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し‐ぜん【自然】🔗🔉

し‐ぜん【自然】 人為によらないでこの世に存在する、すべての物や現象。森羅万象。天地万物。 「━を友とする」 「━の営み」 「━災害[科学]」 形動人為によらない、そのもの本来の状態であること。天然。 「━の/な甘み」 「━のままの森林」 ⇔人工 形動言動にわざとらしさがないこと。また、無理がないこと。 「━な解釈」 「━に振る舞う」 形動何もしないのに、ひとりでにそうなること。 「━の成り行き」 「━に生えてくる」 必然的な成り行きとして、そうなるさま。おのずと。 「内気だから━(と)友人も少ない」 「大きくなれば世間のことも━とわかってくる」

しぜん‐かい【自然界】🔗🔉

しぜん‐かい【自然界】 宇宙と地球上のすべてのものが存在する世界。 人間界に対して、それをとりまく生物・無生物の世界。 人間界・生物界に対して、物理的な世界。

しぜん‐かがく【自然科学】━クヮガク🔗🔉

しぜん‐かがく【自然科学】━クヮガク 自然界に起こるさまざまな現象を研究する学問。ふつう天文学・物理学・化学・地学・生物学などに分ける。→社会科学人文じんぶん科学

しぜん‐しゅぎ【自然主義】🔗🔉

しぜん‐しゅぎ【自然主義】 文学で、理想化を排して社会や人間の醜悪な面を直視し、現実をあるがままに描写しようとする立場。一九世紀後半のフランスに興り、日本の近代文学にも大きな影響を与えた。ゾラ・モーパッサンなどを代表とする。 哲学で、自然を唯一の原理と考え、すべての現象を自然科学の方法で説明しようとする立場。 倫理学で、道徳の基準を本能・素質などの自然的欲求に置く立場。快楽主義・功利主義などに代表される。 教育学で、人間の自然的性情を重視し、その円満な発達を教育の目的とする立場。ルソーが提唱した。 ◆naturalismの訳。

しぜん‐じん【自然人】🔗🔉

しぜん‐じん【自然人】 文明の影響を受けることなく、生まれながらの純粋無垢むくな性情を保ち続けて生きる人。 法律で、権利・義務の主体となる人間。 ⇔法人

しぜん‐すう【自然数】🔗🔉

しぜん‐すう【自然数】 一、二、三、四…のように、一から順に一つずつ増して得られる数。正の整数。

しぜん‐たい【自然体】🔗🔉

しぜん‐たい【自然体】 気負いのない、あるがままの態度。 「━で交渉の場に臨む」 柔道で、自然のまま素直に立った基本的な姿勢。

しぜん‐とうた【自然淘汰】━タウタ🔗🔉

しぜん‐とうた【自然淘汰】━タウタ 自然界で生存に少しでも有利な形質をもつ個体が生き残って子孫を保ち、適応しないものは滅びること。自然選択。 ◇ダーウィンが『種の起源』の中で提唱した概念。

しぜん‐ほう【自然法】━ハフ🔗🔉

しぜん‐ほう【自然法】━ハフ 自然界のすべてを支配するとみられる理法。 人間の本性から自然に生じたもので、時代や場所を超越して永久不変の効力を持つと考えられる法。 ⇔実定法人定法

じ‐ねん【自然】🔗🔉

じ‐ねん【自然】 人為が加わらないこと。ひとりでにそうなること。しぜん。 「━と浸み込んで来る光線の暖かみ漱石」 ◇副詞的にも使う。

じねん‐じょ【自然🔗🔉

じねん‐じょ【自然 ヤマノイモ。自然生じねんじょう。 ◇栽培されるナガイモに対していう。

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