【哨哨】 ショウショウ 口をとがらせてあれこれと文句をいうさま。小声にいうさま。

【商頌】 ショウショウ「詩経」の三頌の一つ。周のとき、滅亡した殷イン（＝商）の子孫が、先祖をまつって歌った詩。▽「頌」は、神をたたえて歌う歌。

【将相】 ショウショウ 大将と大臣。

【将将】 ショウショウ・ソウソウ ＝鏘鏘。玉や鈴がふれあってなる音の形容。「佩玉将将＝佩ビシ玉ハ将将タリ」〔→詩経〕厳正なさま。〔→詩経〕美しいさま。ショウニショウタリ 天子が大将をよく統率すること。

【小小】 ショウショウ ごくわずか。少々。年が若いこと。

【小相】 ショウショウ 君主の行う儀式を助ける世話役。「願為小相焉＝願ハクハ小相ト為ラン」〔→論語〕

【小祥】 ショウショウ 大祥に対して、人の死後一年めに行う祭り。

【少小】 ショウショウ 年若く小さい。また、そのような時期。年少。〈対語〉老大。「少小離家老大回＝少小、家ヲ離レ老大ニシテ回ル」〔→賀知章〕

【少将】 ショウショウ〔国〕スケ四等官で、近衛府の第二位。陸海軍で将官の最下位。

【悚悚】 ショウショウ ぞくぞくして、たちすくむさま。『悚慙ショウザン』

【悄悄】 ショウショウ しょんぼりして心配するさま。「憂心悄悄、慍于群小＝憂ヒアル心ノ悄悄トシテ、群小ニ慍マル」〔→詩経〕ひっそり静まったさま。

【懾慴】 ショウショウ おじけて、ひやひやする。『懾畏ショウイ・懾怖ショウフ』

【招招】 ショウショウ 手をあげて人をまねき寄せるさま。▽一説に、声をあげて呼ぶさま。

【捷捷】 ショウショウ 動作がすばやいさま。〔→詩経〕ぺちゃぺちゃと早口でしゃべるさま。〔→詩経〕

【昌昌】 ショウショウ 物事がさかんなさま。

【昭昭】 ショウショウ すみずみまであきらかなさま。「俗人昭昭、我独昏昏＝俗人ハ昭昭タルモ、我ハ独リ昏昏タリ」〔→老子〕

【晶晶】 ショウショウ きらきら光り輝くさま。

【梢梢】 ショウショウ 細いこずえが風に動くさま。転じて、尾がゆらゆら動くさま。枝がすいと細く抜け出たさま。わずかなさま。小さいさま。「梢梢新月偃＝梢梢トシテ新月偃ス」〔→韓愈〕

【樵歌】 ショウカ きこりが木を切るときにうたう歌。『樵唱ショウショウ・樵謳ショウオウ』

【瀟湘】 ショウショウ 瀟水ショウスイと湘水ショウスイ。湘水は湖南省を流れ洞庭ドウテイ湖に注ぐ。瀟水はその支流。また瀟水と湘水の合流している地。洞庭湖の南。

【瀟湘八景】 ショウショウハッケイ 湘水ショウスイの下流の洞庭湖付近の八つのよい景色。平沙ヘイサの落雁ラクガン・遠浦の帰帆・山市の晴嵐セイラン・江天の暮雪・洞庭の秋月・瀟湘の夜雨・煙寺の晩鐘・漁村の夕照。

【称頌】 ショウショウ ほめたたえる。『称誦ショウショウ』

【章章】 ショウショウ 明らかで美しいさま。「不若玉之章章＝玉ノ章章タルニ若カズ」〔→荀子〕

【竦竦】 ショウショウ 高くそびえるさま。

【簫韶】 ショウショウ 帝舜シュンがつくったという音楽の名。

【翔翔】 ショウショウ 形よく威儀を正してふるまうさま。〔→礼記〕羽を広げたようにのんびりするさま。〔→漢書〕心がひろびろとしたさま。心配のないさま。

【粛粛】 シュクシュク 物事を行うとき、慎重に、身をひきしめて行うさま。むちの音、鳥の羽ばたきの音、松風の音、耳鳴りの音などを形容することば。「耳粛粛兮、聴不聞声＝耳ハ粛粛トシテ、聴ケドモ声ヲ聞カズ」〔→韓愈〕ショウショウ 簫ショウの笛の細い音を形容することば。▽蕭ショウに当てた用法。

【蕭蕭】 ショウショウ 馬がいななく声の形容。「蕭蕭班馬鳴＝蕭蕭トシテ班馬鳴ク」〔→李白〕ひゅうひゅうと風の吹きぬけるさま。「風蕭蕭兮易水寒＝風蕭蕭トシテ易水寒シ」〔→史記〕風雨の音の形容。ものさびしいさま。

【蕭牆】 ショウショウ 君臣の会見所の周囲に設けた細長いへい。ある組織などの内部。うちわ。「蕭牆禍生人事変＝蕭牆ニ禍生ジテ人事ヲ変ズ」〔→白居易〕

【蕭牆之憂】 ショウショウノウレイ〈故事〉うちわ、または身近におこる心配ごと。内乱など。内憂。「蕭牆之患」「蕭牆之危」とも。

【詔召】 ショウショウ みことのりを出して呼びよせる。「非有詔召不得上＝詔召有ルニアラズンバ、上ルヲ得ズ」〔→史記〕

【鏘鏘】 ショウショウ 金属・鈴・石などの鳴る澄んだ音の形容。鳳凰ホウオウが声をあわせて鳴く声の形容。〔→左伝〕勢い盛んなさま。また、すらりと高いさま。さっさっと歩みゆくさま。