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かた・い【難い】🔗⭐🔉
かた・い【難い】

形
〔文〕することが難しい。困難だ。
「この城は守るに易やすく、攻めるに━」
「言うは易く行うは難し」
⇔易い
《「…に━・くない」の形で、推測の意を表す動詞連体形などを受けて》簡単に推しはかることができる意を表す。推測しやすい。
「計画の失敗は想像(する)に━・くない」
《「がたい」の形で、動詞連用形に付いて複合語を作る》容易に…することができない意を表す。…することが難しい。
「その要求は認め━」
「動かし━事実」
「信じ━光景」







なにわ【▽難▽波・▽浪▽速・▽浪▽華・▽浪🔗⭐🔉
なにわ【▽難▽波・▽浪▽速・▽浪▽華・▽浪▽花】ナニハ

名
大阪市の旧称。また、大阪の通称。




【難波の葦あしは伊勢いせの浜荻はまおぎ】🔗⭐🔉
【難波の葦あしは伊勢いせの浜荻はまおぎ】
物の呼び名や風俗・習慣は土地土地によって異なるものだということ。
◇難波で「あし」と呼ぶ植物を伊勢では「はまおぎ」と呼ぶ意から。
なにわ‐ぶし【▽浪▽花節(▽難▽波節)】ナニハ━🔗⭐🔉
なにわ‐ぶし【▽浪▽花節(▽難▽波節)】ナニハ━

名
三味線を伴奏とする語り物。江戸末期、説経節や祭文の影響を受けて大坂で成立した。義理人情を主題とするものが多い。
〔俗〕義理や人情を重んじ、古風で通俗的なこと。また、その人。
「恩返しだなんて、君も━だな」






なん【難】🔗⭐🔉
なん【難】

名
わざわい。災難。
「危うく━を逃れる」
「━破・━民」
「遭━」
むずかしいこと。
「━を避け易いにつく」
「━解・━関・━題」
欠点。きず。
「━をいえば値段が少々高い」
(造)
なじる。責める。
「━詰」
「非━」

関連語
大分類‖運‖うん
中分類‖不運‖ふうん













なん‐い【難易】🔗⭐🔉
なん‐い【難易】

名
難しいことと易やさしいこと。また、難しいか易しいかということ。
「問題に━の差がある」




なんい‐ど【難易度】🔗⭐🔉
なんい‐ど【難易度】

名
難しいか易やさしいかの程度。難易の程度。難度。
「━の高い技」




なん‐かん【難関】━クヮン🔗⭐🔉
なん‐かん【難関】━クヮン

名
通り抜けるのがむずかしい関所。また、通過するのがむずかしい場所。難所。
切り抜けるのがむずかしい場面や事態。
「司法試験の━を突破する」






なん‐ぎ【難儀】🔗⭐🔉
なん‐ぎ【難儀】

名

形動
むずかしいこと。めんどうなこと。困難。迷惑。
「家族に━をかける」
「━な仕事」
‐さ

自サ変
苦しむこと。苦労すること。
「借金を抱えて━する」
関連語
大分類‖運‖うん
中分類‖不運‖ふうん















なん‐きつ【難詰】🔗⭐🔉
なん‐きつ【難詰】

名・他サ変
欠点を挙げて厳しく非難すること。問いただして責めること。




なん‐きょく【難曲】🔗⭐🔉
なん‐きょく【難曲】

名
演奏するのがむずかしい楽曲。
「━を何なくこなす」




なん‐きょく【難局】🔗⭐🔉
なん‐きょく【難局】

名
対処するのがむずかしい事態。困難な局面。
「━に直面する」




なん‐くせ【難癖】🔗⭐🔉
なん‐くせ【難癖】

名
非難すべき点。悪い所。
「━を付ける(=ささいな欠点を取り上げて非難する)」




なん‐くん【難訓】🔗⭐🔉
なん‐くん【難訓】

名
漢字で、訓読するのがむずかしいこと。また、その漢字。




なん‐ご【難語】🔗⭐🔉
なん‐ご【難語】

名
むずかしい語。意味の判りにくいことば。




なん‐こう【難航】━カウ🔗⭐🔉
なんこう‐ふらく【難攻不落】🔗⭐🔉
なんこう‐ふらく【難攻不落】

名
攻撃がむずかしく、容易に陥落しないこと。
「━の城塞じょうさい」
◇承知させようとしても、なかなか思い通りにならない相手のたとえとしても使う。




なん‐じ【難字】🔗⭐🔉
なん‐じ【難字】

名
むずかしい漢字。




なん‐じ【難事】🔗⭐🔉
なん‐じ【難事】

名
処理・解決するのがむずかしい事柄。




なん‐じ【難治】━ヂ🔗⭐🔉
なん‐じゅう【難渋】━ジフ🔗⭐🔉
なん‐じゅう【難渋】━ジフ

名・自サ変
物事がすらすらと運ばないこと。また、物事がはかどらなくて苦しむこと。難儀すること。
「復旧工事が━を極める」
「雪道に━する」
関連語
大分類‖遅れる‖おくれる
中分類‖遅滞‖ちたい




なん‐しょ【難所】🔗⭐🔉
なん‐しょ【難所】

名
道が険しく通行に困難な所。




なん‐しょう【難症】━シャウ🔗⭐🔉
なん‐しょう【難症】━シャウ

名
治りにくい症状・病気。難病。




なん‐しょく【難色】🔗⭐🔉
なん・じる【難じる】🔗⭐🔉
なん・ずる【難ずる】🔗⭐🔉
なん‐せん【難船】🔗⭐🔉
なん‐せん【難船】

名・自サ変
船が暴風雨などのために難破すること。また、その船。




なん‐だい【難題】🔗⭐🔉
なん‐だい【難題】

名
たやすくは解けない問題。また、解決するのがむずかしい事柄。
「行革という━に取り組む」
詩歌・文章などを作りにくい題。
無理な要求。言いがかり。
「無理━」







なん‐ちょう【難聴】━チャウ🔗⭐🔉
なん‐ちょう【難聴】━チャウ

名
聴力が低下して音声がよく聞き取れない状態。
「突発性━」
ラジオなどの放送がよく聞こえないこと。
「━地域」






なん‐てき【難敵】🔗⭐🔉
なん‐てき【難敵】

名
打ち勝つことが困難な敵。




なん‐てん【難点】🔗⭐🔉
なん‐てん【難点】

名
非難すべき点。欠点。
処理・解決するのが困難な点。
「━を克服する」






なん‐ど【難度】🔗⭐🔉
なん‐ど【難度】

名
むずかしさの度合い。特に、体操競技などで、演技する技のむずかしさの度合い。難易度。
「━の高い問題」
「E━の技」




なん‐どく【難読】🔗⭐🔉
なん‐どく【難読】

名
漢字の読み方がむずかしいこと。
「━語」




なん‐なく【難なく(難無く)】🔗⭐🔉
なん‐なく【難なく(難無く)】

副
少しの困難もなく。たやすく。やすやす。
「━やってのける」




なん‐ば【難場】🔗⭐🔉
なん‐ば【難場】

名
難儀する場所。また、苦しい状況。




なん‐ぱ【難破】🔗⭐🔉
なん‐ぱ【難破】

名・自サ変
悪天候などのために航行中の船が破損・転覆すること。また、座礁して航行できなくなること。
「━船せん」
「難波(船)」と書くのは誤り。





なん‐ぶつ【難物】🔗⭐🔉
なん‐ぶつ【難物】

名
取り扱いのむずかしい事柄。また、扱いのむずかしい人物。
「この一件はなかなかの━だ」




なん‐ぶん【難文】🔗⭐🔉
なん‐ぶん【難文】

名
わかりにくい文章。難解な文章。




なん‐みん【難民】🔗⭐🔉
なん‐みん【難民】

名
戦禍や天災、政治的・宗教的迫害を受けて生活の困窮に陥った人々。特に、それらを避けて国外に逃れた人々。
「━キャンプ」




なん‐もん【難問】🔗⭐🔉
なん‐もん【難問】

名
解答するのがむずかしい問い。また、解決するのがむずかしい問題。




なん‐やく【難役】🔗⭐🔉
なん‐やく【難役】

名
むずかしい役割・役目。




なん‐ろ【難路】🔗⭐🔉
なん‐ろ【難路】

名
険しい道。通過するのに困難な道。




にく・い【▽難い】🔗⭐🔉
にく・い【▽難い】

形
《動詞の連用形に付いて複合語を作る》
することが難しい。…(し)づらい。
「このまま終わるとは考え━」
「あの人には相談し━」
「食べ━・読み━・働き━」
そうならない傾向がある意を表す。なかなか…(し)ない。
「冷え━・さび━」
「住民の声が反映され━」
◆⇔易やすい
「〜づらい」は非意図的動作には使いにくいが、「〜にくい」は意図的・非意図的のいずれの動きにも使う。「×
壊れづらい/○
壊れにくい」
「〜づらい」は主観的な困難さを表す傾向があるが、「〜にくい」は客観的な理由による困難さも表す。「(個人的な事情や気持ちから)入りづらい大学」「(個人的事情で、また、倍率が高くて)入りにくい大学」
‐げ/‐さ












むずかし・い【難しい】ムヅカシイ🔗⭐🔉
むずかし・い【難しい】ムヅカシイ

形
事態を処理したり、実現したりすることが容易でないさま。困難だ。
「予定通り進めることは━」
⇔たやすい・易しい
複雑で容易には理解できないさま。難解だ。
「彼の理論は━」
「━漢字を書く」
⇔易しい
少しでも処置を誤ると最悪の状態に陥るおそれもあるさま。
「━立場に立たされる」
深刻に考えたり不機嫌になったりして、こわばった表情をしているさま。きむずかしい。こむずかしい。
「━顔をする」
機嫌を損ねやすかったり要求が多かったりして、普通の接し方ではすませそうにないさま。気むずかしい。
「あの作家は━ことで有名だ」
◆「むつかしい」とも。室町時代以降に「むつかし」の「つ」が濁音化した。
現代仮名遣いでは「むづかしい」は誤り(「むづかしい」は歴史的仮名遣い)。
‐げ/‐さ/‐が・る











むつかし・い【難しい】🔗⭐🔉
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