複数辞典一括検索+![]()
![]()
きからおちたさる【木から落ちた猿】🔗⭐🔉
きからおちたさる【木から落ちた猿】
頼りにしていたものを失ってどうしようもなくなった人のたとえ。「木を離れた猿」とも。
《類句》水を離れた魚。
きしちたけはちへいじゅうろう【木七竹八塀十郎】🔗⭐🔉
きしちたけはちへいじゅうろう【木七竹八塀十郎】
木は7月、竹は8月に切るのがよく、土べいは10月に塗るのがよいということ。
《参考》
(イ)人名めかして言ったことば。
(ロ)木も竹も7月・8月に切れば水分が少なく質が固いので木材としてよい。また、10月は天気もよく空気も乾燥しているので、このころに土べいを塗れば長持ちする。
きではなをくくる【木で鼻を括る】🔗⭐🔉
きではなをくくる【木で鼻を括る】
無愛想にもてなし、冷淡にあしらうことのたとえ。「木で鼻」とも。
《例文》
「熱心に頼んだのに、木で鼻をくくったような返事しかなかった。」
《類句》杵(キネ)で鼻をつく。柏子木で鼻をかむ。
きにたけをつぐ【木に竹を接ぐ】🔗⭐🔉
きにたけをつぐ【木に竹を接ぐ】
うまくつながらず、不調和なことのたとえ。「木に竹」とも。
《例文》
「漢文調と和文調が混ざって、木に竹を接いだような文章だ。」
《類句》竹に接(ツ)ぎ木。
きにもくさにもこころをおく【木にも草にも心を置く】🔗⭐🔉
きにもくさにもこころをおく【木にも草にも心を置く】
すべてのことに気を使っておずおずしていることのたとえ。「草木にも心を置く」とも。
《参考》
落ち武者などが木や草の陰に追っ手が隠れているのではないかとおびえることから。
《類句》木にも萱(カヤ)にも心を置く。
きによりてうおをもとむ【木に縁りて魚を求む】▽中国🔗⭐🔉
きによりてうおをもとむ【木に縁りて魚を求む】▽中国
《木によじのぼって魚を捜し求めるの意》手段を誤っては目的を達し得ないことのたとえ。
《参考》
天下を統一しようとして戦争をしている斉(セイ)の宣王(センオウ)が、「戦争は好まないが、天下統一のためには仕方がない。」と言ったのに対して、孟子(モウシ)が、「天下を統一しようというような大きな目的を武力によって達成しようとするのは、木によじのぼって魚を求めるようなものである。」と言ったという。
《出典》
〔孟子(モウシ)・梁恵王上篇〕
きのぼりかわだちばかがする【木登り川立ち馬鹿がする】🔗⭐🔉
きのぼりかわだちばかがする【木登り川立ち馬鹿がする】
木登りや川泳ぎは危険であってばかな者しかしないということ。
《参考》
戒めのことば。
きのぼりはきではてる【木登りは木で果てる】🔗⭐🔉
きのぼりはきではてる【木登りは木で果てる】
《木登りの上手な人は木登りがもとで死ぬの意》得意なことのためにかえって災いを受けて身を滅ぼすということ。
《類句》川立ちは川で果てる。
きのみはもとへ【木の実は本へ】🔗⭐🔉
きのみはもとへ【木の実は本へ】
《なった木の実はその木の根本へ落ちるの意》物事はすべてその起こった本へ帰るということ。「木の実は本へ落つる」「木の実は木の本」とも。
きぶつかなぶついしぼとけ【木仏金仏石仏】🔗⭐🔉
きぶつかなぶついしぼとけ【木仏金仏石仏】
冷酷な人、誘惑されない人、また融通のきかない人などのたとえ。
《参考》
三音・四音・五音として口調を整えた表現。
ぼくたく【木鐸】▽中国🔗⭐🔉
ぼくたく【木鐸】▽中国
世間に警告を発し、また世間の人々を教え導く人のこと。
《例文》
「社会の木鐸たれ。」
《参考》
「木鐸」は、銅製で木の舌のある鈴。昔、中国で法令を公布するときにこの鈴を鳴らして人々を呼び集めた。
《出典》
天下ノ道無キヤ久シ。天将(マサ)ニ夫子(フウシ)ヲ以(モッ)テ木鐸ト為(ナ)サントス。〔論語(ロンコ゛)〕
きからおちたさる【木から落ちた猿】🔗⭐🔉
きからおちたさる【木から落ちた猿】
よりどころを失って、どうしてよいかわからない状態のたとえ。
〔例〕「木から落ち植木屋こりる猿すべり」(古川柳)
〔類〕木を離れたる猿/水を離れた魚/陸に上がった河童
〔対〕水を得た魚のよう
きではなをくくる【木で鼻をくくる】🔗⭐🔉
きではなをくくる【木で鼻をくくる】
ひどく無愛想で、そっけないこと。
◎本来の形は「木で鼻をこくる」で、「こくる」はこする意。「くくる」は「こくる」が変化した語と言われる。略して「木で鼻」とも言う。
きにたけをつぐ【木に竹を接ぐ】🔗⭐🔉
きにたけをつぐ【木に竹を接ぐ】
調和や釣り合いがとれないことや、不自然で筋が通らないことのたとえ。
◎種類のまったく異なる竹を木に接ぎ木するの意から。略して「木に竹」とも言う。
〔較〕mix water with fire(水と火を一つにする)
きによりてうおをもとむ【木に縁りて魚を求む】🔗⭐🔉
きによりてうおをもとむ【木に縁りて魚を求む】
方法や手段が見当違いだと、とうてい成功する見込みはないということ。
◎木によじ登って、得られるはずのない魚を得ようとするの意から。
〔出〕孟子(もうし)
〔類〕水中に火を求む
〔較〕You ask an elm tree for pears.(楡(にれ)の木に梨(なし)を求める)
きのまたからうまれる【木の股から生まれる】🔗⭐🔉
きのまたからうまれる【木の股から生まれる】
男女間の情愛や人情を理解しないことのたとえ。
きはき かねはかね【木は木 金は金】🔗⭐🔉
きはき かねはかね【木は木 金は金】
ものごとは区別をはっきりさせて、けじめをきちんとつけるべきだということ。
きぶつ かなぶつ いしぼとけ【木仏 金仏 石仏】🔗⭐🔉
きぶつ かなぶつ いしぼとけ【木仏 金仏 石仏】
人情の機微がわからない無骨(ぶこつ)者のたとえ。
きもとたけうら【木もと竹うら】🔗⭐🔉
きもとたけうら【木もと竹うら】
木は根元のほうから、竹は先のほうから割るのが割れ目も美しく割りやすい。ものごとには、やりやすい方法や順序があるということ。
◎「うら」は「末」で木のこずえの部分、先のほうの意。
きをみてもりをみない【木を見て森を見ない】🔗⭐🔉
きをみてもりをみない【木を見て森を見ない】
小事にとらわれて大事を見失うことのたとえ。
◎英語のYou cannot see the wood for the trees.から。
〔類〕木っ端を拾うて材木を流す
こっぱをひろうてざいもくをながす【木っ端を拾うて材木を流す】🔗⭐🔉
こっぱをひろうてざいもくをながす【木っ端を拾うて材木を流す】
つまらない小事にかまけていて、肝心なことで失敗するたとえ。
〔類〕木を見て森を見ない
でくのぼう【木偶の坊】🔗⭐🔉
でくのぼう【木偶の坊】
役に立たない人や、気のきかない人をののしって言うことば。
◎「木偶」は木彫りの人形。転じて、役にたたない人のこと。「坊」は、そのような人の意を表すことば。
ぼくせきにあらず【木石に非ず】🔗⭐🔉
ぼくせきにあらず【木石に非ず】
→人木石に非ず
ぼくたく【木鐸】🔗⭐🔉
ぼくたく【木鐸】
世の中の人々を教え導く立場に立つ人。
◎「鐸」は鈴の意。古代中国で、法令などを人民に告げ知らせるときに振り鳴らした舌が木製の鈴のことから。
〔出〕論語
ことわざに「木」で始まるの検索結果 1-24。