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ごろ‐つき🔗🔉

ごろ‐つき 一定の住所・職業をもたず、盛り場などをうろついてゆすりなどの悪事を働く者。無頼漢。ごろ。 破落戸」と当てた。

ならず‐もの【ならず者(破落戸)】🔗🔉

ならず‐もの【ならず者(破落戸)】 手のつけようがないほど素行の悪い者。正業につかず、放浪して悪事を働く者。無頼漢。ごろつき。 ◇どうにもならない者の意。

は【破】🔗🔉

は【破】 雅楽・能楽などで、曲の中間の部分。 「序、━、急」 (造) 物をこわす。やぶる。物がこわれる。 「━棄・━損・━片・━滅」 「突━・爆━」 そこなう。だめにする。だめになる。 「━局・━産・━綻はたん 相手を打ち負かす。 「打━・論━」 最後までやり抜く。とげる。 「看━・踏━・読━」 一定の枠からはずす。はずれる。 「━戒・━格」

は‐おく【破屋】━ヲク🔗🔉

は‐おく【破屋】━ヲク こわれた家。あばらや。

は‐か【破瓜】━クヮ🔗🔉

は‐か【破瓜】━クヮ (八の二倍で)女性の一六歳。 「━期」 (八の八倍で)男性の六四歳。 処女膜が破れること。 ◆は、「瓜」の字を縦に二分すると八の字が二つになることから。 関連語 大分類‖年齢‖ねんれい 中分類‖年齢の称‖ねんれいのしょう

は‐かい【破戒】🔗🔉

は‐かい【破戒】 戒律を破ること。 「━僧」 ⇔持戒 関連語 大分類‖道徳‖どうとく 中分類‖不道徳‖ふどうとく 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖悪事‖あくじ

は‐かい【破壊】━クヮイ🔗🔉

は‐かい【破壊】━クヮイ 名・自他サ変物がこわれること。物の特性や機能が損なわれること。また、それらをこわすこと。 「生態系を━する」 「仏教寺院が━される」 「環境━・価格━」 関連語 大分類‖壊れる‖こわれる 中分類‖破壊‖はかい

はかいかつどう‐ぼうしほう【破壊活動防止法】ハクヮイクヮツドウバウシハフ🔗🔉

はかいかつどう‐ぼうしほう【破壊活動防止法】ハクヮイクヮツドウバウシハフ 暴力主義的破壊活動を行った団体に対する規制措置を定めるとともに、暴力主義的破壊活動に関する刑法の罰則規定を補う法律。一九五二(昭和二七)年制定。破防法。

はかい‐てき【破壊的】ハクヮイ━🔗🔉

はかい‐てき【破壊的】ハクヮイ━ 形動物事をこわそうとするさま。物事の存立や発展を阻止しようとするさま。 「━な活動」 「━な思想」 ⇔建設的

はかい‐むざん【破戒無慙】🔗🔉

はかい‐むざん【破戒無慙】 仏教で、僧が戒律を破りながら良心に恥じないこと。

はかい‐りょく【破壊力】ハクヮイ━🔗🔉

はかい‐りょく【破壊力】ハクヮイ━ 物を破壊する力。 「恐るべき━を持つ爆薬」 相手を圧倒するような強い力。 「━のある打線」

は‐かく【破格】🔗🔉

は‐かく【破格】 名・形動 先例・基準などを破って、並はずれていること。 「━の安値[待遇]」 詩や文章が、きまりにはずれていること。

は‐がん【破顔】🔗🔉

は‐がん【破顔】 名・自サ変顔をほころばせること。笑うこと。 「嬉しそうに━する」 「思わず━した」

はがん‐いっしょう【破顔一笑】━イッセウ🔗🔉

はがん‐いっしょう【破顔一笑】━イッセウ 名・自サ変顔をほころばせて、にっこり笑うこと。 「朗報に━する」 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖笑う‖わらう 大分類‖表情‖ひょうじょう 中分類‖‖かお

は‐き【破棄(破毀)】🔗🔉

は‐き【破棄(破毀)】 名・他サ変 破り捨てること。 「古い書類を━する」 約束などを一方的に取り消すこと。 「契約を━する」 上級裁判所が、上訴に理由ありと認めて原判決を取り消すこと。 は本来は「破毀」。今は新聞を含めて「破棄」で定着。 関連語 大分類‖扱い‖あつかい 中分類‖放棄‖ほうき

は‐きょう【破鏡】━キャウ🔗🔉

は‐きょう【破鏡】━キャウ 割れた鏡。 ◇夫婦が離別・離縁することのたとえにも使う。「━の嘆き」

は‐きょく【破局】🔗🔉

は‐きょく【破局】 物事が行き詰まって、それまでの状態を維持できなくなった局面。悲惨な終局。 自サ変〔俗〕夫婦や恋人などが別れること。 「芸能人カップルが━する」

は‐ごく【破獄】🔗🔉

は‐ごく【破獄】 名・自サ変囚人が牢獄ろうごくから脱走すること。牢破り。脱獄。

は‐こん【破婚】🔗🔉

は‐こん【破婚】 名・自サ変婚約または結婚を解消すること。

は‐さい【破砕(破摧)】🔗🔉

は‐さい【破砕(破摧)】 名・自他サ変粉々にくだけること。また、粉々に打ちくだくこと。 「衝撃でコンクリートが━する」 「岩石を━する」 関連語 大分類‖壊れる‖こわれる 中分類‖破壊‖はかい

は‐さん【破産】🔗🔉

は‐さん【破産】 名・自サ変 財産をすべて失うこと。 「こんな生活が続くと我が家は━だ」 法律で、債務者がその債務を完済することができない場合に、債務者の総財産をすべての債権者に公平に弁済するために進められる裁判上の手続き。 「━宣告」

は‐じゃ【破邪】🔗🔉

は‐じゃ【破邪】 仏教で、邪説・邪道を打ち破ること。 「━顕正けんしょう(=邪悪な考えを否定して正しい道理を明らかにすること)」

はしょう‐ふう【破傷風】ハシャウ━🔗🔉

はしょう‐ふう【破傷風】ハシャウ━ 傷口から破傷風菌が侵入し毒素が産み出されて起こる感染症。中枢神経が冒され、開口不能・筋肉硬直・背筋痙攣けいれんなどの激しい症状が現れる。

は‐すい【破水】🔗🔉

は‐すい【破水】 名・自サ変出産のとき、羊膜が破れて中の羊水が流れ出ること。

は‐せん【破船】🔗🔉

は‐せん【破船】 難破した船。難破船。

は‐せん【破線】🔗🔉

は‐せん【破線】 等しい間隔で切れ目を入れた線。粗い点線。 ⇔実線

は‐そん【破損】🔗🔉

は‐そん【破損】 名・自他サ変こわれて、いたむこと。また、こわして、いためること。 「台風で家屋が/を━する」

は‐たん【破綻】🔗🔉

は‐たん【破綻】 名・自サ変物事や人間関係がうまくいかなくなって修復しようのない状態に陥ること。 「生活が━する」

は‐だん【破断】🔗🔉

は‐だん【破断】 名・自サ変金属などの構造物が破壊されて、いくつかの部分に分離すること。 「トラックのハブが━する」 関連語 大分類‖分かれる‖わかれる 中分類‖分離‖ぶんり 大分類‖壊れる‖こわれる 中分類‖破壊‖はかい

は‐だん【破談】🔗🔉

は‐だん【破談】 一度取り決めた約束などを取り消すこと。特に、縁談を取り消すこと。 「━になる」

は‐ちく【破竹】🔗🔉

は‐ちく【破竹】 竹を割ること。 「破竹の勢い」の略。→破竹の勢い 「━の快進撃」

はちく‐の‐いきおい【破竹の勢い】━イキホヒ🔗🔉

はちく‐の‐いきおい【破竹の勢い】━イキホヒ 連語勢いが激しくてとどめることができないこと。 ◇竹は一節を割るとあとは一気に割れることから。

は‐ちょう【破調】━テウ🔗🔉

は‐ちょう【破調】━テウ 調子・調和などが整わないこと。 和歌・俳句などで、定型の音数をくずすこと。字余り・字足らずなど。

は‐てんこう【破天荒】━テンクヮウ🔗🔉

は‐てんこう【破天荒】━テンクヮウ 名・形動今までだれも成し得なかったことを初めて行うこと。未曽有みぞう。前代未聞。 「━な試み[判決・価格]」 「━の計画」 唐代、荊州けいしゅうからは進士の合格者が一人も出なかったので、その地を「天荒(=不毛の地)」と言っていたが、やがてついに劉蛻りゅうぜいが合格したとき、人々は天荒を破ったと言ったという故事に基づく。 無鉄砲・奔放ほんぽうの意で使うのは誤り。「×破天荒な性格の主人公」「×破天荒に暮らす」

は‐ふ【破風(搏風)】🔗🔉

は‐ふ【破風(搏風)】 日本建築で、屋根の切り妻に打ち付けた合掌形の装飾板。また、それに囲まれた三角形の部分。 「━造りの家並みが続く」

は‐へん【破片】🔗🔉

は‐へん【破片】 壊れた物のかけら。 「ガラスの━」

は‐ぼう【破帽】🔗🔉

は‐ぼう【破帽】 破れた帽子。 「弊衣へいい━」

はま‐や【破魔矢】🔗🔉

はま‐や【破魔矢】 「破魔弓」につがえて射る矢。 ◇現在は正月の縁起物や端午の節句の飾り物にする。 棟上げ式のとき、「破魔弓」とともに屋上に立てる二本の矢の形をした飾り。

はま‐ゆみ【破魔弓】🔗🔉

はま‐ゆみ【破魔弓】 わらなどを円座の形に編んだ的を射るための弓。江戸時代には、男児の前途を祝福する正月の飾り物とした。 ◇現在では正月の縁起物とするほか、男子の初節句の飾り物にもする。 棟上げ式のとき、「破魔矢」とともに屋上に立てる二張りの弓の形をした飾り。

はめ【羽目】🔗🔉

はめ【羽目】 建築で、板を縦または横に並べて平らに張ったもの。また、その板。羽目板。 なりゆきから生じた好ましくない状況。また、追いつめられた事態。 「苦しい━に陥る」 「結局、違約金を支払う━になる」 「破目」とも。

は‐めつ【破滅】🔗🔉

は‐めつ【破滅】 名・自サ変根底からほろびること。存立できなくなること。 「身の━を招く」 関連語 大分類‖壊れる‖こわれる 中分類‖崩壊‖ほうかい

は‐もん【破門】🔗🔉

は‐もん【破門】 名・他サ変 師が門人との師弟関係を絶って門下から除くこと。 「弟子を━する」 信徒の資格をはくだつして宗門から追放すること。

は‐やく【破約】🔗🔉

は‐やく【破約】 名・自サ変約束を破ること。また、約束・契約を取り消すこと。 「結婚の話は━にする」

は‐れつ【破裂】🔗🔉

は‐れつ【破裂】 名・自サ変 内部からの圧力などによって勢いよく裂けること。 「水道管が━する」 話し合いがまとまらないで交渉などが物別れになること。決裂。 関連語 大分類‖壊れる‖こわれる 中分類‖破壊‖はかい 大分類‖分かれる‖わかれる 中分類‖分離‖ぶんり

はれつ‐おん【破裂音】🔗🔉

はれつ‐おん【破裂音】 物が破裂した音。 唇・歯ぐき・口蓋などの調音器官を閉じて呼気を止めたのち、急にそれを開放して発する音。日本語では無声音の[p、t、k]、有声音の[b、d、g]など。閉鎖音。

は‐れんち【破廉恥】🔗🔉

は‐れんち【破廉恥】 名・形動恥を恥とも思わないで平然としていること。恥知らず。 「━な行為」 「━罪(=殺人・放火・強姦ごうかんなど、道徳的に非難される動機によってなされる犯罪)」

は‐ろう【破牢】━ラウ🔗🔉

は‐ろう【破牢】━ラウ 名・自サ変〔文〕囚人が牢を破って逃げること。牢破り。脱獄。

やぶ・く【破く】🔗🔉

やぶ・く【破く】 他五紙・布などを引き裂く。 「障子を━」 ◇「やぶる」と「さく」が混交してできた語。 破ける

やぶ・ける【破ける】🔗🔉

やぶ・ける【破ける】 自下一紙・布などが、裂けて破れる。 「答案用紙が━」 自他下一〔「破く」の可能形〕破ることができる。

やぶ・る【破る】🔗🔉

やぶ・る【破る】 他五 紙・布などを引き裂く。また、紙・布などに穴をあける。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「手紙を━」 「過ってカバーを━・ってしまう」 「ひなが卵の殻を━・って出てくる」 傷つけてこわす。破壊する。 「賊が牢[金庫]を━」 「爆薬で土蔵を━」 「銃弾がドアを━」 相手側の守備・警備などをくぐって突き抜ける。 「敵の堅い守備を━」 「関所を━」 「道場を━」 「包囲網を━」 「左中間を━ヒット」 それまで続いていた状態(特に、平穏な状態)をそこなう。 「悲鳴が静寂を━」 「沈黙[均衡]を━」 「太平の夢を━」 記録を更新する。 「世界記録を━」 相手を打ち負かす。打ち破る。 「チャンピオン[優勝候補]を━」 「敵の攻撃を━」 「相手の強力なサーブを━・った」 規則・慣例・約束などを無視してそれに従わない。 「約束[校則・タブー・しきたり・協定]を━」 破れる 関連語 大分類‖壊れる‖こわれる 中分類‖破壊‖はかい 大分類‖戦争‖せんそう 中分類‖侵攻‖しんこう

やぶれ【破れ】🔗🔉

やぶれ【破れ】 破れること。また、破れた物や破れた部分。 「━障子」

やぶれ‐かぶれ【破れかぶれ】🔗🔉

やぶれ‐かぶれ【破れかぶれ】 名・形動どうにでもなれという気持ちになること。やけになること。 「━になって家を飛び出す」 「━の心境」

やぶ・れる【破れる】🔗🔉

やぶ・れる【破れる】 自下一 裂けたり穴があいたりして、もとの形がそこなわれる。やぶける。 「障子が━」 「傘が━」 「太鼓が━」 「血管が━」 「靴下が━」 「堤が━」 「張りつめていた気持ちが━」など、心の状態などに転用する。 それまで続いていた平穏な状態がそこなわれる。 「静寂[均衡]が━」 物事が成就じょうじゅしないで終わる。失敗に終わる。 「夢[初恋]が━」 「…に━」の形で、成就すべき事柄に失敗する意を表す。「恋[都会での生活]に━」 ◆「敗れる」と同語源。 やぶ・る(下二) 破れ 自他下一〔「破る」の可能形〕破ることができる。 「この布は丈夫でとても━・れない」

わり‐ご【破り子・破り籠】🔗🔉

わり‐ご【破り子・破り籠】 ヒノキなどの薄板で作り、中に仕切りを設けた容器。かぶせ蓋をつけ、弁当箱に用いた。

わ・る【割る】🔗🔉

わ・る【割る】 他五 力を加えて固いものをいくつかの部分に分け離す。また、瞬間的に力を加えてもとの形を壊す。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「卵[スイカ]を━」 「石をぶつけてガラスを━」 「針でつついて風船を━」 「せんべいを━・って食べる」 「うっかり落として茶碗を━」 破る」とも。 意図的に細かい破片にする意では「砕く」を使う。 打ったり物をぶつけたりして皮膚に裂け目をつくる。 「額を━」 「衝突して唇を━」 破る」とも。 一つにまとまっているものをいくつかの部分に分ける。分割する。 「全県を三つの選挙区に━」 「一年生を四つのクラスに━」 「大広間を五部屋に━・って使う」 組織や人間関係のまとまりをくずす。分裂させる。 「党[組織]を━」 「仲間を━」 「二人の仲を━」 左右に押し分けて間を離す。 「行列に━・ってはいる」 「雪を━・って福寿草が芽を出す」 多く「━・って〜する」の形で使う。 割り算をする。除する。 「八を二で━」 「勘定を頭数で━」 ⇔掛ける 水などを他の液体に混ぜて濃度を薄くする。 「焼酎しょうちゅうをお湯で━」 「ウイスキーを炭酸水で━」 「スコッチに水を━」のような言い方もある。薄めるために入れる(=割り入れる)意。 《「口を━」の形で》隠している悪事などを白状する。 「証拠を突きつけられて口を━」 《「腹[胸・心]を━」「底を━」などの形で》心のうちをさらけだす。 「腹[胸・心]を━・って話し合う」 「底を━・って話す」 《「腰を━」の形で》相撲で、足を開いて膝ひざを曲げ体をまっすぐにのばしたまま腰を低くする。 「腰を━・って万全の体勢で寄り切る」 《「手形を━」の形で》手形を割り引く。手形割引をする。 「銀行で手形を━・ってもらう」 《「ゴールを━」の形で》サッカーで、相手の守りを抜いてゴールを決める。 「ロングシュートでゴールを━」 自五 ある範囲の外に出る。 「押されて土俵を━」 「ボールがサイドラインを━」 数量が基準の数値を含まず、それより下になる。下回る。割り込む。 「応募者が定員を━」 「賛成が半数を━」 「株価が一万円台を━」 「勝率が五割を━・った」 ◇「一〇〇人を割る」は、九九人以下の意。 割れる 割り 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖不足‖ふそく 大分類‖分かれる‖わかれる 中分類‖分配‖ぶんぱい 大分類‖分かれる‖わかれる 中分類‖分離‖ぶんり

われ‐がね【割れ鐘(破れ鐘)】🔗🔉

われ‐がね【割れ鐘(破れ鐘)】 割れてひびの入った釣鐘。 ◇その音から、大きくて濁った声のたとえにも使う。「━のような声」

われ‐なべ【割れ鍋(破れ鍋)】🔗🔉

われ‐なべ【割れ鍋(破れ鍋)】 割れてひびの入ったなべ。

われ‐め【割れ目(破れ目)】🔗🔉

われ‐め【割れ目(破れ目)】 割れたところ。さけめ。ひび。 「氷河の━」 「壁に━が入る」

われ‐もの【割れ物(破れ物)】🔗🔉

われ‐もの【割れ物(破れ物)】 ガラス製品や陶磁器など、割れやすい物。 「━注意」 割れた物。 「━を捨てる」

わ・れる【割れる】🔗🔉

わ・れる【割れる】 自下一 力が加わって固いものがいくつかに分かれ離れる。また、瞬間的な力が加わってもとの形が壊れる。 「窓ガラス[風船]が━」 「皿が━」 「池の氷が━」 「つめが━」 「卵[殻]が━・れて雛ひなが顔を出す」 破れる」とも。 切れ目や裂け目ができる。 「大地震で道路が━」 「殴打されて額が━」 破れる」とも。 一つにまとまっていたものがいくつかに分かれる。分裂する。 「票が━」 「党[組合]が━」 「世論が二つに━」 「選者の評価が━」 隠されていた物事が明らかになる。また、明らかにされる。 「容疑者の身元[面めん]が━」 「殺人事件の犯人が━」 「語るに落ちて、当人の口から秘密が━」 《「底が━」「尻しりが━」の形で》隠していた物事やうそがばれてしまう。 「細工をしても最初から底が━・れている」 「すぐに尻の━ようなうそはつくな」 音が濁って聞きづらくなる。 「音量を上げると音が━」 「高音域でわずかに声が━」 《「━よう」「━・れんばかり」などの形で》音や声が極めて大きいさま。また、頭痛が激しいさま。 「場内━・れんばかりの拍手がわき起こる」 「頭が━ように痛い」 割り算で、余りのない答えがでる。割り切れる。 「一八は三で━」 手形が割り引かれて現金になる。 「手形が━」 数量が基準の数値を含まず、それより下になる。 「株価が一万円を━」 →割る 《「縦に━」の形で》野球で、投手の投げた球(特にカーブ)が、縦に変化してストライクゾーンから下に外れる。 「縦に大きく━カーブ」 ◇連体用法が多い。 わ・る(下二) 自他下一〔「割る」の可能形〕割ることができる。 「この子はまだ卵が━・れない」 関連語 大分類‖現れる‖あらわれる 中分類‖暴露‖ばくろ 大分類‖分かれる‖わかれる 中分類‖分離‖ぶんり

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