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広辞苑の検索結果 (43)
いちょう【鴨脚樹・銀杏・公孫樹】イチヤウ🔗⭐🔉
いちょう【鴨脚樹・銀杏・公孫樹】イチヤウ
(イテフの仮名を慣用するのは「一葉」にあてたからで、語源的には「鴨脚」の近世中国音ヤーチャオより転訛したもの。一説に、「銀杏」の唐音の転)
①イチョウ科の落葉高木。中国原産とされるが自生の有無は不明。高さ約30メートルに達し、葉は扇形で葉柄があり、秋、黄葉する。雌雄異株。春、新葉と共に黄緑色の花を生じ、雄花は穂状、雌花に2胚珠。受粉後、精子により受精。秋、黄色の種子を結び、内に白色硬質の核がある。これを「ぎんなん」といい、食用。材は緻密で美しく加工しやすい。〈元和本下学集〉→公孫樹こうそんじゅ。
イチョウ
撮影:関戸 勇
イチョウ(葉)
撮影:関戸 勇
②銀杏頭いちょうがしらの略。
③紋所の名。種類が多い。
⇒いちょう‐あし【銀杏脚】
⇒いちょう‐いも【銀杏芋】
⇒いちょう‐うきごけ【銀杏浮苔】
⇒いちょう‐か【公孫樹科】
⇒いちょう‐がえし【銀杏返し】
⇒いちょう‐がしら【銀杏頭】
⇒いちょう‐がた【銀杏形】
⇒いちょう‐ぎり【銀杏切】
⇒いちょう‐くずし【銀杏崩し】
⇒いちょう‐ごけ【銀杏苔】
⇒いちょう‐ば【銀杏羽】
⇒いちょう‐ば【銀杏歯】
⇒いちょう‐まげ【銀杏髷】
⇒いちょう‐もみじ【銀杏黄葉】
イチョウ(葉)
撮影:関戸 勇
②銀杏頭いちょうがしらの略。
③紋所の名。種類が多い。
⇒いちょう‐あし【銀杏脚】
⇒いちょう‐いも【銀杏芋】
⇒いちょう‐うきごけ【銀杏浮苔】
⇒いちょう‐か【公孫樹科】
⇒いちょう‐がえし【銀杏返し】
⇒いちょう‐がしら【銀杏頭】
⇒いちょう‐がた【銀杏形】
⇒いちょう‐ぎり【銀杏切】
⇒いちょう‐くずし【銀杏崩し】
⇒いちょう‐ごけ【銀杏苔】
⇒いちょう‐ば【銀杏羽】
⇒いちょう‐ば【銀杏歯】
⇒いちょう‐まげ【銀杏髷】
⇒いちょう‐もみじ【銀杏黄葉】
おう‐きゃく【鴨脚】アフ‥🔗⭐🔉
おう‐きゃく【鴨脚】アフ‥
イチョウの漢名。
おうりょっ‐こう【鴨緑江】アフリヨクカウ🔗⭐🔉
おうりょっ‐こう【鴨緑江】アフリヨクカウ
(Amnok-kang; Yalu Jiang)朝鮮と中国東北部との国境をなす川。白頭山(長白山)に発源し、南西流して黄海に注ぐ。全長795キロメートル。朝鮮第一の長流。
⇒おうりょっこう‐ぶし【鴨緑江節】
おうりょっこう‐ぶし【鴨緑江節】アフリヨクカウ‥🔗⭐🔉
おうりょっこう‐ぶし【鴨緑江節】アフリヨクカウ‥
鴨緑江で筏師いかだしが歌っていたもの。日本では1919年(大正8)から流行。恵山鎮節。
⇒おうりょっ‐こう【鴨緑江】
かも【鴨・鳧】(鳥他)🔗⭐🔉
かも【鴨・鳧】
①カモ目カモ科の鳥のうち、比較的小形の水鳥の総称。ガンに似るがより小形で、一般に雌雄異色。脚には前向きの3趾間に蹼みずかきがある。嘴くちばしは横に扁平で櫛の歯状の板歯がある。河海・湖沼に生息。世界に約70種。日本では秋、北地から渡来し、春、北に帰るものが多い。マガモ・コガモ・ヨシガモ・トモエガモなど。〈[季]冬〉
アカリュウキュウガモ
撮影:小宮輝之
オナガガモ
撮影:小宮輝之
シノリガモ(雄)
撮影:小宮輝之
②くみしやすい相手。利用しやすい好人物。「―にする」「いい―」
⇒鴨が葱を背負ってくる
オナガガモ
撮影:小宮輝之
シノリガモ(雄)
撮影:小宮輝之
②くみしやすい相手。利用しやすい好人物。「―にする」「いい―」
⇒鴨が葱を背負ってくる
かも【鴨】(姓氏)🔗⭐🔉
かも【鴨】
姓氏の一つ。
⇒かも‐の‐ちょうめい【鴨長明】
かも‐あわせ【鴨合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
かも‐あわせ【鴨合せ】‥アハセ
鴨を持ち寄って優劣を定める遊戯。
かも‐い【鴨居】‥ヰ🔗⭐🔉
かも‐い【鴨居】‥ヰ
引戸・襖ふすま・障子などを立て込むため開口部の上部に渡した、溝を付けた横木。かもえ。↔敷居。
⇒かもい‐かくし【鴨居隠し】
⇒かもい‐した【鴨居下】
かもい‐かくし【鴨居隠し】‥ヰ‥🔗⭐🔉
かもい‐かくし【鴨居隠し】‥ヰ‥
高さ6尺の屏風の称。
⇒かも‐い【鴨居】
かも‐いけ【鴨池】🔗⭐🔉
かも‐いけ【鴨池】
野生の鴨を誘って猟をするために設けた池。
かもい‐した【鴨居下】‥ヰ‥🔗⭐🔉
かもい‐した【鴨居下】‥ヰ‥
高さ5尺6寸5分の屏風の称。
⇒かも‐い【鴨居】
かも‐え【鴨柄】🔗⭐🔉
かも‐え【鴨柄】
(→)「かもい(鴨居)」に同じ。〈倭名類聚鈔10〉
かも‐えだ【鴨枝】🔗⭐🔉
かも‐えだ【鴨枝】
樹木の1カ所から多くの小枝の生じたもの。神の休み場であるとして伐ることを忌む。天狗の休み場。天狗の巣。神の腰掛け木。
かもがた‐ひこうき【鴨型飛行機】‥カウ‥🔗⭐🔉
かもがた‐ひこうき【鴨型飛行機】‥カウ‥
主翼の前方に水平尾翼に相当する小翼をもつ飛行機。エンテ。
○鴨が葱を背負ってくるかもがねぎをしょってくる🔗⭐🔉
○鴨が葱を背負ってくるかもがねぎをしょってくる
(鴨鍋にするのに好都合に、肉ばかりでなく葱までが同時に手に入る意)ますます以ておあつらえむきである。略して「鴨葱」とも。
⇒かも【鴨・鳧】
かも‐がみ【加茂紙】
新潟県加茂市七谷郷付近に産した和紙。糊を加えない生漉きで虫害に強い。
かも‐かも
〔副〕
(→)「かもかくも」に同じ。
かも‐がや【鴨茅】
オーチャード‐グラスの和名。
かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】‥ガハ
京都市街東部を貫流する川。北区雲ヶ畑の山間に発源、高野川を合わせて南流し(その合流点から下流を鴨川と書く)、桂川に合流する。(歌枕)
⇒かもがわ‐おどり【鴨川踊】
⇒かもがわ‐ぞめ【鴨川染】
⇒かもがわ‐にんぎょう【賀茂川人形】
かもがわ【鴨川】‥ガハ
千葉県南部、房総半島南東部の市。太平洋に臨み、漁業・花卉かき栽培・酪農が盛ん。観光・保養地。人口3万6千。
かもがわ‐おどり【鴨川踊】‥ガハヲドリ
京都の先斗町ぽんとちょう歌舞会が毎年5月、先斗町歌舞練場で催す芸妓の舞踊公演。1875年(明治8)創始。〈[季]春〉
⇒かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】
かもがわ‐ぞめ【鴨川染】‥ガハ‥
①京染のこと。
②友禅染の一種。普通の友禅よりも文様が大きい。
⇒かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】
かもがわ‐にんぎょう【賀茂川人形】‥ガハ‥ギヤウ
賀茂川堤の柳の木で作ったという木目込きめこみ人形。特に、雛ひな人形を賀茂川雛・木目込雛という。賀茂人形。
⇒かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】
かも‐かわらげ【鴨川原毛】‥カハラ‥
馬の毛色の名。頭・頸は黒褐色で、鬣たてがみ・尾・足の黒色のもの。→川原毛
か‐もく【科目】クワ‥
①ある事柄をいくつかに区分した各部分。「勘定―」
②大学の教育課程または高校の教科を構成する単位。「選択―」
③「科挙」参照。
か‐もく【寡黙】クワ‥
言葉数が少ないこと。ほとんど物を言わないこと。寡言。「―の人」
か‐もく【課目】クワ‥
課せられた項目。特に、学校で習う個々の学課。
かも‐ぐつ【鴨沓】
蹴鞠けまりなどの時に用いる革沓かわぐつ。鼻先をまるく造ったもの。
鴨沓
かも‐げ【鴨毛】
鴨の羽毛。
⇒かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】
かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】
鴨の羽毛で車箱を飾った牛車ぎっしゃ。
⇒かも‐げ【鴨毛】
かも‐こ【加茂湖】
新潟県佐渡島の中央東部、両津湾の奥にある海跡湖。かつては淡水湖。面積4.9平方キロメートル、最大深度9メートル。養殖牡蠣かきの産地。
かも‐ざむらい【賀茂侍】‥ザムラヒ
外面は貧しく装っていても、内実は富んでいる者。(俚言集覧)
か‐もじ【か文字】
(女房詞。カは「かか」の頭音)母または妻。
か‐もじ【髪文字・髢】
①(女房詞)髪かみ。
②婦人の髪に添え加える髪。そえがみ。いれがみ。葡萄葛えびかずら。
③和船の舳みよしに垂れる下さがり。
⇒かもじ‐かけ【髢掛】
⇒かもじ‐ぐさ【髢草】
かも‐しか【氈鹿・羚羊】
①(かま、すなわち山の険しいところに居る鹿、また氈かもに織る鹿の意)ウシ科の哺乳類。体長1.5メートルほどで、一対の短い角を持つ。毛は灰黒色、オレンジ色、ほとんど白色など。山地の森林に生活し、険しい崖でも巧みに登降する。ニホンカモシカは日本特産で、特別天然記念物。以前はその毛で毛氈もうせんなどを織った。あおしし。くらしし。古名、かましし・かもしし。〈書言字考節用集〉
かもしか
ニホンカモシカ
提供:東京動物園協会
カモシカ
提供:NHK
②レイヨウ(羚羊)の俗称。「―のような脚」
⇒かもしか‐おり【氈鹿織】
かもしか‐おり【氈鹿織】
氈鹿の毛を糸にまぜて織った織物。
⇒かも‐しか【氈鹿・羚羊】
かもじ‐かけ【髢掛】
①髢2をかける道具。
②(鹿児島県で)いろりの主婦座または納戸なんどの入口にある柱や梁。
⇒か‐もじ【髪文字・髢】
かもじ‐ぐさ【髢草】
各地の畑や路傍に普通のイネ科の越年生雑草。株を作り高さ50センチメートル余。葉は線形で上半部は垂れる。初夏に長い花穂を出し、やや紫色を帯びる。長い芒のぎが目立つ。ナツノチャヒキ。
⇒か‐もじ【髪文字・髢】
かも‐しし【氈鹿・羚羊】
カモシカの古名。拾玉集1「松がえに枕定むる―の」
かもし‐だ・す【醸し出す】
〔他五〕
ある感じや雰囲気などをそこはかとなく作り出す。「厳粛な空気を―・す」
かも‐じもの【鴨じもの】
(副詞的に用いる)鴨のように。万葉集15「―浮き寝をすれば」→じもの
かも‐しゅう【賀茂衆】
賀茂神社に仕える人々。
かも‐しれない【かも知れない】
その可能性があるが確かではない。「今日は来る―」「明日は雨―」
かも‐じんじゃ【賀茂神社】
賀茂別雷かもわけいかずち神社および賀茂御祖かもみおや神社の総称。賀茂社。
かも・す【醸す】
〔他五〕
①穀類をこうじにし、水を加えて発酵させ、酒・醤油などをつくる。醸造する。かむ。〈運歩色葉集〉
②ある状態や雰囲気などをつくり出す。次第につくり出す。「物議を―・す」
かも‐すえたか【加茂季鷹】‥スヱ‥
(賀茂とも書く)江戸後期の歌人。山本氏。京都上賀茂神社の祠官。号は雲錦。有栖川宮職仁よりひと親王に学び、のち加藤千蔭と交わり、また狂歌に長じた。著「雲錦翁家集」。(1752〜1841)
⇒かも【加茂】
かもす‐じんじゃ【神魂神社】
島根県松江市大庭おおば町にある元県社。祭神は伊弉冉尊いざなみのみこと。出雲国造くにのみやつこの相続式の神事が著名。
かもだ【加守田】
姓氏の一つ。
⇒かもだ‐しょうじ【加守田章二】
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命・鴨武津身命】
京都の賀茂御祖かもみおや神社の祭神。神魂命かみむすびのみことの孫で賀茂別雷命かもわけいかずちのみことの外祖父。玉依姫たまよりびめの父。はじめ日向に降臨し、神武天皇東征の際、八咫烏やたがらすに化して天皇を導いた。のち、山城の賀茂川上流に移住したという。
かもだ‐しょうじ【加守田章二】‥シヤウ‥
陶芸家。大阪生れ。富本憲吉らに師事。栃木県益子・岩手県遠野で作陶。古代の器のもつ土の味わいを現代に再生。(1933〜1983)
⇒かもだ【加守田】
かもち【鹿持】
姓氏の一つ。
⇒かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
江戸後期の国学者・歌人。号は古義軒・山斎など。土佐藩士。宮地仲枝に師事。「万葉集古義」など万葉集を中心に著書多数。また「山斎集」がある。武市半平太・吉村寅太郎らはその門人。(1791〜1858)
⇒かもち【鹿持】
か‐もつ【貨物】クワ‥
①財貨。品物。かぶつ。好色一代男8「―取りに長崎へ下る人に」
②貨車またはトラックなどに積んで運送する物資。
③貨物列車の略。
⇒かもつ‐えき【貨物駅】
⇒かもつ‐じどうしゃ【貨物自動車】
⇒かもつ‐せん【貨物船】
⇒かもつ‐ひきかえしょう【貨物引換証】
⇒かもつ‐れっしゃ【貨物列車】
かもつ‐えき【貨物駅】クワ‥
取扱い範囲が貨物に限られている駅。
⇒か‐もつ【貨物】
かもづく‐しま【鴨着く島】
鴨の寄りつく島。かもどくしま。神代紀下「沖つ鳥―に」
かもつ‐じどうしゃ【貨物自動車】クワ‥
貨物を運搬するための構造を備えた自動車。トラック。
⇒か‐もつ【貨物】
かもつ‐せん【貨物船】クワ‥
貨物を主に運搬する商船。海上運送法では旅客定員12名以下の船も含める。
⇒か‐もつ【貨物】
かもつ‐ひきかえしょう【貨物引換証】クワ‥カヘ‥
陸上の運送業者が、貨物の運送を委託された時、貨物の受取証として、また、運送品の引渡しまたは運送の中止や運送品の返還などの処分の用に供するため、荷送人の請求によって交付する有価証券。
⇒か‐もつ【貨物】
かもつ‐れっしゃ【貨物列車】クワ‥
貨車で編成され、旅客車を含まない列車。旅客車と貨車で編成された場合は混合列車という。
⇒か‐もつ【貨物】
かもどく‐しま【鴨着く島】
カモヅクシマの転。古事記上「沖つ鳥―に」
かも‐とり【鴨鳥】
(→)「かも」に同じ。万葉集4「―の遊ぶこの池に」
がもな
〔助詞〕
(「もがもな」の形で用いる)…でありたい。「がも」を願望の意の語と解して、「がも」に「な」を添えた語とする説もある。万葉集1「常にも―」
かも‐げ【鴨毛】
鴨の羽毛。
⇒かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】
かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】
鴨の羽毛で車箱を飾った牛車ぎっしゃ。
⇒かも‐げ【鴨毛】
かも‐こ【加茂湖】
新潟県佐渡島の中央東部、両津湾の奥にある海跡湖。かつては淡水湖。面積4.9平方キロメートル、最大深度9メートル。養殖牡蠣かきの産地。
かも‐ざむらい【賀茂侍】‥ザムラヒ
外面は貧しく装っていても、内実は富んでいる者。(俚言集覧)
か‐もじ【か文字】
(女房詞。カは「かか」の頭音)母または妻。
か‐もじ【髪文字・髢】
①(女房詞)髪かみ。
②婦人の髪に添え加える髪。そえがみ。いれがみ。葡萄葛えびかずら。
③和船の舳みよしに垂れる下さがり。
⇒かもじ‐かけ【髢掛】
⇒かもじ‐ぐさ【髢草】
かも‐しか【氈鹿・羚羊】
①(かま、すなわち山の険しいところに居る鹿、また氈かもに織る鹿の意)ウシ科の哺乳類。体長1.5メートルほどで、一対の短い角を持つ。毛は灰黒色、オレンジ色、ほとんど白色など。山地の森林に生活し、険しい崖でも巧みに登降する。ニホンカモシカは日本特産で、特別天然記念物。以前はその毛で毛氈もうせんなどを織った。あおしし。くらしし。古名、かましし・かもしし。〈書言字考節用集〉
かもしか
ニホンカモシカ
提供:東京動物園協会
カモシカ
提供:NHK
②レイヨウ(羚羊)の俗称。「―のような脚」
⇒かもしか‐おり【氈鹿織】
かもしか‐おり【氈鹿織】
氈鹿の毛を糸にまぜて織った織物。
⇒かも‐しか【氈鹿・羚羊】
かもじ‐かけ【髢掛】
①髢2をかける道具。
②(鹿児島県で)いろりの主婦座または納戸なんどの入口にある柱や梁。
⇒か‐もじ【髪文字・髢】
かもじ‐ぐさ【髢草】
各地の畑や路傍に普通のイネ科の越年生雑草。株を作り高さ50センチメートル余。葉は線形で上半部は垂れる。初夏に長い花穂を出し、やや紫色を帯びる。長い芒のぎが目立つ。ナツノチャヒキ。
⇒か‐もじ【髪文字・髢】
かも‐しし【氈鹿・羚羊】
カモシカの古名。拾玉集1「松がえに枕定むる―の」
かもし‐だ・す【醸し出す】
〔他五〕
ある感じや雰囲気などをそこはかとなく作り出す。「厳粛な空気を―・す」
かも‐じもの【鴨じもの】
(副詞的に用いる)鴨のように。万葉集15「―浮き寝をすれば」→じもの
かも‐しゅう【賀茂衆】
賀茂神社に仕える人々。
かも‐しれない【かも知れない】
その可能性があるが確かではない。「今日は来る―」「明日は雨―」
かも‐じんじゃ【賀茂神社】
賀茂別雷かもわけいかずち神社および賀茂御祖かもみおや神社の総称。賀茂社。
かも・す【醸す】
〔他五〕
①穀類をこうじにし、水を加えて発酵させ、酒・醤油などをつくる。醸造する。かむ。〈運歩色葉集〉
②ある状態や雰囲気などをつくり出す。次第につくり出す。「物議を―・す」
かも‐すえたか【加茂季鷹】‥スヱ‥
(賀茂とも書く)江戸後期の歌人。山本氏。京都上賀茂神社の祠官。号は雲錦。有栖川宮職仁よりひと親王に学び、のち加藤千蔭と交わり、また狂歌に長じた。著「雲錦翁家集」。(1752〜1841)
⇒かも【加茂】
かもす‐じんじゃ【神魂神社】
島根県松江市大庭おおば町にある元県社。祭神は伊弉冉尊いざなみのみこと。出雲国造くにのみやつこの相続式の神事が著名。
かもだ【加守田】
姓氏の一つ。
⇒かもだ‐しょうじ【加守田章二】
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命・鴨武津身命】
京都の賀茂御祖かもみおや神社の祭神。神魂命かみむすびのみことの孫で賀茂別雷命かもわけいかずちのみことの外祖父。玉依姫たまよりびめの父。はじめ日向に降臨し、神武天皇東征の際、八咫烏やたがらすに化して天皇を導いた。のち、山城の賀茂川上流に移住したという。
かもだ‐しょうじ【加守田章二】‥シヤウ‥
陶芸家。大阪生れ。富本憲吉らに師事。栃木県益子・岩手県遠野で作陶。古代の器のもつ土の味わいを現代に再生。(1933〜1983)
⇒かもだ【加守田】
かもち【鹿持】
姓氏の一つ。
⇒かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
江戸後期の国学者・歌人。号は古義軒・山斎など。土佐藩士。宮地仲枝に師事。「万葉集古義」など万葉集を中心に著書多数。また「山斎集」がある。武市半平太・吉村寅太郎らはその門人。(1791〜1858)
⇒かもち【鹿持】
か‐もつ【貨物】クワ‥
①財貨。品物。かぶつ。好色一代男8「―取りに長崎へ下る人に」
②貨車またはトラックなどに積んで運送する物資。
③貨物列車の略。
⇒かもつ‐えき【貨物駅】
⇒かもつ‐じどうしゃ【貨物自動車】
⇒かもつ‐せん【貨物船】
⇒かもつ‐ひきかえしょう【貨物引換証】
⇒かもつ‐れっしゃ【貨物列車】
かもつ‐えき【貨物駅】クワ‥
取扱い範囲が貨物に限られている駅。
⇒か‐もつ【貨物】
かもづく‐しま【鴨着く島】
鴨の寄りつく島。かもどくしま。神代紀下「沖つ鳥―に」
かもつ‐じどうしゃ【貨物自動車】クワ‥
貨物を運搬するための構造を備えた自動車。トラック。
⇒か‐もつ【貨物】
かもつ‐せん【貨物船】クワ‥
貨物を主に運搬する商船。海上運送法では旅客定員12名以下の船も含める。
⇒か‐もつ【貨物】
かもつ‐ひきかえしょう【貨物引換証】クワ‥カヘ‥
陸上の運送業者が、貨物の運送を委託された時、貨物の受取証として、また、運送品の引渡しまたは運送の中止や運送品の返還などの処分の用に供するため、荷送人の請求によって交付する有価証券。
⇒か‐もつ【貨物】
かもつ‐れっしゃ【貨物列車】クワ‥
貨車で編成され、旅客車を含まない列車。旅客車と貨車で編成された場合は混合列車という。
⇒か‐もつ【貨物】
かもどく‐しま【鴨着く島】
カモヅクシマの転。古事記上「沖つ鳥―に」
かも‐とり【鴨鳥】
(→)「かも」に同じ。万葉集4「―の遊ぶこの池に」
がもな
〔助詞〕
(「もがもな」の形で用いる)…でありたい。「がも」を願望の意の語と解して、「がも」に「な」を添えた語とする説もある。万葉集1「常にも―」
かも‐がや【鴨茅】🔗⭐🔉
かも‐がや【鴨茅】
オーチャード‐グラスの和名。
かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】‥ガハ(地名)🔗⭐🔉
かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】‥ガハ
京都市街東部を貫流する川。北区雲ヶ畑の山間に発源、高野川を合わせて南流し(その合流点から下流を鴨川と書く)、桂川に合流する。(歌枕)
⇒かもがわ‐おどり【鴨川踊】
⇒かもがわ‐ぞめ【鴨川染】
⇒かもがわ‐にんぎょう【賀茂川人形】
かもがわ【鴨川】‥ガハ(地名)🔗⭐🔉
かもがわ【鴨川】‥ガハ
千葉県南部、房総半島南東部の市。太平洋に臨み、漁業・花卉かき栽培・酪農が盛ん。観光・保養地。人口3万6千。
かもがわ‐おどり【鴨川踊】‥ガハヲドリ🔗⭐🔉
かもがわ‐おどり【鴨川踊】‥ガハヲドリ
京都の先斗町ぽんとちょう歌舞会が毎年5月、先斗町歌舞練場で催す芸妓の舞踊公演。1875年(明治8)創始。〈[季]春〉
⇒かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】
かもがわ‐ぞめ【鴨川染】‥ガハ‥🔗⭐🔉
かもがわ‐ぞめ【鴨川染】‥ガハ‥
①京染のこと。
②友禅染の一種。普通の友禅よりも文様が大きい。
⇒かも‐がわ【賀茂川・加茂川・鴨川】
かも‐かわらげ【鴨川原毛】‥カハラ‥🔗⭐🔉
かも‐かわらげ【鴨川原毛】‥カハラ‥
馬の毛色の名。頭・頸は黒褐色で、鬣たてがみ・尾・足の黒色のもの。→川原毛
かも‐ぐつ【鴨沓】🔗⭐🔉
かも‐ぐつ【鴨沓】
蹴鞠けまりなどの時に用いる革沓かわぐつ。鼻先をまるく造ったもの。
鴨沓
かも‐げ【鴨毛】🔗⭐🔉
かも‐げ【鴨毛】
鴨の羽毛。
⇒かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】
かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】🔗⭐🔉
かもげ‐の‐くるま【鴨毛の車】
鴨の羽毛で車箱を飾った牛車ぎっしゃ。
⇒かも‐げ【鴨毛】
かも‐じもの【鴨じもの】🔗⭐🔉
かも‐じもの【鴨じもの】
(副詞的に用いる)鴨のように。万葉集15「―浮き寝をすれば」→じもの
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命・鴨武津身命】🔗⭐🔉
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命・鴨武津身命】
京都の賀茂御祖かもみおや神社の祭神。神魂命かみむすびのみことの孫で賀茂別雷命かもわけいかずちのみことの外祖父。玉依姫たまよりびめの父。はじめ日向に降臨し、神武天皇東征の際、八咫烏やたがらすに化して天皇を導いた。のち、山城の賀茂川上流に移住したという。
かもづく‐しま【鴨着く島】🔗⭐🔉
かもづく‐しま【鴨着く島】
鴨の寄りつく島。かもどくしま。神代紀下「沖つ鳥―に」
かもどく‐しま【鴨着く島】🔗⭐🔉
かもどく‐しま【鴨着く島】
カモヅクシマの転。古事記上「沖つ鳥―に」
かも‐なんばん【鴨南蛮】🔗⭐🔉
かも‐なんばん【鴨南蛮】
(鴨南蛮煮の略)鴨肉と葱ねぎとを入れたうどん・そば。かもなん。
かも‐の‐いれくび【鴨の入首】🔗⭐🔉
かも‐の‐いれくび【鴨の入首】
相撲で、互いに頭を相手の腋わきの下へ挿し入れて押し合う形をいう。
かも‐の‐うきね【鴨の浮寝】🔗⭐🔉
かも‐の‐うきね【鴨の浮寝】
鴨が水に浮きながら寝ること。転じて、おちおちしていられないことにいう。万葉集11「―の安けくもなき」
かものさわだち【鴨の騒立】🔗⭐🔉
かものさわだち【鴨の騒立】
1836年(天保7)に三河国加茂郡で起きた加茂一揆を題材にした物語。著者は同国幡豆はず郡寺津村(現、愛知県西尾市)の神官渡辺政香。主に一揆指導者の尋問記録など鎮圧した側の資料による。→加茂一揆
かも‐の‐はぎ【鴨の脛】🔗⭐🔉
かも‐の‐はぎ【鴨の脛】
短いもののたとえ。
かも‐の‐はし【鴨嘴】🔗⭐🔉
かも‐の‐はし【鴨嘴】
①(英名duckbillの訳語)カモノハシ目(単孔類)の哺乳類。頭胴長約40センチメートル、尾長12センチメートル、鴨に似た嘴くちばしを持つ。趾あしゆびには蹼みずかきがあり、水中の小動物を捕食。オーストラリア東部とタスマニア島に生息。卵生。普通2卵を産み、孵化した子は母乳で育つ。鴨嘴獣。
かものはし
カモノハシ
提供:東京動物園協会
②海浜に生ずるイネ科の多年草。高さ数十センチメートル。葉は線状披針形。夏、3センチメートル余の穂を出し、穂が叉状に分岐した形が鴨の嘴に似る。開花時には紫色の柱頭を穎えい外に突出して美麗。
⇒かものはし‐りゅう【鴨嘴竜】
カモノハシ
提供:東京動物園協会
②海浜に生ずるイネ科の多年草。高さ数十センチメートル。葉は線状披針形。夏、3センチメートル余の穂を出し、穂が叉状に分岐した形が鴨の嘴に似る。開花時には紫色の柱頭を穎えい外に突出して美麗。
⇒かものはし‐りゅう【鴨嘴竜】
かものはし‐りゅう【鴨嘴竜】🔗⭐🔉
かものはし‐りゅう【鴨嘴竜】
(duck-billed dinosaurs)先端部が横に広がった吻を持つ恐竜(ハドロサウルス科)の俗称。この吻部がカモの嘴くちばしに似ているので、この名がある。頭の上に多様な形の骨の「とさか」を持つものがある。白亜紀後期の北アメリカとアジアに生息。カモハシ竜。
⇒かも‐の‐はし【鴨嘴】
かも‐の‐みずかき【鴨の水掻き】🔗⭐🔉
かも‐の‐みずかき【鴨の水掻き】
水の上の鴨は気楽そうに見えるが、その水掻きはたえず動いている意で、人知れぬ苦労の絶えないことのたとえ。新撰六帖3「世にふれば―安からず」
かも‐りょう【鴨猟】‥レフ🔗⭐🔉
かも‐りょう【鴨猟】‥レフ
①鴨を狩猟すること。
②宮内省(今、宮内庁)で、毎年10月初中旬から翌年4月初中旬にかけて行う鴨を狩る行事。網で鴨をすくいとる。
こう‐と【鴨頭】カフ‥🔗⭐🔉
こう‐と【鴨頭】カフ‥
(「香頭」の当て字。「鴨」の音は正しくはアフ)
⇒こうとう(香頭)
つき‐くさ【月草・鴨跖草】🔗⭐🔉
つき‐くさ【月草・鴨跖草】
①(臼でついて染料にしたからいう)ツユクサの古名。〈[季]秋〉。万葉集7「―に衣そ染しむる」
②襲かさねの色目。表は縹はなだ、裏は薄縹または表に同じ。
⇒つきくさ‐の【月草の】
[漢]鴨🔗⭐🔉
鴨 字形
〔鳥部5画/16画/1991・337B〕
〔音〕オウ〈アフ〉(漢)
〔訓〕かも
[意味]
水鳥の名。かも。
▷日本では、まがもを「野鴨」、あひるを「家鴨」として区別する。
[難読]
鴨跖草つきくさ
〔鳥部5画/16画/1991・337B〕
〔音〕オウ〈アフ〉(漢)
〔訓〕かも
[意味]
水鳥の名。かも。
▷日本では、まがもを「野鴨」、あひるを「家鴨」として区別する。
[難読]
鴨跖草つきくさ
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おう-きゃく【鴨脚】🔗⭐🔉
おう-きゃく アフ― [0] 【鴨脚】
イチョウの漢名。鴨脚子。
おうりょく-こう【鴨緑江】🔗⭐🔉
おうりょく-こう アフリヨクカウ 【鴨緑江】
朝鮮民主主義人民共和国と中国との国境をなす河川。白頭山に源を発し,南西流して黄海に注ぐ。長さ790キロメートル。アムノック-カン。ヤーリュイ-チアン。
おうりょくこう-ぶし【鴨緑江節】🔗⭐🔉
おうりょくこう-ぶし アフリヨクカウ― 【鴨緑江節】
大正中期頃から流行したはやり唄。鴨緑江沿岸の恵山鎮近辺の酒席の唄を,出稼ぎの日本人筏師(イカダシ)たちが伝えたもの。
かも【鴨・鳧】🔗⭐🔉
かも [1] 【鴨・鳧】
(1)カモ目カモ科のうち,ハクチョウ類・ガン類・アイサ類を除いたものの総称。中形の水鳥。雄は派手な色合い,雌は地味な茶褐色のものが多い。マガモ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモなど。日本ではカルガモを除き,多くは冬鳥。[季]冬。《海くれて―のこゑほのかに白し/芭蕉》
(2)勝負事などで,くみしやすい相手。また,だましやすい相手。「―にする」「いい―だ」
かも=が葱(ネギ)をしょって来る🔗⭐🔉
――が葱(ネギ)をしょって来る
〔鴨鍋の材料がそろうことから〕
願ってもないこと,大変好都合であることにいう。鴨葱。
かも=の浮き寝🔗⭐🔉
――の浮き寝
〔鴨が水に浮きながら寝るさまが,不安に思われることから〕
安らかでないことのたとえ。「沖に住む―の安けくもなき/万葉 2806」
かも=の脛(ハギ)🔗⭐🔉
――の脛(ハギ)
鴨の脚。短いもののたとえとする。
かも=の水掻(カ)き🔗⭐🔉
――の水掻(カ)き
鴨は気楽そうに水に浮かんでいるが,その水掻きは水中で絶えず動いているという意。人知れぬ苦労の絶えないことのたとえ。
かも【賀茂・鴨】🔗⭐🔉
かも 【賀茂・鴨】
京都市鴨川流域の上賀茂・下鴨の総称。((歌枕))「かれにける葵のみこそ悲しけれあはれとみずや―の瑞垣(ミズガキ)/新古今(恋四)」
〔多く「葵(アオイ)」とともに詠まれた〕
かも【鴨】🔗⭐🔉
かも 【鴨】
姓氏の一。
かも-の-ちょうめい【鴨長明】🔗⭐🔉
かも-の-ちょうめい ―チヤウメイ 【鴨長明】
(1155頃-1216) 鎌倉初期の歌人・随筆作者。下鴨神社の禰宜(ネギ)長継の次男。俗名,長明(ナガアキラ)。法名,蓮胤。和歌を俊恵に学び,和歌所寄人となる。父祖の務めた河合社(カワイシヤ)の神官を望んでかなわず,五〇歳頃出家。著「方丈記」「無名抄」「発心集」など。
かもい-かくし【鴨居隠し】🔗⭐🔉
かもい-かくし ―
― [4] 【鴨居隠し】
〔鴨居を隠す高さなのでいう〕
丈(タケ)が六尺(約182センチメートル)の屏風(ビヨウブ)。
― [4] 【鴨居隠し】
〔鴨居を隠す高さなのでいう〕
丈(タケ)が六尺(約182センチメートル)の屏風(ビヨウブ)。
かもい-した【鴨居下】🔗⭐🔉
かもい-した ―
― [0] 【鴨居下】
〔鴨居まで届かない高さなのでいう〕
丈が五尺六寸五分(約171センチメートル)の屏風(ビヨウブ)。
― [0] 【鴨居下】
〔鴨居まで届かない高さなのでいう〕
丈が五尺六寸五分(約171センチメートル)の屏風(ビヨウブ)。
かもい【鴨居】🔗⭐🔉
かもい カモ
【鴨居】
姓氏の一。
【鴨居】
姓氏の一。
かもい-ようこ【鴨居羊子】🔗⭐🔉
かもい-ようこ カモ
ヤウコ 【鴨居羊子】
(1925-1991) 下着デザイナー・随筆家。大阪府生まれ。本名,洋子。全国各地で下着ショーを開催,下着を偏見から解放するとともに女性解放運動の一翼を担った。
ヤウコ 【鴨居羊子】
(1925-1991) 下着デザイナー・随筆家。大阪府生まれ。本名,洋子。全国各地で下着ショーを開催,下着を偏見から解放するとともに女性解放運動の一翼を担った。
かも-いけ【鴨池】🔗⭐🔉
かも-いけ [2] 【鴨池】
(1)鴨のいる池。
(2)野生の鴨を誘いよせ猟をするために設けた池。
かもがた【鴨方】🔗⭐🔉
かもがた 【鴨方】
岡山県南西部,浅口郡の町。近世には岡山藩の支藩鴨方藩の陣屋があった。そうめん・麦藁細工(麦かん真田)などを産する。備中杜氏(トウジ)の出身地。
かも-がや【鴨茅】🔗⭐🔉
かも-がや [2] 【鴨茅】
イネ科の多年草。ヨーロッパ原産。飼料作物として世界で広く栽培する。日本には江戸末期に渡来。茎は高さ約80センチメートル。葉は線形で根生して大株を作る。初夏,茎頂に緑色の穂をつける。小穂はカモの足状。オーチャード-グラス。
かもがわ【鴨川】🔗⭐🔉
かもがわ カモガハ 【鴨川】
千葉県南部の市。太平洋に臨み漁業・花卉(カキ)栽培が盛ん。観光地。海水浴場として知られる。
かも-がわ【鴨川・賀茂川・加茂川】🔗⭐🔉
かも-がわ ―ガハ 【鴨川・賀茂川・加茂川】
京都市街東部を貫流し,桂川に注ぐ川。北山城山塊の桟敷ヶ岳(サジキガダケ)に源を発する。長さ31キロメートル。高野川との合流点から上流を賀茂川,下流を鴨川と書く。友禅染めの水洗いに利用。「加茂の七石」といわれる水石を産する。((歌枕))「―の水底(ミナゾコ)澄みて照る月をゆきて見むとや夏祓へする/後撰(夏)」
かもがわ-おどり【鴨川をどり】🔗⭐🔉
かもがわ-おどり ―ガハヲドリ 【鴨川をどり】
五月一日から二四日まで,京都の先斗町(ポントチヨウ)の舞妓(マイコ)・芸妓(ゲイコ)が,鴨川沿いの先斗町歌舞練場で興行する歌舞の会。1872年(明治5)に始まる。[季]夏。
〔秋は一〇月一五日から一一月七日まで行われる〕
かもがわ-ぞめ【鴨川染】🔗⭐🔉
かもがわ-ぞめ ―ガハ― [0] 【鴨川染】
(1)京都の鴨川で染色した友禅染め。
(2)模様の大きな友禅染め。
(3)京染め。
かもがわ-にんぎょう【鴨川人形】🔗⭐🔉
かもがわ-にんぎょう ―ガハ―ギヤウ [5] 【鴨川人形】
元文(1736-1741)頃,賀茂中社の雑掌高橋忠重が鴨川堤の柳の木を用いて作った木目込み人形。賀茂人形。
かも-ぐつ【鴨沓】🔗⭐🔉
かも-ぐつ 【鴨沓】
蹴鞠(ケマリ)用のつま先の丸い革製の長靴。[日葡]
鴨沓
[図]
[図]
かもじま【鴨島】🔗⭐🔉
かもじま 【鴨島】
徳島県北西部,麻植(オエ)郡の町。近世は藍栽培の中心,明治以降は製糸業が発達した。
かも-なんばん【鴨南蛮】🔗⭐🔉
かも-なんばん [3] 【鴨南蛮】
鴨の肉と細切りのネギを入れたかけのうどん・そば。鴨南。
かも-の-いれくび【鴨の入れ首】🔗⭐🔉
かも-の-いれくび [1] 【鴨の入れ首】
相撲で,互いに首を相手の脇(ワキ)の下にさし入れて四つに組んだ際,思い切って体を反らして相手を倒す技。
かものさわだち【鴨の騒立】🔗⭐🔉
かものさわだち 【鴨の騒立】
1836年9月,三河国加茂郡で起きた百姓一揆の記録書。一冊。同国幡豆(ハズ)郡寺津村(愛知県西尾市)の神官渡辺政香著。
かも-の-はし【鴨嘴】🔗⭐🔉
かも-の-はし [3][1] 【鴨嘴】
(1)単孔目の原始的な哺乳類。頭胴長37センチメートル,尾13センチメートルほど。四肢は短く水掻きがあり,カモに似たくちばしをもち,尾はビーバーに似て長く扁平。体は灰褐色。卵を産み,孵化(フカ)した子は乳を飲んで育つ。夜行性。オーストラリア東部・タスマニア島に分布。
(2)イネ科の多年草。海岸の湿地などに自生。高さ50センチメートル内外。葉は線形。枝頂に長さ5センチメートル内外の紫赤色の花穂を密接して二個立てる。二個の花穂をカモのくちばしに見立てこの名がある。
鴨嘴(2)
[図]
[図]
かも-ば【鴨場】🔗⭐🔉
かも-ば [0] 【鴨場】
鴨猟を行う場所。
かも-りょう【鴨猟】🔗⭐🔉
かも-りょう ―レフ [2] 【鴨猟】
(1)鴨を狩猟すること。
(2)宮内省(現在,宮内庁)で,一〇月初中旬から翌年4月初中旬にかけて随時行う鴨を狩る行事。囮(オトリ)の鴨を使って御猟場の堀に誘い入れた鴨を,手に持った網ですくいとる。
かも・る【鴨る】🔗⭐🔉
かも・る 【鴨る】 (動ラ五)
〔「かも(鴨)(2)」を動詞化したもの〕
勝負事などで,相手を食い物にする。また,詐欺にかけて金品を奪う。鴨にする。「麻雀で―・られた」
[可能] かもれる
こう-とう【香頭・鴨頭】🔗⭐🔉
こう-とう カウ― 【香頭・鴨頭】
〔「鴨」は当て字〕
薬味。こうと。「柚(ユウ)の葉の―に貝杓子まで取りそへ/狂言・鱸庖丁(虎寛本)」
かもい【鴨居】(和英)🔗⭐🔉
かもい【鴨居】
a lintel.→英和
かもりょう【鴨猟】(和英)🔗⭐🔉
かもりょう【鴨猟】
wild-duck hunting.
広辞苑+大辞林に「鴨」で始まるの検索結果。