
じき‐コンパス【磁気コンパス】
磁石の指南性を利用して方向を知る装置。磁気羅針儀。
しき‐さい【色彩】🔗⭐🔉
しき‐さい【色彩】
1 色。また、色の調子やぐあい。いろどりや色合い。
2 ある人、物事などに現れてくる、ある様子や傾向。「左翼的色彩を帯びる」
じき‐さい【直裁】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐さい【直裁】(ヂキ‥)
ただちに裁決すること。また、上級機関または権力を持った人などが直接さばくこと。ちょくさい。
しきさい‐かんかく【色彩感覚】🔗⭐🔉
しきさい‐かんかく【色彩感覚】
色彩に対する感受能力。色感。
しきさいろん【色彩論】🔗⭐🔉
しきさいろん【色彩論】
(原題ドイツZur Farbenlehre)光学書。ゲーテ作。一八一〇年発表。「講述編」「論争編」「歴史編」の全三部からなる。ニュートン光学と力学的自然観に対する批判を行う。
じき‐さく【直作】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐さく【直作】(ヂキ‥)
1 直接、その人が作ること。
2 人手を借りないで自家で耕作すること。
じき‐さし【直差】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐さし【直差】(ヂキ‥)
江戸初期、旗本・御家人が直接、浅草の米蔵から、切米(きりまい=扶持米)を受け取ったこと。のちには札差が切米の受取役となった。
じき‐さつ【直札】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐さつ【直札】(ヂキ‥)
1 名宛人が直接開封するように指定した書面。親展の書状。
2 代理人に書かせないで、本人が直接書いた書面。
じき‐さま【直様】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐さま【直様】(ヂキ‥)
〔副〕ただちに。すぐさま。*洒・青楼昼之世界錦之裏「今じきさまいくから」
じき‐さん【直参】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐さん【直参】(ヂキ‥)
1 主君に直接仕えること。また、その人。⇔陪臣(ばいしん)。
2 昔、皇族の名門出身の僧で、規定の順序をこえて最勝講の聴衆となった者。
3 江戸時代、将軍に直属した一万石以下の武士。旗本と御家人(ごけにん)をいう。
しき‐さんこん【式三献】🔗⭐🔉
しき‐さんこん【式三献】
⇒さんこん(三献)2
じき‐し【直紙】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐し【直紙】(ヂキ‥)
(直接本場で産出した和紙の意)美濃紙の古称。
じ‐きじ【地雉】(ヂ‥)🔗⭐🔉
じ‐きじ【地雉】(ヂ‥)
本州、四国、九州の各地にすむ雉。高麗雉(こうらいきじ)に対していう。
しき‐しき【式式】🔗⭐🔉
しき‐しき【式式】
(「式」を重ねて言った語)正式であるさま。また、重々しく格式ばったさま。*毛詩抄(京大二十冊本)一「六礼をしきしきにととのへずとも」
しき‐しき【頻き頻き】🔗⭐🔉
しき‐しき【頻き頻き】
〔副〕しきりであるさま。しばしばであるさま。*風雅‐九九「今日もしきしき春雨ぞふる」
〔形動〕
に同じ。*俳・也哉抄「手爾波の抄書を木にゑらす事しきしきなれば」



じき‐じき【直直】(ヂキヂキ)🔗⭐🔉
じき‐じき【直直】(ヂキヂキ)
〔副〕他人を経ないで直接するさまにいう語。直接。じかに。「直々に訴える」*浄・凱陣八島‐四「ぢきぢきには遠慮あれば、きうくつながら今しばらく其ままきぬをかぶりてゐよ」
じき‐しごせん【磁気子午線】🔗⭐🔉
じき‐しごせん【磁気子午線】
地球上のある地点における地磁気の水平分力の方向をつないだ曲線。
じき‐しつどけい【自記湿度計】🔗⭐🔉
じき‐しつどけい【自記湿度計】
湿度の時間的推移を自動的に記録する装置。毛髪の伸縮を梃子(てこ)で拡大して円筒に記録する型のものが多い。
しきし‐ないしんのう【式子内親王】(‥ナイシンワウ)🔗⭐🔉
しきし‐ないしんのう【式子内親王】(‥ナイシンワウ)
鎌倉初期の女流歌人。後白河天皇の第三皇女。平治元年賀茂斎院になるが、後に病で退き、晩年は出家した。「新古今集」に四九首のほか、「千載集」以下の勅撰集に多くの歌が収められている。家集に「式子内親王集」がある。また、藤原俊成から「古来風体抄」を献上された。しょくしないしんのう。(〜一二〇一)
じきしにんしん‐けんしょうじょうぶつ【直指人心見性成仏】(ヂキシニンシンケンシャウジャウブツ)🔗⭐🔉
じきしにんしん‐けんしょうじょうぶつ【直指人心見性成仏】(ヂキシニンシンケンシャウジャウブツ)
仏語。坐禅によって心の本性を見きわめ、人の心と仏とは本来同一物であることを悟って成道すること。主に禅宗でいう。
しきしま【敷島・磯城島】🔗⭐🔉
しきしま【敷島・磯城島】
崇神天皇および欽明天皇が都を置いた大和国磯城(しき)郡(奈良県桜井市)の地。
(枕詞「しきしまの」から転じて)大和国(奈良県)をいう。
広く日本をいう。
タバコの名の一つ。明治三七年発売。
1 「しきしま(敷島)の道」の略。
2 (「歌つくる女は妻に持たぬもの亭主を尻に敷島の道」という歌から)夫より学問のある妻、夫より権力をもつ妻をいう俗語。
●敷島の道(みち)
(「敷島の大和歌の道」の意)和歌の道。歌道。






しきしま‐や【敷島や】🔗⭐🔉
しきしま‐や【敷島や】
1 「やまと」にかかる。かかり方は「しきしまの1、2」に同じ。「やまと」は日本全体をさすことが多い。
2 (転じて)やまと地方の各地の地名「三輪」「御室」などにかかる。大和の国の、の意を含めたものか。
3 (1から転じて)「やまと」の「やま」と同音の「山」にかかる。
4 「道」または「満ち」にかかる。かかり方は「しきしまの3」に同じ。「道」にかかる場合は歌道の意をこめることが多い。

しきしま‐の【敷島の・磯城島の】🔗⭐🔉
しきしま‐の【敷島の・磯城島の】
1 敷島の宮のある大和の意で、国名「やまと」にかかる。
2 (転じて)日本全体をさす「やまと」にかかる。
3 和歌のことを「敷島の道」というところから「道(方面の意)」と同音の「道」にかかる。
4 大和の国の地名「布留(ふる)」の意で、「布留」と同音の「経る」「古」などにかかる。

しきしま‐の‐かなさしのみや【磯城嶋金刺宮】🔗⭐🔉
しきしま‐の‐かなさしのみや【磯城嶋金刺宮】
大和国磯城郡(奈良県桜井市)に置かれた欽明天皇の皇居。
じき‐しゃだんき【磁気遮断器】🔗⭐🔉
じき‐しゃだんき【磁気遮断器】
回路遮断器の一つ。遮断時のアーク放電を磁界と電流との相互作用で吹き広げて消すようにしたもの。大電力を扱う場所で広く用いられている。磁気吹消遮断器。
じき‐しょ【直書】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐しょ【直書】(ヂキ‥)
1 (―する)その人が直接書くこと。また、そのもの。直筆(じきひつ)。自筆。
2 本人が直接書いて他にあてた書状。
3 (―する)そのままを書き写すこと。
じき‐じょ【直叙】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐じょ【直叙】(ヂキ‥)
順序を経ないで、直ちにその位に叙すること。身分の高い家柄出身の者や特に名誉のある人に行われた。
じき‐しょうそう【時期尚早】(‥シャウサウ)🔗⭐🔉
じき‐しょうそう【時期尚早】(‥シャウサウ)
(形動)ある事を行う時期としては、まだ早すぎるさま。
しき‐しん【色神】🔗⭐🔉
しき‐しん【色神】
=しきかく(色覚)
じき‐しん【直心】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐しん【直心】(ヂキ‥)
仏語。正しくまっすぐな心。ひたむきに仏道をめざす心。
じきしんかげ‐りゅう【直心影流】(ヂキシンかげリウ)🔗⭐🔉
じきしんかげ‐りゅう【直心影流】(ヂキシンかげリウ)
江戸時代元禄年間直心流の剣客高橋弾正左衛門重治の門人、山田平左衛門尉光徳の創始した剣道の一流派。
しきしん‐ふに【色心不二】🔗⭐🔉
しきしん‐ふに【色心不二】
(形動)仏語。物と心とは、もともと区別がなく、一つだということ。
じきしん‐りゅう【直心流】(ヂキシンリウ)🔗⭐🔉
じきしん‐りゅう【直心流】(ヂキシンリウ)
真新陰流の祖小笠原玄信斎長治の門人、神谷伝心斎真光を創始者とする剣道の一流派。
しき‐す【敷簀】🔗⭐🔉
しき‐す【敷簀】
敷物として用いる簀(す)。
じき‐ず【磁気図】(‥ヅ)🔗⭐🔉
じき‐ず【磁気図】(‥ヅ)
地球上のさまざまの地点の地磁気を測定し図に示したもの。地磁気の等偏角線・等伏角線・等水平分力線などが記入してある。
しき‐すな【敷砂】🔗⭐🔉
しき‐すな【敷砂】
庭などに砂を一面に敷くこと。また、その砂。
し‐きせ【仕着・為着・四季施】🔗⭐🔉
し‐きせ【仕着・為着・四季施】
(「し(為)きせ(着)」の意という)=おしきせ(御仕着)
じき‐せいうけい【自記晴雨計】🔗⭐🔉
じき‐せいうけい【自記晴雨計】
「自記気圧計」のこと。
じき‐せきどう【磁気赤道】(‥セキダウ)🔗⭐🔉
じき‐せきどう【磁気赤道】(‥セキダウ)
地球上で地磁気の伏角、すなわち磁針の方向と水平面のつくる角が零である点を結ぶ曲線。赤道付近で地球を一周する。
じき‐せつ【直説】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐せつ【直説】(ヂキ‥)
仏語。
1 直ちに法の内容を説く長行(じょうごう)の経文。十二部経のうちの修多羅(しゅたら)。
2 仏が直接説くこと。また、その説いた教え。
じき‐ぜめ【食攻】🔗⭐🔉
じき‐ぜめ【食攻】
(「じきせめ」とも)敵の糧食補給の道を絶って降参させようとする戦法。兵糧攻。
しきせ‐もの【仕着物・四季施物】🔗⭐🔉
しきせ‐もの【仕着物・四季施物】
時候に応じて主人から与えられる着物。おしきせ。
しき‐せん【敷銭】🔗⭐🔉
しき‐せん【敷銭】
1 中世、荘園や所領の代官職などの管理人が補任の際、本家・領家に提供し、辞職の際返還を受ける特定の金額。職につくための身元保証金。
2 中世、年限を定めて、田地を担保に金を借りた際の買戻代金。年季売りの買戻代金。
3 永代売買の代金。
4 婚姻の際の妻の持参金。敷金。
じき‐せん【直銭】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐せん【直銭】(ヂキ‥)
代価としての銭。買手が品物との引き換えに支払う代金。あたいのぜに。
しき‐そ【色素】🔗⭐🔉
しき‐そ【色素】
発色のもととなる物質。生体に色彩を与えている動物色素、植物色素などの生体色素(天然色素)、工業的に物を着色するための染料、顔料などの工業用色素に大別される。
じき‐そ【直訴】(ヂキ‥)🔗⭐🔉
じき‐そ【直訴】(ヂキ‥)
一定の手続きを経ずに、直接、君主、将軍などに訴えること。江戸時代では、将軍、領主に対する越訴(おっそ)を、明治以降は天皇に直接訴える場合をいい、厳禁された。直願。直奏。
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