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かた【形】🔗🔉

かた【形】 物の姿や格好。かたち。 「ドレスの━が崩れる」 「楔━くさびがた・ハート━がた・足━がた 借金などの抵当。担保。 「借金の━にカメラをとる」 多くかな書き。

かた‐ぎ【形木】🔗🔉

かた‐ぎ【形木】 染色などに使う、模様を彫りつけた板。 版木。

かた‐しろ【形代】🔗🔉

かた‐しろ【形代】 みそぎ・おはらいなどで用いる、紙などで作った人の形をしたもの。人形ひとがた。 ◇この人形で体をなでて罪・けがれなどを移し、身代わりとして川に流す。

かたち【形】🔗🔉

かたち【形】 見たり触れたりしてとらえることができる物の姿。物体のもつ外形。形状。 「色も━も同じだが、大きさが違う」 「四角い━の瓶びん」 「美しい━の額ひたい」 「空爆で今や建物は影も━もない」 人の顔や体について、その容貌ようぼうや容姿。顔かたち。みめかたち。姿かたち。 「年とともに引き締まった体の━が崩れ始める」 容」「貌」とも。 一定のまとまった状態をもって表に現れた、物事の姿。形態。 「制度としては三審制の━をとっている」 「一口に『愛』と言ってもさまざまな━がある」 「規則はともかく事実上は認可しない━になる」 婉曲えんきょくで丁寧に言うのに使われることがあるが、適切でない。「×お値段は五千円という形になっております」 物事の、実質・内容面ではない、表面的・形式的な側面。 「━をとりつくろう」 「━ばかりの贈り物」 「━だけの会長」 ことばの、意味内容的側面に対して、形式的(=音声的)側面。 「音韻変化でことばの━(=語形)が変わった」 スポーツなどで、(有効な結果を導き出すための)動作のあり方。フォーム・姿勢・体勢などの格好。 「打つときの━がいい」 「自分の得意な━に持ち込む」 結果としてのありさま。まとまった様子。 「研究の成果が━になる」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

かたち‐づく・る【形作る】🔗🔉

かたち‐づく・る【形作る】 他五一つのまとまった形につくりあげる。形成する。 「理論を━」

かたち‐ばかり【形許り】🔗🔉

かたち‐ばかり【形許り】 連語内容はともかく、形式だけはととのっていること。しるしばかり。かたばかり。 「━の結婚式を挙げる」

かた‐なし【形なし(形無し)】🔗🔉

かた‐なし【形なし(形無し)】 名・形動 本来の姿・形がそこなわれて、すっかりだめになること。 すっかり面目を失うこと。 「初戦から破れては優勝候補も━だ」

かた‐み【形見】🔗🔉

かた‐み【形見】 死んだ人や別れた人が残していった、その人を思い出すよすがとなるもの。 過去を思い出すよすがとなるもの。 「この角帽は青春の━だ」

かたみ‐わけ【形見分け】🔗🔉

かたみ‐わけ【形見分け】 故人の所持品などを、「形見」として親族や友人に分け与えること。

ぎょう【形】ギャウ🔗🔉

ぎょう【形】ギャウ (造)かたち。すがた。 「━相」 「異━・印━・人━・裸━」

ぎょう‐そう【形相】ギャウサウ🔗🔉

ぎょう‐そう【形相】ギャウサウ 激しい感情の表れた顔つき。 「必死の━で走る」 「みるみる━が変わる」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖姿‖すがた

けい【形】🔗🔉

けい【形】 (造)もののかたち。ありさま。また、かたちづくる。かたちにあらわす。 「━骸けいがい・━式・━象・━状」 「原━・固━・字━・図━」 「━而上けいじじょう」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

けい‐えい【形影】🔗🔉

けい‐えい【形影】 ものの形とその影。 ◇ぴったりと寄り添って離れないさまにたとえる。

形影相弔あいとむら🔗🔉

形影相弔あいとむら 自分とその影が慰め合うだけで、誰一人訪れる人もない孤独をいう。 「━の身」

形影相伴あいともな🔗🔉

形影相伴あいともな 夫婦が仲むつまじく、いつも一緒にいるさま。 「━オシドリ夫婦」

けい‐がい【形骸】🔗🔉

けい‐がい【形骸】 精神の働きをなくした、からだ。むくろ。 建物などの、骨組み。 「破壊されて━もとどめない」 形だけ残して、実質的な意味や価値を持たないもの。 「━化した制度」

けいじ‐か【形而下】🔗🔉

けいじ‐か【形而下】 時間・空間内に形をとって現れ、感覚を通して認識できるすべてのもの。 「━学」 ⇔形而上 ◇the physicalの訳。

けい‐しき【形式】🔗🔉

けい‐しき【形式】 外に現れた形。外形。 定まっている形。また、一定の手順や方法。 「━を踏む」 内容が伴わず、うわべだけのこと。 「━にとらわれる」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

けいしき‐しゅぎ【形式主義】🔗🔉

けいしき‐しゅぎ【形式主義】 内容よりも形式・体裁を重視する考え方。 ◇多く非難して使う。

けいしき‐てき【形式的】🔗🔉

けいしき‐てき【形式的】 形動 形式に関するさま。 「━には問題はない」 形式ばかりを重んじて、内容がないさま。 「━な答弁に終始する」

けいしき‐ば・る【形式張る】🔗🔉

けいしき‐ば・る【形式張る】 自五内容ではなく、表面的な形にとらわれる。 「━・ったあいさつ」

けいしき‐めいし【形式名詞】🔗🔉

けいしき‐めいし【形式名詞】 その語自体には実質的な意味が乏しく、常に具体的な内容を示す連体修飾語を受けて使用される名詞。「食べたことがない」の「こと」、「困ったものだ」の「もの」、「合格するわけがない」の「わけ」など。

けいじ‐じょう【形而上】━ジャウ🔗🔉

けいじ‐じょう【形而上】━ジャウ 時間・空間を超越し、感覚を通してはその存在を知ることができないもの。形をもたない、抽象的・観念的なもの。 ⇔形而下 ◇the metaphysicalの訳。

けいじじょう‐がく【形而上学】ケイジジャウ━🔗🔉

けいじじょう‐がく【形而上学】ケイジジャウ━ 思惟・直感などによって、現象的世界を超越したところにある事物の本質や存在そのものの根本原理を究めようとする学問。

けい‐しつ【形質】🔗🔉

けい‐しつ【形質】 生物を分類するときの指標となる形態的な特質。また、遺伝子によって伝えられる形態的・生理的な特質。

けい‐しょう【形勝】🔗🔉

けい‐しょう【形勝】 敵を防ぎ、陣を敷くのに適した地勢。 景勝。

けい‐しょう【形象】━シャウ🔗🔉

けい‐しょう【形象】━シャウ 表に現れているかたち。 「━を写し取る」 ある対象を観照したとき、その内的な姿として心に浮かぶ具体的なかたち。イメージ。 「━化」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

けい‐じょう【形状】━ジャウ🔗🔉

けい‐じょう【形状】━ジャウ 物のかたち。また、物のありさま。 「複雑な━をした生物」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

けいじょうきおく‐ごうきん【形状記憶合金】ケイジャウキオクガフキン🔗🔉

けいじょうきおく‐ごうきん【形状記憶合金】ケイジャウキオクガフキン 成形後、一定の温度変化で変形するが、温度が元に戻ると前の形に戻る性質をもつ合金。チタンとニッケルの合金が一般的。

けい‐せい【形成】🔗🔉

けい‐せい【形成】 名・他サ変整った形に作りあげること。形づくること。 「人格を━する」 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生み出す‖うみだす

けい‐せい【形声】🔗🔉

けい‐せい【形声】 漢字の六書りくしょの一つ。音を表す文字と意味を表す文字を組み合わせて新しい文字を作る方法。「銅」という文字が金属を意味する「金」と音を表す「同」との組み合わせで作られるなど。諧声かいせい。 「━文字」

けい‐せい【形勢】🔗🔉

けい‐せい【形勢】 変化する物事の、その時その時のありさま。 「━が逆転する」

けいせい‐げか【形成外科】━ゲクヮ🔗🔉

けいせい‐げか【形成外科】━ゲクヮ 身体の形態的な損傷や変形を手術によって治療したり、修復したりする医学の一分野。 ◇「整形外科」とは別の分野。

けい‐せき【形跡】🔗🔉

けい‐せき【形跡】 何か物事の行われたあと。あとかた。 「何者かが侵入した━がある」

けい‐そう【形相】━サウ🔗🔉

けい‐そう【形相】━サウ 外から見た物のかたち。すがた。 アリストテレスの哲学で、事物を他と区別する本質的な特徴となるもの。エイドス。 ⇔質料 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖姿‖すがた

けい‐たい【形体】🔗🔉

けい‐たい【形体】 物事のかたち。 「画家だけに━も色彩もちゃんと整って出来ている漱石

けい‐たい【形態】🔗🔉

けい‐たい【形態】 生物体・組織体などの、外に現れたかたちやありさま。 「有袋類の━を観察する」 「株式会社の━をとる」 「━学(=生物体の体制や構造を研究する学問)」 「━素(=意味をもった言語の最小単位)」 「━論(=語形変化や語構成について研究する言語学の一分野)」 もと「形体」とも。 ゲシュタルト 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

けい‐よう【形容】🔗🔉

けい‐よう【形容】 他サ変物事の形・ありさま・性質などを他のことばやたとえを使って言い表すこと。 「何とも━しがたい複雑な感情」 ものの姿・形。また、ありさま。 「そびえ立つ山の━」

けいよう‐し【形容詞】🔗🔉

けいよう‐し【形容詞】 品詞の一つ。事物の性質・状態、人間の感覚・感情などを表す自立語で、活用がある。動詞・形容動詞とともに用言に属する。「美しい」「温かい」「うれしい」の類。 ◇口語では「かろ・かっ(く)・い・い・けれ」と活用する。文語にはク活用・シク活用の二種がある。

けいよう‐どうし【形容動詞】🔗🔉

けいよう‐どうし【形容動詞】 品詞の一つ。形容詞と同じく事物の性質・状態、人間の感覚・感情などを表す自立語だが、形容詞とは活用が異なるもの。動詞・形容詞とともに用言に属する。口語では「静かだ」「晴れやかだ」、文語では「静かなり」「晴れやかなり」「堂々たり」の類。 ◇口語では「だろ・だっ(で・に)・だ・な・なら」と活用。文語にはナリ活用・タリ活用の二種がある。

なり【形・態】🔗🔉

なり【形・態】 物の形。形状。 からだつき。体格。 「━ばかり大きい」 服装。身なり。 「そんな━で訪問しては失礼だ」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖姿‖すがた 大分類‖形‖かたち 中分類‖様子‖ようす

なり🔗🔉

なり 接尾 《名詞に付いて》…のような形の意。 「弓━に反る」 「山━のスローボール」 もとの用字は「形」。 《体言や形容詞連体形に付いて》それにふさわしい、それに即応したの意。…相応。 「子供━に理屈が通っている」 「私━に努力する」 「道━に行く」 「下手は下手━に頑張ればよい」 《動詞連用形(または連体形)に付いて》…するままに従う意。 「親の言い━になる」 ◆名詞「成り」「形なり」と同語源。

なり‐ふり【形振り】🔗🔉

なり‐ふり【形振り】 身なりとそぶり。服装や態度。 「━かまわず働く」

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