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き【木】🔗🔉

き【木】 地上部に堅く木質化した幹をもつ植物の総称。低木と高木に分けられる。樹木。立ち木。 「━が繁る」 「庭に━を植える」 樹」とも。 木材。材木。 「━の机」 拍子木ひょうしぎ。 「━がはいる」 柝」とも。 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖き

木で鼻を括くく・る🔗🔉

木で鼻を括くく・る そっけない態度で応じる。冷淡にあしらう。 「━・ったような返事」 ◇元来は「木で鼻をこくる(=こする)」。「くくる」は「こくる」の誤用が一般化したもので、括くくるの意ではない。

木に竹を接・ぐ🔗🔉

木に竹を接・ぐ 不自然で調和がとれないことのたとえ。また、筋道の通らないことのたとえ。 「━・いだような説明」

木に縁りて魚うおを求・む🔗🔉

木に縁りて魚うおを求・む 方法を誤ると目的を達成できないということ。また、見当違いな望みを抱くこと。 ◇『孟子』から。

木を見て森を見ず🔗🔉

木を見て森を見ず 細かい点にばかり注意して全体を見ないたとえ。

き‐がた【木型】🔗🔉

き‐がた【木型】 鋳型いがたを作るときに使う木製の型。 靴・帽子などの形を整えるのに使う木製の型。

き‐ぐち【木口】🔗🔉

き‐ぐち【木口】 材木の種類や品質。 木材を横に切った切り口。こぐち。 「━五寸の松材」 手提げなどの口に取りつけた木製の取っ手。

き‐ぐみ【木組み】🔗🔉

き‐ぐみ【木組み】 木造建築などで、材木に切り込みを入れて組み合わせること。

き‐くらげ【木耳🔗🔉

き‐くらげ【木耳 枯れ木に群がって生えるキクラゲ科のきのこ。形は人の耳に似て、色は暗褐色。食用。 生のものはクラゲに似た感触があることから。

き‐こり【樵・樵夫🔗🔉

き‐こり【樵・樵夫 山林の木を切りだすこと。また、それを職業にする人。

き‐ざわし【木醂し】━ザハシ🔗🔉

き‐ざわし【木醂し】━ザハシ 木になったまま熟して甘くなった柿かきの実。きざがき。きざらし。

き‐ど【木戸】🔗🔉

き‐ど【木戸】 庭や通路の出入り口などに設ける、木で作った簡単な開き戸の門。 芝居・相撲など、興行場の出入り口。木戸口。 興行場の入場料。 ◇「木戸銭」の略。

きど‐ごめん【木戸御免】🔗🔉

きど‐ごめん【木戸御免】 相撲・芝居などの興行場に、木戸銭を払わないで入場できること。また、その人。 ◇一般に出入り自由なことにもいう。

き‐どり【木取り】🔗🔉

き‐どり【木取り】 名・自サ変大きな材木から必要な寸法の用材を切り取ること。 「板目━・正目━」

き‐の‐め【木の芽】🔗🔉

き‐の‐め【木の芽】 樹木の新芽。 「━がふく」 さんしょうの新芽。 「━和え」 ◆「このめ」とも。 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖め

きのめ‐どき【木の芽時】🔗🔉

きのめ‐どき【木の芽時】 樹木の芽が一斉に萌えでる早春のころ。このめどき。 ◇心身の変調をきたしやすいという。

き‐ば【木場】🔗🔉

き‐ば【木場】 木材の集配に便利な場所に設けた貯木場。また、材木商の多く集まっている地域。

き‐ばい【木灰】━バヒ🔗🔉

き‐ばい【木灰】━バヒ 草木・落葉などを焼いてつくった灰。肥料やあく抜きに用いる。もっかい。

き‐ぼり【木彫り】🔗🔉

き‐ぼり【木彫り】 木材に彫刻して形や模様を作ること。また、そのもの。木彫もくちょう。 「━の人形」

き‐やり【木遣り】🔗🔉

き‐やり【木遣り】 重い材木や石などを大勢で音頭を取りながら引き運ぶこと。 のときに歌う作業歌。地突き・棟上げ・祭礼の行列などでも歌われる。木遣り節。木遣り歌。

こ‐がくれ【木隠れ】🔗🔉

こ‐がくれ【木隠れ】 重なり合った木の陰にかくれて部分的にしか見えないこと。木の間隠れ。

こ‐かげ【木陰(木蔭)】🔗🔉

こ‐かげ【木陰(木蔭)】 木の下の、日光や雨の当たらないところ。木の下陰。 「━で憩う」

こ‐がらし【木枯らし(凩)】🔗🔉

こ‐がらし【木枯らし(凩)】 秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。 「凩」は国字。 関連語 大分類‖風‖かぜ 中分類‖‖かぜ

こ‐ぐち【木口】🔗🔉

こ‐ぐち【木口】 木材を横に切った切り口。木材の端。きぐち。 「━寸法」

こ‐ぐら・い【木暗い】🔗🔉

こ‐ぐら・い【木暗い】 木が茂っていて、その下が暗いさま。 「━森の中」

こ‐だま【木霊・木魂・🔗🔉

こ‐だま【木霊・木魂・ 名・自サ変声・音が山や谷に反響して返ってくること。また、その声・音。やまびこ。 「谷間に━する声」 ◇もと木の霊の意。音の反響を樹木の霊が答えると考えたことから。

こっ‐ぱ【木っ端】🔗🔉

こっ‐ぱ【木っ端】 木のきれはし。木くず。 取るに足りない、つまらないもの。 「━役人」 ◇多く名詞の上に付けて使う。

こっぱ‐みじん【木っ端塵】━ミヂン🔗🔉

こっぱ‐みじん【木っ端塵】━ミヂン こなごなに砕けること。こなみじん。 「窓ガラスが━に砕け散る」

こ‐の‐は【木の葉】🔗🔉

こ‐の‐は【木の葉】 樹木の葉。きのは。 ◇軽くて小さいもの、取るに足りないもののたとえにも使う。「━侍」 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖枝葉‖えだは

このは‐ずく【木の葉━ヅク🔗🔉

このは‐ずく【木の葉━ヅク 森林にすむフクロウ科の鳥。日本では最小のミミズクで、体長約二〇センチメートル。頭部に耳状の羽毛がある。夜行性。 ◇仏法僧は別種の鳥だが、鳴き声が「ブッポウソウ」と聞こえることから「声の仏法僧」とも呼ばれる。 現代仮名遣いでは「このはづく」も許容。

このは‐てんぐ【木の葉天狗】🔗🔉

このは‐てんぐ【木の葉天狗】 たいした威力もない小さな天狗。こっぱてんぐ。

こ‐の‐ま【木の間】🔗🔉

こ‐の‐ま【木の間】 樹木と樹木との間。樹間。

こ‐の‐み【木の実】🔗🔉

こ‐の‐み【木の実】 木になる実。きのみ。 ◇古くはカキ・ナシなどの果実も含めて言ったが、現在ではクリ・クルミなど、多く堅い皮をもった実を言う。 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖果実‖かじつ

こ‐の‐め【木の芽】🔗🔉

こ‐の‐め【木の芽】 樹木の新芽。 「━がふく」 さんしょうの新芽。 「━和え・━田楽」 ◆「きのめ」より雅語的な言い方。 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖め

こ‐ば【木端(木羽)】🔗🔉

こ‐ば【木端(木羽)】 材木のきれはし。こっぱ。 屋根をふくのに使う、ヒノキなどを薄くそいだ板。こけら。 「━葺き」

こ‐びき【木挽き】🔗🔉

こ‐びき【木挽き】 木材を大鋸おがでひいて用材にすること。また、それを職業にする人。 「━唄うた

こ‐ぶか・い【木深い】🔗🔉

こ‐ぶか・い【木深い】 樹木が生い茂って、奥深い感じがするさま。 「━森の中をさまよう」

こもれ‐び【木漏れ日(木洩れ日)】🔗🔉

こもれ‐び【木漏れ日(木洩れ日)】 木々の枝や葉の間からさし込む日の光。

でく【木偶🔗🔉

でく【木偶 木彫りの人形。また広く、人形。 操り人形。 「━を操る」 役に立たない人。また、そのような人をののしっていう語。でくのぼう。

でく‐の‐ぼう【木偶の坊】━バウ🔗🔉

でく‐の‐ぼう【木偶の坊】━バウ 人形。操り人形。でく。 役に立たない人。気のきかない人。また、そのような人をののしっていう語。

ぼく【木】🔗🔉

ぼく【木】 (造) き。たちき。 「古━・香━・高━・大━・流━」 木材。また、木で作った物。 「━鐸ぼくたく・━刀」 「銘━・肋━ろくぼく 飾り気がない。 「━訥ぼくとつ」 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖き

ぼ‐け【木瓜】🔗🔉

ぼ‐け【木瓜】 春、葉に先立って紅・淡紅・白などの五弁花をつけるバラ科の落葉低木。洋梨状の果実は秋に黄熟し、香りが高い。多くの園芸品種がある。ぼっか。

ぼっ‐けん【木剣】ボク━🔗🔉

ぼっ‐けん【木剣】ボク━ 木製の刀。木刀。

もく【木】🔗🔉

もく【木】 (造) き。 「━馬」 「樹━」 「木曜(日)」の略。→木曜 五行の一つ。

もくあみ【木弥】🔗🔉

もくあみ【木弥】 「元もとの木阿弥」の略。→元の木阿弥

もく‐ぎょ【木魚】🔗🔉

もく‐ぎょ【木魚】 僧が読経のときにたたいて鳴らす木製の仏具。横に割れ目のついた中空の球形で、表に魚鱗ぎょりんが刻まれている。

もく‐ぐう【木偶】🔗🔉

もく‐ぐう【木偶】 木で作った人形。でく。

もく‐ざい【木材】🔗🔉

もく‐ざい【木材】 建築・工作・パルプなどの材料にする、切りそろえた木。材木。

もく‐さく【木柵】🔗🔉

もく‐さく【木柵】 木で作った柵。

もく‐しつ【木質】🔗🔉

もく‐しつ【木質】 木の性質。木のたち。 木の幹の内部の堅い部分。 「━部」

もく‐せい【木犀】🔗🔉

もく‐せい【木犀】 キンモクセイ・ギンモクセイ・ウスギモクセイの総称。モクセイ科の常緑小高木で、庭木として植えられる。秋に白色・橙黄色・薄黄色などの小花を開き、芳香を放つ。一般にはギンモクセイをさす。

もっ‐かん【木管】モククヮン🔗🔉

もっ‐かん【木管】モククヮン 木製のくだ。 「木管楽器」の略。→木管楽器

もっ‐かん【木簡】モク━🔗🔉

もっ‐かん【木簡】モク━ 古代、文字を書き記すために用いられた木の札。

もっかん‐がっき【木管楽器】モククヮンガクキ🔗🔉

もっかん‐がっき【木管楽器】モククヮンガクキ 木製の管楽器。フルート・クラリネット・オーボエ・サキソホンなど。 ◇現在では金属製のものも多いが、その起源・構造などから木管楽器に分類される。

もっ‐きん【木琴】モク━🔗🔉

もっ‐きん【木琴】モク━ 調律された木片を音階順に並べ、先に丸い球のついた棒で打ち鳴らす打楽器。シロホン。

もっ‐こう【木工】モク━🔗🔉

もっ‐こう【木工】モク━ 木材を使って家具・調度品などを作ること。 「━品」 大工。

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