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し‐ぜん【自然】🔗🔉

し‐ぜん【自然】 1 山、川、海、草木、動物、雨、風など、人の作為によらずに存在するものや現象。また、すこしも人為の加わらないこと。それらを超越的存在としてとらえることもある。「自然の恵み」「自然の摂理に従う」 2 天からうけた性。物の本来の性。天性。本性。*太平記‐二「六義数奇の道に携らねども、物類相感ずる事、皆自然なれば」 3 「しぜん(自然)の事」の略。 (形動)「しぜんと」「しぜんに」の形、または単独で副詞的にも用いる。 1 故意にするわけではないのに、ひとりでになるさま。おのずから。「自然に戸が開く」*枕‐二六七「しぜんに宮仕所にも、親・はらからの中にても、思はるる思はれぬがあるぞいとわびしきや」 2 あることがらが、誰にも抵抗なく受け入れられるさま。また、行為や態度がわざとらしくないさま。「そう考える方が自然だろう」「自然なやり方」 3 そのうち。いずれ。*浮・西鶴織留‐五「自然また請出す事も有」 4 物事が偶然に起こるさま。ぐうぜん。*浮・西鶴諸国はなし‐二「らくちうをさがしけるに、自然(シゼン)と聞出し」 5 異常の事態、万一の事態の起こるさま。もし。もしかして。万一。ひょっとして。*曾我物語‐八「しぜんに僻事し出候て」 [補注]⇒「じねん(自然)」の補注。 ●自然とも 1 万一。もしかしたら。*狂言記・末広がり「もししぜんとも、きげんのあしうおぢゃろそうは」 2 ひとりでに。おのずから。*浮・新可笑記‐三「女かく身をもつからは自然とも家をととのひける」 ●自然に帰(かえ)れ (フランスRetournons la natureの訳語)社会の因襲から脱して、人間本来の状態にかえろうではないかという呼びかけ。ジャン=ジャック=ルソーの思想を端的に表現したことば。 ●自然の国(くに) 1 (ラテンregnum naturaleの訳語)アウグスティヌス、トマス=アクィナス、ライプニツなどの用語。道徳的、宗教的な意味をもつ「恩寵の国」または「神の国」に対立して、現実の世界の物理的、社会的、政治的な原理が支配する領域をさす。 2 カントでは、「目的の国」に対立して、自然法則の支配する現象界、感性界をさす。 ●自然の事(こと) (ふつう、「自然の事あらば」のような仮定条件、「自然の事あらむ時」のような未来表現の中で用いられる) 1 自然に起こる予期できない事件。万一の事。もしもの事。*平家‐九「自然の事のあらん時、物の具して頼朝がのるべき馬なり」 2 特に、死ぬことをいう。もしもの事。*浮・男色大鑑‐二「此上に十太郎自然の事あらば」 ●自然の数(すう) 人の力では企て及ぶことのできないこと。自然の運命。自然のなりゆき。 ●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。

●自然とも🔗🔉

●自然とも 1 万一。もしかしたら。*狂言記・末広がり「もししぜんとも、きげんのあしうおぢゃろそうは」 2 ひとりでに。おのずから。*浮・新可笑記‐三「女かく身をもつからは自然とも家をととのひける」 ●自然に帰(かえ)れ (フランスRetournons la natureの訳語)社会の因襲から脱して、人間本来の状態にかえろうではないかという呼びかけ。ジャン=ジャック=ルソーの思想を端的に表現したことば。 ●自然の国(くに) 1 (ラテンregnum naturaleの訳語)アウグスティヌス、トマス=アクィナス、ライプニツなどの用語。道徳的、宗教的な意味をもつ「恩寵の国」または「神の国」に対立して、現実の世界の物理的、社会的、政治的な原理が支配する領域をさす。 2 カントでは、「目的の国」に対立して、自然法則の支配する現象界、感性界をさす。 ●自然の事(こと) (ふつう、「自然の事あらば」のような仮定条件、「自然の事あらむ時」のような未来表現の中で用いられる) 1 自然に起こる予期できない事件。万一の事。もしもの事。*平家‐九「自然の事のあらん時、物の具して頼朝がのるべき馬なり」 2 特に、死ぬことをいう。もしもの事。*浮・男色大鑑‐二「此上に十太郎自然の事あらば」 ●自然の数(すう) 人の力では企て及ぶことのできないこと。自然の運命。自然のなりゆき。 ●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然に帰(かえ)れ🔗🔉

●自然に帰(かえ)れ (フランスRetournons la natureの訳語)社会の因襲から脱して、人間本来の状態にかえろうではないかという呼びかけ。ジャン=ジャック=ルソーの思想を端的に表現したことば。 ●自然の国(くに) 1 (ラテンregnum naturaleの訳語)アウグスティヌス、トマス=アクィナス、ライプニツなどの用語。道徳的、宗教的な意味をもつ「恩寵の国」または「神の国」に対立して、現実の世界の物理的、社会的、政治的な原理が支配する領域をさす。 2 カントでは、「目的の国」に対立して、自然法則の支配する現象界、感性界をさす。 ●自然の事(こと) (ふつう、「自然の事あらば」のような仮定条件、「自然の事あらむ時」のような未来表現の中で用いられる) 1 自然に起こる予期できない事件。万一の事。もしもの事。*平家‐九「自然の事のあらん時、物の具して頼朝がのるべき馬なり」 2 特に、死ぬことをいう。もしもの事。*浮・男色大鑑‐二「此上に十太郎自然の事あらば」 ●自然の数(すう) 人の力では企て及ぶことのできないこと。自然の運命。自然のなりゆき。 ●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然の国(くに)🔗🔉

●自然の国(くに) 1 (ラテンregnum naturaleの訳語)アウグスティヌス、トマス=アクィナス、ライプニツなどの用語。道徳的、宗教的な意味をもつ「恩寵の国」または「神の国」に対立して、現実の世界の物理的、社会的、政治的な原理が支配する領域をさす。 2 カントでは、「目的の国」に対立して、自然法則の支配する現象界、感性界をさす。 ●自然の事(こと) (ふつう、「自然の事あらば」のような仮定条件、「自然の事あらむ時」のような未来表現の中で用いられる) 1 自然に起こる予期できない事件。万一の事。もしもの事。*平家‐九「自然の事のあらん時、物の具して頼朝がのるべき馬なり」 2 特に、死ぬことをいう。もしもの事。*浮・男色大鑑‐二「此上に十太郎自然の事あらば」 ●自然の数(すう) 人の力では企て及ぶことのできないこと。自然の運命。自然のなりゆき。 ●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然の事(こと)🔗🔉

●自然の事(こと) (ふつう、「自然の事あらば」のような仮定条件、「自然の事あらむ時」のような未来表現の中で用いられる) 1 自然に起こる予期できない事件。万一の事。もしもの事。*平家‐九「自然の事のあらん時、物の具して頼朝がのるべき馬なり」 2 特に、死ぬことをいう。もしもの事。*浮・男色大鑑‐二「此上に十太郎自然の事あらば」 ●自然の数(すう) 人の力では企て及ぶことのできないこと。自然の運命。自然のなりゆき。 ●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然の数(すう)🔗🔉

●自然の数(すう) 人の力では企て及ぶことのできないこと。自然の運命。自然のなりゆき。 ●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然の斉一性(せいいつせい)🔗🔉

●自然の斉一性(せいいつせい) (英uniformity of natureの訳語)特殊から普遍を推理しようとする帰納法論理が前提とせざるをえない公理の一つ。自然は、同一条件下では同一原因から同一結果を生みだすような斉一性をもっているという公理。 ●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然の光(ひかり)🔗🔉

●自然の光(ひかり) (ラテンlumen naturaleの訳語)人間に神から与えられた生得的な認識能力。アウグスティヌスでは、生まれつき与えられた理性。トマス=アクィナスでは、神の啓示(超自然の光)と対比された事物の原理を洞察する理性の光。 ●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

●自然は飛躍(ひやく)せず🔗🔉

●自然は飛躍(ひやく)せず (ラテンnatura non facit saltumの訳語)自然は一挙に変化することなく、徐々に変わっていくものだという考えを示す生物学者リンネのことば。 し‐ぜん【至善】 1 この上もない善。最高の善。 2 哲学で、人間生活の最高理想。完全に道徳を実現していることと、完全に幸福であることを、同時に含む状態。最高善。至高善。

しぜん‐いおう【自然硫黄】(‥いわう)🔗🔉

しぜん‐いおう【自然硫黄】(‥いわう) 天然に産する硫黄。多く塊状・粒状・粉状でもろく、黄色。ふつう火山・温泉などに産し不純物を含む。

しぜん‐えいよう【自然栄養】(‥エイヤウ)🔗🔉

しぜん‐えいよう【自然栄養】(‥エイヤウ) 母乳(ぼにゅう)。また、母乳で育てること。⇔人工栄養

しぜん‐かい【自然界】🔗🔉

しぜん‐かい【自然界】 1 人間をも含んだ、天地万物が存在する範囲。また哲学で、認識の対象となるすべての外界。 2 天体、山川草木、動物など、人間社会をとりまく自然の世界。 3 人間界、生物界と区別された物理的世界。

しぜん‐かかく【自然価格】🔗🔉

しぜん‐かかく【自然価格】 生産費に利潤を加えた価格。市場で成立する価格を規制する役割をもつ。

しぜん‐かがく【自然科学】(‥クヮガク)🔗🔉

しぜん‐かがく【自然科学】(‥クヮガク) 自然現象を対象とする学問の総称。狭義には自然現象そのものの法則を探究する数学、物理学、天文学、化学、生物学、地学などをさし、広義にはそれらの実生活への応用を目的とする工学、農学、医学などを含むこともある。

しぜん‐がく【自然学】🔗🔉

しぜん‐がく【自然学】 ギリシア哲学で自然を対象とする部門。アリストテレスでは理論的な学問の分野の一つで、第一哲学(形而上学)、数学と並び、ストア学派、エピクロス学派では論理学(後者では規準論)、倫理学とともに哲学を構成する。

しぜん‐ききょう【自然気胸】🔗🔉

しぜん‐ききょう【自然気胸】 肺結核症、肺炎、肺壊疽(えそ)、肺気腫などで肺の表面の一部分が破れ、口から肺に入った空気がその破れ口から肋膜腔にもれて、肺が縮むこと。

しぜん‐きゅうかい【自然休会】(‥キウクヮイ)🔗🔉

しぜん‐きゅうかい【自然休会】(‥キウクヮイ) 国会の休会のうち、特に議決しないで休会すること。一院で諸案件が通過または処理され他院の審議を待つ場合、政府の法案作成準備が遅れた場合など、議院運営委員会の申合わせで審議を休む。また、会期中に統一地方選挙が行われた場合も、自然休会とする。

しぜん‐きょう【自然教】(‥ケウ)🔗🔉

しぜん‐きょう【自然教】(‥ケウ) =しぜんしゅうきょう(自然宗教)1

しぜんきょういく‐えん【自然教育園】(シゼンケウイクヱン)🔗🔉

しぜんきょういく‐えん【自然教育園】(シゼンケウイクヱン) 東京都港区白金台にある国立科学博物館の付属園。武蔵野の旧態が保存されていて、水生動植物、武蔵野植物、小動物などは各種の教育活動に活用されている。もと白金長者柳下氏の館跡で高松藩松平家下屋敷となった所。昭和二六年公開。天然記念物・史跡。

しぜん‐きん【自然金】🔗🔉

しぜん‐きん【自然金】 天然に産する金。ふつう銀、銅などの不純物を含み、金属光沢を有し、さびない。粒状、毛状、樹枝状で岩石中から山金(やまきん)として、また、砂や小石の中から砂金として産出する。

しぜん‐ぎん【自然銀】🔗🔉

しぜん‐ぎん【自然銀】 天然に産する銀。金、水銀などの不純物を含み、金属光沢を有し空気中で変色しやすい。線状、苔状、樹枝状などで鉱脈中から産する。

しぜん‐けいざい【自然経済】🔗🔉

しぜん‐けいざい【自然経済】 1 家族団体内ですべての生産、消費が行われる自足経済。 2 交換手段として貨幣を用いない物々交換の経済。実物経済。

しぜん‐けつぞく【自然血族】🔗🔉

しぜん‐けつぞく【自然血族】 親子、兄弟など、一つの血すじによってつながっている人々。⇔法定血族

しぜん‐けん【自然権】🔗🔉

しぜん‐けん【自然権】 人間が自然状態で、生まれながらに持っているとされる権利。国家以前に存在し、国家でさえそれを侵すことのできないものとされる。基本的人権。天賦人権。人権。

しぜん‐げんしゅう【自然減収】(‥ゲンシウ)🔗🔉

しぜん‐げんしゅう【自然減収】(‥ゲンシウ) 国民所得の減少や物価の下落などにより租税収入や官業収入などの財政収入が減少すること。⇔自然増収

しぜん‐げんしょう【自然現象】(‥ゲンシャウ)🔗🔉

しぜん‐げんしょう【自然現象】(‥ゲンシャウ) 人間の意志や行為が及ばない自然界の法則によって起こると考えられることがら。

しぜん‐こう【自然光】(‥クヮウ)🔗🔉

しぜん‐こう【自然光】(‥クヮウ) ランプ、電球などの人工的な光源から発生する光ではなく、太陽光線、あるいは天空光、雲の反射光などによる光。

しぜん‐こうえん【自然公園】(‥コウヱン)🔗🔉

しぜん‐こうえん【自然公園】(‥コウヱン) 1 人工的な施設などを多く加えないで、自然のままの風景を味わうことができる公園。 2 すぐれた風景や、植物、野鳥などの自然を保護し、国民の利用の増進をはかるために、国または都道府県によって指定される国立公園、国定公園、都道府県立自然公園の総称。

しぜん‐こうぶつ【自然公物】🔗🔉

しぜん‐こうぶつ【自然公物】 天然のままで公の用に供される物。河川、海浜、湖沼などの類。

しぜん‐さいがい【自然災害】🔗🔉

しぜん‐さいがい【自然災害】 地震、台風、火山爆発、津波など、異常な自然現象が原因で起きる災害。天災。

しぜん‐さいむ【自然債務】🔗🔉

しぜん‐さいむ【自然債務】 債務者が任意に履行すれば有効な弁済となるが、履行しなくても債権者が訴えを提起できない債務。

しぜん‐し【自然史】🔗🔉

しぜん‐し【自然史】 1 人類が登場する以前の自然の発展や、人間以外の自然界の発展の歴史。 2 自然の発展と人間社会の発展とを連続的に把握する弁証法的唯物論の概念。

しぜん‐し【自然死】🔗🔉

しぜん‐し【自然死】 老衰によって死ぬこと。生理的に諸機能が衰えたために自然に死ぬこと。

しぜん‐じ【自然児】🔗🔉

しぜん‐じ【自然児】 生まれたままの純粋無垢(むく)な性情を持ち、世俗の風潮などにけがされていない者。また、荒々しく、洗練されていない者にもいう。

しぜん‐しゃかい【自然社会】(‥シャクヮイ)🔗🔉

しぜん‐しゃかい【自然社会】(‥シャクヮイ) 個人の意志や目的とは無関係に血縁や地縁によって成立している社会。人為社会に対していう。

しぜん‐しゅうきょう【自然宗教】(‥シュウケウ)🔗🔉

しぜん‐しゅうきょう【自然宗教】(‥シュウケウ) 1 自然発生的な原始宗教や民族宗教の総称。主として、アニミズム、マナイズム、呪物崇拝、呪術、多神教などを基本性格とする。倫理的宗教に対していい、また、創唱宗教に対しても用いられる。自然教。 2 神の恩寵に基づく啓示宗教に対して、人間本来の理性に基づく宗教。

しぜん‐しゅぎ【自然主義】🔗🔉

しぜん‐しゅぎ【自然主義】 1 哲学で、自然をただひとつの実在とみなして、精神現象をも含めて一切の現象を自然の産物と考え、自然科学の方法で説明しようとする立場。 2 倫理学で、道徳現象を人間の本能、欲望、素質などの自然的要素に基づいて説明する立場。また、そこから道徳をうちたてようとする立場をいう。英国の哲学者ハーバート=スペンサーの進化論的倫理説の類。 3 美学で、自然のありのままの美しさや個性を再現することを芸術の目的とする立場。 4 文学で、人間の生態や社会生活を直視して分析し、醜悪なものを避けず理想化を行わないでありのままの現実を描写することを本旨とする思潮。自然科学の隆盛に刺激されて、一九世紀末にフランスのゾラを中心として起こり、モーパッサン、ゴンクール兄弟、ドーデらにうけつがれた。わが国には明治後期に伝わり、自己の内面的心理や動物的側面をありのままに告白したり、平凡な人生をあるがままに描写したりする行き方をとった。代表的作家は田山花袋、島崎藤村、岩野泡鳴、徳田秋声、正宗白鳥など。 5 教育で、人間の自然の性情を重んじ、社会的な習慣や観念を押しつけることなく子どもを発達させようとする立場。

しぜん‐じょうぞく【自然上蔟】(‥ジャウゾク)🔗🔉

しぜん‐じょうぞく【自然上蔟】(‥ジャウゾク) 蚕児が熟蚕になった時に、蚕座に蔟(まぶし)をのせると、自分で蔟に移ること。

しぜん‐しょく【自然色】🔗🔉

しぜん‐しょく【自然色】 自然のままの色。

しぜん‐しょく【自然食】🔗🔉

しぜん‐しょく【自然食】 人工の色素や防腐剤などを添加したり、本来の成分を消失したり変質したりするような加工が施されていない自然のままの食品。

しぜん‐しん【自然神】🔗🔉

しぜん‐しん【自然神】 自然の事物や自然の力を崇拝して神格化したもの。

しぜん‐じん【自然人】🔗🔉

しぜん‐じん【自然人】 1 未開人、または、社会の因習などに毒されていない、自然のままの人間。 2 法人に対し、生きている人間をいう。近代化では出生から死亡に至るまで権利能力(人格)を認めている。

しぜんしんえいどう【自然真営道】(シゼンシンエイダウ)🔗🔉

しぜんしんえいどう【自然真営道】(シゼンシンエイダウ) 江戸中期の思想書。安藤昌益著。一〇〇巻九二冊・序一編(現存一五冊)。宝暦年間成立。封建社会のあり方を追求・批判し、階級分化のない「自然世」を理想社会としてこれにもどるべきことを説いた一種の革命思想。未公刊で、近代になるまで発見されず、戦後一般に知られるようになった。

しぜん‐しんがく【自然神学】🔗🔉

しぜん‐しんがく【自然神学】 神の存在およびその真理の根拠を人間の理性が認識することのできる自然的なものに求める立場。超自然の特定の教理による神学と対立するもの。理神論はその典型。

しぜん‐しんきょう【自然神教】(‥シンケウ)🔗🔉

しぜん‐しんきょう【自然神教】(‥シンケウ) 自然神論に基づく宗教。

しぜん‐じんるいがく【自然人類学】🔗🔉

しぜん‐じんるいがく【自然人類学】 生物としてのヒト(ホモ‐サピエンス)の特性を科学的に研究する学問分野。「文化人類学」とは区別して用いられる。

しぜん‐しんろん【自然神論】🔗🔉

しぜん‐しんろん【自然神論】 自然神学に基づく宗教上または哲学上の理論。理神論。

しぜん‐しんわ【自然神話】🔗🔉

しぜん‐しんわ【自然神話】 自然物や自然現象の成立した起源、状態、活動などを宗教的、文学的に叙述した神話。天然神話。

しぜん‐すいぎん【自然水銀】🔗🔉

しぜん‐すいぎん【自然水銀】 天然に産する水銀。常温では液体で少量の金、銀などを含む。錫色を帯びた白色で光沢が強い。鉱床中に辰砂とともに産出。

しぜん‐すう【自然数】🔗🔉

しぜん‐すう【自然数】 正の整数1、2、3、4、…の総称。物の多少の度合を示す目的に使用された場合は基数、物の順番を示す目的に使用された場合は序数という。また、0を含めていうことがある。

しぜん‐すうはい【自然崇拝】🔗🔉

しぜん‐すうはい【自然崇拝】 自然神を崇拝すること。太陽崇拝、山岳崇拝、樹木崇拝など。天然崇拝。

しぜんせいちょうてき‐ゆいぶつろん【自然成長的唯物論】(シゼンセイチャウテキ‥)🔗🔉

しぜんせいちょうてき‐ゆいぶつろん【自然成長的唯物論】(シゼンセイチャウテキ‥) 共産主義革命の主体となるプロレタリアートの階級意識が、労動運動の結果として自然発生的に成熟し、資本主義が階級闘争抜きでひとりでに崩壊していくとする唯物論。レーニンはこれを批判し、革命の目的のために階級意識を意識的に成熟させなければならないと主張した。

しぜん‐せき【自然石】🔗🔉

しぜん‐せき【自然石】 人為を加えない天然のままの石。じねんせき。

しぜん‐せんたく【自然選択】🔗🔉

しぜん‐せんたく【自然選択】 生物は自然環境の中での生存競争の結果、わずかでもすぐれた形質を持つものが適者生存して子孫を残し、劣者は子孫を残さずに亡びること。ダーウィンが人為選択にヒントを得て進化論に初めて用いた語。自然淘汰。

しぜん‐ぞうかりつ【自然増加率】🔗🔉

しぜん‐ぞうかりつ【自然増加率】 ある地域の一年間の出生率と死亡率の差。

しぜん‐ぞうしゅう【自然増収】(‥ゾウシウ)🔗🔉

しぜん‐ぞうしゅう【自然増収】(‥ゾウシウ) 国民所得の増加や物価の上昇などにより租税収入や官業収入などの財政収入が増加すること。→自然減収

しぜん‐たい【自然体】🔗🔉

しぜん‐たい【自然体】 柔道で、きわめて自然に柔らかに立った構えをいう。

しぜん‐たいすう【自然対数】🔗🔉

しぜん‐たいすう【自然対数】 e=2.71828… を底(てい)とする対数。底を省略して logx と書くことが多い。

しぜん‐ちりがく【自然地理学】🔗🔉

しぜん‐ちりがく【自然地理学】 人間活動の自然的背景を研究する学問の総称。地理学、気候学、水文学(すいもんがく)、土壌地理学、生物地理学などで構成されている。かつての地文学。

しぜん‐つうふう【自然通風】🔗🔉

しぜん‐つうふう【自然通風】 ボイラー内で、煙突によって自然に生じる通風。

しぜん‐ていぼう【自然堤防】(‥テイバウ)🔗🔉

しぜん‐ていぼう【自然堤防】(‥テイバウ) 川の両側に自然にできた堤防状の地形。洪水のとき川の水があふれ、平常の流路をはずれると急に流速が落ちて、土砂が堆積(たいせき)して生じるもの。

しぜん‐てき【自然的】🔗🔉

しぜん‐てき【自然的】 〔形動〕天然のままで人工を加えないさま。

しぜんてき‐たんおんかい【自然的短音階】🔗🔉

しぜんてき‐たんおんかい【自然的短音階】 (英natural minor scaleの訳語)短音階の一つ。第二音と第三音の間および第五音と第六音の間に半音をもち、他は全音の七音音階。

しぜん‐てつ【自然鉄】🔗🔉

しぜん‐てつ【自然鉄】 天然に産する鉄。少量のニッケル、銅、炭素などを含む。粒状、板状で玄武岩などから産するものを地鉄、隕石(いんせき)に含まれて産出するものを隕鉄という。

しぜん‐てつがく【自然哲学】🔗🔉

しぜん‐てつがく【自然哲学】 空間、物質、運動、力、エネルギー、生命などの自然科学の根本概念を、認識論的に考察したり、自然科学の間の関連づけや総合化を行う哲学。

しぜんてつがくのすうがくてきげんり【自然哲学の数学的原理】🔗🔉

しぜんてつがくのすうがくてきげんり【自然哲学の数学的原理】 (原題ラテンPhilosophiae naturalis principia mathematica)物理学書。ニュートン著。一六八七年刊。物体の運動と力との関係を慣性・加速度・作用反作用の法則と万有引力によって統一的に把握した書。自然哲学(科学)の役割を神の働きを知るためと主張。プリンキピア。

しぜん‐てんねん【自然天然】🔗🔉

しぜん‐てんねん【自然天然】 〔副〕(同義の語を重ねて強調したもの)ひとりでに。自然に。偶然に。

しぜん‐どう【自然銅】🔗🔉

しぜん‐どう【自然銅】 天然に産する銅。塊状、鱗状などで銅鉱床の酸化帯、蛇紋岩中などに産し、ふつうは表面が変色して黒・緑・褐色などを呈する。少量の銀、鉄などを含むこともある。じねんどう。

しぜん‐とうた【自然淘汰】(‥タウタ)🔗🔉

しぜん‐とうた【自然淘汰】(‥タウタ) =しぜんせんたく(自然選択)

しぜんとじんせい【自然と人生】🔗🔉

しぜんとじんせい【自然と人生】 随筆小品集。徳富蘆花作。明治三三年刊。自然描写を主にした散文詩八七編、他に短編小説、コローの評伝各一編からなる。自然描写に絵画的色彩をとり入れ、簡潔清新な文語体により明治・大正期の文章に大きな影響を与えた。

しぜん‐は【自然派】🔗🔉

しぜん‐は【自然派】 自然主義の立場に立つ作家の一派。→自然主義

しぜん‐ばえ【自然生】🔗🔉

しぜん‐ばえ【自然生】 種まきをしないのに自然に草木などが生えること。また、その草木。じねんばえ。

しぜん‐はっか【自然発火】(‥ハックヮ)🔗🔉

しぜん‐はっか【自然発火】(‥ハックヮ) 黄燐、燐化水素、エチルアルミニウムなど、空気に触れると酸化されやすい有機物が、次第に酸素を吸収して発熱し、自然発火温度に達して燃えだすこと。

しぜんはっせい‐せつ【自然発生説】🔗🔉

しぜんはっせい‐せつ【自然発生説】 生物が親からではなく、無生物から発生しうるという説。アリストテレス以来信じられてきたが、パスツールに至って否定された。現在、下等で微小な生物でさえも自然発生はしないとされている。偶然発生。

しぜん‐はん【自然犯】🔗🔉

しぜん‐はん【自然犯】 =けいじはん(刑事犯)

しぜん‐ひつぜんせい【自然必然性】🔗🔉

しぜん‐ひつぜんせい【自然必然性】 自然の運動や現象の過程が、あらかじめ一定の原因によって一定の方向に決定されていること。

しぜん‐びょうしゃ【自然描写】(‥ベウシャ)🔗🔉

しぜん‐びょうしゃ【自然描写】(‥ベウシャ) 1 文学作品などで、自然をありのままに描写すること。 2 (わが国では自然主義の勃興とともに、「ありのまま」に重点が置かれて)現実を虚飾を加えないで客観的に描写すること。

しぜん‐ぶつ【自然物】🔗🔉

しぜん‐ぶつ【自然物】 人工、人為でない自然界にある有形物。

しぜん‐ぶんるい【自然分類】🔗🔉

しぜん‐ぶんるい【自然分類】 生物の分類法のうち、類縁関係を反映している生殖器官など形質を基準として分類する方法。一八世紀以後に提唱され、進化論の成立をうながす一つの動機となった。人間の便宜上の分類である人為分類に対していう。

しぜん‐べんしょうほう【自然弁証法】(‥ベンショウハフ)🔗🔉

しぜん‐べんしょうほう【自然弁証法】(‥ベンショウハフ) 自然の運動が弁証法的に発展していると見る考え方。古代ギリシアのヘラクレイトスにもみられたが、とくに一九世紀の自然科学の発展を基礎として、マルクス、エンゲルスにより自覚的にとらえられた思想。自然界は量から質(またはその逆)へ、対立物の相互浸透、否定の否定という法則に従って運動するとした。

しぜん‐ほう【自然法】(‥ハフ)🔗🔉

しぜん‐ほう【自然法】(‥ハフ) 1 =しぜんほうそく(自然法則) 2 人間の自然的性質に基づく普遍的・恒久的な法律や規範。これを人為法の批判や改正の根拠にしようとする思想は、古代のストア学派、中世のトマス=アクィナス、近代のグロチウス、ホッブズ、スピノザ、ロック、ルソーらに見られる。

しぜん‐ほうそく【自然法則】(‥ハフソク)🔗🔉

しぜん‐ほうそく【自然法則】(‥ハフソク) 複数の自然の出来事や性質の間で成立している恒常的で普遍的な関係を、経験的に表したもの。自然律。自然法。

しぜん‐ぼく【自然木】🔗🔉

しぜん‐ぼく【自然木】 自然のまま野山に育った樹木。また、自然のままで加工してない木材。

しぜん‐めんえき【自然免疫】🔗🔉

しぜん‐めんえき【自然免疫】 人や動物が特定の病原体に対して生まれつき持っている抵抗性。広義には人工的操作によらないで獲得した免疫。先天免疫。

しぜん‐りつ【自然律】🔗🔉

しぜん‐りつ【自然律】 =しぜんほうそく(自然法則)

しぜん‐りょく【自然力】🔗🔉

しぜん‐りょく【自然力】 1 自然界の作用、能力。 2 経済学で、生産要素の一つ。人間の労働力を助ける自然の力。風力、水力、光力などの原始的自然力と蒸気力、電気力などの誘導的自然力とに分けられる。

じ‐ねん【自然】🔗🔉

じ‐ねん【自然】 (「じ」「ねん」は、それぞれ「自」「然」の呉音) 1 仏語。 すこしも人為の加わらないこと。天然のままであること。おのずからそうであること。本来そうであること。無為自然、業道自然、自然法爾などと表現される。 2 (「に」や「と」を伴って副詞的に用いる)おのずから、そうであるさま。ひとりでに、そうなるさま。*宇津保‐国譲中「昔より心ざし侍れど、じねんに怠る」 [補注]仏教関係では「じねん」と読むことが多い。また、中世以前では、「ひとりでに、おのずから」の意の時は「じねん」と読むことがふつうで、「万一、ひょっとしたら」の意の時は「しぜん」と読みわけていたという。

じねん‐ご【自然粳】🔗🔉

じねん‐ご【自然粳】 (「じねんこ」とも)竹の実。

じねんこじ【自然居士】🔗🔉

じねんこじ【自然居士】 能楽の曲名。四番目物。各流。観阿弥の原作を世阿弥が改作したものか。説経者自然居士が京都雲居寺で説法していると、少女が両親の追善のために、わが身を人買いに売って得た小袖を添えて諷誦文(ふじゅもん)をささげる。自然居士は少女を救うために、人買いの求めに応じて曲舞(くせまい)、羯鼓(かっこ)などの芸を演じて見せる。

じねん‐こしらえ【自然拵】(‥こしらへ)🔗🔉

じねん‐こしらえ【自然拵】(‥こしらへ) 一時に無理をしないで、ふだんから時間をかけて、とりそろえること。また、そのもの。

じねん‐ごどう【自然悟道】(‥ゴダウ)🔗🔉

じねん‐ごどう【自然悟道】(‥ゴダウ) 仏語。師や他の教えにたよらないで、みずからの修行によって、自身の本覚がひらけ、自然に道を悟ること。

じねん‐じょう【自然生・自然薯】🔗🔉

じねん‐じょう【自然生・自然薯】 (「じねんじょ」とも) 1 「やまのいも(山芋)」の別名。 2 (自然生)(形動)人の手が加わらず、天然のままに実るさま。また、その作物。

じねん‐せき【自然石】🔗🔉

じねん‐せき【自然石】 =しぜんせき(自然石)

じねん‐ち【自然智】🔗🔉

じねん‐ち【自然智】 仏語。その人間に生来そなわっているすぐれた智慧(ちえ)。師の教えによって得たのではなく、自然に悟りをひらいた智。無師智。

じねん‐づえ【自然杖】(‥づゑ)🔗🔉

じねん‐づえ【自然杖】(‥づゑ) 木の枝や幹をそのままの形で、あまり手を加えないで、杖としたもの。

じねん‐どう【自然銅】🔗🔉

じねん‐どう【自然銅】 =しぜんどう(自然銅)

じねん‐ばえ【自然生】🔗🔉

じねん‐ばえ【自然生】 =しぜんばえ(自然生)

じねん‐ほうに【自然法爾】(‥ホフニ)🔗🔉

じねん‐ほうに【自然法爾】(‥ホフニ) (「自然」はおのずからそうであること、そうなっていること、「法爾」はそれ自身の法則にのっとって、そのようになっていること)仏語。真宗で、自力をすてて如来の絶対他力につつまれ、まかせきった境界をいう。

じねん‐ぼく【自然木】🔗🔉

じねん‐ぼく【自然木】 =しぜんぼく(自然木)

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