複数辞典一括検索+
もとがきれる【元が切れる】🔗⭐🔉
もとがきれる【元が切れる】
商売の取引などで、仕入れた元値よりも安くなって損失となる。
《例文》
「そんなにお負けしては、元が切れてしまう。」
資金がなくなる。
《例文》
「この馬にもう1レース賭(カ)けたいが、残念ながら元が切れてしまった。」
もときにまさるうらきなし【本木に勝る末木無し】🔗⭐🔉
もときにまさるうらきなし【本木に勝る末木無し】
《幹より立派な枝はないの意》何回取り替えてみても、やはり最初のものがいちばんよいというたとえ。
《参考》
多く男女・夫婦関係について言う。
《類句》女房は変えるほど悪くなる。
もとたちてみちしょうず【本立ちて道生ず】▽中国🔗⭐🔉
もとたちてみちしょうず【本立ちて道生ず】▽中国
物事は、基礎が確立すれば、それを成しとげる方法が自然に生じてくるものであるということ。
《出典》
君子ハ本ヲ務(ツト)ム。本立チテ道生ズ。孝弟ナル者ハ、其(ソ)レ仁ノ本為(タ)ルカ。〔論語(ロンコ゛)・学而篇〕
もとのさやにおさまる【元の鞘に収まる】🔗⭐🔉
もとのさやにおさまる【元の鞘に収まる】
仲たがいして別れた者、特に夫婦や恋人同士が、元の親密な関係に戻ることのたとえ。
《例文》
「あの二人、久しくけんか別れしていたが、このごろ一緒に歩いているところを見ると、元の鞘に収まったらしい。」
《参考》
「元」は、「旧(モト)」とも書く。
もとのもくあみ【元の木阿弥】🔗⭐🔉
もとのもくあみ【元の木阿弥】
一度はうまく進行していた物事が、また以前の好ましくない状態にもどること。せっかくの努力や苦労がむだになること。
《例文》
「せっかく増資にまで持ち込んだ我が社も、不況がこのまま続くようでは元の木阿弥になってしまう。」
《参考》
昔、筒井順昭(ツツイシ゛ュンショウ)が病死するとき、その子の順慶(シ゛ュンケイ)はまだ幼少だったので、敵に攻められるおそれがあった。そこで、順昭は遺言して、世間には自分の死を隠させ、自分が生きているように見せ掛けるために、自分に顔や声がよく似ている木阿弥という盲人を替え玉に使わせた。こうして敵に滅ぼされずに済んだ順慶は、成長してから父の喪を営み、木阿弥は元の貧しい身分に返ったという。ただし、この句の成り立ちについては他にも諸説ある。
もともこもない【元も子もない】🔗⭐🔉
もともこもない【元も子もない】
《元金も利子もすべてなくなるの意》何もかもなくしてしまう。今までの努力がすべてむだになってしまう。
《例文》
「せっかく事業を興しても、そんな高利の金を借りては、元も子もなくなってしまう。」
もときにまさるうらきなし【本木に勝る末木なし】🔗⭐🔉
もときにまさるうらきなし【本木に勝る末木なし】
何度か取り換えてはみたものの、結局は最初のものよりすぐれたものはなかったということ。特に、夫婦関係について言う。
◎「本木」は幹、「末木」は枝のことで、本木よりすぐれた末木はないの意から。
〔較〕The stream never rises above the fountain;or the branch is seldom better than the stem.(流れは泉より高からず、枝は幹にまさることなし)
もとのさやへおさまる【元の鞘へ収まる】🔗⭐🔉
もとのさやへおさまる【元の鞘へ収まる】
いったん仲たがいして別れた者どうしが、またもとの関係に戻ること。
◎鞘から抜き放たれた刃が再び元の鞘の中に収まるの意から。
もとのもくあみ【元の木阿弥】🔗⭐🔉
もとのもくあみ【元の木阿弥】
せっかく一度よくなったものが、またもとの悪い状態に戻ってしまうたとえ。
◎語源については異説が多い。戦国時代、大和(やまと)郡山の城主、筒井順昭(じゅんしょう)が病死したさい、その子順慶がまだ幼かったので、順昭の死が敵に知れると困るので、遺言によって順昭に声のよく似た木阿弥を替え玉として使い、薄暗い寝所で順昭が寝ているように見せかけて人目を欺き、順慶が成人して順昭の死が公表されたとたん、替え玉の木阿弥はもとの身分に戻ったという説。また、山にこもり、木の実などを食べて木食(もくじき)という修行をしていた男が、年とともに心身が弱って修行もおろそかになり、とうとう別れた妻とよりを戻してしまって結局修行も水の泡となったという説。また、別に、朱塗りの朱がはげ落ちて、もとの木地が現れるの意の「もとの木椀(もくわん)」から転じた語とする説などもある。
もとめよ さらばあたえられん【求めよ さらば与えられん】🔗⭐🔉
もとめよ さらばあたえられん【求めよ さらば与えられん】
与えられるのを待つのではなく、自分のほうから進んで努力すれば、きっとよい結果が得られるということ。
◎ひたすら神に祈れば、神は正しい心と信仰を与えてくださるだろうの意の『新約聖書・マタイによる福音書』のことばから。英語はAsk,and it will be given to you. →叩けよさらば開かれん
もともこもうしなう【元も子も失う】🔗⭐🔉
もともこもうしなう【元も子も失う】
なにもかもなくしてしまうこと。
◎「元」は元金、「子」は利子の意で、そのどちらも失うことから。「元も子もなくす」「元子(もとこ)を失う」とも言う。
ことわざに「もと」で始まるの検索結果 1-11。