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破山中賊易、破心中賊難 サンチュウノゾクヲヤブルハヤスクシンチュウノゾクヲヤブルハカタシ🔗🔉

【破山中賊易、破心中賊難】 サンチュウノゾクヲヤブルハヤスクシンチュウノゾクヲヤブルハカタシ〈故事〉山賊をうち破るのはやさしいが、自分の悪い心を直すのは、むずかしいことである。〔→王陽明

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【破】 10画 石部 [五年] 区点=3943 16進=474B シフトJIS=946A 《常用音訓》ハ/やぶ…る/やぶ…れる 《音読み》 ハ〈p〉 《訓読み》 やぶる/やぶれる(やぶる)/わる/は 《意味》 {動}やぶる。やぶれる(ヤブル)。たたいて表面をやぶる。表面がやぶれる。物をうちわる。こわす。物がこわれる。また、敵をうちやぶる。敵にまける。「破壊」「打破」「破陣=陣ヲ破ル」 {動}やぶる。わる。表面をわる。さいてわける。「破瓜ハカ(十六歳の女性)」「破浪=浪ヲ破ル」 {動}やぶる。表面をやぶって中までつっこむ。物事を徹底してやりぬく。「破題(題目から内容を解説する)」「看破」「読破」 {動}やぶる。わる。おおいかくしているものをやぶって、物事の秘密をあらわにする。「破案=案ヲ破ル」「天下莫能破焉=天下ニヨク破ルモノナシ」〔→中庸{動}〔俗〕金をつかいはたす。「破財ポオツアイ」「破費ポオフエイ」 {名}急調子の曲。 〔国〕は。雅楽で、曲の中間の部分。 《解字》 形声。「石+音符皮」。皮(曲線をなしてかぶせたかわ)とは直接の関係はない。 《単語家族》 発(ひらきわる)別(わける)判(二つにわる)と同系。 《類義》 裂は、ずるずるとさけること。壊は、原形がこわれて、小さいかたまりとなること。敗は、やぶれてくずれる。弊ヘイは、やぶってだめにすること。 《異字同訓》 やぶる/やぶれる。 破る/破れる「約束を破る。障子が破れる。平和が破れる」敗れる「競技に敗れる。勝負に敗れる。人生に敗れる」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

破天荒 ハテンコウ🔗🔉

【破天荒】 ハテンコウ〈故事〉天荒(天地がまだ混沌コントンとしてひらけない状態)を破る。人がまだやらなかったことをやってのけること。〔北夢瑣言〕

破瓜 ハカ🔗🔉

【破瓜】 ハカ 女子の十六歳。▽瓜の字を二つにわけると八と八になることから。男子の六十四歳。▽八かける八は、六十四であることから。

破目 ハメ🔗🔉

【破目】 ハメ〔国〕壁の上に板を並べて張りつけた物。壁の板張り。羽目。どうにもならない困った場合。

破字 ハジ🔗🔉

【破字】 ハジ 古書の仮借字を本字に当てなおしてよみ解釈すること。

破竹勢 ハチクノイキオイ🔗🔉

【破竹勢】 ハチクノイキオイ〈故事〉竹が一直線に割れるように、物事が勢いよくすすむこと。〔→晋書

破戒 カイヲヤブル🔗🔉

【破戒】 ハカイ・カイヲヤブル 〔仏〕仏道を修行している者が、戒律をやぶる。仏のいましめをやぶる。犯戒とも。〔国〕きまり・いましめをやぶる。

破却 ハキャク🔗🔉

【破却】 ハキャク 敵をうち破り退けること。やぶりすてる。めちゃめちゃにこわすこと。

破局 ハキョク🔗🔉

【破局】 ハキョク〔国〕物事がまとまらないで、悪い結果に終わること。

破体 ハタイ🔗🔉

【破体】 ハタイ 書体の一つ。晋シンの王献之オウケンシが王羲之オウギシの行書をかえてつくったという行書の変体。ある字の標準ではない字体。破体字。

破顕 ハケン🔗🔉

【破邪顕正】 ハジャケンセイ・ハジャケンショウ〔仏〕悪道、悪い考えをうちやぶって、正道をあらわす。仏教の諸派は、すべてこれを目標とする。『破顕ハケン』

破的 ハテキ🔗🔉

【破的】 ハテキ・マトヲヤブル 的にあてる。転じて、道理にあった話のこと。〔→世説

破門 ハモン🔗🔉

【破門】 ハモン こわれた門。モンヲヤブル門をこわす。〔仏〕その宗派から除名し、信者の資格をうばう。〔国〕師が、でしとの師弟関係を絶つ。

破屋 ハオク🔗🔉

【破屋】 ハオク あれはてこわれた家。あばらや。「吟詩破屋愁鳶蹲=詩ヲ破屋ニ吟ジテ愁鳶ノゴトク蹲ル」〔→蘇軾

破砕 ハサイ🔗🔉

【破砕{摧}】 ハサイ こなごなにうちくだく。また、やぶれほろびる。

破胆 キモヲヤブル🔗🔉

【破胆】 ハタン・キモヲヤブル 非常に驚きおそれる。ぎょっとする。〔→韓非

破風 ハフ🔗🔉

【破風】 ハフ〔国〕日本建築で、切妻造や、入母屋イリモヤ造の屋根の両側につけた山形の板。また、その板のついた所。

破約 ハヤク🔗🔉

【破約】 ハヤク・ヤクヲヤブル 約束をやぶる。

破格 ハカク🔗🔉

【破格】 ハカク 先例・きまりにあわないこと。なみはずれ。

破倫 ハリン🔗🔉

【破倫】 ハリン 人間として踏み行うべき道をやぶる。〈類義語〉不倫。

破財 ハザイ🔗🔉

【破産】 ハサン サンヲヤブル家屋敷をだいなしにする。財産をつぶすこと。『破財ハザイ』「破産厚葬=産ヲ破リ葬ヲ厚クス」〔→史記〔俗〕金をつかいはたす。〔俗〕すっかりだめになる。

破船 ハセン🔗🔉

【破船】 ハセン 暴風などで船がこわれること。また、その船。難破船。

破暁 ハギョウ🔗🔉

【破暁】 ハギョウ 夜明け。〈類義語〉払暁。

破琴 ハキン🔗🔉

【破琴】 ハキン 〈故事〉琴をこわす。春秋時代、琴の名人の伯牙ハクガが、自分の音楽をよく理解してくれた鍾子期ショウシキが死んだとき、もう琴をひかないといって琴をこわした故事。〔→呂覧音楽にうちこんで権力に負けないことのたとえ。▽晋シンの戴逵タイキが、太宰武陵王の要求に応じず琴をこわしてひかなかった故事から。〔→晋書

破裂 ハレツ🔗🔉

【破裂】 ハレツ ぱっと割れてさける。〔国〕両者の意見があわないで談判などが失敗すること。

破落戸 ハラッコ🔗🔉

【破落戸】 ハラッコ 落ちぶれた家の若者。転じて、ごろつき。ならずもの。〔→水滸伝

破棄 ハキ🔗🔉

【破棄】 ハキ やぶりすてる。条約・約束などを一方的にとりやめること。上級裁判所で原判決を不当としてとり消すこと。▽は、「破毀」の書きかえ字。

破毀 ハキ🔗🔉

【破毀】 ハキ やぶりこわす。

破傷風 ハショウフウ🔗🔉

【破傷風】 ハショウフウ 病気の名。外傷によって体内にはいった破傷風菌の毒素によっておこる伝染病。けいれんや発熱をおこす。

破損 ハソン🔗🔉

【破損】 ハソン こわれていたむこと。

破滅 ハメツ🔗🔉

【破滅】 ハメツ やぶれ滅びる。だめになって滅びること。

破廉恥 ハレンチ🔗🔉

【破廉恥】 ハレンチ 恥ずべきことを少しも恥と思わない。恥知らず。

破駅 ハエキ🔗🔉

【破駅】 ハエキ 荒れはてた宿場。

破獄 ゴクヲヤブル🔗🔉

【破獄】 ハゴク・ゴクヲヤブル 罪人が牢屋ロウヤをやぶって逃げること。牢やぶり。〈類義語〉脱獄。『破牢ハロウ』

破算 ハサン🔗🔉

【破算】 ハサン〔国〕そろばんで、今までいれてきた数をもどして零にすること。計画を根本からやりなおすこと。▽多く、「御破算」の形で用いる。

破綻 ハタン🔗🔉

【破綻】 ハタン 着物のぬい目がほころびる。事がらが失敗してしてうまくゆかなくなる。

破談 ハダン🔗🔉

【破談】 ハダン〔国〕一度きまった相談や縁談がこわれること。

破廟 ハビョウ🔗🔉

【破廟】 ハビョウ あれはててこわれた寺。

破壊 ハカイ🔗🔉

【破壊】 ハカイ くだきやぶる。うちこわす。

破顔 ハガン🔗🔉

【破顔】 ハガン 顔をほころばせて笑う。「破顔一笑」

破鏡 ハキョウ🔗🔉

【破鏡】 ハキョウ こわれた鏡。かけて、まるくない月。かたわれ月。〈故事〉夫婦が離別すること。▽昔、夫婦がわかれるとき、鏡を半分にわって各自がその半分の鏡を持った故事から。〔神異経〕獣の名。自分の父を食うという悪獣。〔→史記

破籠 ワリゴ🔗🔉

【破籠】 ワリゴ〔国〕中に仕切りをつけた、折箱のような弁当箱。

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