複数辞典一括検索+

はか【破瓜】▽中国🔗🔉

はか【破瓜】▽中国 女子の16歳のこと。 《例文》 「破瓜期(女子の思春期)」 男子の64歳のこと。 《参考》 「瓜(うり)」の字を縦に真ん中で二つに分けると「八」の字が二つになり、それを2×8=16、または8×8=64にかけたことば。 《出典》 碧玉(ヘキキ゛ョク)破瓜ノ時、郎(ロウ)為(タメ)ニ情顛倒(テントウ)ス。〔玉台新詠(キ゛ョクタ゛イシンエイ)・孫綽(ソンシャク)・碧玉情人歌〕

はきょう【破鏡】▽中国🔗🔉

はきょう【破鏡】▽中国 《割れた鏡の意》夫婦の離縁のたとえ。 《例文》 「破鏡の嘆(タン)を見る。」 《参考》 昔、中国で、夫婦が離れ離れになるとき、鏡を二つに割ってそれぞれ一片を持ち、再会の際の証(アカシ)とすることを約束したが、妻が他の男性と通じたところ、その鏡がかささぎとなって夫のところに飛んで行ったため不義が知られてしまい、離縁されたという。 《出典》 〔神異経(シンイケイ)〕 《類句》破鏡再び照らさず。

はきょうふたたびてらさず【破鏡再び照らさず】▽中国🔗🔉

はきょうふたたびてらさず【破鏡再び照らさず】▽中国 《割れた鏡は2度と物を映すことはないの意》いったん離婚すると、元に返ることができないことのたとえ。 《参考》 古代の中国では、夫婦が別れるとき、鏡を二つに割って、各自がその一方を所持したという。 《出典》 落花枝ニ上リ難ク、破鏡重ネテハ照ラサズ。〔伝灯録(テ゛ントウロク)〕

はちくのいきおい【破竹の勢い】▽中国🔗🔉

はちくのいきおい【破竹の勢い】▽中国 《刃物で竹を割るとき初めの節(フシ)を割れば、あとはさっと勢いよく割れることから》止めることができないほど、盛んで激しい勢い。 《例文》 「破竹の勢いで勝ち進み、優勝した。」 《出典》 今、兵威已(ステ゛)ニ振ルウ。譬(タト)エバ竹ヲ破ルガ如(コ゛ト)シ、数節ノ後、刃ヲ迎エテ解ケ、復(マタ)手ヲ著(ツ)クル処(トコロ)無シ。〔晋書(シンシ゛ョ)・杜預伝〕

はてんこう【破天荒】▽中国🔗🔉

はてんこう【破天荒】▽中国 今までだれもやれなかったことを成し遂げること。 《例文》 「ライト兄弟が初めて空を飛んだのは破天荒の偉業だった。」 《参考》 昔、荊州(ケイシュウ)からは毎年科挙(カキョ)(官吏登用試験)を受けても及第する者がなく、そこで人々は荊州を「天荒(=天地未開の混とんたる状態)」の土地だと言っていたが、劉蛻(リュウセ゛イ)という人が初めて及第したので、人々は驚いて「破天荒」だと言ったという。 《出典》 〔北夢瑣言(ホクムサケ゛ン)〕

われなべにとじぶた【破れ鍋に綴じ蓋】🔗🔉

われなべにとじぶた【破れ鍋に綴じ蓋】 《割れ目がはいった鍋にもそれにふさわしい修繕した蓋があるの意》どんな人にでもふさわしい配偶者はあるということ。互いに似通った者どうしが相手となるのがふさわしいということ。「破れ鍋に欠け蓋」とも。 《類句》似た者夫婦。

われなべもさんねんおけばようにたつ【破れ鍋も三年置けば用に立つ】🔗🔉

われなべもさんねんおけばようにたつ【破れ鍋も三年置けば用に立つ】 《割れ目のはいった鍋でも捨てずに3年もとっておけば、何かの役に立つことがあるの意》この世に全く役に立たないものはないということ。 《類句》土器(カワラケ)の割れにも用あり。

はか【破瓜】🔗🔉

はか【破瓜】 →破瓜の年

はかのとし【破瓜の年】🔗🔉

はかのとし【破瓜の年】 女子の十六歳、思春期の年ごろのこと。また、男子の六十四歳、晩年のこと。 ◎「破瓜」は、瓜(うり)の字を二つに破(わ)ると八の字が二つでき、八と八を足して十六になることから女子の十六歳を言う。また、八と八を掛けると六十四になることから男子の六十四歳のこと。

はがんいっしょう【破顔一笑】🔗🔉

はがんいっしょう【破顔一笑】 顔をほころばせ、にっこりと笑うこと。

はきょう ふたたびてらさず【破鏡 再び照らさず】🔗🔉

はきょう ふたたびてらさず【破鏡 再び照らさず】 →落花枝に返らず破鏡再び照らさず

はじゃけんしょう【破邪顕正】🔗🔉

はじゃけんしょう【破邪顕正】 仏の教えにそむく邪説をうち破って正しい道理を説き明かすこと。転じて、あやまった考えを打破し、正しい考えや教えを明らかにして世に広めること。

はちくのいきおい【破竹の勢い】🔗🔉

はちくのいきおい【破竹の勢い】 止めるに止められない、猛烈な勢いのたとえ。 ◎「破竹」は竹を割ること。竹は、はじめの一節を割ると、あとは次々に割れていく、そのような激しい勢いの意から。 〔出〕北史 〔較〕He is ready to leap over nine hedges.(九つもの生け垣をも飛び越えんとする勢い)

はてんこう【破天荒】🔗🔉

はてんこう【破天荒】 今までだれもが思いも及ばなかった驚くべきこと。 ◎「天荒」は、天地未開の時の混沌(こんとん)とした状態を言い、それを破り開くの意。中国唐代、人材を輩出したことのない荊州(けいしゅう)を人々が天荒と呼び、その荊州からはじめて官吏の登用試験に合格する人材が出たとき、人々が「天荒を破った」と彼のことを言ったという故事から。 〔出〕北夢瑣言(ほくむさげん)

やぶれてもこそで【破れても小袖】🔗🔉

やぶれてもこそで【破れても小袖】 ほんとうに質のよいもの、価値あるものは、たとえ状態が悪くなっても、本来のねうちを失わないということ。 ◎「小袖」は絹の綿入れ。たとえ破れてしまっても小袖は小袖、絹のよさを失わないの意から。 〔類〕腐っても鯛(たい) 〔対〕騏りんも老いては駑馬に劣る

われなべにとじぶた【破れ鍋に綴じ蓋】🔗🔉

われなべにとじぶた【破れ鍋に綴じ蓋】 世の中はうまくしたもので、どんな人にもそれぞれぴったり合う相手があるということ。また、似た者どうしがいっしょになれば調和がとれてうまくいくということ。 ◎こわれた鍋にはそれにうまく合う修繕した蓋があるの意から。いろはがるた(江戸)。 〔例〕「破れ鍋の蓋は出雲(いずも)で捜される」(古川柳―「出雲の神」は縁結びの神) 〔類〕似たもの夫婦 〔較〕Every Jack has his Gill.(どのジャックにもジルがいる―似合いの者がいる)

ことわざで始まるの検索結果 1-17