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広辞苑の検索結果 (41)

かすが【春日】(地名)🔗🔉

かすが春日】 福岡県北西部、福岡市の南に接する市。第二次大戦後、急速に都市化が進む。福岡市の衛星都市。人口10万8千。

かすがい【春日井】‥ヰ🔗🔉

かすがい春日井‥ヰ 愛知県名古屋市の北東に隣接する市。産業は製紙・電機等。人口29万6千。

かすが‐がた【春日形】🔗🔉

かすが‐がた春日形】 春日神社にある石灯籠の形。→春日灯籠⇒かすが【春日】

かすが‐ごんげん【春日権現】🔗🔉

かすが‐ごんげん春日権現】 奈良市にある春日神社の祭神。藤原氏の氏神。興福寺の鎮守。春日大明神。春日明神。 ⇒かすが【春日】

かすがごんげん‐げんき【春日権現験記】🔗🔉

かすがごんげん‐げんき春日権現験記】 奈良春日神社創建の由来と霊験とを20巻、全93場面に描いた豊麗な絵巻物。西園寺公衡きんひらの発願により、絵所預えどころあずかり高階隆兼たかしなたかかねが描き、1309年(延慶2)同社に奉納。伝統的な技法を集大成。鎌倉末期の代表的絵巻物。御物。春日験記。 ⇒かすが【春日】

かすが‐じんじゃ【春日神社】🔗🔉

かすが‐じんじゃ春日神社】 奈良市春日野町にある元官幣大社。祭神は武甕槌命たけみかずちのみこと・斎主命いわいぬしのみこと(経津主命)・天児屋根命あまのこやねのみこと・比売神ひめがみ。平城遷都後まもなく藤原氏により現在の地に創建され、以後ながくその氏神として尊崇された。二十二社の一つ。三社の一つとも称す。今は春日大社と称。 春日大社 提供:春日大社 ⇒かすが【春日】

かすが‐せんあん【春日潜庵】🔗🔉

かすが‐せんあん春日潜庵】 幕末・明治初期の儒学者。京都の人。久我こが家の臣。陽明学に傾倒し、佐藤一斎らと交遊。安政の大獄に連座し、禁錮。著「潜庵遺稿」など。(1811〜1878) ⇒かすが【春日】

かすが‐たいしゃ【春日大社】🔗🔉

かすが‐たいしゃ春日大社「春日神社」参照。 ⇒かすが【春日】

かすが‐づくり【春日造】🔗🔉

かすが‐づくり春日造】 神社本殿の一形式。切妻造きりづまづくり・妻入り、正面の階段上に廂ひさし向拝ごはいを付し、棟に千木ちぎと堅魚木かつおぎとを設ける。奈良の春日神社本殿の形式。近畿地方に広く分布する。 春日造 ⇒かすが【春日】

かすが‐どうろう【春日灯籠】🔗🔉

かすが‐どうろう春日灯籠】 春日神社の灯籠の形式。 ㋐木製で、屋根は黒、格子は青で赤い柱のもの。本殿の前にある。 ㋑石灯籠で、笠は六角または八角、大きくなくて蕨手がある。火袋は六角または四角で、雌雄の鹿、日月などを浮彫にする。全体に丈が高い。ふつう園芸上で春日灯籠とよばれ、二の鳥居付近に立つものの形式。→石灯籠(図)。 春日灯籠 ㋒釣灯籠の一形式。木または金属製で方形。春日神社の回廊や社殿前に釣った灯籠をかたどった。 ⇒かすが【春日】

かすが‐とりい【春日鳥居】‥ヰ🔗🔉

かすが‐とりい春日鳥居‥ヰ 春日神社の一の鳥居を典型とする鳥居の形式。笠木・島木は反らず、その端は垂直に切られ、額束がくづかをもち、柱の転びは小さい。→鳥居(図)⇒かすが【春日】

かすが‐の【春日野】🔗🔉

かすが‐の春日野】 奈良市の春日山西麓の野。若菜・鹿・ツツジの名所。飛火野とぶひの。(歌枕) 古今和歌集「―の若菜つみにやしろたへの袖ふりはへて人のゆくらん」 ⇒かすが【春日】

かすが‐の‐いざかわ‐の‐みや【春日率川宮】‥カハ‥🔗🔉

かすが‐の‐いざかわ‐の‐みや春日率川宮‥カハ‥ 開化天皇の皇居。奈良市本子守町率川の辺と伝える。 ⇒かすが【春日】

かすがのおゆ【春日老】🔗🔉

かすがのおゆ春日老】 万葉歌人。僧名、弁紀(弁基)。勅命により還俗、のち常陸介。常陸国風土記の編者とする説がある。生没年未詳。

かすが‐の‐しんぼく【春日の神木】🔗🔉

かすが‐の‐しんぼく春日の神木】 春日神社の神木。榊さかきを神体に擬した。平安時代から室町時代にかけて、興福寺の僧徒等が、意にみたぬことがあれば春日神社の神人と共にこれを捧げて京都に入り強訴ごうそした。このことを神木入洛・神木動座という。 ⇒かすが【春日】

かすが‐の‐つかい【春日使】‥ツカヒ🔗🔉

かすが‐の‐つかい春日使‥ツカヒ 古代、春日祭に遣わされた勅使。神馬を奉献するために、藤原氏の近衛中将・少将があてられた。春日祭使。大鏡伊尹「―におはしまして」 ⇒かすが【春日】

かすが‐の‐つぼね【春日局】🔗🔉

かすが‐の‐つぼね春日局】 ①徳川家光の乳母。名は福。父は明智光秀の重臣斎藤利三。稲葉佐渡守正成の妻。稲葉正勝(のち小田原城主)らを生み離別、大奥に入る。家光を育て、その地位を堅固にし、大奥を統率。江戸湯島に天沢寺(のち麟祥院)を建立。(1579〜1643) ②福地桜痴作の戯曲。1891年(明治24)初演。活歴物の一つ。

かすが‐ばん【春日版】🔗🔉

かすが‐ばん春日版】 平安後期から鎌倉時代にかけて興福寺・春日神社に関係して開版された経典類。広義には、江戸時代まで開版された仏書にもいう。 ⇒かすが【春日】

かすが‐ふじおり【春日藤織】‥フヂ‥🔗🔉

かすが‐ふじおり春日藤織‥フヂ‥ 奈良市から産出する絽織物で、もと藤蔓ふじづるの繊維、のちに大麻・苧麻ちょまを原料としたもの。春日藤布とうふ⇒かすが【春日】

かすかべ【春日部】🔗🔉

かすかべ春日部】 埼玉県東部の市。新田義貞の家臣春日部氏の旧領。もと粕壁。日光街道の宿駅、古利根川の舟運により江戸との交易が行われた。たんす・桐箱などを特産。東京の衛星都市。人口23万9千。

かすが‐ぼん【春日盆】🔗🔉

かすが‐ぼん春日盆】 高坏たかつきまたは平盆の一種。表を朱、裏を黒く塗って、螺鈿らでんなどを施したもの。 ⇒かすが【春日】

かすが‐まい【春日舞】‥マヒ🔗🔉

かすが‐まい春日舞‥マヒ 春日神社で、巫女の奏する神楽舞。 ⇒かすが【春日】

かすが‐まさじ【春日政治】‥ヂ🔗🔉

かすが‐まさじ春日政治‥ヂ 国語学者。長野県生れ。奈良女高師・九大教授。訓点語を研究。著「西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究」など。(1878〜1962) ⇒かすが【春日】

かすが‐まつり【春日祭】🔗🔉

かすが‐まつり春日祭】 春日神社の祭礼。昔は陰暦2月・11月の上の申さるの日に行われ、申祭さるまつりといわれた。今は3月13日。藤原氏の氏神であったから、盛大な祭礼が行われた。賀茂祭・石清水祭と共に三勅祭の一つ。かすがさい。〈[季]春〉 ⇒かすが【春日】

かすが‐まんじゅう【春日饅頭】‥ヂユウ🔗🔉

かすが‐まんじゅう春日饅頭‥ヂユウ 小判形の饅頭。上面に桧葉ひばの模様を焼きつけたもの。不祝儀に用いる。春日野饅頭。しのぶまんじゅう。 ⇒かすが【春日】

かすが‐まんだら【春日曼荼羅】🔗🔉

かすが‐まんだら春日曼荼羅】 春日神社の信仰礼拝の対象物として、春日神社の祭神またはその社地などを描いた曼荼羅。密教の曼荼羅風に春日の本地仏を描いた尊像曼荼羅もあるが、神鹿(神鏡を伴う)のみの鹿曼荼羅、春日神社の神域を鳥瞰風に描いた宮曼荼羅が多い。鎌倉・室町時代に流行。 ⇒かすが【春日】

かすが‐みょうじん【春日明神】‥ミヤウ‥🔗🔉

かすが‐みょうじん春日明神‥ミヤウ‥ (→)春日権現ごんげんに同じ。 ⇒かすが【春日】

かすが‐やま【春日山】🔗🔉

かすが‐やま春日山】 春日神社の東にある山。南は高円たかまど山に連なる。奈良公園の一部。最高峰は花山と称し、標高497メートル。 春日山 撮影:的場 啓 ⇒かすが【春日】

かすが‐やま【春日山】(地名)🔗🔉

かすが‐やま春日山】 新潟県上越市高田の北西にある山。上杉謙信の城址がある。

かすが‐りゅうじん【春日竜神】🔗🔉

かすが‐りゅうじん春日竜神】 能。明恵上人が春日神社に参り、竜神に奇瑞を見せられて、天竺に渡るのを思い留まる。 ⇒かすが【春日】

かすが‐わかみや‐じんじゃ【春日若宮神社】🔗🔉

かすが‐わかみや‐じんじゃ春日若宮神社】 春日神社の南にある同社の摂社の一つ。祭神は天児屋根命の子天押雲根命あまのおしくもねのみこと。1135年(保延1)創建とされる。御祭おんまつりと呼ばれる例祭が12月17日に行われる。 春日若宮神社 撮影:的場 啓 春日若宮神社御祭(1) 撮影:的場 啓 春日若宮神社御祭(2) 提供:春日大社 ⇒かすが【春日】

しゅん‐じつ【春日】🔗🔉

しゅん‐じつ春日】 はるのひ。はるび。また、春の太陽。〈[季]春〉 ⇒しゅんじつ‐ちち【春日遅遅】

しゅんじつ‐ちち【春日遅遅】🔗🔉

しゅんじつ‐ちち春日遅遅】 春の日がうららかでのどかなさま。また、春の日がのどかで暮れるのが遅いさま。 ⇒しゅん‐じつ【春日】

はる‐の‐ひ【春の日】🔗🔉

はる‐の‐ひ春の日】 春の一日。また、春の太陽。春日。春陽。〈[季]春〉

はるのひ【春の日】(作品名)🔗🔉

はるのひ春の日】 俳諧集。1冊。山本荷兮かけい編。1686年(貞享3)刊。荷兮・野水・越人ら蕉門の連句・発句を集めたもの。格調は平板だが安らか。俳諧七部集の一つ。 →文献資料[春の日]

はる‐び【春日】🔗🔉

はる‐び春日】 (古くはハルヒ) [一]〔名〕 春の日。多くは日の長いことにいう。永日。〈[季]春〉。万葉集5「霞立つ長き―をかざせれど」 [二]〔枕〕 (→)「はるびを」に同じ。 ⇒はるび‐の【春日の】 ⇒はるび‐を【春日を】

はる‐ひかげ【春日影】🔗🔉

はる‐ひかげ春日影】 春の日の光。〈[季]春〉

はるび‐の【春日の】🔗🔉

はるび‐の春日の】 〔枕〕 「かすが(春日)」にかかる。 ⇒はる‐び【春日】

はるび‐を【春日を】🔗🔉

はるび‐を春日を】 〔枕〕 (春の日がかすむところから)「かすが」にかかる。「春日」を「かすが」と訓ずるのはこれにもとづくという。万葉集3「―春日かすがの山の高座たかくらの三笠の山に」 ⇒はる‐び【春日】

大辞林の検索結果 (39)

かすが【春日】🔗🔉

かすが 【春日】 〔「春日」の表記は「かすが」にかかる枕詞「春日(ハルヒ)」を当てたもの〕 (1)奈良市春日野町の春日神社一帯の称。また,奈良市およびその付近の称。 (2)福岡県北西部の市。福岡市の南に接する住宅都市。

かすが-がた【春日形】🔗🔉

かすが-がた [0] 【春日形】 「春日灯籠(ドウロウ){(1)}」に同じ。

かすが-ごんげん【春日権現】🔗🔉

かすが-ごんげん 【春日権現】 春日神社の祭神。春日明神。

かすが-しんこう【春日信仰】🔗🔉

かすが-しんこう ―カウ [4] 【春日信仰】 春日神社に対する信仰。本来は藤原氏の氏神信仰であったが,三笠山への神体山信仰,雷神信仰,竜神信仰など多様な信仰形態をもつにいたった。春日講が組織されて全国に広まった。若宮祭りや神鹿尊崇などで知られる。

かすが-じんじゃ【春日神社】🔗🔉

かすが-じんじゃ 【春日神社】 奈良市春日野町にある神社。祭神は武甕槌命(タケミカヅチノミコト)・経津主命(フツヌシノミコト)・天児屋根命(アメノコヤネノミコト)・比売神(ヒメノカミ)。平城遷都後,藤原氏により創建されたと伝えられ,その氏神として藤原氏の興隆とともに栄えた。1946年(昭21)春日大社と改称。

かすが-すぎ【春日杉】🔗🔉

かすが-すぎ [3] 【春日杉】 スギの代表的銘木の一。奈良県春日山周辺に生育する。優雅な笹杢(ササモク)が現れ,天井板や盆・手箱など木工芸用材として賞用される。

かすが-たいしゃ【春日大社】🔗🔉

かすが-たいしゃ 【春日大社】 「春日神社(カスガジンジヤ)」に同じ。

かすが-づくり【春日造り】🔗🔉

かすが-づくり [4] 【春日造り】 神社建築の一。春日神社の本殿に代表される。妻入の切妻造りの母屋の前方に庇(ヒサシ)を延ばして向拝とし,屋根に反りをつける。 春日造り [図]

かすが-どうろう【春日灯籠】🔗🔉

かすが-どうろう [4] 【春日灯籠】 (1)春日神社で使われている石灯籠に代表される石灯籠の形式。火袋は六角柱で,二面に雌雄の鹿,他の二面に雲形の日月が彫られ,残りの二面は彫りぬかれている。 (2)春日神社にある釣り灯籠。また,それを模したもの。

かすが-どりい【春日鳥居】🔗🔉

かすが-どりい [4] 【春日鳥居】 春日神社の一の鳥居に代表される鳥居の形式。柱径が太く,わずかに内側に傾き,島木・笠木の反りは少なく,額束(ガクヅカ)がある。 →鳥居

かすが-の【春日野】🔗🔉

かすが-の 【春日野】 奈良,春日山麓に広がる野。((歌枕))「―の若菜つみにやしろたへの袖ふりはへて人のゆくらむ/古今(春上)」

かすが-の-しんぼく【春日の神木】🔗🔉

かすが-の-しんぼく [1] 【春日の神木】 春日神社の神体とされた榊(サカキ)。 →神木動座

かすが-の-つかい【春日の使】🔗🔉

かすが-の-つかい ―ツカヒ [1] 【春日の使】 古代,春日祭の前日,神馬(ジンメ)を奉献するために遣わされた勅使。摂関家の者で,近衛中将・少将が当てられた。春日祭使。

かすが-ばん【春日版】🔗🔉

かすが-ばん [0] 【春日版】 〔春日神社に奉納されたものが多いところからいう〕 平安末期から鎌倉時代にかけて興福寺で開版された仏典。版が整然として文字は太め,墨色も美しい。

かすが-ふじおり【春日藤織】🔗🔉

かすが-ふじおり ―フヂ― [4] 【春日藤織】 奈良地方特産の絽(ロ)織物。古くは藤の靭皮(ジンピ)繊維で,のちには大麻・苧麻(チヨマ)を用いて織った。夏帯地・夏襟地にする。春日藤布(トウフ)。春日藤(カスガトウ)。

かすが-ぼん【春日盆】🔗🔉

かすが-ぼん [3] 【春日盆】 表を朱,裏を黒く漆を塗り,螺鈿(ラデン)などをほどこした高坏(タカツキ)または平盆。

かすが-まい【春日舞】🔗🔉

かすが-まい ―マヒ [0] 【春日舞】 春日神社で,巫女(ミコ)が奏する神楽舞。

かすが-まつり【春日祭】🔗🔉

かすが-まつり 【春日祭】 春日神社の例祭。古くは陰暦二月・一一月の上(カミ)の申(サル)の日に行われたので申祭ともいう。朝廷から勅使が遣わされ,斎女が参向するなど,盛大に行われた。明治以後は三月一三日。三勅祭の一。申祭(サルマツリ)。春日の祭。かすがさい。[季]春。

かすが-まんだら【春日曼荼羅】🔗🔉

かすが-まんだら [4] 【春日曼荼羅】 春日信仰に基づく曼荼羅。春日の本地仏を表した本地曼荼羅のほか,神鹿が神鏡をかけた榊(サカキ)を負う図柄の鹿曼荼羅,春日神社を鳥瞰(チヨウカン)的に描いた宮曼荼羅など各種ある。鎌倉・室町時代に流行した。

かすが-みょうじん【春日明神】🔗🔉

かすが-みょうじん ―ミヤウ― 【春日明神】 「春日権現(ゴンゲン)」に同じ。

かすが-やま【春日山】🔗🔉

かすが-やま 【春日山】 春日神社背後の山の総称。狭義には,最高峰の花山(海抜497メートル)をさす。古来,神域として斧を入れなかったので原始林におおわれている。((歌枕))「―いはねの松は君がため千とせのみかはよろづよぞへむ/後拾遺(賀)」

かすが-わかみや-じんじゃ【春日若宮神社】🔗🔉

かすが-わかみや-じんじゃ 【春日若宮神社】 春日神社の摂社の一。祭神は天押雲根命(アマノオシクモネノミコト)。一二月の例祭「御祭(オンマツリ)」が著名。

かすが【春日】🔗🔉

かすが 【春日】 姓氏の一。

かすが-せんあん【春日潜庵】🔗🔉

かすが-せんあん 【春日潜庵】 (1811-1878) 幕末・明治初期の儒者。京都久我家の臣。陽明学を信奉して国事に奔走。安政の大獄に連座。維新後,奈良県知事。著「潜庵遺稿」など。

かすが-の-おゆ【春日老】🔗🔉

かすが-の-おゆ 【春日老】 奈良時代の官僚・歌人。従五位下,常陸介。万葉集に八首収められている。春日倉老。生没年未詳。

かすが-まさじ【春日政治】🔗🔉

かすが-まさじ ―マサヂ 【春日政治】 (1878-1962) 国語学者。長野県生まれ。九大教授。訓点語研究の発展に努めた。著「西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究」「古訓点の研究」「仮名発達史序説」など。

かすがい【春日井】🔗🔉

かすがい カスガ 【春日井】 名古屋市北東部に隣接する市。製紙・陶器・電気器具などの工業が盛ん。

かすがごんげんけんき【春日権現験記】🔗🔉

かすがごんげんけんき 【春日権現験記】 絵巻。二〇巻,目録一巻。絵は絵所預高階隆兼,詞は鷹司基忠ほか三人の筆写。春日神社創建の由来と霊験奇瑞譚約五八話を収録。西園寺公衡(キンヒラ)が発願し,1309年同神社に奉納。

かすが-の-つぼね【春日局】🔗🔉

かすが-の-つぼね 【春日局】 (1579-1643) 徳川三代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光の将軍継嗣に尽力。大奥を統率し,内外に勢力を振るった。湯島に天沢寺(麟祥院)を建立。

かすかべ【春日部】🔗🔉

かすかべ 【春日部】 埼玉県東部にある市。日光街道の宿場町から発達。春日部氏の旧領。箪笥(タンス)・下駄などの桐製品を特産。住宅地として発展。

かすが-やま【春日山】🔗🔉

かすが-やま 【春日山】 新潟県上越市にある山。上杉謙信の居城,春日山城址がある。

かすがやま-じょう【春日山城】🔗🔉

かすがやま-じょう ―ジヤウ 【春日山城】 上越市春日山に築かれた城。上杉家の居城であったが,のち堀秀治が城主となる。1607年堀家が福島城に移り廃城。

かすがりゅうじん【春日竜神】🔗🔉

かすがりゅうじん 【春日竜神】 能の一。五番目物。明恵上人(ミヨウエシヨウニン)が天竺(テンジク)に渡ろうとして暇(イトマ)ごいのため春日神社に参詣すると,竜神が現れて奇瑞(キズイ)を見せ,思いとどまらせる。

しゅん-じつ【春日】🔗🔉

しゅん-じつ [0] 【春日】 のどかな春の一日。明るい春の太陽。[季]春。

しゅんじつ-ちち【春日遅遅】🔗🔉

しゅんじつ-ちち [5] 【春日遅遅】 春の日の暮れることが遅いこと。春の日がうららかでのどかなさま。

はる-ひ【春日】🔗🔉

はる-ひ 【春日】 ■一■ [0] (名) 春の日。春の陽光。また,春の一日。[季]春。「うららかな―/草枕(漱石)」「霞立つ長き―をかざせれど/万葉 846」 ■二■ (枕詞) 春の日が霞(カス)む意で,「かすむ」と同音を含む地名「春日(カスガ)」にかかる。「―春日(カスガ)を過ぎ/日本書紀(武烈)」

はるひ-の【春日の】🔗🔉

はるひ-の 【春日の】 (枕詞) 「はるひ{■二■}」に同じ。「―春日の国に麗(クワ)し女(メ)をありと聞きて/日本書紀(継体訓)」

はるひ-を【春日を】🔗🔉

はるひ-を 【春日を】 (枕詞) 「はるひの」に同じ。「―春日の山の高座(タカクラ)の三笠の山に/万葉 372」

はる-ひかげ【春日影】🔗🔉

はる-ひかげ [3] 【春日影】 春の日の光。

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