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故人 コジン🔗🔉

【古人】 コジン =故人。昔の人。「古人惜寸陰=古人寸陰ヲ惜シメリ」〔→陶潜死んだ人。

故式 コシキ🔗🔉

【古式】 コシキ =故式。昔の、また、昔どおりの方式。昔からのしきたり。

故俗 コゾク🔗🔉

【古俗】 コゾク =故俗。昔からのならわし。

故趾 コシ🔗🔉

【古趾】 コシ =故趾。昔、建物などのあった跡。

故都 コト🔗🔉

【古都】 コト =故都。古い都。昔の都市のこと。〈類義語〉旧都。昔、首都であった所。

故跡 コセキ🔗🔉

【古跡{蹟}】 コセキ =古迹・故跡。昔、歴史的に有名な建物や出来事のあった場所。遺跡。

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【故】 9画 攴部 [五年] 区点=2446 16進=384E シフトJIS=8CCC 《常用音訓》コ/ゆえ 《音読み》 コ/ク〈g〉 《訓読み》 ふるい(ふるし)/もと/もとより/ゆえ(ゆゑ)/ゆえに(ゆゑに)/ことさらに 《名付け》 ひさ・ふる・もと 《意味》 {名・形}ふるい(フルシ)。以前にあった物・事がら。以前の。〈同義語〉→古。〈対語〉→新→現。「温故而知新=故キヲ温メテ新シキヲ知ル」〔→論語{形・副}もと。もとより。以前から知っている。以前は。以前から。「故郷」「燕太子丹者故嘗質於趙=燕ノ太子丹、モト嘗テ趙ニ質タリ」〔→史記〕「懶惰故無匹=懶惰ナルコトモトヨリ匹無シ」〔→陶潜{名}もと。以前の状態。「吏民ミナ按堵如故=吏民ミナ按堵スルコト故ノゴトシ」〔→漢書{名}以前からのつきあい。また、以前からのいきさつ。なじみ。「君安与項伯有故=君イヅクンゾ項伯ト故有ル」〔→史記{名}事件や事故など、おこってくるよくない事がら。さしさわり。「事故」「多故(事件が多い)」「兄弟無故=兄弟ニ故無シ」〔→孟子{動}死亡する。「病故」「物故(死ぬこと。没故のなまりという)」 {名}ゆえ(ユ)。根本の事情。また、原因。「無故」「文献不足故也=文献足ラザルガ故ナリ」〔→論語{接続}ゆえに(ユニ)。上の文に示された事がらを原因・理由にして、「だから」とつなぐことば。▽奈良時代には、「かれ」と訓読した。「吾少也賤、故多能鄙事=吾少キトキ賤ナリ、故ニ多ク鄙事ヲヨクス」〔→論語〕「カレ、天先成而地後定=故、天先ニ成リテ、地後ニ定マリヌ」〔→紀「以故ユエヲモッテ」とは、ある事がらが原因・理由になって、「だから」という意味を示す接続詞。「以故漢追及之=故ヲモッテ、漢追ヒテコレニ及ブ」〔→史記{副}ことさらに。わけあって。わざと。「故意」「故賞以酒肉=故ニ賞スルニ酒肉ヲモッテス」〔→柳宗元〕 〔国〕死者の名まえにつけて、すでに死んでしまったことをあらわすことば。「故山田氏」 《解字》 会意兼形声。古は、かたくなった頭骨、またはかたいかぶとを描いた象形文字。故は「攴(動詞の記号)+音符古」で、かたまって固定した事実になること。また、すでにかたまって確立した前提をふまえて、「そのことから」とつなげるので「ゆえに」という意の接続詞となる。→古 《単語家族》 固(かたい)個(かたまった物体)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

故人 コジン🔗🔉

【故人】 コジン =古人。以前からなじみの人。「西出陽関無故人=西ノカタ陽関ヲ出ヅレバ故人無カラン」〔→王維昔の友達や門人などに対して自分をいうことば。もとの夫。また、もとの妻。=古人。〔国〕すでに死んでしまった人。▽物故した人の意。

故山 コザン🔗🔉

【故山】 コザン 故郷の山。転じて、ふるさとのこと。〈類義語〉旧山。

故土 コド🔗🔉

【故土】 コド 「故郷」と同じ。「故国」と同じ。以前おとずれたことのある土地。旧遊の地。

故夫 コフ🔗🔉

【故夫】 コフ 別れた、もとの夫。〈類義語〉前夫。

故旧 コキュウ🔗🔉

【故旧】 コキュウ 以前からの知り合いの人。〈類義語〉故知。「故旧不遺則民不偸=故旧遺レザレバ、スナハチ民偸カラズ」〔→論語〕「天辺故旧愁聞笛=天辺ノ故旧笛ヲ聞クヲ愁フ」〔→呉偉業

故処 コショ🔗🔉

【故処】 コショ 先例に従って処置する。もとの場所。「惟有宿昔心、依然守故処=タダ宿昔ノ心ノミ有リ、依然トシテ故処ヲ守ル」〔→蘇軾

故衣 コイ🔗🔉

【故衣】 コイ いつも着ていて着なれた着物。『故服コフク』「故衣猶架上、残薬尚頭辺=故衣ハナホ架上、残薬ハナホ頭辺」〔→白居易

故地 コチ🔗🔉

【故地】 コチ 昔、所有していた土地。以前、住んでいた土地。古跡。

故老 コロウ🔗🔉

【故老】 コロウ 老人。「故老思飛将、何時議築壇=故老飛将ヲ思フ、何ノ時カ築壇ヲ議セン」〔→杜甫=古老。徳望のある老人。また、昔のことをよく知っている老人。「召彼故老、訊之占夢=彼ノ故老ヲ召ビ、コレニ占夢ヲ訊フ」〔→詩経

故君 コクン🔗🔉

【故君】 コクン 以前に仕えていた主君・主人。〈類義語〉旧主。死んだ主君・主人。

故吾 コゴ🔗🔉

【故吾】 コゴ 以前の自分。〔→荘子

故址 コシ🔗🔉

【故址】 コシ =故趾。昔の町・建物のあと。

故里 コリ🔗🔉

【故里】 コリ 「故郷」と同じ。昔、住んだことのある土地。

故国 ココク🔗🔉

【故国】 ココク 古くから続いている国。〔→孟子うまれ育った国。『故土コド』「故郷」と同じ。「故国平居有所思=故国平居思フトコロ有リ」〔→杜甫以前、仕えていた国。〔国〕外国に住んでいる人が自分の国をいうことば。

故事 コジ🔗🔉

【故事】 コジ =古事。昔あった事がら。〈類義語〉旧事。習慣やことばの起源になるものとして、昔から伝えられている出来事やいわれ。「故事来歴」

故実 コジツ🔗🔉

【故実】 コジツ 昔あった事がら。〔国〕法律制度・儀式作法・衣食住などについての昔からのしきたり。

故知 コチ🔗🔉

【故知】 コチ 昔からの知り合いの人。昔なじみ。=故智。先人が用いた知恵。昔の人がすでに行ったやり方。

故侶 コリョ🔗🔉

【故侶】 コリョ 昔なじみの仲間。

故林 コリン🔗🔉

【故林】 コリン 以前に住んでいた林。また、昔なじみの林。「故林帰未得、排悶強裁詩=故林帰ルコトイマダ得ズ、悶ヲ排ハントテ強ヒテ詩ヲ裁ス」〔→杜甫

故怨 コエン🔗🔉

【故怨】 コエン 昔から持っている恨み。〈類義語〉宿怨シュクエン。

故城 コジョウ🔗🔉

【故城】 コジョウ =古城。古い城壁。古い町。もといた城。「孤魂翔故城=孤魂故城ニ翔ル」〔→曹植

故家 コカ🔗🔉

【故家】 コカ 古くから続いている家がら。〈類義語〉旧家。〔→孟子

故剣 コケン🔗🔉

【故剣】 コケン =古剣。古い剣。〈故事〉以前からの妻のたとえ。▽漢の宣帝が即位したとき、身分が低かったころに連れ添った妻を忘れず、その妻を古い剣にたとえて皇后とした故事による。〔→漢書

故殺 コサツ🔗🔉

【故殺】 コサツ 過失ではなく、故意に人を殺すこと。〔国〕旧刑法で、計画的でなく、一時の激情のために深く考えずに人を殺すこと。〈対語〉謀殺ボウサツ。

故紙 コシ🔗🔉

【故紙】 コシ ほご紙。

故淵 コエン🔗🔉

【故淵】 コエン もと住んでいた淵フチ。「池魚思故淵=池魚ハ故淵ヲ思フ」〔→陶潜

故丘 コキュウ🔗🔉

【故郷】 コキョウ うまれた土地。ふるさと。『故丘コキュウ・故里コリ・故国ココク・故土コド』

故習 コシュウ🔗🔉

【故習】 コシュウ 昔からの習慣。

故買 コバイ🔗🔉

【故買】 コバイ 盗んだ品物であることを知りながら、その品物を買うこと。

故塁 コルイ🔗🔉

【故塁】 コルイ 昔の古いとりで。

故意 コイ🔗🔉

【故意】 コイ 古い心。昔なじみとしての友情のこと。「十觴亦不酔、感子故意長=十觴モマタ酔ハズ、子ノ故意ノ長キニ感ズ」〔→杜甫=古意。古めかしい趣。ことさらにたくらむ心。わざわざすること。

故園 コエン🔗🔉

【故園】 コエン 古い庭。『故苑コエン』ふるさと。「何人不起故園情=何人カ故園ノ情ヲ起コサザラン」〔→李白

故障 コショウ🔗🔉

【故障】 コショウ〔国〕物事の進行をさまたげるさしさわり。機械などの一部がこわれて、機能がとまること。不服の申し立て。物いい。異議。

故轍 コテツ🔗🔉

【故轍】 コテツ 古いわだち。前に通った車が残していった車輪のあと。その人の今までの経歴・生き方。「量力守故轍、豈不寒与飢=力ヲ量ツテ故轍ヲ守ルニ、アニ寒エ与タ飢ザランヤ」〔→陶潜前例。

故訓 コクン🔗🔉

【詁訓】 コクン =故訓。昔のことばの意味を現代語で解釈する。

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